紋別市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月10日
(1)「特定秘密保護法(案)」について/(2)木質バイオマス発電所について/(3)住宅リフォーム助成について/(4)新病院建設に伴う周辺整備について/(5)65歳到達者調査と地域ネットワーク事業について
2013年12月10日、紋別市議会の一般質問で、野村淳一議員が「「特定秘密保護法(案)」について」「木質バイオマス発電所について」「住宅リフォーム助成について」「新病院建設に伴う周辺整備について」「65歳到達者調査と地域ネットワーク事業について」について質問し、市長 宮川良一、企画調整課長 寺井志郎、木質バイオマス火力発電所誘致推進室参事 徳正修一、事業課長 加川安明、水道部長 柏葉哲男、産業部長兼木質バイオマス火力発電所誘致推進室長 村井毅、都市建築課長兼広域公園推進室参事 稲葉宏剛が答弁しました。
- 質問者
- 野村淳一 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、企画調整課長 寺井志郎、木質バイオマス火力発電所誘致推進室参事 徳正修一、事業課長 加川安明、水道部長 柏葉哲男、産業部長兼木質バイオマス火力発電所誘致推進室長 村井毅、都市建築課長兼広域公園推進室参事 稲葉宏剛
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 野村淳一
私は、さきに通告いたしておりました順に従い質問させていただきます。最初に、さきの臨時国会で成立した特定秘密保護法について質問いたします。このたびの臨時国会で特定秘密保護法が多くの反対の世論と慎重審議を求める声を無視して、政府・与党によって強行的に採決されました。この法律は審議を重ねれば重ねるほどその危険性が明らかになり、主義主張の垣根を越えて反対の世論は日増しに拡大し、成立した今もなおその声はとどまることなく広がっています。政府が安全保障に妨げがあると判断しさえすれば、軍事、外交、スパイ防止、テロ対策など広範な行政情報を特定秘密と指定でき、その範囲はどこまでも広がる仕掛けであり、原発事故も、TPPでさえ特定秘密に指定される危険性もあります。何が秘密なのかも秘密のままなのです。また、特定秘密を扱う公務員は家族まで調査され、故意でなくても、過失でも、秘密を漏らせば厳罰となり、国民も何が秘密かわからないまま、秘密を漏らせと働きかけたとか、知ろうとしたとか疑いをかけられ、共犯にされるおそれがあります。まさに国民の目と耳と口を塞ぐ戦前の暗黒政治を復活させる現代版治安維持法と言えるものです。日本の民主主義と国民の知る権利を守り抜くために、この法律は絶対廃止しなければならないと考えるものです。そこで、この特定秘密保護法における地方自治体、地方公務員の関係についてお尋ねします。この法律には地方公共団体なる言葉は一切登場しません。地方自治体と特定秘密をなぜ遮断するのか。そこにこそ重大な問題をはらんでいると考えるものです。特定秘密保護法第6条では、特定秘密を保有する行政機関の長が他の行政機関に当該特定秘密を提供することができると定めています。しかし、提供を受けることができる行政機関には地方自治体は含まれていないのです。しかし一方で、地方自治体はいわゆる武力攻撃事態法や国民保護法によって住民の生命、身体及び財産の保障を担う機関とされ、住民の避難などの対処措置は自治体職員と消防が担当することになっています。にもかかわらず、住民避難が現実化するとき、国民保護を担うべき地方自治体には特定秘密が提供されないということになります。ここでは、責任を持った住民保護という地方自治体の責務を果たすことはできないし、地方自治体の自律的判断をも奪うことになりかねません。住民自治の観点から到底看過できない深刻な事態をはらんでいると言わざるを得ず、極めて重大な問題です。この点についてどのような判断と認識を持っているのかお聞かせください。これらの問題点を含め、特定秘密保護法は廃止しかないと考えますが、宮川市長の認識をお聞きするとともに、政府に対しても地方自治体の存在をかけて反対の立場を明確にするよう求めるものですが、いかがでしょうか。見解をお尋ねいたします。次に、木質バイオマス発電所について質問します。住友林業などによる国内最大級の木質バイオマス発電所を紋別市に建設することが正式に決定しました。まず、その事業の概要についてお知らせください。10月22日に行われた記者会見の席上、宮川市長は紋別モデルとなるよう立派な事業にしていきたいと述べたと報道されています。ここで言うこの紋別モデルとはどういうものなのかお尋ねします。この発電所では半径75キロ圏内から年間22万トンの林地残材、木質バイオマスの供給を想定しています。しかし、それが果たして可能なのか懸念する声もあるといいます。その点に関する見通しと方向性をお聞きします。林野庁は昨年、発電利用に供する木質バイオマスの証明のためのガイドラインというのを示していますが、その中に留意事項として、既存利用に影響を及ぼさないよう適切に配慮するよう求めています。ここで示されたこの内容とその考え方についてお聞きいたします。相当大規模な発電所となるだけに環境面についても十分な配慮と対応が求められます。現在、発電所建設に伴って紋別市と紋別漁協との間で協定が結ばれたとお聞きしますが、その目的と内容についてお知らせください。その際、住友林業側との関係はどうなのかもお聞きいたします。さらに、紋別市と住友林業、紋別バイオマス発電側との公害防止協定の締結は行わないのか、その見通しも含めお尋ねいたします。この間、補正予算において、木質バイオマスの関連敷地として小向の農業研修センターの購入1,900万円、林地残材活用システムの構築として300万円が計上され、今回も調査研究として70万円程度が計上されています。また、上下水道事業においても補正予算が同様に計上されました。このように、木質バイオマス発電所関連の予算が次々と計上されるのですが、紋別市として今後どのような対応となるのか、その全体像が見えてこないのです。それらがどう関連し、今後どう展開するのか、その全体像が見えなければ評価もできないのが現状です。一つ一つの費用対効果も見定めていかなければなりません。木質バイオマス発電に関して今後紋別市はどのようにかかわっていくのか、予算面も含め、その内容をお聞きいたします。計画されている木質バイオマス発電が紋別市にとっても、林業の振興にとっても、環境保全にとっても意義ある事業であることを望みますし、期待もするものです。同時に、この取り組みが紋別市民にとっても価値のあるもの、利益のあるものだと位置づけることが重要です。それが企業の利益にとどまらず、環境先進都市として紋別市のまちづくりに生かす取り組みこそ重要でありチャンスではないでしょうか。木質チップへの燃料の転換を公共施設を中心に大いに進め、地域内でのエネルギーの循環、経済の循環を進めること、一般住宅や公共施設へのペレットストーブの普及に努めることなど、木質バイオマスの活用を大いに進め、行政の施策として、環境と生活、環境と産業の共生を進める事業の展開が必要だと考えます。宮川市長の見解をお伺いするものです。次に、住宅リフォーム助成制度について質問します。この課題はこれまでも何度か議会で取り上げさせていただき、その導入を求め訴えてまいりました。それは私自身、この制度が単に個人の利益、個人の財産を拡大するだけのものではなく、それ以上に公共の利益があると判断してきたからであります。増築を含めた住宅の改修は、それ自体、高齢化の中でのバリアフリー対策であり、耐震化を促進する防災対策であり、寒さや雪を克服する省エネという環境対策であり、そして紋別市に長く住み続けるといった定住対策でもあるからです。そして同時に、建設業界をはじめ、地域経済の活性化に寄与するものであるからです。新築件数は少し持ち直してきたようですが、それも消費税の増税前の駆け込み需要の面も否めません。消費税増税後の景気の腰折れ、景気の後退も懸念され、それを見越した対策も必要ではないでしょうか。滝川市などでは住宅改修助成制度の対象を耐震改修、バリアフリー改修、省エネ化を図る断熱改修、耐久性能を向上させる改修工事等に中心を置き、安心・安全なまちづくりとの整合性を持って実施しています。北見市が平成22年度から24年度に実施した住宅リフォーム助成制度の結果を見ると、全体500件のうち助成制度をきっかけに工事を行った世帯が24%、予算を増やした世帯が32%ありました。これを見る限り、確かに助成制度が住宅リフォームへの大きな後押しになったことは間違いありません。さきの議会でも21の会の藤田議員もこの問題を取り上げ、裾野の広い事業として、さらに業界の存続にも触れ、助成制度の実施を求めました。まさにそのとおりであり、意を強くいたしましたし、今議会においても阿部秀明議員が取り上げております。既にこの流れは大勢になっているのではないでしょうか。重ねて住宅リフォーム助成制度の創設を求めるものですが、市長の見解をお伺いいたします。次に、新広域紋別病院の建設と周辺整備について質問いたします。新広域紋別病院の建設工事が進んでいます。そびえるようなクローラクレーンが建設現場の活気を伝えています。今は免震構造を含めた基礎部分の建設段階だと思いますが、病院本体の姿がやがて見えてくるのだろうと期待をしています。さて、新病院建設と同時に、病院開院時に向け、病院周辺の整備もいよいよ日程に入ってきていると思います。それは、地域の住民にとっても日常生活に影響するだけに関心の高い問題です。そこで、何点か今後の方向性についてお尋ねいたします。まず、新病院裏に院外薬局などを誘致するために道から2,000万円で市が買い入れた土地の取り扱いについてです。この土地について現在どのような状況になっているのでしょうか。2区画に分けて入札行為が行われようとされていますが、その結果も含め、内容をお聞きします。また、それら土地の販売価格の設定についてもお聞きいたします。ちょうどこの土地の前にバス停が新しく設置される予定です。バスの乗り入れが集中するでしょう。ですから、私はこの場所にバスの待合所などを設置すべきだと前にも求めた経緯がありますが、その方向性はどうなったのかお尋ねいたします。現在のバス通り、旧北高グラウンド下、落石第4号線の整備についてです。ここは通学路にもなっていながら歩道が整備されておらず、かねてから安全対策の要望が出されていたところです。病院関連の施設整備とあわせ、新たに歩道の設置も含め、落石第4号線の道路改良が必要だと考えますが、いかがでしょうか。その内容と時期についてお聞きいたします。また、エトワール脇の市道、落石第19号線についても、新しい保育所の建設など新たな需要が高まることが予想されます。ここもまた歩道の整備を含め、改良が必要と考えますが、お考えをお聞かせください。次に、新病院へのバス路線についてお聞きします。これもさきに南北両市内循環線の乗り入れを求めた経緯がありますが、その後の取り組みと方向性をお尋ねいたします。山の上線についてです。ここにはバス停とともに病院入り口が設置される予定です。しかし、ちょうど坂道となっているため、より安全性を高めるためにロードヒーティングの延長整備が求められていると考えますが、その方向性についてお聞かせください。それら病院建設工事も含め、地域周辺では工事が集中することになります。当然、周辺住民などへの説明と配慮、理解が必要になると考えますが、どのように対応されるのかお聞きいたします。また、学校周辺でもあるだけに工事の安全確保も必須であり、徹底しなければなりません。その点での対応もお聞きいたします。最後に、65歳到達者生活状況調査と地域ネットワーク事業についてお尋ねします。紋別市は、その年、65歳になった市民に対し、生活状況調査を社会福祉協議会に委託をして実施しています。この調査の内容は、今後の福祉サービスを計画的に整備するところにあると考えます。しかし一方で、その調査の内容は、本人の病気の有無や病名などといった医療情報や介護認定など介護保険の受給状況、さらには障害など身体の状況、持ち家などの住居の状況まで、極めて個人に立ち入った内容となっています。そこで、何点かお聞きします。まず、この65歳到達者生活状況調査の内容と目的及び実績についてお聞きするとともに、調査を社協に委託した理由についてお聞きします。次に、この調査によって得られた個人情報の取り扱いについてです。言うまでもなく個人情報の管理は紋別市個人情報保護条例によって定められており、その扱いには慎重さと細心の注意、規律が必要です。この65歳到達者生活状況調査の内容はどの部署で、どのように管理されているのでしょうか。また、どの範疇までこの情報が提供され、その管理規則はどのようになっているのかお尋ねします。さらに、これらの調査結果はどのように集計、分析され活用されているのかもお尋ねします。これらの情報が防災対策、高齢者福祉事業、地域ネットワーク事業に保有されるといいますが、それぞれにどう生かしているのか、具体的内容をお知らせください。また、今後ともこの調査を実施するのかどうか。そして、どのような活用を考えているのかもお聞きいたします。また、中には調査を拒否する人や調査を拒む人もいると思いますが、その方々への対応についてはどうされているのかお聞きいたします。さらに、高齢者を地域で支える取り組みとして、これらの調査内容も生かされている地域ネットワーク事業について、その実施状況と今後の方向、さらに課題についてもお聞かせください。以上で私の質問は終わりますが、再質問については留保いたします。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、野村議員のご質問にお答えいたします。初めに、特定秘密保護法についてであります。本法につきましては、国の安全保障に資する一方、国民の知る権利への影響などが懸念されているところであります。法律の中では、拡張解釈しないことや、報道や取材の自由に十分配慮すること、秘密指定の恣意性を排除するための第三者機関の設置を検討することなどが盛り込まれておりますが、特定秘密の範囲が不明確であり、運用によっては安易に広がるおそれがあることなどから、国民が大きな不安を抱えているものと考えております。市といたしましては、本法の運用など詳細が不明なため、引き続き地方自治体とのかかわりなどについて情報を収集するとともに、国においては、国民の不安が解消されるよう、丁寧かつわかりやすい説明を行い、法律の趣旨を逸脱することなく厳格に運用されることを期待しております。また、本法への対応につきましては、議会での議論などを踏まえ判断してまいりたいと考えております。次に、木質バイオマス発電所についてであります。1点目の事業概要につきましては、建設場所は市内新港町4丁目、紋別港第3埠頭工業用地、発電規模は5万キロワット、総事業費約150億円、燃料は林地残材などを約21万8,000トン、ヤシガラと石炭をそれぞれ約5万トン使用し、営業運転開始は平成28年12月となっております。2点目の紋別モデルにつきましては、発電所が立地し、林地残材に価値が生まれることにより適切な森林管理による資源の好循環が確立され、地域と立地企業の双方が潤う林業の姿を築いてまいりたいと考えております。