みんなの議会

幕別町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月6日

急がれる公共施設の改修計画を

2019年3月6日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「急がれる公共施設の改修計画を」について質問し、町長 飯田晴義、教育部長 岡田直之、学校教育課長 山端広和、教育長 菅野勇次が答弁しました。

質問者
野原惠子 議員
答弁者
町長 飯田晴義、教育部長 岡田直之、学校教育課長 山端広和、教育長 菅野勇次

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 野原惠子

通告に従いまして、次の質問を行います。急がれる公共施設の改修計画を。公共施設の総合管理計画は、必ずしも策定の義務があるわけではありません。しかし、国の要求どおりに策定しなければ、地方財政措置において不利になることがあります。町は、平成 29 年3月に、幕別町公共施設等総合管理計画を策定しました。計画では公共施設の統廃合を進め、公共施設の数、床面積の 10%削減、受益者負担などにより公費負担の削減にポイントが置かれています。公共施設は、施設の運営や更新という枠組みにとどまるだけではなく、何よりも公共サービスを提供する施設であり、採算を基準に配置するものではありません。施設の統廃合は、大きな社会的、経済的影響を伴います。町として急がれる改修として、老朽化している障害者の作業施設、マクウンベツアイヌ文化保存会の方などが利用している施設、子供が急増し増築しても施設が整わない学校、町民プールなどの改修計画を明確にして進めていくべきと考えます。したがいまして、以下の施設について改修計画を伺います。①ひまわりの家②千住生活館③各小中学校④各町民プール以上です。

答弁 町長 飯田晴義

野原議員のご質問にお答えいたします。「急がれる公共施設の改修計画を」についてであります。国では、高度成長期以降に集中的に整備されたインフラの老朽化に的確に対応し、国民の安全・安心を確保するための方向性を示すものとして、国や地方公共団体、その他民間企業等が管理するあらゆるインフラを対象に、平成 25 年 11 月に「インフラ長寿命化基本計画」を策定いたしました。本町では、こうした国の動きと歩調を合わせ、中長期的な視点に立って、公共施設等の適正な配置や長寿命化対策を計画的に行うべく、平成 29 年3月に「幕別町公共施設等総合管理計画」を策定したところであります。はじめに、一つ目の「ひまわりの家」についてであります。ひまわりの家については、旧白人中学校の校舎の一部を改修し、平成4年に、町が心身障害者小規模通所授産施設として開所したものでありますが、平成 18 年以降は、制度改正などによる段階を経て、現在の社会福祉法人が就労継続支援 B 型事業、生活介護事業、相談支援事業などの障害福祉サ―ビス事業を行っており、同法人からは、当面、現在の施設を利用していくとのお話をお聞きいたしております。二つ目の「千住生活館」についてであります。千住生活館については、地域住民の生活上の相談、指導及び保健衛生等の事業を総合的に実施し、生活文化の向上を図るため、昭和 38 年に建築し、現在は、主に共同入浴事業、アイヌ文化保存会の活動場所として利用されております。現在、国会において審議中のアイヌ新法案では、地域や産業、観光振興に向けた取組を支える新たな交付金制度の創設が予定されておりますことから、今後においては、蝦夷文化考古館や近隣センター機能を含め、新たな交付金の活用について、研究を進めてまいりたいと考えております。三つ目の「各小中学校」についてであります。各小中学校につきましては、昭和 50 年代に建築したものが多く老朽化が進んでいることから、これまで必要に応じ、部分的な改修等を行い、施設の維持管理に努めてまいりました。しかしながら、施設の老朽化に伴う広範囲に及ぶ外壁の損傷や配管の更新等につきましては、部分的な改修では機能の維持が困難であるため、施設全体を対象とする抜本的な老朽化対策が必要であると認識いたしております。そのため、町教育委員会において、現在、文部科学省の支援ツールを活用し、学校の基本状況や整備状況等を入力するなど、計画策定に向けた準備を進めているところであります。今後は、平成 31 年度中に同省が定める評価基準に基づき劣化度調査を実施し、32 年度を目途に、その調査結果に基づき、学校ごとの将来の維持・更新コストを算出した上で、長寿命化計画を策定するとともに、個別の改修については、3か年実施計画に位置付け、順次計画的な整備を実施してまいりたいと考えております。四つ目の「各町民プール」についてであります。町内には、昭和 42 年から平成5年にかけて6か所の町民プールを建設しており、一部施設では老朽化が進んでいることから、必要に応じた補修等を行い、施設の維持管理に努めているところであります。中でも札内地区に設置している町民プールのうち、札内東町民プールは昭和 42 年に建築したもので、建設後 50 年以上経過し、老朽化が著しく、他の2か所のプールも建設後 30 年近く経過しており、今後において改修や建て替えを検討しなければならないことから、将来の人口減少や児童数の減少、さらには今後の公共施設の適正配置などを総合的に考慮し、単独の建て替えの場合と札内地区に統合プールの設置も含め、これまで検討を進めてまいりました。しかしながら、札内東町民プール単独での建て替えは効率的ではなく、他の二つの町民プールについては、今後 20 年程度は使用可能であることから、必要に応じた改修等により、今ある施設の有効活用を図りつつ、札内地区のプールのあり方については、各学校や PTA などと意見交換を行いながら、慎重に方向性を見出してまいりたいと考えております。今後におきましては、これら公共施設も含め、「幕別町公共施設等総合管理計画」で示された公共施設等の管理に関する基本的な考え方をもとに、各施設の現状や利用状況、住民ニーズを把握し、長期的視点に立った公共施設のあり方について、財政的な負担も含め、検討していく必要があると考えております。以上で、野原議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 11番 野原惠子

