みんなの議会

幕別町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日

本町の今後の上水道事業と十勝中部広域水道企業団の受水費について

2018年12月11日、幕別町議会の一般質問で、小川純文議員が「本町の今後の上水道事業と十勝中部広域水道企業団の受水費について」質問し、町長 飯田晴義、水道課長 山本充、建設部長 笹原敏文が答弁しました。

質問者
小川純文 議員
答弁者
町長 飯田晴義、水道課長 山本充、建設部長 笹原敏文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 小川純文

通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。本町の今後の上水道事業と十勝中部広域水道企業団の受水費についてであります。人口減少や節水機器の普及により、給水収益の減少が見込まれる一方、安全で安心できるおいしい水を供給するため、老朽化した施設の更新や耐震化が必要となり、投資費用の増嵩が予想されます。また、十勝中部広域水道企業団から帯広市が仕入れる水の単価が、町村と比べ2倍以上高価となっていることから、構成市町村間で負担見直しの議論が始まっているとの報道もあり、将来、町の負担増になるのではないかと町民も関心を持っております。ついては、以下の点について伺います。(1)本町の今後の上水道事業について①上水道事業の今後の水需要(給水量)をどのように予測しているのか。②老朽化した施設の更新や耐震化について、どのような計画を持っているのか。③地域住民が管理運営している明野新川水道の今後のあり方について、どのように考えているのか。(2)十勝中部広域水道企業団の受水費について①現在の町の受水費の積算内容と実際の受水量の関係は。②企業団における今後の受水費の考え方についての議論の内容と本町に及ぼす影響は。以上であります。

