幕別町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月21日
町と広域化された消防とが一体となった課題解決と今後の防災対策について
2017年6月21日、幕別町議会の一般質問で、寺林俊幸議員が「町と広域化された消防とが一体となった課題解決と今後の防災対策について」質問し、町長 飯田晴義、建設部長 須田明彦、防災環境課長 天羽徹、住民福祉部長 合田利信が答弁しました。
- 質問者
- 寺林俊幸 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、建設部長 須田明彦、防災環境課長 天羽徹、住民福祉部長 合田利信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 寺林俊幸
通告に従いまして、質問させていただきます。台風災害を踏まえた防災対策と広域消防の役割についてであります。近年、日本各地において地球温暖化による気象災害が多数発生し、甚大な被害に見舞われている。昨年、北海道においても観測史上初めて1週間に3個の台風が上陸し、続く 10 号の接近により十勝、上川南部に 500 ミリを超える大雨が降った。その影響により十勝全体では死亡者2名、不明者2名、負傷者1名、被害住宅 2,752 棟、避難者 6,244 名、被害総額は農業、公共土木、水産林業その他商工業、水道施設等合わせて 904 億円の甚大な被害額となった(道及び市町村分のみ)。それらを踏まえ各市町村では台風災害の検証、防災対策の協議がなされており、幕別町においても台風災害に係る検証報告が行われたところであります。各市町村における検証報告の中に共通する課題をもとに、十勝全体においての大規模災害に対して、町と広域化された消防とが一体となった課題解決と今後の防災対策について伺います。1、町内及び管内全体の災害情報の収集体制は。住民への災害情報の伝達方法は。2、とかち広域消防事務組合の災害時の出動態勢と町との連携は。3、自治会単位での防災訓練、防災教育による防災意識の高揚への取り組みは。あわせて職員の災害に関する知識・能力向上の対策は。4、要配慮者、社会福祉施設に係る把握と対応は。5、被害を最小限に食いとめるための河川のパトロール体制は。6、防災マニュアル内における災害対応のスケジュール表(タイムライン)の整備状況は。以上であります。
答弁 町長 飯田晴義
寺林議員のご質問にお答えいたします。「台風災害を踏まえた防災対策と広域消防の役割について」であります。昨年8月に発生した一連の台風の影響により、十勝管内を初めとする道内各地に甚大な被害をもたらし、本町においても、過去に例のない台風被害となりました。この経験を今後の災害対応に生かしていくため、検証作業を行い、3月9日の全員協議会において、課題についての対応策をまとめた最終検証報告をさせていただいたところであります。今後は、この検証を踏まえて、町民が安心して暮らせるまちづくりに向けて、これまで以上に防災・減災対策に取り組まなければならないものと認識いたしております。ご質問の1点目、「町内及び管内全体の災害情報の収集体制及び住民への伝達方法は」についてであります。初めに、町内の災害情報の収集体制については、幕別町地域防災計画に基づき、本庁、札内支所、忠類総合支所の各防災担当課において情報の収集・整理を行い、関係課との情報を共有するとともに、災害対策本部設置後は、本部情報連絡室において一元的に情報を収集し、情報共有を図ることとしております。また、十勝管内における災害情報の収集体制については、各市町村から十勝総合振興局に対して、災害対策本部の設置や、応急措置の状況等の災害情報、人的被害、住家被害等の状況報告を行い、管内の災害情報が十勝総合振興局に集約され、関係市町村に対し、最新の情報が提供されることとなっております。特に避難勧告や避難指示に直結する情報については、関係機関と迅速かつ十分な情報共有を図るため、国の直轄河川の水位状況については帯広開発建設部と、気象状況については帯広測候所と、道が管理する道路や河川の防災情報等については北海道と、町長に直接連絡が入るいわゆるホットラインが構築されているところであります。次に、町民への災害情報の伝達方法については、広報車、電話連絡、テレビのデータ放送、防災情報メール、町ホームページなど、さまざまな手段で情報の伝達を行いますが、特に町から個別に素早く情報を配信することができる防災情報メールは、有効かつ重要な情報ツールの一つでありますことから、公区長会議、出前講座等さまざまな機会を捉えて、登録の拡大に努めているところであります。