それでは、ひまわりの家の件について、再質問を行います。ひまわりの家は皆さんもご存じだと思いますけれども、幕別町で障がい児の訓練や、生きる喜びを感じる、その場の先駆けとして、保護者が中心となって設立されております。その役割は、この幕別町においては大変大きい、そういう役割を果たしている施設であり法人だと私は思っております。それで、今、利用されている障がい児や障害者の方も増えております。現在、約 60 人の方が利用されていると、私はお聞きしております。ひまわり、それいゆ、それと相談支援も増えてきて、その相談支援に対しては、今、ひきこもりの方が増えているのですけれども、そういう方も相談に来られまして、何回も対応しているうちに、地域にやっと足を踏み出す、そういう事例も増えてきていて、相談員もそれに喜びを感じている、そういうことも聞いております。そういう中で、やはり今このひまわりの家は、平成4年に町が心身障害児小規模通所授産施設として開設されておりましたけれども、それからの継続した施設、古い施設を使っております。それもご存じだと思いますけれども、このひまわりの家は、昭和 23 年に設立、建てられまして、経過 71 年なのです。管理計画を見ましても、今、経過が 71 年経っているのです。ですから、途中で改修などもされておりますけれども、本当、部分的なものなのです。私、この質問に伴いまして、ひまわりの家にちょっと訪問いたしました。もう2月の中旬ですけれども、本当に廊下も冷蔵庫のように寒くて、部屋は暖房がついているんですけれども、一たび廊下に出ると、本当に寒いのですよね。そういう中で障害のある方々が、授産施設として利用したりですとか、相談されたりですとか、本当にこの建物の改修が一番急がれる施設ではないかと私は思います。それで、社会福祉法人にこの建物を貸し付けしているとはいいながらも、町の基本計画、今回の公共施設等総合管理計画の中に、きちっと公共施設として位置付けられているのです。そうなりますと、町も何らかの手だてを打ちながら、この社会福祉法人のひまわりの家の改修を急いでしていく必要があるのではないかと思いまして、その点の見解をお聞きしたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

答弁をする前に、一つ訂正というか、おわびを申し上げなくてはならないなというふうに思います。というのは、公共施設の管理計画の中で、それが社会福祉施設の位置付けをしているんですけれども、実際には、貸し付けをしておりますので、普通財産で法人に貸し付けをしているということでございますので、そもそもそこに載ったことについては、誤りで載ってしまったということは、おわびしなきゃならないなというふうに思います。それで、確かに 68 年経っていること、今の現状も私ども分かっておりますけれども、そういう事情から、やはり社会福祉法人として、どうしていくかということが一番大事でありますので、そこら辺の意向を確認したところでは、現在のまま当面は使っていきたいんだということでありますので、そこだけに対して、補助金を出すとか、町が建ててあげるかということは、現状ではちょっと難しいわけでありまして、まずは社会福祉法人がどう考えるかといった中で、町ができることがあるのかないのかということは、考えていかなきゃならないなというふうに思っております。

