幕別町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日
まちづくりを進める新たな情報発信と住民サービスについて
2023年6月20日、幕別町議会の一般質問で、内山美穂子議員が「まちづくりを進める新たな情報発信と住民サービスについて」質問し、町長 飯田晴義、政策推進課長 白坂博司、住民生活部長 寺田治、福祉課長 亀田貴仁、企画総務部長 山端広和が答弁しました。
- 質問者
- 内山美穂子 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、政策推進課長 白坂博司、住民生活部長 寺田治、福祉課長 亀田貴仁、企画総務部長 山端広和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 内山美穂子
通告に従いまして、質問させていただきます。まちづくりを進める新たな情報発信と住民サービスについて。幕別町は、第6期総合計画に掲げる協働と交流を目標に各分野の施策を展開しているところですが、ここで大きな鍵となるのは、町民の皆さんにいかに必要な情報を迅速に届けることができるかだと考えております。情報共有がなされることは信頼の基盤であり、また、町民の町政への参画にもつながっていきます。特に新しく町民になられた方にとっては、町の行政サービスなど生活に必要な情報が伝わることが必要不可欠であります。ここにいらっしゃる方のほとんどは、スマートフォンをお持ちだと思いますが、ICT(情報通信技術)は暮らしに欠かせない社会インフラとして一般社会に広く浸透してきました。総務省の調査によりますと、全年代でのスマートフォンの利用率は 95.3 パーセントに増加し、情報サービスの提供や情報の共有化が飛躍的に進化しています。この一方、子育てや福祉、教育、観光など様々な分野の情報が求められ、加えてごみや除雪などきめ細かな生活情報や最近頻発している地震など緊急性が要請される情報も増えてきており、行政の情報発信の重要性は、これまで以上に高まってきています。情報は、ただ提供することが目的でなく、一人ひとりの行動を促すため有効活用していくことが求められています。また、町民と町職員との情報共有がスムーズに行われることによって問合せや事務作業を軽減するメリットもあり、本町の進める協働のまちづくりへの理解を深めていくことにつながっていくと考えております。幕別町において情報発信の手段は、紙媒体の広報まくべつや各種行政情報パンフレット、また、インターネットを活用した電子媒体としてホームページや広報紙アプリ、ツイッターやインスタグラムなどの SNS があります。また、防災防犯の情報発信は、防災無線や登録制の防災情報メール、幕別町防災公式 LINE も運用するなど特化しております。このように多種多様な形で情報発信を行っていることは承知していますが、それでも必要なときに必要な情報を得づらい、探しづらいといった声が聞かれることもあり、町として改善しなければならない面があると認識しています。スマートフォンの利用率は、60 代においても 85 パーセントを超えており、中でもソーシャルメディアの利用が拡大、無料通信アプリ LINE の利用率は全世代で 90 パーセントを超えております。社会環境が進化する中、若い世代から高齢世代までより多くの人に必要な情報が伝わるよう、様々な広報媒体が効果的に利用されていくことが重要であり、まちづくりに生かしていただきたいことから以下について伺います。(1)部署ごとに様々な広報媒体で情報発信しているが、現状と今後の施策は。(2)公式 LINE を総合的な広報媒体として活用する考えは。(3)住民等からの問合せなどへの自動対応(チャットボット)による行政サービスの拡充や、住民が町道や公園など損傷箇所の状況を直接町に伝えられる通報システムを導入する考えは。以上です。
答弁 町長 飯田晴義