答弁 町長 飯田晴義

小川議員のご質問にお答えいたします。「本町の今後の上水道事業と十勝中部広域水道企業団の受水費について」であります。本町の上水道事業は、昭和 27 年に水道事業経営の認可を得て、幕別市街を給水区域として昭和 28年 12 月から給水を開始いたしました。その後は、昭和 48 年から第1次拡張事業に着手し、札内市街を給水区域に含め、平成3年には十勝中部広域水道企業団からの受水をするため、第2次拡張事業に着手し、7年4月から受水を開始いたしました。平成 16 年には、猿別浄水場の老朽化や水源の水質悪化により、第3次拡張事業として札内配水池を増設し、20 年4月から企業団からの全量受水による給水を開始しております。ご質問の1点目、「本町の今後の上水道事業について」であります。一つ目の「上水道事業の今後の水需要(給水量)をどのように予測しているのか」についてであります。本町の上水道事業につきましては、平成 29 年度末における給水人口が2万 3,386 人、年間給水量が241 万 9,617 トン、1日平均給水量が 6,629 トンであり、直近 10 年間の実績を見ますと、給水人口、給水量ともに増加傾向から、近年ではほぼ横ばいに転じております。今後の水需要の動向につきましては、町が独自に推計したものはありませんが、平成 28 年度に十勝中部広域水道企業団が、将来にわたり持続可能な用水供給事業の管理運営を図るため策定したアセットマネジメント報告書によりますと、1日平均、平成 40 年で 5,975 トン、50 年で 5,801 トンと推計されており、人口減少や節水意識の向上などから、徐々に減少していくものと考えております。二つ目の「老朽化した施設の更新や耐震化についてどのような計画を持っているのか」についてであります。水道施設の老朽化につきましては、日本全国が人口減少により水需要の伸びが期待できない中、本町だけでなく水道事業者全体が抱える共通の課題であり、水道事業経営とも密接に関わる非常に重要な課題であると認識しているところであります。本町の上水道事業の主な施設としては、札内配水池とポンプ施設、配水管などがありますが、札内配水池とポンプ施設は、平成7年以降に建設された比較的新しい施設が多く、構造物については耐用年数に達しておりませんが、機械設備、電気計装設備については耐用年数を超えている設備もあり、今後、これら各設備の状況により、修繕や更新などの対応が必要と考えております。配水管につきましては、現時点では道路改良等に合わせての布設替えなど、最小限の事業実施にとどまっておりますが、給水区域が広域であるため、既に耐用年数を超過している管路を含めて、今後多額な更新需要が発生することが想定されます。こうした中、近年、災害時の応急給水の確保など、水道施設の耐震化が重要視されつつありますが、先に申し上げたように水道施設は配水池やポンプ施設のほか、膨大な延長を有する管路施設などから構成されておりますことから、耐震化を図る場合においては、耐用年数を見据えながら効率的で効果的な取組が求められるものと考えております。このことから、町では、地震等による漏水に対応するため、応急給水の確保を目的として、平成 24年度に、耐震性貯水槽基本計画を策定し、災害発生後、1人1日3リットルを目標とした給水を行うべく、幕別市街に貯水容量 50 トンを1基、札内市街に 50 トン2基と 60 トン1基、合計4基の耐震性貯水槽を整備してまいりました。また、札内配水池につきましては、耐震診断の結果、耐震性が不足していると判断されたことから、耐震補強を実施することといたしますが、上水道区域全体で約 348 キロメートルに及ぶ管路施設につきましては、耐震化を図るには多くの時間と多額の事業費が必要となりますことから、基幹的な管路や漏水発生の危険性が高い硬質塩化ビニール管などを優先的に更新するなど、管路網全体の中で重要度の高い管路から、順次計画的に整備していかなければならないものと考えております。三つ目の「地域住民が管理している明野新川水道の今後のあり方についてどう考えているのか」についてであります。明野新川水道組合につきましては、昭和 56 年9月に設立され、57 年 11 月から給水を開始しており、平成 29 年度末の給水人口は 221 人、年間給水量は3万 3,825 トン、1日平均給水量は約 93 トンで、組合員の負担により運営しております。組合では、検針メーターの更新やポンプ等の修理・更新など、使用者から集めた使用料によって、みずから賄っておりますが、町では、平成 23 年に水質維持を目的に、町上水道を給水するため配水管の整備を行ったほか、28 年台風 10 号に伴う浸水被害が発生した際には、その復旧費用の一部を助成するなど、安全で安心な水道水を安定的に供給できるよう、財政面を含め側面的な支援を行ってきたところであります。町といたしましては、今後におきましても、安定した水道事業経営が続けられるよう、技術的、経営的な助言等の支援を行ってまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「十勝中部広域水道企業団の受水費について」であります。十勝中部広域水道企業団は、広域水道用水供給事業の実施を目的として、帯広市、音更町、芽室町、池田町、中札内村、更別村、幕別町の1市4町2村を構成団体として、昭和 56 年に設立され、平成7年4月から給水を開始しております。国の直轄多目的ダムである札内川ダムを水源として、中札内村上札内に位置する「なかとかち浄水場」から1日最大給水量 11 万 9,390 トンの供給を将来目標として事業を進めてきたものであり、本町におきましては、企業団設立当初は 6,300 トン、全体水量に占める割合が 5.277%を責任水量としておりましたが、平成 16 年に1万 300 トン、全体の 8.627%へと拡大し、20 年4月から上水道区域に必要な水の全量を企業団の水で賄う全量受水を開始し、現在に至っているところであります。一つ目の「現在の町の受水費の積算内容と実際の受水量の関係は」についてであります。最初に、受水費の積算内容についてであります。受水費の算定につきましては、昭和 56 年の企業団設立当初に締結した基本協定書第4条に「用水供給料金体系の設置基準」として、「企業団が供給する用水の料金は、統一料金とし、基本料金と従量料金の二部建て料金制とする」と定められております。このうち基本料金は、施設整備に要する費用等の固定的な費用を各構成団体の責任水量に対応させて算定するものとし、従量料金は、維持管理費等の変動的な費用を各構成団体の各年度の受水量に対応させて算定するとしております。具体的な算定方法を申し上げますと、現在の受水費は平成 27 年度から 31 年度までの5か年を対象期間として算定しており、基本料金につきましては、対象期間中に必要となる起債の元利償還金から出資金を差し引いたものを分子とし、全体の責任水量 11 万 9,320 トンに 60 か月を掛けたものを分母として計算したものを、一月当たりの基本料金とするものであり、税抜きで責任水量1トン当たり 780円とされているものであります。また、従量料金につきましては、対象期間中に必要となる維持管理費を分子とし、同じく対象期間中に必要とする受水量を分母として計算したものを、1トン当たりの従量料金とするものであり、税抜きで受水量1トン当たり 27 円となっております。このことから、基本料金は受水量に関わらず責任水量に応じた料金となるため定額となり、従量料金は受水量に応じて変動する仕組みとなっております。次に、実際の受水量との関係についてでありますが、平成 29 年度決算における本町の受水費は1億7,465 万 8,849 円、そのうち基本料金は1億 412 万 640 円、従量料金は 7,053 万 8,209 円でありますが、基本料金については、本町の責任水量1万 300 トンに相当する料金を支払っており、全体の基本料金に占める割合は、責任水量比率である 8.627%となっております。従量料金については年間受水量 241 万 9,006 トン、日平均水量 6,627 トンに相当する料金を支払っており、全体の従量料金に占める割合は 18.113%となっております。二つ目の「企業団における今後の受水費の考え方についての議論の内容と本町に及ぼす影響は」についてであります。受水費は、企業団が策定した第5期財政収支計画により、現在の受水費が定まっておりますが、この計画期間は、平成 31 年度までの計画であることから、昨年秋から次期計画と料金設定を検討するため用水供給専門委員会を立ち上げ、協議を進めているところであります。そうした協議の場において、帯広市から現在の受水費の算定にかわる新たな負担方法についての提案があり、第6次財政収支計画に反映してほしいとの申し入れがあったところであります。提案があった新たな負担方法につきましては、基本料金の算定方法について、固定費の負担を責任水量に応じた負担としていたものを、今後見込まれる日最大水量を必要水量とし、この必要水量の比率をもとに基本料金を算定するというものでありました。具体的な数字で申し上げますと、平成 37 年度時点の全体の必要水量が4万 3,288 トン、そのうち幕別町の必要水量が 7,818 トン、全体に対する比率は 18.06%となり、現在の責任水量比率である 8.627%と比べて 2.1 倍となるものであります。これを仮に平成 29 年度決算の受水費に置きかえて試算しますと、基本料金が1億 412 万 640 円から2億 1,796 万 4,267 円となり、その差が1億 1,384 万 3,627 円の大幅な増額となるものであります。この帯広市が提案した新たな負担方法については、用水供給専門委員会において協議を進めておりましたが、本町といたしましては、建設費の負担は、その当時、各市町村が申し出た責任水量をもって負担するのが当然である旨を会議の場において申し述べていたところであります。その後、先月 28 日の会議において、帯広市と町村との考え方に大きな隔たりがあり、これ以上協議を進めることは困難と判断し、今回の提案については白紙とすることが企業団事務局から説明されたところであります。いずれにいたしましても、本町といたしましては、建設に要した費用、すなわち、起債の元利償還金については、建設時に取り決めた約束を各市町村が責任を持って果たすべきものと考えているところであります。以上で、小川議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 8番 小川純文

