紋別市議会 平成23年第2回定例会 2011年6月8日
(1)防災対策の強化と再生可能エネルギーの活用について/(2)介護保険事業について/(3)子育て支援について/(4)広域紋別病院について
2011年6月8日、紋別市議会の一般質問で、野村淳一議員が「防災対策の強化と再生可能エネルギーの活用について」「介護保険事業について」「子育て支援について」「広域紋別病院について」について質問し、市長 宮川良一、総務部長兼行財政改革推進室長兼定額給付金等給付事務対策室次長 安部光典、庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎、環境生活課参事 木下正裕、介護保険課長 佐藤宗、保健福祉部長 黒田安二、副市長 棚橋一直、児童家庭課長 小林邦博が答弁しました。
- 質問者
- 野村淳一 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、総務部長兼行財政改革推進室長兼定額給付金等給付事務対策室次長 安部光典、庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎、環境生活課参事 木下正裕、介護保険課長 佐藤宗、保健福祉部長 黒田安二、副市長 棚橋一直、児童家庭課長 小林邦博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 野村淳一
私は、さきに通告いたしておりました順に従い質問させていただきます。最初に、国難とも言える未曾有の被害となった東日本大震災を受け、さきにも議論がありましたが、紋別市における防災対策の強化と再生可能エネルギーの活用について質問をいたします。その日、第1回定例市議会で私の一般質問が終わり、ほっとした面持ちで自宅に戻ったそのやさき、わずかに揺れを感じました。3月11日午後2時46分、すべてはそこから始まりました。津波警報の発令とともに、私も市役所に出向き、状況を確認しました。市役所内も緊迫した雰囲気の中で、テレビから流れる信じがたい光景に言葉を失い、息をのむばかりでした。いまだに8,000人を超える行方不明者を抱え、いまだに修復のあてのない福島原発事故を抱え、被災地よりも自分の権力と保身のために政局だけに走り回る政治を抱え、いまだ多くの被災者はやり場のない怒りと耐えがたい困難の中にいます。それでも前を向き、懸命に頑張る多くの被災者の姿に、一筋の光を見出す思いです。それだけに今、私たちにできることは何なのか、何ができるのか、真剣に問い続けたいと思います。そして何より、東日本大震災は私たちに自然災害の脅威をまざまざと見せつけたと同時に、防災と救援対策の重要性を強烈に知らしめるものとなりました。そこには、今までの認識や予想をはるかに超える事態が発生し得ること、そしてそれをも含めた準備と対策が必要であることを示しました。紋別市は、幸いにも自然災害の少ない地域ではありますが、今回の震災は、日ごろから最大限の備えを準備することの重要性を、多くの犠牲をもって私たちに教えていると思います。そこでお聞きします。まず第1に、現在、地震及び津波災害に対してどのような防災対策を講じているのかという点です。その中でも、災害及び被害状況の想定、警報や避難などの情報伝達、避難誘導などの対応、避難所での災害時の備蓄品の状況、冬期間の対策などについて、現状をまずお聞かせください。2つ目は、地震、津波災害に対する防災計画の見直しについてです。紋別市の地域防災計画には、地震災害対策として、津波災害への対応も記されています。しかし、その内容はこの10年間基本的に変わっておらず、地震による津波の被害も考慮しておく必要があるという程度の認識です。しかし、現に平成18年、19年と連続して、千島列島東方でマグニチュード8クラスの地震が発生しており、津波被害は決して絵そらごとではなく、万全の態勢が必要なのは言うまでもありません。したがって、現在の地震、津波災害に対する防災計画の抜本的な見直しが求められると考えますが、いかがでしょうか。特に、津波避難計画の作成と、本格的な津波ハザードマップの作成が急がれると考えますが、いかがお考えか、認識と見通しをお聞きするものです。さらに、災害時の避難に当たって、高齢者や障害者、妊婦さんなど、災害時要援護者の避難誘導の体制と、その方々を優先的に収容し、必要な介護などの体制をとる福祉避難所の設置について、その現状と取り組みをお聞きします。今回、津波被害だけにとどまらず、重大な問題となっているのが、福島第一原発の事故です。それは、原子力発電所の安全神話がもろくも崩れ、まさに人災であったことが明らかになりました。一刻も早い収束を願わずにはいられませんが、そもそも世界有数の地震国で、津波被害の多い日本が54基もの原発を集中立地させていること自体、異常と言わなくてはなりません。今回の原発事故は、原発に将来のエネルギー供給を託すことができないことを教えています。今、必要なのは、現在の原発の安全性の総点検を行うとともに、これ以上の増設は中止し、日本のエネルギー政策を原発依存から自然エネルギー、再生可能エネルギーへの戦略的な転換を決断すべきことです。それは、日本の新しい地域再生事業にもつながると考えます。宮川市長の原発行政への認識をお聞きするとともに、自然エネルギー、再生エネルギーの普及と活用についての見解をお尋ねします。さらに、紋別市における具体的な取り組みの方向性についてもお聞きするものです。次に、介護保険事業について質問します。現在、国会では、介護保険法改正案が審議されています。そこでまず、今回提案されているこの改正案の主な内容について、その概略と影響についてお聞きします。特に、今回の改正案の中で、新しく介護予防・日常生活支援総合事業というのが提案されています。これは、これまで要支援のお年寄りに実施している、ヘルパーさんの訪問サービスやデイサービスの通所サービスを配食や見守りサービスなどと組み合わせ、介護保険給付の対象外にできるというものです。要は、要支援の介護サービスを介護給付から外すということで、またしても介護保険の給付費を削減し、国の負担を減らそうというねらいです。介護保険では、訪問通所サービスが全国一律の基準がありますが、今回提案されたこの総合事業では、その基準は必要なくなり、ヘルパーの資格も要らなくなるのです。介護保険料を払わせ、要支援と認定しながら、この総合事業に移して給付対象から外す、これでは介護が必要な人たちの権利を奪う、介護保険の一層の改悪です。しかも、事業の実施責任を市町村に負わせた上、財源は上限が決まっています。足りなければ市町村が持ち出すか、お年寄りの負担を増やすかです。症状が軽いからというだけで介護給付の対象から外し、安上がりの事業にゆだねる今回の改定は、介護を予防する上でも認められるものではありません。