幕別町議会 平成25年第2回定例会 2013年6月11日
ワクチン接種(風疹・子宮頸がん)とリスクについて
2013年6月11日、幕別町議会の一般質問で、小島智恵議員が「ワクチン接種(風疹・子宮頸がん)とリスクについて」質問し、町長 岡田和夫、保健課長 境谷美智子、こども課長 山岸伸雄、民生部長 川瀬俊彦が答弁しました。
- 質問者
- 小島智恵 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、保健課長 境谷美智子、こども課長 山岸伸雄、民生部長 川瀬俊彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 小島智恵
通告に従いまして、質問をさせていただきます。1点目、ワクチン接種(風疹・子宮頸がん)とリスクについて。今、三日ばしかとも呼ばれる「風疹」の患者数が急増している。風疹の予防接種は、1976 年から始まり、最初は女子中学生のみが対象でしたが、男女とも1歳過ぎに接種するようになったのは 1995 年からとお聞きする。その後、接種を受けていない空白の世代を対象に経過措置がとられましたが、その接種率は高くないと言われている。風疹患者を性別・年齢別に見ると、免疫を持たない 20 代から 40 代の男性が多く発症している(これは、予防接種を受けていない、または1回しか接種していない世代と一致している)。この世代はこれから父親になる人も多く、妊娠中の女性に感染するおそれも大である。特に、妊娠初期の女性がかかると、先天性風疹症候群を発症し、胎児が先天性心疾患、白内障、難聴等の障害を持って生まれる可能性があり、その対応策が急がれるところである。一方、子宮頸がんワクチンの副作用にも注目が集まっている。全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会が、厚生労働省に4月8日、副作用(ギラン・バレー症候群、複合性局所疼痛、歩行障害等)の追跡調査や治療体制の整備などを求めて「嘆願書」を出したことがきっかけだった。なお、このワクチンは、2009 年に承認され、2010 年に公費負担の枠組みができ、ことし4月から任意接種から定期接種に格上げされ、市町村には予防接種を実施し奨励する義務が、個人には接種を受ける努力義務が課せられた。今後、「接種に伴うリスクと接種しないリスク」等、保護者や本人の不安を払拭する取り組みが求められている。以下3点についてお伺いします。①両ワクチンの接種状況について。②風疹の免疫のない世代の把握と、その接種について。③子宮頸がんワクチン接種後の副作用などの訴えの有無と不安払拭の取り組みについて。2点目になりますが、町内の待機児童について。近年、出産後も働き続ける(働き続けなくてはならない)女性の増加、保育所の不足などが主な原因となり、都市部及び3歳未満児において待機児童の問題が深刻化している。そうした中、全国最多の待機児童を抱えていた横浜市が、施策により4月1日、待機児童ゼロを達成したことから、改めて国及び各自治体の待機児童対策が問われている。本町においても、札内地区の宅地造成が進み、子育て世帯、共働き世帯の増加・転入等が見られ、そうした方から「子供を保育所に預けたいが、あきがないと言われた。働くことができない」といった声が聞かれ始めている。以下、待機児童の実態や保育所の充足状況についてお伺いします。①本町の待機児童数と、その対応について。②札内地区は、消費増税の駆け込み需要による住宅建設の急増も想定されるが、保育所運営に係る今後の見通しと施策についてお伺いします。以上であります。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
小島議員のご質問にお答えいたします。初めに、「風疹及び子宮頸がんのワクチン接種とリスクについて」であります。はしかや風疹のような感染症の原因となるウイルスや細菌がつくり出す毒素の力を弱めてワクチンをつくり、それを体に接種して、その病気に対する抵抗力、いわゆる免疫をつくるのが予防接種でありますが、全ての病気に対してワクチンをつくることができるわけではなく、ウイルスや細菌の性質によって不可能なものもあります。予防接種法に基づき、市区町村が定期的に実施する定期予防接種は、ワクチンにより疾病の蔓延を防止するため、国として、その対象者、接種時期等を制度化しておりますが、時代背景や蔓延の状況により実施方法が変更されてまいりました。ご質問の1点目、「風疹及び子宮頸がんワクチン接種状況について」であります。風疹の予防接種は、現在、麻疹風疹ワクチンとして、1歳から2歳の間に1回と6歳になる年度の2回接種となっております。平成 24 年度の接種状況につきましては、1歳から2歳の間の接種は、対象者 217 人に対し、接種率は 100%であり、6歳になる年度の接種は、対象者 226 人に対し、接種率は 96.9%でありました。