みんなの議会

紋別市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月9日

(1)木質バイオマス発電について/(2)介護保険事業について/(3)障害者福祉について/(4)指定管理者制度について

2014年12月9日、紋別市議会の一般質問で、野村淳一議員が「木質バイオマス発電について」「介護保険事業について」「障害者福祉について」「指定管理者制度について」について質問し、市長 宮川良一、木質バイオマス火力発電所推進室参事 徳正修一、木質バイオマス火力発電所推進室参事 小野寺賢治、産業部長兼木質バイオマス火力発電所推進室長 野呂田厚司、介護保険課長 小林邦博、社会福祉課長兼参事兼臨時給付金対策室参事 飯田欣也、財政課長 牧野昌教、児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事 内田誠、保健福祉部長兼臨時給付金対策室長 佐藤久祐が答弁しました。

質問者
野村淳一 議員
答弁者
市長 宮川良一、木質バイオマス火力発電所推進室参事 徳正修一、木質バイオマス火力発電所推進室参事 小野寺賢治、産業部長兼木質バイオマス火力発電所推進室長 野呂田厚司、介護保険課長 小林邦博、社会福祉課長兼参事兼臨時給付金対策室参事 飯田欣也、財政課長 牧野昌教、児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事 内田誠、保健福祉部長兼臨時給付金対策室長 佐藤久祐