3点目の木質バイオマス供給の見通しと方向性につきましては、さきに阿部秀明議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。4点目のガイドラインの留意事項の対応につきましては、間伐材の相当部分が既に製材、合板、製紙用チップなどに使用されており、これら既存の利用に著しい影響が出ないようにという趣旨と考えております。住友林業からも地域に影響のないように配慮したいと伺っております。5点目の市と漁協との協定につきましては、アクアセンターと紋別漁協とは昭和48年に公害防止協定を締結しておりましたが、発電所の温排水をアクアセンターで受け入れることとしたことから、環境関連法に沿って水質基準の見直しもあわせて行ったものであり、温排水に関するシミュレーションにつきましては住友林業が調査を行っております。6点目の市と住友林業との公害防止協定につきましては、施設の全容が明らかになった段階で協定の内容を精査し、締結することで協議しております。7点目の今後の紋別市のかかわりにつきましては、さきに阿部秀明議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。8点目の木質バイオマスの活用促進につきましては、発電所稼働後の集材の状況により判断してまいりたいと考えております。次に、住宅リフォーム助成制度についてでありますが、さきに阿部秀明議員のご質問にお答えしたことでご理解を願います。次に、新病院建設に伴う周辺整備についてであります。1点目の院外薬局の整備につきましては、さきの第3回定例会で補正予算を可決いただきました北高跡地の用地は北海道から譲り受けた後、A区画として院外薬局の独立店舗660平方メートルを、またB区画として院外薬局、日用品等販売店及びコンビニエンスストアの複合店舗用地4,340平方メートルを公募またはプロポーザル方式により売却公示したところであります。A区画につきましては、今月12日に入札、B区画につきましては13日にプロポーザル審査会を開催する予定であります。販売価格につきましては、落石1丁目団地から潮見小学校へ通ずる落石第4号線沿いの住宅地の固定資産評価額を基準に、評価額と実売価格の乖離を補正する係数を乗じて算出したところであります。なお、B区画におきましては、盛り土やのり面が必要となりますことから、崖地補正等の減額を行っております。バス待合所の設置につきましては、病院利用者の利便性やバス待ち環境の向上のため、市道山の上線及び新病院海側の新設市道に設置を計画しており、場所や利用の諸条件を考慮しながら、形状など詳細を詰めているところであります。2点目のバス路線の整備につきましては、南北循環線の乗り入れは、いずれも前段申し上げた新設道路を経由すべく検討を進めております。特に南循環線は運行エリアを拡大することになりますが、循環線はバスターミナルでの相互乗り替えが可能となるよう時刻表を編成しており、これを維持しながら新病院を経由するために、現行路線部分についての見直しが必要となります。平成27年春の新病院開院にあわせ乗り入れるためには来年12月までに路線決定しなければならないことから、さきに開催の地域公共交通活性化協議会に検討のたたき台となる路線案を示し、ご意見を伺ったところであります。現在、広域紋別病院にアンケートボックスを設置しており、地域公共交通活性化協議会はもとより、バス利用者の意見もお聞きしながら、路線バス総体の利便性と新病院利用者の利便性の両立を図れるよう、運行方法も含め検討してまいります。3点目の道路、ロードヒーティングの整備につきましては、旧北高グラウンド下の落石第4号線は両側に歩道を設置するなどの改良工事を平成27年、28年度の2カ年で実施し、エトワール脇の落石第19号線は落石第4号線の整備に引き続き車道拡幅や歩道設置の工事に着手する計画であります。また、山の上線のロードヒーティングは既設のロードヒーティングを延長し、安全で円滑な交通の確保を図ってまいります。周辺住民への対応や安全確保につきましては、来年度は工事が集中することから、広域紋別病院企業団と連携を図り、より一層の住民周知に努めてまいります。また、関係する工事の発注者及び受注者全体で組織化を図り、情報の共有化と現場周辺の安全確保に万全の体制を図ってまいります。次に、65歳到達者調査と地域ネットワーク事業についてであります。1点目の65歳到達者生活状況調査の内容等につきましては、急速に進展する高齢化を踏まえ、急増することが見込まれる各種の高齢者福祉サービスの提供体制を計画的に整備するとともに、不測の災害時等における高齢者などの安全を確保するため、単身高齢者などの生活状況を調査し、災害時などにおける要援護者を把握することを目的として行うものであります。業務を委託しております社会福祉協議会の職員2名が調査実施年度の4月1日時点において65歳となる単身高齢者等の世帯を訪問し、調査の目的や趣旨などの説明を行い、本人の同意を得た上で、氏名、住所、医療機関への通院状況、介護福祉サービスの利用状況、居住する住宅の状況、緊急時の連絡先等について聞き取りを行うものであります。