次に、子宮頸がんワクチンの接種状況ですが、平成 22 年9月から現在までの実施実人員の接種率では、現在、中学1年生で対象者 140 人に対し接種率は 15.7%、中学2年生は 141 人に対し 67.4%、中学3年生は 160 人に対し 77.5%、高校1年生が 128 人に対し 75.8%、高校2年生は 158 人に対し82.5%、高校3年生は 121 人に対し 84.3%となっております。ご質問の2点目、「風疹の免疫のない世代の把握と、その接種について」であります。風疹は、定期予防接種の中で、その実施方法が時代により大きく変わってまいりましたことから、現在、23 歳以上の男性と 24 歳から 34 歳までの女性が免疫の低い集団とされております。今回の流行に関する感染者の推移を見ますと、平成 23 年には、全国で 369 人、北海道で 20 人、帯広保健所管内ではゼロでありましたが、平成 24 年には、全国で 2,353 人、北海道は 20 人、管内はゼロ、そして平成 25 年に入りまして全国的に流行がさらに拡大し、今年5月4週目までの集計では、全国で 8,507 人、北海道で 65 人、このうち札幌市が 29 人、函館市が 15 人であります。また、帯広保健所管内は2人であります。3年間のデータによりますと、流行の傾向は首都圏や地方都市に集中している状況にあり、本町を含めた管内では、現時点におきまして、風疹は流行していない状況にあります。しかしながら、妊娠中の女性が風疹にかかることによる胎児の先天性風疹症候群を予防することは重要なことでありますことから、町民に対する情報の提供や啓蒙活動をこれまで以上に強化するとともに、今後の風疹感染者の推移や他市町村の動向などを注視してまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「接種後の副作用などの訴えの有無と、不安払拭の取り組みについて」であります。平成 22 年9月から現在まで、本町で実施された子宮頸がんワクチンの接種件数は 1,649 件で、そのうち接種時の痛みにより失神してしまった事例が1件、腕の腫れを訴えたものが1件、接種後の発熱が数件ありましたが、いずれも一時的なもので、「副反応報告」に該当する事例は発生しておりません。次に、不安払拭の取り組みについてでありますが、これまでも保護者説明会の開催や接種対象者への個別通知の際に、接種の意義、副反応、実施状況及び接種時の禁忌事項等を記載した説明書を同封するなどして、ご理解をいただけるよう取り組んでまいりました。現在、厚生労働省では、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会において、副反応に関する新たな情報提供用資料の作成も含めた検討が行われており、町といたしましては、今後、これらの新しい資料等の活用も視野に入れながら、接種を希望される方が安心して接種を受けられるよう取り組んでまいりたいと考えております。次に、「町内の待機児童について」であります。国では、毎年4月1日現在で、「保育所入所待機児童数調査及び地方公共団体における単独保育施策の状況調査」を実施しております。この調査におきまして、待機児童とは、児童福祉法第 24 条に規定する保育所の入所要件を満たし、入所申込書を提出しているにもかかわらず入所できていない乳幼児と定義いたしております。なお、保護者において、特定の保育所のみを希望し、入所を待っているという特定待機児童や、産休・育休明けの入所希望として事前に入所申し込みをしている入所予約等に関する児童については、待機児童には計上されないこととなっております。待機児童数は、近年、都市部を中心に増加傾向にあり、平成 24 年4月1日現在では、全国で2万4,825 人となり、そのうち3歳未満児は2万 207 人と8割を超えている状況にあります。このような状況のもと、国では、デフレ脱却対策のための成長戦略の一つとして、平成 29 年度までに待機児童をゼロにするという目標を掲げて、女性が働きやすい環境の整備などに取り組むとしているところであり、待機児童解消のモデル的な事例として横浜市の対策が全国的に注目されているところであります。ご質問の1点目、「本町の待機児童数と、その対応について」であります。本町における認可保育所は、幕別地域において「幕別中央保育所」1カ所、札内地域において「札内さかえ保育所」など4カ所であり、合わせて5カ所設置しているところであります。この5カ所の認可保育所における待機児童数につきましては、本年4月1日現在でゼロとなっております。ご質問の2点目、「保育所運営に係る今後の見通しと施策について」であります。本町の認可保育所における条例上の定員は、総数で 510 人となっておりますが、毎年、各保育所の設備状況、年齢区分ごとの受け入れ状況、並びに保育士の配置状況等を勘案し、安全に保育を行うために最大受け入れ可能定員を設定し、保育所運営を行っているところであります。平成 25 年度における最大受け入れ可能定員は 504 人としておりますが、本年4月1日現在の5カ所の認可保育所総体の実受け入れ人数は 444 人でありますことから、5月以降の受け入れ可能人数は 60人となっております。そのうち、3歳未満児の最大受け入れ可能人数は 158 人としており、本年4月1日現在の実受け入れ人数は 138 人でありますことから、5月以降の受け入れ可能人数は 20 人となります。