これは、各市町村の事業となるだけに、重大な問題です。この新たな介護予防・日常生活支援総合事業への見解もあわせ、お尋ねするものです。これら改正案を含め、今年度中に第5期の紋別市高齢者福祉計画と介護保険事業計画が策定されると思いますし、準備が始まっていると思います。今回策定される計画は、どのような内容になるのか、重視されるべき事項と主な特徴点、さらに新たな介護保険料の設定について、どのように検討されているのかお聞きいたします。また、計画策定に向けた進め方と、高齢者の生活実態やニーズ調査の実施についてはどのように取り組まれるのか、それぞれお聞きいたします。次に、子育て支援について質問いたします。昨年、福祉課から児童家庭課が独立、誕生し、紋別市として子育て支援に本腰を入れる体制が整いました。その取り組みに、大いに期待をしたいと思います。さて、この4月から保健センター内に、地域子育て支援センターが開設しました。子育てに関する総合窓口として、その役割が期待されています。私もお邪魔をさせていただきましたが、その日も五、六組の親子がいらしておりました。開設してまだ2カ月余りですが、これまでの取り組みと利用状況をお聞きするとともに、センターとしての今後の方向性についてお尋ねします。昨年、紋別市次世代育成支援行動計画の後期計画が策定されました。その中でも、実施すべき課題として提起している、ファミリーサポートセンター事業と子育てガイドブックの作成事業について、早期の具体化と実現を望むものですが、その取り組みの現状と見通しについてお聞きいたします。次に、保育行政について、何点かお尋ねします。平成20年、厚生労働省は新しい保育所、保育指針を示し、同時に保育の質の向上を目指すアクションプログラムの策定を自治体に提起しました。そこには、保育の指導計画を明確にし、保育の質の向上の観点から、保育所や保育士の自己評価を行うことなどが示されています。紋別市において、これらの取り組みと実践はどのように具体化されているのかお聞きします。2つ目に、保育士についてですが、現在、保育士のうち、正職員と臨時職員の割合はどうなっているのかお聞きするとともに、その理由と背景についてお知らせください。また、保育士の専門性を向上させるための取り組みについてもお尋ねします。3つ目は、保育料についてです。経済情勢が厳しくなる中で、保育料も大きな負担となっています。保育料は、前年度の所得で決まるため、当該年度に著しい収入減が生じた場合、その負担は困難となります。そこで、紋別市の要綱の中にも、それらの状況を踏まえ、保育料を減免できるとした規定を設けています。現在、その規定に基づく保育料減免の利用実績をお聞きするとともに、減免に当たっての基準についてお知らせください。4つ目に、運動会や発表会など、土日で行事を行うことが主流ですが、その振り替えはどのように行っているのかお聞かせください。5つには、障害児保育についてですが、その保育実績と、保護者や療育センターなど関係機関との連携について、どのように対応されているのかお尋ねします。6つ目は、病児、病後児保育の取り組みについてです。病気回復期にあっても、保護者が仕事で保育できない場合に対応するもので、これも次世代育成支援行動計画の中で検討課題となっており、保護者の要望も強いものです。実施に向けた今後の取り組みについてお聞かせください。さて、現在、政府において子ども・子育て新システムという、新しい制度の検討が進められています。その大きな柱に、保育所と幼稚園を統合する幼保一元化の方針があります。しかしその内容は、保護者と保育所などのサービス提供者が直接契約することとし、市町村による保育の実施責任はなくなり、国の最低基準も撤廃し、株式会社の参入を認めるなど、保育の産業化の方向が強められ、公的保育制度が解体される懸念を持たざるを得ません。少子化の流れを押しとどめ、子育ての社会化を進めるためにも、国、自治体の責任と役割は重要です。子供たちは社会の宝です。そして、子供たちが安心して暮らせる体制を整えるのは、国と社会の責任なのです。紋別市における今後の子育て支援、保育行政の方向性について、考え方をお尋ねするものです。最後に、広域紋別病院について質問します。4月にスタートした広域紋別病院ですが、まずこの間の状況について、総括的で結構ですのでお知らせください。新病院の建設問題について、次にお尋ねします。まず、新病院開院までの大まかな工程、スケジュールをお知らせください。その上で、新しい広域紋別病院を建設するに当たって何を重視しようとしているのか、どこにポイントを置こうとしているのかなど、今、考えられている大筋の構想、計画の内容についてお尋ねします。当面は、病院建設の基本構想、基本計画の作成から始めると思いますが、その方法はどういうものなのでしょうか。その中に、コンサルタントなどの専門機関はもとより、医療スタッフや市民との議論が重要であり、その意見の反映が必要だと考えます。その議論のキャッチボールの中でこそ、地域に根差した、特色あるよりよい病院像が練られていくのだと思います。市民的な建設検討委員会などの発足など、手間はかかっても市民を巻き込んだ、市民にすべての情報を開示した取り組みが必要ではないでしょうか。紋別市としての見解をお聞きするとともに、広域紋別病院側の考え方についてお知らせください。最後に、新病院建設場所についての基本的な考え方をお尋ねし、私の質問を終わらせていただきます。なお、再質問については留保いたします。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、野村議員のご質問にお答えいたします。初めに、防災対策の強化と再生可能エネルギーの活用についてであります。1点目の地震、津波防災対策の現状についてでありますが、災害被害状況の想定につきましては、地域防災計画において、伏在断層の可能性が指摘されている渚滑川上流を想定震源として、地震の規模はマグニチュード6.34、死者約15名、負傷者約200名、全壊棟数約600棟と想定しております。津波災害に係る情報伝達、避難対応、避難備蓄品につきましては、さきに円角議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。また、各避難施設の冬期間対策につきましては、除雪による避難路の確保、暖房施設などの対策を講じているところであります。2点目の地域防災計画の見直しにつきましては、さきの鈴木議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。3点目の災害時要援護者の避難誘導体制につきましては、現在、災害時要援護者避難支援プラン作成に向けて、庁内関係部局と細部にわたり協議している段階であり、また策定及び実施に当たっては、共助となる町内会等のご協力が不可欠であることから、引き続きプラン作成に向けて協議を進めてまいります。