再質問 11番 野原惠子

社会福祉法人としてひまわりの家は、施設の整備計画を立てていまして、その積み立てもしているという、そういうこともお伺いしております。それで、これは平成 29 年に調査計画をして、31 年設計、そして平成 32 年に建築外構工事、平成 33 年運営開始、このように計画は持っているということなんですけれども、財政的になかなかそこまでいかないと。そういう中では、独自で積み立てもしているんですけれども、やはり町ですとか、いろいろな財源を使いながら建て替えをしていきたい、こういう意向だということをお伺いしています。私が、一番心配されるのは、まだ施設として寒いですとかいろいろあったとしても、使っていける状況ではあるのかなと、ぎりぎり思っておりますけれども、一たび災害が起きたときに、そこに通所している方たちは障害を持った方たちですので、迅速な避難とかできるのかと。倒壊など、こういう状況になったときに、どこが責任を持つのか。社会福祉法人ですから、利益を追求する法人ではありません。ですから、そこの責任も問われてくるのではないかと、私は思うのです。それを考えますと、やはり町もきちっと手だてをとりながら、社会福祉法人と協議をしながら、早目の改修が必要でないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

今、町の普通財産を貸し付けをして、そこを社会福祉法人が事業で利用しているという、そういう実態があるわけでありますので、まずは、何かあったときにどこが責任をとるかということになれば、それは事業をやっているところが責任をとらなくてはならないと言ってしまうと、非常に冷たい話になるわけでありまして、そういう中で、今の事業計画、建築計画ですか、それが私のところでは詳細には分かっておりませんけれども、それが実現可能なものであれば、お互い協議をしながら、そういう中で、町が何ができるのかということは、お話をさせていただかなければならないなというふうに思っております。ただ、いろいろな事業所がある中で、そのひまわり社会福祉法人にだけ補助ができるなり、支援ができるというそこの大義名分が一番大切でありますので、そこを見出せるのであれば、必要な支援というのも、それはやぶさかではないのかな。ただ、現状いろいろな事業所がある中で、その社会福祉法人だけだっていうことが見出せるかどうかが、私はポイントなのかなというふうに思っております。

再質問 11番 野原惠子

いろいろな障害者の施設、運営しているところがあります。そういうところもほとんどが株式会社という運営をしている、そういう施設です。旭町のほうにも、今回、障害者のグループホームもできました。札内のほうにもあります。そういう中で、社会福祉法人という、そういうところもしっかりと見ていかなければならない。そしてそこに通っている人たちも、幕別町の町民でありますので、本当にきちっと支援をしていく、そういう立場の人たちではあるということを考えれば、法人だけの責任って、いや、町長は冷たい言い方だっておっしゃいましたけれども、立場上、法律上はそう、法律っていうのですか、そういう立場ではそういうことなのかもしれませんけれども、町民の安心・安全を守る幕別町、町としては、そういう手だても考えていく必要があるのではないでしょうか。その点はいかがですか。

答弁 町長 飯田晴義

社会福祉法人、いわゆる公共的団体、自治法上は公共的団体といいますけれども、その公共的団体が、公益的な事業をやっていると、これは誰も議論を挟む余地がないだろうというふうに思います。ただ、法人が、社会福祉法人かあるいは株式会社かだけをもって、社会福祉法人だから支援ができるんだということにもならないわけで、そこはどういう形で、どういった事業をやっていくのかという話を聞いてみない限りは、判断はいたしかねるなというふうに思っているところであります。いずれにしても、計画があるのであれば、しっかりと協議をさせていただくことが第一歩かなというふうに思います。

再質問 11番 野原惠子

ひまわりの家もやはり財源的にしっかりと建て替える。そういう財源があれば、もうああいう施設ではなくて、本当に豊かにそこに通って、そして自分たちを高めて、そして楽しく社会に向けて発信していける、そういう施設にしていく。そういうことはできると思うんですけれども、一番は財源だと思うんです。ですから、そういうところも含めて、しっかりとひまわりの家、社会福祉法人と連携をとって、早急に改修していけるような手だてをしっかりととっていっていただきたい、そのように思います。それでちょっとお答えをお願いします。