また、特に札内地域におきましては、住宅建築が堅調に推移していることによる人口増や家計事情等から、出産後、早期に働く女性が増加していることなどによりまして、年々保育需要が高まってきているものと認識していたしております。5月以降の受け入れにつきましては、このような状況を踏まえた上で、入所相談の状況や過去の保育需要状況なども勘案して適切に対応してまいりますが、本年度中に「子ども・子育てニーズ調査」を実施し、その調査結果をもとに「子ども・子育て支援事業計画」を策定して、将来に向けた保育事業のあり方などを構築してまいりたいと考えております。以上で、小島議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 5番 小島智恵
再質問させていただきます。まず、風疹について再質問させていただきます。風疹の流行については、現在、報道等もされているのでご存じだとは思うのですけれども、ご答弁にもありましたように、感染者の推移を見ますと、全国的にやはり右肩上がりにふえ続けているようでして、平成 23 年、24 年、そして特にことし 25 年には、もう全国的に爆発的にふえている状況であります。そして、十勝管内だけで見ますと、平成 23 年、24 年度についてはゼロ人だったのですけれども、25 年になって2人になっております。これまでゼロだったわけなのですけれども、この2人というのは、一見少ない数字のように見受けられるのですけれども、これから広がりを見せるかどうか、流行するかどうか、今、そのはざまにあるのではないかというところで、とても今警戒が必要であり、危機意識というのがすごく大事になっているかと思われます。また、特に交流人口が十勝は少ないというふうに言われる方もいますけれども、そうであっても、今は交通網が発達して、1日で飛行機で本州に行けるという状況でもあるので、やはりきちんと危機意識、流行しないように予防の観点、必要になってくるかと思われます。それで、答弁の中に、町民に対する情報の提供、啓蒙活動をこれまで以上に強化するというふうにおっしゃられておりましたけれども、実際、最近の広報を見ていますと、風疹が流行しているだとか、抗体のない方は予防接種を受けてくださいだとか、そういった啓蒙活動が全く見られておらず、余り力を入れられていないように思われるのですけれども、これについてはどういうふうに考えておられますでしょうか。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
風疹の予防接種に関します啓蒙活動につきましては、流行の推移を見て、現在、ホームページでの掲上をあす、あさってぐらいから上げるところであります。また、風疹は、議員もおっしゃいましたように、かかって大変な対象というのがありますので、その方たちに接する場面が各段階でありますので、そういう方たちへの個別のパンフレット等を利用した乳幼児健診、それから各種料理教室等で、その年代の方たちにお会いするときに啓蒙させていただいております。
再質問 5番 小島智恵
今後、ホームページや、至るところで啓蒙活動は行われているということでもありますけれども、答弁の中にありましたように、特に子供とか、子供については、今、予防接種の体制というのが徹底されて整えられていると思うのですけれども、1歳から2歳の間の接種は、接種率100%、そして6歳になる年度の接種率 96.9%ということですけれども、数%接種していない子供がいる。また、広報においては、中1、高3相当の方にも接種を呼びかけていることもあったのですけれども、接種しなかった場合、接種を逃してしまった場合、子供においても数%の方が出てくると思うのですけれども、その数%の方なのですけれども、町で把握し、その後、予防接種を受けるように呼びかけるような、そういう体制はできているのかお伺いします。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
昨年までの時限措置の定期接種ということで、中1、高3がありましたが、今年度からは、その時限措置が昨年で終わっておりますので、1歳と6歳となっております。また、未接種者の把握ですが、12 月の段階で必ず、その年度中に未接種の者に関しましては、再度個別の勧奨を行っております。ご承知のとおり、接種者側、保護者側にとっては努力義務となっておりますので、主義として予防接種は受けないという方も中には数名いらっしゃいますので、なかなか 100%にいかないでいる現状であります。
再質問 5番 小島智恵
子供については、その予防接種のほうが大分徹底されているわけなのですけれども、問題は、その空白の世代という、特に出産・子育て世代と重なる世代ではあるのですけれども、町としてもきちんと把握しておられまして、国の方針、政策が何度か変わっていて、時代により大きく変わったことによって、23 歳以上の男性、そして 23 歳から 34 歳までの女性が免疫の低い集団、年代であると町のほうで認識されておられるということであるのですけれども、この方たちは予防接種をしていなかったり、もしくは1回しか打っていなかったり、そういった免疫を持っていない方がたくさんいらっしゃるというところで、この年代の方で免疫を持っていない方の実態把握、これを町として実態把握はされているのか、お伺いします。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
