みんなの議会

紋別市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月7日

(1)地方創生について/(2)木質バイオマス燃料などを活用した植物工場の整備について/(3)地域医療の確保について/(4)冬期間の除排雪による交通の確保について/(5)水道事業の将来展望について

2015年9月7日、紋別市議会の一般質問で、石田久就議員が「地方創生について」「木質バイオマス燃料などを活用した植物工場の整備について」「地域医療の確保について」「冬期間の除排雪による交通の確保について」「水道事業の将来展望について」について質問し、市長 宮川良一、企画調整課長兼参事 富樫豪志、健康推進課長兼保健センター事務長 大平朱美、保健福祉部参事兼広域病院連携推進室参事 大野貴光、副市長 棚橋一直、木質バイオマス火力発電所推進室参事 徳正修一、土木課長兼広域病院連携推進室参事 鈴木英樹、まちづくり推進室参事 鈴木保智、事業課長 大月茂、水道部長 加川安明が答弁しました。

質問者
石田久就 議員
答弁者
市長 宮川良一、企画調整課長兼参事 富樫豪志、健康推進課長兼保健センター事務長 大平朱美、保健福祉部参事兼広域病院連携推進室参事 大野貴光、副市長 棚橋一直、木質バイオマス火力発電所推進室参事 徳正修一、土木課長兼広域病院連携推進室参事 鈴木英樹、まちづくり推進室参事 鈴木保智、事業課長 大月茂、水道部長 加川安明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 石田久就