答弁 町長 飯田晴義

これは私は現段階では、そういった具体的な計画があるということは承知しておりませんでしたので、まず、そういう計画があるのであれば、1回話を聞かせてもらう。そういう話し合いのテーブルをつくることについては、やっていきたいなというふうに思いますけれども。

再質問 11番 野原惠子

ぜひ、そういうことも含めて、協議を早急に進めていっていただきたい、そのように思います。次に、千住の生活館なんですけれども、今、アイヌ新法案が出ておりまして、こういう中では、やはり町としては交付金制度が創設が予定されているということで、蝦夷文化考古館や近隣センターの機能を含めた新たな交付金の活用について研究を進めていきたい、このように答弁されております。この中では、今、蝦夷文化考古館とふるさと館、そういうことも含めて改修が必要ではないかという質問も、何回かさせていただいております。それとあわせまして、近隣センターの改修も、近隣センターの機能も含めた千住の考古館の三つの施設の一体的な改修も必要なのではないかというふうに思っております。今、千住の生活館は、アイヌの民族保存会の方々が、毎週五、六人利用されている。それですとか、アイヌ文様の講習会、そういうことも使われているということです。そういう中では、やはり地域にとっては大切な施設、アイヌの方々の研修施設としても大事な施設ではないかというふうに思っております。この間、共同浴場も改修されまして、大変利用されているということで、こういう点でも、やはり地域にとってはなくてはならない生活館だというふうに思っております。それで、あわせて改築していくというふうに考えますと、やはり考古館の活用、今、どのように活用されているかというふうなこともあわせて、ちょっと調べてみました。この間、アイヌ新法ができるそういうことですとか、それからコミック誌で、「ゴールデンカムイ」っていうコミック誌が出てきて、若い方にアイヌの文化のことが、非常に興味を持たれているということで、若い方の来館者も増えてきているという、そういうこともお聞きしております。それから、考古館にある漆器ですね、この研究もしたいということで、大学の教授なども来館している。非常に来館者が増えてきているというんですね。音更の温泉や何かに行った人も、観光として寄るですとか、アメリカの雑誌記者が、アイヌ文化を広めてきた吉田菊太郎さんのことを、世界に発信したいということで、そういう方も訪れてきているというので、今までにない来館者が、多様な方が来館されているということなんですね。ですから、もう本当に考古館をきっちと改修していくというのが、今、本当に急がれているんではないかなというふうに思っております。そういう中では、やはり考古館の資料もきっちりと記録として残しておくことが必要だと思うのです。ふるさと館も、建て替えの時期に入るということで、資料、改修していくということも求めたことがありまして、それも今、資料精査しているということでしたので、あわせて考古館も、どのような方法で資料をしっかりと残しているのかどうか、その点もあわせてお聞きしたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

建てるに当たっては、まず資料整理をしっかりとしないとならないということで、それは今一段落ついておりますんで、あとはこの後、どういう形での建設をしていくのかということが、非常に厄介というか、大ごとなわけでありまして、考古館でだけであれば簡単なんですが、ふるさと館も老朽化しているとなったときに、これを合築したようなものにするのかどうなのかということはありますし、また敷地があそこそんなに広くはありませんので、それに加えて千住生活館をどうしていくか。それと千住生活館は、千住生活館というものの機能と、二枚看板として千住東近隣センターという機能もありますので、しかもあそこ、公営住宅に住んでおられる方が、国道を渡ってお風呂に入りに来ると、そんな実態もありますので、そこをいかに整備するかということは非常に難しいなというふうに思っております。ただ、いずれにしても、たくさん施設を建てるなんていうことにはなりませんので、合築したような形での方向性になるんだろうなというふうに思います。ただ、お風呂の問題は果たしてそこに取り込むのがいいのかどうなのかということもありますので、そこは公営住宅の改修ということもひょっとすると出てくるのかなということもありますので、かなり広範囲に議論していかなければ、なかなかまとまっていかないわけで、そういったことがあって、まとまり切らないということと、もう一つは財源論のこともありますので、それで今アイヌ新法ができて、そして新たな交付金の制度ができるということがありますので、ここをやはり活用しないことには、なかなか実現もしないであろうということがありますので、そういった交付金も含めて、広範囲な議論をしていかなければならないなというふうに思います。

再質問 11番 野原惠子

新たな交付金の活用、これは本当に有効に活用していくことが必要だというふうに私自身も思います。その前段といたしまして、考古館の資料整理をしてもう終わったというふうにお答えをしておりますけれども、どのような方法で資料を整理されたんでしょうか。

答弁 教育部長 岡田直之(教育部長は2019年3月まで)

考古館にある収蔵品につきましては、一通り整理がついておりまして、目録として写真と名称、あわせて冊子にして整理が済んでいるところであります。

再質問 11番 野原惠子

写真として資料整理されているということですけれども、それと今、私、漆器、あそこにあるアイヌの方々の漆器が、かなり古くなっているのですが保存されておりますよね。そういう漆器の保存も、やはり考えていかなければならないと思うんですね。光が当たると劣化していくという、そういうものでもありまして、今の保存方法でいいのか。写真で記録するのは、それは必要なことだと思うんですけれども、今ある漆器の保存をしっかりとしていくことも必要ではないかと思うんですが、その点のお考えはどうでしょうか。

答弁 教育部長 岡田直之(教育部長は2019年3月まで)

現状の考古館の収蔵方法につきましては、器の、展示ケースの中に入れて保存もしくはそのまま保存して展示しておりますけれども、まず、できる限りそういった紫外線ですとかの劣化を防ぐために、まず今年度においては、日光を遮断するカーテンを設置いたしました。今後におきましても、まずは考古館の改修に向けて計画を立てていくということとあわせて、現状の保存方法につきましても、できる限り展示ケースを良質なものに取りかえるですとか、最大限劣化が進まないような方法にはしてまいりたいというふうに考えております。

再質問 11番 野原惠子

どのように改修していくかというのは、これからの課題で、いつごろどのように改修していくのかという、そこまでは計画は進んでいないという、そういう認識でよろしいんでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

先ほどお答えしましたように、単に考古館だけの問題ではなくて、考古館にふるさと館に千住生活館、さらには近隣センター機能、あるいは入浴をどうするかということを、多角的に多面的に検討しなければならないので、そこはまだ、どういく、こういくよ、こういう建物にしようやというところは、方向性は出ておりません。

再質問 11番 野原惠子

考古館とふるさと館のこの改修の問題は、ほかの議員からも質問されておりまして、町民の関心事でもありまして、そしてこれは町の振興に生かす文化的な資産でもあります。ですから、文化的な遺産というそういう考えに基づけば、しっかりと手前に引き寄せて、計画をつくっていかなければ、考古館もう古いですから、中にある、今、漆器などどういうふうに保存していくんですかとお聞きしましたけれども、今の保存の仕方であれば、漆器というのはどんどん劣化していくと思うのです。そういう手だてをしっかりしながら、計画もどういうふうにするかという、あわせて計画を立てていかなければ、このように外国からも小さな考古館に来館者が増えているという状況では、町の文化に対する姿勢が問われるんではないかと私は思うんです。石器とかそういうのでしたらいいんですよ。でも漆器ですから、保存をきちっとしなければどんどん劣化します。ですから、そこもあわせて計画を立てていく。計画が長引くのであれば、そういう漆器をきちっと保存していく。そういうこともあわせて考えていかなければ、やはり貴重な物がどんどん劣化してなくなってしまう。そういうところに来ると思うのです。こういう歴史的なそういう物、品物というのは、後世に伝えていく大事な遺産でもあると思うのですから、そういう姿勢をしっかりと持った計画を早めにやるということが必要だと思うのですが、その点いかがですか。

答弁 町長 飯田晴義

考えは、おっしゃるとおりだと思います。ただ、やはり先立つものがどうかということが、やっぱり問題になるわけでありまして、それでアイヌ新法に基づく交付金制度ができますよといったときに、町としましても、そういったアイヌ文化の保存あるいは伝承ができるような施設整備について、交付金が使えるような要望をしているわけでありまして、それがどういうふうになっていくかによって、やはり計画内容もかなり変わってくると思うのです。ですから、交付金を当てにしないということは、なかなかこれ、できないと思うのです。やっぱり何億円もかかるような施設になってくると思いますので、そこは先ほど申し上げたように、交付金がいかに有効に使っていけるかということを研究しながら、あわせてそのめどが立てば、計画もスムーズにできていくのかなというふうには思っているところであります。

再質問 11番 野原惠子

その交付金の問題は分かりました。財源の問題も分かりました。それでは、どういう総合的な建物にしていくか、基本的な考え方をしっかり持っていなければ、はい、交付金が来ました、じゃあこれから設計しましょう、そういう状況になると、やはり後になっていくと思うのです。ですから、どういう形にしていくかという基本的な構想を、しっかりと持つ必要があると思うのです。三つの施設をこういう形でつくっていきます。場所は、今ある考古館というふうに、町長は強調されました。では、あそこでつくっていくのであれば、どういうような施設にしていくか、そこの基本的なところをしっかり持つ必要があるのではないか、そこが先ではないかと思うんですが、その辺いかがですか。

答弁 町長 飯田晴義

場所をあそこにするということで強調したつもりは全くないわけでありまして、アイヌ文化を保存するのであれば、あそこが一番適地だろうと思っていることは間違いないわけであります。そういう中で、何を一番主に考えるかというところは、難しいと思うのですよ。やはり私は、これちょっと言ってしまっていいのか難しいのですけれども、私はアイヌ文化の保存・伝承が一番優先されるのかなというふうに思っております。それプラス、ふるさと館にあるものについては、展示品であるようなものも当然ありますから、そこは期間を限定して展示をしていくというような、ほとんどは収蔵庫といいますか、保管庫といいますか、そこにしまっておきながら、展示スペースは期間を限定して変えていくといった形にしないと、面積が幾らあっても足りないということになってきますので、そういう基本的な考え方は持っておりますし、それとアイヌ文化の保存・伝承をしていくための、当然、集会室なり会議室なんていうのは必要になってくるのでしょうし、料理が伴うのであれば、ちょっとしたそういう調理室みたいなものが必要になってくる。そういうネタとしてはありますけれども、それをどう組み合わせて一つの建物にするのかとなると、なかなか簡単にはいかないわけで、何といっても金がというか、交付金がどれだけ当てにできるのかというところから、やっぱりどうしても始まってしまわざるを得ないなというふうに思っているところであります。10 億円かかるのに、1億円しか来ないとか、それではなかなか施設規模を縮小しようかということにもなってきますので、やはりある程度やっぱり財源を見込んだ中で、計画づくりというのは並行してやっていくべきだというふうに思っております。

再質問 11番 野原惠子

私はやっぱり一番考えるのは、アイヌの文化をどう保存していくのか、そこが一番の柱だというふうに私は思います。ですから、そこの柱がはっきりすれば、交付金がどのぐらい出た、多く出た、少なく出た。それに合わせてそこを基本にした施設にしていくべきだというふうに思うのです。ですから、そこをはっきりさせていくということが大事ではないかと思うのです。それに合わせて施設の規模をどういうふうにしていくかという、そこのところの柱をきっちりと町として持つべきではないか。そこが見えないものですから、私はこれからどうなるのか、そこが非常に不安なのです。ですから、文化を伝承していく、保存していく、そこの柱をしっかりと持つべきだと思うのですが、もう一度その辺をお聞きいたします。

答弁 町長 飯田晴義

これは、私の思いをちょっと先ほど言わせていただきましたけれども、ただ、教育委員会の専権事項も含まれておりますので、簡単に私がこうやりますよということにもなりませんし、あるいは関係者の意見も聞いた中で詰めていく必要があります。ただ、おっしゃったように、基本的な方向性としては、やはり第一番目に優先すべきは、アイヌ文化の保存・伝承であるということは、そんなに皆さんから異論はないのかなというふうには思っているところであります。

再質問 11番 野原惠子

そこのところをしっかりと町民に分かるように示していただきたいというふうに思います。そこが私一番大事だと、私自身思っていますので、皆さんの意見を集約して方向性を決めていく、それはそのとおりだと思うのですけれども、その方向性がどうなるのか、柱がしっかりしていれば、施設を大きくしたり、小さくしたりというような、それは可能かなというふうに思いますので、私はその柱をしっかりと持って計画を立てていく、そこが大事だと思います。その点を強調したいと思います。そこがかみ合えば、施設をきちっとつくっていく方向性が見えてくると思うんですが、その辺が見えないから、やはりいろいろな質問や何かも出てくるのではないかと思いますので、そこをしっかり柱に据えて、手前に引き寄せた計画ということも進めていっていただきたい、そのように思います。次は、小中学校の改修です。今、基本計画、この公共施設等総合管理計画を見ましても、本当に学校の年数、ずらっと 30 年、40年と、ずっと続いているんですよね。ですからこれを建て替え改修していくというのは、本当に財政の負担が大きくなっていく。これは年数から見て、本当に見えております。今、小中学校、公共施設というのは、大体、30 年以上になると改修をして、大規模な改修が必要であって、大体 60 年程度で廃止されていく、これが一般的な公共施設だと言われております。そうしますと、小中学校がずらっと並んでおります。そして、どこを最初に改修していくか、ここが大事ではないかというふうに思っております。それで、決算資料なんかを見ましても、比較的子供たちの移動、増減というのですか、子供の数が増えたりなんかする、そこが平均的にされているのが札内地域ではないかというふうに思っております。幕小ですとか、糠小とかっていうのも、改築の年数には入っているのですけれども、やはりそういう子供たちが多くいる、比較的札内地域の計画をどのようにしていくのか、そこの方向性が大事ではないかというふうに思っております。その辺はどのようにお考えでしょうか。

答弁 学校教育課長 山端広和(学校教育課長は2019年3月まで)

答弁にもありましたように、今現在、32 年度の個別計画の策定に向け、事務を進めているところでございますが、基本的には劣化度調査、それぞれ学校校舎あるいは体育館、そういった劣化度を外部、内部あるいは電気、機械、そういった部分を個別に判断して、それをいわゆる点数化的な形にした中で、総合的に判断して劣化度をまず調査する。その中で相対的にどういった形の部分で必要性、学校の例えば大規模改造になるのか、部分的改修になるのか、改築になるのかといった整備も計画的にその中で位置付けた中で、順位付けといいますか、判断していきたいというふうに考えております。

再質問 11番 野原惠子

計画は分かりました。やはり順次計画、計画をもって建て替えを進めていかなければ、一気に財源的に大変かなと、その辺は本当にそのとおりだと思います。ですから、そういう年次ごとにどの学校がいつぐらいまでに改修計画する。その年次計画をしっかりと立てて改修していく。それもやはり町民に分かるようにしっかりと示していく必要があるのではないかと思うんですが、その辺がまだ見えてきておりません。ですから、そういう計画を、どのぐらいまでにどのようにしっかりと示していくのか、その辺の見通し、その辺もお聞きしたいと思います。

答弁 学校教育課長 山端広和(学校教育課長は2019年3月まで)

今、申し上げましたように、計画につきましは 32 年度までに策定する、なるべく早い時期にというふうに考えております。その前段で、一定程度原案等ができた段階で、学校関係者も含めた中で、そういった情報を流していきたいというふうに考えております。

再質問 11番 野原惠子

分かりました。やはり特に南小学校ですよね。そういうところでは、子供の数も増えてきておりますし、そういう点ではやはり改修も急がれるのかなというふうに思っておりますので、そういう年度計画、どのように建てられるのか、やはり私たちも関心を持って、しっかりと見極めていきたいというふうに思っております。次に、学校プールの件についてお聞きいたします。この学校プールも本当に、一番古いところでは、札内の東町民プールですね。築 52 年たっております。議員も皆さん視察に行っております。それで更衣室なんかもプレハブになっておりまして、本当に劣化がひどくなってきております。こういう中で、答弁の中では、東町民プール、これは単独での建て替えは効率的ではない、このように答弁されております。そうしますと、今、二つの町民プールについては、今後 20 年程度は使用可能であるというふうに答弁されておりますので、そうすると、東町民プール、単独での建て替えは効率的ではないとお答えになっていますけれども、このプールは今後どのような使用の仕方をしていくのでしょうか。築 52 年たって本当に劣化しております。そうしますと、このプールを本当にこのまま 20 年間使い続ける、こういうことになるのでしょうか。その辺の答弁をお願いします。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