なお、確実な情報の伝達には、受け手となる町民や事業所が、みずから情報を得るための手法、手段を理解し、伝達される情報の意味を正しく知ることが大変重要であることから、広報まくべつ3月号から防災特集として「防災ナビ」を定期掲載しているほか、公区・事業所等での出前講座を実施するなど、平常時からの防災教育に努めてまいります。ご質問の2点目、「とかち広域消防事務組合の災害時の出動態勢と町との連携は」についてであります。災害のおそれがある場合においては、あらかじめ、とかち広域消防事務組合幕別消防署から町に消防職員が派遣され、常に最新の情報を共有し、災害時には、河川の水位状況に応じて、消防職員の態勢確保を図り、災害の規模によっては、広域消防事務組合の特性を生かし、十勝管内の自治体間において、行政区域を越えた出動態勢を確立することとなっております。なお、昨年の台風災害では、浸水被害のあった相川、猿別地区での救助活動において、水難救助ボートが不足したため、池田消防署から水難救助ボートの支援を受け、救助活動を行ったところであり、広域消防事務組合の組織力が発揮されたところであります。ご質問の3点目、「自治会単位での防災訓練、防災教育による防災意識の高揚への取り組み及び職員の災害に関する知識・能力向上の対策は」についてであります。町では、平成 27 年度から5カ年計画による地域防災訓練を実施しており、3年目となる本年度は、四つの指定避難所、22 の公区を対象に実施する予定であります。対象公区の町民が自発的に訓練に参加することにより、自分や家族を守る「自助」の意識が芽生え、地域で協力し合いながら防災活動に取り組む「共助」の理解が進み、防災活動の意識と活動の推進が図られるものと考えているところであります。また、職員の災害に関する知識・能力向上の対策につきましては、職員研修の一環として地域防災訓練への参加や、既に実施しております災害対策本部設置訓練のほか、今月実施する災害対策本部運営訓練や避難所運営訓練などを通じて、職員の資質の向上に努めるとともに、継続的な訓練の実施により、確実な防災体制の構築を図ってまいります。ご質問の4点目、「要配慮者、社会福祉施設に係る把握と対応は」についてであります。大規模な災害発生時には、地域で暮らす高齢者、障害者、妊産婦、乳幼児、難病患者等の要配慮者の方は、災害情報の入手や自力での避難が困難なことから、深刻な被害を受けることが想定されます。国では、東日本大震災における要配慮者の死亡率が高かったことを教訓として、平成 25 年6月に災害対策基本法を改正し、市町村に対して、「みずから避難することが困難で避難に支援を要する者の把握に努めること」及び「避難支援等を行うための基礎情報となる避難行動要支援者名簿の作成」を義務づけました。この法改正を踏まえ、本町では、平成 27 年4月に「避難行動要支援者避難支援マニュアル」を策定するとともに、本マニュアルに基づき、「避難行動要支援者名簿」を作成しているところでありますが、今後は、名簿に基づき、介護支援専門員や民生委員等の協力を得ながら、避難行動要支援者ごとの緊急連絡先や避難時に配慮すべき事項などを記録した個別計画を、年内を目途に作成いたします。また、特別養護老人ホームやグループホームなどの高齢者施設、児童福祉施設等の社会福祉施設については、地域防災計画上、要配慮者利用施設と位置づけており、災害が発生した場合において、迅速かつ的確に対処するため、あらかじめ防災組織を整え、緊急連絡体制等を明確にする必要があります。特に洪水浸水想定区域に立地する要配慮者利用施設については、水防法において、洪水時の迅速な避難の確保を図るために必要な訓練その他の措置に関する事項を定めた避難確保計画を作成することが義務づけられており、町といたしましては、計画が作成されていない施設に対し指導に努めるとともに、緊急時における各施設への情報伝達の手段、手法を確立してまいります。ご質問の5点目、「被害を最小限に食いとめるための河川のパトロール体制は」についてであります。現在、幕別町内には、国土交通省が管理する河川が4河川、北海道が管理する河川が 18 河川、町が管理する普通河川が 154 河川あります。大雨による河川の氾濫被害を最小限に食いとめるためには、日ごろからの河川施設の維持管理の充実や危機管理体制の強化が必要であると考えております。これまでにこれらの対策といたしまして、帯広開発建設部及び十勝総合振興局帯広建設管理部におきましては、河川の流水を阻害している河畔林や河道に堆積した土砂の除去を行い、河川の流下能力の改善対策を実施していただいているほか、樋門・樋管ののみ吐き口に堆積した土砂除去を実施し、内水排除の改善にも取り組んでいただいているところであります。また、河川情報共有のための強化対策といたしまして、本年4月から猿別水門における水位を遠隔で確認できるように帯広開発建設部におきまして改善を行っていただいたところであります。