おはようございます。私は市政会の代表として、さきに通告した順に従い質問させていただきます。初めに、地方創生についてですが、昨年5月、日本創成会議人口減少問題検討分科会が独自の試算に基づき我が国の将来人口推計を公表して以来、国は地方創生をキーワードに人口減少対策にかかわる新たな法律の制定をはじめ、具体的な取組指針となる総合戦略を策定されたほか、地方公共団体に対し地方版総合戦略の策定について努力義務を課すなど、国の最重点課題としての位置づけであることを鮮明にし強力に発信されてきたこともあり、全国的な関心事となっております。本市議会においても、これまでたびたび一般質問で取り上げられ、私も本年第1回定例会において質問をさせていただきました。その中で私は、本市は過疎化に歯どめをかけるため、これまでも産業振興や子育てなどあらゆる分野で地域の活性化に向けた取り組みを行ってきた歴史があり、国に対しては今さらの感がある旨を申し上げました。また、市長はこれまでの議会においても、地方の疲弊は地方のみに責任があるのではなく、医療政策や商業政策などの国の政策により重大な影響を受けていること、さらには国は市町村を支援する立場にとどまらず、少子化への対応や一定水準の医療提供体制の確保、東京一極集中の社会経済構造の抜本的見直しにみずから主体的に取り組むべきであるなどと答弁されており、私としては全く同感であり、地方創生の取り組みの成否が地方自治体のいわゆるやる気で決まるというような国の論調には納得できないものがあります。さらに、地方創生関連の来年度予算の行方についてはこれから具体的な議論がされることとは思いますが、報道では来年度の新型交付金における国費負担分は約1,000億円規模になるとのことで、昨年度の補正予算によって自治体に配分された地方創生先行型事業に対する交付金1,700億円を下回る水準であることから、地方創生に向けた国の姿勢にいささか疑念を感じるところであります。このように、私個人としては地方創生の一連の取り組みについて、もろ手を挙げて期待しているというわけではありませんが、法律に基づき地方版総合戦略を策定することが求められる以上、本市としても今後を見据えた地方版総合戦略を策定し、国の財政支援を獲得するなど、一定の成果を得るよう努めていかなければならないと感じております。そこで、何点かお尋ねいたします。1点目に、本市では本年4月から人口ビジョンと総合戦略の策定作業に本格的に着手されていると伺っておりますが、その後の策定作業の進捗状況についてはどのようになっているのか。2点目に、総合戦略の全体的な事業体系及び重点事業として現時点で想定されているものはどのようなものなのか。3点目に、今後の策定スケジュールについて。4点目に、国は地方創生先行型事業に係る上乗せ交付金として300億円の予算措置がされ、地方自治体に実施計画の提出を求めておりますが、この上乗せ交付金を活用した事業の実施に向けた市の考え方についてお尋ねいたします。次に、地域医療の確保についてお尋ねいたします。新臨床研修医制度の導入に伴い、旧道立紋別病院の医療機能が低下して以来現在に至るまで、遠軽厚生病院は、遠軽地区だけでなく紋別市民を含めた遠紋地域全体の医療を支えるため、中心的な役割を果たしてきました。特に産婦人科については、初産や異常分娩にも対応できる遠紋地域唯一の医療機関として、紋別市内の妊産婦にとってもなくてはならない重要な医療機関でもあります。その遠軽厚生病院において、本年5月、産婦人科の常勤医師3名のうち2名が退職し、10月以降の分娩機能の確保が困難になるおそれがあるとの新聞報道がなされたところであります。その後、地元自治体である遠軽町はもとより、宮川市長など管内首長が一体となって遠紋二次医療圏の分娩機能の確保に向け、遠軽厚生病院や北海道など、関係機関に対し医師確保の緊急要請活動を展開されてきたと伺っております。しかしながら、関係者の懸命な活動にもかかわらず、10月以降の遠軽厚生病院における分娩機能は極めて厳しい見通しとなり、市内の妊産婦をはじめ、圏域住民には大きな不安が広がっております。今後、遠軽厚生病院でのお産ができなくなった場合、旭川や北見などの医療機関での出産を余儀なくされることも考えられ、妊産婦にとっては極めて大きな負担とリスクを抱えることになります。私としては、遠軽厚生病院や広域紋別病院に産婦人科医師が確実に配置され、地元で安全に出産できる環境が確保されることを望んでいることは言うまでもありませんが、仮にその環境を確保することが困難な場合には、妊産婦の費用負担等の対応を検討すべきと考えております。そこで、このことを含め、何点かお尋ねいたします。1点目に、遠軽厚生病院における産婦人科及び医師確保の見通しについて。2点目に、遠紋二次医療圏における産婦人科の体制及び分娩取扱いの現状についてお尋ねいたします。次に、木質バイオマス燃料などを活用した植物工場の整備についてお尋ねいたします。市が調査検討を進めている植物工場の整備は、本市の基幹産業である林業の活性化を図ると同時に、福祉的就労の場を創出するという取り組みであり、まさに本市の地域性を生かした試みとして林業関係者や福祉関係者などの期待は大きいものがあると認識しております。特に、現在整備が進められている木質バイオマス発電所との連動により、環境施策を推進する自治体としての都市イメージの向上や、障害を持つ方々の就労の受け皿として新たな人の流れの創出につながることも考えられるところであります。宮川市長は、これまでも一貫して森林認証制度や衛生管理体制の普及促進など、環境に配慮した産業振興の取り組みを力強く推進されるとともに、福祉団体等が行う障害者就労支援に対しても積極的に取り組まれていることから、今般の植物工場の整備においても、市長が目指すまちづくりの通過点として強いリーダーシップのもと早期実現が図られることを強く期待しているところであります。そこで、何点かお尋ねいたします。1点目に、さきの第1回定例会において、植物工場の建設に当たり温廃水を活用することについては、温廃水供給設備の建設費用がかさみ、トータルコストが不利になることからこれを断念するものの、事業化に向けて引き続き検討をしていくとの答弁がありましたが、その後の検討内容はどのようになっているのか。2点目に、今回補正予算に上程された自然エネルギー活用植物工場整備事業の事業内容についてお尋ねいたします。次に、冬期間の除排雪による交通の確保についてお尋ねいたします。市道の除排雪については、行政改革の一環として、経費の削減や民間の活力を最大限活用することにより、より迅速かつ効率的に除排雪を行うことを目的として、平成20年度から現在の紋別維持管理事業協同組合に全面委託化がされてきております。全面委託後7年が経過していますが、以前の市が直営で行っていた除排雪と比較し、その精度や除雪速度、さらにはオペレーターの対応能力等について市民からは不満の声が後を絶ちません。ここ数年は、本市においても身の危険を感じるほどの勢力が非常に強い暴風雪に見舞われており、冬期の気象状況も年々悪化しているように思われます。特に、本年の2月末から3月にかけては、1週間に数回の暴風雪が発生し、維持管理事業協同組合による懸命の除排雪作業が行われておりましたが、幹線道路やバス路線、さらには生活道路において、除雪による路肩への寄せ雪で道路が狭隘となり交通障害が発生するなど、市内の至るところで道路事情が悪化しておりました。バス路線においては、車両のすれ違いが困難になるなどの状況となり、維持管理事業協同組合の除雪作業のほか、バス路線の緊急的な対応を担うため、市直営による拡幅排雪作業を行い、早期のバスの運行の再開と安全な交通の確保に努めていたようでありましたが、拡幅排雪が完了するまでの2日間、路線バスが運休したと聞いております。また、生活道路についても至るところで雪山ができ、バス路線と同様に交通障害や路肩に積まれた雪により交差点部の見通しが非常に悪くなるなど、安全性が確保されていない路線が数多くあったものと記憶しており、緊急時の車両の通行が特に心配されました。多くの市民においては、道路利用のもとに成り立つ市民生活や産業経済活動、あるいは緊急車両等の安全な走行について、冬期における道路環境の改善を強く望んでいることは間違いありません。今後も異常気象による暴風雪が頻繁に発生することが予想されることから、冬期の安全で円滑な交通の確保を図るための対策が必要ではないかと考えるところであります。そこで、何点かお尋ねいたします。1点目に、冬期間におけるタクシーや市内路線バスといった公共交通機関の運行の確保についてどのように考えているのか。2点目に、生活道路における除排雪は今後どのように進めていくのかお尋ねいたします。最後に、水道事業の将来展望についてお尋ねいたします。本年6月、市では人口減少等に伴う水需要の減少や老朽化施設への対応など、水道事業を取り巻くさまざまな環境変化によって生じている諸課題に的確に対応し、安全・安心な水の安定供給や水道事業の健全経営を確保するため、平成35年度までを計画期間とする紋別市水道ビジョンを策定されました。申し上げるまでもなく、水道は市民生活に欠くことのできない最も基本的かつ重要なライフラインであり、いつでもどこでも誰にでも安全な水を安定的に供給できる体制を確保することが良好な市民生活や社会経済活動を維持する上で不可欠であり、そのためにも災害や事故にも耐え得る強い供給体制を整えるなど、計画的な対応と将来を見通した経営方針を明確に位置づけ、健全で安定した水道事業経営に努めていかなければなりません。同時に、水道事業は全市民に負担を求めるものであることから、市民に対し水道事業を取り巻く現状や将来展望を明らかにし、必要となる具体的な施策や収支の見通しを示すことが強く求められるものであります。国においても、今後、水道事業、下水道事業のおおよその経営状況を一目で把握できる経営比較分析表の策定を自治体に要請し、経営状況の見える化を進めたい意向であると伺っております。そこで、何点かお尋ねいたします。1点目に、近年の社会情勢の変化は水道事業の経営環境に大きく影響を及ぼしているものと思いますが、その水道事業の現状と課題について。2点目に、総務省が策定を求める経営比較分析表とはどのようなものであるのか。3点目に、健全かつ安定的な水道事業を確保するための中長期的な基本目標や基本方針、主要施策、さらには国が求める経営比較分析表との関連性も踏まえ、どのように考えているのかお尋ねいたします。以上で私の質問は終わりますが、再質問については留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