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 野村淳一

私は、さきに通告いたしておりました順に従い質問させていただきます。質問も私が最後になりました。さきの質問者と重複するところが多々ありますが、ご了承いただきたいと思います。最初に、木質バイオマス発電についてであります。いよいよ紋別バイオマス発電所の建設工事が本格的に始まったようですが、チップ関連施設をはじめ、これまでの建設工事の進捗状況と、それに関連して進められている上下水道工事及び電線の架設工事などを含めた事業の進捗と今後のスケジュールをお聞きいたします。10月22日、紋別市と紋別バイオマス発電株式会社による公害防止協定が締結されました。紋別市環境審議会においても議論され、締結に至ったその公害防止協定の内容について幾つかお尋ねいたします。1つは、発電所において何らかの事故が発生した場合や緊急の事態が発生したとき、どのような対応、どのような措置がなされるのか。2つには、それにより実際に被害が発生した場合の補償はどうなるのか。3つには、紋別市及び市民による立入調査はどう扱っているのか。4つには、ばい煙濃度や騒音の測定結果、化学物質の管理状況、廃棄物の処理状況などの記録の公表についてはどう規定しているのか。5つには、水質汚濁、土壌汚染、粉じんの防止対策はどうなっているのか、それぞれお聞きいたします。発電に伴って発生する廃熱について、その活用の可能性について調査が進められていると思います。まず、その取組状況についてお聞きいたします。廃熱というのは発電事業によって発生する副産物であり、それゆえ発電所が所有するものです。その熱を供給することで利益を上げている火力発電所も少なくなく、熱電併給という取り組みが一般的です。紋別の場合、植物工場などへの活用を検討しているようですが、それは紋別市の事業として理解していいのでしょうか。バイオマス発電所との関係はどうなっているのか、お尋ねいたします。この発電所は国内でも一、二を争う大型の木質バイオマス発電所であり、それゆえに大量の未利用材の供給が必要となります。しかし、林地残材は林業の生産過程によって初めて発生するものであり、それだけのチップを必要とするには、その何倍もの林業生産が活発に行われていることが条件となります。要は林業の振興、活性化こそ木質バイオマス発電所そのものを安定的に維持するかなめではないだろうかと考えます。その点での対応と対策についてお伺いするものです。次に、介護保険事業について質問いたします。今年は第6期の介護保険事業計画の策定年に当たり、高齢者のニーズ調査をもとに、計画策定委員会において協議が進められていることと思います。そこで、まずその進捗状況について、ニーズ調査の内容も含め、お聞きいたします。さらに、今回の介護保険事業計画においてはどのような特徴点があるのか、その主な内容とともに、新たな取り組みや制度についてお聞きいたします。その中でも、特に第6期における介護保険料の見通しをお尋ねするものです。前回は介護給付費準備基金を取り崩して保険料の軽減に充てたわけですが、現在はその基金もほとんどない状況だと思います。値上げは避けられない現状で、保険料の軽減についてどのように考えられているのか、見解をお聞きするものです。介護保険事業として、新たに要支援の訪問介護、通所介護を保険給付から外し、市町村が実施する地域支援事業に移行する新しい介護予防・日常生活支援総合事業が始まります。この事業の実施は平成29年4月まで猶予されていますが、紋別市ではどのように考えているのか、お聞きします。同時に、この総合事業は、要支援者を保険給付から除外することで、これまでの専門的サービスからボランティアなどによる安上がりなサービスへと流し込み、基本チェックリストによって、窓口の判断で要介護認定を受けさせない、いわゆる水際作戦が拡大するのではないかという懸念もあります。そこでお聞きしますが、1つは、現在の要支援者に対する介護サービスは現状のまま継続されるのかどうか。2つは、総合事業の場合、要介護認定は現行と変わるのか。総合事業対象者の判定はどのようにするのか。3つには、ボランティアなどの多様なサービスの確保の取り組みと見通しはどうか。4つには、総合事業に移行した場合、利用者の利用負担はどうなるのか、それぞれお聞かせください。さらに、地域包括ケアシステムに関して、特に介護と医療の連携についてお聞きします。地域包括ケアシステムを機能的に動かすためにも、介護と医療の連携は重要であり必須です。紋別市においても、その観点から、介護と医療の連携を推進する体制づくりと具体的な取り組みの強化を進めてきていると思いますが、その現状と今後の課題をお聞きするとともに、第6期計画にはどのように反映されるのか、お尋ねします。さらに、医療分野で地域包括ケアシステムの在宅医療を支える在宅療養支援診療所の確保と地域包括ケア病床の創設が求められると考えますが、いかがお考えか、その取り組みをお聞きいたします。次に、障害者福祉について質問いたします。現在、第4期の紋別市障害福祉計画の策定作業が進められていると思いますが、まずその進捗状況をお聞きします。さきの議会で、計画策定に関しては当事者の意見を反映することに十分配慮すると述べられておりましたが、その取り組みはどのようになされようとしているのか、お伺いいたします。その中でも特に注目したいのは、障害者の就労支援への取り組みです。これまでの地域活動支援センターにとどまらず、この一、二年で就労継続A型及びB型がそれぞれ誕生し、就労による社会参加と自立に向けた取り組みが進んでいます。この動きを大事に、さらに加速させる必要があると考えるものです。紋別市として、障害者の就労支援に対し、どのような認識を持ち、対策を考えているのか、お聞きするとともに、新しい障害福祉計画における位置づけを問うものです。また、来年の平成27年3月までに、全ての障害者に対し、自立した生活を支え、適切な福祉サービスの利用を支援するサービス等利用計画を策定することになっています。現在までの策定状況と今後の見通しについてお尋ねします。地域の障害福祉を推進する中核的な役割を果たす機関として、紋別市障害者自立支援協議会があります。その仕事は、障害者の自立に向けた支援とともに、地域の関係機関とのネットワークの構築や困難事例への対応協議など幅広く、そして重要な役割を担っています。さきの第3期障害福祉計画においても、紋別市障害者自立支援協議会の役割を明らかにし、平成26年度の目標達成に向けて、課題に応じたサブ協議会を開催し、関係機関とのネットワークの強化に取り組むとされており、私もその取り組みに期待をしておりました。しかし、この間、実際には十分に機能していたとは言えないと思いますが、いかがお考えでしょうか。社会資源が少しずつ整ってきた今こそ、自立支援協議会の役割を生かすときだと考えます。障害者の地域移行や就労支援など共通の課題を検討し合い、同じ問題意識を共有し、困難事例を集団で協議する。紋別市の障害福祉の力を全体としてレベルアップするためにも、この自立支援協議会が果たすべき役割は重要だと考えるものです。サブ協議会の開催など、具体的な対応が必要であり、そのためにも市のイニシアチブが求められています。障害者自立支援協議会に対する認識と今後の方向性についてお尋ねするものです。最後に、指定管理者制度について質問します。今議会においても、19本の指定管理者の選定にかかわる議案が提案されています。この指定管理者制度については、過去の議会でも、指定管理者制度のあり方、選定の方法などについて、官製ワーキングプアとのかかわりで幾度か議論があったところです。その際、市は、書類審査だけでなく、直接質疑応答する機会を設けるなどの改善策を講じるとしておりました。今回の選考に当たってはどのように行われたのか、これら見直しはどのように反映されたのか、お尋ねするものです。次に、紋別保育所及び渚滑保育所の指定管理者についてお聞きします。この選考に当たっては2事業所が応募し、結果、株式会社共立メンテナンスが第1位順位候補者となりました。まず、この審査結果の内容について、なぜ株式会社共立メンテナンスが第1位となったのか、その理由をお聞かせください。この株式会社共立メンテナンスという企業は、私は初めて耳にする会社であり、どのような企業なのか。紋別市ではどのような事業を行い、実績を上げているのか。これらについてもお聞きします。どちらにしても、保育、子育てという極めて重要で関心の高い問題だけに、慎重で、かつ公平な審査が求められます。さらに、共立メンテナンスは株式会社であり、紋別市の保育事業に営利が持ち込まれる危険があり、同時にリスクも生まれます。これらの点についてどのような協議がなされ、どのような認識となったのか、お聞かせください。以上で私の質問は終わりますが、再質問については留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、野村議員のご質問にお答えいたします。初めに、木質バイオマス発電についてであります。1点目の事業の進捗状況につきましては、チップ工場は来年3月の完成に向け建屋工事を終了し、チッパー機等の機械設備工事に着手しており、発電所につきましては、本年9月に着工し、来年12月の運転開始に向け、現在くい打ち工事を行っているところであります。また、送電線の架設工事につきましては、鉄塔3基と道路埋設工事を行っており、来年10月を完成予定としております。さらに、上下水道工事につきましても、管路の整備と施設の改造に着手し、来年度末の完成に向け、工程どおりに進んでおります。2点目の公害防止協定につきましては、事故時の対応につきましては、協定書第11条で、事業者は、直ちに応急措置や必要に応じて操業の一時停止、短縮等の措置をとり、迅速に環境の保全に努め、事故の状況や講じた措置の内容を市に報告すること。市は、必要があると認めるときは、被害防止のための措置を指示し、事業者はこれに従うと規定しております。緊急時の対応については、第12条で、市及び事業者が速やかに協議し、必要な措置を講じることを規定しております。被害補償につきましては、第14条で、事業活動に起因し、住民に被害を与えたときの事業者による補償を規定しております。立入調査につきましては、第16条で、市は、公害防止のために必要があると認めるときは、市の職員等が立ち入り、調査、指導できるものと規定しておりますが、一般市民の立入調査につきましては、発電所の保安規程もあり、認められておりません。