幕別町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月10日
議事録に件名の記載なし
2021年3月10日、幕別町議会の一般質問で、岡本眞利子議員が質問し、町長 飯田晴義が答弁しました。
- 質問者
- 岡本眞利子 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 岡本眞利子
通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。1、「「ゼロカーボンシティ」宣言を」世界中で猛威を振るう異常気象や気候変動は、今や単なる環境問題にとどまるものではなく、人類の命運をも握る根本課題と言われています。地球温暖化対策として、IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の特別報告書では、2015 年パリ協定の目標に達成するためには「2050 年までに二酸化炭素(CO₂)実質排出量を実質ゼロにすることが必要」とされています。環境省では目標の達成に向け、「2050 年に二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする」ことを目指す旨を首長自ら公表した地方自治体を「ゼロカーボンシティ」として国内外に広く発信するとともに、全国の自治体へ検討を呼びかけています。ゼロカーボンシティの宣言は現在 277 の自治体(32 都道府県、163 市、3特別区、61 町、18 村)が表明をしております。本町でも「ゼロカーボンシティ」を宣言し、低炭素社会から脱炭素社会に向け積極的に施策を展開すべきと考えますが、見解を伺います。2、「災害廃棄物処理支援員登録の推進を」近年日本列島を揺るがす大きな地震が頻発しており、本年2月 13 日夜にも福島沖で発生した最大震度6強の地震は、東日本大震災を引き起こした巨大地震の余震であると専門家も発表しております。この地震では福島県や宮城県などを中心に各地で負傷者が出ました。また、あの甚大な被害を及ぼした東日本大震災は、明日3月 11 日で 10 年になります。あのときの記憶をたどると、誰しも生涯忘れることができないことの一つと思います。いつ発生するか分からない自然災害のため、日頃の備えが必要であり、行政としても住民の命や財産を守るという観点からも、日々尽力されていることは認識をしておりますが、今後災害が発生した際には、現場の目線で災害廃棄物処理支援に携わる人材を平時から育成していくことが重要であると考えます。環境省では災害廃棄物処理を経験した地方公共団体職員を「災害廃棄物処理支援員」として登録する制度がスタートしております。29 都道府県、87 市町村・一部事務組合の 116 団体 223 人の職員が登録されております。本町としても制度登録を推進し、平時においては、自らがスキルアップを図り、災害時にはスムーズな復旧・復興に貢献できるよう人材育成に力を入れていくべきと考えますが、見解を伺います。以上です。
答弁 町長 飯田晴義
岡本議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「「ゼロカーボンシティ」宣言を」についてであります。温室効果ガスの増加に伴う影響は、大気や海洋の平均温度の上昇、南極や北極の氷や山岳氷河などの広範囲にわたる減少、さらには世界平均海面の上昇等、地球全体の気候に大きな変動をもたらすものであり、「脱炭素社会」に向け世界規模で取り組まなければならない大きな問題と認識しております。温室効果ガス実質排出ゼロとは、日常生活や経済活動において避けることができない CO₂等の温室効果ガスについて、可能な限り排出量が減るよう削減努力を行い、削減できない温室効果ガスについては、排出量に見合った排出権の購入や植樹、あるいは温室効果ガスの削減活動に投資などを行うことで、排出される温室効果ガスを相殺するという考え方であり、3月9日現在で、東京都、京都市、横浜市をはじめとする 311 自治体が「2050 年までに二酸化炭素排出実質ゼロ」を表明し、長期的な目標を定めて脱炭素に向けて取り組んでおります。これまで政府は 2030 年度に 2013 年度比で温室効果ガスを 26%削減し、2050 年までに 80%削減という目標を掲げておりましたが、菅新総理の所信表明演説において、国内の温室効果ガスを 2050 年までに実質ゼロにする方針を表明したところであり、このことは、今後再生エネルギーの普及や脱炭素に向けた取組が強化されるとともに、国における脱炭素に向けた具体的な施策も近いうちに公表されると考えております。