内山議員のご質問にお答えいたします。「まちづくりを進める新たな情報発信と住民サービスについて」であります。近年、急速に進む少子高齢化や核家族化に伴う地域コミュニティの希薄化に加え、社会情勢等の変化による住民の生活や価値観の多様化に伴う行政へのニーズが複雑多岐にわたる中、地域の実情に応じた持続可能な行政サービスを全て行政で対応していくことには限界があり、住民や町内会組織等地域社会の多様な主体と協働でまちづくりを推進していくことが必要となっております。そして、この協働のまちづくりの推進に当たっては、町政に対する住民等の関心と理解が不可欠でありますことから、「幕別町まちづくり町民参加条例」に基づく附属機関等への参画をはじめ、様々な媒体を通して情報発信をすることにより町政に関する情報の共有化に努めているところであります。ご質問は3点に分かれておりますが、相互に関連がありますので、併せて答弁させていただきます。本町における情報発信は、主に広報紙及びホームページで行っているほか、スマートフォン等の普及に伴い、平成 31 年1月からは、即時性や拡散性等の特徴を持つ SNS も効果的に活用しているところであります。さらには、防災に関する情報など、特に緊急性の高い情報につきましては、町民の皆さんに確実に情報が伝わるよう、防災行政無線や防災情報メール等を活用するなど、情報の内容に応じ媒体それぞれの特性を生かし、効果的かつ正確な情報発信に努めております。情報の発信に当たっては、目的や効果等を踏まえた上で、内容、時期等を含め担当する部署が文案を作成し、作成後、ホームページや SNS といった情報発信媒体を管理する政策推進課における確認を経て発信することにより、情報としての正確性や表現の統一性の確保を図っております。また、見やすさ、分かりやすさに加え、必要とする情報を容易に、かつ、確実に入手できるよう心がけており、広報紙では、「関連する情報をまとめる」「生活に密着した情報から掲載する」「特集ページとして扱う」など、ホームページでは、カテゴリー分けや必要に応じて部署ごとの情報を一元化しバナーを作成しアクセスしやすくするなどのほか、情報の更新状況や定期的に発信している情報の発信漏れの確認等を行っております。なお、年齢層や生活形態によって情報の入手方法が異なるため、広報紙、ホームページ及び SNS など全ての媒体で同一の情報を発信をすることとしておりますが、スマートフォンの普及等に伴い、SNSを活用しターゲットに対しリアルタイムに必要な情報を伝えることができるプッシュ型の情報発信の頻度を高めております。本町では、SNS は主にフェイスブック、インスタグラム、ツイッターの3種類を活用しておりますが、昨今、SNS のうち、ユーザー層が若年層、高齢層を問わず全世代にわたり幅広く、また、国内アクティブユーザー数が最も多い LINE を活用する自治体が増加しており、管内でも本町を含め 12 の自治体で LINE 公式アカウントを開設しております。現在、本町におきましては、LINE 公式アカウントは登録者全員を対象に発信する防災情報、地域安全情報及び子ども見守り情報のみに活用しているところでありますが、他自治体では、年齢、性別等属性ごとに分類してそれぞれのニーズに沿った情報を発信する、いわゆるセグメント発信のほか、道路等の損傷報告や申請等行政手続、問合せ等に対応するチャットボット、アンケート調査など幅広く活用しているところであります。こうした状況の中、現在、本町におきましても、総務課を中心にデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進すべく全庁的な取組を進めているところであります。進捗状況としましては、既に、部署ごとにデジタル技術を活用できる業務の洗い出しを終え、情報発信に係る業務や事務作業効率化につながる業務など関連する分類ごとに整理したところであり、今後は、実務担当者で構成するワーキンググループを設置し、秋頃までを目途に実際に導入する業務の選定を行うこととしておりますが、ワーキンググループで検討するテーマの一つに LINE 公式アカウントの活用を掲げているところであります。なお、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に当たっては、来年度の事業実施に向け、財源として国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用すべく、本年 11 月の事前申請に間に合うよう取り進めていくこととしておりますことから、LINE 公式アカウントの活用についても、これに合わせて本町として実際にどのような業務を導入するかについて庁内でしっかりと協議を進めてまいります。以上で、内山議員のご質問への答弁とさせていただきます。
質問 4番 内山美穂子