おはようございます。それでは、石田議員のご質問にお答えいたします。初めに、地方創生についてであります。1点目の人口ビジョンと総合戦略の進捗状況につきましては、本年5月から8月にかけて庁内検討会議を4回、市民検討会議を3回開催し、8月下旬に開催した市民検討会議において人口ビジョン並びに総合戦略の原案を提示したところであります。なお、これら策定作業に当たりましては、市民の皆様の多様なご意見を伺うことを目的に、市内の事業所、団体、学校など11カ所にヒアリング調査を実施するとともに、広域連携事業について協議するため、西紋5市町村の担当課長会議を2回開催しております。2点目の現時点における総合戦略の全体的な事業体系と重点施策につきましては、本市では、しごとづくり、ひとの流れの創出、子育て支援、まちづくりの4つの政策分野ごとに基本目標、数値目標、基本的な取り組みの方向性を掲げ、その実現に向けた施策方針や評価指標を設定することとしております。その概略を政策分野ごとに申し上げますと、1つ目のしごとづくりは、基本目標を本市の特性を活かした産業づくりと安定した雇用の創出。施策方針を農林水産業や観光産業などの競争力強化、専門資格の取得支援や障害者就労支援などによる人材育成、雇用対策の促進、企業誘致活動などによる本市への人材還流の促進とし、農林水産業の基盤整備、観光産業の振興、障害者の就労環境の整備促進に関する事業を。2つ目のひとの流れの創出では、基本目標を本市の魅力向上と発信強化による新たな人の流れの創出。施策方針をUターン支援やPR活動の強化による本市への移住の促進、魅力ある高校づくりと地元定着意識の醸成とし、移住支援の充実と情報発信の強化に関する事業を。3つ目の子育て支援では、基本目標を若者の子どもを産み育てたいという希望の実現。施策方針を若者の雇用対策や子育て世代の居住環境の充実、妊娠、出産、子育ての切れ目のない支援、ワーク・ライフ・バランスの実現とし、妊娠、出産、子育てに関する支援の充実に関する事業を。4つ目のまちづくりでは、基本目標を個性と魅力あふれる地域づくりと安心な暮らしの確保。施策方針を過疎集落における生活基盤づくり、魅力的な中心市街地づくり、遊休施設の有効活用による交流拠点づくり、高齢者等の安心な暮らしの確保、西紋地域など広域連携による魅力ある地域づくりとし、魅力的な中心市街地づくりに関する事業をそれぞれ重点施策に位置づける方向で検討中であります。なお、具体的な事業内容や展開方法等につきましては、今後の予算編成作業などにおいてさらに協議を深めてまいりたいと考えております。3点目の今後のスケジュールにつきましては、市民検討会議におけるご意見などを踏まえ、原案の修正作業をはじめ、さらなる内容の検討に取り組むほか、9月下旬にはパブリックコメントによる意見を求め、市民検討会議における最終協議を経た上で、10月中には成案を得てまいりたいと考えております。4点目の上乗せ交付金を活用した事業につきましては、総合戦略において重点施策と位置づける障害者の就労環境の整備促進の具体的な事業として、本定例会の補正予算案件として提案中の自然エネルギー活用植物工場(福祉型)整備事業に活用する方針であります。次に、地域医療の確保についてであります。1点目の遠軽厚生病院における産婦人科及び医療確保の見通しにつきましては、産婦人科の見通しは、同病院から本年9月末で常勤医師が不在となるため、10月から分娩の取り扱い及び婦人科疾患の診療を休診することが表明されました。10月以降は旭川医科大学から非常勤医師の派遣を受け、第2週及び第4週の火曜日と水曜日に32週目までの妊婦健診のみに対応し、それ以降につきましては本人が希望する医療機関へ紹介する予定であるとのことであります。議員ご指摘の妊産婦の費用負担等への対応といたしましては、緊急的な措置として、遠紋二次医療圏外で分娩を余儀なくされる妊産婦に対し交通費等の支援をすべく、準備を進めているところであります。医師確保の見通しは、来年4月からの産婦人科再開を目指し、引き続きJA厚生連を中心に全国から医師の確保及び首都圏の病院などからの医師派遣要請を行うと聞いております。2点目の遠紋二次医療圏における産婦人科の体制及び分娩の取り扱いの現状につきましては、遠軽厚生病院は現在常勤医師3名及び助産師11名の体制で、昨年度は351件の分娩を取り扱い、そのうち108件が紋別市民となっております。広域紋別病院は、昨年2月から6月までは常勤医師1名、非常勤医師及び助産師3名の体制で、助産師の育児休業により分娩調整が実施されたため分娩の取り扱いがありませんでした。その後7月からは助産師が5名体制となり、分娩が再開され、本年3月までに18件の分娩を取り扱い、そのうち11件が紋別市民となっております。本年度は8月末で既に17件の分娩を取り扱っており、引き続き可能な範囲での分娩受入れをお願いするとともに、広域紋別病院の医療機能向上が図られるよう取り組んでまいります。次に、木質バイオマス燃料などを活用した植物工場の整備についてであります。1点目の植物工場の建設につきましては、発電所の温廃水は温度が20度から30度のため、ヒートポンプなどの加温設備が必要となることに加え、発電所完成後の日照を考慮すると、植物工場は発電所の南側が適地と判断され、温廃水の送水管と返送管の埋設距離が大幅に長くなりました。このことから、植物工場全体の建設費がかさみ、トータル的に不利であるということが判明し、温廃水の利用を断念したところであります。その後の検討内容は、木質バイオマス発電所廃熱有効活用検討委員会の成果として植物工場での作業内容が障害者に適していることが明らかになり、検討委員会に参加した事業者からは紋別市内で販売した残りを全量買い取るとの提案もあったことから、検討を進めてまいりました。