現在、本町の年間の CO₂総排出量は、おおむね 24 万トンであり、森林での CO₂総吸収量は約5万トンでありますことから、実質ゼロを目指すためには、残りの 19 万トンの CO₂をどのように削減するかが課題となり、従来の取組の延長では実現することが極めて難しい状況でありますが、今後「ゼロカーボンシティ」の表明の検討を含め、国における施策や画期的な技術開発の推移を見極めつつ、国や北海道、管内市町村と連携を図りながら、実質ゼロに向けた具体的な取組の手法を模索し、CO₂の排出削減に努めてまいりたいと考えております。次に、「災害廃棄物処理支援員登録の推進を」についてであります。豪雨や地震などの大規模災害で被災した地域の復旧を進めるには、瓦礫や木くず、浸水した家具などの災害廃棄物を速やかに撤去することが重要となり、環境省では経験豊富な全国の都道府県職員や市町村職員を被災地に派遣する人材バンクとして、令和2年3月に「災害廃棄物処理支援員制度」を創設しました。人材の登録は、環境省からの推薦依頼を受けた全国の地方公共団体から、災害廃棄物の処理経験を有する職員の推薦を基に、毎年、環境省の名簿に登載されるもので、現在、道内の災害廃棄物処理支援員登録者数は、北海道が6名、函館市が2名、苫小牧市が1名、安平町が1名の計 10 名で、十勝管内での支援員登録はありません。災害廃棄物処理支援員は、東日本大震災をはじめ関東東北地方や九州北部、西日本地方などで発生した豪雨災害及び熊本地震や胆振東部地震などの大規模地震災害で大量に発生した災害廃棄物の処理業務を経験した職員、廃棄物の処理に精通した職員で、主に派遣される自治体で、災害廃棄物の処理方針に係る助言・調整及び仮置き場の管理・運営や災害廃棄物処理の実行計画の策定、損壊家屋の公費撤去など、個別課題の対応に係る助言・調整について、被災地のニーズを踏まえ、現場の目線で被災地の復旧・復興に協力する役割を担える職員など、令和2年 12 月末現在、全国で 223 人が登録されております。本町には現在のところ、大規模災害での廃棄物処理を経験した職員はおりませんが、今後の大規模災害に備え、災害廃棄物処理計画の策定に着手するとともに、被災自治体への派遣など様々な機会を通して、災害廃棄物対応能力の向上に努めてまいりたいと考えております。以上で、岡本議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 7番 岡本眞利子
では、再質問をさせていただきます。まず、1点目の「「ゼロカーボンシティ」の宣言を」ということで質問をしたのですが、現在、国内外で気候変動への対策、いわゆる「脱炭素」に向けた取組が加速をしております。2016 年には、2020年度以降の気候変動問題に関する国際的な枠組みとしいて、パリ協定が発効いたしました。EU では、欧州グリーンディール、米国においてもグリーンエネルギー投資計画が発表されており、我が国でも、先ほど答弁にもありましたが、2020 年 10 月の臨時国会で、菅総理が「2050 年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ということを宣言いたしました。これを受けて各種計画の策定、改定が進むほか、システム等に係る制度改革も急ピッチで進められているということであります。そこで、本町ではということでお聞きしたわけでありますが、ご答弁いただいたように、本町の CO₂総排出量は 24 万トン、そのうちの森林で CO₂の総吸収量は約5万トンということで、実質ゼロにするには、残り 19 万トンを削減しなくてはいけないという答弁を頂きましたが、これは今までの取組をしていると、大変厳しい状況であるというご答弁でありましたが、これ一気に実質ゼロにするということは大変厳しいものであります。したがいまして、これ目標を立てて、まず 2030 年度までにはどのくらいにする、そして 2050 年には、実質ゼロに行くよう目標を掲げて進めていくということはできないのかお伺いいたします。
答弁 町長 飯田晴義
ご質問が、ゼロカーボンシティを目指すとうことでありましたので、そこを目指すには、今の状況ではほとんど不可能に近いと、そういう答弁をさせていただいたわけでありますけれども、ただこれ温室効果ガス、二酸化炭素の排出量を減らすことは、これはもう本当に我々としては取り組まなければならない本当に大事な課題であるというふうに思っておりますので、これは町を挙げて、町民の協力を頂きながら、できるところから少しずつ、具体的な数値目標を掲げることも含めて、やっていかなければならない課題であるというふうに思っております。ただ、具体的には、それどこをどの分野でどうするかというのは、これなかなか難しいのですね。19 万トンを減らさなければならないとなったら、これ本当は、全町全部木を植えたとしても足りないのですよね。大体今 477.64 平方キロ、4万 7,764 ヘクタールありますけれども、今の森林面積が1万4,500 ですが、1万 4,500 で5万トンと言っていますので、そうすると7万ヘクタール以上の森林が必要なので、そう考えたら、もうこれは無理だなというふうに思うわけでありますけれども、ただ例えば、町民の方で身近なところでは、車の利用を半分にしたら、このぐらい削減ができますよとか、ごみの出す量を少なくすることにより、今、燃焼させていますので、これだけ削減できますよという、そういう身近な目標となるような数値を掲げて協力をお願いしていくということが必要であろうというふうに思っているところであります。
再質問 7番 岡本眞利子
今、町長のご答弁では、本当に森林を植えるということだけでは大変なことだとは、私も感じるところでありますが、では本町としては、温暖化防止に対する取組ということで、どのように取り組んでいるのか、具体的にお伺いいたします。
答弁 町長 飯田晴義
今のところは、具体的な目標を掲げて何をやっているということは、やっておりませんので、これはやはり国が、今 2050 年で実質ゼロということになりましたし、また環境大臣を気候変動担当大臣に任命をしたということもあって、国にほうでも急激にとは言いませんけれども、まずは体制を整えて、そして多分減らすための手法なども提示していただけるのかなと、あるいはそのためのお金がかかるのであれば、補助制度を立ち上げるとか、そういった取組が恐らくなされていくのだろうなというふうに思っていますので、そういった手法を取り入れながら、先ほど申し上げたように、具体的な目標を掲げて町民の皆さんに協力をしていただくと、そして全町的な取組に発展させていきたいというふうに思っております。
再質問 7番 岡本眞利子
本当に具体的な目標がなければ、それに向かって進むということが、ちょっと厳しいかなというふうに思います。やはり町民の方たちに分かっていただくためには、その目標をまず決めていただくというスピード感が必要ではないかなというふうに思いますが、その目標は、いつぐらいまでには、町長、立ってくるのかをお伺いいたします。
答弁 町長 飯田晴義
これは、いろんな分野があります。産業であれば、農業であったり商業であったりありますし、また多くその燃料を使う運輸部門もあったり、あるいは一般家庭でもあります。そういった部門ごとに、どれだけ可能なのかという数字を設定するのは、非常にこれ難しいと思っております。ですから、すぐに一月、二月でできるものではないというふうに思います。そうかといって何年もかけるものでもありませんので、令和3年度いっぱいというものを一つの基準にしながら、取り組んでまいりたいというふうに思います。
再質問 7番 岡本眞利子
そうですね。今、言われたようにいろんな部門でエネルギーの転換とか産業部門、そして業務その他の部門、そして家庭部門、輸送部門というふうにいろんな方面で違ってくるかと思いますので、今、令和3年中には、何とかその目標を掲げたいということで町長おっしゃっていただきましたので、できるだけ早くその目標を明確にしていただき、また住民の方たちにも分かっていただけるような施策を取り組んでいただきたいと思います。本町において、今後、水素や EV ステーションなども整備するなど、地域の新電力設立などの積極的に取組を入れていくべきと私は考えますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
お話は、理想的なお話であると、当然、将来的には取り組んでいかなければならない課題であるというふうに思いますけれども、ただ今、具体的にこうやるということは、なかなか申し上げられないし、これは民間サイドでの協力が不可欠になりますことから、そこは計画を策定する中で、あるいは国の補助がどういう補助ができてくるのかということも含めて、総合的に検討しなければならないというふうに思いますので、そこを念頭に置きながら検討したいというふうに思います。
再質問 7番 岡本眞利子
水素エネルギーにいたしましても、利用時に二酸化炭素を排出しないということもありますので、再生エネルギーを貯蔵、そして輸送など利用できることから地球温暖化の切り札になるのではないかと私は考えます。ですから、そのようにうちの町といたしましても目標を明確にして、そして取り入れられるものは、ぜひとも取り入れていただき、住民に協力を頂きながら、温暖化対策ということで進めていただきたいと思います。それでは、脱炭素社会の実現に向けて、住民にはどのように啓発をしているのか、また再生可能エネルギーの地産地消の推進、そして森林等の吸収源対策、循環型社会の構築、省エネ化の推進など、これらは本町として、どれだけ取り組んできているのかお伺いしたいと思います。今後の方向性、そして施策の内容等ございましたら、ぜひともお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
今、言われたことは多分野にわたるものでありまして、それをまとめて取り組んでいるということはありません。ただ、例えばごみの排出についても、これは減量化審議会という町民の審議会はあります。そういったところから意見を頂いて、どういう目標を持って排出処理量を定めていくとか、あるいは個々には、例えば庁舎でヒートポンプであるとか、太陽光パネルを造ったとか、学校にもそういうものがありますから、個々にはやってはいますけれども、それを一つの全体計画としてこうやっていくというものは、先ほど言ったようにありませんので、そういったのでは、令和3年度中に立てますその削減計画というものの中で、あらゆる分野、そして町民の皆さんの協力ということを念頭に入れて、計画を立てていきたいというふうに思います。
再質問 7番 岡本眞利子
やはり、住民が環境政策に寄与できるような仕組みづくりをつくるのが行政ではないかなと思いますので、そういうところも念頭に置いていただきながら、策定ができるように進めていただきたいと思います。では、ゼロカーボンシティ対策を推進する上で、本町として障害になっていること、また問題点、要因などは、何と考えているのかをお伺いいたします。
答弁 町長 飯田晴義
先ほど申し上げましたように、19 万トンを減らすということがどれだけ大変なことかについては、岡本議員もご理解を頂けたというふうに思うのですけれども、本当に、これをできることからやっていくとしても、1万トン減らすことすら難しい、例えば家庭から出ているごみの焼却ですね、これに伴って 2,000 トンしかないのですね、2,000 トンしか排出削減ができない、ゼロにしたとしても。それだけ大変なことであって、あらゆる分野で少しずつ積み重ねても、19 万トンを目指す、ましてや 20 万トン全てを削減するなんていうことは本当に難しい、今の技術では難しいというふうに思っておりますので、一番は、やっぱりその技術が出来上がること、技術が確立できることと、その技術を採用する場合に、恐らく物すごいお金がかかるというふうに思いますので、その設備なりをするときの財源措置というものが、やっぱり一番問題になってくるのかなというふうに思っております。それと、やはり町民全体で、あるいは日本全体で取り組むべきことでありますので、一人ひとりの気持ちがしっかりと CO₂削減に向かっていかなければならないというふうに思っております。
再質問 7番 岡本眞利子
確かに、本当にこの 19 万トンを減らすということは、大変なことかなというふうに私も感じるところなのですが、できないと思えばできないし、やろうと思えば町長の力で私はできるのではないかなというふうに思うのですが、一番この原因として考えられるのが財政力の不足、また人材の不足、そして今、社会問題となっております人口減少や高齢化、公共交通の不足、インフラの老朽化などが挙げられるのではないかと思います。しかしながら、厳しい状況は、ほとんどの町で直面をしているわけでありますが、それをどう進めていくかというところが大変問われるのではないかなというふうに思います。そこで、我が町地域内である豊富な再生エネルギーを最大限に生かすこと、まず太陽光、風力、地熱、バイオマス等再生エネルギーを生かした熱電供給のために施設整備をすることが重要ではないかなというふうに考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
これ再生可能エネルギーについては、その町の立地条件が大きく左右するというふうに思います。例えば、日本海側であれば、もう風力発電なんていうのは、かなり可能性のある事業であるというふうに思いますし、そこに目をつけている事業者もいるわけであります。ただ、それは十勝管内になりますと、まず太陽光しか考えられないわけでありまして、太陽光パネルを敷設するということは、大量の土地も使えなくなってしまうという裏腹の面がありまして、あるいは、では斜面、山林のようなところも使うとしたら、では木を切らなければならないという逆の弊害も出てくるわけでありますから、我が町において再生可能エネルギーを取り入れるというのは、なかなか難しい。ここ3年ぐらいで太陽光パネルが設置されています。これはもう事業用としても家庭用としても設置されておりますけれども、これを合計しても 2,000 世帯ぐらいの発電量にしかならないわけで、これも並大抵のことではないわけでありますから、そこはやれることはやる分野ではしっかりと活用をする、そして節減できるところは、そこは見いだして節減をしていくというできることをやっていくということが必要であって、初めから諦める気持ちは全くありません。ただ、やはり並大抵のことではないことは、これ間違いないというふうな認識を持っております。
再質問 7番 岡本眞利子
こういうことをすることによっては、本当にお金がかかることであるのは私も承知しておりますが、まずこのゼロカーボンシティの宣言をすることによって、国では地域に役立つ再生エネルギー発電事業を、地域脱炭素促進事業というふうに定めまして優遇策も設けており、また要件は、市町村が規定をした地域貢献できる企業を募るということもございます。また、補助金なども下りるということでございますので、ぜひともうちの町といたしましても、まずゼロカーボンシティに宣言をしていただくということが、まず第一ではないかなというふうに思います。今、昨日の新聞にもちょっと一般紙にも出ておりましたけれども、帯広市の環境政策ということで、中央大学の大学生が農地で太陽光発電を行い、ポイント制度を導入して、消費者が環境政策に関わる仕組みを提案したということで、そのような記事も出ておりましたが、ぜひとも、うちもいろいろな企業に声をかけながら、このように進めていただくということも可能ではないかなと思います。また、鹿追町でも管内初の宣言をするということで、こちらも一般紙に出ておりましたが、2基のバイオマスプラントで町内8割の世帯の電力を賄うことができる発電力があるそうですが、さらに今は3基目の計画もしているということで、本当に自給自足が実現している町ではないかなというふうに感じます。したがって、今、町長もおっしゃいましたけれども、すごくこれはゼロにするということは大変だということでおっしゃっておりましたが、今は現実的ではなくても、今後を見据えて、世の中が変わっていくことを予測して、幕別町の素材を生かした取組を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
幕別町の特色を、立地特性を生かしてやりたいのはやまやまであります。鹿追の例をご説明いただきましたけれども、あれはもう鹿追だからやれるのであって、既にもう2基が稼働しているという、もう既にある条件が全く違うのですね。かなりうちの町から見ると、先に進んだ条件が整っているということでありますから、それプラス1基を増設して8割を目指すということでありますけれども、問題は、バイオガス発電については、やはり買取り制度に乗らなければ、なかなか採算が合わないという問題がありまして、そこは私ももう何年も前から農業振興の観点からバイオガス発電、今、十勝管内で三十数基の予定されていますけれども、今にっちもさっちもいかない、一歩も進んでいない状況でありますので、ここをエネルギー対策でやると、これはもう全員が一つのスタートラインに立ちますのでそうではなくて、農業振興という観点の中で優遇してほしいのだということを申し上げているわけなのですけれども、これもなかなか実現しない。そして、新たな制度が何といいましたか、ノンファーム型といって、申込みをして、そこで申込者の中から発電できる事業者を決めるという、そんな制度もスタートを今し始めていますけれども、これとて農業に対するアドバンテージを与えてくれなかったら横並びですから、太陽光も風力も全部横並びということでありますので、やはり我が町の特性を生かしたら、畜産業から出るところのバイオガス発電を特例的に認めてもらうと、決してこれは不可能なことではないと思っています。恐らく道東を含めても5万キロワットぐらいあれば足りるわけですから、そこをしっかりと引き続き要望をしてまいりたいというふうに思いますし、それがなければ、なかなか我が町の特性を生かした二酸化炭素の削減もできないのかなというふうに思っています。
