みんなの議会

幕別町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日

地域資源を生かし、循環型経済で、町民が豊かに暮らせるまちづくりを

2022年12月13日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「地域資源を生かし、循環型経済で、町民が豊かに暮らせるまちづくりを」について質問し、町長 飯田晴義が答弁しました。

質問者
中橋友子 議員
答弁者
町長 飯田晴義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 18番 中橋友子

通告に従いまして、質問を行います。地域資源を生かし、循環型経済で、町民が豊かに暮らせるまちづくりを。物価高騰と町民生活の悪化が深刻になっています。実質賃金は長期にわたって上がらず、年金は今年6月に引き下げられました。内閣府が発表した 2022 年第1四半期の国内総生産 GDP は、前期比 0.2%減少し、格差と貧困を拡大しています。特に若者の間で格差が拡大していることも報告されています。暮らしや営業の困難が広がる中で、新たな課題も見えてきています。食料やエネルギーの多くを輸入に依存してきたことが、価格の高騰と品不足につながりました。国内の自給率は、食料が 38%、エネルギーが 12.1%(2019 年経産省)でしかありません。改めて人が生きていく上に必要な食料とエネルギーの自給率を高めることは、喫緊の課題です。自然に恵まれ、基幹産業を農業とする幕別町の大きな役割であると考えます。以下、次の点を伺います。1、幕別町の産業を支える農業、工業、商業の事業者の物価高騰等の影響、労働者不足や後継者の現状と見通しは。2、十勝の食料の自給率は 1,200%を超え、経済波及効果は3兆円と言われていますが、肥料や飼料、種など多くの生産資材は外国に委ねています。リン酸肥料の原料は有限な鉱石資源であり、資源保護の観点からも、有機物への転換の機会と捉え、生産者、関係団体と企業と町が一体となり、肥料・飼料の自給率向上に向けての取組を強化すべきであると考えるが、町の見解は。3、北海道は自然エネルギーの宝庫と言われ、そのポテンシャルは原子力発電の数百倍との専門家の報告があります。世界では、グローバル企業を中心に、企業活動で必要なエネルギーの 100%を再生可能エネルギーで調達することを目指す RE100 の取組が広がっています。広く再生可能エネルギーを普及させるために早期に、(1)地域の資源を地域で活用するため、新たな事業の展開で雇用を生み出し、循環型の経済を推進すること。そのための地域エネルギー計画を持つ計画は。(2)十勝圏で「十勝エネルギー公社」を設立し、広域連携で再生可能エネルギーの事業に取組を開始してはどうか。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

中橋議員のご質問にお答えいたします。「地域資源を生かし、循環型経済で、町民が豊かに暮らせるまちづくりを」についてであります。長引く国際的な原材料価格の上昇やロシアのウクライナ侵攻を背景とした原油価格の高騰に加え、昨今の急速な円安の進行による物価高騰は、家計をはじめ基幹産業である農業を含めたあらゆる経済活動に影響を及ぼしております。国においては、令和3年5月に持続可能な食料システムの構築に向け「みどりの食料システム戦略」を策定し、2050 年までに目指す姿として、農林水産業の CO2 ゼロエミッション化の実現、化学農薬の使用量 50%低減、化学肥料の使用量 30%低減、耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を 25%(100 万ヘクタール)に拡大する等を掲げております。期待される効果としては、経済面では、肥料、飼料及び原料調達における輸入から国内生産への転換など、社会面では、地域資源を生かした地域経済循環など、環境面では、化学農薬、化学肥料の使用量抑制による環境負荷の低減などとしております。ご質問の1点目「幕別の産業を支える農業、工業、商業の事業者の物価高騰等の影響、労働者不足や後継者の現状と見通しは」についてであります。はじめに、農業について申し上げます。農業の物価高騰等の影響についてでありますが、町では、去る 10 月 21 日に「幕別町農政意見交換会」を開催し、町内農協の組合長と意見を交わしたところでありますが、肥料や燃料等の物価高騰により、農業経済への影響は深刻な状況であり、とりわけ酪農経営は、飼料高騰をはじめとした生産費の高騰や生乳生産の抑制、乳牛の個体販売価格の下落などにより危機的な状況であり、今後もこの状況が長引くと、営農が立ち行かなくなるのではないかとの懸念が示されておりました。特に、これから迎える年末年始は学校等が休業となるため、牛乳などの需要が落ち込む期間でもあり、行き場を失った生乳が廃棄されるおそれもあることから、町と農協などの農業関係機関で組織する「ゆとりみらい 21 推進協議会」において「牛乳消費拡大キャンペーン」を実施し、一部の農協では、飲食店等において「ウエルカムドリンク」として牛乳を提供する取組を行うこととしております。次に、労働者不足の現状と見通しについてであります。労働者不足の現状につきましては、「ゆとりみらい 21 推進協議会」が本年1月に町内の農協組合員に対して行った「農業労働力の確保に関するアンケート」によると、回答のあった 171 戸のうち、「従業員の状況」についての問いに対して「不足している」と回答した方が 77 戸、率にして 45.0%「現状で問題ない」と回答した方が 94 戸、率にして 55.0%となっております。近年、本町における農業の労働体系も、従来の畑作物主体から、野菜等の作物に移り変わることで作業内容や繁忙期も変化してきており、特に長芋の収穫期になると多くの人手を要することから、労働者が一時的に不足するなどの状況が発生しているとお聞きしております。町といたしましては、労働者不足の状況は今後より一層厳しくなるものと認識しておりますことから、引き続き、幕別町援農協力会をはじめ農業関係機関と連携を図りながら「まくべつ働き隊」や「農福連携事業」「1日農業バイト」の活用による労働者の確保に努めるとともに、トラクターの自動操舵システムや酪農家の搾乳ロボットなどの導入促進による農作業の負担軽減について、農協と連携して取り組んでまいります。次に、後継者の現状と見通しについてであります。農業後継者の現状につきましては、先ほど申し上げました「農業労働力の確保に関するアンケート」によると、60 歳以上の組合員 63 戸のうち、「後継者の有無」についての問いに対して、「後継者がいない」と回答した方が 31 戸、「後継者がいる」と回答した方が 32 戸となっており、各農協からも後継者不足の状況は、アンケート調査以降、現状においても変わりはないとお聞きしております。町といたしましては、後継者不足の傾向は今後も続くことが予想されますことから、引き続き、農業関係機関と連携を図りながら農業振興公社を中心に、地域農業の担い手の確保・育成対策として実施する「まくべつ農村アカデミー事業」や独身農業後継者の配偶者対策である「グリーンパートナー事業」などにより、農業後継者対策に取り組んでまいります。次に、商工業について申し上げます。商工業の物価高騰等の影響についてでありますが、総務省が発表した 10 月の消費者物価指数は、前年同月と比較して 3.7%の上昇、また日本銀行が発表した国内企業物価指数は、10 月の速報値になりますが、前年同月と比較して 9.1%の上昇と近年にない物価上昇が続いている状況にあります。町では、先月 28 日に町内金融機関や商工会等関係団体と町内事業者の現状について意見を交わしたところであり、燃料や資材をはじめ、あらゆるものの価格高騰により、幅広い業種で影響が出ているとお聞きしており、さらには、コロナ融資の償還も来年5月から始まるため、物価高騰の状況が長引くと、燃料や原材料費など生産コストの上昇に対する十分な価格転嫁が難しい運輸業や製造業、小売業、飲食業などの業種において、償還に影響が生じる事業者も出てくるのではないかとのことでありました。次に、労働者不足の現状と見通しについてであります。ハローワークが 11 月 29 日に発表した十勝の 10 月の有効求人倍率は 1.31 倍であり、5か月連続で前年同月を上回っているところであります。町では、町内企業における従業員の雇用実態を把握するため、毎年、町内の事業所に対して「事業所雇用等実態調査」を行っており、昨年 12 月1日から本年1月 31 日にかけて、町内 589 事業所に対して行った調査によりますと、回答のあった 225 件のうち、従業員が不足していると回答した事業所は99 件、率にして 44.0%であり、商工会や町内の金融機関からも職種に関係なく人手不足の事業所が多いとの声をお聞きしております。町といたしましては、労働者不足の状況は今後も続くものと認識しており、令和2年6月から開設している「幕別町お仕事紹介所」において、町内事業所の求人情報の紹介等行うなど、労働者の確保対策に取り組んでまいります。次に、後継者の現状と見通しについてであります。後継者の現状につきましては、幕別町商工会が令和2年度に会員 306 件に対して行った「事業承継に係わるアンケート」によると、回答のあった 247 件のうち、「社内外に自分の後を託せる後継者候補はいますか」との問いに対して、「いいえ」と回答した方が 139 件、率にして 56.3%であり、年齢別では、60 歳未満が 62.9%、60 歳代が 54.9%、70 歳以上で 49.4%と幅広い年代で後継者が不足している結果となっており、商工会からは、その状況は、アンケート調査以降、現状においても変わりないとお聞きしております。町といたしましては、後継者不足の傾向は今後も続くことが予想されますことから、本年2月に町内の金融機関と商工会で構成する「幕別町事業承継推進検討会議」を設置し、事業承継対策や後継者確保対策に向けた検討を行っており、関係機関と連携を図りながら、町内事業者の現状について情報を共有するとともに、空き店舗や事業承継に関する支援策等の情報発信を通じて、町内事業者の事業継続を支援してまいります。ご質問の2点目「肥料や飼料、種などの原料を、資源保護の観点から有機物へ転換し、生産者、関係団体と企業と町が一体となり、自給率向上に向けて取組を強化すべきであると考えるが、町の見解は」についてであります。世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の高騰に加え、ロシアによるウクライナ侵攻等の影響により、農業資材や化学肥料原料、配合飼料等の国際価格が大幅に上昇し、農業経営への圧迫が深刻な状況にあり、これまでの生産体制や技術、経営の効率化を図るなど、経営全般の見直しを余儀なくされているところであります。町では、これまで独自施策として、昭和 63 年度から 35 年間にわたって、有機物による土づくりに対する支援を行っており、令和3年度の実績で申し上げますと、緑肥種子の購入が 122 戸、6万 1,453キログラム、堆肥の購入が 164 戸、6万 3,076 トン、堆肥の切返しが 179 戸、1,330 時間で、延べ 465戸に総額 1,500 万 4,704 円の助成をしております。また、平成 26 年度からは、国の事業である化学肥料と農薬を慣行栽培の5割以上低減する取組と合わせて行う、緑肥や堆肥の施用、有機農業など環境保全効果の高い営農活動を行う農業者団体に対し支援する「環境保全型農業直接支払交付金事業」を実施しており、令和3年度の取組実績につきましては、有機農業の取組が1団体、50.8 ヘクタール、緑肥の取組が3団体、68.0 ヘクタール、堆肥の施用の取組が4団体、208.7 ヘクタール、延べ8団体に総額 1,935 万 5,480 円を交付しているところであります。さらには、農地や水路、農道などの維持補修や植栽による景観形成など、農村地域の共同活動を支援する「多面的機能支払交付金事業」におきましても、本年度、農地の風じん対策として約 1,834 ヘクタールに緑肥を植栽しております。町といたしましては、環境に配慮した持続可能な農業を推進するため、国の「みどりの食料システム戦略」も踏まえ、輸入に頼り過ぎるのではなく、耕畜連携による良質な堆肥を活用した土づくりなど、できる限り地域資源を活用する取組について、多くの農業者に取り組んでいただけるよう、引き続き農業団体や関係機関と連携し、普及啓発に努めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目「広く再生可能エネルギーを普及させるために早期に地域エネルギー計画を持つ計画は、また、十勝圏で「十勝エネルギー公社」を設立し、広域連携で再生可能エネルギーの事業に取組を開始してはどうか」についてであります。近年、世界各地で、記録的な猛暑の発生や極端な大雨、干ばつなどにより、山火事や洪水等による被害が増加するなど、地球規模で気候変動の影響が現れてきており、こうした気候変動に対処すべく、その要因である温室効果ガスの削減について世界各国で取り組むことが喫緊の課題であります。2021 年英国・グラスゴーで開催された、国連気候変動枠組条約第 26 回締約国会議(COP26)において、今世紀末までの気温の上昇幅を「産業革命以前と比べて気温上昇を 1.5℃以内に抑える努力を追求していく」と明記されたところであります。このような国際的背景の下、日本においても「2050 年までにカーボンニュートラル、脱炭素社会を目指す」ことを宣言し、2030 年度までに温室効果ガス排出量を 2013 年度比 46%削減するとともに、さらに 50%の高みに向けて挑戦を続けていくとしております。1つ目の「地域の資源を地域で活用するため、新たな事業の展開で雇用を生み出し、循環型の経済を推進すること。そのための地域エネルギー計画を持つ計画は」についてでありますが、前段申し上げました「2050 年カーボンニュートラル、脱炭素社会を目指す」ため、国では、2021 年度エネルギー基本計画を改定し、2019 年度の電源構成のうち再生可能エネルギー18%を 2030 年度に 22 から 24%、さらには野心的な見通しとして、36 から 38%を目指すとしております。本町においても、現在「幕別町地球温暖化対策推進委員会」を設置し、地球温暖化対策の推進について取組を始めたところであり、2050 年カーボンニュートラルを目指し、その中間年度である 2030年度における、温室効果ガスの削減目標の設定及びその削減手法等について、省エネのさらなる推進と可能な限り再生可能エネルギーの導入を図るべく検討を進めているところであります。本町においては、その賦存量から、太陽光、風力、バイオマスで活用が可能であることから、これら再生可能エネルギー資源を活用した産業の活性化や雇用の拡大、さらにはエネルギーの地産地消による地域経済の活性化と経済の循環が図られるよう施策の展開を図るべく、推進委員会の中で検討を行ってまいります。また、地域のエネルギーをできる限り有効に活用し、エネルギーの地産地消を目指す一方で、エネルギーの安定供給は、町民生活、企業活動等を行う上で最も重要であります。このことから、エネルギー政策を進める上での大原則である、安全性、安定供給、経済効率性及び環境適合(「S+3E」)を前提とした上で、地域の再生可能エネルギーの効率的・効果的な活用方策並びに将来像等について定める「地域エネルギー計画」については、現在検討を進めております(仮称)「幕別町地球温暖化対策実行計画」の中に包含し、策定することとしております。2つ目の「十勝圏で「十勝エネルギー公社」を設立し、広域連携で再生可能エネルギーの事業に取組を開始してはどうか」についてでありますが、令和3年度に十勝総合振興局が主催し、管内環境担当者等を対象とした、ゼロカーボンに向けた勉強会の場において、帯広市から十勝管内 19 市町村が一体となり管内におけるゼロカーボン実現への取組が提案されたところであります。この提案について、各市町村が意見を出し合い検討が進められましたが、それぞれの市町村でゼロカーボンに向けた取組状況が異なるなど、一つの方向性に取りまとめることが難しいとの結論となり、管内一体となったゼロカーボンの取組には至らなかったところであります。しかしながら、市町村によっては、人口、面積、地形、土地利用、産業構造などゼロカーボンに向けた条件に違いがありますことから、まずは、足元にある地域資源を最大限に活用しながら、それぞれが再生可能エネルギーを活用した地産地消を目指しつつ、地域の特性に応じて広域的な取組を行うことや、資源を補完し支え合うことにより、ゼロカーボンに一歩でも近づくことができるものと考えておりますので、広域的なエネルギー等の活用及び循環方策等を視野に入れながらゼロカーボンに向けた取組を進めてまいりたいと考えております。以上で、中橋議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 18番 中橋友子