現在は、業務委託により市が候補地として選定した元紋別、上渚滑の2カ所について収支シミュレーションの比較など適地選定を進めており、9月末までに結論を出すことにしておりますが、植物工場の内容が今般の地方創生先行型交付金の条件に合致することから、実施設計費を本定例会の補正予算に計上しております。2点目の自然エネルギー活用植物工場整備事業の事業内容につきましては、障害者の就労支援施設としてハウス面積2,000平方メートルの水耕栽培による太陽光型植物工場を市が建設し、運営事業者に有償貸与することを想定しております。植物工場における障害者の就労人数は18名程度とし、紋別高等養護学校の卒業生も対象とした就労継続支援事業として社会福祉法人などが運営することを想定しております。なお、今後は、来年度に建設工事、平成29年度に操業開始を目指しております。次に、冬期間の除排雪による交通の確保についてであります。1点目の冬期間の公共交通機関の運行の確保につきましては、市内の幹線道路やバス路線は交通の重要性が高い道路であることから、例年現場状況に応じた排雪を実施しております。排雪方法や実施の目安は紋別市除排雪実施要綱に基づき、道路脇に積まれた雪山の状態や車道の走行幅員、歩行者への安全確保等の道路状況を総合的に判断し、実施しているところであります。昨年度は迅速性や経済性を考慮し、部分的な拡幅排雪を市内の幹線道路やバス路線のほか、交通量の多い生活道路において進めたところでありますが、2月27日から3月5日にかけてたび重なる暴風雪に見舞われたことから1週間に3回の一斉除雪を実施し、さらにその直後に暖気による路面の悪化を解消するための市内除雪を行うなど、例年にない連続した除雪作業を進めたことにより計画的な排雪体制を整えることが困難な状況でありました。数年に一度の暴風雪を経験し、現行の排雪に係る課題も明らかとなり、市内バス路線では起こり得る同様の事態に備えるため、今後は事前に路肩及び歩道上の雪山の排雪を実施し、道路幅員の確保と交通の安全性の向上に努めてまいりたいと考えております。2点目の生活道路における除排雪につきましては、生活道路に隣接した空き地等が除雪による寄せ雪の一時堆積場として利用可能な場合においては、集積させた雪の量に応じた排雪を計画的に実施するなどの取り組みを考えており、市内バス路線等と同様に交通の安全性が向上することと、除雪と排雪の連続作業を重複して担っているオペレーターの負担軽減などの効果を期待しております。なお、空き地等の確保は、現在町内会を通じご協力いただける土地の情報収集に努めているところでありますが、今後も市民の皆様のご理解とご協力をいただきながら引き続き冬期間の除排雪対策に取り組んでまいります。次に、水道事業の将来展望についてであります。1点目の水道事業の現状と課題につきましては、本市においても少子高齢化による人口減少や節水器具の普及、さらには産業構造の変化などにより、給水量は昭和63年度の365万立方メートルをピークに年々減少し、昨年度はピーク時のおよそ7割に当たる263万立方メートルとなっております。また、水道施設の老朽化が進行している中、浄水場などの施設におきましては建設後40年以上が経過しており、施設内の設備につきましては従来の処理方式のまま平成10年度より機械や電気設備などの大規模な更新を行いましたが、さらなる更新時期が近づいてきております。現行の処理方式や監視体制で近年頻繁に発生する集中豪雨に起因した水源水質の急激な変化に対応しながら必要な水量を確保するためには、新たな浄水の処理方式の検討が必要となっております。また、管路につきましても、平成26年度末では総延長160キロメートルのうち、約2割に当たる31キロメートルが法定耐用年数の40年を超えており、漏水件数は年々増加傾向にあります。このようなことから、将来にわたって安全・安心な水を供給するためには、長期的な視野に立ち、水質管理体制の強化や計画的な施設の更新及び耐震化を着実に実施していくことが不可欠であり、そのためには将来の財政収支を見通した適切な財源確保が必要と考えております。2点目の経営比較分析表につきましては、今年度、総務省では事業経営の現状や将来の見通し、さらには課題を的確に把握することができるように、公営企業法を適用している上下水道事業を対象に経営比較分析表を策定する予定であります。この分析表では、経営の健全性において経常収支比率など4項目、経営の効率性において料金回収率など4項目、老朽化の状況において管路経年化率など3項目の全11項目の経営指標が算出され、これに基づき各公営企業は平成28年1月中旬までに経営状況や課題の分析を行い、その結果策定された経営比較分析表を同年2月ごろに総務省と各自治体などのホームページで公表するとされております。3点目の中長期的な基本目標、基本方針、主要施策につきましては、さきに述べましたとおり、安全・安心な水の確実かつ持続的な供給には紋別市水道ビジョンで掲げた安全、強靱、持続の基本目標や、水質管理対策、水道施設のレベルアップ、経営の健全化などの9つの基本方針を確実に達成していくことが重要であります。また、前段の経営比較分析表の策定の趣旨を踏まえ、他の自治体との比較も行い、事業の健全性や施設の老朽化の状況について周知し、水質管理体制の強化や施設更新時の再構築及び耐震化対策、さらには水需要の確保と料金体系の見直しという主要施策について、市民の皆様のご理解を得ながら健全で安定した水道事業経営に努めてまいります。以上で答弁を終わらせていただきます。

再質問 12番 石田久就

それでは、何点か再質問をさせていただきます。まず初めに、地方創生についてですけれども、総合戦略の策定作業の状況について、これまでかなりの数の各種会議などで協議、検討され、10月中には成案を得る予定との答弁でしたけれども、私としては上乗せ交付金の活用のこともあり、可能であれば本定例会前にある程度の戦略が整備されていることが望ましかったのではないかと感じておりますが、他市町村と比べ本市の策定スケジュールはおくれていないのか、また他市町村の策定予定時期もあわせてお尋ねいたします。

答弁 企画調整課長兼参事 富樫豪志

お答えいたします。これまでの議会におきましても、この地方創生の総合戦略の策定に当たりましては議員の皆様から数多くのご質問とご意見等をいただいているところでございまして、私担当者といたしましてもなるべく早期にこの総合戦略を策定し、議員の皆様やあるいは市民の皆様にできるだけ早くこちらの総合戦略等につきましてお示しできるように努めてきているところではございますが、この総合政略の策定に当たりましては、行政内部だけの検討だけではなくて、産業界の皆様や教育関係の皆様、あるいは市民の皆様のご意見を伺いながら策定することが要件となっているところでございます。そういった作業も含めて努めているところでございます。今後も鋭意策定作業に努めて、市長の答弁もございましたが、10月策定を目指して取り組みを進めてまいりたいと考えております。また、今各市町村の策定状況、取り組みの状況でございますが、管内の状況で申し上げますと、管内の18市町村の状況ですが、10月策定予定が本市を含め9自治体、11月策定が1自治体、それから12月策定が3自治体、1月策定が1自治体、3月策定が4自治体ということになってございます。以上でございます。

再質問 12番 石田久就

わかりました。全体的な事業体系についてですけれども、4つの政策分野で基本方針を定め、それぞれ数値目標を定めて展開されるということでおおむね理解いたしました。その上で改めてお尋ねしますが、本市ではこれまでも基幹産業である農林水産業の育成や支援に取り組んできたことにより、農林水産業の競争力は確実に強化されていると感じております。総合戦略においても引き続き力強く取り組まれるとは思いますが、改めて基幹産業である農林水産業に対する対応方針についてお尋ねいたします。

答弁 企画調整課長兼参事 富樫豪志

お答えいたします。農林水産業の強化につきましては、宮川市長の公約にも掲げておりますし、総合計画の中でも重点項目、政策分野として位置づけられているものでございますので、私どももこれまでも生産基盤の整備ですとか、産品の高品質化や高付加価値化、あるいは森林認証の利活用の推進ですとか、あるいは担い手対策の推進ですとか、こういった部分に強力に取り組んできているところでございます。総合戦略につきましても、当然こちらのほうにつきましては、重点施策分野に位置づけてまいりたいというふうに現在検討をさせていただいているところでございます。以上でございます。

再質問 12番 石田久就

わかりました。次に、地域医療の確保についてですけれども、遠軽厚生病院で出産ができなくなり、非常勤医師が来て妊婦健診のみの対応をし、32週目以降については本人が希望する医療機関へ紹介するとの答弁でしたけれども、この32週目という基準について教えていただきたいと思います。

答弁 健康推進課長兼保健センター事務長 大平朱美

お答えいたします。32週についてなんですけれども、一般的に正規の出産というのが37週から41週に当たりまして、順調であればその1カ月前の32週目以降から出産の準備ということで出産する医療機関のほうで妊婦健診を行うということになっておりますので、32週目以降出産の医療機関にかかるということになります。以上です。