東町民プールについては、札内地区のプールにおきましても、一番古い建築年になります。昭和 42 年に建築されたもので、50 年以上経過しているということで、老朽化も進んでおります。効率的でないと申しますのは、今一つの案として、札内地区に統合プールというようなことも検討の中に入ってございまして、そういったことで単体で、もし統合プールをつくるのであれば、単体で建て替える、今建て替えるということがどうなのかということがございますので、そういった意味でございます。

再質問 11番 野原惠子

この東町民プールを 20 年間このまま使い続けていくということになるのかどうか、その点はどうなるのでしょうか。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

20 年間使い続けていくということではなくて、必要に応じて補修は行ってまいりますけれども、これ以上は難しいといいますか、老朽化が激しくて改修費に莫大な費用がかかるということになれば、廃止ということもあり得るかなというふうに思います。その際には、北プール、南プールがまだ 20 年以上使えるような状況にございますので、そちらのほうへ、スクールバス等を活用しながら子供たちを送るだとか、そういったこともしながら、他のプールの活用ということも考えております。

再質問 11番 野原惠子

私は町民プールというふうにうたっておりますけれども、町民が利用できるということを、それはもちろん大事だと思うのですけれども、基本、学校にプールがある、このことが子供たちが利用する教育的な立場からも、学校にプールがあるっていうのが、一番子供たちが健康できちっとした教育を受ける保障になると思うのですよね。ですから、基本的には学校にプールをきちっと設置する、そこが基本ではないかと思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

確かに町民プールという位置付けはしてございますけれども、ほとんどの利用は子供たちでございますので、9割方子供たちでございますので、そういった意味で学校の近くにあるというのは、一番利便性もよくて、使い勝手もいいということもございますけれども、先ほども申し上げましたように、今後の札内地域のプールのあり方を考えた場合には、どういったことが資金面も、財源的な財政的なことも含めて効率的なのかということを常に念頭に入れながら、対応していかなければならないというふうに思っております。

再質問 11番 野原惠子

プールのあり方をこれから検討していくということなんですが、前段でもお話いたしましたけれども、学校に町民プールとして各学校にプールがあるということは、町民も利用できるということにつながりますよね。今、高齢化になってきまして、車で移動できる方はいいんですよ。でも、歩いて利用したい、自転車とかそういうことで利用したいという町民から見れば、学校にプールがあれば、その近くの方、町民も利用できる、そういう効果も考えられると私は思います。例えば、幕別町の町民プールがありますね。あそこは小学生も利用していますけれども、年配の町民の方も結構利用されているのですよね。ですから、そういうことも考えますと、学校にプールがあるということが、町民にも有効に利用できるそういうプールになると思います。ですから、私はこれから検討されていくということでありますけれども、各学校に小学校単位にプールがある、そのことがやはり必要ではないかと思っております。そういう検討も、ぜひしていっていただきたい、このように思いますがいかがでしょうか。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

幕別の町民プールにつきましては、温水プールということもございますし、期間も、利用期間も長く設定してございますので、そういった意味での一般町民の方のご利用も多いのかなというふうには思っております。議員言われますように、基本的に学校の近くにあれば、子供たちの利便性ももちろんでありますけれども、地域住民の方の利用においても、使いやすいということもございますけれども、ただ、先ほども申し上げましたように、財源的な関係、それから今後の札内地域のプールのあり方等々を考えると、なかなかやっぱりその更新にかかる経費というものが莫大な費用になるものですから、そういったことを全体を含めて今後検討してまいりたいというふうに思っております。

再質問 11番 野原惠子

私はやはり子供たちだけではなくて町民全体が利用できるプール、そういうふうに考えますと、やはり学校単位でのプール、そして学校も地域の文化拠点になりますし、そういうところからコミュニティも学校中心として広がっていく、そういうことを考えますと、学校も地域の中心、それに付随しているプールもやはりコミュニティの場として、やはり学校単位でプールを設置していくということが私は必要ではないか、そのことを質問いたしまして、終わりといたします。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

地域の方の利用等々を含めて、そういったことも含めて今後において、地域の皆さんあるいは学校関係者等々のご意見もお伺いしながら検討を進めてまいりたいというふうに思います。

出典:幕別町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月6日 議事録 PDF(68ページ) 間違いを知らせる