幕別町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月7日
幕別町における健康寿命を延伸するための方策について
2016年12月7日、幕別町議会の一般質問で、藤谷謹至議員が「幕別町における健康寿命を延伸するための方策について」質問し、町長 飯田晴義、保健課長 合田利信、住民福祉部長 境谷美智子、教育長 田村修一が答弁しました。
- 質問者
- 藤谷謹至 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、保健課長 合田利信、住民福祉部長 境谷美智子、教育長 田村修一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 藤谷謹至
通告に従いまして、質問させていただきます。幕別町における健康寿命を延伸するための方策について。国は、平成 25 年度から平成 34 年度までの「健康日本 21(第2次)」を策定し、基本的な方向の第一の柱に健康寿命の延伸と健康格差の縮小を挙げています。国が平成 22 年のデータにより算出し、平成 25 年に公表した健康寿命によると、男性 71.19 歳、女性 74.21 歳と、平均寿命との差による介護を要する期間は男性約 10 年、女性約 13 年と長期にわたっています。本町においては「第2期まくべつ健康 21」を策定し、健康寿命の延伸を目標に掲げ、行政、各種団体、町民が一体となって行う健康づくり運動について取り組んでいるところであるが、健康寿命延伸に向けての現状と今後の取り組みについて、以下の点について伺う。1、平成 29 年度の特定健診受診率の目標を 60%としているが、現在の各種検診受診率と本町の健康寿命についての考えは。2、北海道健康マイレージ事業の登録状況は。3、幕別町が行っている介護予防ポイント制度の登録状況と利用実態。そして、今後における町独自の健康ポイント制度の導入の考えは。4、各種健康講座の参加実績(保健福祉課・生涯学習課等)と参加率向上のための取り組みについて。5、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の認知と向上への取り組みと、健康寿命を延伸するための環境整備について。以上です。
答弁 町長 飯田晴義
藤谷議員のご質問にお答えいたします。「幕別町における健康寿命を延伸するための方策について」であります。本町では、町民一人一人が日ごろから健康づくりを実践し、健康で明るく活力に満ちた町の実現を目指し、平成 15 年度に「まくべつ健康 21」を策定し、健康づくりに関する各種施策に取り組んでまいりました。さらに、平成 25 年度には、健康寿命の延伸を基本目標とする「第2期まくべつ健康 21」を策定し、生活習慣病の発症予防と重症化予防に重点を置き、子供から高齢者まで、それぞれのライフステージに応じた健康づくりを社会全体で推進することにより、健康寿命が延伸できるよう各種事業、施策に取り組んでいるところであります。ご質問の1点目、「平成 29 年度の特定健診受診率の目標を 60%としているが、現在の各種検診受診率と、本町の健康寿命についての考えは」についてであります。現在、受診が確定しております本年 10 月末までの受診率では、40 歳以上の国民健康保険被保険者を対象とする特定健診は 19.5%、75 歳以上の高齢者を対象とする後期高齢者健診は 9.8%となっております。いずれの健診につきましても、前年同期と比較いたしまして、受診率、受診者数はともに増加しており、前年度の特定健診の受診率 27.7%、後期高齢者健診の受診率 14.7%を上回る見通しではありますが、今後は、さらに受診勧奨を強化し、受診率の向上に努めてまいりたいと考えております。また、40 歳以上の方を対象とする胃がん検診は 9.9%、肺がん検診は 12.2%、大腸がん検診は 13.4%、40 歳以上の偶数年齢の女性の方を対象とする乳がん検診は 15.3%、20 歳以上の偶数年齢の女性の方を対象とする子宮がん検診は 17.4%となっており、いずれの検診につきましても前年を上回る見通しであります。次に、本町の健康寿命についての考えでありますが、健康寿命とは、身体的・精神的に健康上の問題がない状態で、日常生活が制限なく送れる期間と定義されており、また、平均寿命と健康寿命の差が日常生活に制限のある不健康な期間とされ、疾病予防や介護予防により、この差を短縮することが大変重要であると認識いたしております。「第2期まくべつ健康 21」では、乳幼児期、学童・青年期、成人前期、成人後期、高齢期の五つのライフステージに合わせた健康づくりの目標と、基本的生活習慣に沿った取り組みを示しております。各ライフステージにおける重点目標には、乳幼児期は子育て支援を、学童・青年期は食育など生活の基礎づくりを、成人前期はうつ病など精神疾患の予防を、成人後期は生活習慣病予防を、高齢期は介護予防を掲げており、本計画を着実に推進し、健康寿命が延伸できるよう努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「北海道健康マイレージ事業の登録状況は」についてであります。