再質問 12番 石田久就

この妊婦健診についてですけども、受診券による助成があると思いますが、出産までの間に何回受診を受け、何回分の助成が行われているのか。また北見、名寄などの病院でもこの受診券による受診が可能なのかお尋ねいたします。

答弁 健康推進課長兼保健センター事務長 大平朱美

お答えいたします。受診券についてなんですけれども、紋別市では妊婦健診として14回、超音波検査の受診券として6回分を母子健康手帳の交付のときに交付しております。それで、医療機関についてなんですけれども、受診券の利用については、道内の妊婦健診等を行っている医療機関と北海道が市町村の取りまとめをしまして一括で契約を結んで受診券を利用できるような形にしておりますので、道内の医療機関はほとんどのところが受診券が使えることになっております。以上です。

再質問 12番 石田久就

先ほどの答弁で、妊産婦の費用負担等の支援を進めているとの答弁でしたけれども、その内容について教えていただきたいと思います。

答弁 保健福祉部参事兼広域病院連携推進室参事 大野貴光

お答えします。10月から遠紋地区二次医療圏で初産及び異常分娩に対応できなくなりますので、周産期の体制が整うまで、復活するまでの間に限りまして、緊急的な措置としまして、圏域外の病院に行かれる方に対し助成金を交付するということで考えてございます。対象としましては紋別市内に住所を有し、遠紋二次医療圏以外の医療機関等で10月1日以降に出産する方と。助成額につきましては、1回の出産に対して5万円。申請時期につきましては、今質問に出ておりましたおおよそ32週の時点で申請していただき、圏域外の受診を確認し、確認できたら助成するということで今検討してございます。

再質問 12番 石田久就

遠紋二次医療圏以外の分娩となると、北見、旭川、名寄の病院が考えられますけれども、場所によって距離が違いますが、この場合の交通費とかの助成はどのようになるのか。また宿泊も伴う場合も考えられると思うんですけれども、あわせてお尋ねいたします。

答弁 保健福祉部参事兼広域病院連携推進室参事 大野貴光

お答えします。交通費につきましては、名寄、北見、旭川等々、32週目以降の健診というのが6回ありますので、交通費を6回分、宿泊費につきましては2泊分見込みまして、5万円を上限として今検討しているところでございます。

再質問 12番 石田久就

わかりました。予定される対象人数と担当となる窓口、そして10月からとなると余り時間がありませんが、周知などは間に合うのかどうか、お尋ねいたします。

答弁 保健福祉部参事兼広域病院連携推進室参事 大野貴光

お答えいたします。対象人数でございますが、保健センターで母子健康手帳を交付している関係がありまして、一応70名を把握してございます。窓口については、保健センターの窓口。周知につきましては、保健センター窓口が対象者を把握しておりますので、ダイレクトにやりとりをしてまいりたいというふうに考えてございます。

答弁 副市長 棚橋一直(副市長は2019年6月まで)

今担当参事がお答えしましたものについては予算は一切ございませんで、きょう、あすの一般質問で同様のご質問がありまして、議会の場の議論を踏まえて、早急に予算につきましては提案をしたいというようなことで、スピード感をもって対応したいというようなことでございまして、きょう、あすの議論をしっかり踏まえていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。

再質問 12番 石田久就

わかりました。次に、木質バイオマス燃料などを活用した植物工場の整備についてですが、発電所の温廃水を植物工場に活用することは断念したということで、別の用途での活用については検討されていないのかお尋ねします。

答弁 木質バイオマス火力発電所推進室参事 徳正修一

お答えいたします。発電所廃熱の温度が非常に低かったということで、なかなか植物工場においての活用方法は難しいという結論になったんですけれども、低温でも活用できるようなものがあるかということにつきましては、今後も情報収集をしてまいりたいと思っておりますし、発電所の敷地外に出たものを活用するということで発電所側とも打ち合わせをしておりますので、完成とあわせなければならないというような制限はありませんので、引き続き情報収集に努めてまいりたいと考えております。

再質問 12番 石田久就

植物工場で栽培された野菜の販売について、市内で販売した残りを全部買い取る事業者があるとの答弁でしたけれども、この事業者はどのような方なのか、支障のない範囲で教えていただきたいと思います。

答弁 木質バイオマス火力発電所推進室参事 徳正修一

お答えいたします。検討委員会の中でそういう申し入れを受けたんですけれども、道内の企業でありまして、自社の農場を道内に3カ所所有しております。面積は約3万4,000平米の農場を所有している会社ですけれども、このほかに9カ所のグループ農場があります。そのグループ農場も含めて商品を自社商品としてブランドをつけて道内のスーパーなどに独自の販売ルートを持っている企業になっておりまして、紋別市内でも販売をされている商品となっております。以上です。

再質問 12番 石田久就

それでは、昨年度の検討委員会で収支シミュレーションを行ったと聞いていますけれども、今年度行っているシミュレーションは昨年度のシミュレーションをもとに独自でできなかったのか、お尋ねいたします。

答弁 木質バイオマス火力発電所推進室参事 徳正修一

現在行っているシミュレーションにつきましては、チップボイラーとした場合の概算工事費の策定も必要となっております。また、建設候補地が2カ所なんですけれども、必要熱量が多少違いますので、そちらの算定もあわせて行いまして、収支のシミュレーションなどを行っているところでございます。以上です。