それでは、再質問を行います。今回の質問は、地球環境あるいは自然エネルギーに傾注するというような、今の物価高ですとか、環境破壊の背景を押えながら、これをどう転換して、新たなまちづくりに生かすかというような視点で問いたいというふうに思って、設問をいたしました。1つには、今までにない物価高騰やコロナの影響等で、それぞれの事業者が受けている影響というのは、ただならぬものがあるだろうというふうに押えておりました。町長のお答えをいただいたところでありますが、こういう状況がなくても、幕別町のこの間の産業状況の推移というのはどうであったのかなというのを、幕別町のデータファイルの中から少し読み取ってみました。やはり一番大きな変化があったのは、農業において農家戸数がぐんと減ったと、ただ経済的には遊休地があるわけではありませんから、生産そのものが下がったということではありませんが、携わっている人が、この 2000年はデータでは 752 戸の農家がありましたけれども、今回は 479 戸ということでありました。約 300軒近くが減少しているということでありますから、継続的な基幹産業として発展をしていただくという点では、やはり特段の手だてが必要だというふうに思いました。さらに商業であるとか、建設業であるとかという点では、事業者の数も変動はありますけれども、むしろ商業は、事業者は若干減っているのですけれども、従業員は増えて販売額も伸ばしていると、70 億円以上伸ばしているということがありました。建設業も同様なのですが、工業についてはやはり事業所も 11 か所、41 から 30、そして出荷額も 222 億円から 167 億円と下がっています。これが、この十数年間の幕別町を取り巻く事業所の状況であるというふうに思っています。そこに、今回の出来事があり、さらなる後継者不足であるとかというようなことがありまして、実態をお聞きしたわけでありますが、これまでも何度も確認をさせていただいていたところでありますから、流れとしては同じような状況が続いているなというふうに思います。そこで、私、今回、特に物価高騰対策等の中で、力を入れていただきたいという分野の一つに、農業支援で酪農業の困難、町長も特別大変だということをお答えいただいていますけれども、この酪農業の困難な状況をやはりもう少し応援していく必要があるのではないかというふうに思います。さきの臨時議会の中で、農業者支援の応援を決めましたけれども、これは酪農業ということではなくて、あくまでも肥料の高騰に対してということだけでありましたから、これは肥料も購入していますから、若干の支援にはつながっていますけれども、しかし今の三重苦とも六重苦とも言われている資材の高騰や生産抑制、入荷の低迷やヌレ子などの副産物収入の減収、さらには今でも輸入をしているわけですから、大量の輸入商品による乳製品在庫の処理のための農家の負担とかというようなものもあって、非常に困難で、このまま行けば、これまでコロナが始まったとき、町長は1件の脱落者も出さないのだということを言っていらっしゃいましたけれども、まさにその経営そのものが危ぶまれる危機になっているというふうに思います。その辺の認識と、そうであるならば、さらなる酪農家に対する支援が必要だと思いますが、いかかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

約3年前からのコロナ禍、それとその後の物価高騰、むしろ私はコロナ禍における対策のほうが、たやすかったとは言いませんけれども、分かりやすかったのかな。というのは、コロナ禍によって人の動きが止まって、売上げが落ちているところがたくさん出てきたわけで、そこはある程度補填をすれば、全額とは言いませんけれども、支援の在り方としては補填という形があったのかなというふうに思います。ただ、今の物価高騰については、これ内的要因ではなくて外的要因が主なものであります。これはエネルギーであったり、各種の資材であったり、あるいは何といっても円安の問題がありまして、これはなかなか国自体でどう対策を打つのかということを、抜本的な対策を打ってもらわないと、一町がやれるということはほとんど微々たるものであるというふうに思います。ですから、まずは農業、特に酪農に対する危機感は、これは私も全く同じでありまして、本当にこのままではどうなっていくのかというより、来春、酪農を続けられる方がどれほどいるのか、そしてまた、さらに今飼料が上がっていますので、さらに来年度どうやっていくのかと、本当に懸念されるところであります。今日、幕別農協では乳量をちょっと絞り過ぎているので、これをどうするのかという会議が行われるということも聞いておりますので、本当に廃棄するかどうかというところまで今は来ているというふうに、そういう認識をしております。先ほどもお話あったように、飼料の高騰が一番大きいわけで、恐らく令和2年が平常ベースだとしたら、そこから物によっては2倍くらい上がっていると、平均しても 1.5 倍とか6倍ぐらい上がっているのだろうなというふうに思っておりますし、何といっても搾れない。いっとき生産調整をして、それから増産に入ってきたのが、搾れないという状況が一番つらいのかなというふうに思っておりまして、それと副産物が高く売れないということもあります。ですから、本当に三重苦、四重苦、何重苦と言っていいか分からないぐらい、電気料の問題もあります。電気料もかなり負担になっているというお話も聞いているわけでありまして、本当に厳しいと、そういう認識で一致しているわけでありますけれども、ただ、先ほど申し上げたように、これ一つの町でどうこうできるということにはならない。今、酪農家に対しては、国が1頭当たり北海道の場合は 7,200 円支援をすると、道が同じ条件の下で 6,800 円の支援をすると、ですから、1頭当たり1万 4,000 円の支援をするということで決定をしておりますけれども、これは飼料高騰のおおむね1割ぐらいの補填にしかならない。ですから、もっと抜本的な対策が必要であろうと。そうした中で町としてやれることを、このままでは済まされないと思っていますので、ここも農協と協議をしながらどういった支援の在り方がいいか、春に向けて検討してまいりたいというふうに思います。