また、福祉避難所につきましては、高齢者、障害者、妊産婦の方々が安心して避難生活を送ることのできる避難所の一つであり、耐震、耐火構造をはじめ、ユニバーサルデザインが施された施設であること、さらに紙おむつや医薬品の備蓄や、生活相談員を配置することが基準とされており、施設の選定を含め検討することでご理解願います。4点目の再生可能エネルギーの普及と活用についてでありますが、原子力政策への認識及び再生可能エネルギーに対する見解につきましては、さきに阿部議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。次に、再生可能エネルギーの普及と活用についての見解についてでありますが、さきの先進国首脳会議で菅首相が、自然エネルギーの発電比率を、2020年早期に20%を超える水準に向上させることを表明しましたが、我が国は資源の少ない国であり、自然エネルギーの活用は今後さらに重要な位置を占めるものと考えております。具体的な取り組みと方向性でありますが、昨年、第4回定例会で議員のご質問にお答えしましたとおり、環境基本計画の中に、太陽光発電も含め、本市で取り組める自然エネルギーについての計画を策定し、推進してまいりたいと考えております。次に、介護保険事業についてでありますが、1点目の介護保険改正案につきましては、本年4月5日に、介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案が国会に提出され、現在、審議が行われているところであります。改正案の主立ったものとして、医療と介護の連携の強化等、介護人材の確保とサービスの質の向上、高齢者の住まいの整備等、認知症対策の推進、保険者による主体的な取り組みの推進、保険料の上昇の緩和などで、高齢者が地域で自立した生活を営むことができるよう、地域包括ケアシステムの実現に向けた取り組みを推進する内容となっております。次に、介護予防・日常生活支援総合事業につきましては、新たに創設される事業であり、利用者負担、人員基準、費用区分等の詳細について、現時点では明らかになっておりませんが、これまで国から示された資料を見る限りにおいては、市町村の判断により、要支援者、介護予防事業対象者向けの介護予防、日常生活支援のためのサービスを総合的に実施するものであります。この事業は市町村や地域包括支援センターが利用者の状態像や意向に応じて、予防給付で対応するのか、見守り、配食等を含めた新たな総合サービスを利用するかを判断する仕組みとなっており、この事業の実施の選択は、あくまでも市町村の裁量であり、予防給付が介護保険給付の対象外になるとの判断はしておりません。2点目の第5期介護保険事業計画の策定についてでありますが、本計画の重点事項といたしましては、医療・介護・福祉、生活支援サービス等が地域において一体化し、生活上の安全・安心、健康を確保するための地域包括ケアのより一層の推進であり、第3期、第4期計画の延長上に位置づけられる第5期計画においても、継続的に取り組むことが必要であると考えております。また、計画の特徴としては、どこに、どのような支援を必要としている高齢者がどの程度生活しているのかなど、地域の課題やその地域に居住する高齢者のニーズを的確に把握するために、国において示された日常生活圏域ニーズ調査の手法を用いた高齢者の実態調査であります。この調査は、本年5月より実施しておりますが、今後の計画策定に当たっては、この調査結果をもとに、本市における地域ケアの実効性やふさわしいサービスの提供のあり方、基盤整備との整合性など、総合的な視点に立ち、検討することとなっております。次に、介護保険料の設定についてでありますが、現在実施している高齢者実態調査の結果を踏まえ、高齢者の要介護リスク等の分析、必要なサービスの種類、量を見込み、居宅介護、地域密着型サービス等の基盤整備、地域支援事業、保健福祉事業等をより正確に把握することで、第5期計画において取り組むべき優先事項を考慮し、適切な介護保険料の設定について検討してまいります。次に、計画策定の進め方についてでありますが、国、北海道から示される第5期計画の基本方針をもとに、本市における基礎統計データ等から、高齢者を取り巻く社会環境、地域特性を整理、分析し、地域の課題や高齢者のニーズを的確に把握するために、現在実施している高齢者実態調査結果を、サービス見込み量の算定等に活用いたします。さらに、現行計画における施策の課題を把握し、給付実績の集計、分析等の結果に基づき、国から提供されるワークシート等を活用し、第5期介護保険事業計画のサービス給付見込み等を推計いたします。これらの結果を踏まえ、目標量達成のための重点的事項を検討し、骨格案をまとめ、この骨格案に対する策定委員会等の意見をもとに適宜修正し、計画素案をまとめ、第5期介護保険事業計画、高齢者福祉計画を作成してまいります。次に、子育て支援についてでありますが、1点目の子育て支援センターにつきましては、本年4月11日から常設の広場を開設し、2カ月間の1日当たり利用者は平均で20人、親子の数では10組となっております。子育て親子の交流の場として、子供の成長や育児方法についての情報交換、子供への接し方、親子の遊び方など親子同士の交流のほか、支援員からは遊びの提供や育児の助言などを行っており、少子化や核家族化などで孤独になりがちな子育て親子の交流の場、情報収集の場、あるいは相談の場として、今後も子育て親子にとって有意義になるよう、運営に努めてまいります。次に、ファミリー・サポート・センターにつきましては、会員同士での子供の一時預かりをサポートセンターが仲介して行う相互援助活動事業で、次世代育成支援行動計画では、開設目標を平成25年度としておりますが、他市町村の運営状況によりますと、子供を預かる援助会員が不足し、円滑な運営ができていないとの課題もあることから、運営対象のあり方について研究を進めてまいります。次に、子育てガイドブックにつきましては、本年3月に作成し、子育て支援センター、保健センター、市役所1階の窓口などに備え置き、子育て親子に配布しております。2点目の保育行政についてでありますが、保育の質の向上のために、アクションプログラムの策定は行っておりませんが、保育の質の向上を図る取り組みとして、保育の専門的な知識を習得する研修の受講、絵や歌、体操など外部講師を招いての研修により、保育士の資質や専門性の向上を図るとともに、保育士や保育所の自己点検、自己評価により、保育実践の改善、向上に努めております。次に、保育士の正職と臨時の割合につきましては、正職員は9名、臨時職員は14名と、臨時職員が多くなっておりますが、これについては第5次紋別市行政改革における保育所の見直しにおいて、正職員の退職者補充を臨時職員で対応したものであり、国の幼保一元化の動向を見据えながら、見直しをすることとしたものであります。次に、保育料の減免についてでありますが、離婚により収入が減った母子家庭の場合は、父親の収入を除いて階層区分を再算定して、当該月から減額しており、平成22年度には3件の実績があります。また、失業により世帯の収入が減少した場合の減免基準につきましては、事実の発生した月から起算して3カ月間の平均収入額が生活保護法に基づく最低生活費を下回る場合は免除、事実の発生した月から起算して3カ月間の収入状況から推定した年間所得額が前年の所得額と比較して5割以下に減少した場合は2分の1を減額することとしておりますが、昨年度の実績はありません。次に、保育所の行事のうち、運動会につきましては、多くの保護者が観覧に来られる日曜日に実施し、翌日の月曜日を振り替え休日としており、各家庭の保護者の理解と協力は得られていると考えております。次に、障害児保育につきましては、現在は1名の受け入れとなっています。また、幼児療育センターなどの児童通所施設を利用する児童につきましては、必要に応じて、保育所での児童の状態などの情報を通所施設や保健師に提供し、連携した児童の療育に取り組んでおります。次に、病児、病後児保育につきましては、次世代育成支援行動計画では、今期計画期間中の事業目標には設定しておりませんが、ニーズ動向や小児医療機関との連携などから、今後、実施の可能性を検討する事業として位置づけております。3点目の今後の子育て支援、保育行政の考え方についてでありますが、国はすべての子供へ良質な成育環境を保障し、子ども・子育てを社会全体で支援するため、切れ目のないサービス、給付の保障、地域の多様なニーズに応じたサービスを行う、子ども・子育て新システムの構築を検討しております。この新システムは、事業ごとに所管や制度、財源がさまざまに分かれている子ども・子育て支援対策を再編成し、幼保一体化を含め、制度、財源、給付について包括的、一元的な制度として構築するもので、一体化された財源を実施主体である市町村に包括的に交付し、市町村は新システムのもとで、地域の実情に応じた給付を設計することとされております。現在、開会中の通常国会への法案提出に向け、子ども・子育て新システム検討会議の作業グループのもとで、基本制度、幼保一体化、(仮称)こども指針の各ワーキングチームを立ち上げ、議論を重ねているところであります。現在の保育制度は、親の就労などにより、家庭での保育に欠ける乳幼児を保育所に入所させ、保育を行うものでありますが、新しい制度では、国が定める認定基準に基づき、市町村が保育の必要性を認定し、施設入所に当たっては、市町村の関与のもと、保護者がみずから施設を選択し、保護者が施設と契約する公的契約の方法が検討されております。今後は、法案提出により、制度の最終案や詳細が示されることになりますので、それを踏まえて、紋別としての保育の責任を果たすとともに、これまでの保育に対する取り組みを踏襲し、かつ地域に適合した保育行政を推進してまいります。次に、広域紋別病院についてでありますが、1点目の開院後の状況につきましては、さきに鈴木議員、宮川議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。2点目の新病院開院までのスケジュールについてでありますが、本年度は基本構想と基本計画を策定し、その後、用地測量、地質調査、基本設計、実施設計、建設工事等を行い、平成26年度中の新病院オープンを目指していると聞いております。3点目の病院建設に当たっての重視するポイントについてでありますが、企業団としては、広域紋別病院の理念を踏まえ、患者さんが利用しやすく、また医療スタッフも使いやすく、ユニバーサルデザインに配慮し、建設コストと管理コストを抑えた病院づくりを目指したいと聞いております。4点目の市民参加と情報開示の取り組みについてでありますが、病院は特殊な施設機能を有することから、具体的な計画づくりについては、医師や看護師などの医療スタッフで構成する検討チームを立ち上げ、病院内の協議を深めるほか、関係機関や医育大学等の協力をいただきながら具体的な計画を立て、一定程度の素案を作成した段階で、住民や関係団体の意見を伺う場を設けるほか、市民への情報開示として、計画の節目節目で、広域紋別病院ホームページ等で広く周知していくと聞いております。5点目の建設場所についてでありますが、企業団としては、基本構想の中で、病院が特殊な施設機能を有することから、敷地スペースはもとより、建設コスト、さらには患者さんの利便性など、多面的要素をそれぞれ分析、精査し、総合的に判断した上で決定すると聞いております。いずれにいたしましても、新病院は紋別市内での建設になることから、用地の確保や道路、上下水道の整備などは本市の建設サイドとも連携をとり、必要に応じて政策的な事業実施も想定されますので、病院の建設用地の選定に当たりましては、企業団と十分協議を深めてまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきます。
再質問 12番 野村淳一
それでは、何点か再質問させていただきます。最初に、防災の問題なんですが、昨日、今日と、熱心にこの防災問題については議論がされましたので、大筋で方向性は理解をいたしました。くどく繰り返すことはいたしませんが、昨日も議論の中で、地震や津波という問題に対して、紋別の地域防災計画を見直していくと、今までのそこそこの取り組みではなくて、しっかりと認識を変えて取り組んでいくということが、部長のほうからも答弁がされました。私は、その立場でぜひ計画の見直しを進めていただきたいと思うんですが、それでもちょっと疑問が残るので、若干聞かせてください。実は昨日、円角議員とのやりとりを聞いておりました。例えば津波警報が出た、それをどう市民に知らせるか、決定的な問題です。そのとき、円角議員は携帯を使った、そういうメールを使ったことができないのかという提案をした。その際、それは無理だという話をされたんだと思うんです。だけどお隣、湧別町はそれを使ってるんじゃないですか。湧別町は、緊急連絡システムっていうのを持っています。電話番号やメールを事前に役場に通報、連絡しておけば、一たん避難、そういう警報があったときに、すべてのところにそれがメールなり電話でつながります。受話器をとったら、「湧別町役場です。津波警報が出ました。すぐに避難してください」、わかりましたと言ったら6番を押す。何らかの事情で避難できなければ7番を押す。携帯のメールも同じです。できないというんではなくて、認識を変えるということなんですよ。改めて、多くの皆さんに、市民にどうやって知らせることができるのかと、今はこうだから、これ以上のことではなくて、さらにできることはないのかということ、これが僕は認識を変えることだと思うし、例えば昨日、備蓄品の問題で、発電機のことを言いました。これも重要なんですよ。あるいは、投光器はどうするんだ、ストーブはどうするんだ、それは被害がもう協定を結んでいるところ、建設業者とか、土建業者から借りたいって話がありました。しかし、それが何かの事業でみんな使ったらどうするんですか。そのときどうするんだっていうことが、認識を変えるってことなんじゃないのか、そのことを私つくづく思います。なので、認識を変えて防災計画を見直すというけれども、若干不安が残ると、もっともっと積極的な、本当の意味で日常を変える、見直しが必要ではないのかなというのを、昨日のやりとりを含めて私、感じましたので、改めて部長でもいい、市長でもいい、答弁をお願いします。