記録の公表につきましては、第17条で、事業者によるばい煙等の測定結果や立入調査の結果等について、市は必要に応じて公表することができると規定しております。水質汚濁防止対策につきましては、発電所からの排水を下水道に流すことから、下水道法の規制対象となります。土壌汚染防止対策につきましては、土壌汚染対策法に規定する有害物質使用特定施設に該当しないため、この条項は設けておりません。粉じんの防止対策についても、大気汚染防止法に規定する粉じん発生施設に該当する施設がないため、この条項を設けておりません。3点目の廃熱利用の取り組みにつきましては、さきに横内議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。無償で供給される温廃水を利用する事業主体につきましては、検討委員会の検討結果により判断してまいりたいと考えております。4点目の林業振興の取り組みにつきましては、既存の林業の生産過程で発生する林地未利用材に燃料としての価値が生まれることにより、適切な森林管理と資源の好循環が進み、地域林業の振興が図られるものと認識しております。引き続き、木材製品の地産地消はもとより、SGEC材の販路拡大といった、これまでの取り組みをさらに進めていかなければならないと考えております。次に、介護保険事業についてであります。1点目の第6期介護保険事業計画の策定につきましては、策定委員会の進捗状況は、第1回目を本年8月7日に、2回目を10月10日に開催し、計画について意見をお聞きしたところであります。今後は、12月から来年2月にかけて、介護保険料を含む計画全体を審議する予定としております。ニーズ調査の内容は、さきに宮川議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。今回の事業計画における主な特徴点と新たな取り組みや制度は、特別養護老人ホームの増床整備を予定しているほか、介護保険法の改正に基づいた地域支援事業への新たな取り組み等につきましては、さきに宮川議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。2点目の次期の介護保険料につきましては、さきに宮川議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。3点目の総合事業の取り組みにつきましては、開始時期は、さきに宮川議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。要支援者に対するサービスの継続は、現在の介護予防給付サービスを利用している方は、地域支援事業に移行された後も現行サービスと同等のサービスや利用者の状態に応じた新たなサービスが利用できるよう検討しております。総合事業移行後の要介護認定と総合事業対象者の判定は、基本的には要介護認定申請を勧め、状況に応じて窓口で基本チェックリストに記入していただき、利用したいサービスや生活状況等を把握しながら、要介護認定申請が必要なのか、あるいは総合事業の対象となるのかを判断し、総合事業を利用したい場合は、介護予防ケアマネジメントによりサービスを利用することとなります。ボランティアなどの多様なサービスの確保は、市内における既存の社会資源や住民主体の活動を踏まえ、新たな取り組みを進め、事業開始に向け、整備してまいります。利用者負担は、現在の介護予防給付では1割負担となっていることから、総合事業の新たなサービスの内容等により、今後利用者負担について検討してまいります。4点目の地域包括ケアシステムにつきましては、介護と医療の連携の現状と今後の課題は、現在市内には2つの訪問看護ステーション事業者があり、主治医からの指示書により在宅療養中の高齢者等への訪問看護が行われ、訪問看護師が在宅医療を大きく支えております。しかしながら、看護師が病状の判断を難しいと感じた場合には医師の訪問診療が必要となるため、その医療機関の確保や仕組みづくりが大変重要な課題となっております。第6期介護保険事業計画におきましても在宅医療と介護連携の推進は地域包括ケアシステムの構築のために大変重要であると位置づけており、本年10月に紋別保健所により遠紋圏域在宅医療推進ネットワーク協議会が設置され、研修会開催のほか、実態把握や意見交換等が行われることから、本市といたしましても在宅療養中の方々の実態や訪問診療等の現状や課題を把握してまいります。また、在宅療養支援診療所の確保につきましては、さきの第2回定例会で議員のご質問にお答えしたとおり、医師会と検討してまいりたいと考えております。なお、地域包括ケア病床につきましては、現在広域紋別病院において設置に向け取り組んでいると聞いておりますので、この病床においてリハビリや退院支援が行われ、在宅支援を行う関係職種と連携のもと在宅復帰が図られることは有効なものと考えております。次に、障害福祉についてであります。1点目の第4期障害福祉計画につきましては、本年10月に第1回紋別市障害者自立支援協議会を開催し、計画策定の背景、趣旨、今後の協議内容などについて説明を行い、第2回は来年1月を予定しております。また、計画策定に際し、当事者の意見を反映するため、本年12月から来年1月にかけて、各関係事業所、関係団体に意見聴取する予定であります。2点目の就労支援の取り組みにつきましては、3カ所の地域活動支援センターが運営する福祉ショップかもめをはじめ、昨年から就労継続支援事業所A型、B型が開設されており、本年12月1日現在で33名の方が利用されております。第4期計画につきましては、各事業所、ハローワーク、障害者就業・生活支援センターなどと連携を図り、新たな事業展開の可能性や利用者の拡大に向け、協議を行ってまいりたいと考えております。3点目のサービス等利用計画の策定につきましては、平成27年3月までに全ての障害福祉サービス利用者についてサービス等利用計画を作成することとしており、本市におきましては本年12月1日現在で約83%の利用者について策定が完了しており、予定どおり来年3月末には全ての利用者の計画策定が終了するものであります。4点目の自立支援協議会の役割につきましては、第3期障害福祉計画において相談支援体制や地域の障害福祉を推進する中核的な役割を果たす機関とされており、地域の関係機関のネットワークの構築や困難事例の対応、権利擁護などの分野別サブ協議会の設置、運営などについて協議を行う場として位置づけられておりますが、平成25年4月に地域の相談支援の拠点として総合的な相談業務を担う基幹相談支援センターが開設され、困難事例の対応や地域の相談支援体制の強化、地域移行、地域定着、権利擁護、虐待防止などの取り組みが行われるとともに、本市においては同年6月に成年後見制度利用支援ネットワーク会議、7月には障害者虐待防止ネットワーク会議を設置し、それぞれの課題に応じた協議の場を整備しております。なお、自立支援協議会においては、引き続き障害者の自立した地域生活の支援をするための方策や地域の社会資源の開発、改善、障害者計画等の推進に関する協議の場としての役割を担っていただき、困難事例、権利擁護などについては、基幹相談支援センターが中心となり、各ネットワーク会議と連携を図りながら協議を進めることとしております。次に、指定管理制度についてであります。1点目の指定管理者制度の見直しにつきましては、平成27年度は本市が指定管理制度を取り入れてから10年目に当たり、多くの施設が3年の指定期間の4期目を迎えるため、今回から新規施設を除き経費縮減に係る割合を低くし、利用者サービスの向上に資する提案等に重点を置いた選定を行ったところであります。また、申請書類だけでは応募者の努力は読み取れないのではないかという意見もあり、公募施設において事業者によるプレゼンテーションを行い、これまでの実績や今後3年間における施設運営についての提案を受け、選定委員と質疑応答する機会を設けております。これらを実施した結果、公募でありながら競争がなかった施設についても、従前の選定方式に比べ、より具体的に利用者サービスの向上を提案しなければならず、同一指定管理者が長期にわたり管理することにより懸念される弊害が解消され、より緊張感を持った施設運営がなされるものと期待しております。2点目の紋別保育所等の指定管理につきましては、株式会社共立メンテナンスが第1位順位候補者になった理由は、紋別市公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例の規定に基づき、指定管理者の候補者を公平かつ適正に選定するため、副市長を委員長に市職員から成る特別委員5名と市民の中から委嘱した専門委員4名の9名で組織する紋別市指定管理者候補者選定委員会において、申請があった2団体の業務計画書等の書類審査とプレゼンテーションによる聞き取り審査を行った選定結果の報告を受け、評価点の高い応募者を第1候補者としたところであります。企業概要と本市での実績は、東京都に本社がある東証1部上場企業で、主な事業概要として、学生寮、社員寮の運営事業、ビジネス、リゾートホテル等の宿泊事業、高齢者向け介護つき住宅事業のほか、自治体の民間委託への取り組みとして、観光、スポーツ、宿泊、温浴、老人福祉施設等の指定管理、保育所、学童保育、児童館、子育て支援センター管理運営業務、住民票や印鑑証明書発行などの窓口業務、学校、病院、保育所の給食調理業務など、幅広く行政に関係する業務に精通した企業で、近隣の湧別町では保育所管理運営業務等の実績を有しており、紋別市では実績はありませんが、今回の指定管理者の公募に当たり市内に営業所を設置し、応募されたものであります。保育事業に営利が持ち込まれるリスクの協議と認識につきましては、指定管理者制度は多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応するため、民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上と行政コストの削減等を図ることを目的とするほか、自治体の長は、施設の適正管理のため、指定管理者に対して、その管理業務や経理状況に関し報告を求めることや業務の停止を命ずることができるものとされているほか、他の自治体においては、民間事業者の参入により待機児童の解消が図られた例や、意欲のある多様な事業者が切磋琢磨することにより保育の質の向上が図られた例がありますことから、公募による株式会社を含めた民間事業者等を応募資格要件として総合的に審査し、選定することとしたところであります。以上で答弁を終わらせていただきます。