個別の実態把握はしておりません。
再質問 5番 小島智恵
実態把握をしていないということなのですけれども、これではちょっと予防接種の奨励できるような状態でもないと思いますし、これから風疹が流行するかもしれないというような状況の中、随分と悠長にしておられるなというふうに思うわけなのですけれども。例えば、抗体がないという自覚のある方、この年代でもいいのですけれども、その自覚のある方に申し出ていただくだとか、また年数の経過によってすごく記憶が曖昧になっている方もいらっしゃるので、そういった方にも積極的に、ちょっとよくわからないという方も申し出ていただくと。仮にその抗体を持っていたとして、ワクチン接種したとしても問題がないということですので、それはそれでよかろうというふうに思うのですけれども、そういう申し出ていただくように、それこそ広報とかで呼びかけたりとかできないのでしょうか。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
個別の自分の抗体について申し出てもらうことで、申し出てもらってどうするかということよりも、全体に対して、この年齢に免疫が低いということも、この後、広報していこうとか、周知していこうと思っていますし、議員もおっしゃいますように、子育て世代の、この世代に問題があるということは、風疹そのものは、例えば大人の方がかかっても三日ばしかと言われるぐらいで、ちょっと風邪かなと思って過ごしてしまうような方もいらっしゃるのですね。それが万が一、妊婦さんに感染したときにという問題で、このことがクローズアップされているかと思いますが、私どもはそこのところへ、妊婦さんが感染しないことへの対策を強化するということが重要だと考えておりますので、自分の免疫が低いかもしれないということを申し出ていただいた方に、その後どういう対策をとるかというふうに余り考えてはおりませんので、今後は、その風疹症候群に妊婦さんがかからないことが最も大切な施策であることを積み上げながら対策をとっていきたいと考えております。
再質問 5番 小島智恵
その妊婦さんが感染しない対策が必要ということでありますけれども、流行してしまってはもう遅いわけなのですけれども、幾ら予防しろといったって、抗体がない妊婦さんは風疹ワクチンを打つことは禁忌ですので、その時点で抗体値が低かったら、もう風疹症候群の胎児が生まれるということになるわけなのですけれども、やはり流行しないように予防していく、その保健衛生的な観点というのが大事だと思うのですけれども、そういう予防の観点、そしてまた、その妊婦さんの同世代の夫も抗体がなかったりして、そういう身近な人からもうつることもあるのですけれども、そんな状態ではこれから本当に子供を産みたいと考えている女性たちが安心して産めないと思うのですけれども、もう少しその予防の観点、何とかならないでしょうか。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
風疹にかからないための予防の観点と、もう一つは、妊婦さんは今、妊婦健診の中で全員が風疹の抗体検査をして、自分の免疫がどのくらいかということを妊娠中必ず知ります。万が一、免疫が低かった方に関しては、風疹症候群にかからない予防という観点で対応していくことで、今は都市のような大流行がない中では、そういう対応で考えていきたいというふうに考えております。
再質問 5番 小島智恵
今の話だと流行している場所を避けなさいというような形で言っているかと思われるのですけれども、ただ全国的に流行したら、やはり妊婦さんとしても防ぎようがないと思うのですけれども、そして、そこでもう妊娠してしまってから抗体値が低い、抗体がないとなってしまえば、それはもう先天性風疹症候群、防ぎようがないわけなのですけれども。音更町なんかでは、先駆的に風疹の予防接種の助成を決定したということで、勝毎の新聞に載っておりましたけれども、自己負担 2,000 円、そしてその差額分を補助するということで、今年度の末まで時限的に実施するわけなのですけれども、そういった助成制度については、どのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
新聞で、音更町の新しい制度ということで、助成制度ができたということは拝見しました。私どもも、こういった状況の中で、新たな制度を構築することはいいことだなというふうに思いますけれども、ただそれが即、私どもの町もすぐやれるかどうかについては、今後、情勢を十分見きわめながら対応していきたいというのが今の状況でありますので、もう少し状況を把握させていただきたいというふうに思います。
再質問 5番 小島智恵