北海道健康マイレージ事業につきましては、北海道が主体となり、道民の健康診断、がん検診などの受診率の向上、健康に配慮した生活習慣を身につけるきっかけづくりを目的として、市町村、協賛企業と協働で行う事業で、平成 28 年度から 30 年度までの3年間実施され、現在、本町を含め全道で36 の自治体が取り組んでおります。事業内容は、本町が実施する健康づくり事業をポイント化し、参加者は健康診断、がん検診などを受診した場合は2ポイント、各種健康講座に参加した場合やみずからが掲げる目標を達成した場合には1ポイントを付与し、合計6ポイントを集めますと、抽選により協賛企業から特典がもらえるものであります。本町では、11 月広報紙におきまして参加者の募集を始めたところであり、11 月末現在の登録者は、30 人となっておりますが、今後もさまざまな機会を捉えまして、事業の周知を行い、町民の健康意識が高まるよう努めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「幕別町が行っている介護予防ポイント制度の登録状況と利用実態、そして今後における町独自の健康ポイント制度の導入の考えは」についてであります。本町の介護予防ポイント制度につきましては、町内在住の 65 歳以上の高齢者が、介護施設等においてボランティア活動を行った場合に、1時間の活動に対して1ポイント、年間で 50 ポイントを限度として付与し、年度末に1ポイント 100 円に換算し交付する制度であり、活動実績に応じて、実質的に保険料負担を軽減する仕組みとして、平成 25 年1月から実施しております。本年 11 月末現在の登録状況は 80 人となっており、本年度9月末までの上半期で、38 人の方が延べ493 回のボランティア活動を行っております。また、利用実態につきましては、平成 25 年度は 52 人の方に9万 7,000 円を、26 年度は 58 人の方に9万 7,200 円を、27 年度は 43 人の方に7万 9,200 円を交付し、いずれの年度も登録者の半数近くの方がみずから介護予防に取り組んでおります。次に、町独自の健康ポイント制度につきましては、来年4月からの事業実施に向けて、現在、事業内容、実施方法等につきまして検討を進めているところであり、北海道健康マイレージ事業とあわせまして、より一層の健康づくりに対する意識の醸成が図られる仕組みとしてまいりたいと考えております。ご質問の4点目、「各種健康講座の参加実績と参加率向上のための取り組みについて」であります。初めに、保健課、保健福祉課が所管する各種健康講座の平成 27 年度の参加実績でありますが、ウオーキング、太極拳等の運動講座を 18 回開催し、延べ 274 人が参加、料理教室、生活習慣病等の健康づくりに関する座学講座を 21 回開催し、延べ 183 人が参加しております。また、子供がいる方も気軽に参加していただけるよう託児を実施しているほか、夜間や土曜日に講座を開催するなど、参加者の環境やライフスタイルに応じた対応に努めているところであります。次に、生涯学習課所管の各種健康講座の平成 27 年度の参加実績でありますが、転倒しない体づくり、ENJOY!イキイキサーキット等の7種の運動講座を 442 回開催し、延べ 5,071 人が参加しております。参加率向上のための取り組みにつきましては、広報、ホームページ、チラシなどによる講座の周知や出前講座、各種講座実施時に他の講座の PR を行うとともに、講座の終了後に実施しておりますアンケート調査等により、参加者のニーズに沿った講座となるよう努めているところであります。ご質問の5点目、「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の認知度向上への取り組みと健康寿命を延伸するための環境整備について」であります。ロコモティブシンドロームは、平成 19 年に日本整形外科学会から提唱された概念で、加齢に伴う筋力の低下や関節や脊椎の病気、骨粗しょう症などにより運動器の機能が衰えて、進行すると要介護の状態や要介護のリスクが高くなるとされており、若いときから運動習慣を身につけることが大変重要であります。本町の平成 27 年度における新規の要介護認定者 330 人のうち、骨折や転倒、関節疾患等の運動器の低下が要因として認定された方は、90 人と最も多く、全体の 27.3%を占めており、特に女性の新規認定者 191 人のうち 71 人、37.2%の方が運動器の疾患によるものとなっております。こうした状況を踏まえ、本町では、高齢者の運動器の機能向上を図るために「お達者サロン」「座ってできる体操教室」などの介護予防事業に取り組んでいるほか、前段で申し上げました各種健康講座での運動などが一つのきっかけとなり、町民一人一人の健康づくりに対する意識の喚起と、運動習慣を身につけていただけるよう努めているところであります。また、今後、高齢化が進展する中で、健康寿命を延ばし、できる限り日常生活に制限なく生活を続けられるようにするためには、ロコモティブシンドロームの対策が大変重要であると認識いたしており、介護予防事業や健康講座等の充実、さらには出前講座、職場等での健康教育を通じて地域、社会全体で健康増進につながる環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。以上で、藤谷議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 13番 藤谷謹至
それでは、再質問させていただきます。まず、「第2期まくべつ健康 21」における各種受診率の目標は、それぞれ高いレベルに設定されております。それで、平成 29 年度が 10 年のたしか中間報告だと思っておりますけれども、この 60%というのが、ほかの検診が 40%というふうになったのですけれども、これはちょっと無理な数字ではないかなというふうに思ったのですけれども、現実、受診率は伸びているという現状は理解できますけれども、この目標値と現行との乖離についての考えをお聞かせ願います。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
まず、特定健診の受診率の目標については、本年度は 55%、29 年度は 60%ということで、現実的な受診率は相当乖離しているということは承知しているところでございます。ただ、ひとつこの 60%というのは、国が示した指針に基づきまして定めておりまして、本町だけが現実を見て、この 60%を下回る設定ができないという事情もあったところであります。ただ、当然目標を定めたからには、その目標に向かって受診率を少しでも向上するように取り組んでいるところでありますが、なかなかこの数値には向かっていないというところは承知しているところであります。以上です。
再質問 13番 藤谷謹至
事情はわかりました。計画書に載っている部分で、住民が見ると、これは無理だなというのは一目瞭然でありますけれども、計画というものは机上の論理というか、仕方のない部分なのかなということはありますけれども、実際的に達成できる目標をやはり町自体で設定する必要もあるのかなという感じはあります。平成 26 年度の一般質問をされた議員がおりまして、その中で、受診率を上げるために健診意向調査を実施して、受診を希望しない方に対して積極的な受診勧奨を行うことも検討するというふうに答弁がございました。その分析結果について簡単にお伝え願いたいと思います。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
特定健診の受診率向上のために、昨年度、特定健診アンケートということで、4月に特定健診の受診券を送付していますが、その中にアンケート調査を同封いたしまして、どういった状況で受けないのかということを確認したいという考えでお送りさせていただきました。ただ、全体として、発送が 5,722 件、これは国民健康保険被保険者の特定健診の対象者でありますが、返送がありましたのが 722 件、12.5%ということで、こちらの考えをもって送付したのですが、なかなか返送率が低かったと。ただ、この中で 218 件の方は、やはり受診しないということで回答をいただいておりまして、その内容については、やはりかかりつけ医でかかっている、医療機関に管理されているということからかかっていないと。受診しないという、やっぱりこれまでも過去のアンケートなどで把握していた状況がわかったところであります。ただ、その中で、一つはこのアンケートで電話番号、名前等も記載していただくような形もとりましたので、その中で受診につなげるように電話勧奨も行ったところであります。ただ、このアンケートの結果から、すぐ受診率向上に結びついたとかいうことについては、やはりなかなか説明できないところであったと思っております。以上です。14:32 小川議員入場
再質問 13番 藤谷謹至
データはある程度そろってきたということで認識させていただきたいと思うのですけれども。いろいろ調べてみますと、保健指導リソースガイドというところがございまして、その中で、受診者側から「なぜ受診率が低いのか」というところの、西内さんという医療保険ジャーナリストがアンケートをとった部分もあるのですけれども、生活習慣病対策の入り口になるであろう特定健診受診率が、国保、特に市町村国保においてなぜ低いのかということで、アンケートを東京都内の比較的健康に対する意識の高いと思われる健康関連の講演会に参加している方、脳卒中患者団体会員、医療機関従事者など 100 名に対してアンケートを実施してみたというのが載ってございました。その中で健診を受けてないという人が 30 名ということで、分母は小さいのですけれども、その理由のベスト3は、最初は「自己都合」「忙しかった」「面倒くさい」、2番目が「PR 不足」「知らなかった」「予約しようにもあきがない」、3番目先ほど課長が言われたように「通院中」「高血圧で病院にかかっている」「主治医の指示」など。この中でちょっと注目したいのが、この「PR 不足」と答えた半分の人が「実際健診を実施しているのを知らなかった」というふうに回答されていました。「通院中」と答えた人の中に「医師の指示」が入っていて、特定健診は行かなくていいだろうという指示があったというところが、これ特殊な意見だなというふうに感じました。それで、受診率向上のために必要なことは何かということでアンケートをとったら、やはり「日時、制度の見直し」「どこでも、いつでもできるように」これはちょっと難しいかなと。「予約不要」「ウェブ予約」、ウェブ予約というのは何か現実的にできるかな。2番目「もっと上手に PR」「もっとメリットのあるアピール」、情報化社会におくれているという、この二つの意見が出てきたそうでございます。受診率向上に必要なことは何かというふうに尋ねてみたところ、やはり「日時や制度の見直し」「いつでもどこでもできるように」「予約不要」「ウェブ予約」「もっと上手に PR」、そういう状況でございます。本町の現状とある程度相通ずる点があるかと思うのですけれども、その中で集団検診、本町では多分スマイル検診だと思うのですけれども、その中で意見がございまして、「健診会場が単なる流れ作業になって、自分自身がまるで物扱いされているような気分だ」と、「窮屈な場所にパイプ椅子を並べられ、問診も後ろの人たちに丸聞こえ状態なのが嫌だった」と、「こんな雰囲気では気持ちも落ち込むし、どんなに無料でもわざわざ時間を割いて受けようとは思わない」。私も集団検診を受けたことがあるのですけれども、このような気持ち、問診するときに人に丸聞こえ、プライベートがないという、流れ作業というのもあれですし、本町のスマイル検診はどのような状況かお尋ねします。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
本町のスマイル検診ですが、やはり今おっしゃっていただいたとおり、会場の問題もあるのですが、健診自体は流れ作業という部分もありますのと、やはり会場の関係上、受診されている方のプライベートな状況が聞き漏れていることもあるのかもしれませんが、今後、健診環境を含めて改善できるところは改善いたしまして、気持ちよく健診を受けていただくような体制を整えていきたいと考えております。
再質問 13番 藤谷謹至
やっぱり、今、個人情報は一番重要な問題でありますから、自分の体の部分で悪いところを聞かれたくないのは、これはみんな同じだと思いますし、その環境に特に配慮していただきたいと思います。今度、逆に、受診を施す側の気持ちということでアンケートが出ていました。受診を施す市町村、保健師のアンケートは、母数は全国 32 市町村の 65 人分、「健診受診率が上がらない理由は何だと思うか」ということで尋ねてありますけれども、まず「住民の無関心」「周知不足」「通院中」「時間やお金の無駄と思われている」のが大きな理由として出てきました。いろいろ表には載ってあるのですけれども、これはやはり受けてもらう側、住民の意識の問題だという、これが過半数ですね。次に「通院中」と「周知不足」というのが続くのですけれども、住人側の「受診をしない理由」のトップに「自己都合」、保健師さん側の「受診率が上がらない理由」の代表に「住民の無関心」ということで、住民の健康に対する意識が低いという一つの結論に達するわけなのですけれども、この分析は本町にとっても同じようなことになるのか、1点お尋ねします。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
町民の方の意識については、直接アンケートとかでも反映されてなく、やはりかかりつけ医がいるというところが多かったというところなのですが、やはり町としましても、健診の重要性ということについては、受診券の送付時におきまして、特定健診を受診された方とされていない方においては、生活習慣病にかかる医療費が相当違うよといったアピールだとか、例えば忙しくて行けないという方については、スマイル検診の特徴であります、うちとしては比較はしてないのですが、時間は1時間ぐらいで終わるとか、早い時間から受診できて、それと土日もやっていますよといった受診しやすい環境についてはお知らせしているところでありますので、今後もできるだけ受けていただくような形をとりながら、常に住民に対して健康意識を啓発できるようなことに取り組んでまいりたいと考えております。
再質問 13番 藤谷謹至
よろしくお願いしたいと思います。受ける側としては、やはりいろいろ最初に受診するときの流れとしては、まず受診会場を確認して、あいているかの状況の確認をして、自分のスケジュールとの調整をして予約をすると。次に、仕事を抜け出し受診をすると。次に、結果を聞きに行くと。次に、問題があれば2次検診や保健指導の調整。これはやっぱり受ける人にとっては、自分の体にしろ結構なプロセスを要するわけです。先ほど課長が言われたように、混まないようにとか、受診を施す側にとっても、環境整備というのはよろしくお願いしたいところであります。次に、受診率アップのアイデアから見た保健師の本音と現状ということで、これおもしろいなというふうに出ていたのですけれども。「保健師としては、もっと地域に出て住民と直接話したい」と。「上からおりてくる事業が多くて、住民と接する時間がとれない」「事務事業をもっと減らしたい」現場の切なる気持ちが込められているという感じがします。それで、アンケートの自由記述には、それを裏づけるように「地域の拠点に入り込んだ保健活動がしたい」と。「事業ありきをなくし、地域づくりを中心とした活動に変換したい」と。「気軽に訪問に行けたらいいのに」「全戸訪問し、もっとゆっくり住民の皆さんと話をして、思いを聞きたい」などの書き込みが多く見られたそうです。保健師としても、誰も、はがき一枚で受診率が上がるとは全然思っていないということなので、その中で、私たちだってもっと住民と接する機会を持って直接の声かけをしたいという、そんな心の叫びというか願いが読み取れたわけなのですけれども、裏を返せば、そういう活動をしたいのだけれども、今の体制ではそれはなかなか実現できないという、これは 36 都道府県、これ分母は少ないですけれども、そのような保健師がいるという現状に即して、現在の本町の現場はどういうふうな現状でしょうか。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
特定健診の受診勧奨については、電話の勧奨というのが基本になっておりますが、やはり受診率が伸びていない、伸びてはいるのですが、目標には到達がかなり離れていると。そこは直接顔を見て、この健診の大切さだとかという機会というのは必要だと考えております。今年度は、スマイル検診、集団検診は 11 月で終わりましたが、次年度そういった形で訪問ということにも力を入れたいとは考えておりますが、大勢を見ながら進めていきたいと思います。また、国民健康保険の被保険者、加入した際には、窓口のほうでも健診の PR というのも努めていくように、住民生活課長とも協議を進めているところでありますので、ぜひ来年はことし以上に受診率が向上するように努めてまいりたいと考えております。
再質問 13番 藤谷謹至
課長の意気込みがよくわかりました。このアンケートは、本町に全部当てはまっているわけではございませんけれども、そういう環境ではないかと。そして、そもそも、これおもしろかったのですけれども、役所内で保健師はどんな存在なのかということで載ってございました。役所内の意識改革ということで、「役所内、上司や他部署との連携、意思疎通が保健師はうまくいってない」ということが出ていました。「役所内で、特定健診、がん検診、健康相談を行う部署が全て異なるため、これを一本化したい」と。これは本町とはちょっと違うのかなというふうに思うのですけれども、「役所のほかの課でも受診率向上の協力をしてほしい」という意見がありました。役所の縦割り組織ゆえの問題点というのを感じるのですけれども、そのままずばりと「保健師の人数をふやしてほしい」と。「職員の意識改革が必要」と。そういうことを思っている保健師がたくさんおられると。保健師の仕事や専門性は、同じ役場内で認められているのだろうかということも疑問に浮かぶのですけれども。採用時は保健師なのに、働き始めたら保健にちょっと詳しい行政職というような感じになっているのかなと、ここの話ですけれども。本町はどうかわかりませんよ。ただ、一つ言えるのは、行革で町長、保健福祉課、防災が新たに入ったということで、現場は今よりも増して忙しくなっているのではないか。ひょっとしたら保健師の補充というのも必要なのではないかなというような感じを少し受けるのですけれども、その辺町長どうですか。
答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)
保健師の業務と適正な配置については、保健師の配置計画等も含めて計画的に考えております。確かに、道からの仕事が下りてくるものですとか、法律の改定とかで、保健師が固定の業務として示されている部分も多くなってきましたので、ここ近々、保健師の人数の必要数を考えながらその定数を進めているところです。今現在においては、保健部門と、それから高齢者の支援部門、そして地区を分けておりますので、忠類に同じ仕事をする保健師の配置という形でしておりますけれども、適正な配置について十分検討しながら配置を進めていると考えております。
再質問 13番 藤谷謹至
わかりました。次に、健康寿命の町の考え方ということで、北海道の平成 22 年度の健康寿命は男性で 70.03 歳、これ全国 32 位、女性で 73.19 歳、全国 34 位。また、平均寿命と健康寿命との差が男性で 9.17 歳、女性で 12.97 歳。全国平均に比べれば、わずかながら大きい状況にございます。本町の健康寿命は「すこやか北海道 21」での数値によると、平成 16 年で 76 歳、女性は 79.7 歳。平均寿命から健康寿命を差し引いた生涯期間は男性 2.3 年、女性 5.3 年。それが一番新しい数字、これしか探せなかったわけなのですけれども、この後、本町の健康寿命の数値がわかれば教えていただきたいのですけれども。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
同じく北海道が策定しております「健康増進計画すこやか北海道 21」これ 25年3月に策定されておりまして、その中で本町の健康寿命につきましては男性 79.15 歳、女性が 84.40歳という数値が、資料編の中に掲載してございました。以上です。
再質問 13番 藤谷謹至
健康寿命ですよね。この数字もちょっと見たのですけれども、これ何か違うのではないかなという感じがして、私使わなかったのですけれども、これだけ延びているということなのかなと。平成 16 年で男性は 76 歳から3年以上延びて、女性も5年近く延びていると。これが合っている数値と思いたいのですけれども、こうなると、本町の平均寿命というのは何歳になるのか。健康の期間ですよね。健康寿命が男性 79.15 歳で、女性が 84.40 歳、その平均寿命との差を引くと、介護を受けない期間が出るわけですから、その辺をちょっと教えていただきたい。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
先ほどの数値は、北海道の策定した「すこやか北海道 21」の中の数字なものですから、この根拠の正確性については、ちょっとここでは述べられませんが、一つ平均寿命についてもその資料編で載ってございまして、本町の場合、男性が 80.96 歳と、その差につきましては 1.81歳、女性が平均寿命 87.91 歳で、その差が 3.51 歳ということで資料には載ってございます。以上です。
再質問 13番 藤谷謹至
わかりました。数字はともかくとして、この平均寿命を出すのもいろんな計算式があるようで、やはり分母が大きくないと正確な数字が出てこないというのもわかるのですけれども、だけれども、本町は確実に平均寿命が延びているという感じで捉えたいと思います。次に、「北海道健康マイレージ事業の登録状況について」に移りますけれども、本町においては 11月の広報において参加の募集を始めたと認識してございます。事業が始まって、現状況で登録者 30人と。北海道の事業で、道からの通知、事業内容等が本町に来たのはいつの状況なのか、ちょっとお知らせ願います。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
最初に事業の周知が来たのが6月末ころかと今は承知しております。7月に入って、参加自治体については計画書を提出するようにとのことで、本町は早速この事業に乗るということで申請をさせていただいたところであります。
再質問 13番 藤谷謹至
この周知が、11 月広報で 11 月から事業開始ということで、周知の時間もないで始まったという形なのですけれども、もう一つ、管内の上士幌町は8月 23 日更新のホームページに載ってございました。これはいい事業だというふうに思って担当課が採用したと。これ始めるに当たって、ちょっと周知するのが遅いのではないかなと感じるのですけれども、その辺はどうですか。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
タイミング的には9月広報ということも十分内部で協議いたしたところなのですが、一つはポイントを達成した場合の得点というのが、道のほうからなかなか示されないと。やはり広報でこの事業を周知するに当たっては、ポイントを達成した際にどんなものが得点として与えられるのかというところが、この事業に参加する町民に対する意識の啓発になるのではないかということで、10 月広報ならどうかというところでタイミングをはかっていたのですが、結果のところ、道からは参加企業が少ないので抽選ですというような形もありまして、ここはこれ以上遅くなれないということで、11 月の広報周知になったというところでございます。
再質問 13番 藤谷謹至
本町としては、これ平成 28 年度から 30 年までの3カ年で、北海道は3カ年の事業であるというふうに書いてあるのですけれども、本町の参加は、見たところ、3月で打ち切って、後は載ってなかったわけですけれども、これ1年間の事業ですか。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
広報の周知のほうについてちょっと不足があったのかもしれませんが、北海道は 28 年度から、実際途中から始めているのですが、検診の対象が 28 年4月から受診したものも含めて行うということですので、本町の事業についても4月以降の検診、講座参加、全て対象とすると、さかのぼって適用するということであります。それと、北海道が 28、29、30、3年間でありますので、本町も「北海道健康マイレージ」については3年間、ですから次年度3月広報になりますか、改めて健康マイレージの周知・募集を図っていきたいと考えております。以上です。
再質問 13番 藤谷謹至
道のポイントで協賛企業から何かがもらえると、「何か」がもらえるということで、余り魅力ある事業ではないなというふうな思いはあるのですけれども。とにかく、参加したからにはこれを周知して、現在 30 人ですから、私も入りたいと思いますし、もっとこれふやして事業を成功させていただきたいと思います。次に、本町が行っている介護予防ポイント制度の登録状況と利用実態ということで答弁いただきましたけれども、平成 25 年度から始まった事業であります。25 年度登録者 99 人、平成 26 年度 97 人、27 年度 90 人と、本年度 80 人で、これ余り広がりを見せてないような感じなのですけれども、事業としては担当課どういうふうに感じているのか、答弁願います。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
事業につきましては、高齢者の方がボランティア活動を行うということで、そのボランティア活動先を、今、介護施設と、町全体 25 カ所のほうで登録させていただきまして活動していただいているのですが、やはりこの活動の場所が介護施設に限っているというところでは、アンケートをとったり、聞き取りしたところでは、やはり「なかなか行きづらい」「一人では行きづらい」といった声が聞こえているところであります。ここで、やはり介護施設に限らずというところでは、介護予防ポイントの活動場所を地域に向けるとかいうことも、今後、研究しなければならないと思っておりますので、そういったところも含めて参加しやすいポイント事業にしてまいりたいと考えております。
再質問 13番 藤谷謹至
ぜひそういうふうにしていただきたいと思います。これ、年間 50 ポイントで、1ポイント 100 円と。大体、交付金が1人当たり 1,600 円から 1,860円と。まあ、この金額目当てでやっているという感じはないと思いますけれども、これが果たしていい事業なのかどうなのかというのは、1回検討する必要があるのではないかと。課長が言っていました、今後、介護施設がなくていろんな地域に出て、できるポイントにしたいということでございましたので、その辺を期待したいところでございますけれども。ほかの町村の事例としましては、国が積極的に取り組んでございまして、「スマートウェルネスシティプロジェクト」というものがございまして、これは歩くことを基本とした健康づくりを行うまちづくりなのですけれども、新潟県などで7市、内閣府から総合特区に指定されてプロジェクトに取り組んでございます。特に、国と6都市、千葉県、栃木県、岡山県、大阪府、福島県、新潟県。これ、連携している「スマートウェルネスシティ」の健幸ポイントと。健康の「健」に、これ「こう」が「幸い」というふうに書いてあるのですけれども、それで健幸ポイントと。歩くことで最大2万 4,000 ポイント、これ2万 4,000 円相当がもらえると。ローソンなどで使える ponta や商品券に交換できると。これはすごいなと思うところで、これ入会しただけで 3,000 ポイント。歩く歩数に応じて年間最大 9,600 ポイント、体重が減るで、年間最大 4,000 ポイント、健康診断を受けるで最大 1,000 ポイント、これ年1回、健康診断の数値が基準以内、年間最大 3,000 ポイント。この金額がどうのというあれではないのですけれども、魅力がある事業だというふうに感じているところでございます。本町では、この北海道のマイレージと 29 年度4月から町独自の健康ポイントの概要を、ある程度の構想を持っているような答弁がございましたけれども、何かあれば、お聞かせ願いたいと思います。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
次年度の町独自の健康ポイント事業なのですが、一つは北海道健康マイレージ対象事業特定健診、がん検診、各種健康講座、それと本町の一つの特殊性として、健康目標を掲げて達成した方にも1ポイントというところをやっています。この事業が3年間、29、30 年と続ける考えでおりますので、対象事業を町独自のポイント事業と全く分けてしまうと、町民の方が混乱してしまうということもありますので、一つは対象事業については同一化していきたいと。ただ、当然ながら、町独自のポイント事業でありますので、特典につきましては特色のあるというところでは考えておりますが、そこも含めてどういった形が町民の方が健康に意識を持って参加していただけるかということは、なお内部で詰めていきたいと考えております。
再質問 13番 藤谷謹至
もう一点、事例を紹介したいのですけれども、「あなたの世帯は、平成 25 年度において極めて健康的に過ごされました」という表彰があるのですけれども、「感謝を込めて健康推進奨励金を贈ります」と。これが総社市というところなのですけれども、そこの市長が昨年 11 月に市役所で開かれた表彰式で、市民に渡した賞状には「総社市国保健康で1万円キャッシュバック」これ、賞状を渡すのですけれども、本物の1万円札が張りつけてあると。同市が国民健康保険の財政を改善しようと 13 年度に始めた奨励策の一つで、40 歳以上が対象の特定健診を受けて、1年間誰も病院にかからなかった 70 世帯に支給されました。やゆすれば、奨励金をやって、本当に病院にかかるときに受診の抑制になるのではないかという意見もあるらしいのですけれども、これはあくまで健康推進の策で、病気やけがで受診が必要なら必ず病院に行ってくださいと、ふだんから市民に呼びかけている。これもなかなかすごい事業だなというふうに感じたところでございます。次に、来年度4月から、町民にとって魅力ある、受診を受けるきっかけになるようなポイント制度になっていただきたいなというふうに思います。次に、各種健康講座の参加実績と参加向上のための取り組みでございますけれども、高齢者にとって健康寿命で認知防止ということに関して、ある大学の教授が「きょう行くときょう用が必要だ」と。聞いたことあるかもわからないのですけれども、教育というのは「きょう行くところがある」と。教養というのは「きょう用事がある」と。この二つが大事だということで言われていました。確かに何かそうだなと。「きょう行くところがある」と「きょう用事がある」というところをつくるのが行政サービスかなというところで、この健康講座のことについて取り上げたわけなのですけれども。保健福祉課では、ウオーキング、太極拳、運動講座、18 回やって 274 人と。料理教室、生活習慣病等健康づくりに関する教室が 21 回で 183 人、合計 457 人。生涯学習課が、転倒しない体づくり、ENJOY!イキイキサーキット、7種の運動講座ということで、442 回で 5,071 人と。これ、4年前から数値を見ているのですけれども、そんなふえているふうに思えないところがございます。本当に魅力ある事業なのかなというところもあるのですけれども、幕別町の計画書をいろいろ見てみますと、その中でPDCA という言葉がよく出てきます。プラン、ドゥ、チェック、アクションということなのですけれども、プランは計画する、ドゥは実行する、チェックは評価する、アクションは改善する、PDCA サイクルという言い方もされますけれども。PDCA と来て、また A から次の P に進むという感じでございます。その中で、生涯学習課でやっております「幕別町チャレンジデー」、去年とりあえず勝ちました。高知県の宿毛町、これ最下位対決というふうなこともちらっと聞いたわけなのですけれども、そこに入っている実行委員の方にちょっと聞いたのですけれども、このチャレンジでやる際に実行委員会を開いて、最初は「昨年度と変わらず行います」と。昨年度と変わらず行ったら、去年の数字ではないのかなという感じがしたそうでございます。そんな取り組み方では、やっぱりなかなか参加向上というふうにはいかないのではないか。これしっかりほかの保健課も福祉課も、この事業に対してちゃんと PDCA を行っているのか。PDCA を行っているのかな。ただ、これ PDCA というのが形骸化しているというような感じも受けないわけではないのですけれども、その辺、各幕別町の事業がしっかり検証されているのか、町長、教育長、それぞれにお聞きしたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
PDCA というのは非常に大切なことであります。要は、やりっぱなしにするなということでありますから、やったからにはそれを効果を検証して改善点があれば改善をして、次につなげていくというのが PDCA サイクルだというふうに思っております。これは、どういう形でやるかというのは、いろいろあるかと思います。常に私は問題意識を持ちながら事に当たるということが、PDCA につながるというふうに思っておりますので、職員にはよく常日ごろ口を酸っぱくして「何事をやるにも問題意識を持ちなさい」と、そこから原点に帰るわけですから、そういう意識を持つように言っているわけでありまして、形はどうあれ、個々の職員がそういった意識になっていかないと、事務改善であったり事務見直しというのはできないわけでありまして、こういったことをさらに徹底してまいりたいというふうに思っております。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
PDCA ということで、今、学校現場でも同じようなことが言われております。常に学校教育、子供の指導においても、プラン、そして行った後チェックして、さらにそれを反省点を踏まえて新たな行動を起こすというようなことで。これは私も町長が言われましたとおり、うちの教育委員会の職員もそうですけれども、学校の職員についても一人一人がそういう意識を持って仕事をしていただくと、そういう体制でいくということが大切なのかと思っております。以上です。
再質問 13番 藤谷謹至
五つ目のロコモティブシンドロームですけれども、広報等を見たところ「まくべつ健康 21」にちらっと出てきただけで、後、周知されてないと思うのですよ。この辺、「健康日本 21」では周知が大目標となっておりますので、本町の地域住民にロコモティブシンドロームについて周知に力を入れるようにお願いして、質問を終わりたいと思います。以上です。