町におきましても、樋門管理人との意見交換会や操作研修会の実施に加えて、河川の水位情報や降雨などの情報の伝達方法や情報共有方法等についても改善に取り組んでいるところであります。河川のパトロール体制につきましては、帯広開発建設部及び十勝総合振興局帯広建設管理部がそれぞれ日常の河川巡視のほか、出水時には緊急河川巡視や河川水位観測所における水位情報をあわせて河川監視を行っており、万一、堤防の破堤など甚大な被害が発生するおそれがある場合には、ホットラインで市町村長へ連絡が入る仕組みとなっております。幕別町で管理している河川は、条例で管理する小河川であり、そのほとんどが山林の谷間を流れる未改修の自然河川となっておりますことから、巡視に当たりましては道路と交差する付近の巡視に限られ、道路パトロールにあわせて、橋の前後の崩落点検などを行っております。今後におきましても、各河川管理者と連携をとるとともに、樋門管理人との情報共有や地域から寄せられる情報も活用し、被害を最小限に食いとめる対策に努めてまいりたいと考えております。ご質問の6点目、「防災マニュアル内における災害対応のスケジュール表(タイムライン)の整備状況は」についてであります。タイムラインとは、災害の発生を前提に、防災関係機関が連携して災害時に発生する状況をあらかじめ想定し、「いつ」「誰が」「何をするか」に着目して、防災行動を時系列で整理した計画であり、防災行動計画とも言われております。町防災対応マニュアルでは、河川の水位や降雨の状況など、刻々と変化する状況に応じて、段階的に警戒体制を構築することとしており、町では、関係機関及び町民と防災時における行動をまとめた「避難勧告の発令等に着目したタイムライン」を本年9月を目途に公表し、平常時から、災害時における避難勧告の発令のタイミングや行動手順に対する理解の促進を図ってまいります。また、昨年の台風災害における対応では、初動時における職員のとるべき行動を時系列で整理することが課題とされ、本年3月9日に報告いたしました台風災害対応についての検証報告において、今後に向けての改善策として、災害発生時における職員のタイムラインを示す「災害時初動対応マニュアル」を作成することとし、本年7月の作成を目途として作業を進めているところであります。以上で、寺林議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 17番 寺林俊幸
再質問をさせていただきます。今回の一般質問でありますけれども、昨年の8月の台風による甚大な被害は記憶に新しいところでありますけれども、特に十勝はもとより上川を含んだ広範囲にわたる大規模災害、これはこれまで経験をしない災害でありまして、気象庁などで発表している中には 200 年に一度とも言われる降雨がもたらした災害であったというような検証報告もございます。各地で地球温暖化が進んでいるという中で、道内においての、これまでの 100 年、主要観測地点7カ所の平均気温を調べたところ、1.6 度上昇していたということが札幌気象台のまとめで発表されております。その中で、帯広においては群を抜いて 2.4 度の上昇で、道内においては高い上昇温度であったということであります。さらには、今世紀末までには3度程度の気温上昇が見込まれているというようなことで、平均気温が上がるということは、当然雨雲が発達し強い雨が降りやすくなるということであります。平均気温の上昇が災害に直結するかということは、なかなかはっきりと言えることではないかと思いますけれども、多くの各地での災害状況を見ている中では、やはり温度上昇はこれにかかわっているのだろうというようなことが言われるわけで、道内においても、短時間に強い雨が降る例が増えております。昨年の夏のぬかびら源泉郷では、わずか2週間の間に 858 ミリの雨が降ったと、年間降水量の 65%と、それに当たる降雨量であったということで、今後、気象台では、今世紀末までにかけて温暖化はさらに進み、道内の降水量は 10%ぐらいは増えるであろうと。さらに、多くの地点で1時間に 30 ミリを超える急激な雨の回数がまずは増えるだろう、気象台としては、50 年に一度と言われていたような大雨が 10 年に一度というようなくらいのサイクルで降ってくるであろうというような予測も立てております。これまで北海道においては、台風被害はごく少ない被害で済んでいたのかなというようなことも思うわけでありますけれども、昨年の夏の台風被害を受けて、開発局、道が設置した対策検討委員会の中においても、過去の被害だけでなく、今後を見据えた将来の気候変動も見通し折り込んだ治水対策、避難体制の充実を目指すというようなことを報告しているところでもあります。これらを踏まえて、幕別町の今後台風災害における防災対策について、それぞれ項目を挙げて質問をさせていただきました。