再質問 12番 石田久就

わかりました。次に、冬期間の除排雪による交通の確保についてですが、一時堆積場所として空き地等の確保を町内会に広く求めているという答弁でしたが、市内の公園も生活道路沿いに立地しているところが多く、冬期間は利用が少ないところがほとんどであると思いますけれど、公園なども一時堆積場所として利用することができないのか、お尋ねいたします。

答弁 土木課長兼広域病院連携推進室参事 鈴木英樹

お答えいたします。公園につきましては遊具や植栽した樹木等がございますので、春先の公園利用に影響が出ない範囲内で一時堆積場として利用するということでの調整を今終えてございます。以上です。

再質問 12番 石田久就

除雪に関しては、ほとんどの公園に外周のフェンスが設置されているんですけれども、毎年除雪の際の路肩への寄せ雪でフェンスが押されてかなり損傷しているように思いますが、そのフェンスを脱着式にするなどして冬期間フェンスを一時撤去する対策を図ることはできないのか、お尋ねいたします。

再質問 12番 石田久就

中心市街地の道道についてですけれども、道路管理者は北海道であると思いますけれど、昨年度も中心市街地に雪の山ができ、車両のすれ違いや交差点部の見通しが非常に悪く、危険な状態であったと思います。北海道が行う年1回の排雪だけでは少な過ぎると思いますが、市としてこのような状況についてどのように考えているのかお尋ねいたします。

答弁 まちづくり推進室参事 鈴木保智(まちづくり推進室参事は2015年9月まで)

お答えいたします。中心市街地の道道沿いの除排雪についてでございますけども、以前にも同様の質問があったと記憶してございまして、その際に道路管理者である北海道に対して中心市街地を重点地区として排雪対策を要望するということで答弁させていただいております。この部分に関しては基本的、そして一義的な考え方といたしまして、道の責務のもと対応していただくよう引き続き要請してまいりたいと、そのように考えてございます。また、昨今の気象状況を鑑みますと、議員ご指摘のとおり道道沿いの歩道の雪山、こちらは憂慮すべき状況でございますので、先ほどの答弁にございました道路沿いの空き地となっている部分、例えば中心市街地でいえばあつみ跡地であるまちなか広場、こちらの場所などを冬期間、一時的な堆積場として活用してもらうことを含めて北海道のほうに要請していくとともに、市民の交通安全の確保ということで、まちづくり推進室とそれから土木課のほうで連携して対応してまいりたいと、そのように考えてございます。以上でございます。

再質問 12番 石田久就

暴風雪による国道の通行どめについてですけれども、昨年も12月の暴風雪発生時に通行どめとなっていましたけれども、国道は救急車の緊急搬送を行う上でも大変重要な道路であると思いますけれど、暴風雪で国道が通行どめになったとき、道路管理者である国はどのような除雪体制をとっているのか、わかる範囲で教えていただきたいと思います。

答弁 土木課長兼広域病院連携推進室参事 鈴木英樹

お答えいたします。国道の通行どめ時の緊急車両通行につきましては、本市全域の国道の維持管理を担当してございます網走開発建設部におきましては、通行どめ時におきましても緊急車両の通行が可能となるよう、常時の排雪体制を整えてございます。昨年12月17日から18日にかけての暴風雪時におきまして、国道238号の湧別町錦町から紋別市元紋別の間が通行どめとなってございます。その際に広域紋別病院から遠軽厚生病院までの急病人の緊急搬送がございまして、土木課の道路パトロールカーが緊急車両を先導しまして、無事に遠軽厚生病院まで搬送しているという事案もございます。現時点におきましても、国と市、さらには紋別地区消防組合と暴風雪時の国道の除雪状況ですとか天候状況につきましての情報は共有してございますが、今後も引き続き三者間の連携を強化して、緊急対応に備えてまいりたいと考えてございます。以上です。

再質問 12番 石田久就

わかりました。最後に、水道事業の将来展望についてですが、先ほどの答弁で法定耐用年数を超えている管路が160キロのうち約2割で31キロあるとの答弁でしたけれども、北海道や全国の平均がわかれば教えていただきたいと思います。

答弁 事業課長 大月茂

お答えします。まず、1点目の法定耐用年数を超えた管路の割合についてでございます。これは平成25年度末の水道統計の資料になりますけども、全道の平均は9.1%、全国の平均につきましては10.5%になっております。先ほど答弁にありました数字、約2割の件なんですけども、これは26年度末の数字ではありますが、パーセントに直しますと19.1%となります。北海道や全国の平均の約2倍の数字になっていることから、かなり老朽度が進んでいるのかなと、このように判断しております。以上です。

再質問 12番 石田久就

給水した水量に対してお金になっている水量の割合、いわゆる有収率についてですけれども、市が管理している水道管の漏水件数の最近の状況はどのようになっているのか。また漏水等により料金収入にならなかった水量を金額に換算するとどのくらいになるのかお尋ねいたします。

答弁 事業課長 大月茂

お答えします。まず、有収率につきましては、ここ3カ年の数字でお話ししたいと思いますけども、平成24年度は79.0%、25年度は75.8%、26年度は75.1%となっております。また、市の管理しております水道管路の漏水で修繕した件数につきましては、平成24年度は6件、25年度は9件、26年度は18件となっており、年々増加傾向となっております。なお、平成26年度の1年間の配水量につきましては全体で351万立方メートルありまして、そのうちにお金にならなかった水量、いわゆる無収水量につきましては約25%ありまして、量につきましては87万4,000立方メートルあります。そのうち漏水につきましては全体の17%あって、約60万立方メートルとなっております。現実的にはその全てが需要があるわけではありませんけども、仮にその全量、87万4,000立方メートルが一般家庭の需要があった場合には、現行の家事用の単価で算出しますと、1億8,100万円ほどの収入になるのかなと、このようになります。また、この水をつくるお金としてこの25%、87万4,000立方メートルに相当する水量が直接経費に影響を与えるものとして、浄水場の電気料や薬品費などが考えられますけども、それらを金額にしますと2,100万円程度の費用がかかっているのかなと試算されます。以上です。

再質問 12番 石田久就

経営比較分析表の中では経営の健全性など11項目があるという答弁でしたけれども、その中の老朽化の状況の3項目について具体的にどのような内容の指標で示されているのかお尋ねいたします。

答弁 事業課長 大月茂

お答えします。先ほど市長答弁にもありましたとおり、正式な各指標の分析作業等はこれからとなるため、現在わかっている範囲でお答えしたいと思います。まず、経営比較分析表におけます老朽化の状況の指標についてでありますけども、これについては3項目の指標がございます。まず1点目としては、有形固定資産減価償却率であります。これにつきましては、資産の減価償却の進行度、すなわち老朽度をあらわす指標となっております。2つ目に、管路経年化率でございます。これは、法定耐用年数を超過した管路の割合が把握できる指標となっております。管の経年状況をあらわす指標となっております。3つ目としては、管路更新率であります。これは、管路の更新における当市の実施状況が把握できる指標となっております。なお、今のは水道事業の場合なんですけども、下水道事業の場合は若干名称は異なりますけども、水道事業と同様の考えであります。以上です。

再質問 12番 石田久就

老朽化の状況の指標の内容についてはわかりました。紋別市の水道事業と下水道事業の場合、この老朽化の状況の指標はどのような数値になるのか、わかれば教えていただきたいと思います。

答弁 事業課長 大月茂

お答えします。まず、水道事業と下水道事業に分けてお話ししたいと思いますけども、まず、水道事業の施設全体についてですけども、この老朽化の状況の指標のうち、有形固定資産減価償却率につきましては、平成26年度末で48.3%となっております。これは、資産の減価償却が進んでいることから老朽化が進んで、適切な時期に施設の更新や耐震化をする必要があるのかなと考えております。次に、水道の管路についてでありますが、延長などは先ほどの市長答弁にもありましたとおりでありますけども、管路経年化率につきましては19.1%、また平成26年単年度の管路更新率につきましては0.7%となっており、老朽化が進んでいる割には、管渠の更新への投資が進んでいないのがこれでわかるのかなと考えております。今後につきましては、先ほどお話ししましたとおり、漏水事故のリスクを改善するために更新スピードを速めていかなければならないのかなと考えております。また、下水道施設につきましては、有形固定資産減価償却率につきましては、26年度末で43.8%となっております。これは、水道と同様に老朽化が進行している状況がわかるかなと思います。今後につきましては、アクアセンターを含めました下水道施設につきましても、水道施設同様計画的に施設の更新や耐震化が必要となっていると考えてます。次に、下水道の管渠についてでございますけども、総延長は189キロメートルございます。平成26年度末までに耐用年数を過ぎた管渠延長につきましては9キロございます。管渠老朽化率は4.8%で、26年度単年度の管渠改善率につきましては0.3%となっており、水道に比べ管渠老朽化率は低いですけれども、原因としては、水道の配水管の法定耐用年数は40年、下水道管につきましては50年という違いもありますし、布設年度の違い等々が影響している関係もあるのかと思われます。このようなことから、下水道管渠につきましても、今後増えてきます老朽管につきましては、下水道の本来の機能を維持しながら、有収率の向上や道路陥没などの事故を未然に防止するために計画的な更新が必要と判断します。以上です。

再質問 12番 石田久就

大変詳しく説明していただいてありがとうございました。今後の上下水道事業の状況を伺って、改めて大変厳しいことを認識いたしました。また、今議会で水道料金の値上げが提案されておりますけれども、私個人としては、施設の老朽化などを考えると、将来にツケを残さないためにもいたし方ないのかなと思っているところではあります。市長の答弁でも、将来の財政収支を見通した適切な財政確保とありましたが、今後の料金の改定スケジュールなど、将来の見通しについてどのように考えているのかお尋ねいたします。

答弁 水道部長 加川安明(水道部長は2019年3月まで)

それでは、お答えいたします。今後の財政見通しにつきましては、管渠の老朽化等の対策、更新とか、あとは施設自体の耐震化等に多大な経費がかかると見込まれております。それらの経費を見込みまして財政計画を立てているわけですので、今後の料金改定につきましては、先延ばしにしますと改定率が大幅になるということで負担の増加ということにもつながりますので、今後につきましては、4年間をめどとしまして定期的に料金改定の見直しを行いまして、健全な事業経営に努めてまいりたいと考えております。以上です。

出典:紋別市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月7日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる