みんなの議会

小樽市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日

(1)女性復職支援事業について/(2)児童虐待防止について/(3)HPVワクチン接種について

2024年12月11日、小樽市議会の一般質問で、橋本布美絵議員が「女性復職支援事業について」「児童虐待防止について」「HPVワクチン接種について」について質問し、市長 迫俊哉、保健所長 田中宏之、こども未来部長 安部俊克が答弁しました。

質問者
橋本布美絵 議員
答弁者
市長 迫俊哉、保健所長 田中宏之、こども未来部長 安部俊克

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 橋本布美絵

一般質問いたします。最初に、女性復職支援事業について質問いたします。全国的に様々な業種で人手不足が大きな課題になっています。しかし、本市では、求職側に働く場所がないといった声も聞こえてきます。そんな中、中小企業振興のため、令和4年度から6年度の3か年の事業計画で様々な施策を行っている、その一つである女性復職支援事業は、女性の育児と仕事の両立をしながら活躍できる場所の確保と、企業の女性の就職先の選択肢となることによる労働力の確保という目的を持った施策です。出産等で離職した女性へ柔軟な働き方を制度化している企業を専門ホームページで紹介し、潜在的な女性の労働力を引き出すことを期待するこの施策は、労働力確保の観点から、今後ますます重要になってくると考えます。今年度が事業計画の最終年度になることから、本年第1回定例会では、新たな事業計画をよりよい事業になるよう調査・研究をしていただきたいと質問いたしました。しかし、中小企業振興を目的にした事業ではありますが、そもそも出産や介護により女性が退職を選択せざるを得ないこと自体を是正しなければならないはずで、本年5月31日に改正されました、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律には、年齢に応じた柔軟な働き方を実現するための処置の拡充や、介護離職防止のための仕事と介護の両立支援制度の強化などが企業に求められています。しかし、現実では、女性への育児や介護の比重はいまだ多く、企業側も規模によっては厳しい面もあるかもしれません。しかし、性別や年齢にかかわらず誰もが活躍できる場所を創出することは、本市にとっても重要な課題であり、その意味でも、女性の持つポテンシャルをどのように引き出すかが問われます。本事業は委託事業であり、専用ホームページやSNSを開設し、企業のPRなどをしています。最初に重要になるのが、柔軟な働き方を制度化している企業の登録数をいかに増やすかです。現在、登録している企業は、今年度は何社増え、全体で何社になっておりますでしょうか。今年度何社の企業へどのように働きかけをしたのでしょうか、お示しください。中小企業振興が大きな目的である様々な取組の中では、本事業の予算は決して多いとは言えず、委託料のみであるかと思います。費用対効果としてしっかりとした手応えが感じられる仕様にはなっていないように思います。今後さらに企業側の労働力確保が大きな課題になっていく状況を解決していくためにも、企業目線だけではなく、働く女性がどのような企業、どのような働き方を望むのかとの視点が大切で、ニーズを把握する必要があります。この事業を成功させるには、男女共同参画など他部署との連携が必要になることもあるでしょう。また、以前の質問でも、ハローワークとの連携や協力ができないのか質問し、どのような連携が取れるのか、まずは話を聞いてみたいとの御答弁でした。男女共同参画など他部署との連携の必要性について見解をお示しください。その後、ハローワークとはどのような話をされたでしょうか、その内容と今後の連携についてお示しください。次に、重要になるのが、正規・非正規など、どのような働き方でも、休職している方、いずれ働こうと思っている方にとって気軽に閲覧し、便利で有益な情報を得ることができるサイト作りです。サイト運営する中で、これまでの約3年間で見えてきた課題をお示しください。これまで、本事業を行って、どのような効果があったのか、お示しください。約3年間の事業計画終了が迫る現時点での本事業の重要性について、市長のお考えをお聞かせください。厚生労働省のサイト、女性の再就職・再雇用には、出産・育児等を機に離職しても女性が活躍できる社会に向けての情報があります。出産・育児等で離職した6割の女性が就業希望があり、再就職した女性の9割以上は、いずれ働こうと思っていたとのデータがあります。人材確保面で出産・育児等で離職した女性が戦力になり、既に就労経験がある方の持つ社会経験やキャリア、さらには専門知識など、その能力を発揮できていない状態とも言えます。人材確保は、両立できる環境、活躍できる環境が必要ですが、これは結果として離職を防ぐことにもなるのではないでしょうか。女子に選ばれる職場は、女子に選ばれるまちにつながります。女性の活躍に前向きな自治体になることこそが、本市が抱える様々な課題解決の糸口であると考えます。仕事と育児等が両立できる環境整備について、企業向けのセミナーを開催するなどの本市の取組状況をお示しください。子育て等と両立するために、再就職・再雇用のキャリア形成には幾つもの課題があります。厚生労働省のサイト、女性の再就職・再雇用には、配属先や職種が限定されるとのデータがあります。スキルアップやリスキリングの促進のため、厚生労働省指定の1万6,000もある資格講座などの受講に補助する教育訓練給付金の制度が、本年10月から拡充されています。我が党では、構造的賃上げをするには、リスキリングによる能力向上への支援をさらに強化することが有効と、教育訓練給付の拡充を訴えてきました。物価高の中、共働きの家庭も多く、女性が子育てなどと仕事の両立となると、非正規で働く方が多いかと思います。雇用保険の加入などの条件はありますが、このような制度を利用してもらい、単に両立できる条件だけではない、賃金や、やりがいなど将来設計ができる提案も必要だと思います。女性が再就職する場合のキャリア形成支援について、今後、本市においてはどのような取組が考えられますでしょうか、お示しください。働く女性を応援する女子に選ばれるまちになっていただけるよう、よりよい事業になることを希望します。続いて、児童虐待防止について質問いたします。今定例会は、本市で起きた児童の死亡事件に対し、市長をはじめ各理事者、我々各議員が真摯に向き合い、二度と痛ましい事件を起こさせないとの信念を持って議論を進めていくべき定例会となりました。亡くなられた子供へ心より御冥福をお祈り申し上げます。平成16年の児童福祉法改正により、市町村が児童虐待の通告先となり、本市も平成17年度に小樽市要保護児童対策地域協議会を設置しました。その間も様々な法改正が行われ、保護者と子供の安全や安心して子育てができる環境への法整備が進んできました。そして、本市でも、令和3年度に小樽市児童虐待防止対応マニュアルを作成し、今年度8月にヤングケアラー支援を盛り込んだ改訂版を作成されました。全国的に調査が始まった1990年以降、相談処理件数は毎年過去最多を更新し続けています。厚生労働省福祉行政報告例からは、2020年の相談対応件数のうち、児童相談所は半数が警察からで、次いで、児童相談所への全国共通ダイヤル189などによる通報となります。市町村では児童相談所に次ぎ、学校や保健所、保健センターなど身近な機関からの通報が多いことが分かります。このたびの本市の事件では、関係機関の連携に課題があったとのことですが、そこには初動での虐待は見受けられなかったということが、命を落とすまでに幾つかあったはずの救うチャンスをくぐり抜けるファクターになってしまったと思われます。子供の権利や安全を守る法改正がなされるには、それだけ現代の子供たちを取り巻くたくさんの課題があるからで、それは学校などの現場でも様々な対応に追われる大変さに通ずるでしょう。それだけに、教員とは別の視点で考えられる第二の視点が必要ではないでしょうか。不登校児に会えない場合、教師以外の専門職が同行するなどの仕組みが必要ではないかと考えますが、見解をお示しください。全国の虐待対応件数の児童相談所と市区町村のそれぞれの件数が、平成26年頃から児童相談所が市区町村を上回るようになりました。それは警察がDV事案への積極的な介入や体制を確立したためで、次いで多い全国共通ダイヤル189などの近隣住民からの通報は増えつつもありますが、多くの子供たちが家庭内のDVによる危険や恐怖にさらされながら暮らしていることが分かります。児童相談所への全国共通ダイヤル189の普及が進んでいることは数字でも分かります。本市のホームページや小樽市児童虐待防止対応マニュアルにも明記はされていますが、実際、市民の認知度はどうでしょうか。11月は、オレンジリボン月間として全国で児童虐待防止推進月間運動がなされ、街頭や報道などで児童虐待における現状や周囲の気づきの重要性などを訴えている様子を見かけるようになりました。しかし、私の周りで児童虐待が多いことは知っていても、全国共通ダイヤル189の存在を知らない人が実に多く、このようなことの普及の難しさを感じています。先日、市民の方に全国共通ダイヤル189についてお話をしていたときに、自身の隣の家で、外で下着姿で泣いている子供を見かけたことが数回あり、母親に、大丈夫、何か心配事があれば言ってねと声をかけ、それ以降は見かけなくなったとの体験を通し、近所の気づきが大事だと話してくれました。また、父親と思われる男性が子供を叱り、たたき、子供が泣いているところに遭遇したこともあったが、そのときは怖くて声をかけられなかったとも言っていました。そして、そんなことに遭遇したときにはどこに相談したらよいのか、市にそんな窓口があるといいわねとおっしゃっておりました。これはあくまでも1人の方のエピソードにすぎませんが、このようなことが日常起きていることは想像に難しくありません。この方のように、勇気を持って当事者に関わることもとても大切ですが、場合によっては状況が内に籠もり、見えなくなってしまう可能性も秘めています。全国的には11月に行われる児童虐待防止キャンペーンですが、名古屋市では5月の地域のお祭りに集まる市民の方に、児童虐待防止に関するアンケートを実施し、啓発物品の配布をしています。そして、11月には市内の大手スーパーでキャンペーンを実施し、全国共通ダイヤル189の普及の啓発グッズを配布しています。当然、人が多く集まる場所に出向くことは高い効果があるでしょう。人の集まる場所でのキャンペーンや、市内の公共施設やスーパーなどのトイレに設置しているDVカードのようなアナログな方法なども有効だと考えますが、見解をお示しください。先日、石狩市では、11月に市庁舎の一角を使い、オレンジリボン月間運動のPRをし、多くの職員が自発的にオレンジリボンを身に着けていたという話を伺いました。手作りのリボンを貼り付けたボードを設置し、御自由にお持ちくださいと掲示すると、たくさんの方が持ち帰ったとのことでした。このような取組は石狩市に限ったことではなく、多くの自治体が行っています。今後は、こども家庭センターがウイングベイ小樽に移転したことで様々な発信をし、よりよい相談体制が築かれることが期待されますが、亡くなられた子供の死を無駄にすることなく、全国共通ダイヤル189の普及や、市職員も一市民として意識を高めていただきたいと思います。こども家庭センターのほかに、市庁舎でもポスター掲示やデジタルサイネージを使用するなどの普及活動をすることで、虐待撲滅の意思表示をすべきと考えます。見解をお示しください。オレンジリボン運動を行っている認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークでは、通告は支援の第一歩と呼びかけています。たとえ虐待ではなかったとしても、その家庭に困難を抱えていることがあり、支援につなげることができるかもしれません。今後の本市の対応に期待いたします。最後に、HPVワクチン接種について質問いたします。これまで公明党では長きにわたり、HPVワクチン接種の重要性、特に昨年からは、積極的勧奨をされなかった年代へのキャッチアップ接種の期限が迫る令和6年度の対応について、重ねて質問してまいりました。昨年の第3回定例会で、勧奨通知を封書ではなく、はがきにすることで、公費負担には期限があること、期限が過ぎてしまうと高額な費用がかかることなどへの気づきが、保護者だけではなく、接種する本人への可能性が高まるのではないかと質問し、今年度は4月と8月の2回の勧奨をはがきで通知していただきました。さらに、本年第2回定例会では、8月発送の2回目の勧奨はがきについて、ナッジ理論を使用した内容やシーリングはがきなどを使用し、情報面積を増やし、期限や費用のほかに、接種できる病院やワクチンの有用性などの情報などを載せたものにしてはどうかと質問し、作成していただきました。御対応に感謝いたします。全国的にも秋までの間に2回の勧奨通知をした自治体も多く見られ、そのほかにも国や医師会、大学生、マスコミなど様々な手段での接種の呼びかけを見ることができました。予防医療における勧奨・再勧奨、コール・リコールの効果について、厚生労働省のがん検診のあり方に関する検討会による本年7月に改定された、令和6年度版がん検診事業のあり方についての第2章では、科学的根拠のある施策として、乳がん検診や大腸がん検診とともに、1、手紙や電話によるコール・リコール、2、パンフレットやニュースレターなどのスモールメディアの活用、3、医療従事者が行う1対1の教育が推奨されており、第4章でも個別にコール・リコールを徹底するとしています。また、市長が直接記者会見などで発信している自治体は接種率が高い傾向があるとも聞いています。宮崎県宮崎市では市長の強いリーダーシップにより、既に市独自の公費接種期間の延長をしていました。市のホームページを見ますと、本年10月に高校1年生の1回目の接種率が60%、キャッチアップ接種対象者の1回目の接種率が66.6%到達との発表があります。キャッチアップ接種対象者に対して、今年度のコール・リコール後の接種の動向についてお示しください。エムスリー総合研究所が発表した推計では、キャッチアップ接種対象世代の累計接種率は35%程度であるとのことで、回復傾向は見られるものの、現在25歳から27歳の平均接種率は84.1%と高い水準にあり、いまだに遠いと見込まれています。そんな中、厚生労働省の専門部会で、来年の3月までに1回でも接種した人については、公費接種の期限を1年延長させる方針を了承したとの発信がありました。また、来年3月に公費接種が終了する現在高校1年生相当の方も、今期に限り同様に1年延長するともありました。今回の延長措置は、期限が迫ることで、コール・リコールなどの勧奨に努めた自治体が増えたことにより高まりつつあるHPVワクチン接種への理解を無駄にせず、今後、定期接種をも見越して、本市においても万全を期して当たるべき措置と考えます。今年度中に最低1回の接種が必要との条件を満たすために、3月までにさらなる取組が必要となります。3月までにキャッチアップ世代へ、今年度発送した勧奨はがきのような通知を再度していただきたいと考えますが、見解をお示しください。今回の延長措置に至った経緯は、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の資料に、キャッチアップ接種の期限が迫った今年夏以降の駆け込み需要のために、メーカーによるHPVワクチンの限定出荷が今年10月にされたことがきっかけとなったことが分かります。今後は増産され、これまで以上の納入の見通しがあるという話もあります。また、厚生労働省健康・生活衛生局からも、11月29日付で、医療機関の接種体制の確保のため速やかな情報提供、対象者が接種について検討・判断ができるよう、経過措置の内容と合わせてワクチンの有用性・安全性についても引き続き丁寧かつ確実に情報提供を行うことが重要であると発信されました。本市でも供給不足などの影響はありましたでしょうか。来年度は、公費接種が延長する令和6年度の高校1年生に相当する方とともに、令和7年度の高校1年生に相当する方も全額公費接種が最後の年となります。HPVワクチンは、医学的な観点からも16歳までに接種するのが最も効果が高く、今後も定期接種期間に希望者が漏れなく接種するためにも、公費接種最終年度の方への分かりやすいコール・リコール等の取組が重要になってきます。さきに述べた宮崎県宮崎市では、大学に接種会場を設けたり、教育委員会、医師会と協力して学校で医師による出前授業をすることで、接種件数が前年の2倍になりました。今年度、高校1年生に相当する方への勧奨通知はどのように行いましたでしょうか。令和6年度の高校1年生に相当する方への公費接種延長を踏まえ、高校などとの連携をするべきと考えますが、市長の見解をお聞かせください。令和7年度以降の定期接種を少しでも高い水準に上げていくには、メディア報道などが多くされている今年度から来年度にかけての結果が大きく関わってくるでしょう。先日、公費延長のニュース報道で、HPVワクチンの供給制限がされていることに対しての対象者本人のコメントとして、将来的にがんになる確率が下がるのであれば、受けたいと思うなら受けられる環境になったほうがよいとありました。先ほども述べました令和6年度版がん検診事業のあり方についての科学的根拠のある施策3、医療従事者が行う1対1の教育を推奨とあるように、本市においても、小樽市医師会との協働で対象者本人へのアプローチがなされ、専門家から正しい知識を得ることが最も効果があると考えます。公費接種延長による社会的関心が高まった今だからこそ、さらに小樽市医師会との協働を強化すべきと思いますが、今後の対応をお示しください。キャッチアップ接種世代の将来の罹患率に大きく関わる、つまり女性の幸福度の向上、ウェルビーイングの実現に向けた大切な取組であります。市長が強い意志を持って直接発信すべきと思います。市長のお考えをお聞かせください。再質問を留保し、以上で質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

橋本議員の御質問にお答えいたします。初めに、女性復職支援事業について御質問がありました。まず、登録企業数につきましては、今年度4社増え、全体では18社となっております。次に、企業に対する今年度の働きかけにつきましては、市内企業167社へのメールによる登録企業の募集、合同企業説明会などの機会を捉えた参加企業への事業案内チラシの配布のほか、個別に企業への働きかけを行っております。次に、他部署との連携につきましては、女性復職支援に当たっては、企業側の考えだけではなく、働く女性の考えの把握も必要と認識しておりますので、必要に応じて他部署とも連携する必要があるものと考えております。次に、ハローワークとの連携につきましては、本市が事務局を担っている小樽地域雇用創造協議会が、厚生労働省の地域雇用活性化推進事業を本年10月に受託いたしました。この事業において、市内企業をまとめて紹介するポータルサイトの作成を予定しており、女性復職支援事業の専用ホームページの内容も移行し、統合することを検討しております。現在、企業の求人情報をそのポータルサイトに掲載することについて、ハローワークと協議を行っているところであります。次に、専用ホームページの課題につきましては、これまでの実績から閲覧数が少ないことが課題であり、その要因として、掲載企業数が少ないことや、掲載企業が現在求人中の企業であるか分からないことなど、閲覧する側にとっては内容に不十分な面があるものと考えております。次に、事業の効果につきましては、専用ホームページやSNSによる情報発信を継続して行ってきたことで、本市にも女性が働きやすい環境に配慮する企業があることを周知することができ、また、この事業を通じて制度の導入に至る企業もあるなど、一定の効果があったものと考えております。次に、本事業の重要性につきましては、本市では少子高齢化が進む中、人口の減少とともに生産年齢人口が大きく減少しており、市内での人手不足はさらに深刻化することが予想されますので、労働力の確保の観点からも、今後より一層重要になってくるものと考えております。本事業は今年度で終了いたしますが、今後、作成する市内企業を紹介するポータルサイトを活用し、引き続き、女性の復職支援などの市内企業の職場環境のPRに努めてまいりたいと考えております。次に、仕事と育児等の両立に向けた環境整備等の取組につきましては、本市では、小樽地域雇用創造協議会の事業ではありますが、令和4年度から5年度にかけ、多様な人材確保セミナーとして、「女性・シニアがいきいきと働ける職場環境づくり」などのテーマで、企業向けセミナーを8回にわたって開催してきております。次に、女性のキャリア形成支援の取組につきましては、現在、小樽地域雇用創造協議会が実施するキャリアコンサルタントによる求職者向けのセミナーや求職相談の取組を進めているところであります。次に、児童虐待防止について御質問がありました。まず、不登校児童に会えない場合の対応につきましては、これまでも学校が保護者の了承を得た上で、学校からの要請に基づき、社会福祉士などの資格を有するこども家庭センターの職員が家庭訪問に同行するケースはありますが、より漏れのない連携体制の構築について、引き続き教育委員会と協議してまいります。