再質問 4番 野村淳一

何点か再質問させていただきます。最初に、バイオマス発電についてです。9月からバイオマス発電所の本格的な建設工事が始まったと思います。今、市長の答弁でも、くい打ち工事などが今行われているんだというふうにお聞きしました。ちょっとお聞きしたいんですがね、今、工事を行っているすぐ隣にとっかりセンターがあります。今までもチップ工場もそうでしたが、くい打ち工事が行われています。ちょっとお話伺ってきました。アザラシの個体差にもよるんだと言ってましたが、くい打ちの騒音、振動に敏感に反応する場合があって、それが何らかのトラブルが起こるんではないかという不安を感じているというお話を伺いました。この工事に当たっては何らの説明もないというお話も伺いました。この辺についてはどのように聞かれていますか。教えてください。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

すいません。ただいま答弁いたしました中で、この発電所の運転開始に向けての予定でありますが、来年12月というふうに答弁いたしましたけど、再来年の12月で訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

再質問 4番 野村淳一

わかりました。

答弁 木質バイオマス火力発電所推進室参事 徳正修一

お答えいたします。ただいま議員ご指摘のとっかりセンターのお話でしたけれども、申しわけございませんけど、そちらのほうからのお話を私お聞きしておりませんので、実際にお話を直接お聞きして対応策を考えたいと思います。あと、工事に入ってる業者さんについては、周囲の説明ということは聞いておりましたけれども、それは我々のほうで同行してのものではなかったものですから、それについても確認をしたいというふうに考えております。

再質問 4番 野村淳一

よろしくお願いします。これからどれだけの工事が、あるいは期間も含めて続くのかというのがわからないもんですから、ちょっと不安になっていたようです。よろしくお願いします。それから、公害防止協定について1点だけお聞かせください。どちらにしても、事故があっちゃいけないわけですから、環境に留意しながらやっていただきたいし、この公害防止協定そのものは環境審議会を通して議論されてきたものだと思いますから、ぜひこれを尊重していただきたいと思うんですね。ただ、やっぱり重要なのは、いかに情報を公開するのかということにあるんだと思います。先ほど私は、ばい煙の問題やさまざまな騒音、振動など、悪臭の問題も含めて、それを公開することはないのかというお話をしました。17条ということで、必要に応じて、これ紋別市はということなんですか。紋別市は必要に応じて公表することができるものとすると述べています。私は、必要に応じてではなくて、月に、いや、年に1回か2回はそういう測定ちゃんとやってるわけだから、それを積極的に公開をする。これは会社側もそうなんですが、そういう姿勢が必要だと思います。必要に応じて公表するとなっていますが、その辺についての考え方、もう一度教えてください。

答弁 木質バイオマス火力発電所推進室参事 小野寺賢治

お答えいたします。公表につきましては、協定書の内容を検討協議するときから、私どもとしましては、事業者さんのほうから積極的な情報公開という部分、いろんな情報発信という部分を何とか進めてくださいという部分、協定に関する環境項目の測定結果等につきましても事業者さんのほうから積極的にアピールしてほしいという部分のお話をしたところでございます。ただ、事業者さんは、事業やるからには法令遵守当然当たり前です、環境に配慮するも当たり前ですという部分は重々言っておられましたけども、この発電所に関しまして、法令とか条例の中でそういう部分の公表を義務づけてる部分がございません。そういう中では、協定の中に盛り込む部分は認めていただけなかったところでございますが、私どもとしましては、今後とも事業者さんのほうには積極的な情報の開示という部分を求めてまいりたいと考えてございます。また、協定文の中の必要に応じてという部分でございますけれども、例えば廃棄物の処理施設とかごみ焼却施設関係につきましては法令で公表等義務づけられておりますけども、逆に発電所の部分がそこまでうたわれてないという部分では、一般的な施設なのかなというちょっと思いもあったんでございますけれども、私ども、事業者そのものは新たにつくった会社ですけれども、大もとのほうで、親会社さんのほうではいろいろとやってる、発電所やってる実績もございますし、何かやっぱり苦情、苦情というんですか、ないと私は思ってるところありますけれども、変な煙が出てるとか、苦情とか何か、どうしても多く寄せられたとき、そういった部分については、当然臨時の立入調査しながら、業者さんの測定記録なり、市で測定する部分とか、あと大気の部分でいきますと北海道の管轄になるものですから、そちらのほうとも協議させてもらいながら、情報を少しでも公表していきますよという部分を条項に盛り込んだところでございます。以上です。

再質問 4番 野村淳一

公害防止協定では、今言ったように、課長言ったように、必要に応じてということになっていて、業者にはそのこと義務づけてるわけではもちろんありません。ただ、私が言ったように、もちろん私は業者を信用してないわけじゃないですよ。それはもう大きな会社、それはもうそのとおりなんです。しかし、さっき言ったように、情報きちっと公開するということがお互いの信頼関係、そして紋別に立地をするという意味づけ、そこにあると思います。私、これは引き続き要請なり努力なりをしていただきたいと思います。それと、廃熱の問題なんですが、ちょっと私教えていただきたいんですけどね。私、木質バイオマス火力発電所でいろいろと書物を読ませていただいたら、一般的にバイオマス発電所の発電効率というのは20%程度しかない、投入するエネルギーの8割近くは廃熱として捨てられているというような書物よく見るんです。ですので、その廃熱そのものをさらに活用する。そうやって廃熱も一つの財産ですから、それも売って発電所としては利益を上げていくというようなこともいろいろと取り組まれてるところもあると思うんですが、紋別の場合はそういうような内容ではないんでしょうか。廃熱のあり方、エネルギー効率というのはどのようになってるんですか。

答弁 木質バイオマス火力発電所推進室参事 徳正修一

お答えいたします。計画のバイオマス発電所の熱効率については32%程度というふうにお聞きをしております。コージェネといいますか、発電と熱の活用を大きく宣伝として出してるところは、計画の時点から廃熱、それと発電という両方の活用を目的として建設されているというところが多くあります。紋別の場合は、売電を重視して、熱の供給は基本的には行わないという設計になっております。ですから、出てくる廃熱もこれまで説明したとおりに非常に低い温度のものしか出てこない。熱効率ということですけれども、当然煙突の先から出てくるにも温度の高い煙が出ますし、それから低いといっても大量の温廃水が出ると。そういった形で、燃やして出たエネルギーが排出されてるということになろうかと思います。ただ、その割合につきましては承知はしておりません。以上です。

再質問 4番 野村淳一

ということは、紋別の場合はそれほど熱が大量に出るというようなものではないというような認識で、認識というのか、そういうプラントだと。だから、せいぜい、せいぜいというのか、植物工場ぐらいの熱量ぐらいなのかなあということで理解してよろしいんですか。

答弁 産業部長兼木質バイオマス火力発電所推進室長 野呂田厚司(産業部長兼木質バイオマス火力発電所推進室長は2014年12月まで)

お答えいたします。ただいま参事のほうからもあったかと思うんですけども、通常のこういう熱を使う部分でいけば80度とか100度とかという温水が出てくるということも考えられるんですけども、ここの施設につきましては20度から30度という至って低温の熱量の廃水という計画になってございます。この植物工場を計画するに当たりましては、この熱量をいかに使えるかということで考えておりまして、低温という部分をカバーするに当たるぐらいの水量が、2,000トンから3,000トンの1日当たりの水量が出るということで、包括した部分での熱量の検討ということで今考えてるところであります。

再質問 4番 野村淳一

わかりました。先ほど横内議員の議論でもありましたように、植物工場で今検討されているということでした。ぜひ障害者などにも門戸を開いた雇用の場にというふうに私のほうからも要請しておきたいと思います。次に、介護保険の問題ですが、これ昨日も議論があったんですが、第6期の介護給付費ですが、それは53億円程度になるのかなあというようなご答弁があったと思います。第5期ですね、この平成26年度までの第5期の介護給付費は47億3,000万円というのが第5期の計画だったんです。47億3,000万円。実際、もう既に決算が出るのかなあと思います。実際、この第5期の介護サービスの給付費はお幾らになろうとしてるんですか。

答弁 介護保険課長 小林邦博(介護保険課長は2015年3月まで)

失礼いたしました。第5期の給付費の見込みは47億円と推計しております。以上です。

再質問 4番 野村淳一

ということは、第5期の予定の金額とほぼ同じような金額だと認識してよろしいですか。

答弁 介護保険課長 小林邦博(介護保険課長は2015年3月まで)

お答えします。第5期の計画と実績はほぼ同じということになります。以上です。

再質問 4番 野村淳一

そうであれば、第5期の介護保険料、基準額で3,700円でしたかね。その基準額で収入もあって、そして介護給付費もほぼ予定どおりですから、ですから順調に第5期は進んできたんだろうというふうに思うんですよ。ただ、予算が足りなくなって基金から借入れをしなきゃならなくなったというような事態もありました。ちょっとその辺で、金額的には予定どおりなんだけど、中身では実際足りなくなったりしてるんですが、その辺はどういう状況だったんですか。

答弁 介護保険課長 小林邦博(介護保険課長は2015年3月まで)

ちょっと金額的なことまで詳しく申し上げられませんけれども、第5期の計画の中で既に介護給付費準備基金を使った上で保険料を3,700円に、使わなかった場合には3,900円ほどだったと思うんですけれども、基金を使うことによって3,700円に抑えたと、そういう経過がありまして、その計画に基づいて第5期計画中の介護給付費準備基金の使い道も同じように使われてきてるという状況であります。以上です。

再質問 4番 野村淳一

ううんと、いや、まあいいです。わかりました。それじゃあもうちょっと聞きますが、第5期のときには今言ったように介護給付費準備基金四千数百万円入れて軽減しました。それともう一つ、北海道の財政安定化基金1,500万円程度、これも繰り入れて軽減を行った、今言ったように何十円か引き下げたんですね。今回は、その準備基金は今のところ少しあっても、それは今年度につぎ込むんだという話もありました。この道の財政安定化基金の繰り入れというのは今回あるんでしょうか、ないんでしょうか。

答弁 介護保険課長 小林邦博(介護保険課長は2015年3月まで)

道からの繰り入れというのは、保険料が不足した場合に借入れる意味ということであれば、今回の実績の見込みの上では借入れは不要になるだろうということで今見込んでおります。以上です。

再質問 4番 野村淳一

道の財政安定化基金というのは、これは皆さん方それぞれの自治体が一定の割合で道に拠出をしてるんですよ。そして、積み立てられてくるんですね。さっき言ったように、何かどっかの自治体がそのときお金が足りなかったら、そこから貸し付けるという形で、みんなで拠出しながらつくってるのが財政安定化基金なんです。ところが、それがどんどんどんどんため込まれてきて、相当な金額に膨れ上がった。だから、こんなため込んでてもしょうがないからといって、第5期のときにそこから一定額を引き出して、それぞれの自治体のその財政力や高齢化率に応じて分配をして繰り入れたんですよ。そういうふうにして、介護保険料の軽減に使ったんです。これが第5期だったんです。だから、今度の第6期にはそれがあるのかないのかと聞いてるんです。

答弁 介護保険課長 小林邦博(介護保険課長は2015年3月まで)

第6期については、それについては分配はございません。以上です。

再質問 4番 野村淳一

ということは、紋別市の基金もない、道からの基金の繰り入れもないということになれば、まさにそういう意味では全くそのままどおりの保険料となります。どの程度になるのかまだわかりませんけれども、相当な金額にならざるを得ないんだろうと思うんですが、もう一回改めて聞きますが、紋別市として何らかの、急激に上がる保険料を軽減するための独自の軽減策というのは何かお考えはないのかどうか、もう一回お聞かせください。

答弁 介護保険課長 小林邦博(介護保険課長は2015年3月まで)

第6期の保険料額につきましては、先日来ご答弁した給付費見込額は53億円というふうに見込まれております。それで、第5期に比べて給付費が増えてございますので、保険料としても増える方向の見込みと考えられております。これは介護保険運営ですから、あくまでも介護サービスの提供と、その比例して保険料の設定という形で、サービスが充実すればするほど保険料も上がらざるを得ないという、そういう仕組みの中でございます。したがいまして、特別養護老人ホームの増床ですとか、市民の皆様のご希望に沿った形のものも含めて、それから在宅サービスのいろんな、認知症ですとか、いろんなことも含めてサービスを充実する、そのことによって介護給付費の見込みは皆さんの期待に応えられるように計画として見込みました。その結果高くなってしまいますんで、それについての財源としては介護保険制度の上で公費の部分と、それから残りは保険料ですけれども、保険料の40歳以上の2号の保険料と65歳以上の1号の保険料とで配分されるわけですけれども、その制度に基づいて、残念ながら基金もなくなり、道のそういう分配もなくなりましたので、それについては第1号保険料の基準額としては上がらざるを得ないと、そういうふうに認識しております。ただ、保険料を設定する際に、一律の料金ではございませんので、既にお示ししてますとおり、所得状況等に応じまして段階を設けて設定しております。その設定方法につきましては、今回国の法律改正の中で、従来の7段階のものからさらに拡充されて、9段階まで拡充されておると。それはといいますと、高所得者向けの階層をさらに設けて、その結果介護保険料全体の基準額が引き下がる、そういう方向を国のほうでも制度改正でつくっております。そういった形も踏まえて幾らかの軽減が図られると、そういう方向に沿って、計画に基づいて保険料設定していきたいと考えております。以上です。

再質問 4番 野村淳一

国は、そういう形で今制度を少し変えようとしています。それにかかわるお金を公費で負担するという話だというふうに思います。1段階がもう一つ安い段階にできるんだというふうに思います。具体的にもう少し金額出てこないと私のほうとしてもこれ以上議論ができませんから、そのときの議論にまた譲りたいというふうには思いますが、どちらにしても、今これから9段階に料金改定、料金の段階を所得別に変えていく。それは応能割により近づけようとしているということですが、ほかのまちに比べ、ほかのまちは10段階、11段階というところもあるもんですから、その意味では市として何らかの措置ができるのかなあという思いで質問しているところです。総合事業については、昨日の議論でも、2年間猶予を持って、実施は延期を、延期というのか、ずらすという話でしたので、そのときにまた具体的な議論をしたいというふうに思います。きょうはこの辺にとどめておきたいと思います。障害者の問題です。障害福祉計画の議論ですが、積極的な取り組みがされているというふうに思います。実態に即した計画づくりを、それからニーズに応じた計画づくりをしていただきたいと期待をしておりますので、よろしくお願いします。それから、就労支援ですが、話を聞けば、広域紋別病院でも障害者の皆さんの就労の場をつくるという話も伺いました。それから、氷紋の駅の福祉ショップかもめさんも事業を拡大するという話もお聞きしました。それから、きのうきょうの議論の中でも、木質バイオマスにかかわる植物工場での障害者の活用というのもお話を伺いました。そういう形で、障害者の就労がどんどん進むことを期待したいと思いますが、1点だけお聞かせください。障害者施設からの物品あるいは役務を優先的に調達するというのが法律で決まり、紋別もその取り組みをしていると思います。平成26年度も数十万円の目標を持って、それに取り組んでると思います。平成26年度、今年の物品と役務の調達についてどのような状況なのか、教えてください。

答弁 社会福祉課長兼参事兼臨時給付金対策室参事 飯田欣也

お答えいたします。優先的な調達というような形ですとか、優先的な発注というような形で、封筒ののりづけですとかというような形でいろんな発注してるんですけども、現在のところ前年に比べるとそれほど伸びてないというような状況でございます。以上でございます。

再質問 4番 野村淳一

実際はそうなんでしょうから、目標としては平成25年より26年のほうがもちろん目標として増やしている、目標は増やしていました。今後どうされるのか、それも含めて教えてください。

答弁 社会福祉課長兼参事兼臨時給付金対策室参事 飯田欣也

新たな内容でちょっと事業考えなきゃいけないのかなというふうな部分でありますけども、現在のところまだ未定でございます。ちょっと前向きに検討してまいりたいと思います。以上でございます。

再質問 4番 野村淳一

時間がありませんので次行きます。指定管理についてお聞かせください。指定管理の選定にかかわって見直しがされてきたというふうにお聞きをしました。緊張感が出てきたというような話もされました。その指定管理に伴って、そこで働く方々、人件費については何か変化がありますか。

答弁 財政課長 牧野昌教(財政課長は2016年3月まで)

何度かこの場の議会の議論の中でご質問にあったとおり、官製ワーキングプアというような議論の中で給与の実態を見直して、何とか改善したいというようなことで努力したいというようなご答弁何回かさせていただいたと思うんですけど、今年につきましては、人事院勧告の関係で、職員含めて人件費の改定を行ったところでございまして、当然そういった上昇につきましては、職員を基準として、市の労務単価というのも設定してございますので、わずかですが、今年については上昇するというような結果となりましたので、そういった待遇改善の部分についてはちょっと来年まで、今回そういった形で単価上がったものですから、新たな制度改定としましては来年に行いたいというようなことで、今回は見送ったところでございます。以上です。

再質問 4番 野村淳一

指定管理の問題で、私帯広市の資料ちょっと手に入れたんですが、指定管理業務実施上の留意事項というのを帯広市が出しています。指定管理業務の履行に当たって、雇用の安定、就労の促進を行ってほしいという形で、人件費については、労務単価を含め、いわゆる指定管理料に積算をしていると、この点十分留意されて賃金を支払うようにという形で、具体的に賃金が全部明記されています。例えば軽作業であれば9,000円、これは二省協定ですね。国土交通省、農林水産省協定による設計労務単価そのものを活用しています。あるいは保育所の問題でいうと、ここも社会福祉法人が帯広の場合指定管理になっていますが、ここの保育所職員の本俸基準額、これも児童福祉法による保育所運営費国庫負担金交付要綱に基づいて決めています。保育士、月額19万5,228円というふうになっています。これはもちろんさっき言った二省協定、あるいはそういう法的な金額に基づいてこういう金額を定め、そして帯広の場合は締結をした後さらにそのとおり給与が払われてるかどうか調査も行っています。こういうような具体的な中身が紋別でも必要ではないかと思うんですが、いかがですか。

答弁 財政課長 牧野昌教(財政課長は2016年3月まで)

我々も本年、そういった実際の、委託料で積算してる単価と実際そこで働いていらっしゃる方の給与の支払額の調査というのは行いました。それで、ほぼ委託料とそんなに差のないような結果となったところでございます。それと、議員さんご指摘の二省単価の額というのは、単価の中に期末勤勉手当というんですか、ボーナスの部分、それが入った額でございます。それで、紋別市が今採用してます市の独自単価というのは、その賞与の部分というのは別に2.2カ月、来年2.3になると思いますけど、それは別に積んでるということで、単価の差はありますけど、ほぼ通年にするとそんなに変わらない年収額になるのかなと思っております。ですから、特にそういう金額というのは定めてございませんが、単価については、予算の段階で、保育士であれば日額幾らとか、そういうものでは定めているということでございます。以上です。

再質問 4番 野村淳一

わかりました。これからもこの問題はぜひさらなる改善に向けて取り組んでいただきたいと思います。ちょっと紋別保育所の問題について、時間がありませんので、お聞きします。なぜ私は共立メンテナンスが選定されたのかという理由をお聞きしました。もちろん、これは選定委員会で議論されたんだということなんですが、なかなかそれだけでは納得できないんですよね。なぜそうなのかということを知りたいんです。共立メンテナンスさんというのは、事業実績というのは保育所にかかわってはどの程度の、何年程度の実績のある会社なんですか。

答弁 児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事 内田誠(児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事は2016年3月まで)

お答えします。近隣では湧別町で保育業務を受託した経過がございまして、2年程度保育業務の実績がございます。以上でございます。

再質問 4番 野村淳一

先ほど市長が共立メンテナンスさんのさまざま事業の内容を言いましたが、実は共立メンテナンスさんですが、共立メンテナンスさんが保育事業にかかわったのは2年ぐらい前なんですね。これをもって実績があるかないかというのはなかなか私は判断し切れないんですけどね。今回の議案の中に、公の施設の指定管理云々かんぬんで、共立メンテナンスさんと大谷学園さんの選定理由が書かれているものがあります。これをもって我々は判断しなきゃならないんですがね。そのさまざまな職員教育の徹底、研修等、あるいはコミュニケーション充実に向けた取り組み、安全・安心面の対応、これらが具体的に提案されているというふうに述べています。これで評価が高かったというふうに述べてるんですが、この具体的な提案とは一体何なのか。それから、先ほどプロポーザルで2つの事業団から事業所からさまざまな業務計画と、こういう保育をしたいんだということもプロポーザルでされたと思うんですね。そういう内容、あるいは策定委員会での議論の内容、こういうものは公開される、資料として提示することはできないんでしょうか。教えてください。

答弁 児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事 内田誠(児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事は2016年3月まで)

お答えします。紋別市指定管理者候補者選定委員会につきましては、委員会要綱に基づく会議は非公開とされておりますので、会議の発言等の内容はお答えすることができませんが、選定委員会の審査は、指定管理者の候補者を公平かつ適正に選定するため、委員会要綱に基づく指定管理者候補者選定審査評価表により、書類審査とプレゼンテーションによる聞き取り調査を行い、評価点を5段階評点として審査してございます。書類審査については、利用者の平等な利用が図られること、サービスの向上が図られることなどの14項目と、プレゼンテーションによる聞き取り調査につきましては、応募した動機はどのようなものなのか、施設の設置理念及び政策課題を理解しているのかなどの7項目で、各委員が書類審査及び聞き取り調査の評価点を付して、評価点の合計数の最も高い候補者を第1として、以下合計点数により順位を付するものでございます。以上でございます。

再質問 4番 野村淳一

今回はこれ指定管理ですから公の施設の管理ということになります。しかし、今回のこの保育所の場合は施設の管理に全然とどまりませんよね。子供そのものを預かるわけです。子供たちの保育、しつけ、情操あるいは教育、そして社会性、集団性というものを、全人格を預かるわけです。だから、施設の管理という話ではないんですよ。紋別で初めてのことですから。ですから、我々も、私も慎重に議論をし、慎重にこの議決に参加をしたいんです。だから、今言ったように、それぞれの事業団、いいですよ、共立メンテナンスさんだけでいいんですけど、どういう保育をやろうとしているのか、紋別でどういうことを試みようとしているのか、あるいはその保育士さんに対し、保護者に対し、どういう教育をしようとしているのか、研修をしようとしているのか、そういう中身を私たちが知らなければ次に進まないんですよ。だから、今どうやって決めたかって話は何度も聞いたんです、内容を知りたいと言ってるんです。それは非公開だから我々にはそのことは見せることができない、公開できないということなんですか。もう一回教えてください。(「休憩いただけますか」と呼ぶ者あり)

答弁 財政課長 牧野昌教(財政課長は2016年3月まで)