状況を見ながらということでありますけれども、この助成制度というのは、本当に町独自で助成制度を設けるということは大きなことだと思います。そういった風疹の流行がもう深刻化しているという自覚を深めることにもなりますし、また、こういった機会に、自分は今まで風疹にかかったのか、もしくはその予防接種を1回したのか、2回したのか、そういったところでやはり個人個人として問題意識の違いはあるのでしょうけれども、町民全体としての問題意識、危機意識、そういったことの向上につながっていくものだというふうに考えております。その一人一人の意識の向上のため、そしてそういった障害児が生まれないように予防していくという、そういう予防的な効果もあると思うので、持ち帰って検討していただければ幸いであります。やはりこの先天性風疹症候群というのが一番問題だという話でありますけれども、障害児が生まれるというところが一番問題であって、お母さん方の中には障害を持つ持たないにかかわらず産みます、育てますというお母さんもおりますけれども、その一方で、障害が出るかもしれないと言われたら、やはり産み育てる自信がないということで堕胎される女性もおられると思います。そうなると、命の尊厳にかかわる問題でもありますし、この少子化の時代でありますから、一人一人の命というのを本当に大事にしていただきたいと思います。そして、子供を産みたい、育てたいと思っている女性が少しでも安心して産み育てられる環境というのを整えていく、それは行政の仕事であり、保健課の仕事でありますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。後手に回るようなら、予防業務を放棄したことと一緒だと考えていいと思います。これから風疹が、道内でも流行する可能性が否定できない状況の中にありますので、気を引き締めて、緊張感を持って予防観点を忘れず、しっかり取り組んでいただきたいと思います。次に、子宮頸がんワクチンについてですけれども、まずお聞きしたいのが、子宮頸がんワクチンの接種状況ですが、中学1年生の接種率が 15.7%でして、中2から高3までは 60 から 80%と随分数字に差が出ているわけなのですけれども、これはどういったことで、どういった理由でこういうふうになっているのか、捉えているのかお伺いします。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
こちららはまだ、接種が始まりました新しいワクチンで、22 年9月からということで、定期になりましても、接種対象を国では、小6から高1と定めております。うちの町としては、接種勧奨を中学1年生からにしておりますので、今の中学1年生は、この2カ月間の接種と考えてください。逆に、高校2年生、高校3年生は、もう今年度から定期接種から外れますので、これが最終パーセントになります。その他、中3、中2、中1の方たちは、まだこの先受けるチャンスがあるということで、数字に変更がございます。以上でございます。
再質問 5番 小島智恵
その子宮頸がんワクチンの副作用についてですけれども、報告をいただきましたが、幸いにも重篤なものはなく、いずれも一時的なもので、副反応報告に該当する事例は発生していないというお話でありました。しかしながら、テレビ報道等では随分何度もその副作用が起きたという、被害者の会の方が出されているその映像、それが何度もテレビで取り沙汰されていて、そんな中、しかしながら結局、厚労省の考えとしては、現時点では定期接種を中止することは必要ないとしておりまして、それは子宮頸がん予防のために、今後も変わりなく接種することを奨励するという姿勢は変えませんというような形になるかと思うのですけれども、ただやっぱりテレビ報道を見ておりますと、その不随意運動だとか歩行障害が起きたときの映像が随分と、報道のあり方もあるのでしょうけれども流れて、あの映像を見ると、やはり不安を感じた子供、保護者さんも多かったというのは確かであろうというふうに感じております。国では、子宮頸がんワクチン接種の奨励を進めていくという姿勢ではあるのですけれども、町としては今後、国と同様に、積極的に子宮頸がん予防のためにそのワクチンを奨励していく姿勢をとっていくのか、どういうふうな姿勢をとっていくのか、お伺いしたいと思います。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
定期接種となりましたことから、自治体は勧奨の義務を持っております。こちらを町独自の判断で実施をしないという結論は出せませんが、私どもも、まだ新しいワクチンであり、これらの事例が出てきていることは、うちの嘱託医の先生たちとも十分話し合いをしておりまして、接種の委託施設であります各関係機関の先生たちとも、接種に訪れた方に対するそのリスクもですし、それからその他の説明も含めて、十分な説明をして、保護者の方が受けたいという意思を明確にされた場合に接種をするという形での、そこに力を入れていくというところで嘱託医の先生たちと話は進めております。
再質問 5番 小島智恵