まず、一つ目の町内及び管内全体の災害情報の収集体制及び住民への伝達方法というところでありますけれども、答弁書の中でお答えいただいた内容のとおり、各市町村で災害に対しての対応状況等を十勝総合振興局で集約をされ、それをさらに市町村に対して最新の情報が提供されるというようでありますけれども、まずは情報収集という観点からお伺いをしたいというふうに思いますけれども、まずは日ごろの河川、道路状況等を踏まえた中での災害対応、情報収集活動がなされるだろうというふうに考えるわけでありますけれども。道路等については、日ごろから道路パトロール等で把握はされているというふうに思いますけれども、河川についてはそれぞれの河川管理者がパトロールを行っている、その状況を町としていただくというようなことでありますけれども、町としても河川状況等をしっかりと把握するために、通常時の河川の状況をパトロールで見て歩くというようなことはなされていないのかを、まずはお聞きしたいというふうに思います。
答弁 建設部長 須田明彦(建設部長は2018年3月まで)
町が管理する普通河川、いわゆる条例で管理している普通河川につきましては、通常は未改修河川ということもございまして、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、通常の道路パトロールにおいて川との交差部分について異常がないかどうかというような程度のパトロールは行っておりますが、なかなか通常の河川の状況まではパトロールに至っていないような状況でございます。災害時におきましては、建設業協会などとも災害協定を結ばせていただいておりますので、よりきめ細かなパトロールができているものと考えております。
再質問 17番 寺林俊幸
河川のパトロールということはなされていないということで、町で管理している部分については、それぞれが道路状況から把握をされているということのようでありますけれども、やはりそれは各樋門・樋管の管理者もいらっしゃることなので、災害時だけでなく通常時からいろんな形で連携を深めていくことが必要ではないかなというふうに思うわけでありまして、検証結果の中にもいろんな形で今後の連携を図っていかなければならないというようなことも挙げられておりました。そういう状況の中から、今後そういう管理者との連携を深めるような対策等は考えておられないのでしょうか。
答弁 建設部長 須田明彦(建設部長は2018年3月まで)
昨年の災害以来、各河川に設置されております樋門及び樋管の操作方法、操作状況ですとか日ごろの点検については、樋門管理人さん、それから河川を管理する北海道帯広建設管理部などとも協議を重ねてまいりました。今、おっしゃられますとおり、日常的な土砂の堆積状況でありますとか、それから各施設の状況などについて、今年度におきましても意見交換会、さらには操作研修会など機会を設けまして、意見交換をすることというふうにしております。
再質問 17番 寺林俊幸
刻一刻と災害時には変わる情報であります。タイムリーな情報を正確にまた整理し、住民に伝えていかなければならないというふうなことから、通常時の状況をまず把握して、それから災害に結びつくかどうかということの判断がなされることが大切なのだろうというふうに思いますけれども、今後さらに樋門・樋管管理者、さらには開発局、また、建設管理部等との連携も深めながら、河川の状況等の把握に努めていただきたいというふうに思います。まず、その情報を住民の方々に知らせる方法として、いろいろと数多く対応されているというふうに報告をいただきましたけれども、やはり各市町村での報告の中で一番住民の方々が戸惑った、不安に感じたというのは、情報が錯綜してどれが正しい情報なのか、また、どこから正しい情報を得ればいいのかということがなかなかわからなかったと。そこには、やはり先ほども申し上げましたけれども、昨年の台風災害においては水害とも言えるような台風災害を経験していないと、自治体を含め住民の皆さんもそういう状況にあったと。後から住民の方々に聞いた中からは、こんな川が氾濫するなんてというようなことがやはり多く聞かれてきたと。当然それは行政側でもそういうことも多少はあったのだろうというふうなことも推察されるわけであります。この中で、我が町としては、防災情報メール等を今後住民の方々に十分理解していただきながら登録を進めることも考えられているということでありますけれども。その登録者数についてお伺いしたいと思いますけれども、どの程度の方々が理解を示して情報メールの登録をされているのか、ちょっとお聞きしたいというふうに思います。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
登録制メールであります防災情報メールの現在の登録者数でございますけれども、本年6月の今現在で 791 名の登録者数でございまして、昨年の8月以降 174 人増加しているところでございます。この間も、防災訓練の実行委員会ですとか公区長会議ですとか、そういうところで登録を呼びかけているところでございます。以上です。
再質問 17番 寺林俊幸
多くの方々が理解を示して登録されているということであります。791 名ということであります。この中には公区長さんあたりは多く登録されながら、地域住民の方々の防災に対応されるのだろうというふうに思います。やはり正確な情報がないがために、昨年、各市町村で出ていた大変危険な状況を招いているということは、情報がないがために直接災害現場に見に行っているという人が大変多くいらっしゃって、実際にはそこで被災された方も中にはいらっしゃると。当然パトロールに当たりながら被災をされたという方もいらっしゃるわけですけれども、そういう状況を招かないために、やはり正しい情報を的確に住民の皆さんにお伝えするということが大切なのだろうというふうに思います。昨日の岡本議員の質問の中にも、情報アプリ等を検討されてはというようなお話もありましたけれども、ほかにもいろんなそういう手だてがあるわけですけれども、例えば総務省で推奨している L アラート等については、これはもう直接、国・道から情報が入るというようなことでありまして、そこに町の情報を入れればすぐに災害情報が完成するというようなことでありますけれども、今、幕別町としては防災情報メールを進めているということでありますので、さらに今後、登録者数、また、理解のいただける町民の方々、広報紙等でしっかりとお伝えをしながら理解を得ていくことが大事かというふうに思います。次に、二つ目のとかち広域消防事務組合の災害時の出動態勢と町との連携はということで、とかち広域消防事務組合においては、昨年4月から十勝一円が広域化されて、十勝圏の防災対応に当たっていただいているというところであります。答弁の中でもありましたとおり、相川地区の避難の状況の際に船が足りないということで、池田消防からお借りをして救助に当たったということは、本当にこれが広域消防の本来のあり方なのだろうというふうに思っているところでありますけれども、一つ心配しますのは、やはり近隣市町村ででも当然災害は起きているわけでありまして、その災害時の中であっても通常の出動態勢もとっておかなければならないというような状況下で、昨年あたりは大変苦労されたのではないかなというふうに思っているところでもあります。その中で、やはり広域で災害に対応しながら通常業務もしっかりと対応していかなければならないという中において、機材、また人材の不足等はなかったのかというようなことが住民の方々からの大きな声でありまして、そのときにもし何かあったら対応していただけるのかというようなことが多く聞かれるわけであります。実際、そういうことはなかったのだろうというふうに思いますけれども、台風災害時、広域災害に対しての町としての連携体制といいますか、当然、対策本部の中には消防から人員が配置されて、情報を共有するというようなことではありますけれども、逆に広域消防、また、消防の体制のあり方について、町としてどれだけ把握していたのかということを確認させていただきたいというふうに思います。
答弁 住民福祉部長 合田利信(住民福祉部長は2019年12月まで)
昨年の台風災害のときは、幕別消防署からうちに派遣されたということは答弁書のとおりでございますが、広域消防におかれましては他市町村に災害があった場合については相互体制ということで、その町の災害にも当たりますが、応援できるような体制も整えていることをお聞きしておりますので、まずはその町の災害対応が重点だと思いますが、被災の少ない消防においては災害が著しいところに対応すると。また、支署等においても、例えば幕別町が災害が比較的少ない場合は、相互応援協定の中で災害の著しいところに対して職員を派遣するといった、相互の体制を整えるということでありますので、昨年の状況については深く承知しておりませんが、そういう体制をとっているということであります。
再質問 17番 寺林俊幸
当然そういう対応をされていたのだろうと予測はしておりましたけれども、やはりせっかく広域化されて各自治体での防災対応も当然でありますけれども、それぞれの相互関係の中で、お互いがそれぞれの町の状況を把握しながら対応に当たっていくということが、広域化された消防事務組合の役割だろうというふうに私も考えますので、今後とも町との連携をしっかりととりながら対応に当たっていただければというふうに考えるところでもあります。次に、自治会単位での防災訓練・防災教育による防災意識の高揚への取り組みはという中で、防災訓練等、27 年から5カ年かけて実施されているというところでありますけれども、今年は四つの指定避難所、22 の公区を対象に実施するという予定であるというふうにお答えをいただきました。これまでも、地域防災訓練を実施してこられた中で、多分、参加されている住民の方々の意識も当然上がってきておられて、参加者もふえてきているのだろうというふうに考えるわけですけれども、その参加人数等の動向等はどういうふうになっているのか、お答えいただけますでしょうか。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
これまで2年防災訓練を実施していたのですけれども、平成 27 年度住民参加人数といたしましては 266 名の参加をいただいております。そして、28 年度につきましては2カ所同時で開催しておりまして、1カ所、幕別北コミュニティセンターを指定避難所として開催したのですが、こちらのほうでは 159 名の参加、同時開催の札内北小学校を指定避難所とした参加人数につきましては 415 名、合計いたしまして 574 名の参加をいただいて開催をしているところでございます。以上です。
再質問 17番 寺林俊幸
私がお聞きしている数と若干違いますけれども、おおむね多くの方々が理解をしていただいて参加をいただいているということであろうというふうに思います。ただ、その中で一つ、やはり避難準備から始まって避難勧告まで、この大切な内容が理解できなかったという人が多くいらっしゃいまして、これはもう基本中の基本であろうというふうに思いますけれども、今後さらに今年度行われる防災訓練においては、その中で多くの方々がまたそういう状況とか内容を学ばれて、今後の防災対策に当たっていただけるのだろうというふうに思うわけでありますけれども。この訓練の中で、当然そういうような災害時に指示・勧告等を出したことの内容について説明もされているのだろうというふうに思いますし、避難所までの足の確保だとかということについてもいろいろと学ばれているのだろうというふうに思いますけれども、訓練の内容は細かくはよろしいですけれども、基本的な部分について、今お話しした避難準備から勧告までの内容について、それを住民の皆さんにお伝えしているかどうかということだけ確認させていただきたいと思います。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
ことし3年目となる幕別町地域防災訓練につきましては、4回から5回の実行委員会を経まして訓練に当たっているわけなのですけれども、実行委員の皆様に対しまして避難情報、避難所準備情報から避難勧告、避難指示と、3段階の情報があるのですけれども、これも昨年の台風災害を受けて、国のほうでもわかりづらいということで、避難準備情報も名称が変わったことやそういうこともお伝えしたりして、それぞれの地域でまた地域の訓練計画をつくっていただいて、当日の合同の地域避難訓練の実施に当たっていただいているところでございますので、そういった情報につきましては、実行委員さんを通じて地域の皆様にお伝えしているところでございます。それとあわせまして、3月から広報紙で「防災ナビ」ということでシリーズで出しているのですけれども、その中でも、何月号かちょっと忘れてしまいましたが、この3種類の避難情報について住民の方に周知をしているところでございます。
再質問 17番 寺林俊幸
住民の方々に対する地域防災訓練、今後も継続してしっかりと住民の方々に内容をお伝えしていっていただきたいというふうに思います。今月、災害対策本部の運営訓練等も行われるようでありますけれども、順次こういう訓練を通して、日常から防災に対する知識を高めていっていただければというふうに思うところであります。次に、要配慮者、社会福祉施設にかかわる把握と対応について、お伺いをいたしたいというふうに思います。本町では、平成 27 年4月に避難行動要支援者避難支援マニュアルを策定するというようなことで、要支援者に対しての配慮を行っているということを答弁いただいたわけですけれども。ただ、その中に、洪水浸水想定区域内に立地する要配慮者利用施設について避難計画等を出すというようなことを義務づけられているということでありますけれども、その中において、計画が作成されていないという施設があるようなことが報告されておりますけれども、施設の中には、なかなかそういうところまで手が回らないといったところもあるのかなということを思いますけれども、利用者の避難計画でありますので、特に要配慮者ということになりますと、その施設等で対応できるかどうかということもなかなか不安に思うわけであります。ここに、町として、計画を出されていない施設に対して指導を求めると、努めるということでありますけれども、具体的にやはり早急にこういう計画を立てていただかないと、避難の際に大変な状況に至るのではないかというふうに思いますけれども、その具体的な対応についてお伺いいたします。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
水防法において、浸水想定区域にある施設につきましては避難確保計画を策定することが義務づけられているという形で町長が答弁させていただきましたけれども、現在、入所施設では五つの入所施設が浸水想定区域内にあるのですが、この五つの施設につきましては全ての施設が避難確保計画を策定済みでございます。そのほか、通所施設だとかそういった施設、その他の施設もありますけれども、そういったところでまだ避難確保計画が策定されていない施設もございますので、そういったところを重点的にこれから策定を促していきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 17番 寺林俊幸
洪水浸水想定地域の中での施設については計画を出されているということで、一つ安心はしたわけですけれども、やはりいつ起きるかわからない災害に対しての対応計画でありますので、やはり全ての施設がそういうことに関心を持って早急に計画を立てていただけるように、各施設への策定努力について町として対応に努めていただきたいというふうに思います。先ほど河川パトロール等については先にお聞きしたわけでありますけれども、今後において帯広開発建設部、また十勝総合振興局、また建設管理部等から巡視内容が町長宛てにホットラインで、災害が発生しそうな状況においては連絡が入るということでありますけれども、それもあわせて迅速な中において住民にもしっかりと情報伝達をしていただきたいというふうに思うところでもあります。昨年、いろんな関係で、水門・樋門等の管理者の皆さんとの意見交換の中から、いろんなご意見もいただきながら対応に当たっておられると、また、被害状況の中からも今後に向けての対策が出されているということでもありますので、河川パトロールについては先ほども申しましたけれども、町としても独自の情報把握に努めていただいて、災害を最小限にとどめる努力をしていただければというふうに思います。次に、6番目の防災マニュアル内における災害対応スケジュール表(タイムライン)の整備状況についてはということで、避難勧告の発令等に着目したタイムラインは本年9月に公表の予定であるということであります。それともう一つ、大変大事な災害時初動対応マニュアルについては、本年7月の作成を目標とされているというところでもあります。まずは、これ、先ほども町長から答弁ありましたとおり、災害時初動対応マニュアルについては、災害が起きる前から災害を想定してタイムラインを作成し、関係者が事前にとるべき行動を、いつ誰が何をするかについて着目して時系列で整理をしていくものでありまして、これの整理が整いますと、やはり経験のない職員の方々でもそれに沿って災害時の対応がスムーズにできるというふうに考えるところでもあります。今後、8月から台風等が接近することが多くなろうかと思いますけれども、なるべく早い時期での整備が必要かと思いますけれども、今のところ避難勧告の発令等に着目したタイムラインについては9月、災害時初動対応マニュアルについては7月ということでありますけれども、もう少し早い時期の整備についてはできないのでしょうか、いかがでしょうか。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
避難勧告の発令等に着目したタイムラインにつきましては、現在、国・道の河川で洪水浸水想定区域の見直しがやっと公表されたといいますか、それで、今、ハザードマップの見直しも町として取り組んでいるところでございます。そのハザードマップのエリアによって、この避難勧告の発令等に着目したタイムラインも影響してまいりますので、ハザードマップが見直しが終わったと同時にタイムラインにつきましてもあわせて整備をする関係から9月という形になってしまいます。それと、災害時初動対応マニュアル、職員のマニュアルでございますけれども、これにつきましてはできるだけ早く整備を進めていきたいというふうに考えておりますが、もう6月末でございますので、7月をめどにということで考えているところでございます。以上です。
再質問 17番 寺林俊幸
急がれるマニュアルでありますので、なるべく早急に整備をお願いしたいというふうに思います。今後に向けた防災対策等については、町に住まわれる住民の生命、財産、また、生活を守るために不可欠であります。昨年の経験を踏まえ、防災に当たっては早急に手だてをするものはすると、また、さらに関係機関との連携を深め、最小限の災害でとどめるという努力に努めていただきたいというふうに思います。それによって、災害の少ないまちづくり、住んでよかった、幕別町でよかったと言われるようなまちづくりに努めていただきたいというふうに思います。以上で、一般質問を終わります。