幕別町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月5日
乳がんの治療について
2017年9月5日、幕別町議会の一般質問で、岡本眞利子議員が「乳がんの治療について」質問し、町長 飯田晴義、保健課長 白坂博司、住民福祉部長 合田利信が答弁しました。
- 質問者
- 岡本眞利子 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、保健課長 白坂博司、住民福祉部長 合田利信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 岡本眞利子
通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。乳がんの早期発見・早期治療のための対策。乳がんは、日本人の女性 12 人に1人の割合で患い、年間1万 3,600 人の方が亡くなっております。乳がんは、30 代から罹患し、40 代、50 代が非常に多く、働き盛りの女性に多いがんです。乳がんは、早期発見・早期治療を始めれば、5年の生存率は9割に及びます。そのため、何よりも大切なのが早期発見のための検診です。2006 年にがん対策基本法が成立し、本町としても乳がん検診のための助成を行い、さらには、はがきなどで個別に受診を勧めるコール・リコールの実施などで、検診率の向上の推進を図っております。乳がんの治療については、10 年前にマンモグラフィーをもっと普及していくべきだとの声を受け、検診にもマンモグラフィーの導入が行われております。国立がん研究センターがん対策情報センターの調査によりますと、2007 年の受診率は 24.7%だったのが、2013 年には 34.2%と、少しずつではありますが着実に増加しております。しかし、アメリカの80%、イギリス、フランス、そしてドイツ、カナダの 70%と、欧米諸国に比べると半分以下であります。日本では、女性の 12 人に1人ががんにかかっているにもかかわらず、受診率に結びついていないのが現状であります。特に、女性特有のがんの受診率の低さは課題です。昨年、乳がんと闘う一人の女性のブログが注目されました。34 歳、子育て真っ最中のその方は、パチンコ玉ぐらいのしこりに気がついたときには、既にステージが高く転移しており、3年の闘病生活を送り、ことし6月に亡くなられたこともあり、乳がんについては世間の関心が高まっております。そこで、以下の点について伺います。①乳がん撲滅のための取組と現状について。②現状の乳がん検診の対象者年齢について、町の見解は。③自己検診、セルフチェックの啓発については。④乳房自己検診グローブの配布について。⑤今後の個別検診の受診勧奨について。⑥ピンクリボン月間のキャンペーンの取組は。以上であります。
答弁 町長 飯田晴義
岡本議員のご質問にお答えいたします。「乳がんの早期発見・早期治療のための対策」についてであります。我が国の女性の乳がんの罹患数は、国立がん研究センターによると、2012 年の公表数値で7万 3,997例(上皮内がんを除く)と、女性のがん罹患全体の約 20%を占め、罹患数では第1位となっており、一方、5年相対生存率は他のがんと比較して高く、9割を超えておりますことから、乳がんは、早期発見、早期治療をすることで高い確率で治癒することが期待できる病気と言われております。このことから、本町におきましても、厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」に基づいて、乳がん検診を実施するとともに、住民の健康増進に関する基本計画「まくべつ健康 21」において、基本目標である健康寿命の延伸に向けた評価指標として、乳がん検診の受診率の目標を 50%に設定し、受診率向上に向け各種受診勧奨に取り組んでいるところであります。ご質問の1点目、「乳がん撲滅のための取組と現状について」であります。乳がんの撲滅、治癒には、早期発見が大変重要であり、本町では国の指針に基づき、40 歳以上の偶数年齢の女性を対象として乳がん検診を実施しており、集団検診は毎年 10 月、幕別地区、忠類地区で各1日間、札内地区で4日間の日程で実施しているほか、年間を通して乳がん検診の受診が可能な帯広市内の5医療機関を指定し、受診機会の確保に努めております。なお、平成 28 年度の受診者数は 741 人、受診率は 25.5%となっており、前年度と比較して 17 人、0.5 ポイントの微減となっております。ご質問の2点目「現状の乳がん検診の対象者年齢について町の見解は」についてであります。厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」では、国の指針の見直しに係り、平成 27 年9月に「がん検診のあり方に関する検討会中間報告書」を取りまとめております。この報告書によりますと、乳がん検診で健康な人にマンモグラフィーを使用する場合は、放射線被曝の不利益を考慮する必要があるとし、検診開始年齢が 40 歳以上であれば、検診により乳がんを防ぐことができる利益が放射線被曝の不利益で死亡するリスクを上回る可能性が示されているとして、対象年齢は、乳がんの罹患の動向等とあわせて判断し、40 歳以上が妥当であるとしております。