再質問 18番 中橋友子

根本は国の農業政策にあるということは、これはもう否めない事実です。しかも、今々始まったのではなくて、食料の自給率が 38%、37%ということが、ずっと続いてきていて、一応45%まで上げるのだという政府の目標はあるのだけれども、全く近づかないというようなことで、根本的な農業政策、農政の変換がなければ駄目だと思います。それを承知の上でなのですけれども、酪農家の方たちの苦労の中で、既にもう2%ぐらいずつ離農が出て、今、幕別町の、これもデータの中で見たのですけれども、農家戸数の中で、酪農家、経営体183 という数字でした、若干違うかも知れません。乳牛、絞りが 93、肉が 87、豚が3ということでありました。ここで、農家の方おっしゃるのは、せいぜい2%程度の離農が出ていたと。これまでの離農は高齢だったとか、後継者がいない、しかし今年は 30 代、40 代の人たちが離農を口にするようになっているということであります。今年、ひどいわけですけれども、だんだんひどさは拡大していきますから、来年、再来年ということになれば、もっともっと厳しい状況になるのだろうというふうに思います。これをもちろん国の問題と押えつつも、こういう事業者に対して町長は畑に対する肥料の支援についても、それはそれで全部が賄えるわけでは到底ないと。国と道あるいは農協のお互いの案分の中で決めていくわけですけれども、町がやっぱりそういうふうにお金を出して、特別手だてを取るということは応援なのですよね。実際の経営にそんなに大きな金額ではなくても、うちの町が酪農家の皆さんの困難を抑えて、しっかりとバックアップする姿勢でいるのだということが、一つの政策として表れているのだと思うのです。だから、酪農家に対する特別支援、これはいろいろありますが、音更町をはじめ、新得、清水、豊頃、いろいろやっています。でも、幕別がなかったら、やっぱりそこはどう考えているのだろうということは、経営者の方たちが不安になっているところなので、ここのところをやっていないわけですから、やる必要あるのではないですか。

答弁 町長 飯田晴義

やらないということは、全く言ったことはありません。酪農家を見ていますと、今年の組勘は何とか収まるだろうと、締めることはできるだろう。ただ来年、四半期ごとに飼料は上がってきますから、そうなっていったときに、上がった分は確かに補填はしてくれるのですが、もう本当に 1.5 倍、1.6 倍、下手したら2倍、令和2年から上がっている。その上がった分は経営の中から支出をしなければならないということになりますので、その分までは支援はできないかもしれませんけれども、せめて上がった分の幾らかは支援をしなければ駄目だというふうに思っております。山場は先ほど申し上げたように、春あたりになるのかなというふうに思っています。ですから、国と道で1万 4,000 円、おおむね十四、五万円、1頭当たりに上がっているところの1万 4,000 円ほどを支援するということでありますけれども、本当に微々たるものなのですね。ですから、国や道に対する要請と併せて、町もできることをやっていきたいというふうに思っております。

再質問 18番 中橋友子

来年の春が厳しいということであれば、もう今からそういう政策は組んでいかなければいけない、もう 12 月ですから、次の議会3月ですので。一生懸命やっていらっしゃるとは思うのですけれども、うちの町の打ち出し方って、そうそう早くないのですよね。マスコミ等が何かやればすぐ取り上げるので、うちはまだなのですかというのは出てきます。そういうことを思えば、早めの手だて、それで、今の1万 4,000 円に加えて幕別町も何らかの支援をするということですよね。これは飼料購入の助成金というふうになるのかなというふうに思いますが、加えて、特別困難な状況、町長もご存じだと思うのですけれども、この時期に規模拡大で、投資をされてスタートされている方たちがいらっしゃるのですよね。このような状況を想定していませんから。しかも、国のクラスターの事業になれば、どんどん頭数も増やして、規模も拡大して、それに対する借入れも、そしてお金を動かすこともやるのだけれども、本当に直接こういうことにぶつかって困難な状況になっています。私はこういうところを、法人化されているところなども多いのですけれども、例えば、町長、今うちのリバーサイドなどに事業所を呼んだら、固定資産税などは将来を考えて減免などの優遇するではないですか。そういうところにポイントを当てて考えていくということも、飼料の購入助成金などに合わせて、そういった細かな支援というのも必要だというふうに思いますがどうですか。

答弁 町長 飯田晴義

支援の中身については、いろいろ今おっしゃられたような考え方もあるでしょうけれども、そこはやはり農協としっかりと協議をした上で、どういった支援策がいいのかについては、じっくりと詰めてまいりたいというふうに思います。

再質問 18番 中橋友子

期待をしたいと思います。それでは、次に移っていきます。今回の肥料や飼料の高騰の背景には、ほとんど外国に委ねていたというようなことが浮き彫りになりました。食料の自給率は、できた食べ物の自給ということだけではなくて、その生産に至る過程での自給、つまり肥料であろうと飼料であろうと、可能な限りこの国内で賄えていくことが、一番安定した経営につながっていくのであろうというふうに思います。戦後間もなくは、日本もそういった点では輸入に頼らずにやってきておりましたが、規模拡大の中で農業の形態そのものも変わってきて、それで化学肥料に委ねる、あるいは飼料をどんどん農耕飼料を入れるというようなことでやってきています。これまでやってきた畑に対しては、緑肥であるとか、長年積み上げてきたということでありますけれども、こういった状況を受けて、今までのやり方でやってきても、9割以上輸入されていたわけですから、これを本当に減らしていくと、もう7割、5割に減らすと、ゼロには絶対ならないでしょうけれども、そういう町としての考え方というのを、今までよりも切り替えて持っていく必要があるのではないかと思うのです。肥料と飼料のいわゆる自給、どう思いますか。

答弁 町長 飯田晴義

11 月 17 日だったかと思うのですが、北海道内の酪農振興市町村協議会というのがありまして、そこで酪農振興に関して、農水はじめ国会議員もそうですが、関係各省に要請をしました。私もその一員として、農水省の要請、3班に分かれた中の1班に入っていたわけですけれども、農水省に行きました。そのときに、私がかねがね思っていたのは、今回のこの危機的な状況というのは、飼材も含めて自給率の向上が必要である。その絶好の機会であるというふうに捉えております。その言葉が、農水省から全く出てこなかったのが非常に残念に思った。だから、ピンチをチャンスになんていうことではないかもしれませんけれども、これを教訓にしっかりと自給率を高めていくことによって、多少管内で物が取れなくなったとしても、あるいは原料の供給ができなくなったとしても、そんなにへこたれないのだと、そのような体制づくりが必要なのかなというふうに思っておりまして、そこはまず私は国において、これは農政は国政にありですよ。間違いなく国がしっかりとしてもらわなければいけないことは、これは誰もが認めるところであると思いますので、そこをしっかりと我々も要請をしていくこと、そしてその要望を実現していくことを前提としつつ、いわゆる手が回らないところ、かゆいところに町としては支援をしていくということ、そういう在り方でずっとやってきたわけですし、姿勢を示すことは確かに大切でありましょうけれども、姿勢を示しても本当にあまり効果がないというか、安心感を与えるところまでは行くかどうか分かりませんけれども、ただ姿勢を示すことは、私はこれを否定をするものではありませんので、そこはどういった対策が一番効果があるのかということは、今、農協の中でそれぞれ現状分析をしておりますので、ゆとりみらい 21 推進協議会の中で意見交換をしながら、有効策について詰めていきたいなというふうに思います。

再質問 18番 中橋友子

大まかな考えは受け止めながらも、この十勝の、北海道の、いわゆる例えば飼料であれば、今まで濃厚飼料がどんどん入ってきてはいたのですけれども、ここの十勝の中で、例えばデントコーンを増やしていくだとか、大豆かすだとか、いろいろありますよね。そういった生産を増やすことによって補っていけると、そういうようなことが具体的に進んでいかないと駄目なのだと思うのですよね。それで調べてみましたら、本当に国も形だけで、なかなか増えていないかなという感じはしましたけれども、ただ恐らくこちらから意見が上がるからだと思うのですけれども、飼料については、牧草サイレージというのは比較的地元で作るのですけれども、トウモロコシやコーリャンやオオムギ、油かすだとか、こういった濃厚飼料についての、要するに少しずつ北海道全体の、十勝全体の政策として、そういうものの作付けを増やし、研究も進めて切り替えていくというようなことになれば、多分個々の農家だとか、個々の研究者は頑張り出しているのだと思うのです。だけど、全体に行くというふうになれば、まだまだ遠いということがありまして、それで飼料の自給率は、国は平成 20 年で 26%あって、32 年までに 38%に増やしますよとは言っているのですけれども、4割近くが賄えれば、また変わってくるとは思うのですけれども、こういったことに対して、当然それなりの予算も組まれているわけですから、積極的にこういった研究もされて、農協さんや何かと一緒に取組を強化していただきたいというふうに思います。これは要望としてお伝えをしておきたいと思います。それから、もう一つ肥料のほうなのですけれども、この肥料についても新しい事業の中では、家畜ふん尿の肥料化と併せて、下水の汚泥であるとか、新たなものを活用した研究もして、実際には自給を高めていくということが打ち出されてきています。この辺は今まであまり町の政策の中では聞いていなかった。特にバイオマスなどは全然まだうちは手をつけていないわけですから、十勝の中でも取組が弱いのではないのかなというふうに思うのですけれども、こういった新しい事業に対して、町長そうやって懇談会や何か随分出ておられるようなので、議論だとか方向性だとかということについては、町長も含めて関係団体はどのような認識なのでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

バイオマスの利用については、これはやはり連携ができるかどうか、北電連携ができるかどうかにかかっていると思います。つまり FIT に乗れるかどうかということになろうかというふうに思います。ですから、そこがやっぱりつくるのはつくっても、その後、採算性が合うかということになってきますので、そこが今一番障害になっているわけで、今の状況というのは受けますよ、受けるけれども一定量を超えたら受けませんよと、連携させませんよという方式になっているので、やるほうは他の有効利用を図って、そこで採算性がある程度合うのだということでないと、売電だけではなかなか採算性が合わないということがありますので、結局農業者の方は様子見をしている、そのような状況でありまして、農協も積極的にやっていくわという、そのような姿勢は今のところありませんので、だから個々の農業者でよくなる方はいらっしゃいますが、そういったところを見ながら、今のところ足踏み状態であるという認識であります。

再質問 18番 中橋友子

ずっとそういうご答弁いただいてきて、6月のときにも 12 戸の農家の皆さんが希望されていてということも聞いておりまして、早く打開されればいいな。つまり上限が取り払われてずっと買取りが進めば、きっと行くのだろうなというふうには思うのですけれどもね。ただ、そう言っている間にも、例えばこれ手法が全く違うのかなとは思うのですけれども、昨日も新聞には豊頃で 1,400 頭飼っているところで、3か年計画でスタートしますよというようなことが紹介される。6月にお尋ねしたときにも、十勝管内の中でスタートしたところがあるということで、この辺はそれぞれの条件が違うのだと思うのですけれども、やっぱり壁を取り払って事業を成就させるというようなことを努力されているから、ここまで来ているのだと思うのですよね。努力はしていないとは言わないのですけれども、このまま受け身で北電の姿勢を待ち続けるのかということに、ちょっとむなしさを感じるのですけれどもね。切り開いていくというような道も、やっぱり町長1人ではないのですけれども、持つべきではないのかと思うのですけれど。

答弁 町長 飯田晴義

マスコミ報道でしか私も承知していませんけれども、ここのところ陸別農協が事業主体でやられるとか、豊頃のJリードですか、やられるとか、そのような報道がありましたけれども、いつでも大きなまとまりがあって、やはりそれをどう処理していくかということで、個人個人がやるというのはなかなか難しいのかなと思います。その辺のまとまりが地域の中であったり、個人経営者が判断をして事業に踏み切っていくという流れだと思います。どういう収支計画を立てているのかは承知しておりませんので、なかなか今この場ではっきり何とも申し上げられませんけれども、どういう収支計画で売電以外で、どういう収入を得ようとしているのかということに尽きると思うのですね。そこが何かというところを、今後お話を聞いた中で、それが我が町に置き換えてやれるのかどうなのか、1軒の農家ではなかなか無理だと思うのですよね。ですから、これが何軒かまとまって集合体として、近距離でそういうところがあるかどうかというところも、適地になるかどうかということがあると思います。その辺は、他町の取組状況についてお話を聞いた中で、我が町に置き換えたときにどうなるのかということは、研究課題にしたいなというふうに思います。

再質問 18番 中橋友子

分かりました。新しい道を探っていく中では、町長も言われましたけれども、売電の収益化だけで行ったのでは限界が来るのだろうかと、一番はやっぱりそこに行くというのは、当然投資をすれば回収しなければいけないわけだから、そうなるのは当たり前なのですけれども、しかし自給というふうに考えれば、規模違いますけれども、鹿追町などは、いわゆる町民の電力を賄うのだ、そして堆肥化するのだという、いわゆる循環ですよね、町でね。そういう視点で切り替えてきているということで、蓄電能力もどんどん広がって、バッテリーが大きくなれば大きくなると単純ではないのかもしれませんけれども、そのようなふうにも思って、まだまだいっぱい研究していく必要があるのではないかと思います。最後のほうの質問なのですけれども、そういうふうにして、私はぜひ新しい再生可能エネルギーの取組を十勝圏全体でやるほうが、つまり広域化のほうが計画産業が取り組みやすいのではないかという思いもあって、何度か提起してきていますし、米沢市長は早くからそういうことも提案しておりましたから、期待もしているところですけれども、お答えではなかなか町村がまとまらなかったということでありますから、これも研究課題なのだろうというふうに思います。ただ、私は第1の質問で、北海道が持っているエネルギーの、要するに源、ポテンシャルというのはもう相当高いのだと。今の北海道電力が持っている原発や火力発電、はるかに超えて生み出すことができるのだということは、ずっと言われてきていますよね。それで、この新しいエネルギーに切り替えていくときには、必然性、求められてやるのですけれども、同時にそれは新産業につながっていくから、雇用につなげていくのだという、新しい事業につなげていくのだというのが、今の COP27 を通してでも、CO2 削減でもそうなのですけれども、単に我慢して排出しないのだというのではなくて、事業を展開して、それを新しいまちづくりに取り入れていくという、そういうのがずっと大事だなというふうに思ってきていたのです。それで、いろんな研究されている方がいるのですけれども、幕別町も計画を立てている最中でありますが、これが成就することによって、どのぐらい雇用が増えるのだというようなことを研究しているところに、ちょっと資料を読んでいく中でたどり着きまして、新たにいろんな団体が物すごくこの CO2削減、そして再生可能エネルギーへの可能性を求めて、もう企業から何からどんどん研究していっているのですけれども、未来のためのエネルギー転換研究グループというところでは、この事業を展開にすることによって、日本全国で、幕別町とか北海道だけではないのです、2030 年までにエネルギーの需要を 40%削減して、新たに電力 44%を賄うエネルギーに、自然エネルギーで転換をしていくことによって、254 万人の新たな雇用も生まれるし、GDP でも 200 兆円近くの押上げにつながる可能性があるということも言ってるのですよね。それで、こういった大局的な事業の中に、何とかそれぞれの地域であるとか、企業がその役割を果たして、新しい事業創設につなげようとしてきているのが、一番最初にご紹介申し上げました RE100という取組、これは SDGs の中から生まれてきているものですけれどもね。世界的なスタートではあるのですけれども、日本の企業が本当に頑張っていて、企業自身が事業活動を展開するのに必要とするエネルギーを、再生可能エネルギーで全部やっていくのだということで、今 50 社、60 社と手を挙げて進んでいて、自治体でもそれを検討しているところが始まっているという状況があります。したがって、今の取組、幕別町が新計画を立てるのに、事業の取り入れ、それから CO2 削減までの目標、ここに行く中に、新事業としての位置付けというのを入れていただいて、そして議論もしていただくと。結果としてどういう展開になっていくかというのはもちろんあると思うのですけれども、そういう新エネルギーで幕別町を活性化させていくというような視点で、取組を進めていくことが大事だと思いますけれども、どうでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

今のお話を聞かせていただいて、まさしく理想だな、すばらしい、それが実現すればすばらしいなというふうに思ったわけなのですが、恐らく、北海道十勝に再生可能エネルギーの資源となる賦存量は非常に高いというのは、これは当然分かっています。ただ、その賦存量がどういうふうにあるのかな、どういう位置に所在しているのかな。要は積み上げたものはあると思いますよ。ただ、やはりそこが固まってあることが、その後の工場をやるにしても何にしてもコスト削減につながるわけで、資源を運んできて1か所に集めるようなことをしていたら、それに CO2 はかかるし、コストがどうしても高くなるわけでありますから、果たしてこの幕別に置き換えたときに、バイオガスにしてもバイオマスにしてもそのぐらい、あとは風力もありましょうかね。そういう可能性はあるというふうに思いますけれども、それはどういう考え方の中で収支計画ができて、コスト的に合うのかどうなのかということは、非常に事業を実現化する中では、非常に簡単なことではないのかなというふうに思いますので、協力してくれるような企業があれば、そこは十分協議をさせていただきたいというふうに思いますけれども、どうも私の今の知識の中では、点在している資源を、これを集約してそれを発電をしていくということは、逆にそこに集めるだけのコストが非常にものすごくかかるのかなと、そういう気がしてしようがないので、そこがいろいろな考え方というか、アイデアがあると思いますので、そういった話がもし聞けるのであれば、聞いた中で新たに町としてエネルギー対策を打ち出せるのであれば、それは打ち出していかなければならないなというふうに思います。

出典:幕別町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日 議事録 PDF(89ページ) 間違いを知らせる