次に、児童虐待防止に向けた啓発方法につきましては、毎年11月の児童虐待防止推進キャンペーンに合わせ、本庁舎内や公共施設、医療機関、市内小・中学校などにポスターやリーフレットを配布しているほか、今年度は町内会に小樽市児童虐待防止対応マニュアルの概要版を配布し、普及啓発に努めているところでありますが、さらに、より多くの方の目に触れるような取組は有効であると認識しております。次に、児童虐待撲滅への意思表示につきましては、これまでの普及啓発に向けた取組を継続するとともに、御提案いただいた市民一人一人の目や耳に訴えかけられるような様々な手段を講じながら、児童虐待防止に対する意識を一層高めるための取組を進めてまいりたいと考えております。次に、HPVワクチン接種について御質問がありました。まず、キャッチアップ接種対象者に対する勧奨・再勧奨を行った後の動向につきましては、本年3月末と8月末の2回、接種を勧奨するはがきを対象者全員に送付したところ、4月から10月における初回の接種者数が、昨年同時期のおよそ5倍となっており、勧奨の効果が現れているものと考えております。次に、今年度中に再度の勧奨通知を行うことにつきましては、12月中に国からキャッチアップ接種の延長に関する説明が予定されておりますので、その内容を確認した上で実施する方向で検討してまいります。次に、HPVワクチンの出荷制限による本市への影響につきましては、市内の医療機関からワクチンが不足しているとの相談は特に寄せられておりませんので、問題なく供給されているものと認識しております。次に、今年度、高校1年生に相当する方への勧奨通知につきましては、本年3月末、対象者320人に対して、公費で接種できる期間は令和7年3月末までであること、接種回数は3回必要であり、原則として6か月を要すること、令和7年4月以降の接種は有料の任意接種となることなどを記載した文書と、市内のHPVワクチン接種医療機関の一覧表を封書により送付いたしております。次に、HPVワクチン接種勧奨における高校などとの連携につきましては、12月中に予定されている国からの説明において、新年度に高校2年生相当になる方のキャッチアップ接種の対象条件を確認し、こうした情報を整理した上で、市内の高校にお知らせしてまいります。次に、小樽市医師会との協働と今後の対応につきましては、今年度小樽市医師会からの申入れを受け、ワクチン接種が可能な委託医療機関を年度途中で増やしたほか、小樽市医師会が作成した啓発ポスターでは、掲載内容の構成段階から保健所が参加するなど協働の取組を行ってまいりました。今後も小樽市医師会と協働していくことが重要であると考えており、引き続き取組を進めてまいります。次に、私からの情報発信につきましては、これまでFMおたるの番組、明日へ向かってスクラムトライ!で取り上げさせていただきましたが、今後も記者会見や若い世代の方々が集まる場などを通じて、市民の皆さんにお伝えしていきたいと考えております。(「議長、9番」と呼ぶ者あり)

再質問 9番 橋本布美絵

再質問を幾つかさせていただきます。児童虐待防止の質問の中で、先日の代表質問の中でも、小樽市でも様々行っているという御答弁もありました。そのことで今回改めて確認で聞いたのですけれども、先ほどの市民の声も、僅か1人の声ではありますが、なかなか伝わりづらいことでもあるのかなと、目にしても印象に残るような取組でなければいけないかと思い、様々なお話をさせていただきました。これ以外にも、本日お話しした内容は有効であると言っていただきましたので、ぜひともいろいろな取組に力を入れていただきたいと思います。その中で、市庁舎でもポスター掲示などをこれまでもされていますけれども、今後はこども家庭センターがウイングベイ小樽に行くことで、たくさんの人の目に触れる機会は市庁舎だけではなく、そちらでもしっかり取り組むと、御答弁の内容を私は理解したのですけれども、そこを一つ確認させていただきたいと思います。あと、今回、HPVワクチンが、現在高校1年生に相当する年齢の方とキャッチアップ接種の方が1年間延びたということで、私も非常に喜んでいたところです。しっかり3月まで取り組んで、最低1回でも接種しないと延長対象者にはならないということですので、市もFMおたるなどではこれまでも発信していただいていましたけれども、あらゆるメディアを使って、また定例記者会見などもあると思うので、そこで市長が、本当に大事なことなのだということを強く主張していただきたいということで、再度になりますが、そこも確認させてください。最後に、医療従事者が1対1の教育をなされることが非常に有効であるというのは、全国的にも結果として出ているところが情報で得られるのです。本市においても、要は医師が学校に出向いて、子供たちにワクチンの有用性ですとか大切さ、また、この病気にかかるとすごく大変なことになるのだということを直接伝えるような機会を設けてはどうだろうかという質問だったわけですが、その辺の対応が可能かどうかというのも再度確認したいと思います。

答弁 市長 迫俊哉

橋本議員の再質問にお答えいたします。HPVワクチンの接種に関しまして、市長からの情報発信についてお尋ねがありましたので、私の考えをお伝えしたいと思います。橋本議員の御質問の中にもありましたように、キャッチアップ接種の期間が今後、延長になると聞いておりますけれども、先ほども御答弁申し上げましたが、12月中に国から延長に関する説明が予定されておりまして、私どもも詳細について知ることになるわけでありますので、それを受けまして、市長といたしましても、FMおたるの私の番組ももちろんでありますし、記者会見もそうですけれども、そのほかにも可能な場面があれば、この情報発信に市長としても努めていきたいと思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 保健所長 田中宏之

橋本議員の再質問にお答えいたします。HPVワクチンのキャッチアップ接種の勧奨に関する高校との連携、それから、高校に医師が直接出向いていくということが望ましいのではないかという御意見に対する御答弁となります。確かに、医師が直接高校に出向いてお話しするということは非常にインパクトのある取組だと思いますが、まだ国から詳細が示されていないということもありまして、具体の取組を行うとすれば、年をまたいでから3月までの間に、恐らく高校でもいろいろ予定が入っている中で、実際に時間を設けることができるか、あるいは医師も時間をつくることができるかという様々な課題もあるかと思いますので、実際に高校の御意向なども踏まえながら、小樽市医師会との間でどんな対応が可能になるか協議してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 こども未来部長 安部俊克(こども未来部長は2025年3月まで)

橋本議員の再質問にお答えいたします。児童虐待防止につきまして、より市民の方の目や耳に触れるような手段という御質問でしたけれども、再質問の中で議員も触れられておりましたとおり、このたびウイングベイ小樽にこども家庭センターが移転しまして、以前より、より多くの市民の方の目に触れるような場所に行ったということもありますので、さらにいろいろな普及啓発の手段について検討してまいりたいと考えております。(「議長、9番」と呼ぶ者あり)

再質問 9番 橋本布美絵

最後に、もう一つだけ確認したいのですけれども、HPVワクチンの件なのですが、医療従事者が行う1対1の教育というのは、今回のキャッチアップ接種の延長だけではなくて、今後、毎年定期接種をされる方の中で、高校1年生に相当する方が最終年度を迎えるに当たり、例えば小学校・中学校のどこかの時点ですとか、高校最終年度にするという検討が当然、必要なのではないかという意味合いで質問しておりました。しっかりお考えいただけるという御答弁だったので、長期的に考えていただけると理解してよろしいのかというのを最後に質問として聞きたいです。

答弁 保健所長 田中宏之

橋本議員の再々質問にお答えいたします。3月までの取組にとどまらず、今後とも小樽市医師会と協働でHPVワクチンの周知に努めていくということはとても大切なことだと考えておりますので、そういった観点で協議を進めていきたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日 議事録 PDF(116ページ) 間違いを知らせる