このことから、本町では、指針に基づき、40 歳以上の偶数年齢の女性を対象に乳がん検診を継続してまいりたいと考えております。ご質問の3点目「自己検診、セルフチェックの啓発については」であります。日本乳癌学会の全国乳がん患者登録調査報告では、2011 年次における4万 8,262 の登録症例中、自己検診により自分でしこりなどに気づく自己発見が2万 6,888 症例と、全体の 55%強となっております。本町では、自己検診が乳がんの早期発見に有効な手段の一つとして積極的に啓発していくべきと認識しており、集団検診において、啓発用パンフレットや模型を配置するとともに、指針に基づき問診時に自己検診についての保健指導をしているほか、9月号の広報紙において、乳がん及び子宮がんの特集を組み、その中で自己検診の方法についての記事を掲載するなど、啓発に努めているところであります。ご質問の4点目「乳房自己検診グローブの配布について」であります。乳房自己検診グローブとは、三層構造になっている樹脂製フィルムを手に装着して、月1回、乳腺を触診するもので、使い捨てとなっております。本町では、日本対がん協会などが示しているように、素手で行う自己検診方法によっても、十分にしこりなどの異常を発見できる有効な手段であると考えておりますことから、今後も自己検診について、広報紙、パンフレットなどを活用して周知に努めてまいりたいと考えております。ご質問の5点目、「今後の個別検診の受診勧奨について」であります。本町の検診受診率は、平成 28 年度で 25.5%と、「まくべつ健康 21」における目標値であります 50%から見ると、まだまだ低い状況にあります。このことから、受診率向上に向け、個別の受診勧奨として、検診対象者のうち 40 歳の方への無料クーポン券の送付や、42 歳以上の方へは受診勧奨はがきの郵送のほか、乳幼児健診や健康相談など母親が集う場においても個別に受診勧奨を行っております。このほか、検診受診の動機づけとなるよう、昨年度は、北海道マイレージ事業、本年度は健康ポイントラリー事業を実施するなど、さまざまな取組を行っているところであります。今後におきましては、現在、取り組んでいる個別の受診勧奨を継続して実施するほか、厚生労働省が効果的な手法として紹介している不定期受診者に対する勧奨や、かかりつけ医に対する個別受診勧奨の協力要請を行うとともに、先進事例についても研究を進め、粘り強く受診率の向上に取り組んでまいります。ご質問の6点目「ピンクリボン月間のキャンペーンの取組は」についてであります。ピンクリボンとは、乳がんについての正しい知識を知ってもらい、その結果、乳がんから一人でも多くの人を守ろうという運動であり、特に毎年 10 月はピンクリボン月間として、行政、市民団体、企業などで啓発活動が行われております。道内では、千歳市で、10 月に市役所や乳がん検診実施医療機関の職員が、ピンクリボンを胸元に装着するとともに、検診時に受診者に自己検診を勧めるチラシとリボンを配布しているほか、市内の企業も、事業所内に啓発ポスターを掲示するなどの協力をしております。また、帯広市では、「Pink Ribbon in おびひろ」として、企業と連携した乳がん予防のためのキャラバンの実施や、市役所においてパネル展を開催するなどの取組を行っております。本町では、毎年 10 月のピンクリボン月間に合わせて乳がん及び子宮がんの集団検診を実施しているところであり、本年度は新たに、9月号の広報紙に乳がん及び子宮がんの特集と集団検診の受診勧奨の記事を掲載するとともに、女性特有のがんの啓発パネル展を開催する予定であります。以上で、岡本議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 9番 岡本眞利子
では、再質問をさせていただきますが、まず、再質問の前に、今回の質問に当たりまして、私、民生常任委員長としての思いと、また女性の立場という観点から質問をさせていただきます。乳がんは、世界的に見ても、女性に大変多く発症するがんです。日本では、年間9万人の女性が乳がんの告知を受けております。また、乳がん患者は年々増加傾向にあり、生涯のうち乳がんになる女性は、50 年前は 50 人に1人だったそうですが、現在では 12 人に1人と言われております。日本人女性で最も亡くなる人が多いのはがんですが、大腸がんが一番多いそうです。罹患数が最も多い乳がんは、死亡率は第5位といいます。乳がんは、かかる人は多いのですが、命を落とす率は大変低いがんであることがわかります。そこで、今回の質問の1番目の乳がん撲滅のための取組と現状についてでありますが、乳がんの原因としてさまざまな要因があり、一つのことが原因ということは言えないそうであります。女性ホルモンであるエストロゲンは、乳がんの発生過程に深いかかわりがあるそうです。乳がんになる可能性を高めるリスクファクター、いわゆる危険因子が幾つか挙げられるそうです。もう皆様もご存じのように、年齢が 50 前後がピークである、早いときの初潮、また初産が遅い、あるいは出産経験がない、母や兄弟に乳がんのいる人があるということと、さまざまな要因がありますが、今、町長のご答弁にもありましたように、検診がいかに重要であるかということであります。まくべつ健康 21 では、30.7%と示しておりますが、この数字を見ますと、年々低下傾向にあります。その中でも、低下傾向にある中にもかかわらず、29 年度の数値目標が 50 と掲げております。これは、どのような手法をとり、検診率の向上を図ろうと考えたのかをお伺いいたします。
答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)
乳がんの受診率の向上のために、どのような施策をということでありますけれども、本町としましては、受診率向上に向けて、各種受診勧奨を行っているのですけれども、特に大事だと思っているのが個別の受診勧奨なのですけれども、個別の受診勧奨につきましては、無料クーポン券の配布やはがきによる受診勧奨ということでありますけれども、まくべつ健康 21 の中では、目標値 50%ということで掲げているのは、これは国の目標が 50%ということもあって、50%という形の目標を掲げているところなのですけれども、これに向けて、今後どういったことでこの目標に近づけていくかということで、今年度から特に力を入れて取り組んでいるのが健康ポイントラリーでありまして、こちら検診の際に個別に参加を勧めるなどしていることによりまして、今年度、現在までで793 人の方が参加をしているというところであります。現場の声としましても、特定健診のみ受診したいとかいうような方に、ポイントになるのでがん検診もぜひ受診してみませんかというような紹介をすると、がん検診の受診につながったりということもありまして、実際このポイントラリーが受診率向上につながるかは、年度途中なので、年度が終わってみないと検証はできないところでありますけれども、大変多くの方にご参加いただいているということからも、検診受診のきっかけの一つにはなっているのかなというふうに考えておりますので、来年度もさらに工夫を凝らして実施することで考えておりますので、より多くの方に参加していただいて、受診率向上、そして健康寿命の延伸につながるよう努めてまいりたいというふうに考えております。
再質問 9番 岡本眞利子
ただいま課長にお答えをいただきましたが、この 50%という目標でありますが、これは平成 21 年より厚生労働大臣ががん検診 50%推進本部を立ち上げまして、それから毎年 10 月にキャンペーンということでこのようにされているということで、どこも 50%には満たないということで継続されているようでございますが、国の指針がこのようになっているから、うちの町もこのようだというのは、目標を掲げたということでございますが、高い目標ということは確かにいいことなのですけれども、数字的に見てみますと、平成 26 年には 29.2%、平成 27 年には 26%、そして 28 年には先ほど答弁にもございましたように 25.5%と、だんだんと低下傾向にある中で、この 50%に目標に向けてこのような数字を掲げるというのはどうなのかなというふうに感じたのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 住民福祉部長 合田利信(住民福祉部長は2019年12月まで)
乳がんの受診率の関係なのですが、現在、昨年度から受診率の算定に当たって、分母、対象者数の見直しがあったものですから、一昨年 26.0、昨年が 25.5 と低い状況ですが、もともとがん検診の受診率につきましては、市町村独自の対象者数をはかっておりましたので、平成 22 年度でいきますと 37.2%、23 年度でいきますと 34.5%と、そういった形でだんだんと受診率が上がってきていると。ただ、この対象者数と受診者数の問題がありまして、実際に当時から見ますと、昨年の受診者数のほうが断然多いと。ただ対象者数の考え方が国の考え方に合わせたものですから、現状的には 25.5 と低いと。それと、まくべつ健康 21 の中で、50%というのは、その 22 から 23 という形でだんだん右肩上がりを目指して設定したものですから、特にやっぱり 50%という高い目標ではありますけれども、国より下回った目標設定値をするわけにはいかないということもありますので、現状としてはこういう形で設定したところであります。以上です。
再質問 9番 岡本眞利子
今の部長の答弁でよくわかりましたが、確かに本当にポイントラリーということで、住民の方からもちょくちょく声を聞きますので、やはり何かをきっかけにということで進めていただきたいと感じるところでございます。では、2番目の質問なのですけれども、現状の乳がん検診の対象者年齢についてでございます。乳がんの対象者年齢ですが、国の指針で 40 歳以上と定めていることから、本町としても 40 歳以上になっておりますが、現在では、30 代から増加を始め、40 代後半にはピークを迎え、比較的若い世代で多くなっております。これからは 30 代の乳がん対策も大切になってくるのではないかと思います。そこで、年齢別の受診率のデータをもしお持ちでしたら、お示しいただきたいと思います。
答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)
がん検診の年齢別の受診率のデータということなのですけれども、10 歳刻みで申し上げさせていただきますけれども、40 歳以上の偶数年齢の方を対象としておりまして、40 歳代が 33.6%、50 歳代が 22.1%、60 歳代が 14.4%、70 歳代以上が 7.7%というところであります。
再質問 9番 岡本眞利子
ありがとうございます。やはり 30 代はわかっていらっしゃらないということですよね。やはり今、若い人たちに大変この乳がんにかかりやすいということであります。では、今このように数字を示していただきましたが、では受診率の平均は、全国また道、幕別町ということでおわかりいただけましたら、お示しいただきたいと思います。
答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)
全体の受診率、平均の受診率ということなのですけれども、幕別町におきましては、先ほど述べさせていただいた 25.5%で、全国でいきますと 34.2%、北海道で 28.6%というような状況となっております。
再質問 9番 岡本眞利子
全国、または北海道、幕別町というふうにこのようにちょっと数字を出していただきましたが、その中でもやはり幕別町は、北海道の中でも低いということでございます。したがいまして、この 40 歳以上というより、町独自で年齢を引き下げて、検診のしやすい体制を検討してみるのはいかがかなと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
これは、最初の答弁にもお答えしましたように、人体に与える影響、被曝ですね、それと救われるメリット、これをはかりにかけたときには 40 歳代が好ましいだろうと、そういう科学的なデータが出ておりますので、それをあえて幕別町においてそれを看破するというか破るような理論もありませんので、そこは従来どおり 40 歳以上でやっていきたいというふうに思います。ただ、やはり大事なのは、最終的に早期発見、早期治療に結びつけるということでありますので、そこは自己検診のところに十分力を入れるべきだというふうに思っておりまして、30 代あるいは 20代から自分で触診をすると、1日1回は触れてみるという、そういうようなことを啓発することが大切なのかなというふうに思っております。で、検診につきましては、従来どおり 40 歳以上ということで考えております。
再質問 9番 岡本眞利子
今、町長の答弁で、次の私の質問に入っていたのですけれども、この検診につきましては、やはり 40 歳未満になりますとマンモグラフィーなんかは、やはり乳腺が発達しているため乳腺の異常がわかりづらいということもあるのです。また、町長のお答えいただきましたとおりのところがあるのですけれども、早いところはもう 35 歳から勧めている自治体もあるということでございますので、そのようなこともうちの町としてもやっていただけないかなということで申し上げたわけであります。町といたしましても、厚労省の基準に基づいて、さまざまな判断をしなくてはいけないということが十分わかりますが、町民の健康と安全を守るための仕事をしていただくという、町の役割ということでは考えられないかなということで質問させていただいたのですが、その点についてはいかがですか。
答弁 町長 飯田晴義
先ほども申し上げましたように、最終的には早期発見、早期治療につなげていくことが一番大切であります。そのことによって命が救われるということになりますので、そこはやはり検診に頼るのではなくて、やはりその方は日常的に自分のチェックができるわけですね、胸を触ることによってチェックができるわけですから、そこをやっぱり日常的にやっていただく。そこで、もし異常を感じれば、超音波をしてもらう、さらにはマンモグラフィーをしてもらうと。そんな段取りが一番私はいいのかなと。日常的にやはり本人が健康に対する、がんに対する意識を高めていくことが、一番早期発見、早期治療に結びつくであろうというふうに考えております。
再質問 9番 岡本眞利子
そのとおりですね。早期発見、早期治療ということで、一番自分で感じなければいけないということで、では、質問3番目に移りますが、3番、4番がリンクしてしまいますので、今、町長お答えいただいたのですけれども、乳がんは自分で発見できる唯一のがんです。それは、日ごろから自己触診による体の状況のチェックが一番大事かと思います。先ほどもありましたが、今月の広報にも、乳がんのセルフチェックが掲載されているところはもう本当に評価するところでありますが、それをいかに見ていただくかが難しいところではないかと思います。それは別の問題ですので今は触れませんが、自己検診グローブの件で申し上げたいと思います。実は、自己検診グローブということで、私、実物をきょうお持ちいたしました。見たことがない方がすごく多いかと思うのですけれども、これが自己検診グローブといいまして、本当に先ほど町長の答弁にもありましたが、本当に樹脂が3枚になっていて薄いのですけれども、これをこうはきまして検診をしていただくのですけれども、これを手にはめまして指先の感覚が鋭敏になり、髪の毛1本分の凹凸までわかるようになっており、より小さな病変にも気づける可能性が高く、月1回の自己検診で乳がん検診の第一歩を踏み出すことができるのではないかと私は思います。したがって、乳がんに対しての啓発の手段、ツールとしても有効ではないかなと考えるところであります。自己検診の、先ほど町長も言われましたが、自己検診の大切さを本当にアピールするということが町にとっては大変重大なことではないかと思います。答弁の中には、このグローブのことはそういう説明ということで出ておりましたが、今後、調査・研究を進めていただくという考えがないのかお聞きいたします。
答弁 町長 飯田晴義
自己検診グローブ、この性能というか、そのことによって発見される、髪の毛1本でもわかると、そのことは全く否定するものでもありませんし、それはやっていただくことについては、大いにいいことだなというように思います。ただ、問題は使い捨てなのですね。月1回で使い捨てということでありまして、これ1枚 500 円ほどするのですね。何か5枚で 2,700 円という、そういう製品もあるらしいですけれども、そうなると経済性と、それともう一つ手軽さという点でいうと、やはり自分の手で触診をすることにまさるものはないのかなと。ただ、その制度は別にして、少なくとも自己触診をすることによって、全くわからないわけではありませんので、そこをまずやっていただいて、ちょっとでも異常を感じれば、次の医療機関にかかっていくということをまずやっていただきたい。そして、グローブについては、こういうものもありますよということは紹介できるかなというふうに思っております。
再質問 9番 岡本眞利子
そうですね。確かに、単価的にも1枚 500 円ということですので、なかなか大変なところもあるのですけれども、まず自分の手でというよりは、手よりももっと敏感ですので、すごくわかりやすい、これがもう使わなくてもできるようになれば、もう一番いいことであるのですけれども、まずこのグローブの存在をわかっていただく、認知していただくということが大事ではないかなと思います。これを例えば成人式で成人を迎えた女性に配布するなど、イベントなんかでまずこのグローブのことをわかっていただく、意識づけをしていただくということも大事ではないかなと思います。二十歳以上の女性に全員配るのではなくて、イベントとかそういう成人式のお祝いにということで、セルフチェックをして気をつけましょうということを位置づけるということも、大事ではないかなと思いますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
このグローブの有効性、有効精度が高いということは重々承知しておりますので、そこは、どういう機会がいいのかは別にしても、こういうものがありますよといったものは紹介をしてまいりたいというふうに思います。
再質問 9番 岡本眞利子
ぜひ、そうですね、何かの機会にお話をいただければいいかなというふうに思います。では、次なのですけれども、⑤の質問にさせていただきます。個別検診、集団検診の受診勧奨についてということでお聞きをしたところでありますが、個別検診とか、集団検診というとなかなか大変なことで、私もはがきをいただいておりました。このようにはがきをいただいても、見落としたりする人も少なくないのではないかなと思います。私自身も検診のはがきとはこれわかっておりましたが、ただ保管をしているだけで、対象者との意識はありませんでした。そのようなときに、再度電話をいただいたりファックスをいただいたりしたほうが、より効果的ではないかなと思います。以前にもやはり私も受けていますけれども、すっかりそれ忘れておりまして、このはがきが来ていたことに気がついたのですけれども、無関係の方より関心のある方を、以前に申し込みがあった人を対象にまず考えたほうが、受診率を上げる立場ではいいのではないのかなと思います。受診率だけが上がるのがいいとは言いませんが、まずそのようなところから声がけをしていくのが優先ではないかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 住民福祉部長 合田利信(住民福祉部長は2019年12月まで)
保健課のほうでは、経年受診、これ一番大切だということで、何らかの理由で検査があいた方、そういった方については、もちろん経年的に受診していただくようにリコールといいますか、勧奨しているところでございます。また、電話については、なかなか個人情報がつかみづらいということから、無作為にといいますか、電話帳に載っている方もいらっしゃるでしょうけれども、なかなか女性の方が名前が出ていない、電話番号が出ていないということがありますので、なかなか電話をもってファックス等で勧奨は難しいと。ただ、さまざまな機会を捉えながら受診勧奨はしているところでありますので、今後も引き続き、そういった機会を持ちながら、個別の受診勧奨に努めてまいりたいと考えております。以上です。
再質問 9番 岡本眞利子
アメリカでも、このコール・リコールがいかに効果的な手法であるかということも検証されております。私も以前、検診ではお電話をいただきまして、まだ予定が入っていないのですけれども、いかがですかという保健師さんのお電話をいただきまして、本当にそこで予約をしたのですけれども、そのようなところもちょっと便利かなということも考えたわけであります。また、今回の広報にも出されておりましたけれども、QRコードが載っていなかったのですけれども、QRコードなどで、あきの日程などもわかるといいのではないのかなと感じたのですけれども、その点はいかがでしょうか。
答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)
あき情報をオンタイムでということなのですけれども、以前もちょっと予算審査委員会か決算審査委員会かちょっとあれだったのですけれども、ホームページ上で逐一そういった情報を流してはどうかというようなご質問もあった中で、こちらでもちょっとそういった手法についても検討はさせていただいたのですけれども、なかなか随時そのホームページ上での更新ですとか、QRコードなどで、本当に最新情報を更新していくというのが、なかなか技術的にちょっと難しいということもありまして、それでちょっと今のところそういった形での周知というか、状況の情報についての提供というのは、ちょっとできていないというような状況であります。
再質問 9番 岡本眞利子
状況はわかりましたが、やはり受けたいなと思ったときに、もちろん埋まっていたら仕方ないのですけれども、それが連絡がとれればすごくいいのですけれども、そのときにとれない、自分が気がついたときに、夜中だったり、日曜日、土曜日だったりというと、なかなか連絡がとれないということもありますので、これ公開ができると、もちろんアップするのはなかなかちょっと大変かなと思うのですけれども、やはり町民がいつでも自分の予定に合わせて、この日があいているから、ではこの日だったらというのがわかると、すごくまた受診率にもつながってくるのではないかなと思います。大変難しいところもあるのかもしれませんが、また違う方法もとっていただきながら、あき情報などもちょっとお知らせをいただきたいなというふうに思います。では、最後の質問になりますが、10 月のピンクリボン月間です。これは、乳がんで死亡した女性の母親が、この女性の娘に、同じ悲しみを繰り返さないようにとの願いを込めて手渡したものが、ピンク色のリボンだったということで、10 月は乳がんの正しい知識を広め、受診を推進するために行われている世界規模のキャンペーンなのです。このキャンペーンには、今まで、講演とか、ビデオ上映、またチラシやティッシュなども配られている様子がなかったのではないかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。今後、若干展示などもことしは考えているということでございますが、がん検査の講演なども考えていってもいいのではないかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)
ピンクリボン月間のキャンペーンの取組なのですけれども、今年度につきましては、先ほど町長の答弁にもありましたように、パネル展を開催する予定であります。こちらについてちょっともう少し詳しくお話しさせていただきますと、10 月 23 日から 27 日の5日間なのですけれども、役場庁舎ロビーにて、がん検診や自己検診、がん予防などの啓発用パネルを展示すると。それとともに、触診モデルを胸に装着することでシミュレーター体験ができるようなもの、あとは、乳がんの断面模型の配置ですとか、自己検診や個別検診のリーフレットを皆様に配布するとともに、保健師による相談コーナーを設けるということで予定しております。パネル展の周知につきましても、広報 10 月号及びホームページのほか、公共機関等の窓口で周知リーフレットを配布するということと考えております。内容につきましては、以上なのですけれども、今岡本議員おっしゃいましたような講演ですとかそういったことも、今後はこのパネル展ですとかピンクリボン月間に合わせて、実施できるようなことも検討していきたいというふうには考えております。以上です。
再質問 9番 岡本眞利子
ありがとうございます。確かにそのような今まで催しがなかったと思うのですけれども、こういうこともさらにしていただきたいという思いであります。やはり若い女性に乳がん検診を位置づけるという、意識づけるということが一番大事ではないかと思いますので、今後さらに推進をしていただきたいと思います。また、がんに対しましては、国立がんセンターで、今後は血液1滴で 13 のがんの診断ができるという早期発見の新しい検査方法が発表されております。我が町といたしましても、検診率向上に向けて、そしてまた目標 50%に少しでも近づけるように、ぜひとも力を入れていただきたいと思います。また、町といたしましても、医療費の抑制にもつながることではないかと思いますので、今後さらに乳がんだけではありません、がん対策の取組を強化していただきたいということを申し上げて、私の質問を終わります。