再質問させていただきます。本町の今後の上水道事業についてということで、まず1番の今後の給水量の関係でありますけれども、人口増加も止まって、給水量については、これから横ばいまた下降に向かっていくという状況については理解をいたしました。関連して、2番の「老朽化した施設の更新や耐震化について、どのような計画を持っているか」ということで、管路の耐震化につきましては、答弁書にもありましたように、延長 348 キロメートルということでありますから、これにつきましては、年数と費用がかなりかかるものと思われますので、これはもう今後もいかに計画的にこれを進めていくかということが一番大事なことだと思いますし、それにまつわります管路の整備計画というものも早急に計画をして、順次取り組んでいかなければ、何せかんせ何においても水はライフラインという中での一番重要な一つでありますので、この点については取り組んでいただきたいというふうに思います。また、札内配水池であります。これについては、もう逆に言えば、幕別町の水がめと言ってもいい施設ではないかなというふうに考えております。その中で、耐震性にまだ不足をしているということがあるということでございますので、これについても早急な対応をしていかなければ、胆振東部地震のように大きな地震が来た場合においては、本当に断水という非常に住民生活に大きな影響を及ぼすわけでありますので、これについても早急な取組をしていかなければならないと思います。またその中でも、近年設置をしました耐震性貯水槽の関係であります。これにつきましては、先般の議会の中でも、昨年、越冬時におきまして不具合があったということで、それについての対応は4基について全て行われたということでありますけれども、しかしこの耐震性貯水槽というのは、やはり一つの管路がそこの部分で、極端に言えば、非常に太くなって、滞留型というお話は聞いていますけれども、やはり長年の使用によって、中に何ぼ浄水で殺菌、沈殿をしているといっても、内部の衛生管理というものが問題にはなってくるのではないかなというふうに思うところであります。こういう耐震性貯水槽を設置しているところでは、他自治体では点検をされているというお話も聞いておりますけれども、その点についても、幕別町でも4基設置が完了した段階での、今後の耐震性貯水槽の点検・整備のあり方等についてお答えをいただきたいなと思います。

答弁 水道課長 山本充(水道課長は2019年12月まで)

耐震性貯水槽の維持管理についての質問だと思いましたけれども、耐震性貯水槽につきましては、これまで4基を設置・整備しておりまして、全て公共施設の駐車場内に設置しております。維持管理につきましては、適宜、動作確認等を行ってまいりましたが、本年3月、札内中学校に設置しております耐震性貯水槽の機材の一部が凍結し、破損し、漏水する事故が発生いたしました。このことから、機材につきましては修繕をいたしまして、それとあわせて防寒対策といたしまして、緊急遮断弁室と給水栓室の内側に、発泡ウレタン塗装を4基全てに実施しております。災害時の必要な飲料水の供給を行う施設でありますことから、4基全て次年度からは、年1回、春に貯水槽の機材とエンジンポンプの点検を行うほか、貯水槽内にカメラを入れまして中の状況を確認し、適宜、清掃等を実施し、適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 8番 小川純文

貯水槽については、今後は点検をしていくということでありますから、これもいざというときに動かなければ何もならないものでありますから、特に貯水槽の内部というものの衛生管理、またエンジンポンプという関係も、ある面でいったら、燃料を使うものですから、長期使用がない中で、本当にそういう災害必要時が起きたときに動かないというのが、結構まれにある話でありますので、やっぱりそういう機器の点検・整備というものは、常日ごろの管理が一番大事だと思いますので、その点については確実に進めていっていただきたいと思います。また、配水池の耐震整備等々も早急な中で行っていただきまして、本当に災害時に水がめがだめになったということにならないように進めていっていただきたいと思います。続きまして、3点目の地域住民が管理運営している明野新川水道の今後のあり方についてということで、明野新川水道も設置から約 35 年ほどもたっておると思いますけれども、町水道と同じく、管の耐震性というものには非常にやっぱり危惧されるところであります。ただ、この明野新川地区に布設されました管につきましても、相当な距離数があるものですから、組合としては管の維持をするだけであって、これからの中では、非常に組合もこういう補修はしていけるかもしれないですけれども、将来的なものはなかなか厳しい現状にあるのかなと。また、あそこの組合さんにおかれますと、受水量、給水量も減っていますし、今まで、以前、設立には工場とか、受水の大きな企業さん等もあったわけですけれども、そういうものも閉鎖されて、給水量が減少しているということは、集める使用料金の関係の総額も減ってきているということで、何とか地域として、自賄いの中で運用をされていますけれども、今後においては、農家戸数の減少等々もあり、今後はなかなか運営のほうも厳しい状態になってくるのではないかなと。そういう中におきましても、先ほどもありましたけれども、町としてもできる限りの支援、対応、助言というのはしているということでありますので、今後ともやっぱり地域の方々と密接な連携をとりながら、行く行くは将来の明野新川水道については、どのような形に持っていくかを、町としても今後の中では検討を要する時期には来ているのではないかなと思いますので、そこら辺を地域との連携をとりながら進めていただきたいと思います。また、地域水道の中で、簡易水道が各場面、場面にありますけれども、簡易水道におきましても、大半が伏流水というか、直接、原水を川から受水するわけではなくて、伏流水を使った井戸方式の原水の需給が大半だと思うのですけれども、新和簡水につきましては、原水を直接、河川からとっているという関係もありまして、これは将来、長期的にわたって大丈夫なのかなと。また、近年、地域の簡易水道の中で、営農用水の関係でありますけれども、6月、7月の営農用水が使用が多くなる時期におきましては、水不足と、水の供給不足という現象も生まれてきております。そのような関係につきまして、町としてはどのようにお考えをしているかお聞きしたいと思います。

答弁 建設部長 笹原敏文(建設部長は2021年9月まで)

上水道区域に隣接をしている新和簡水の関係なのですけれども、水量不足の関係につきましては、現状は、送水ポンプのオーバーホールですとかで送水能力を確保するですとか、また、どうしても足りないときは、給水タンク車を用いまして補給をしているということで対応をしております。かつて、今現在、膜処理設備というのを設けているのですけれども、それを導入するかしないかというような検討の際に、上水道区域との統合も検討したのですけれども、その際に、やはりちょっと配水池までの距離が結構長いというようなことと、あと標高がちょっと高くて、ポンプ設備ですとか電気代ですとかというような、そうした経費がかかるというようなことで、統合については不利ではないのかということで、膜処理設備を設けたという経過がございます。ですので、今現在、今の現状の新和簡水の区域を維持した場合ですとか、また、隣接する簡易水道、幕別簡易水道なのですけれども、そちらと統合するとした場合ですとかというようなことを含めて、今後のあり方を今現在検討している段階でございます。今年度末までに、その検討について結果を出していきたいなというふうに考えております。

