幕別町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日
町民と力を合わせて、ごみ行政の改善を
2024年12月10日、幕別町議会の一般質問で、酒井はやみ議員が「町民と力を合わせて、ごみ行政の改善を」について質問し、町長 飯田晴義、住民生活部長 寺田治、防災環境課長 半田健、防災環境課参事 山岸伸雄が答弁しました。
- 質問者
- 酒井はやみ 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、住民生活部長 寺田治、防災環境課長 半田健、防災環境課参事 山岸伸雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 酒井はやみ
通告に従いまして、質問いたします。町民と力を合わせて、ごみ行政の改善を。町では、脱炭素社会の実現による地球温暖化対策を推進するため、本年2月に「幕別町地球温暖化対策実行計画」を策定しました。この計画に基づき、温室効果ガスの削減を進めるとともに、自然環境を守り、クリーンで持続可能な循環型のまちづくりを目指して、町民とともに取り組むことが求められています。その一環として、可燃ごみの資源化やプラスチックごみの削減など、ごみ処理の在り方を見直すことは町民の関心の高い課題であり、主体的に取り組みやすいテーマです。また、持続可能なまちづくりに対する意識向上や町の活性化、イメージアップにもつながると考えます。以下、町の考えを伺います。1 ごみ処理の見直しを町民と一体となって取り組むことで、温暖化対策のみならず、持続可能なまちづくりや町の魅力向上につながると考えますが町の考えは。2 町民と協力して可燃ごみの資源化に取り組む考えは。3 バイオガスプラントの導入についての進捗状況は。4 ごみアプリの導入についての検討状況は。以上です。
答弁 町長 飯田晴義
酒井議員のご質問にお答えいたします。「町民と力を合わせて、ごみ行政の改善を」についてであります。町では本年3月、2050 年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとすべく、「ゼロカーボンシティまくべつ」を目指し、脱炭素社会の実現に向けて全力で取り組んでいくことを宣言いたしました。地球規模の課題である地球温暖化対策は、今を生きる私たちの社会的責務であり、脱炭素社会に向け世界規模で取り組まなければならない大きな問題と認識しております。ご質問の1点目、「ごみ処理の見直しを町民と一体となって取り組むことで、温暖化対策のみならず、持続可能なまちづくりや町の魅力向上につながると考えますが町の考えは」と、ご質問の2点目、「町民と協力して可燃ごみの資源化に取り組む考えは」については、関連がありますので、併せて答弁させていただきます。家庭ごみの処理に当たっては、一人ひとりがごみの排出を抑えることに加え、資源化するための分別を徹底することにより、地球温暖化対策や環境に配慮した持続可能なまちづくりの実現につながることから、全町民一体となって取り組まなければならない課題と受け止めております。ごみ処理の見直しの中においては、可燃ごみに含まれる生ごみと不燃ごみに含まれる製品プラスチックの再資源化について、今後のごみの減量化に向け大きく期待されるところであり、町民と協力して資源化を図っていくことが有効であると考えておりますが、いずれも専用の収集運搬が必要となることや分別の徹底、資源化できない不純物の除去や再生品の品質の確保などの課題があり、慎重に取り組まなければならないと考えております。これらのことを踏まえ、現在、生ごみの資源化については、食品残渣物等を資源とするバイオマスプラントでの処理を検討中であり、製品プラスチックについては、現在のリサイクルプラザでの共同処理の枠組みを使いリサイクルすることができないか、構成市町村の担当者で組織する「環境担当課長会議」「ごみゼロ検討委員会」において検討を進めているところであります。ごみ処理の見直しに関しては、発生抑制や分別の徹底のほかに、焼却処理方式の変更などが考えられますが、現在、建設中の新中間処理施設の処理方式の選定において、「環境への配慮」「安全で安定した稼働」「資源循環と省エネ・創エネへの対応」「災害に強い処理システム」「整備から運転・維持管理までの経済性」の五つの視点のバランスを重視して議論がなされ、現在の処理方法と同じ焼却方式を採用し、熱エネルギーの回収によって再資源化を図ることとしたところであります。ご質問の3点目、「バイオガスプラントの導入についての進捗状況は」についてであります。「ゼロカーボンシティまくべつ」を実現するためには、公共部門や産業部門、家庭部門など総合的かつ計画的に施策を推進していくことが必要であることから、幕別町地球温暖化対策実行計画を具現化するための「幕別町ゼロカーボンロードマップ」を作成し、継続的な施策の展開を図っているところであります。その中で、「バイオガスプラントの導入と付加価値創造」として、地域課題の一つである、酪農家等における家畜ふん尿の適切な処理と地域内から発生する食品残渣物等を資源として活用し、バイオメタンを生成するバイオガスプラントを設置することを計画しており、昨年7月から民間事業者等を交えて継続的に事業手法や事業可能性等について調査検討を進めております。現在、事業を実施する際の事業モデルを作成し、そこから発生する家畜ふん尿の活用を図るとともに、家畜ふん尿以外の食品残渣物等を活用した際のバイオメタン発生量を推計し、それらバイオメタンの活用方法と事業収支の試算を行い、事業可能性についてさまざまな角度から検討しているところであります。また、環境省において、地域脱炭素に関する専門的な知識を有する方を「脱炭素まちづくりアドバイザー」として登録し、その専門家を年間6回程度地方自治体に無償で派遣する制度を実施しておりますことから、町として本制度に応募し、本年 11 月から専門家の派遣を受けているところであります。このことから、今後、脱炭素アドバイザーの専門的なアドバイスを受けながら、事業計画、収支、事業スキーム等の精度を高め、事業可能性の判断を行っていきたいと考えております。ご質問の4点目、「ごみアプリの導入についての検討状況は」についてであります。ごみアプリについては、ごみの収集日をお知らせしたり、分別方法を手軽に調べることができるスマートフォン用のアプリケーションで、数々の自治体向けごみアプリが開発されておりますが、いずれのアプリにおいても、使用するに当たっては新たにダウンロードをしていただくほか、お住まいの地域設定などが必要となります。本町においては、令和7年3月1日運用予定の「幕別町公式 LINE」において、人工知能を活用した「自動会話プログラム」により、利用者が捨てようとするごみの名称を LINE にて送信すると、人工知能がごみの分別種別をお知らせしてくれる「チャットボット」機能を整備する予定で、さらに利用者の居住行政区を登録することで、ごみ収集日の自動通知に加え、大型ごみの申込みをオンライン化する予定としております。このように、ごみアプリと同様の機能が「幕別町公式 LINE」に備わることから、今後、町民の皆さんの利便性が大きく向上されるものと考えております。以上で、酒井議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 7番 酒井はやみ
それでは、再質問をいたします。記録的な高温や集中豪雨、干ばつなど、気候変動の影響が実際に世界のあちこちで起き、温暖化の進行が加速化していることに危機感が広がっています。パリ協定では、地球の平均気温を産業革命以前に比べて 1.5 度以内の上昇に抑えるという目標を掲げていますが、昨年の平均気温はもう既に 1.48 度の上昇、そして今年の平均気温は過去最高を記録し、1.5 度を上回ると見通されています。今のままでは2度の上昇に抑えることすら厳しい状況だと指摘されています。ある気温の到達点、ティッピングポイントを超えると、不可逆的な現象が自然の中で連鎖的に起こり始めると言われていますが、もうそこに手が届いてしまいそうな段階だと思います。そうした危機感の中で、気候変動に関する政府間パネルも、ここ 10 年の選択や行動が数千年先にまで影響する警鐘を鳴らしています。こうした危機感は、特に若い世代の中で切実ではないかなと思います。世界で若い世代が声を挙げていることはニュースでも報じられていましたが、幕別町出身の高校生も気候変動の影響をより受ける若い世代の声を聞いてほしいと、道内や全国の同世代の仲間と一緒に訴訟や行動を起こしています。こうした町内の若い世代の声も受け止めて、取組を加速することが求められていると考えます。町も実行計画を町民参加で進めようとスタートをしまして、力を入れて調査研究や太陽光の設置、補助事業などが始まっています。ただ、町民の生活のレベルでは、この危機感に照らして現状ではまだ特段、生活の変化は求められているという状況ではなくて、これまでと同じような生活を送っているのが現状ではないかなと思います。そういう中で、この実行計画の資料にありました町民アンケートでは、「日常生活において、脱炭素、カーボンニュートラルに向けた行動を意識していますか」という問いに対して、40 パーセントが「あまり意識して行動していない」、18 パーセントが「全く意識していない」というふうに回答をしています。「意識していない」という回答が、「意識している」という回答を上回る結果になっています。そういう状況も踏まえて、今回、実際の町民の生活の中で、脱炭素や循環型経済社会を意識化できる取組が必要と考えて、ごみの問題が一番身近で、これなら町民みんなで脱酸素に向かうという機運を高めることにもつなげられると考えて、改めてごみの減量・資源化の取組を取り上げました。この実行計画のロードマップの中でも、実際の町民の生活レベルで何ができるかということでは、ごみの減量化、資源化だとされています。共産党の町議団もこれまで繰り返しごみの資源化を訴えてきましたが、町民参加でゼロカーボン、循環化型のまちづくりを進めることがいよいよ差し迫った課題だと考えます。実行計画全体を推進していく上でも、町民参加を広げる上で、ごみの減量・資源化の位置づけを、これまで以上に高めて急いで進めていく必要があると考えていますが、町ではどのようにこの課題について、今、お考えでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
ゼロカーボンに向けての取組は、非常にハードルが高い。2030 年 46 パーセント削減、2050 年ゼロカーボン、非常にハードルが高くて、これは町全体で、町民の皆さん一人ひとりが取り組んでいってもなかなかハードルが高いな、そんな認識を持っているところであります。そんな中で、今できることを着実に進めていくことが必要でありますので、これはもう既に総合推進交付金、これの制度を設けて、家電製品の買い替え等もやっていただいておりますけれども、これも本当に走り、スタートでありますから、今後、総体的に町民の皆さんの協力をいただきながらさまざまな取組をしていかなければならないと思っています。ただ、いかんせん、金がかかるのですね、このゼロカーボンというのは、本当にお金がかかる。やはりそのために今まで先行地域の指定を取りにいったり、重点事業、これも取りに行ったりしているのに、なかなか我々の主張が認められないわけでありまして。何かというと、発電ですね、やっぱり発電をしっかりしなければ駄目だというところが一番難しいところでありまして、なかなか発電手法といっても簡単にどこでもここでも発電ができるわけではなくて、それで我が町はバイオマスというのを、発電もさることながら、エネルギーとしての活用ができないのかということで今考えているところでありまして、これもやはり事業費がかかる。何十億という事業費がかかるということで、そこら辺の財源の確保というのが難しいとしながらも、できることは一つひとつ取り組んでいきたいと思っております。
再質問 7番 酒井はやみ
ゼロカーボンの取組の中で、ごみ問題に取り組む、ごみの資源化に取り組むことが町民参加を広げる上で大きなきっかけになるのではないかと考えて、その辺の質問だったのですけれども、改めて伺っていいですか。
答弁 町長 飯田晴義
ちょっと大きい話に進みまして、言ってみれば、バイオマスの中で生ごみ、食品残渣も一緒に処理をすることによって、よりメタンの発生効率が上がるということは、そういう結果というか、科学的な根拠はありますので、そこで食品残渣を家畜ふん尿と一緒に処理できないのかということは、今まさに検討中でありますが、やはり先ほどもご答弁申し上げたように、事業費とその収支がどうなのかということが非常に難しいわけで、どこかが、大企業がやるよと言ってくれるならありがたいのですが、なかなかそういう状況にもない。ただ、ずっと協力をしてくれている企業がありますので、そこで何とか一肌脱いでもらえないのかなというか、採算性がないと多分乗ってこないとは思うのですが、そこでバイオマスプラントの建設について向かっていきたいなと思います。それともう一つ、資源の問題で言うと、製品プラスチック、これが結局はリサイクルに回っていないということがありますので、難しいのは、例えばペットだとか容器包装リサイクル、これの対象となる、いわゆるペットだとかプラの表示のあるものについては、事業者であったり販売者が処理経費を負担しているというところがあるのですが、製品プラスチックはそういう仕組みにないわけで、これも、じゃあ行政が全部やるのかということがありますし、またどういう活用ができるかということもなかなかうまく今のところはいっていないわけでありまして、そこら辺も解決の道を探りながら、答弁で申し上げたように、十勝全体でリサイクルができないのか、今これも課長レベルでの検討中であるということであります。
再質問 7番 酒井はやみ
答弁の中で、先ほどもお話しいただいたバイオマスプラントでの処理を検討というのは、具体的には、例えば町全体の生ごみが処理できる施設を考えているとか、どういうスケジュールで考えているかというのは、何かお示しいただける内容があるでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
これは家畜もたくさんいます、主に乳牛ということになりますけれども、それを全頭を処理するという規模になると、それこそ何十億では済まない事業費になりますので、まずは今のところ、旧幕別地域、この中で食品残渣も含めて処理ができないのか、それに取り組めないのかということを考えておりまして、それがうまくいくのであれば、第2弾、第3弾もあろうかなと思っております。
再質問 7番 酒井はやみ
分かりました。ごみの資源化、大きなところでは、そういった施設を造ってといくということも検討課題だと思います。町民の意識の中でも、ごみを減らして資源化するという問題は、関心が高い関わりやすいテーマだと思います。先ほど紹介したアンケートの中でも、「脱炭素、カーボンニュートラルに対して、今取り組んでいること、またこれから取り組みたいことは」という問いに対して、「マイバッグ持参」が82 パーセントですが、それに次いで「食品ロスを減らす」67 パーセント、「リサイクルに出す」67パーセントと、ごみ関連が多いことが示されています。また、「町にどのような取組を優先して実施してほしいか」という問いに対しては、「公共施設における再生可能エネルギーの導入」というのが55 パーセントで、「個人への脱炭素」54 パーセントに次いで、「リサイクル率の向上と廃棄物削減」が 43 パーセントとなっています。いずれも、ごみ削減やリサイクルを進めることについては関心が高く、行動に移しやすい課題だと思いますので、先ほど言われたこともなかなか課題が大きいのだなと改めて感じたところですが、できるところからやっていくということも必要だなと思います。大きな施設を造ってというところでは、なかなか難しいかもしれませんが、そういう形ではなくて、個人の家でコンポストを使って生ごみを処理するとか、いろんな形があるかなと思います。そういう知恵を出し合うという点で、町民のエネルギーや協力を引き出している町の取組が今注目されています。実際にゼロ・ウェイストを目指して取り組んでいる自治体が幾つか、全国で今五つぐらいあるのですけれども、徳島県の上勝町や、今回、民生常任委員会で視察に行かれた福岡県の大木町は、何十種類もの分別でほぼごみを燃やしていないことで注目されています。ただ、注目されているのは、減量やリサイクルそのものだけではなくて、それが町民の主体的な取組によって支えられ、コミュニティづくりにつながったり、さらに新しい事業が起こるなど、町の魅力につながっていることではないかと思います。上勝町は、高齢化率 50 パーセントと言われている人口 1,600 人に満たない町ですが、地元のスギ材やリサイクル建具などを活用したホテルなどを造るとか、企業や大学関係者向けの研究、町民のリメイクやリユースを奨励するセンターなどが併設されるなどの発想や取組が広がっています。人口1万 4,000 人の大木町では、生ごみの分別で燃やすごみを 60 パーセント削減し、バイオマスセンターをまちづくりの拠点と位置づけて、町民はそこでできる液肥を無料で受け取れる仕組みができています。その液肥をさらに農産物や、その農産物は家庭や教室に届けるという循環システムを体現されています。燃やすごみを減らして、地域で資源として活用していくという考えに立って、循環型のまちづくりを進めていくことで、町民の協力を引き出したり、自分たちの暮らしや環境をどう守っていくかという主体的な取組が生まれていって、町の魅力につながっていると感じました。幕別町も、町民の皆さんのいろいろな知恵を集めながら、ごみの処理の在り方について考えていくということでは、今の施設を建てるということだけではなくて、いろいろな手だてが考えられるのかなというふうに思います。そういった、今ゼロ・ウェイストなどを掲げて取り組んでいる町のごみの資源化などで参考に取り組んでいけるようなことが、もし考えられていることがあったら教えていただけますか。
答弁 住民生活部長 寺田治
ごみの減量化のお話ですけれども、私の感覚としては、随分、分別はすごくよくなったのですね。平成 30 年に比べると、平成 30 年は、容器包装プラスチックのリサイクル率、集めた容器包装の半分以上が使えなかった、四十何パーセントしかリサイクルできなかった。残りのやつは、全部燃やせないごみに回っていたのですね。つまり、汚かったり、あとは違うごみが入っていたり、容器包装プラ以外のごみが混ざっていたり、危険ごみが入っていたりということで、1市3町の中でも幕別町というのは非常に分別が悪かった。ところが、今、町民の方も随分理解してくれて、消費者協会さんですとかも一生懸命 PR してくれて、今7割を超えるぐらいの分別率になりましたので、そういう意味では、町民の意識も随分と変わってきたなと思っております。今、先ほどからお話ししていますけれども、生ごみですね、これも以前から、可燃ごみの半分が生ごみなので、その可燃ごみの半分の生ごみのうち8割が水分だよということを何回か答弁させていただいているのですが、実は種類別に言うと、生ごみの4割が食べ残しだと言われています、種類でいくと。その4割のうちの半分が全くの手つかずだというデータもあります。ということは、その4割の半分は、賞味期限が切れたり、あるいは食べ残しですね、全く手つかずで食べ残した。ですので、町民の皆さまのお買物をするときの量ですとか、あるいは食べ残し、これ 3010 運動とかと PR していますけれども、そういった意識もごみの排出抑制につながっていきますので、そういったところから取組も必要かなと考えております。以上です。
再質問 7番 酒井はやみ
詳しくお聞きして、なるほどと思いました。そういった、先ほど言われたような、今の生ごみの実験場なんかも、町民に広く知っていただくことで、ごみの出し方について改善を促すことにつながるのではないかなと思いました。そういうことも含めて、町民と一緒にどのように進めていけばいいのかということについては、一緒に知恵を絞っていけたらなと思います。特に若い世代は、今、温暖化対策としてだけでなくて、自然環境を守ることや安全な食や環境づくり、そういったことに関心が高いと感じています。これからの自らの生活と関連づけて、自然環境や食の安全のことを考えている、この間、学校給食についても、オーガニック給食をという強い要望があって町も実施が試みられましたが、そういった持続可能なまちづくりといいますか、食づくり、そういったことに関心が高い中で、やっぱり町が今ごみはなるべく燃やさずに資源化するのだということを呼びかけていくことが、やっぱり若い人に響いていくとも思います。バイオマスプラントの実行にも急いでいきたいと思いますし、それを待ちにせずに、先ほどのような内容をお伝えするだとか、できることを町民に呼びかけていくということに知恵を使っていただけたらと思います。次に、実際に資源化を進めていく上でですけれども、今のごみの現状を先ほどもちょっとお聞きしたのですけれども、ごみの処理の現状について幾つかお聞きしたいと思います。ごみ処理基本計画の中では、令和8年度までのごみの減量化と資源化の目標が定められています。平成 28 年度と比較してごみの量を減らす計画があります。「集団回収を含めた計画収集ごみの量を8.2 パーセント減らす」「直接搬入ごみは6パーセント減らす」「リサイクル率は、2パーセントを引き上げて 39 パーセントにする」としています。令和5年度の決算の資料では、このリサイクル率については 34 パーセントという数が読み取れたのですが、ごみの減量の計画に照らして、現状がどこまで行っているかというのがちょっと読み取れませんでした。現状について分かれば、教えていただけますか。
答弁 防災環境課長 半田健
令和5年度のごみの状況でございますけれども、令和4年度から忠類地区も含めまして、全量、くりりんセンターで幕別町の分が処理をされているということでございまして、計画収集、直接搬入のごみの収集量、総量で令和5年度の実績として申し上げますと、7,402 トンということで搬入をして処理をしているということでございます。令和5年度の当初の計画上の目標数値としては、当初目標との減少する目標数量と比較しますと、計画年次と比べまして 6.1 パーセントの減というような状況となっております。
再質問 7番 酒井はやみ
すみません、ちょっと理解力がなくて。計画では、令和8年度までに 8.2 パーセント減らすということに照らして、現状は今 6.1 パーセントまで来ているということでいいのでしょうか。
答弁 防災環境課長 半田健
申し訳ございません。計画と直接搬入、両方を含めて申し上げましたので、再度、説明をさせていただきたいと思います。計画収集量につきましては、忠類、総量合わせまして 5.548 トンの搬入をさせていただいておりまして、目標年次としての計画数量が 5,264 トンということでございますので、目標数値に対しましては 8.3 パーセントの減というような状況となっております。
再質問 7番 酒井はやみ
それでは、ほぼ令和8年度までの目標に近づいているということでいいのでしょうか。
答弁 防災環境課長 半田健
搬入量が年々、若干ではありますけれども、減少している傾向にありますので、目標数値に近づいて減少しているということでございます。
再質問 7番 酒井はやみ
集団回収を含めた計画収集のごみの発生量を 8.2 パーセント減らすとしていて、1人当たりのごみの量、原単位を 608 から 558 にするということも目標として定められていますが、現状のこの原単位は分かりますか。
答弁 防災環境課長 半田健
令和5年度の原単位でございますけれども、595 ということでございまして、目標数値の 558 に対しまして 2.1 パーセントの減ということでございます。
再質問 7番 酒井はやみ
平成 28 年が 608 だったのが現在 595 ということですので、さほど減っていない感じなのかなと思ったのですけれども、そういう認識でいいでしょうか。あと、計画収集ごみの資源リサイクル率は 39 パーセントにするという目標が書かれていますが、今朝の資料では、現在 34 パーセントというふうに読み取れました。34 パーセントですね。逆に、平成28 年のときよりもリサイクル率が下がってしまっているのかなと思うのですけれども、そういった認識で間違っていなかったでしょうか。
答弁 防災環境課長 半田健
大変申し訳ありません。先ほどの答弁でございますけれども、令和5年度、原単位 595 に対しまして目標年次の 558、先ほどマイナス 2.1 ということの答弁をさせていただきましたが、マイナス 2.1 というのは、平成 28 年度、計画策定年次の計画値に対してでございまして、目標年次に対しましては 3.5 パーセントの増となっているという状況でございます。大変申し訳ございません。
再質問 7番 酒井はやみ
分かりました。リサイクル率が低下しているというのは、39 パーセントを目標なのが現在 34 パーセントというのは間違っていないですか。認識、間違っていないでしょうか。
答弁 防災環境課長 半田健
資源のリサイクルの関係でございますけれども、令和5年の実績といたしましては、リサイクル率につきましては 39 パーセントということでございまして、目標値に比べまして5パーセントの減ということでございます。
再質問 7番 酒井はやみ
今朝のこの資料で、リサイクル率、目標が令和5年度は 39 パーセントだけれども、実績は 34 パーセントと書いてありました。リサイクル率については、39 パーセントを目標にやっている、2パーセント引き上げると言っていたけれども、実際には引き上がるどころか引き下がってしまったのかと思います。プラスチックのごみを、先ほど答弁の中にありましたように、いっぱい出されても中身が汚れていたら意味がないということもあると思いますので、この数字だけで評価するということにはならないとは思うのですけれども、きちっとプラごみは洗って、ちゃんと正しく捨てていただくということをより強化していく必要があるのかなと、この数字を見て思いました。またちょっと、せっかく決めている計画ですので、それに照らしてどうなっているかというのが、できれば分かるような資料を出していただけたらありがたいなとも思います。実際、先ほどの数字をお聞きして、減量を進めると計画ではあるのですけれども、なかなかそんなに減っているという感じは受けない印象でした。計画にはこのように書かれています。今後、さらなる分別排出の徹底によるリサイクル資源の掘り起こしと、可燃ごみの多くを占める生ごみの堆肥化や減量化を目的に見込む。分別・排出の徹底や集団資源回収の推進を強化することで、リサイクル率を向上させるとあります。食品ロスの削減啓発にも言及されています。令和8年度の目標達成に向けて、これらの取組の今後の強化方向について今検討されていることがあれば、お伺いします。
答弁 防災環境課長 半田健
これからの取組といたしましては、先ほどの部長の答弁の中にもありましたけれども、資源回収として出されるごみの分別を徹底していただきたいということで、まず一番初めに考えております。リサイクルも含めてなのですけれども、ここ最近、資源リサイクルの収集に当たりまして、パッカー車の中で発火するようなことも発生しております。何かと申しますと、本来、排出してはいけないもの、特にリサイクルの電池、リチウムイオンの電池なのですけれども、不純物が混入されていることによって、そういう発火につながるというようなこともございます。それらも含めまして、資源収集の資源回収率が高まるようなことを含めましてお知らせをさせていただいて、徹底に努めさせていただきたいと考えております。
再質問 7番 酒井はやみ
やはりきちっとした知識を町民の皆さんにも伝えていくということが必要なのかなというふうに、先ほどお聞きして思いました。先ほど、平成 30 年の頃と比べてのお話があったのですけれども、町民もどんどん世代も入れ替わりますし、以前はコンポストなんかの助成もあった時期もあったそうですが、そういったことも知らない世代も今増えてきていると思います。町民と一緒にという上で、やっぱり啓発にどのように取り組んでいくかという点ではちょっとより力が要るのかなと、今のごみの減り方を見ても思いました。食品ロスの問題も一般的には言われていますが、先ほどのごみの中でこれぐらいとかいうことも知れば、やはりもうちょっと意識化されるのかなと思います。生ごみの堆肥化を進めていく点で、もう一つ伺いたいのですけれども、今できることをすぐに進めていくという点で、先ほどから話していて、コンポストとか生ごみ処理機の活用・普及とか、また自治体ごとでもいろいろな工夫をしていて、どこかの自治体では、例えば地域ぐるみで生ごみの処理について講習会をやったり、物を買ったりしたら、そこに助成をするとか、そういうことをやっている自治体もあるようです。そうした町民自身が生ごみを処理できるような、そういう活動の推進といいますか、そういったことについては何か検討されていることはないですか。
答弁 防災環境課参事 山岸伸雄
先ほど来、生ごみの処理についてご議論ございます。議員おっしゃるとおり、過去には平成元年から 23 年まで、生ごみの処理についてコンポスト事業、生ごみのコンポストに対して町として支援していた。また、電動の生ごみについても、平成 13 年から 23 年まで支援しておりました。それらを合わせて 2098 台、過去には補助金等を用いて支援をしておりまして、一定の成果があったということで、この補助事業は終わったところでございます。その背景には、成果があったということと、あとやはり冬期間における生ごみのコンポストの処理の難しさだとか、あと野生動物がやはり生ごみを掘り返してしまうといったようなこともあって、なかなか難しい部分があって、これらの事業を総体的に評価して事業を終わったという形です。近年で申し上げますと、一時期、電動生ごみ機も大変普及しまして、ただそのときには、大変電力をすごく大きく使う機械だったのですけれども、近年のやつは省電力で物すごく効率的に家庭の生ごみを処理する機械も出てき始めまして、各市町村においては、それを補助のメニューに入れたりということもしていると伺っております。本町としましては、先ほど来、町長からの答弁ありますように、生ごみも含めて、今プラントの整備について協議していることから、それらをプラントと併せてどのような生ごみの処理の仕組みをしていけばいいかというのは、やっぱりこれは総体的に考えていかなければならないことだと考えております。一般的に、生ごみをプラントに持っていくにも、生ごみをどうやって集めるかだとか、そういうことからまず始めていかなければならない部分もありまして、大変大きな課題が存在しております。その辺、大変申し訳ありません、繰り返しになりますけれども、それはプラントの整備に併せて生ごみの処理について、総体的にどのような形ですることが、住民に負担がなく継続的に実施していただけるかということが、重要だと思っておりますので、併せて検討を進めてまいりたいと考えております。以上です。
再質問 7番 酒井はやみ
分かりました。なるべくスピード感を持って取り組んでいただくことを期待します。最後に、ごみアプリのことをちょっとお伺いしたいと思います来年の3月からですか、公式 LINE でごみの検索もできるようにするということを検討されているということでした。帯広市がやっているような形でしょうか。帯広市も LINE からごみの検索ができるというふうな仕組みになっています。帯広市の LINE を見ましたら、ごみのところをタップすると、捨てたいごみの選択をして収集日も分かってとなるのですけれども、そういうごみの分別・種別や収集日を伝えるということでは、有効なものかなと思いましたが、音更や富良野なんかで使われているごみアプリは、もうちょっといろいろなことを発信できるような内容でして、地域別のごみカレンダーや分別の事典だけではなくて、例えば蛍光灯は「有害ごみと書いた紙を貼って出してください」と、具体的な指示だとか、「ごみ袋をばら売りで購入できるお店ができました」とかいう紹介が、どこどこのお店でばら売りしていますだとか、あと町からのメッセージも表示されるようになっていて、10 月30 日の食品ロスの日には、食品ロス削減を呼びかけるメッセージと併せて、環境省の食品ロスポータルサイトに誘導する URL が表示されるなど、ごみの正しい捨て方を理解して、資源化できるものはきちんと資源化につなげる手段にもなっているのではないかなと思いました。イメージとしましては、分別の仕方が分かるというよりも、ゼロカーボンとか、循環型のまちづくりを進めていく一つの手段という、町民挙げて取り組んでいこうというような、そういうものとして発信できるツールができればいいなというイメージもあったのですが、もうこの LINE を使ってというふうに検討されているようですので、その中でそういったイメージもちょっと持ちながら内容を検討していただきたいなと思うのですが、どのような内容のものを考えているかも、併せてちょっとご答弁いただけたらと思います。
答弁 防災環境課長 半田健
現在、今、町のほうで、町の公式 LINE の中で、ごみの関係の部分をお知らせするものとして、今、酒井議員のほうから、帯広市さん、音更町さんのお話、ごみ専用アプリのお話ありましたけれども、町のほうで今予定をしているのは、参考としているのは、千歳市の公式 LINEをイメージしております。公式 LINE の下のほうのコンテンツとして、ごみの分野があります。そこをタップすることによって、チャットボット形式でごみの分別を紹介できたり、あるいはごみの分別カレンダーですとか、さまざまなごみの一般的な収集日のご案内とかいうものをお知らせすることとなっております。そのほか、お住まいの地域ですとかをあらかじめ登録することによって、ごみ収集日をお知らせするというようなことも考えておりまして、ご本人さんが操作していただいて検索することも可能ですし、町のほうからプッシュ式で登録されている方に対してお知らせすることも可能なアプリということで、今、内容のほうを詰めているというところでございます。
再質問 7番 酒井はやみ
ぜひゼロカーボンや循環型のまちづくりを進めていくツールとして、内容豊かなものにしていっていただきたいと思います。ごみの資源化のことを取り上げてきましたが、ごみはそもそももう世界ではほとんど、OECD の諸国の中では生ごみは資源化しているので、ごみの中で燃やすごみというのは二十数パーセントだそうで、日本は 80 パーセントを燃やしているということで、そういう世界の中でも大変遅れているのかなというふうに印象を持っています。その中で、国がそうだからそれでよしとしていいわけではないと思いますので、ぜひ今進めようとしていることについて、スピード感を持って取り組んでいただきたいということを述べて質問を終わります。