再質問 7番 岡本眞利子
まず、我が町からできることからというふうに私も思うのですが、まずできること、私ちょっと思うには、この行政を見ましても、公用車も大分古くなってきておりますよね、あの古い公用車を見ましたら、二酸化炭素の排出量はすごく大きいのではないかなと思います。ですから、そういうところも含めまして、やはり計画的に更新がしていけるような、確かにそこに財政難の中で公用車を電気自動車やそういうものを購入するということは大変かと思うのですが、これも町民にきちっとゼロカーボンシティの宣言をすることによって、そういうふうにうちの町はやっているのだ、ですから、このように一つずつ変えていかなくてはいけないのだということも、分かってもらえるのではないかなというふうに思うのですが、いかがですか。
答弁 町長 飯田晴義
これは、鶏が先か卵が先かみたいな論議になってきたわけなのですけれども、行政を預かる者としては、実現不可能なものを打ち上げ花火だけ上げておいて、ゼロカーボンシティの宣言をしますということには私はならない、それではあまりにも無責任なのかなというふうに思っていますので、ある程度のゼロカーボンとなれば、本当に先ほどから何回も言っているように、まず今の技術であれば不可能だと思います。しかも、うちの町のこの立地性、立地条件からすると、不可能だと思っていますので、そこは大胆な技術改革というのですか、技術革命みたいなものがあって初めて可能になってくるかなというようなそんな感じもしております。ただ、だから削減をしないということではなくて、宣言をするしないは別にしても、この二酸化炭素の排出量を少なくしていくということは、行政としてはやっていかなければならない責務だというふうに思っておりますので、そこは先ほど来申し上げているように、来年度において具体的な目標を定めて取り組んでいくということをやっていきたいなというふうに思っております。
再質問 7番 岡本眞利子
私も町長のおっしゃることも分かるのですが、やはり諦めができないというふうに無理と考えてしまうとできないのではないかな。俺はやるのだという気持ちで、やっぱり町長に進んでぜひ行っていただきたい、公約にも入れていただきたいというような思いなのですが、本当に口では簡単なことを言いますが、なかなか本当に難しいものだということを実感しておりますので、まず令和3年までには目標を掲げたいというふうにおっしゃっていただきましたので、それを待ちながら、また一つずつ削減に努めていただきたいと思います。では、次に入りまして「災害廃棄物処理支援員登録の推進を」ということで質問をさせていただいたのですが、今回この質問をいたしましたのも、東日本大震災が明日で 10 年になり、あの被害の大きさがだんだん薄れてきているのではないか、また自然災害は、本当に忘れた頃に起きるということもあり、本町としても平成 28 年の8月に台風で大きな被害があったわけであります。これも時間とともにだんだんと薄れてきているのではないかなということもありまして、今回、災害廃棄物処理支援員登録の制度がつくられたということで、ぜひ推進をしていただきたいという思いで質問をいたしました。環境省では、地域公共団体による災害廃棄物処理計画の策定に資するとともに、自然災害による被害を軽減するための平時の備え、さらには災害時に発生する廃棄物を適切かつ円滑、迅速に処理するため、応急対応、復旧・復興対策について、災害廃棄物対策指針を策定しております。本町の防災計画を見てみますと、廃棄物処理計画があまりにもすっきりしておりまして、これでいいのかなというふうに思うところであります。我が町も少なからずも災害、平成 28 年の台風で災害廃棄物を処理したのでありますので、ぜひともこの制度に登録を頂きたいというふうに思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
登録できる人材がいれば、それはもう登録するわけですし、ただその人材を育成することも大切であろうというふうに思います。ですから、それは人材育成に向けて研修制度であったり、あるいは災害被災地への派遣を通して人材を育成したいなというふうに思っております。確かに 28 年の8月の台風被害のことをおっしゃられましたけれども、本当に私も一軒一軒の被災住宅を回らせていただきましたけれども、もう一軒の住宅で4トントラックでは足りないぐらいの災害ごみが出ておりました。あのときには、車両センターを一時堆積場にして、そこから今度また処理をしたと、そんなことをやっておりましたけれども、あの 80 戸ぐらいですか、住宅と事業所を入れて80 軒ぐらい、80 戸ぐらいがあのときの被災者でありました。それは、近年出ている何千戸とかいう被災が出た場合は、本当に大変だろうなというふうに思いますので、備えあれば憂いなしでありますので、しっかりと今からこういった職員の育成、それと廃棄物の処理計画、この策定にも取り組んでまいりたいというふうに考えております。
再質問 7番 岡本眞利子
今おっしゃったように、廃棄物支援制度につきまして調べてみましたら、あえてそんなに厳しい規定はありません。確かに「東日本大震災とか熊本地震、そして胆振東部地震などを経験した者」というふうには書いておりますが、そういう方が望ましいということだと私は理解したのですが、うちの町も少なかれあのような被害、平成 28 年の8月の台風のような被害があって、本当に苦労したことがよく分かります。この 29 年3月9日に今度頂きました報告書を見ても、本当に大変だったなということがよく分かるのですが、このときはそういう支援員なんかがなくて、また大変経験がないことで、なかなか廃棄物処理に大変だったということは分かるのですが、今こういうことを経験したことによって、そういう支援員の登録をして、ないことが一番いいことなのですが、もしあったときに備えるということが重要ではないかなというふうに私は思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
それは先ほどの答弁で申し上げたつもりでありましたけれども、しっかりと災害に対して備えておく。忘れた頃に災害が来るということもありますので、28 年からもう5年ということになって記憶が薄れかけている、そういう時期に入ってきていますので、もう一度あのときの本当に悲惨な状況を思い返して、しっかりと備えをしてまいりたいというふうに思います。
再質問 7番 岡本眞利子
しっかりと取り組んでいただけるということでありますので、それ以上私も言いませんが、せっかく登録制度がありますので、このようなチャンスがありますので、利用できるものはぜひ利用していただき、管内では、今、支援員の登録が一人もいないということでありますので、ぜひ我が町が先駆を切って登録をしていただけるよう、ぜひ推進をしていただきたいと思います。1番だからいい、2番だから駄目とかというわけではないのですが、ぜひうちの町が1番となって登録をしていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
いや、どうも岡本議員のお話を聞いていると、何か一番乗りをしなさいよと、せかされているようなそんな感じをしているわけでありますけれども、やはり必要なものはしっかりと備えていく、人材を育成していくということは必要であります。ですから、それも一人だけではなくて、一人がやるわけではなくて、多くの職員が同じ認識に立ってやっていくことが必要でありますから、一番手になればそれにこしたことはないでしょうけれども、この制度に基づく登録ができるのであれば、それは進めてまいりたいというふうに思います。
再質問 7番 岡本眞利子
ぜひともお願いしたいと思います。もちろん1人、2人ではなくて、もう全員が登録ができるような、また部署が変わっても本当にその方の仕事が生きるようなそういうような支援員になれるように、またこの支援員になると、本当にメリットも多いということで、ほかの町の大きな災害を経験した人との交流もあり、いろんなことも学ぶこともできるということでありますので、ぜひともお願いをしたいと思います。最後になりますが、1問目のゼロカーボンシティの宣言についても、また、そして今の災害廃棄物処理支援員登録についても、これはスピード感を必要とするものと思いますので、ぜひとも決断をしていただくことを願って私の質問を終わります。