ああいう不安をあおるような報道をされた後ですので、そういった十分な説明、丁寧な説明を心がけていただきたいと思います。また、不安に感じた場合、そういったいろんな保護者説明会とか行われていると思うのですけれども、不安な場合、不安であればいつでも保健課のほうで相談を受け付けますといった、そういった相談体制というのはきちんととっていただけるのか、お伺いします。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
もちろん、丁寧に対応したいと考えております。
再質問 5番 小島智恵
それと、その報道を見ておりますと、被害者の会の方が、その副作用が起きたため、国に補償してもらおうと国に申請したものの、その因果関係が認められなかったのか、認められなかったという結果、そういったことがあったようなのですけれども、実際、副作用が起き、また後遺症が残ったとなれば、本当に国がきちんと補償してくれるのか、それもまた不安が残るところなのですけれども、町としては、副作用・後遺症起きた場合の責任補償問題はどのようにお考えになっているのか、お伺いします。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
副反応に関しましては、定期の予防接種については必ず接種後、その接種に関係があってもなくても、大きな副反応があった場合には副反応報告書を出すというふうに法律で定められておりまして、必ず上がってきます。その中で、それが因果関係があるかどうかというところを判断していくわけですが、町においても、予防接種被害調査委員会というのを設置しておりまして、その中で上がってきたものについて検討が必要だった場合については、それを国の予防接種被害調査委員会のほうに送るかどうかというところで検討するシステムはでき上がってはおりますが、これまで一度もそういうことは上がってきたことがございません。
再質問 5番 小島智恵
そうしたら、この副作用が起きた場合、国が補償してくれないということなのですかね。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
今も申しましたとおり、この因果関係が認められて、確かにこの予防接種における副反応であるということが認められた場合においては、国で補償が認められております。
再質問 5番 小島智恵
わかりました。次に、待機児童の質問に移らせていただきます。まず、待機児童とはというところで、その定義のほうがきちんと定められており、「町としてはゼロです」という答えだったのですけれども、実際、その特定待機児童はゼロではないと思いますし、これは本町地区の幕別中央保育所がありますけれども、そこのあきがあるからこんなことを言っているのではないかというふうに、実態に即していないような感じがしたのですけれども。札内地区のみだけで考えますと、実態は入所待ちで困っている方がいると思うのですけれども、これは札内からあきのある本町の中央保育所まで通いなさいということなのでしょうか。
答弁 こども課長 山岸伸雄(こども課長は2014年3月まで)
待機児童につきましては、町長からご報告ありましたようにゼロでございますけれども、特定待機という言われる部分については、本町においても発生しているところでございまして、特定待機につきましては、6月現在において 11 件 12 名の方が特定待機者ということとなっております。そのようなことから、今ご質問の中央保育所に通うのかということでございますけれども、この特定待機という部分で今発生している部分については、札内地区の保育所を求めているということで、私どもとしましては、町全体としては保育の容量はありますけれども、札内地区のみの待機ということで捉えているということで、必ず通えというようなところまではお話はしていないところでございます。
再質問 5番 小島智恵
もちろん札内と幕別本町地区、距離的に遠いですし、時間もかかるということなので、実際に本当に利用は難しいというふうなことが、そういった考え方が一般的だとは思うのですけれども、その特定待機 11 件 12 名おり、やはり札内地区の方は特に困っているという実態ではあると思います。それで、札内では、入所待ちの場合、一時保育事業もあるということで、行政側から勧められていることもあるそうなのですけれども、実際に入所できないから、やむを得ずそういったものを、一時保育を利用する方もいらっしゃったり、また一時保育だと日数や時間が決まっているので、会社との雇用契約がうまくいかなくて働けないのだという不満も聞かれているわけなのですけれども、その一時保育事業の本来の目的、一時的、緊急的にお預かりする事業だと思うのですけれども、あきがないから一時保育を利用してくださいという形が何だか慣例化しているようなのですけれども、やはりそれが当たり前とならないように、きちんと是正していく必要はあると思うのですけれども、これについてお伺いします。
答弁 こども課長 山岸伸雄(こども課長は2014年3月まで)
町内において、そのような特定待機と言われる部分がこれまでも発生しているところでございます。特定待機に対する子育て支援センターにおける一時保育事業に対するご紹介も、実質行っているところではございます。子育て支援センターにおける一時保育事業の一つとしましては、議員今お話ありましましたように、緊急的な活用、それとあとリフレッシュと言われる私的な活用、もう一つにですが、短期的または断続的な雇用において保育が十分に行われないということにおける非定型的な保育というのも目的としてございます。そういうことから、待機になった際、そのご家庭の事情等を十分お聞きしまして、一時保育において対応できる部分がある方につきましてはご紹介しながら、なるべくそのご家庭の不安等を取り除くということで保育を実施しているという状況でございます。
再質問 5番 小島智恵
本当に計画的に保育所の充足状況に合わせた整備をやってきたのかというふうなことが問われるかと思うのですけれども、今からそういった特定待機児童が出ていると。そして、南保育所が民営化される予定になっていて、建てかえで建物を建てるという話もお聞きしたのですけれども、その建物が建ち、面積も広くとるということで、平成 27 年2月ごろに建てられるというふうにお聞きはしたのですけれども、ただ札内地区では既にもう宅地造成が進んで、新しいおうちが建って、若い世代の方が住んでおりますし、さらに今、桂町、そして桜町の造成も進んでいる、また消費増税の駆け込み需要も今後控えていると。もうどんどん若い世代の方がふえ、また保育所入所の需要も高まるという、そういった待ったなしの今、状況だとは思うのですけれども、南保育所の新しい建物が建つまでの間どうされるのか、住宅が建って、もう需要がふえている状況の中どうするのか、時限的な何か施策を打つお考えはないのか、お伺いします。
答弁 こども課長 山岸伸雄(こども課長は2014年3月まで)
現実、そのような状況になってきているということは認識しておりますことから、今後、今、議員がおっしゃいましたとおり、札内南保育所においては、新しい南保育所においては定員の拡大と、定員そのものは同じですが、実質受け入れ定員が増大できるということから、それ以降は大丈夫かというふうに考えておりますけれども、それまでの間につきまして、現在、子育て支援センターなどのスペースの活用、また他の保育所における遊休スペース等の活用等、さまざまな観点から現在、検討しているところでございます。
再質問 5番 小島智恵
その検討中の内容は、ここではおっしゃられないのでしょうか。
答弁 民生部長 川瀬俊彦(民生部長は2015年3月まで)
待機児童をなるべく発生させないように町はいろいろと考えているわけでありますけれども、これは基本的には、さっき言いました特定待機、これはどうしてもこの保育所に入りたいという方が待機している場合もあるという、これは特殊な例ということになりますけれども。いずれにしても、そういう場合におきましても町としましては、どこどこの保育所ならばあいていますよ。これは札内の保育所の中でもそうです。例えば、さかえを希望しているけれども、青葉ならあいていますよとか、そういう場合でも、なかなか入所をためらう方も実際にはいらっしゃいます。一つには、そういう方にほかの保育所も、こういうのもありますよということを情報提供することと、あと子育て支援センターの中では一時保育もやっておりますので、例えばパートで勤めている方とか、週のうち何日間か勤めている方、そういう方につきましては一時保育ということでお預かりすることもできますよ、いろいろな選択肢をお示ししながら、町としてはできるだけ解消したいということで努めております。それと、当面、もしそれらが埋まった場合どうするのだというなのですけれども、これ今、札内青葉地区に「青葉子育て園」というものを建設していくことになりますけれども、これが開設されますと、これはその中に子育て支援センターの機能を持つことになります。札内さかえ保育所にも子育て支援センターがありますので、この札内の子育て支援センターと青葉子育て支援センターと、この両方の利用の仕方において一工夫しながら待機児童の解消は図るように努めたい、そのようには考えております。
再質問 5番 小島智恵
今お話にあった札内地区内でも、あきがあれば、ほかの保育所を紹介しているという話だったのですけれども、私が聞くところによると、もう札内いっぱいだという話は聞いてはいるのですけれども、やはりだんだんきちきちになってきてはいるとは思うのですけれども。また、その青葉の子育て園もそうなのですけれども、やはり建物が建つ前どうするのかという、そこを一番聞きたいところなのですけれども、そこについては何か時限的に、例えば中央保育所にあきがあるのだったら札内から送迎サービスを行うだとか、何か真幸協会の併設されている「のびのび保育所」、認可外ですけれども、そういったところを利用していただく、いろいろあると思うのですけれども、そういう時限的な措置は今のところ考えていないということなのですか。
答弁 こども課長 山岸伸雄(こども課長は2014年3月まで)
今、部長のほうからもお話ありましたけれども、現在、青葉地区において、学童保育所を中心とした建物の整備を行おうとしています。それが部長のほうからお話にありました「青葉子育て園」というものでございますが、その中に子育て支援センター、今、さかえ保育所で行っています子育て支援センターのうち子育て支援部門について、今ご説明ありました青葉子育て園のほうに移行しようというふうに考えているところでございます。そういたしますと、今現在、さかえ保育所のほうにあります子育て支援センターのほうにつきましては、青葉子育て園ができ上がった時点において一時保育のみの利用ということになりますことから、現在使っている支援部門のスペースをうまく活用できないかということが、まず第1点として考えているということでございます。それ以外につきましては、今、議員のほうからご質問ございました認可外保育施設、これ町内においては認可外の保育施設は、二つの保育施設ございますけれども、そのうち社会福祉法人で行っている保育が1カ所、それと病院で行っている事業所内保育所が1カ所ということでございます。その社会福祉法人のほうで行っている認可外保育施設につきましては、定員が 10 名ということで、現在、7名ほど入所しているということでございます。そういうことから、特に今、保育需要が多いのが未満児ということで見ますと、未満児になりますと、保育士の確保もまた難しい状況にあるということをお聞きしていますことから、単純にそちらのほうにご紹介するということになりますと、いろいろと運営上の問題も含めて協議していかなければならないということにもなってくるかなというふうに思いますことから、なかなか今すぐそういう対応について、民間の保育所にお願いするというのは難しい状況にあるというふうに考えているところでございます。
再質問 5番 小島智恵
ちょっと理解に苦しむ部分もあるのですけれども、子育て支援センター、そして南保育所の建てかえによってそういった入所待ちの状況というのは解消されるものだというふうに今、将来を見据えて言っておられるのでしょうけれども、そういった若い世代の方が、例えば第1子ではなくて、第2子、3子というふうに産んでいく場合もあるのですけれども、そういったこともきちんと想定して考えていらっしゃるのでしょうか。また足りないみたいなことが起き得るのではないのでしょうか。
答弁 民生部長 川瀬俊彦(民生部長は2015年3月まで)
町のその対策としましては、まずは保護者の皆さんにきちっと情報提供をして、そしていろいろな手法をご紹介しているというのが一つです。それと、当面、今の段階ではまだ待機児はいないわけですけれども、例年の推移からすると少しずつ入所希望がまた出てくると思いますので、もし待機児童が発生するようなことが見込まれる状況になりましたら、先ほど言いましたように、青葉のほうの支援センターとさかえの支援センターのあり方を一工夫しながら、対応をまず考えていきたいと。まず、それが一つです。それと、南保育所につきましては、それよりもさらに将来的な方向として、もう少し器も大きく持とうというふうに考えておりますので、その中で解消は可能ではないかと、そういうふうに見込んでいるところであります。
再質問 5番 小島智恵
わかりました。地元紙の投稿欄にあったのですけれども、実際には就労していないのに、虚偽の申請をして保育所にさせている事例があるといったことが書かれていたのですけれども、本当に入所が必要な方が入所できなくなったら困るので聞くのですけれども、町としては、虚偽申請は起こり得ることなのか、そういう認識を持たれているのか、また、これまでそういった前例はあるのか、お伺いします。
答弁 こども課長 山岸伸雄(こども課長は2014年3月まで)
町における認可保育所の許可につきましては、幕別町の保育実施条例第2条に定めております事項によって審査をし、真に保育に欠ける児童について入所を許可しているということでございます。今、議員のご質問の虚偽申請ということがあったのかどうか、また、その場合はということかというふうに思いますけれども、私どもとしましては常時、先ほど申し上げましたとおり、条例に基づいて入所の許可をしているということで、その時点では大丈夫かというふうに思いますけれども、その後につきましての追跡といったところまでは現実できていないところでございます。しかしながら、議員おっしゃったとおり、過去にも、そのような匿名の情報が当課のほうにあったというのも事実でございまして、そういう場合につきましては、改めまして調査いたしまして、そのような状況になった経緯だとか、また今後の状況というのを総合的に判断しまして、入所を継続するのか、また退所していただくのかというような措置としているところでございます。以上です。
再質問 5番 小島智恵
わかりました。保育所に入れないというこの状況は、都市部ではよく聞かれている問題なのですけれども、本町においても、特に札内地区ではだんだんと深刻化しているのではないかというふうに見受けられました。昔は、愛情を欲している幼子については、母親が面倒を見るのが当たり前だったのですけれども、この時代の変遷とともに、経済的理由等から、本当に共働き世帯が随分とふえてきているなというふうに実感しております。時代時代のニーズに合わせて、将来を見据えてきちんと行政は、今後、ご努力されますことをご期待申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。