調査実績につきましては、昨年度は対象世帯161世帯のうち144世帯の聞き取りを行い、本年度は対象世帯229世帯のうち138世帯の聞き取りを行っております。また、本事業を社会福祉協議会へ委託している理由につきましては、ひとり暮らしの高齢者など要援護者を把握し、見守り活動などの必要な支援を行うためには、地域の実情を把握する町内会などとの協働による取り組みが不可欠であるとともに、公平公正な視点で業務に取り組むことが必要でありますことから、日ごろから地域福祉を推進する上で町内会などとの密接な連携体制が構築されており、公共性、公益性の高い団体である社会福祉協議会に業務を委託することが適当であると判断したものであります。2点目の個人情報の取り扱い等につきましては、調査により収集した資料等は市及び社会福祉協議会において保管しており、社会福祉協議会では鍵つきのキャビネットに保管するなど、紋別市個人情報保護条例に基づき、書類等の紛失や情報漏えいなどの防止を図るため、厳重な管理を行っております。また、調査により収集した情報の提供等につきましては、紋別市地域ネットワーク事業実施要綱及び紋別市地域ネットワーク事業個人情報取扱要領などに基づき、地域ネットワーク事業のために必要な場合に限り、社会福祉協議会から町内会長などの各地区の代表者に対して調査資料の閲覧に応じております。なお、社会福祉協議会と町内会などとの間におきましては、個人情報の保護及び管理に関して覚書を取り交わしており、秘密の保持や目的外利用の禁止について厳格な取り扱いを行うよう事務処理の徹底を図っているところであります。調査結果の活用等につきましては、調査票原本を市の社会福祉課が保管し、今後の高齢者福祉サービスの検討資料とするほか、高齢者の安否確認など緊急時に活用しております。また、調査票の写しを社会福祉協議会が保管しており、緊急時の対応が必要な場合や新規訪問先の把握等についても活用しております。さらに、防災活動に対しましては、災害時要援護者対策の具体的な対応策を構築する上で活用することを想定しております。今後におきましても、地域ネットワークにおける新規訪問先の確認をはじめ、高齢者の安否確認などに活用するため調査を継続してまいりたいと考えております。一方、調査を拒否される方々などへの対応につきましては、本年度の調査におきまして56世帯の方が調査を拒否されております。拒否の理由といたしましては、心身ともに健康であり調査不要とご自身が判断されたことによるものが多数となっております。本調査は本人の同意を前提として行うものであるため、調査を希望しない方については状況の把握ができない現状にあります。そのため、各地区推進員による訪問活動により、必要に応じたバックアップ体制の構築が課題であると考えております。3点目の地域ネットワーク事業の取り組みにつきましては、この事業は社会福祉協議会をはじめ町内会、老人クラブ、民生委員、児童委員など地域福祉を支える団体等が相互に協力し、ひとり暮らしの高齢者世帯などの日常的な生活支援及び災害時の安全確保を行うものであり、平成12年度から実施されております。平成24年度末時点では各地区における訪問活動の母体となる地区推進会議は41団体、実際に訪問活動を行う推進員は247名が登録されており、452名の方への訪問活動を行っております。今後も高齢化の一層の進展が見込まれる中、高齢者の孤立死防止や権利擁護を推進する上で本事業の担うべき役割は一層重要性を増すものと考えられますことから、市といたしましては個人情報の取り扱いに留意しつつ、関係機関との連携体制の充実を図るとともに、高齢者の方々に対しましては本事業の趣旨を丁寧に説明するほか、見守りなどの支援を必要とする方の手続き上の負担の軽減などについて検討を行いながら、引き続き事業を推進してまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきます。
再質問 12番 野村淳一
何点か、じゃあ再質問させていただきます。最初に、特定秘密保護法についてであります。これ今日の道新でも報道されておりましたが、この法律成立をしたんですが、廃止や修正を求める世論が8割を超えるという状況です。どれだけこれが乱暴な形で決まったかということを如実にあらわしていると思います。私自身も政府・与党のやり方に怒りを込めて抗議をしたいというふうに思いますし、国民はこの暴挙を忘れないというふうに思います。地方自治体との関係では重大な問題をはらんでいると指摘をさせていただきました。これは何も紋別市に限らず、自治体全部にかかわる問題であります。特定秘密が自治体には提供されない可能性があるということであって、住民の安全や財産を守ることができるのかということの根本にかかわる問題です。この問題について、これは何も紋別だけではありませんから、全道市長会あるいは地方六団体、これ都道府県も全部含めてそうです。この問題では、ここで十分にこの問題を精査し、あるいは取り上げて、この問題の是正あるいは廃止を含めた取り組みが必要だと思いますが、それについて見解をお聞かせください。
答弁 企画調整課長 寺井志郎(企画調整課長は2014年3月まで)
全道市長会、それから全国市長会の現在の状況では、この法律については、国に対する要望という部分についてはまだ取り上げている状況にはございません。何分、法律が制定されたばかりでございます。施行については来年12月というふうになってございますので、その間この法律の内容を十分地方自治体としても精査する中で国に対して要望していくものと、要望すべきものは要望していくというような形になるかと思います。
再質問 12番 野村淳一
この問題は看過できませんので、もっと強い姿勢でぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。木質バイオマスの問題であります。もうこれもずっときのうもきょうも議論されているので、余り繰り返しになるので避けますが、ただ1点だけ、いや、1点というのかな、まずその木質バイオマスの供給の問題です。年間21万トン弱の林地残材です。これはもう本当に全地域挙げてやらなきゃならないということなので、そういうことなんだろうと思いますが、確認です。この林野庁が示しているガイドラインの中で、既存利用に影響を及ぼさないということに配慮しなさいということが提起されています。今市長の答弁でもありましたが、住友林業側もその地域に対しては配慮をするというふうに述べているという答弁でありました。きのうも議論がありました。例えば下川町の問題、あるいは滝上町の問題含めて、それぞれの市町村でそういう林地残材を使った地域でのエネルギーの創出というのが進められていると思います。そういうものに対しても十分配慮が必要だというふうに思いますが、そういう観点でよろしいのか。確認です。教えてください。
答弁 木質バイオマス火力発電所誘致推進室参事 徳正修一
お答えをいたします。ガイドライン並びにこのガイドラインに関するQアンドAというのも出ておりまして、そこにもきちんと記載をされているんですけれども、このガイドラインを見る方、これは証明を出す方々、あとこういった林地残材等の運搬収集に関しても、関連する方々が全て、このガイドライン並びにQアンドAを見るというようなことになるかというふうに思ってます。その中で書かれているということなもんですから、やはり今ある用途、これをとるというか、そういうことがないようにというのはQアンドAにも書かれております。以上です。
再質問 12番 野村淳一
その辺はぜひ配慮をしていただきたいというふうに思います。次に、温排水の問題についてお聞かせください。紋別市と漁協の間で公害防止協定の見直しがされました。これは木質バイオマス発電所から出されてくる温排水の処理の問題にかかわってだと思いますが、木質バイオマス発電所からの出されてくる温排水をなぜ紋別のアクアセンターに一たん入れて処理するのか、その理由を教えてください。
答弁 事業課長 加川安明(事業課長は2013年12月まで)
お答えいたします。アクアセンターで温排水を受け入れるということといたしましては、アクアセンターで水質及び水温を管理することによりまして漁業関係者の方々の安心が得られることが1点。また、受け入れることに対します使用料につきまして、年間約2,000万円程度の収入が見込まれますことから、今後の下水道事業の経営に有益であるということも考えられますので受け入れることとなった次第であります。以上です。
再質問 12番 野村淳一
確かに2,000万円というのは大きな魅力なんだろうというふうに思いますがね。ただ、私ちょっと気になってるのは、全国にも、これは木質バイオマスを燃料にしているわけで、火力発電所です。全国に幾つもの火力発電所があります。多くの火力発電所、ほとんどの火力発電所は同じように温排水を出します。それは誰が処理してるかというと、もちろんそれは主体です。火力発電所自体が責任を持って水質を管理し、そして今だったら7度という水温がありますね。いわゆる海水温に対して7度未満ということにちゃんと管理をしながら、火力発電所自体がその責任に応じて温排水の処理をしています。それが基本ではないのかな。なぜそうなのかというと、何か事態があったときにどこが責任を持つのかということになるわけですよ、それは。あるいは海水の異変、あるいは漁獲量に対する異変という問題、あるいは水質汚濁に関する異変という問題に対して一体誰が責任を持つのかと言えば、それは事業主体である火力発電所なんです。これでいくと紋別市が責任を持つことになるのじゃないのかな。その辺がどうもちょっと道理としてはわからないんですが、もう一回教えてください。
答弁 水道部長 柏葉哲男(水道部長は2015年3月まで)
お答えいたします。これを受け入れる部分で再三協議した部分がございます。ただ、私どもとしましては、アクアセンターでこの処理水が受け入れ可能ということで判断いたしまして、受け入れるということで認識してございます。以上でございます。
再質問 12番 野村淳一
受け入れ可能というのは、そういう容量、キャパがあるという話ですね、それは。私が言ってんのは、責任のありようの問題についても触れてるんです。その点についてもう一回教えてください。
答弁 水道部長 柏葉哲男(水道部長は2015年3月まで)
私ども受け入れるからには、出す側ですか、出す側の住友さんともちろんその辺は重々協議をしながらやってますけれども、今の現段階というか、私どもとしましては処理可能という部分で、責任の所在云々かんぬんにつきましても、やはり私ども受け入れた以上はきちっとした形で放流するということで考えてございます。以上でございます。
答弁 産業部長兼木質バイオマス火力発電所誘致推進室長 村井毅
温排水の関係につきましては、まず住友さんのほうからは平均的に上限といたしましては大体30度以下の温度で排水するということでは聞いておりますし、また一義的には、やはり議員おっしゃいますように、住友さんが当然責任持って排水すると。アクアセンターのほうも受け入れにつきましては排水基準といいますか受け入れ基準等もありますんで、そういったもので受け入れるんですけれども、やはり市が関与して、それははっきりその辺の水質なり温度なり、そういったものもチェックしていくことによって二重のセーフティーネット、そういったものも含めて、漁業だとか、そういった地元の産業に与える影響をしっかりなくしていく。それは住友さんと協力して、それも市が関与することによってその辺の安心感も得られるんじゃないかと、こういう趣旨からアクアセンターで受け入れると、このようなことで住友さんと協議したところでございます。
再質問 12番 野村淳一
これは7度といった基準があります。これは協定で結ばれているものなんですね。これから1,000トンですか、2,000トンですか、その温排水が毎日流れ出すわけですね。オンネナイ川にそれが排出されて、海に流れていくわけです。これがどのような影響を及ぼすかということはまだ誰もわからない。モニタリング、これちょっと聞きたいんです。これはどのような影響があるのか、その後についてのモニタリング調査については誰がどこでされるんですか。
答弁 木質バイオマス火力発電所誘致推進室参事 徳正修一
お答えをいたします。答弁の中にもありました、シミュレーションというふうにお話をしたかと思いますけども、これにつきましては排水温、それと塩分濃度の真水が入るということで薄くなる部分があるということから、シミュレーションを行いまして、影響があるかないかというものを、これは住友林業さんがみずから行っております。そのシミュレーションの結果、大きな影響はないと、ほとんどないという結論が出まして、それをもって協議を行って、最終協定を結ぶことができたということになっておりますけども、その後のモニタリングについても、住友林業さんも排出者、それと、市とすれば一回受けて出すわけでありますから、両者で場所を決めたりして、その後のやっぱり追跡というのも、事業開始後のものについても進めていかなければならないということは話をしております。詳しい箇所ですとか、その辺についてはまだ明らかにはなっておりませんけど、方針としてはそういうことで話を進めております。
再質問 12番 野村淳一
この問題ばかり言うつもりはないんですけどね。ただ、主体となる火力発電所は、できるだけその影響を少なくするために、例えば海底から出すとか、あるいは海水面からゆっくりちょろちょろ出すとか、いろんな努力をしながら影響ないように努力をしてるんですよ、火力発電所の日本に今あるのはね。それがやっぱり事業体の一つの責任なんだということがありますから、その点も明らかにしておいていただきたいというふうに思います。それでもう一つお聞きしますが、公害防止協定は締結するという方向でしたが、今の段階で環境影響調査、いわゆる環境アセスはどうなるか教えてください。
答弁 木質バイオマス火力発電所誘致推進室参事 徳正修一
お答えをいたします。環境アセスメントにつきましては、発電所におきましては7万5,000キロワットを超える場合には必須の条件となっておりまして、それ以下につきましては必須ということにはなっておりません。ですが、先々週だったと思いますけれども、やはり既存の環境調査というところは自前で行っております。住友林業さん側のほうで行っております。以上です。
再質問 12番 野村淳一
わかりました。この木質バイオマスの問題で紋別モデルというのが出されました。これも市長も今何度もご答弁されましたので、大筋では理解いたします。これからも全国でこの木質バイオマス発電所というのは大きく飛躍をしていくんだろうと思うんですね。そういう意味では紋別がその先駆になって、地域も、そして環境も林業も含めた一体とした振興を図るというのは大きな意味があるというふうに思います。同時に、私は質問でも言いましたが、紋別市にとってこの事業をどう展開するのかというのも重要だと思っています。昨日も阿部秀明議員からバイオマス産業都市を目指すべきだという提言がありました。私もこれも重要な提言だというふうに思います。ぜひこれがある意味では紋別モデルとして定着できないものかなあと思います。せっかくこういうふうにバイオマス発電所ができるわけですから、地域の熱をエネルギーをバイオマスで転換をしていくというようなことが重要でないのかなあと思います。それが紋別モデルではないのかなあと思います。主体的な取り組みが必要だと思いますが、それについての考えをお聞かせください。
答弁 木質バイオマス火力発電所誘致推進室参事 徳正修一
お答えいたします。現時点におきましては、木質バイオマス発電所への安定的な供給をいかにして地元にとって安く安価に供給できるかということをこれからも、また今後も研究も進めていかなければならない状況にありまして、本当に発電所が運転をして十分に供給ができるのかどうなのかというところも現在のところ本当に明らかな状況ではありません。ですから、その発電所以外への活用ということになりますと、発電所本体の使用状況、これがはっきりしないと今の段階では進める進めないという判断もできないというふうに考えております。以上です。
再質問 12番 野村淳一
どちらにしても、今このバイオマス発電所そのものが主体になってどんどん進んでいっています。予算もどんどんそれについている。そのこと自体に否定をするものではありませんが、同時にそれが市民にとって地域にとってこの木質バイオマス発電が大きな力になることを期待したいと思いますし、その構想についてはぜひ進めていただきたいと思います。住宅リフォームの問題についてちょっとお聞かせください。昨日もこれ議論がありまして、ちょっと昨日の議論で恐縮ですが、続きになりますが、なかなかいい議論をしていたんで、お聞かせください。この住宅リフォームが公共・公益性が担保できれば、あるいはそれがクリアできれば、それがあるというふうに判断できれば実施するというような方向性があるのかなあと昨日の阿部議員の答弁の中では理解をしたのですが、そういうことでよろしいんでしょうか。
答弁 都市建築課長兼広域公園推進室参事 稲葉宏剛
そのようにご理解いただいてよろしいかと思います。
再質問 12番 野村淳一
具体的に言うと、私が先ほど質問の中でも提起をしましたが、バリアフリーの問題、あるいは耐震性の問題、あるいは居住性の問題やいろんな問題を私さっき取り上げましたが、それらを含めて公共性があるというふうに私は判断をしていますが、そういうことの理解でよろしいでしょうか。
答弁 都市建築課長兼広域公園推進室参事 稲葉宏剛
これまでご質問いただいた住宅リフォームという言葉の意味なんですけれど、建物の機能回復といいますか修繕によって、また建設直後のもとの状態に戻すというようなことを意味してます。このリフォーム工事に対して、建設業の活性化という観点で、公共・公益性を考えた場合に、なかなかこれまで踏み出せなかったというのが一つございます。昨日の阿部議員のご質問、そして今回の野村議員のご質問では、建設業界の経済活性化という、一助という視点はもちろんありますが、それ以上にバリアフリー対策、耐震化対策、省エネルギーに代表される環境対策というような、建物の機能・性能面での向上ということに目を向けていただいたということは私どもの考え方に理解を示していただけたと受けとめております。修繕工事ということだけでなくて、阿部議員の言葉を借りればリノベーションという機能・性能向上という視点で、良質な住宅ストックの形成に向けた取り組みとして検討していきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 12番 野村淳一
大筋で私も理解をしますし、その方向で私は何も問題ないというふうに思っています。結果としてそれが住宅産業関連にも好循環をもたらすということではあるというふうに思います。第一義的には、その住宅の改修、それがバリアフリーや耐震性や、あるいはさまざまないい影響を及ぼすということでは意味があると思います。改めて、市長お聞きします。よろしいですか、市長。この問題で、安全・安心な住環境をつくる、快適な住環境をつくると、住み続けられる住環境をつくっていくということでは重要だと思います。あとは私は政治判断なのかなあというふうに思っております。議会の中でもこれだけ大きな今声になりつつあるわけでありますから、市長の決断と来年度にそれが反映されるのかどうか、見通しも含めて市長からご答弁いただきたいと思います。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
政治判断というよりも政策、その時々の政策判断だというふうに思います。補助金補助金といろんな業界、いろんな関係の中で、議会の中で議論されますけれども、私どもは自治体として、できるだけ地域の方々が住みやすいまちづくりということで心がけております、当然でありますけれども。しかしながら、限られた財源の中でどう効率的に、どう政策に反映させて、今何がタイムリーなのか、それを考えながら政策を組んで、またそれに予算をつけていってるわけでありますので、その点、今担当の者が答弁をいたしたように、検討しながら、その時期、あるいはそれがどう、優先順位もありますので、そうした部分でしっかり私どもも検討しながら、できるものは進めていきたいというふうに考えておりますことでご理解をいただきたいと思います。(12番野村淳一君「いいです」と呼ぶ)