答弁 総務部長兼行財政改革推進室長兼定額給付金等給付事務対策室次長 安部光典
防災に関しましては、昨日からいろいろご協議をさせていただいております。まず、防災に遭わないように予防の部分と、それと災害の発生した直後の部分、さらにその後の、被災された方を含めての事後の対策というものが必要になってくるかなあと思っております。そういう中で、今、議員がおっしゃられるような部分につきましては、ある程度、従来からの地域防災計画の中では想定はしておりますが、昨日も申し上げましたように、非常に想定を超える災害だったものですから、まずはどういうような形で進めていくのか、正直にいいまして、私も湧別町のメールの取り組みというのはちょっと承知してなくて、申しわけなかったかなあと思います。有効な手段と、私も今、お話を聞いて思っておりますので、どういう取り組みができるのか、それら、先ほど言われるように意識を変え、認識を変えまして検討していきたいというふうに思っておりますんで、よろしくお願いいたします。
再質問 12番 野村淳一
よろしくお願いしたいと思います。昨日も議論があった、ちょっと聞き逃したんで、もう一回確認をしたいんです。津波ハザードマップの件であります。今、紋別には、等高線マップっていうのがあるんです。2メートルの津波で4メートルの浸水ということです。これもこれで意味があるんですよ。しかし、先ほど議論もあったように、津波っていうのは海岸線の形状で全く変わります。なので、本当の意味での津波ハザードマップが必要になるんです。道も、北海道もですよ、太平洋側、日本海側、津波ハザードマップをつくってきて、平成23年度にこのオホーツク海側をつくるんだと、道としてもその取り組みをしていたと思います。その辺の動きを含めて、この津波ハザードマップの作成の状況について、もう一回ちょっと教えていただけませんか。
答弁 庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎(庶務課長兼行財政改革推進室参事は2012年3月まで)
津波ハザードマップの関係でございますけれども、本来であればというか、当初の予定であれば、平成22年度末をもってオホーツク海沿岸の津波浸水予測図、いわゆる津波ハザードマップというのができる予定でございましたけれども、3月のこのたびの大震災で、再度避難状況ですとか、いろいろな部分で見直しをかけなきゃならないということで、今年度中に道のほうで新たな浸水マップ、浸水予測図が完成するというふうに聞いてございます。以上です。
再質問 12番 野村淳一
わかりました。これまた、認識を変えた形でなってくるんだと思います。よりいいものができることを期待しますし、できるだけ急いでほしいというふうにも思います。ぜひ、それも声をかけていただきたいと思います。それから、災害時要援護者の支援についてであります。これも今、市長の答弁からお話を伺いました。各町内会からとの、あるいは福祉関係団体との意見の調整を踏まえて、早急につくりたいということでした。ただ、私、平成21年でしたか、22年でしたか、ちょっと道の資料を拝見すると、紋別市はこの災害時要援護者の支援計画について、平成23年度3月、今年3月までに策定をしたいんだということを、実は道のほうにお答えになっていたんです。なので、もうできているのかなあという思いを含めて質問したわけです。ちょっと計画どおり進んでいないようですが、その背景も含めて教えてください。
答弁 庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎(庶務課長兼行財政改革推進室参事は2012年3月まで)
避難援護者の支援プランにつきましては、平成22年の秋ぐらいから、まず当方、防災関係のほうで素案をつくりまして、役所の庁内の中の関係部局と協議を進めていたところでございます。そのさなか、今回、大震災が来まして、ちょっとその後の協議については、今は中断しているというところでございます。以上です。
再質問 12番 野村淳一
わかりました。どちらにしても、ひとり暮らしのお年寄りなどの避難をどうするのかということを含めて、早急な具体化を進めていただきたいと思います。既に、平成18年に、この災害時要援護者に対する避難あるいは支援に対するガイドラインが国からも発表されていると思います。これらもぜひ参考にし、そして同じように福祉避難所についてのガイドラインも出ておりますので、この上参考にして、急いで検討して実現に向けていただきたいと、これは要望しておきたいと思います。次に、再生可能エネルギーについてであります。これは昨日、阿部議員のほうから相当詳しく議論がされました。メガソーラーの問題、北電さんとの関係での誘致に対する働きかけもしているようであります。それから、緑と水の環境技術革命プロジェクト、これに対する働きかけもしているようであります。状況としてはわかりました。そして、市長の答弁でもありましたが、今年度策定される計画の環境基本計画の中に、これもしっかりと位置づけたいということだというふうに思います。これは要望にしておきますが、CO2削減、地球温暖化防止、そしてこの自然エネルギーの活用、これは非常にこれからの柱になるというふうに思います。昨日も議論がありましたが、紋別は森林の認定の大きな面積を有しています。そして、コムケ湖のラムサール条約、その登録湿地への市民的な動きも高まってきています。そして、温暖化のセンサーと言われる流氷も、私たちは目の前にしています。その意味では、この紋別が文字どおりCO2削減、温暖化防止、そして自然エネルギー活用のシンボル的なまちになる、その可能性を秘めているし、そうすべきではないのかなあという気がしてなりません。その意味では、策定されようとしているこの環境基本計画の中に、その立場でしっかり位置づけてほしいというふうに思います。ご答弁は要らないと言いましたが、ちょっと考え方だけ、1つだけ教えてください。
答弁 環境生活課参事 木下正裕
お答えいたします。今、議員が言われましたように、太陽光や小水力などの再生エネルギー、それから省エネルギー機器、そういうものを含め、また自然環境も含めて、計画の中で皆さんの意見を十分お聞きし、反映していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
再質問 12番 野村淳一
ぜひ、その中でも、昨日も議論もありました太陽光発電の補助事業、あるいは今はLEDの補助事業なんかに取り組んでいる自治体もありますので、そういうこともぜひ勘案していただければと思います。次に、ちょっと介護の問題であります。この介護保険改正法案っていうのも、国会で審議中なんですよね。まだ決まってないんですよ。国会がこういう状況ですから、何にも前に進まないんです。しかし、計画づくりは進めなきゃならないんです。来年4月から、もう既に新しい介護保険料を決めて介護計画をスタートする。本当に皆さん方、大変だと思うんです。ご苦労をお察ししたいというふうに思うんですが、ただその中で、新しい計画づくりについて、ちょっと若干教えていただきたいんですが、その内容です。市長の答弁にもありました。今回の改正案あるいはその中身で特徴的なものに、認知症に対する支援の充実、それからお年寄りの住まいの計画的な整備、それから在宅医療の推進などなどが書かれている。これは、地域包括ケアという方向性で、私はそれがうまく循環することは好ましいことだというふうに思います。そして、それを今回の計画の中にしっかりと位置づける、そのことも重要だと思います。その意味で2つだけお聞きしたい。特に、認知症支援の問題と高齢者の住まいの問題、この問題については、今回の計画の中にどのように具体化されようとされているのか、ちょっとその2つについてだけ考え方をお聞かせください。
答弁 介護保険課長 佐藤宗(介護保険課長は2014年3月まで)
お答えします。議員おっしゃったように、今、国会のほうで審議されておりまして、それをもとに国のほうで基本的な方針が示されると思います。今、当然ながら、今年度中に介護保険事業計画を策定しなければならないんですけれども、昨年10月に国のほうで、一応素案というものが示されておりますので、その中においてできる部分からやっていくということが基本になっております。そこで、今、議員おっしゃいましたように、認知症対策の推進ということで、これについても、これから認知症の高齢者が増える中で、自治体においてどういうふうな取り組みをしていくかというのが、当然ながら重要であります。それで、国において認知症対策の推進という中で、一応今、成年後見制度という部分があります。これはこれとして、地域包括支援センターの中の権利擁護の一環としてやっておりますけれども、新たに親族等による成年後見の、親族はいるんですけれども、それの担い手がなかなかいなくなるという意味で、介護サービスの利用契約の支援などを中心に、成年後見の担い手として市民の役割が強まるというふうに考えることから、市民後見人を育成して、認知症の予防だとか、診断、治療並びに認知症の心身の特性に応じた介護方法を検討すべきであるというふうに国のほうで示されました。これについては、新しい考えというか、一応具体的に、じゃあどういうふうに取り組んでいくかというのをもう少し見守りながら、紋別市としてこの事業計画の中で、どういう形で位置づけられるかっていうのは、今後、検討していかなければならないというふうに考えております。それと、高齢者の、今言った住宅の整備等につきましては、昨年の第3回の定例会でも野村議員のほうから質問がありましたけれども、一応高齢者の住まい法の一部が改正されて、これについては厚労省と国交省の共同所管ということでありました。これについては、介護保険というよりも、むしろ含めた中での高齢者の生活の整備というとらえ方をしておりまして、これは今回、24時間対応の巡回型だとか、そういう部分の介護つきのサービスで、国は考えているようですけれども、その部分につきましても、高齢者の住まいと今言った介護サービスとを一体的に進めた中で、それも含めて、今期計画の中で取り組むことができるかどうかを含めて、検討していきたいというふうにとらえております。以上です。
再質問 12番 野村淳一
確かに、いろいろ課題はあるし、まだまだその方向性は定まってないんだろうと思うんです。例えば、今の住まいの問題なんかもそうなんですが、いわゆるお年寄りの住まいっていうのが、まさにその在宅介護の拠点になるものです。そして、ひとり暮らしのお年寄りがどんどん増えている中で、いわゆるケアつきの高齢者専用の住宅というのは、どうしても私は必要になってくるだろうし、ますます高齢化率は今、上がって、間もなくピークを迎えます。ピークを迎えたまま、横でずっといくんで、しばらく、そういう状況を勘案したときに、この住まいという問題は重要な、私はキーワードだというふうに思ってますし、今回のこの計画の中に、どの程度の規模になるかわかりませんが、しっかり位置づけないと、その計画の中に入ってないと、じゃあ3年間の中に、だれかがどこかでやろうと思っても、計画にないからという形で、なかなか自由に立てることが難しくなるということもあり得るんで、そういう意味では、住宅の建設問題については、積極的な取り組みが必要だなあというふうに思っています。もう一回お願いします。
答弁 介護保険課長 佐藤宗(介護保険課長は2014年3月まで)
今のご質問なんですけれども、今、高齢者のニーズ調査を行ってございます。それで、一応6月いっぱいまでこの調査期間っていうのは設定しておりますけれども、国のほうで、冒頭、市長答弁がありましたように、地域包括ケアシステムにつきましては、あそこに盛り込まれた部分がすべて第5期事業計画の中においてできればいいんですけども、なかなか難しい部分もあります。それで、市長答弁にもありましたように、それを総合的に勘案して、最終的に認知症の今、野村議員言われた支援対策あるいは在宅医療の推進、高齢者の住まい、あるいは生活支援サービス、これらの重要事項について、どういうような順位づけを、今、第5期の中で実現可能なやつはどういうものかで、やらないということじゃなくて、優先順位をつけて、当然ながら第6期以降についてもそれを継続して、行っていくような基本的な考えで、計画づくりのほうはやっていきたいと考えております。以上です。
再質問 12番 野村淳一
一つの考え方はそうだろうと思います。ぜひ、ニーズ調査を行うということですから、お年寄りの実態を正確に反映した上で、積極的な計画づくりを期待したいと思います。次に、子育ての問題について話をしたいと思います。地域子育て支援センターや、それから子育てガイドブック、これは、ガイドブックはもう既に作成されているということでしたので、よかったなあと思いますし、子育て支援センターも平均10組の親子がそこに来ているということで、これからの活動にも期待したいと思います。保育の問題であります。1つは、保育士さんの臨時職員の関係なんであります。これは、昨日も阿部議員の中で質疑がありましたんで、ただ私は昨日の質疑を聞いていて、非常に重大な問題だなあということを改めて実感をしました。そして、私の答弁で、正職員と臨時職員の割合は、正職員が9人で臨時職員が14人だという話も聞きました。私がこの問題を意識して聞いたのは、二、三年前ですが、そのときには半分半分だったと思います。それが、今やもう、完全に逆転をしています。どうなんでしょうか。あと5年ほどたてば、もっともっと差が広がるんじゃないんでしょうか。正職員は、四、五人になってしまう。そんな危険性を私は感じます。なぜこんな事態になってるんだと、これが本当に子供たちの健全な育成、保育という立場で許されていいのかなあと、改めて非常に不思議に思いますし、私はおかしいと思わざるを得ないんです。そして、その背景が行政改革なんですよ。第5次の行政改革、もちろん子供たちの数が減っていきます。ですから当然、それをコンパクトにしなきゃならないとか、統合をするということもあり得るでしょう。そのことを否定するつもりはないんです。しかし、行政改革だからといって、定年になっている保育士さんを次、補充する、みんな臨時にする。これはどういう理由があるんですか。もう一回説明してもらえませんか。
答弁 保健福祉部長 黒田安二(保健福祉部長は2012年9月まで)
お答えします。昨日は阿部議員さんのご質問の中で副市長からもご答弁がありましたように、第5次行政改革の中で、保育所の民営化等について進めるべくおりましたところ、運営上、最近は幼保一元化ですとか、そういう問題が出てきまして、あわせてへき地保育所等についても、21年、22年で移行したところなんですが、今現在、幼保一元化が進展しておりまして、また今後、一層の少子化が進む中、これから民間幼稚園の動向も見ながら、早急に進めてまいりたいなというふうに考えております。以上でございます。
再質問 12番 野村淳一
私が聞きたいのは、そんなことを聞きたいんじゃないんですよ。この第5次行政改革ができたのは、今から何年前ですか。ちょうど小泉内閣のときでしょう。地方交付税をどんどん削り、そしてこの保育所の運営費だって一般会計に、一般財源に繰り入れた。そして。とにかく集中改革プランを含めて、みんな民間委託だ。そして、職員は減らせ。その方針だったんですよ。そして、補充をみんな臨時にしてきたんです。なぜですか。それは将来、明確になってませんよ、文書になってないけども、民営化する、そのときの職員の給料が高かったら困難だから、今のうちから臨時にしといて民営化をスムーズにしたいという、それは皆さん方の思惑でしょう、それ。本来の保育っていうのはそんなもんですか。子供たちの健全な育成、健やかな成長、それは皆さん方の思いですよ。全市民の思いじゃないですか。同じ労働、同じ責任、同じ賃金、同じ環境で労働条件、保育環境を整えるのが皆さんの仕事じゃないんですか。それが本来の仕事でしょう。私はそう思いますよ。正職員が9人になり、5年後になったらもっと減りますよ。将来の紋別の保育はどうなるんですか。正職員いなくなりますよ、このままだったら。そりゃ、今は新しい子育て何とかシステムができて幼保一元化、今、部長がおっしゃったけど、これからの問題じゃない、今までの皆さんの姿勢について私、聞いてるんです。これで本当に、十分な保育がされてきたというふうに胸を張られますか。もう一回ご答弁ください。
答弁 保健福祉部長 黒田安二(保健福祉部長は2012年9月まで)
お答えします。ただいま保育所の設置基準におきましては、正職と臨時職員の中で、適正水準の中で進めているところでございます。したがいまして、今後も、確かに職員の退職により、正職と臨時の対比が変わることもございますけれども、保育の質に当たっては、質の低下を招かないような対応をしてまいりたいと考えております。
再質問 12番 野村淳一
それは当然でしょう。私は、臨時の職員の皆さんも同じように頑張っているんです。だから、僕は言ってるんですよ。改めて聞きますけど、昨日この問題で副市長は、今、国が進めようとしている子ども・子育て新システムというのもあって、幼保一元化云々かんぬんであるからその行政改革は塩漬けだっておっしゃった、そういう表現をしたんです。でしょう。どうですか。この第5次の行政改革プラン、それは、その当時はその必要性があったかもしれない。しかし、今、この時代、本当に子供たちを宝として、真剣に保育をしていくという意味では、その行政改革を見直して、そしてよりよい保育を進めていく、その立場に立つべきではないんでしょうか。そして、私は問題あると思ってますが、ちょうどこの新しいシステムが国で今、提起されようとしています。そして、市町村でもシステムづくりを進めろというような方向性も出ているんです。その点では、この臨時職員の皆さんの待遇の問題も含めて、よりよい保育をするということで、保育の方向性についてはもう一回再検討する、見直すということが必要だと思いますが、いかがですか。
答弁 副市長 棚橋一直(副市長は2019年6月まで)
昨日の答弁を含めて、野村議員さん、ちょっと誤解をされている部分があるんではないかなと思いますんで、ご答弁させていただきますけども、塩漬けと言ったのは、今後塩漬けといった部分ではなくて、第5次行政改革の中で、保育所の見直しというふうな部分の中で、折から幼保一元化というような国の考え方で出たので、その様子も見ながらというふうな部分の中での、現状が塩漬けでありますよと、ただ幼保一元化、さらには国は幼保一体化というふうな部分の国の流れがあります。さらには紋別、地域的には幼保一元化の認定こども園もできているというふうな部分の中で、地域の流れについては、その見直しを塩漬けのままでいくような形ではないと、しっかり市のほうの保育所、さらには民間のほうの、認定こども園等々の部分の、幼稚園と保育所と認定こども園という、3つの仕組みをしっかり構築をして、確立をする時期に来ているというふうなことでお話をしましたんで、その確立をする中で、保育士の待遇改善等々の部分のことについても、手をかけていくというふうな考え方で、昨日ご答弁をしたつもりでございますんで、ご理解をいただきたいと思います。
再質問 12番 野村淳一
せんだって、今年4月からスタートした民間の認定こども園へお邪魔してきました。新しい施設で、非常に雰囲気も明るくて、子供たちも生き生きとしておりました。私は、民間がだめだというつもりはちっともありません。そのところは、本当にこの紋別で、最後まで子供たちの保育のために頑張りたいという決意を語ってくれました。将来、どういうふうな子供たちの保育、あるいは幼稚園との兼ね合いがあるのか、確かに今、副市長が言ったような計画づくりが必要になってくるんですよ。そして、今、副市長が言ったように、保育士のその待遇改善という問題も含めて、真っ正面から取り組んでいただきたいし、昨日の話もあったように、臨時職員の皆さんの賃金の待遇の低さというのも明らかになりましたんで、それを含めて、よりよい保育を進めるという意味で、積極的な取り組みをお願いをしておきたいというふうに思います。今日はこの程度としておきます。保育料の問題です。減免制度についてお話うかがいました。基準についてもご答弁がありました。平均して3カ月程度給料が、あるいは所得が減った場合云々かんぬんというのがありました。この基準を何かの形で明確になっているのか、私は要綱か何かあれば後でまたお示しをいただきたいと思いますし、こういう状況が保護者の皆さんにちゃんと周知されているのかなあというふうに思います。それと同時に、大体こういうのは申請されて、そして受け付けるというのが筋です。ところが、平成7年に国は、厚生労働省は、申請がなくてもそういう状況と推測される場合、保育所として積極的に減免制度を行うことができるという通達も出しています。その辺の兼ね合いについて教えてください。
答弁 児童家庭課長 小林邦博(児童家庭課長は2013年3月まで)
お答えいたします。保育料の減免の要綱につきましては、申し込みの際に配付する保育所ガイドの中で、減免の旨は規定しておりますけれども、こういった減免の詳細についてまでは記載してございませんでした。実際には、保護者からの申し出等、相談等があった場合に、そういった形で対応する形をとってございます。以上でございます。
再質問 12番 野村淳一
先ほども指摘をしたように、推測される場合と、これはもう本当に現場の保育士さんがよくわかっているわけですので、国からの通達、ぜひ改めてとらえていただいて、積極的にこの減免制度を、活用を促していただきたいし、周知をしていただきたいと思います。それともう一つ、休日の振り替えなんです。大体、日曜日に運動会、発表会があって、翌日月曜日が休みになります。市長の答弁では、理解をされているというふうに言いました。私は、あるお母さんからこの問題で相談を受けました。そのお母さんは転勤族でありますが、北見ではちゃんと翌日、月曜日も子供たちを預かっていただいた、ところが紋別はそうなってなくて、どうしていいか本当に困ったという話がありました。さらに、市内の民間の幼稚園でも、日曜日、運動会、学芸会があれば、翌日ちゃんと子供たちを預かっています。理解が得られているというふうに一言でくくられてますけれども、実際、月曜日仕事を休める方がそういるわけじゃありません。本当に大変なんですよ。この状況を、あるいは実態をもう一回改めて調査をしていただいて、振り替えについてご検討いただきたいと思いますが、いかがですか。
答弁 児童家庭課長 小林邦博(児童家庭課長は2013年3月まで)
お答えいたします。日曜日の運動会の開催につきましては、市長の答弁にありましたとおり、日曜日という曜日の開催が、保護者の理解ということで進めております。翌月曜日が休みという形にしておりますけれども、最近、保育所のほうの現場で聞きましたところ、特別、要望はなかったと、その旨聞いておりましたので、親御さんの理解は得られていると、そのように理解しております。ただ、議員のおっしゃられたケースのように、現実的に月曜日の保育が困られる方もいる可能性はございますんで、そういった部分につきましては、どういったあり方が可能なのか、今後も検討として、させていただきたいと思います。以上です。
再質問 12番 野村淳一
わかりました。よろしくお願いします。働いている保育士さんの過重労働になっても困りますんで、その辺もぜひ配慮していただきながら、検討していただきたいと思います。それから、病児、病後児の子供の保育の問題であります。なかなかこれは、簡単な話ではないと思います。医者との関係、あるいは看護師さん等の配置というのがあります。それぞれの保育所にそういう施設をつくるのも、余り現実的ではありませんので、どうなんでしょう。例えば、広域紋別病院に小児科があります。場合によってはそこを活用して、この病児、病後児の保育というものが可能ではないのか、できないのか、突然の話であれなんですが、どうでしょうか。検討する余地は全くないでしょうか。ちょっと回答をください。
答弁 児童家庭課長 小林邦博(児童家庭課長は2013年3月まで)
お答えいたします。病児、病後児保育の事業でございますけれども、これの課題となる部分といいますのは、その保育場所に看護師あるいは保育士、こういったものを常駐しておかなければならないと、当然、人件費がかかってございます。それに対しまして、実際に病気のお子さんをお持ちの方で、どうしても仕事等の都合で預けられる方がどの程度いるか、そういった部分のニーズが、経費とニーズとのバランス、そういったものを含めて検討していかなければならないものと思われます。現実的に道内のほうでは、なかなか進んでおられないようで、管内でも北見市が1保育所の中で、病児、病後児でなくて、体調不良型の保育所児を親御さんが来るまで見ると、そういった部分について運営を始めたばかりと聞いております。そういった関係で、バランスを考慮して考えていかなければならないものと思っておりますし、1つの形として、病院の中での配置という、そういった実例も道内では幾つかあるように聞いておりますので、今後、そういった市内の医療機関、小児医療機関を通して、そういった体制が果たしてとれるのかどうか、有効な方法となるのか、そういった面で検討の一つとさせていただきたいと思います。以上です。
再質問 12番 野村淳一
わかりました。最後に、病院の問題であります。病院の4月から開院された状況については、先ほど宮川議員の質問の中にもありました。患者さん、入院患者さんも増えているようであります。何とか、ほっとしたなという気がしておりまして、さらにご検討いただきたいというふうに思います。病院の建設問題であります。平成26年度中にオープンしたいという、大体の大まかな中身が見えてきているようです。そのために基本構想、基本計画、それから基本設計、実施設計というふうに進んでいくんだろうと思うんです。着工してからも1年半ぐらい、オープンするまでかかります。大きな時間がかかるんだと思うんです。私はそのときに、本当にこの地元の病院として我々がこの病院を見るときに、病院を建設するというその状況をしっかりと市民の中に情報を提供することが必要だし、市民の意見をどうやって反映するかという場をつくることが重要だと思っています。そのために、もちろん医療スタッフの意見も当然ですが、市民の声を聞く場、市民のアンケート、市民への説明会、市民懇談会等々、積極的な場が必要だというふうに思いますし、その場で、そのときそのときに、ホームページなどでの情報公開というのが重要だというふうに思っています。それはそういう形でぜひ進めていただきたいし、そういう方向だというふうにも確認をいたしましたので、スムーズに進めていただければというふうに思います。以上で終わります。