情報発信について質問させていただきました。この情報発信については5年前にも質問させていただきましたが、当時は紙媒体が中心の議論となったと思っております。その頃と比べても急速に IT 化が進み、かなり様相が変わってきているのではないかと思います。ご答弁では、全庁的に自治体デジタルトランスフォーメーションの実施に向けて動いておられるとのことでした。再質問は、電子媒体に関わって1番から3番まで順番に質問させていただきたいと思います。先日、浦河沖地震がありましたが、私はそのとき大型店の駐車場にいました。そのときに、「地震です、地震です」とスマホに音声から入ったのですけれども、ふっと周りを見渡してみると、ほとんどの人がスマホを持っているのですね。スマホを持って、その揺れの様子とか、そういうのを確認している状態を見まして、改めて、緊急時にどこにいても情報が届くようになっているのかなというのを感じました。もちろん、そのときは、幕別町からもいち早く情報が届きました。幕別町の防災防犯情報は、防災無線をはじめ複数チャンネルで発信していますが、ご答弁にもありましたように、ほかの情報につきましても、平成 31 年から SNS を活用し、これ以外にも各種アプリで発信していると思っています。幕別町は、新しいツールの活用に比較的積極的であり、この点については一定の評価もさせていただいているところであります。そこで、まずお聞きしたいのですけれども、幕別町全体としては、どこの部署で、どのような SNSのツールを使っているか、改めて確認させていただきたいと思います。
答弁 政策推進課長 白坂博司(政策推進課長は2023年6月まで)
どこの部署で、どのツールをということなのですけれども、基本的には答弁で申し上げましたとおり、広報紙、ホームページ含めてなのですけれども、SNS 併せて同じ情報を全部の媒体を使って流すということを基本としておりますので、各部署でそれに応じて必要な情報というのは発信しているというような状況であります。
質問 4番 内山美穂子
ちょっと質問の仕方が答えづらい質問だったのかもしれないのですけれども、SNS、インスタグラム、フェイスブック、ツイッター、いろいろあるのですけれども、その同じ SNSでも、アカウントが複数で発信しているものもあるということもあり、もう多種多様な方法で発信されているということを認識しています。幕別町ソーシャルメディア活用ガイドライン、これを見ますと、ソーシャルメディアの特性や発信する情報の禁止事項などが記載されており、ソーシャルメディア運用方針では、所属課が責任を持って情報発信を行うとともに、政策推進課が総括的事務を担い、随時、助言などを行うとされています。これらは情報の正確性や安全性などを担保する面では必要なことと承知していますが、私は、SNS については、各ツールの特徴を積極的に生かす工夫をしながら、分かりやすく発信することが大事だと思っています。加えて、これに関わる人材の育成、職員のマインドも大切だと思っております。そこで、職員が電子媒体を有効に活用できるための具体的な指針のようなものがあるのかどうか。ないとしても、どのような考えでこれまで対応してきているのか。また、これに関わってですが、運用指針では、政策推進課から各所属課へ、随時、助言を行うとありますが、これまでどのようなものがあったのか、併せてお答え願います。
答弁 政策推進課長 白坂博司(政策推進課長は2023年6月まで)
職員の指針といいますと、先ほどおっしゃったように、ソーシャルメディア運用方針という中で一定程度の決め事というのを設けておりまして、それに応じて、職員それぞれが各部署ごとに対応していただいているというような状況でありまして、また当時、31 年に導入するに当たりましては、職員研修というのを行っておりまして、その中で一定程度の共通の認識というのを持って、今のところ運用しているというところであります。なので、今後も、例えば今 LINE のお話出ていましたけれども、そういった様々な媒体というのが増えてくる可能性もございますので、機を見て、そういった職員研修等につきましては引き続き実施していきたいというふうには考えております。あと、随時の助言なのですけれども、大げさな助言というような、アドバイス的なものというのは特段ないのですけれども、基本的には先ほど答弁でありましたように、正確性ですとか、あとは見やすさというのが一番なのですけれども、様式なり、書式なりの統一性というのでしょうか、そういったところは非常に気をつけているところでありまして、あと、言葉遣いも決まったものがありますので、そういったものを政策推進課のほうで最終的には確認をするなりをして、発信をしているというような状況であります。