お答えいたします。指定管理選定委員会の非公開につきましては、この件だけでなくて、全般的なことでお話しさせていただければ、申請書に基づいて議論されるということで、その申請書の中には会社、団体としての独自の経営方針であるとか経営ノウハウというものが当然書かれております。そういった部分で、公開できない性質のものも多分にあるということで、非公開というようなこととさせていただいておりますが、今回の場合であれば、子供たちにどういった保育をするのかとは、そういう議員さんが求めてるような部分については、ある程度、経営ノウハウ等ということまでは言えない、中身についてはお示しすることは可能かと思いますので、それについては担当のほうからご説明させていただきます。

答弁 保健福祉部長兼臨時給付金対策室長 佐藤久祐(保健福祉部長兼臨時給付金対策室長は2015年9月まで)

それでは、お答えいたします。私のほうからは、どのような提案の内容だったかということをちょっと簡単にご説明をさせていただきます。まず、理念といたしましては、人を思い、人を支えるということで、子供の保育に関しましては、公共も民間も変わりなく、同じ目線で行うというような形でございます。事業の内容等につきましても、管理体制から人の配置、そういうものにつきましては全て基準を満たしてるということでございまして、また自主事業ということで、子供も保護者も楽しめるような、そういう仕組みづくり、例えば春と秋に開催されますようなバザーですとか保育所まつり的な、そういうご提案もあった中で、子供と保護者が一体として事業に参加しながら楽しめる場も設けるというようなこともされております。以上のことから、私どもの中身の中でそういうものを比較検討しながら今回第1順位としまして共立メンテナンスさんが選ばれたということでございます。以上でございます。

再質問 4番 野村淳一

時間がありませんから、もう一つお聞かせください。紋別市立紋別保育所、渚滑保育所の指定管理者の公募要項というのがあります。先ほど市長の答弁の中で、お隣、湧別町ではそういう事業をしているということなんですが、紋別市では特別実績がないとおっしゃってました。しかし、この応募資格の中に、市と容易にかつ緊密に連携が可能な法人及び紋別市民のサービス提供に精通している法人等で、紋別市内に事務所を有する法人等であるというように規定があります。あたかも今回の紋別保育所の指定管理をとるがために事務所をそそくさつくったような印象を私自身は受けざるを得ないんです。紋別市民のサービス提供に精通している法人、一定の実績がここでは求められているもんだというふうに思うんですが、この応募資格との関係でどのように理解されてるんですか。

答弁 保健福祉部長兼臨時給付金対策室長 佐藤久祐(保健福祉部長兼臨時給付金対策室長は2015年9月まで)

お答えいたします。応募資格の件でございます。今、議員さんおっしゃいました件でございますけど、まず紋別市に事務所を有して、その辺につきましては、既に弁護士さんにもいろいろお聞きした中では特段問題はないと、全然法的には問題ございませんというようなご返事をいただいてます。紋別市の市民に対してサービスの向上が見込まれるということにつきましては、これらの提案の中で紋別市の市民として保護者の皆さんがこういうサービスの提供をさせていけることによって保育の質が上がると、そういうような形で我々理解をしております。以上でございます。

再質問 4番 野村淳一

紋別市民のサービスの提供を向上するんではない、精通してるって書いてるんだ、ここに。ここにひっかかってるんですよ。紋別市民のサービス提供に精通している法人。精通というのは、やっぱりそれなりの経験と時間が必要なんじゃない、精通するというのは。というふうに思ってるから聞いてるんです。それはもうおとなしくサービス向上するって、それはそのとおりでしょうが。ここで言っている精通していると、あえてここのところを応募資格に載せたということは、いわゆる紋別市内の中で一定の実績と業績があるということを前提にして載せたんじゃないんですか。私そう思ってこれ読んでたんですよ。精通しているということは。もう一回教えてください。

答弁 保健福祉部長兼臨時給付金対策室長 佐藤久祐(保健福祉部長兼臨時給付金対策室長は2015年9月まで)

お答えをいたします。精通をしているという意味でございます。それらにつきましては、市民の皆様がこの保育事業といいましょうか、そういうものに対して何を期待して、そしてそれに対して何ができるかということがその共立メンテナンスさんでも十分に担えるというような理解をしてございます。以上です。

再質問 4番 野村淳一

これはまたあした委員会でも審議がなされるというふうに思いますが、最後だけ教えてください。株式会社ということです。今、株式会社ということは、基本的には私はもうけを生むためで、もうけを生むためって表現、まあそういうことですね。そして、株式会社の最大の目的は、株主に配当を少しでも多く与えることです。そして、株式会社が保育所業務に入ることによって株主に配当を与えることも許されています。指定管理はまさに公費です。一部の企業の利益を生むために使われるということに私非常に懸念を感じますし、疑問を感じています。制度的には株式会社入ること私はそのとおりなってるからそこ否定はしませんがね。その辺について改めてもう一度見解教えてください。

答弁 児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事 内田誠(児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事は2016年3月まで)

お答えします。今、議員おっしゃられたとおりなんですけども、厚生労働省は、公立保育所の運営業務について、平成13年から、株式会社やNPO法人等に対しても業務委託できるという見解を示しておりまして、その後の平成15年の現在の指定管理者制度においても、株式会社等の民間事業者が管理できるとしております。また、本年6月に公正取引委員会は、保育所の運営への株式会社への参入を事実上妨げている実態があるとして、公設民営方式をとる場合の事業者の選定において、法人形態を問わず、多様な事業者の参入が可能となるような運用や、株式会社等の参入阻止を目的とする条件や規制を設けるなど、特定の法人形態の事業者を不利に扱うような不公平な運用を行うことのないようにすべきとの見解を示しております。また、本年9月に厚生労働省から、6月の規制改革実施計画の閣議決定において、社会福祉施設における指定管理者制度の運用の改善の観点から、地方公共団体において、業務委託や指定管理者制度などの公募要件において、理由もなく株式会社を排除しないことの通知が出されております。こうした国の見解から、株式会社の参入は適切であると考えます。市としては、公募に当たり、安定した経営基盤を持ち、ノウハウを有する事業者であるかを見きわめることが重要であり、多様な事業者が切磋琢磨することで保育の質の向上が図られるものと考えてございます。以上でございます。

出典:紋別市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月9日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる