みんなの議会

幕別町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月11日

将来にわたって安心できる介護保険制度の実現を

2013年9月11日、幕別町議会の一般質問で、谷口和弥議員が「将来にわたって安心できる介護保険制度の実現を」について質問し、町長 岡田和夫、民生部長 川瀬俊彦、保健課長 境谷美智子が答弁しました。

質問者
谷口和弥 議員
答弁者
町長 岡田和夫、民生部長 川瀬俊彦、保健課長 境谷美智子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 谷口和弥

通告のとおり一般質問をさせていただきます。将来にわたって安心できる介護保険制度の実現を。幕別町では平成 23 年3月、平成 24 年4月から平成 27 年3月までの3年間を一区切りとした第5期幕別町高齢者福祉計画及び介護保険事業計画(幕別町高齢者保健福祉ビジョン 2012)を策定しました。同ビジョン 2012 は高齢者が健康で生きがいを持って生活し、介護が必要になっても住みなれた地域で、みずから、自分らしく、尊厳が失われることなく、安心して生活を送ることができるよう、「介護」「予防」「医療」「生活支援」「住まい」の一体化して提供していく「地域包括ケア」の実現などを目指したものです。同ビジョン 2012 の策定から1年半がたち、中間点として総括時期を迎えていると考えます。また一方で、次期の同ビジョンに決定的にかかわってくる議論も進んでいます。安倍内閣は社会保障制度改革国民会議の最終報告を受け、社会保障改正のスケジュールを詰め込んだプログラム法案骨子を閣議決定しました。法案骨子は、介護では、①「要支援1、2」の要支援認定者を保険給付から外し、②一定所得以上の所得者の利用料を引き上げ、③特別養護老人ホーム入居を「要介護3」以上とするなどの改正を上げています。つきましては、以下のとおり伺います。(1)同ビジョン 2012 では、第1号被保険者の介護保険料の基準額は前期より一月 1,100 円高くなり、月額 4,950 円となりました。介護保険料はサービスの総量を見込んで設定されますが、これまでのサービス総量が計画どおりとなっているか、伺います。また、この値上げの影響は被保険者にとって大きいと考えますが、各所得段階における介護保険料の滞納状況を伺います。(2)地域包括ケアの中核となる地域包括支援センターの機能充実は大変重要です。地域包括支援センターの機能充実の到達状況と今後の計画について伺います。(3)介護保険法の基本理念である「自立支援」を推進するためには、介護予防に重点を置くことが重要です。幕別町における1次予防事業、2次予防事業、介護ボランティア制度の実施状況について伺います。(4)幕別町介護保険運営等協議会の答申書には、①介護保険の国庫負担割合の増を国に対して強く要望すること、②町独自施策としての介護従事者に向けた修学資金貸付制度の創設、③町民に対する介護保険事業の周知徹底と、3点の意見及び要望が出されています。それぞれの意見等に対する進捗状況を伺います。(5)今回の閣議決定のように、社会保障の全面的な改正へ突き進む手順をあらかじめ定めるのは異例のことです。プログラム法案骨子の内容は、高齢者やその家族、介護事業所にとって大きな不安を与えるものであることは疑いの余地もありません。介護保険制度の破壊を許さず、高齢者も家族も安心できる介護制度への転換こそが急がれます。幕別町として、政府に対して法改正反対の声を上げるべきと考えますが、町の考えを伺います。(6)これまでの介護保険法の改正の際には、軽度の認定者のサービス利用を限定することが繰り返されてきました。また、要介護度によって区分支給限度基準額も変わってきます。これらのことから介護保険認定審査会の役割は重要度を増しています。東十勝認定審査会に対して、十分な審査を保障するために、幕別町がどのように取り組んでいるか伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

谷口議員のご質問にお答えいたします。「将来にわたって安心できる介護保険制度の実現」についてであります。他国に例を見ないスピードで進む少子高齢化の中、高齢者の自然増を背景にサービス利用の大幅な伸びに伴い、介護費用が急速に増大していることから、国においては、将来にわたって安定的に介護保険を運営するために、給付と負担のバランスについて長期的な視点で議論していく必要があるとし、現在、社会保障制度改革国民会議の報告を受け、見直し作業が進められております。ご質問の1点目、「これまでのサービス総量と各所得段階における介護保険料の滞納状況について」であります。初めに、第1号被保険者数についてでありますが、第5期計画の推計値の 7,175 人に対して平成 24年9月末現在では 7,226 人と 51 人多く、また同様に要介護認定者数は推計値の 1,375 人に対して 1,400人と 25 人多い結果となっておりますが、おおむね推計どおりに進捗いたしております。介護保険サービス給付費につきましては、平成 24 年度実績で約 18 億 9,000 万円、計画値の 19 億4,746 万 7,000 円に対し、97%の執行率となっており、第5期介護保険事業計画の1年目といたしましては、おおむね計画どおりに進んでいるものと認識いたしております。次に、「各所得段階における介護保険料の滞納状況」についてであります。平成 24 年度の実績で申し上げますと、現年度分につきましては、第1段階が1人で1万 2,700 円、第2段階が 13 人で 14 万 5,500 円、第3段階が6人で 11 万 9,100 円、第4段階が 13 人で 37 万 1,200円、第5段階が9人で 31 万円、第6段階が6人で 34 万 4,100 円、第7段階が2人で4万 8,600 円、第8段階が1人で7万 3,500 円、合計では 51 人、142 万 4,700 円となっております。前年度と比較しますと、滞納者数は同数ながら滞納額は 27 万 7,329 円の増となっておりますが、平成 24 年度の現年度分の収納率は 99.65%であり、前年度と比較して 0.02 ポイント向上いたしております。ご質問の2点目、「地域包括支援センターの機能充実の到達状況と今後の計画について」であります。本町の地域包括支援センターは、正職員の保健師5人のほか、嘱託職員の保健師2人、臨時職員のケアマネジャー1人、調査員3人の合計 11 人体制で業務の遂行に当たっております。地域包括支援センターでは、総合相談窓口としての機能のほか、当支援センターの周知活動、二つの在宅介護支援センターとの連携、高齢者の生活実態調査や調査訪問などに取り組んでおりますが、平成 24 年度の相談件数は 521 件、訪問件数は実人員約 1,970 人、延べ件数約 4,600 件となっております。また、「権利擁護の推進」として、成年後見制度の概要を町民の皆さんに理解いただけるよう、研修会や出前講座などの啓蒙活動に取り組んでおりますが、今年度においては、市民後見人の養成講座を実施し、人材育成にも着手いたしているところであります。加えて、「見守りネットワークの構築」を図るため、現在、見守り協力機関や協定機関等のご協力をいただきながら、地域で高齢者を支える仕組みづくりに取り組み始めたところであります。今後も、町民の皆さんの相談窓口としての機能を十分発揮し、信頼していただける支援センターとして役割を果たしてまいりたいと考えているところであります。ご質問の3点目、「幕別町における1次予防事業、2次予防事業、介護ボランティア制度の実施状況について」であります。初めに、1次予防事業についてでありますが、老人クラブ、老人福祉センター等へ出向き健康講話を中心に趣味の講座や栄養・運動等の講座を開講しており、平成 24 年度は、実施回数 101 回、延べ2,020 人の方にご参加いただいております。次に、2次予防事業についてでありますが、加齢等により心身の生活機能が低下している高齢者を対象に、必要な人に対し運動機能の向上や口腔機能の向上を目的とする教室を実施しており、平成 24年度は 46 回開催し、延べ 712 人の方にご参加いただいております。教室では、個別に対応したプログラムを作成し適切な指導を行っており、運動機能の向上に成果を上げていると考えております。次に、介護ボランティア制度についてでありますが、高齢者の方が介護保険施設等で介護支援ボランティア活動に参加することで、みずからの介護予防にもつなげていただくことを目的として、平成25 年1月から実施いたしているところであり、現在 78 人の方が登録して町内の 24 事業所において活動されております。ご質問の4点目、「幕別町介護保険運営等協議会の答申書の意見等に対する進捗状況について」であります。「介護保険の国庫負担割合をふやすよう国に強く要望すること」につきましては、本年3月に策定いたしました第5期幕別町総合計画後期見直しの中で、介護保険事業の健全な運営のための制度の改善・財源の確保について国に要請すると位置づけておりますので、管内他市町村とも連携を図りながら十勝町村会等を通じて要請してまいりたいと考えております。次に、「介護福祉士等修学資金貸付制度の対象を拡大するよう国、道に対して要望することと町独自の貸付制度の創設」につきましては、近年の介護サービス事業所の増加に伴い、介護福祉士をはじめとした専門職員の需要が高まる中で、人材の供給が追いつかないという状況にありますことから、地域における介護専門職員の人材確保は重要な課題であると認識いたしており、修学資金制度の拡充に向けて国等への要望や先進事例の研究などに努めてまいりたいと考えております。次に、「町民に対する介護保険事業の周知及び情報提供」につきましては、町広報紙やホームページ、各種パンフレットなどにより行うとともに、住民に対する出前講座やケアマネジャーなど事業者向けの会議を通じて周知等に努めているところでありますが、今後も工夫を重ねながら継続して取り組んでまいります。ご質問の5点目、「法改正に対する町の考えについて」であります。政府は、有識者で構成されている社会保障制度改革国民会議の最終報告を経て、8月 21 日に社会保障制度改革の項目や実施日程をまとめた「プログラム法案」の骨子を閣議決定したところであります。介護分野における改革の内容につきましては、低所得者をはじめとする国民の保険料負担の増大を抑制し、地域包括ケアシステムを確保するために、要支援者向けのサービスを介護保険から市町村事業に移管することなどの見直し案が示されているところであります。町といたしましては、このたびの改革が、医療制度、公的年金制度、そして少子化対策も含めた社会保障制度全般にわたるものであり、将来の住民生活のあり方に大きな影響を及ぼすものでありますことから、情報収集に努めるとともに今後の論議や動向に注視しつつ、介護保険制度が安定的に継続し、住民の皆さんが安心して暮らしていけるような見直しとなるように、管内の他市町村とも連携を図りながら適切に対応してまいりたいと考えております。ご質問の6点目、「東十勝介護認定審査会に対して、十分な審査を保障するための取り組みについて」であります。介護認定の審査につきましては、池田町、豊頃町、浦幌町との東部4町で東十勝介護認定審査会を設け、審査に当たっております。毎年、介護認定者数が増加しているため審査会に諮る件数も増加傾向にありますことから、昨年度からは審査回数を増加いたしましたが、本年度からは審査委員を増員して合議体数を3合議体から4合議体にふやし、体制の充実を図ってきたところであります。また、町といたしましては、東十勝介護認定審査会の事務局を担当しておりますことから、毎回の審査会に保健師が同席して、委員の方からの疑問に対応しながら審査会を運営しているところであります。さらに、審査に当たる委員の方々に対しましては、毎年、十勝総合振興局で開催される審査会委員研修会に参加し、研さんを深めていただくとともに、審査会の場において、特徴的な事例の検討や問題点の整理などに取り組んでいただいております。以上で、谷口議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 10番 谷口和弥

それでは、再質問をさせていただきたいと思います。幾つかの項目の中ではとても丁寧にご答弁いただいて、もう再質問の必要もないぐらいなものもあるのですけれども、幾つか考え方の中ではしっかりと町長の考えを聞かせていただきたいなというふうに思っています。介護保険料が上がりましたよということは初回質問の中でさせていただいたところであります。このことは、今までの1期から5期の中では2期目を除いてずっと値上げが続いてきた、そういう状況の中で 5,000 円を超えたら大変なことになるぞというところのぎりぎりのところで何とか踏みとどまった、そういう介護保険料が今の中身だというふうに記憶しているところであります。それで、ここではサービス供給量と、それから滞納状況についてお尋ねしたわけでありますけれども、今の時点では予算の執行率が 97%、ほぼ、おおむね計画どおりに進んでいるものということでご答弁いただきました。介護保険料そのものが結局、今は5期ですけれども、この5期の3年間を見通して、サービス供給量全体を見通して、そして料金設定をする、そういうことでありますから、このサービス供給量をどういうふうに見込むか、また誤差があれば誤差があるなりの対応をせねばならないのだと思うのです。私の考えの中では、このサービス供給量が予想を下回ってそのことが繰り越しになるようなことにならないようにする、その3年間の中で繰り越しがほとんどない、そういうことになることが望ましいのだというふうに考えているところであります。それで、97%というこのビジョンに基づく1年目の数字の中でいただいたわけでありますけれども、今回、決算委員会もこの期にこの議会の中で迎える中で、介護保険のサービス供給量のところの資料を見ますと、いろいろとサービスの中身によって予想以上のもの、予想以下のものがあるわけなのですけれども、トータルで言うと 92%ということでの決算資料をいただいているところであります。そして、この数字を4期、過去の3年間でひもといていくと、4期においては 21 年度はサービス供給量は当初予算に対して 109.3%、22 年度は 100.63%、23 年度は 100.73%というのが決算資料の中で出てきているところであります。そして、24 年度は、5期の第1回目は、1年目は 92%という数字が出ているところであります。私はここでお尋ねしたいことは、おおむね計画どおりということでありますけれども、このようにひもといていくと、おおむね予想どおりという表現よりは、サービス量がやや少な目に進行しているという認識のほうが正しいのではないかと思うのですけれども、その点いかがでしょうか。

答弁 民生部長 川瀬俊彦(民生部長は2015年3月まで)

答弁の中におきましては、これは計画値、それと実際の 24 年度の執行額、これらを比較いたしまして 97%の達成率ということでお話はさせていただきました。今、議員のおっしゃることにつきましては、24 年度の予算ベースで見たらどうかというお話だと思いますけれども、第5期の計画における計画値につきましては、これは計画策定、大体9月時点での基礎数値をもとに給付額等についても推計して計画値として定めております。24 年度の当初予算におきましては、その9月以降の給付の実績等なんかも加味いたしまして、そして補正をかけながら、そしてある程度修正をして予算は約 20 億円ぐらいの給付ということで見込んで計上したところであります。そういうふうないろいろな見込みの中でこれはやることでありますので、あくまでもこの予算と実際の執行につきましては、どうしてもやっぱり一定程度の差が生じてしまうということは仕方のないことだとは思っております。予算の計上におきましては、やはりこれは給付額が歳出で支払われるものでありますから、一定程度この歳出がきちんと確保される、担保として予算は確保しなければなりませんので、その辺のこともご理解いただきたいと思います。

再質問 10番 谷口和弥

当初予算と、それからビジョン上の計画、そのとこについてはちょっとまだ私自身も今のご説明、それから以前に聞いたご説明の中でもまだ十分理解できないところもあるのですけれども、今私がお聞きしたことについてもう一度お尋ねしますけれども、おおむね予想どおりというよりは、ややサービス供給量が少なくこの1期目は推移したというふうに考えたほうがいいのではないかということについてはいかがでしょうか。

答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)

給付費という考え方の中におきましては、予防給付については 103%の執行、居宅介護サービスにおいては 95%、地域密着型サービスが 90%の執行率であったことでトータルで 97%ということになっております。この地域密着型が計画値より下回ったのは、ふらっと札内の開設が当初計画よりも2カ月遅れて開設したためのもので、部長から答弁ありましたとおり、計画上おおむね予想どおりの執行率というのは、使っていただきたいサービス、こちらが計画したサービスについてはきちんと積み上がっているかなという判断をしているということでございます。

再質問 10番 谷口和弥

なぜ供給量に差が出たかと、予測との違いが出たかということについては、まだ私は質問はしていないわけでありますけれども、そういったところのもとで1年目が少なくなったということは理解しました。それで、この少ない分というのは、結局後から挽回するとかという、そういう中身のものではないですよね。そのまま残っていく、そういう性格のものですよね。先ほどのご答弁にありますように、このサービス供給量は約 20 億円の、年間 20 億円の事業でありますから、1%といっても約 2,000 万円、3%ですから 6,000 万円、ここでサービス供給量が少ない分、今、財政的には浮いたということになってしまうのではないかというふうに思うわけであります。それで、これが2年目、3年目というこの中では繰り越しがあるという形が望ましくないのではないかということを私は述べたわけでありますけれども、その点については町長はどのようにお考えになっているか、お尋ねしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

詳しい内容はわかりませんけれども、繰り越しが出たことを、私はそのこと自体を否とするものではなくて、最終的には1期3年が終わった時点でどんな結果になるかということで、当然、次期の保険料にも算定されていくのだろうと思いますけれども、今現在3%、97%の執行率で終わったから、そのことで悲観的になるようなことではないのかなというふうには思っております。

再質問 10番 谷口和弥

今1年目が終わってそういう数字だったということを悲観的に見なくてもいい、それはそのとおりだと思うのです。3年間終わった時点でどんな状況になったかと。そこで、例えば、今回この 6,000 万円ちょっと見込みが違ったわけで、それが残ってくるわけですよね、あと計画どおりだとすれば。その時点で、ではそれを町長としてはそのまま次に繰り越すという解決の仕方をするのか、それとも何か繰り越しの形にしないで違う手だてを打つ、そんなようなお考えがあるのか、ちょっとその辺をお尋ねしたいと思うのです。

答弁 民生部長 川瀬俊彦(民生部長は2015年3月まで)

先ほど町長がお答えしましたように、介護保険の制度そのものにつきましては、この3年間の中で収支が合うということが基本になると思います。ですから、大ざっぱに申し上げますと、初年度は 95%ぐらい、そして第2年度は 100%ぐらい、第3年度はそれよりも少し多くなって 105%ぐらい、その中で全部トータルして収支が賄えるというのが基本的な考え方になろうかと思っております。

再質問 10番 谷口和弥

そんなことはわかっておりますよ。1年目と2年目と3年目は当然高齢者の数も違う、要介護、その増加に伴ってサービスの需給量がふえることを見込んで、1年目が少なくあって、2年目がそれより多くあって、3年目がもっとある、それがこのビジョンの 2012 にちゃんと表になって書いている、そのことは承知して質問しているところです。もう繰り返しませんけれども、繰り越しをしないようにする、そのことが大事なのだと思う。それはどういうことかというと、結局、多く介護保険料を第1号被保険者からそれを集めてしまったということになるわけで、そして高齢者なわけで、ちょっと言い方はいろいろありますけれども、これから先ウン十年もそういうことなわけですから、だからその3年3年でちゃんと繰り越しがないように、そういうことをしていくべきではないかなと。ですから、今、私言いましたけれども、多く集め過ぎるような結果になったときに、何か考えていますかということをお尋ねしたのが、ちょっと遠回しになっていましたけれども、私の考えなのです。それで、たびたび介護保険の質問はさせていただいていますけれども、滞納のことについてもお話しさせていただきますが、やはり保険料の減免制度というのは必要ではないかなというふうに考えているところです。その辺は町長いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

保険料の減免制度、これは前回からずっといろんな場でご質疑をいただいたり、協議もさせていただきました。段階をふやして緩和策をとったりといろんなこともありますけれども、これは今の段階で私どもは何とかご理解をいただく中で進みたいということで、当面は現状のままでということであります。この後、先ほど来申し上げておりますように、次のときに保険料はこれはどのぐらいになっていくのかをいうことが一番の関心事でもありますから、これらの中でどのような施策が出てくるのか、今の国の施策も含めながら、私どもがとれる施策がどんなものがあるのかということは、この次の改正に向けて考えていかなければならない大きな問題ではあろうというふうに思っておりますけれども、今の段階では介護保険料の減免というようなことでは考えてはいないというのが状況であります。

再質問 10番 谷口和弥

地域包括支援センターの機能充実のことにかかわってであります。地域の声を聞く中で、思うことは、非常に幕別町の地域包括支援センターの職員の皆さん方は健闘している、頑張っている、そのように言えるのだというふうに思っています。認定調査においても、なかなかこれは初めて行ったお宅の高齢者の方の本人の実態、家族の実態を知るということは、なかなか経験がいるわけでありますけれども、十分ではないなというケースもときには、担当するケアマネジャーや事業所のところにも連絡をとりながら、訪問調査もかなりしっかりとしてやっていただいているというふうに聞いているところであります。それで、ご答弁いただいた中では、11 人の職員が配置されているということの中で、5人が正職員で、正職、それ以外ということの中では、6人が非正規ということでありました。後から訪問、要介護認定のこともお話しさせていただきますけれども、本当に持っている役割はますます重要さを増しているのだというふうに思うのです。一人一人の責任が随分多いところなのだというふうに私は考えているのです。そういうことの中では、こういう正職が5人で非正規が6人ということの配置、専門職でもありますから、私はこの比率、しかるべき配置をしたほうがいいのではないかというふうに思うのですけれども、町長のお考えはいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

私も長い間、役場の職員でいたのですけれども、やっぱりこの介護保険制度ができてから、保健師さんの役割、保健師さんの業務というのは非常にこうふえているのです。昔の話をするつもりはありませんけれども、かつては保健師さんといったら、各町に五、六名がいて、家庭訪問しながら保健活動と。これ介護保険制度ができてから、もうその役割が非常に大きくなって、事務量もふえてきたということで、大変ご苦労されているなというふうに私自身も思っております。そういったことから、実は私自身も内部で相談しまして、来年度から保健師1名増員をしようということで今進めております。あともう一つは、全て保健師に頼らなくても、例えば一般の事務職がカバーできる部分がないのかと、そういったことも少し内部で検討するようにというようなことも、担当のほうには言っておりますけれども、大変、保健師さんの担う役割が多くなり、そしてまた負担も重たくなってきている現状であることだけは私も承知しておりますし、来年度に向けて今1名増員をしたいという考えでおります。

再質問 10番 谷口和弥

わかりました。増員、それから専門職ではない職員のかかわりも強めるということでの改革を進めようということでの議論が始まっているということを理解して、それは安心したところでありました。いや、本当に専門職としての役割を果たすということの中では、言われたとおり重要で大変なのだというふうに思います。予防のプランをつくるに当たっても、大変な労力がかかるのだと思うのですよ。自治体によっては、地域包括センターが予防プランづくりと、それから要介護認定で手いっぱいだなどというようなことも聞いてしまいます。幕別町の地域包括がそういうことにならないように町長が温かい手を差し伸べると、このことをぜひやっていただきたいというふうに思います。幕別町における1次予防、2次予防事業、介護ボランティア制度のところであります。1次予防事業、2次予防事業の実績は報告いただき、ご答弁いただいたところでありました。介護ボランティアの状況について、ちょっとお話を聞かせていただきたいと思います。この趣旨は、もともと介護の事業所にボランティアをしている方はたくさんいたけれども、それを介護の予防として位置づけて、そして若干の財政的なものもつけて実施する、そういったことでスタートしたものであります。そのように認識しているところであります。78 人の方が 24 事業所で頑張っていらっしゃるということのお話でありました。この 78 人という数字でありますけれども、どれだけ広がっているかということの点で、きっと以前からやっている方の中には、このままこの制度の中でボランティアをやるという方はたくさんいたのだと思うのですけれども、この制度ができたことの中で新たに自分も、では加わってみよう、それが私は大きな成果なのだと思うのですよね。どれぐらいいらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。

答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)

今、正確に数字を持ってきていませんけれども、おおよそ半数の方、78 名の半数の方が全く新規でついていただいています。また、25 年の8月末現在では 99 人にふえていただいて、今回この新規で手を挙げていただいている方は、ほとんど新しい方となっております。

答弁 民生部長 川瀬俊彦(民生部長は2015年3月まで)

谷口議員。

再質問 10番 谷口和弥

わかりました。たくさんの方に参加してもらうように、この事業を大いに PR していただきたい、PR すべきだというふうに思います。幕別町介護保険運営等協議会の答申書のことにかかわってであります。三つのことがある中で、それぞれ前向きなご答弁をいただいたのかなというふうに思っています。介護保険の国庫負担の割合に対して、国に対して強く要望すること。実は、これは、これと、それから三つ目の介護保険事業の周知徹底というのは、このプランの 2009 にも答申がされている中身であります。運営等協議会のこの答申でありますけれども、やはり私は全体を重く受けとめるべき、この要望をちゃんと受けとめることがこの 2012 のプランをしっかりやるという、そういう町の決意が伝わってくるものなのだというふうに思います。運営等協議会は、結局まだ介護保険事業の周知徹底はまだ続けてもらいたいという判断をしているわけですし、国庫負担の割合の増加、このことに対しても引き続き、きっともっと強く国に要望してもらいたいということの考えなのだと思うのです。ぜひこのことを強めていっていただきたいというふうに思います。そして、介護従事者に向けた修学資金の貸付制度についても、なるべく早期に制度設定ができるような検討を強めていっていただきたいというふうに思います。2番目については、もう少し展望をお聞かせいただけたらと思うのですけれども、その2番目というのは修学資金のことでありますけれども、もうちょっと具体的にご答弁いただけませんか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今、介護福祉士等のいわゆる介護にかかわる資格者の必要性というのは、ますます重要性を増しているというのは現実だろうと思います。そういったことで、特に本町の場合江陵高校に福祉課があって、ここで勉強されているような方が実習に出たりなんかするときに、なかなかそういう自己負担というようなことがあって、これらも修学資金という名前のもとですと、貸しつけして勤めたら返してもらうという方法もありますでしょうし、支給するというような資金の支払いの方法もあるでしょうけれども、こういったことを、今、私どもとしては何らかのことが考えられないかと、別に江陵高校だけに限ったわけではもちろんありませんけれども、そうした福祉に、あるいは介護や保健のために頑張ってくれる人たちを助けるために、町としての独自の制度を今検討をさせていただきたいなというふうに思っております。

再質問 10番 谷口和弥

5番目、今回のこの改正に対して、どう町がアクションをするかということを私は求めたつもりでありますけれども、ご答弁の内容は、やはり6月議会にもこの件で別な質問者の方がお聞きしましたけれども、情勢を見ながら適切にということの文言で今回も終わっているところであります。この3カ月の間に、初回質問にも入れさせていただきましたけれども、これが閣議決定にまで至ったと。これがこのままきっと出てくるのだというふうになっていく流れであります。だから、6月の時点と、または進展があったわけで、同じく情勢を見ながら適切にということだけでは、私は町がこの改革改正案についてどう考えているのかちょっと描き切れない、そんな状況です。このことについてもう少し町としての、この制度がこういうふうになったときには町民がどうなっていくのかなどの展望など考えられること、町としての示す態度をもう少し具体的にご答弁いただきたいと思うのですけれども、どうでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

おっしゃるとおりで、その後、何ら動きはないわけでして、例えば町村会でどういう対応をこれからとっていくのかという、その辺の詰めまではまだいっておりません。ただ、新聞なんかで見ますと、この学識の方々の意見をいろんな場で聞くときに、市長会の事務局長が市の負担がふえないのであれば、要支援の1、2を市町村へおろすことも反対ではないというような意見を言ったというようなことが出ていました。私どもからは、とてもそういうことが市長会だけで言っていいのかどうかということも、私は疑問に正直思っておりますし、この後の特養の入所者も要介護3以上でなければということ、これらも結果的には待機者といいますか、住民の方へしわ寄せがいくわけでありますから、我々は先ほども申し上げましたように、住民の皆さんが安心して利用できる介護保険制度ということを根幹とするならば、そういった改革は決してよしとはしないのだろうと私は思いますけれども。ただ、先ほど言いましたように、これは私の個人的なここだけの話ですけれども、全体的なことについては、まだ町村会が一致団結してどういう対応をとるというところまではもちろんいっておりませんけれども、当然のことながらこれは社会保障と税の一体改革を含め、いろんな改革が今これから進められようとしておりますから、さらにいろんな問題が出てくるのだろうと思いますけれども、何とか私たちの声、市町村や住民の声が届くように、そして住民の皆さんたちにとってよりよい改革になるようにということを今は望むところであります。

再質問 10番 谷口和弥

町長の考えはこれで伝わりました。慎重にご答弁いただいたわけだけれども、ここだけの話、そういうふうに思っているということをお聞きして、私は大変共感をしたところであります。いろいろと今の介護保険制度、問題点もあるのだと思うのだけれども、やはり今こうして 2000 年から立ち上がって、一応は軌道に乗り、利用者さんの意識も家族の認識も、それから介護保険にかかわる事業所も、今の介護保険制度をベースに立ち上げられてきているわけですから、問題点を解消しながら今のサービスを利用者さんにとって拡充していく、そのことが最も望ましいというふうに考えているところであります。幕別町としても、しかるべきときにしっかりと声を上げてくださる、そのことを、今ここだけの話、思って、確信したところでほっとしたところでありました。そのことにもかかわってくるのですけれども、6番目、東十勝認定審査会であります。医療、福祉、介護の専門家の方たちが、今、結局5人ずつ4グループですから 20 人、この方々がけんけんごうごうの真剣議論の中で、その専門職を存分に発揮して認定にかかわってくださっている、そのことは疑う余地もないというふうに考えています。しかしながら、やはりこの決算資料をずっと積み上げていきますと、この要介護認定の1回当たりの人数というのは、なかなか解消できないのだなということは明らかであります。平成 24 年度、58回審査会をやった、判定数は 2,830、審査会1回当たりの審査数は 48.79、約 50 であります。平成 23年度に至っては 50 回の審査会 2,858 人の判定、57.16。実際、審査会の委員の方からお話を聞くと、1時間ぐらいの間で、このような数を認定するのだ、そうすると1人当たり1分で、そういうことになってくるわけであります。こういうやり方をせねばならない、そういう状況の中で、この要介護度によってここまでだよ、ここまでだよ、ここまでだよという、そういうことが改正のたびに強まっている。要介護認定は介護保険を使うための入り口としても大事だけれども、ますますその結果によって左右されるものがある中では大事さを増しているということになるのだと思います。しかしながら、その一方で、実際ケアプランをつくるという側にとってみれば、その人を、本人や家族をアセスメントしてこんなサービスが必要だよということの中で、どんなサービスを使うということを選んでいく中では、この要介護は何ぼだというのは、大して関係ないのですよね。選ぶ中で、そのサービス料の限度額が違いますから、それを超えると大変な負担になりますから超えないようにするということでは出てくるのだけれども、結局、制度の入り口としては大事でも、どこからどこまでということの区切りでは大事でも、実際ケアプランをつくる中では余り影響はない。本当にこんなことに一生懸命になるというのも、実は大変な矛盾を抱えている制度なのだというふうに思います。1人約1分ぐらいの認定の中で、その人の実態がどうなのかということを判定する、このことがどうなのかということを、私は常々疑問に思っているところです。このことに対しての町の考えをちょっとお聞かせいただけませんか。

答弁 民生部長 川瀬俊彦(民生部長は2015年3月まで)

審査に当たりましては慎重に検討されなければならない、これはおっしゃるとおりであります。そこで、この審査に当たりましては、その委員の皆さんに事前に資料をお送りして、そして先に目を通していただく、そしてその上で一堂に会して、1人平均したら1分ぐらいになるのでしょうか、そのような形でどんどん審査を進めていくと、そのような形をとっておりますので、まずは委員の皆さんそれぞれが、まず事前にしっかりと資料に目を通して状況を把握していると、そのように認識しております。

再質問 10番 谷口和弥

事前に資料に目を通していただいているということの中では、今の1時間当たりで 50 件ぐらいの認定をすると、判定をするということはできないことではないということのご答弁ということなのだというふうに聞いていいですね。はい、わかりました。現実の問題として、どうやって負担を軽くするかということは余り手段がないのだと思うのです。今回、合議体をふやした、それをまたさらにふやしていくということも方法なのだけれども、やっぱりこの引き受け手の先生方の問題なんていうのもあるのだと思うのです。やはり、私は事前に見ていただく資料の充実が大事なのではないかなというふうに思います。それで、事前配付資料の中には、1次調査もあるでしょうし、主治医意見書もあるのだというふうに思います。幕別町の方の1次判定の結果については、大変しっかりと書かれているというふうに聞いています。主治医意見書が、やはりそれはさまざまなものがあるのだ、このことが1次判定を2次判定でどう見るかというときに大変判断を迷わすものになる、十分な判定ができないものになるのだということになってくる、そういう声が聞こえてきます。主治医意見書に対して、やっぱり事前に目を通す中ではあるのだと思うのです。そんなケースなんかは何か手だてを打ってらっしゃるのですか。

答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)

主治医意見書を記載する主治医に関しては、北海道が責任を持ってその指導講習を行い、主治医意見書を書く人という選定をしていただいています。東十勝介護認定審査会で意見書を書いていただく医師は、町内だけではなく帯広もあるのですが、今、帯広等々の中でも主治医意見書の研修を受けていただいている医師の方たちが非常にふえてきているということで、そこの指導強化を道が強く努めているというふうにお伺いしております。

再質問 10番 谷口和弥

それは、では道に任せてあると、道のほうでやってくれているから、それは今後も改善していくだろうと、そういうことですね。いや、そうなればいいなということを願います。時間ですから終わりにしますが、本当にこの第5期においても2年目半ばであります。サービス提供量の状況を見ながら、やっぱり私は介護保険料をどうするかということのお話、内部でしっかり議論していただきたいと思いますし、第6期に向けてもいい制度になるように町がしっかりと役割を果たしていただきたい、そのように願って質問を終わります。

出典:幕別町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月11日 議事録 PDF(56ページ) 間違いを知らせる