質問 4番 内山美穂子
ガイドラインに沿って問題のない限り、各担当課に任せているというようなことでよろしいですね。私がお伝えしたいのは、各担当者のスキルに左右されないで、役場が全体となって、町民への情報提供や情報交流、さらには住民参加を促進するために、全体としての目標というか、運用コンセプトをしっかりと共有していくことが重要ではないかと思います。そして、社会環境が急速に変化する中にあって、いかに町民一人ひとりのニーズに応じた情報発信ができるかどうか、また、アクセスしやすい環境をつくれるかどうか、これが大切だと思っています。そこで、もう少し具体的な質問をしていきたいと思います。町民が自分の知りたい情報は、どこを見たら知ることができるのか。そうした総合的な情報のプラットフォーム的な役割をしているのは、ホームページになっています。ホームページには行政情報のほとんどが載っていますし、トップ画面は各分野の詳しい情報に誘導していくという重要な役割を果たしています。ただ、難点なのは、プル通知だということです。これは、住民が自らアクセスして検索しなければ知りたい情報を得ることができず、本人にとってたとえ有益な情報があったとしても、積極的に見に行かない限り入ってこないといった制約があります。この点については、町はどのように考えているのか伺います。
答弁 町長 飯田晴義
今のホームページであったり広報にしても、ほとんどがプルであります。そこでプッシュ型のものとして、SNS を活用していくということでありますから、そこはやっぱりしっかりと役割分担というか、機能分担をしなければならないと思います。細かく知りたい場合は、これは LINEとかでは無理な話ですから、誘導していくということ。ホームページに詳しく書いてありますので、ここをご覧くださいと。重要事項であったり、緊急性の高いものは、そういう SNS を活用してプッシュ型の連絡をすると。ただ、そこでは全部言い切れませんので、詳しいことはホームページをご覧ください。あるいは、広報の何月号をご覧くださいと、そういう、きちっとした全てを SNS で対応することもできませんし、全てを広報だとかホームページで対応することもできませんので、そこはしっかりと役割を分担しながら、より重要性、緊急性の高いものは即時でお知らせをしていく。そこが一番大事なのかなと思います。詳しく専門的に知りたい場合は、ホームページなり、あるいは広報で特集などもやっていますから、そちらをご覧になっていただくということが必要だろうというふうに思います。
質問 4番 内山美穂子
ホームページは、誘導的な、総合的なものとして発信しているし、SNS は、スピーディーに情報があるたびに発信しているということで、特段、今の状況で問題ないという受け取り方を私は感じたのですけれども、ただ、情報の発信側と受け手側に温度差があるという現状、これを受け止めていただきたいなというふうに思います。私は、SNS の活用に工夫の余地があるのではないかというふうに思っています。それについては、これから質問していきたいと思いますけれども、SNS は即効性が高いプッシュ型になりますね。登録すれば、情報が更新されるたびに速やかに皆さんの手元に届きます。ただ、フォロワー数が増えなければ、それだけ伝える範囲も限定的となってしまいます。そこで、町の公式 SNS、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムありますが、フォロワー数と人口に対する割合をお聞きしたいと思います。また、その数値をどう評価しているかについても併せて伺います。
答弁 政策推進課長 白坂博司(政策推進課長は2023年6月まで)
フォロワー数でありますけれども、ちょっと若干古いかもしれないですけれども、令和5年の2月末現在の数字になりますけれども、フェイスブックで 780 人ということなので、人口に対する割合といいますと、1万 6,000 で割り返すとすれば、大体5パーセント程度。あと、インスタグラムにつきましては、同じ時期ですけれども、1,388 のフォロワー数ということなので、これも1万 6,000 で割り返しますと、おおむね9パーセントというような状況となっております。
答弁 政策推進課長 白坂博司(政策推進課長は2023年6月まで)
すみません、申し訳ございません。ツイッターのほう、ちょっと申し上げておりませんでした。ツイッターが同じ時期なのですけれども、1,159 のフォロワー数なので、1万 6,000 で割り返しますと、7パーセント程度ということとなっております。すみませんでした。
質問 4番 内山美穂子
10 パーセントにいかないぐらいですね。フォロワーとして職員も登録しているでしょうし、町民だけとも限らないと思います。町外の方も多くおられるでしょう。努力されて投稿数が増えてきている、あとフォロワー数も増えてきているというのは承知していますが、この現状のフォロワー数を踏まえると拡大もありましょうが、どのくらいの町民が見てくれているのかということで、評価については様々な考えがあると思いますが、プッシュ型であっても、今の状況としては大きな効果はあまり期待できないのではないかと思います、今の状況としては。また、時間の経過とともに、多くの情報がその中に紛れてしまうことを考えると、なかなか厳しいのではないかと考えられます。そこで2番目の質問に入りますが、私から提案を含めてご質問させていただきます。2023 年4月に更新した、日本における SNS 利用者数を見てみますと、LINE が 9,400 万人、ツイッター4,500 万人、インスタグラム 3,300 万人、フェイスブック 2,600 万人、ティックトック 1,700 万人となっています。ソーシャルメディアの中で断トツに普及率が高いのが LINE で、全世代で 90 パーセント以上となっています。60 歳代についても、ここ5年くらいは2割台で推移していたのですが、最近は8割を超しているような状況です。恐らく、今後はもっとさらに伸びるのではないかと思っています。また、地方自治体で LINE の公式アカウントを持っているのは、ある調査によると、全国の7割、道内では5割以上、十勝管内では6割近くが活用しております。地方公共団体プラン、これは1アカウントは無料で提供されるプランなのですけれども、これがスタートしたのが 2019 年。そのときは、全国の1割ぐらいしか自治体で活用していなかったのですけれども、この4年間で7割にも増えています。そして自治体の公式 LINE は、フォロワーの割合も断トツに高くなっています。幕別は、防災防犯情報に特化して LINE を活用していますが、フォロワー数はどのくらいになっているでしょうか。まず伺います。
答弁 住民生活部長 寺田治
防災の LINE の登録者数でございます。令和5年5月末現在ですが、1,321人でございます。以上です。
質問 4番 内山美穂子
防災に関しては、複数のチャンネルで発信しているので、比較的少ない数値になっているのではと思われます。LINE の自治体公式アカウントは、スマートフォンから簡単に行政情報を閲覧できるので、多くの自治体が行政情報のプラットフォームのような形で公式 LINE を活用しています。多くはトップ画面にメニューがあり、ここに防災や子育て、ごみ分別、各種手続など生活全般の項目を表示し、ここから各分野の詳しい情報や自治体ホームページなどに誘導しています。つながるようになっています。どこにいてもアクセスしやすい行政情報としての役割を担っています。一つ、ちょっと使っている人の例を挙げますと、町内に住む高齢者の親族で、遠方に住んで暮らしていて、親御さんが住んでいる自治体の公式 LINE を登録されている方のお話です。ふだんから親御さんのことを心配なさっているのですけれども、そこの親御さんのいる自治体は、公式 LINE をプラットフォーム的に使っているので、必要な情報が来るように設定していたのです。それで、必要な支援内容がいち早く、離れていても手元に届いたので本当に助かりました。これからも安心できますという話を聞きました。この LINE 公式アカウントなのですけれども、十勝管内を例に挙げますと、さっき人口の1万 6,000人で割っていたのですけれども、私は自分で計算して人口で割りました。なので、さっきの SNS と比べたら、かなり、今お話しする数字より高くなると思うのですけれども、芽室町は 5,000 人以上が登録し、公式 LINE ですよ、人口の 28 パーセント。だから、もっと高くなると思いますけれど、士幌町は約 1,750 人で 30 パーセント、中札内村は 1,500 人で村の人口の半分に相当する登録となっています。また、全国的には、その自治体の人口を超える登録者がいる自治体もあります。幕別町も、様々な活用事例を研究されてこられたことと思います。この4月からは、幕別町ひきこもり相談窓口 LINE を新たに開設しております。この相談窓口 LINE は大変いい試みだと思いますが、LINE を活用して開設をした背景というか、考え方についてお聞きしたいと思います。
答弁 福祉課長 亀田貴仁(福祉課長は2023年12月まで)
ひきこもり相談におけます LINE の公式アカウントの導入ですけれども、これまで従来のこの相談の受け方につきましては、定期相談であったり、来所型の相談であったり、また電話の相談と、あとEメールによる相談ということで相談を受け付けてきたところでありますけれども、新たにこの LINE を導入することによりまして、利用者が自分に合うものを選択しやすくなるように、一人でも多く相談がいただけるようにということで、新たにこの LINE を導入したものであります。
質問 4番 内山美穂子
選択肢が増えたということで、大変いいと思います。ひきこもり相談という、なかなか相談しづらいことについて、24 時間受信可能というのは、これは LINE の特性を生かした試みだと思います。このように、LINE については様々な機能があります。最もよく利用されているのが、セグメント機能です。あらかじめ必要な情報を各項目から選んでおくことができるため、必要な情報だけが手に入ります。住民に合わせた情報発信ができ、各種申請や予約、町外の方への観光、移住情報など幅広いニーズに合わせることが可能です。目指すところの、一人ひとりのニーズに応じた情報提供と言えると思います。さらに、住民が直接町の状況を伝えられる通信サービス、災害時の情報提供サービス、各種相談や粗大ごみ収集などの申込サービスも可能となります。一方で、ホームページにつきましては、工夫はされているということです。改善されている箇所はあっても、どうしても分かりづらさがありますし、プル通知なので、検索しなければ情報を見過ごしてしまうことも出てきます。そこで今回の質問になったわけですが、利用率が高くて、スマホを利用している人が多いので、プッシュ機能を持っている公式アカウントの活用を拡大して、町の既存の広報媒体と組み合わせることができれば、住民の利便性は格段に上がります。町の公式 LINE を、総合的な広報媒体として有効活用することが求められていると思いますが、見解をお聞きします。
答弁 町長 飯田晴義
町民の皆さんに必要な情報を提供する。特に重要な情報を提供する。町民の皆さんが自分に必要だと思うものを、あらかじめ登録しておいて入手する。これ、まさしくそのとおり、これが進めば私は非常にいいことだというふうに思います。ただ、これを、ではどういう業務をまず公式 LINE に扱う業務するかと。まさに今、そこ検討しているところでありますので、しかもこれ、若い人を中心に、143 業務の中から幾ら絞り込んでいくかという作業をやっている最中でありますので、そこはご期待をいただければありがたいというふうに思います。
質問 4番 内山美穂子
期待しています。ぜひ早期に実現していただきたいと思います。次の質問に入ります。3番目、最後ですね。こうした公式 LINE のプラットフォーム化に伴って、LINEの様々な機能を活用している自治体が増えてきました。行政側からの一方向の発信に加えて、チャットボットなど API を活用することによって、トーク画面で相談を受けたり、さっきのひきこもり相談LINE もそうなのですけれども、双方向でやり取りができるようになります。AI チャットボットにつきましては、問合せが、先ほど言いましたが、24 時間 365 日どこからでもできる、職員の業務効率化にもつながるということで、昨年の決算でも質問させていただきました。ごみの分別だけでなく、福祉、健康、子育て、観光など様々な分野で対応できますし、ワクチンの予約にも活用されていた自治体が多かったとお聞きしています。今、その分野について、まさに検討中ですというお話をされましたが、ぜひチャットボットも入れてほしいというふうに思っています。チャットボットの活用については、ということは、町内で検討されていたのですね。確認します。
答弁 企画総務部長 山端広和
先ほど DX の関係で町長からも答弁申し上げましたように、143 項目の中に、そういったチャットボットを活用した業務というのも候補に上がっております。ただ、これらの中の検討については、これから、チャットボットについても、いろいろシナリオですとか、AI 型、いろんなタイプがあります。導入経費もあります。それらを総合的に勘案して、どういった形で進めるかというのは今後検討してまいりたいと考えております。
質問 4番 内山美穂子
ぜひ活用していただきたいと思います。今、検討中というお話で、さらにしつこいようですけれども、一応質問として出しているので、通報システムについてもお聞きします。公式 LINE を活用したこの通報システムは、住民サービスの向上、そして、ICT を活用した町民との協働のまちづくりを目指したものと注目しています。町民が道路や公園の損壊などに気づいた場合、その写真と一緒に位置情報も通信されるので、情報が分かりやすく、早期の適切な対応につながりますし、夜間や休日も送信可能なので、気軽に通報できるというメリットがあります。ご承知とは思いますが、芽室町は 2021 年7月に導入しています。LINE 公式アカウントのメニューに道路損傷通報システムが表示されており、すぐに住民が損傷内容や写真を連絡できる仕組みになっています。また、帯広市は、4月4日に導入後、10 日間で 18 件の通報があったといいます。以前は9割が電話によるものだったため、口頭では被害状況が把握しにくい場合もあり、現場に行って軽い損傷だと分かったこともあるそうです。このような通報システムは、LINE を使えば運用を開始でき、道路維持や住民の安全に大きく貢献できると考えますが、今、検討段階なのですけれども、これは優先的に導入していただきたいと思うのですけれども、これについて再度伺います。
答弁 町長 飯田晴義
当然、検討の中には入っております。ただ、よその町のことをあまり申し上げたくはないですが、利用はどれだけあるのかな、通報がどれだけあるのかなとなったときに、非常に少ないのですね。芽室も、令和3年7月から導入していますけれども、令和3年で 37 件、4年で 29 件、5年5月まで 11 件と非常に少ないわけで、これは、では駄目だということではなくて、こういうことで通報していただくのも結構ですし、我が町の場合は公区、町内会ですね、町内会と定期的に意見交換をしているところが、10 程度ありますので、そういうところから、その地域内全体の道路状況でありますとか、明渠であるとか、そういう町が改修、修繕をしなければならない部分は言っていただいておりますので、そういうことも含めて、果たしてこれが有効なのかどうなのか、お金がかかってくると思います。見合うものなのかどうなのかはしっかりと、今のワーキンググループの中で検討もしていただかなければならないなというふうに思っております。これからはどんどん、こういう通報制度は数が多くなってくるのでしょうけれども、一つ私が個人的に思うのは、車で走行している人が一々降りて写真を撮って送ってくれるかということなのですね。これ多分、先を急いでいるのに、降りて写真を撮ってくれるか。これ、ごみでもそうなのです。わざわざ降りてごみを拾って、通り過ぎてくれるか。こういう問題もありますね。これはモラルの問題かもしれませんけれども、そういったことも含めて、なるべく自分たちの住む町についてよくしていこうという思いを浸透させていって、通報もうまく活用できればというふうに思っています。
質問 4番 内山美穂子
通報につきましては、いろんな通報の仕方ができると思います。車に乗っていて、途中で止まってというのはなかなかできないのかもしれないですけれども、犬を散歩していたらたまたま穴があったとかね。そういうのは道路パトロールをしている人たちは意外と気がつかない部分かもしれませんし、そういったことも含めていろんな方がおられるので、その中の一定の人がそういう ICT を活用できるような形で、幕別も対応していただければと思います。今年度は、1市3町による帯広圏デジタル化推進構想、これが策定されるとお聞きしております。構想の骨子には、中長期的にはデジタルを活用した産業振興を図ること、短期的には身近な住民サービスの向上に取り組むなどが盛り込まれております。こうしたことから、まずは町民の暮らしに身近な取組、町の情報発信が発信にとどまらず、町民理解を深め、行政と町民、町民と町民をつなぐコミュニケーションツールとして支持されるよう、既存の広報媒体が有効に活用されることを求めます。今回は住民サービスの観点から質問させていただきましたが、同時に、情報発信はシティプロモーションとしての役割も大きいものがあります。幕別町の魅力発信、交流人口の増加、企業誘致などにつながるよう、今後も分かりやすく工夫を凝らした発信を期待して、質問を終わります。