紋別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月7日
(1)ふるさと納税/(2)市職員の労働環境について
2020年9月7日、紋別市議会の一般質問で、山﨑彰則議員が「ふるさと納税」「市職員の労働環境について」について質問し、市長 宮川良一、企画調整課長 竹本幸孝、庶務課長 小林昌史が答弁しました。
- 質問者
- 山﨑彰則 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、企画調整課長 竹本幸孝、庶務課長 小林昌史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 山﨑彰則
私は、市民の声の一員として、さきに通告しております事項について質問をさせていただきます。今回の新型コロナウイルスに感染された皆様方には心からお見舞い申し上げますとともに、また、新型コロナウイルス第2波の対応に最前線で対応されている関係各位の皆様に感謝と敬意を表します。それでは、一つ目として、ふるさと納税について質問をさせていただきます。ふるさと納税の理念ですが、地方で生まれ育ち、都会に出てきた方には、誰でもふるさとへ恩返しをしたい思いがあるのではないでしょうか。育ててくれた、支えてくれた、一人前にしてくれたふるさとへ、自分が都会で暮らすようになり、仕事につき、納税し始めると、それぞれの住んでいる自治体に納税することになり、税制を通じて、世話になり、育ったふるさとへ貢献する仕組みができないのか。そのような思いのもと、ふるさと納税は導入されました。我が紋別市も、先日発表されたふるさと納税ランキングでは、全国でも上位に入っており、約77億円の寄附をいただいているとのことでした。オホーツクの流氷と自然を守る寄附金として、今後のまちづくり、人づくりに大きく役立ちますので、我が紋別市としても大変ありがたい財源であります。一つ目として、ふるさと納税の現在の状況と今後の見通しをお知らせください。紋別市へふるさと納税をしていただける人の中には、我が紋別の地元産品に魅力を持たれている方だけではなく、紋別の出身者、また、紋別にゆかりのある方が多数いらっしゃるのではと推測されます。特に、紋別出身者は、自分のふるさとのサポーターとして、誇りを持って寄附をされているものと私は感じます。私自身、東京で10年余り生活をしていた経験があり、そのときには故郷である紋別に思いをはせ、生活をしておりました。紋別市において、ふるさと納税、オホーツクの流氷と自然を守る寄附金には、使途区分として、アザラシの保護活動など、オホーツクの海洋環境に関する事業を初め、8種類の項目があります。二つ目として、本年度、その使途区分について、寄附をされた方々からはどのような希望が多く寄せられているのか、お知らせください。次に、三つ目です。返礼品についてですが、どのような返礼品に人気が集まっているのか、また、どれほどの数量なのか、お知らせください。次に、市職員の労働環境について質問をさせていただきます。市民から遅くまで庁舎の電気がついているとの声が多く聞かれます。私も、平常時において、市役所が夜遅くまで電気がついている現状を見たこともよくあります。当然、業務で残っているものと思われますが、定時まで終わらないほどの業務量があるからなのでしょうか。これは、職員の能力、力量的な理由なのでしょうか。業務量、業務内容に見合った配置になっていないのでしょうか。どうしてもその日に終わらせなければならない業務もあるでしょうから、時間がかかっても作業しなければならないから遅くまで残られているものと思われます。それは、市民のためにご苦労をされていると推察し、敬意を払うところであります。しかし、そうした状態が長く続くことで心身に支障を来すなどの心配もされます。近年、民間の企業では、労働基準監督署の指導のもと、残業時間の制限、有給休暇の消化、そして、ストレスチェックの実施など、労働環境の改善が進んできております。時間外労働に制限が設けられており、超過分がサービス残業になっている企業はブラック企業と呼ばれる昨今であります。遅くまで庁舎に電気がついている現状を目の当たりにすると心配になるのは私だけではないと思います。そこで伺います。一つ目として、職員の時間外労働の実態と健康面から見る労働環境についてお知らせください。昨年度は、定年退職者のほかに途中で退職された職員も少なくなかったとお聞きしますが、部署から退職者が出たとき、補充等の措置がとられているのでしょうか。二つ目として、各部署の適正人数を満たしているのか、お知らせください。続きまして、三つ目です。本年度の新規採用者の募集状況についてお知らせください。質問は以上です。再質問は留保させていただきます。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、山﨑議員のご質問にお答えいたします。初めに、ふるさと納税についてであります。1点目の現在の状況と本年度の見通しについてでありますが、本年度の状況につきましては、昨年度の同時期と比較し、寄附件数、金額とも順調に増加している傾向にあります。今後の見通しにつきまして、例年11月及び12月に寄附の申し込みが集中する傾向があるため、現時点で推測することは難しい面がありますが、これまでの順調な推移を維持していけるよう、さらなる周知、PRの工夫を図り、予算額を確実に確保できるよう努めてまいります。2点目の寄附者からの使途区分に関し、どのような希望が多く寄せられているかについてでありますが、本年8月までの集計で申し上げますと、本市で設定しております8項目の使途区分のうち、市長が必要と認める事業が60.4%と、最も多く選択していただいており、続いて、医療、福祉又は子育て支援の充実に関する事業が13.4%、アザラシの保護活動等のオホーツク海の海洋環境に関する事業が11.2%となっており、この3区分で全体の85%を占めております。3点目のどのような返礼品に人気が集まるか、また、どれほどの数量なのかについてでありますが、やはり、本市の特産品であります海産物に人気が集中しており、ホタテやカニなどが全体の99%を占め、本年度も同様の傾向となっております。次に、市職員の労働環境についてであります。1点目の職員の時間外労働の実態と健康面の労働環境についてでありますが、職員の時間外労働は、原則、勤務時間内に処理が終了しない業務や緊急的業務へ対応する場合に、管理職の命令により、規則で定められた上限の範囲で行っておりますが、命令時間内に業務が終了せず、命令時間を超えて仕事を行う職員がいる実態も把握しております。今後、管理職へ時間外管理指導に係る通知を行うとともに、時間外勤務の多い職員については、その上司も含め、人事担当による業務内容や業務処理計画を聞き取り、業務量の見直しやRPAの導入を検討することなどにより、時間外勤務の縮減を図ってまいりたいと考えております。健康面の労働環境といたしましては、毎年9月に全職員を対象にストレスチェックを実施しております。結果をセルフケアに生かすことはもとより、高ストレス者につきましては産業医による面接を設けておりますが、本年度より、産業医を市内医療機関の医師に委託したことで、柔軟に面接日を設定することが可能になるなど、より面談を受けやすい環境を整備しているところであります。また、職員の心身のリフレッシュを目的とした夏季休暇につきましても、昨年度から取得期間を延長しており、年次有給休暇と併用することで長期の休暇取得を図っております。2点目の職員の適正人数についてでありますが、条例で定められた職員定数の範囲で職員を配置しており、退職者や休職者があった場合については、人事異動での職員配置や、会計年度任用職員の採用により、一時的な補充を行っているほか、職員採用試験において、年度途中で採用が可能な者がいる場合には、採用予定時期を繰り上げ、補充するなどの対応を図っております。3点目の本年度の新規採用者状況についてでありますが、先日実施した令和3年4月採用の大学卒業者を対象とした一般事務職の職員採用1次試験は12名が受験しており、今後、2次試験を経て合格者を決定することとしております。また、先月24日からは高校卒業者を対象とした職員採用試験の募集も開始しているところであります。職員採用試験につきましては、近年、受験者が減少傾向にあることから、本年度より各種大学への訪問活動を行っており、今後も人材の確保に向けた働きかけを継続してまいります。以上で答弁を終わらせていただきます。(降壇)
再質問 1番 山﨑彰則
大変わかりやすいご答弁を本当にありがとうございます。何点か再質問をさせていただきます。まず、ふるさと納税についてです。ふるさと納税は、大変堅調で、昨年度はすばらしい数字ということか、結果を残すことができたということです。これは本当にすばらしいことで、市民の方々も、意外やというか、すごく喜んでいるところだと思うのです。実に77億円ということでした。77億円も市に入ったのだと思う市民の方が大勢いるとは思うのですが、その中身について言うと、返礼品と送料、また、サイトへの支払い、その他もろもろの経費があって、実際のところ、それが丸々残るわけではなく、三十数億円となると思います。その上で、その使い方についてです。町場の人たちには77億円全てをもらっているのだという感覚で実情を理解されていない方が多いのではないのかなと思うのです。実は内情はこうですよと発信する必要があるかどうかは別な話かもしれませんけれども、その三十数億円が使われるに当たってです。今は、前々年度分が使用されているわけですよね。都会ではなくても、他の市町村にいる方から納税されるわけですが、紋別市ではどのように使われているかです。市のホームページにもありますが、先ほど市長からご答弁をいただいたとおり、市長が必要と認める事業に約60%、その他アザラシまで入れて約85%ということです。でも、それらが実際にどのように使われているのか、分母は、77億円なのか、三十数億円なのかはわかりません。市のホームページではそれを随時お知らせしているとは思うのですけれども、実際のところ、納税する人にとっては、どのように使われているのかがいまいちわからないと思うのです。そこで、そうしたことの広報についてです。ホームページで知らせると言っていますけれども、僕はどこを見ていいのかがわからなかったのです。どのようにお知らせされているのか、お聞かせ願います。
答弁 企画調整課長 竹本幸孝(企画調整課長は2022年6月まで)
お答えいたします。いただいたご寄附がどのように使われているのかをどう広く周知しているのかについてです。現在は、議員がおっしゃったとおり、市のホームページ内に紋別市のふるさと納税のページがございまして、そこにそれぞれの使途区分に応じたそれぞれの事業に幾らを充当しているのか、事業費が幾らで、そのうち、ふるさと納税の充当額が幾らなのか、個別の事業ごとに細かく記載しております。また、その事業の主な内容についてもお知らせさせていただいておりまして、最新のものであれば、平成31年度―昨年度の事業に充当した内訳を記載しております。このようにホームページでは周知させていただいているのですけれども、議員がおっしゃるのは、それとは違うような方法でもという意味合いもあるのかなと思います。今後、周知の仕方等については研究してまいりたいと考えてございます。
再質問 1番 山﨑彰則
書いてあるのでしょうけれども、よくわからない部分が多く、わかりにくいというのが本音でして、それを今あえて伺ったわけでございます。納税してくれる方、寄附をしていただける方に、このように使われ、こうなっていますよということをしっかりとアピールしていただければと思います。昨年度は3位ですか。こうした理解を深めていただいて、1位になるよう、上を目指していっていただきたいなと私は思います。次ですが、返礼品の中の上位を占めているものは紋別の産品、ホタテやカニだということでした。これは紋別の顔というような位置づけではないかなと思うのですけれども、もっと種類がふえて、それぞれの件数もふえることにつながるような施策、あるいは、募集の仕方についてです。市内の企業から、個人からでもそうですけれども、提供していただけるような、そういったアイディアをさらにご指導いただき、ふえていけばいいなと思います。続きまして、職員の労働環境についてです。先ほどのご答弁では、毎年9月にストレスチェックをされているということでした。このストレスチェックの結果いかんでは産業医によりカウンセリング等が行われることになると思うのです。役所のどこが管理しているかはわからないのですけれども、どれぐらい該当者がいるのか、そういった把握はしているのでしょうか。
答弁 庶務課長 小林昌史(庶務課長は2022年3月まで)
お答えいたします。ストレスチェックにつきましては私ども庶務課の職員係が担当しておりますが、保健センターの保健師にお願いをしております。結果は個人情報になりますので、その閲覧は保健師のみとなります。なお、高ストレス者の割合の把握、あるいは、その方と産業医との面接の調整などは庶務課が行っております。
再質問 1番 山﨑彰則
普通の民間企業といいますか、50名以上となれば、産業医もそうですけれども、衛生管理者の配置があって、その人たちが全部をチェックして、指導も行うということがあるのですが、そういうような体制というのは庶務課ではつくられているのでしょうか。
答弁 庶務課長 小林昌史(庶務課長は2022年3月まで)
お答えいたします。衛生管理者についてですが、庶務課の職員係の職員がそうした資格を有していますので、指導にも携わっております。
再質問 1番 山﨑彰則
しっかりしていらっしゃるということで、ちょっと安心しました。職員の数、配置、もしくは、例えば、退職されたり欠員が出たりしたときの補充についてです。先ほどの僕の質問の中で、職員の数が足りているのかということを言いました。これは条例で定められているのでしょうけれども、遅くまで仕事をされている方がいるというのは、ちょっと言葉は悪いですが、個人商店といいますか、1人では少ないけれども、2人では多いというような部署があるからなのでしょうか。やはり、繁忙期もありますし、残業ということで遅くまでやらなければならない事情があるのもよくわかるのです。ただ、隣の人にちょっとお手伝いをいただくなど、何か、そういうような環境がないのかなと思うのです。民間企業だったら、隣の係の人間に、ちょっと悪いけれども、この書類を手伝ってくれということは往々にしてあるのです。私も、東京にいた時代、民間の会社にいましたので、わかっているのです。そういった横の連携があれば、残業は解消されるのではないのかなと思うのです。そういった個人商店的なといいますか、横のお手伝いだとなどがあっても遅くなっているのでしょうか。
答弁 庶務課長 小林昌史(庶務課長は2022年3月まで)
お答えいたします。業務にもよると思いますけれども、単純な袋詰めなど、マンパワーで処理できるものであれば、課や部の内部の横の連携で対応しているものもあります。しかしながら、専門性を有するような業務につきましては、今、山﨑議員が言われたように、一人での処理能力を超える場合もありまして、そういう場合に残業になっていると私どもでは把握しております。
再質問 1番 山﨑彰則
企画立案等が仕事ということもあるかと思います。でも、例えば、コピーをする、資料をホチキスでとめるなどは作業だと僕は思うのです。仕事と作業を一緒くたにしてしまうと、遅くなったり、一人で抱えたりということになるのではないでしょうか。そして、そういったものを横の連携でうまく助け合える環境を整えるのがその部門の上司であると思います。私も自分で会社をやっている都合上、うちの社員によく言うのですけれども、生産効率を上げるように努力するのは職員であり、仕事であって、やっている中のラインに入ってするのは作業だ、仕事と作業をきっちり分けろと会社では指導しています。したがって、なるべく作業で時間をとられることのないように効率化するというのでしょうか、そのうち、AIでいろいろなことを考えていくような世の中になるかもしれないですけれども、人でなければどうしてもできない部分に重点を置いた仕事というものをできる環境を整えていただければと思います。申しわけありませんが、ちょっと語らせていただきました。次に、新庁舎についてです。先ほどの人が足りているか足りていないかということですけれども、この後、新庁舎についていろいろと検討されて、どういうものをつくり上げていくか、時間は余りかけられないけれども、時間をかけてやるのでしょう。ただ、実際のところ、新庁舎ができるに当たり、そのときの基準となる職員の数です。足りていないのだったら、ちゃんとした計画を持ち、例えば、条例では二百九十何人ということでしたが、それを変えて、ふやす必要もあるだろうと思っていまして、そういったことにもリンクすると思うのです。現在で足りていると思っているのでしょうか、単純に伺います。
答弁 庶務課長 小林昌史(庶務課長は2022年3月まで)
お答えいたします。確かに、市の定数条例では298人ですが、実際のところ、そこには充足しておりません。なおかつ、休職者なり育児休業を取得している女性職員もいますので、働き手という言葉はちょっと悪いかもしれないのですけれども、実際の人数は不足している状況にあります。
再質問 1番 山﨑彰則
全体を考え、職員数についてはいま一度検討する材料なのかなと思いますし、質問からずれるかもしれないですけれども、これは新庁舎の大きさの判断の基準にもなる、リンクする話だと思うので、どうかひとつ検討をよろしくお願いします。次ですが、残業するに当たり、余りにも遅くまでかかっているということについてです。ひどいときには日付をまたいでいるぐらいの勢いで電気がついているのを私も見たことがあります。それはその人たちの健康面でどうなのかなという心配があります。民間企業、大手企業には特に多いのですけれども、市内の金融機関なんかでも、ある一定の時間になったらパソコンが作動しない、つけてはいけないというようなことがあります。ほとんどの皆さんはパソコンで仕事をされていると思うのですけれども、時間の管理についてはそういったことで可能なのでしょうか。
答弁 庶務課長 小林昌史(庶務課長は2022年3月まで)
お答えいたします。現在の本市のシステムでは、パソコンの強制シャットダウンなどはできない状況にあります。ただ、先ほど山﨑議員がおっしゃった新庁舎につきましては、基本構想の中でも、職員の出退勤の一元化等を進めていかなければならないと考えておりますので、今後に向けて検討してまいります。
再質問 1番 山﨑彰則
次で最後にします。これから新庁舎につくろうとしているところでちょっとおかしな話かもしれないですけれども、最近、暑いではないですか。そうすると、窓をあけて仕事をされます。コロナというこのご時世ですから換気も必要だと思うのですけれども、網戸がないのです。例えば、保健センターには網戸がありません。健診に子供が行くこともあると思うのですが、窓があいているため、虫が飛んでいる中で子供の服を脱がせるということもあるようです。このような劣悪な環境にさらされているのではないのかなと思います。これは、この庁舎においてもそうかはわかりません。ほかの外の部署でもそうだと思うのですが、網戸がなぜないのかを最後に質問し、終わります。
答弁 庶務課長 小林昌史(庶務課長は2022年3月まで)
お答えいたします。本庁舎に限ってお答えをさせていただきますけれども、私たちは、日中、窓をあけていますけれども、虫の侵入などを余り感じたことはございません。例えば、残業をする場面、今回、私も議会の答弁書きでちょっと遅くまで残っておりましたけれども、そういうときに限っては山﨑議員のおっしゃることも発生するのかなと思いますけれども、今の状況では現状のとおりとなるかと思います。なお、新庁舎につきましては、もちろん冷暖房が完備されると思いますけれども、窓をあけなくても執務を実行できるような新庁舎を心がけていきたいと思っておりますので、ご了承願いたいと思います。