再質問 8番 小川純文

施設等も結構、経過年数、経年をいたしまして、老朽化もしているわけであります。簡易水道、幕別簡水、いろんな簡易水道がありますけれども、その簡易水道は簡易水道なりにいろんな問題点、今後の課題というものがあろうかと思いますけれども、やはり水という一番責任を持って供給をしなければならないものでありますので、その点につきましてはきちっと、町の水道という中におきまして、責任を持った今後の計画を立てていただき、順次進めていっていただくことが、安心した供給体制というものをつくれるのではないかというふうに思いますので、まずは検討結果を見てみたいというふうに思います。続きまして、2番の十勝中部広域水道企業団の受水費についての関係であります。この関係につきましては、新聞報道で非常に騒がせていろいろ話題になったわけでありますけれども、先ほどのお話によりますと、白紙に戻ったということで、まずは、これは何だったのかなというところではありますけれども、今回、こういう水道にまつわる企業団の関係でありますから、町直接ではないので、深い部分はあるかと思いますけれども、報道された関連の内容の中でお聞きをさせていただきたいと思います。今回、問題になった施設建設費的、固定費的な分担の方法と、受水をするときの従量料金というのですか、この経常的費用という中での割合の関係が、今回非常に問題になったのではないかなと思うところではありますけれども、この関係で新聞では、帯広市の単価が町村の2倍になっていると、町村の費用まで帯広市が負担をしているというような報道が、新聞、これは本当なのかどうなのかわかりませんけれども、あったわけでありますけれども、この点についてもう少し内容のご説明をいただきたいと思います。

答弁 水道課長 山本充(水道課長は2019年12月まで)

新聞では、帯広市の単価が町村の2倍であるということで、その中身ということですけれども、先ほど答弁にありますように、受水費については、受水費のうち基本料金については、責任水量に応じて定額、そして従量料金については、受水量に応じて変動する仕組みとなっております。このことから、受水量が多ければ多いほど分母が大きくなりますので、その大きくなったことによって単価が安くなります。そして、受水量が少なければ少ないほど分母が小さくなるということで、単価が高くなるということになります。これを責任水量と受水量の関係で見ますと、本町の場合は責任水量が1万 300 トン、実際の受水量が 6,627 トンであり、受水量を責任水量で割った割合、いわゆる使用割合につきましては約 64%となっております。一番大きい帯広市では、責任水量が8万 5,650 トン、実際の受水量が1万 7,540 トンということで、使用割合は約 20%にとどまっておりまして、本町と比較して乖離が大きい状態となっております。このことから、単価差が生じる一番の原因は、その基本料金の算定根拠となっております責任水量と実際の使用している受水量、この乖離が原因となっております。帯広市の受水費の単価につきましては、1トン当たり 164 円となっておりまして、基本料金の負担割合が大きい一方で、実際に使っている受水量が少なく、責任水量との乖離が大きいことから、この少ない受水量で割り返して算定した結果が、単価が大きくなっているという状況でございます。一方、本町においては、責任水量と実際の受水量の差が、乖離が比較的小さいものですから、使用割合が比較的高いということで、結果的には受水費は本町においては1トン当たり 72 円ということで、単価が安くなっております。新聞の報道でもありましたけれども、町村の費用まで負担しているというような内容も書かれておりましたけれども、先ほどの答弁のとおり、単価自体は安くなっておりますけれども、基本料金は本町の持つ責任水量で、従量料金は実際に使用した受水量で負担しておりますので、こういった事実はないものと考えております。

再質問 8番 小川純文

基本料金につきましては、この企業団設立時、この中部企業団の水道施設を、受水施設をつくるときに、各自治体がそれだけの使用を目標として設定された数字とお聞きしております。ということは、幕別町におきましては、今、上水道につきましては全量を企業団からの受水という形でやっておりますので、基本料金に対する基本料、責任水量に対する実際の水の使用量も大きな乖離がないという現状でありますけれども、今回、問題になりました帯広市で見てみますと、約7割の責任水量を、帯広市は設立時、提案をして、企業団の中での責任水量の位置を確保したという現状の中で、実情としては、企業団からの受水が非常に少ないと。なぜなのかといいますと、帯広市のほうにもいろいろお聞きしましたら、帯広市の場合は混水をしているという、混水という言い方がどうかはわかりませんけれども、稲田浄水場、幕別から橋を渡っていっても浄水場があるわけでありますけれども、あそこの浄水場の水と企業団の水を両方併用して使用されておると。稲田浄水場のほうが、何か聞くところによると、多いというように聞いておりますので、そうなりますと、責任水量に対する使用量が少ないということで、今回、帯広市から提案があったのかなと思いますけれども、最初の段階でそれだけの枠といいますか、権利、責任分担をしておきながら、使っている量が少ないからというのは、なかなかちょっと不具合が、感覚的にも企業団としての運営は、これ以上は私どもが言える範囲ではないとは思うのですけれども、そういう乖離があった中で、今回こういう新聞報道になったのかなというふうに考えているところであります。この単価が生じますけれども、責任水量と受水量の乖離の大小によって単価に差が生じるということであって、町村の費用を負担しているということはないということで、これについては間違いないでしょうか。

答弁 建設部長 笹原敏文(建設部長は2021年9月まで)

先ほどからの答弁のとおり、算定根拠を見ましても、我が町の必要とされる受水費をお支払いしていますので、他の町村に負担をしていただいているという、そうした事実はないというものです。また、小川議員のおっしゃるように、責任水量自体はそれぞれの市町村が、これだけ必要だということで求めて決まったものでございまして、それをどれだけ使うのかというのも、またそれぞれの市町村の判断なのだろうなと思います。本町の場合は全量受水をしていますので、もう選択の余地はないのですが、ほかの町では別に水源があって、そことの調整ができるという場合があります。それにつきましては、当然それぞれの市町村も、水道事業経営を鑑みて決定をしていることなのだろうなというふうに考えておりますけれども、そのようなことも結果として、この受水費の単価に一例としてあらわれていることなのだろうなというふうに考えております。

再質問 8番 小川純文

白紙になったということですから、一安心はしているのですけれども、もしこれが白紙にならないで、今後も、31 年度までの今取り決めですので、32 年度からまた取り決め方法という中で今回あったと思うのですけれども、もしこういう今回の話が現実になった場合、幕別町は2倍になるという話も出ていましたけれども、本町の水道料金への影響は、こういう場合になったときはどのような影響が出ると想定されたのでしょうか。

答弁 建設部長 笹原敏文(建設部長は2021年9月まで)

先ほどの答弁の中で、負担の割合は 2.1 倍、29 年度決算ベースでの単純な試算で言いますと、1億円、一応増額となるということでお答えをいたしましたけれども、実際に新たな負担方法でと提案がありましたのは、32 年度からの施設整備に要する起債の元利償還金の負担割合を新たな負担方法でということでありましたので、いきなり 32 年度から1億円余りの負担が本町の場合増えるということではなくて、少しずつ少しずつ負担が増えていくというようなものでありました。ですので、32 年度時点では、それほど大きな負担増になるものではなかったのではないかというふうに推定はしておりますけれども、会議の中では、具体の事業計画が示されておりませんでしたので、その影響の額までは現時点でちょっと示せる状況にはないというものであります。

答弁 町長 飯田晴義

これ、10%増えるからよくて、2.1 倍だからだめだという、そういう議論ではなくて、やはり建設時において、各構成市町村がどれだけの水を使うのだということを申し出をして、それによって施設規模が決まっているわけですから、それを今使ってないから減らせという、そういう論法は成り立たない。自分たちが申し出てつくった施設の償還、これは責任を持って各市町村が払っていただくというのが筋でありますので、これは到底、再度話があったとしても、受けざるものではないというふうに考えております。

再質問 8番 小川純文

今、町長のほうから答弁をいただきまして、そのとおりであると。最初の責任、約束したことは守ろうよというのが、今回の基本ではないかなというふうに思います。今後、この水道事業団が、今後において設備投資がどのようにされるか、まだ全然見えてない段階でありますので、今、建設部長が言われたとおりの水道料金の変動に大きな影響を及ぼすことは、今のところは想定がないということでありますので、安心したところでありますけれども、今後、本当にこの企業団の申し合わせ事項が途中で変わるというようなことがないように、企業団運営、構成町村である幕別町も、やはりそこら辺は腹を持って取り組んでいただかなければならないと思いますけれども、最後にまた、今後こういう企業団等々に対する町の基本姿勢をお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

これは繰り返しになりますけれども、やはり建設当時、みんなが約束したものについてはしっかりと守っていくということが必要であります。ただ、この施設を、今後、縮小した形で全く違う形の建物を建てるというときには、それはまた違った考え方があっていいのだろうと。今まであった施設を改修するなり、あるいは耐震化するというのは、当時の責任において、その水量において負担をすべきだというふうに思っております。

出典:幕別町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる