みんなの議会

幕別町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月13日

幕別町の地域経済の現状と活性化対策について

2012年6月13日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「幕別町の地域経済の現状と活性化対策について」質問し、町長 岡田和夫、経済部長 飯田晴義が答弁しました。

質問者
中橋友子 議員
答弁者
町長 岡田和夫、経済部長 飯田晴義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 中橋友子

通告に従いまして、質問をさせていただきます。幕別町の地域経済の現状と活性化対策についてお伺いするものであります。内閣府が今月発表いたしました経済指標では、国内総生産は 1.0%という微増でありましたが、雇用者報酬は、この 10 年間で総額 266 兆円から 244 兆円と 22 兆円も落ち込み、回復しないまま現在に至っております。所得の減尐は、1人当たり約 50 万円にもなり、さらに失業者、非正規雇用が拡大し、貧困と格差が広がっています。当然、十勝の現状も厳しく、帯広財務事務所が5月に発行した「とかち経済情報」によりますと、「緩やかな持ち直しの動き」としながらも、公共事業、住宅建設はいずれも前年を下回り、有効求人倍率は 0.66%でしかありません。農業産出額は 2,500 億円を推移しておりますが、公共事業は史上最低の平成 22 年度、702 億円からさらに約 13%下がり、23 年度は 610 億円と、連続後退の現状です。この経済不況は、1997 年、消費税増税が引き金となり、医療費の自己負担が2割になるなど、一挙に9兆円もの国民負担がふえ、さらに小泉構造改革で社会保障費を毎年 2,200 億円の削減、リーマン・ショックや原油高騰など、世界的な不況の広がりなどが大きな要因となり、長期化しています。幕別でも、年間所得 200 万円以下が昨年3月で 71.7%に上り、また法人税収入も減尐し、暮らしも営業も困難な現状が長期化しています。経済再建のためには、内需を拡大する国の抜本的な政策転換が求められていますが、町としても対策が必要であり、次の点をお伺いいたします。1、幕別町の町民総生産額、所得額、雇用の实態など、この間どのように推移してきているのか。2、町全体の長期の経済状況掌握のため、市町村民経済計算に基づく指標の提示を行うべきではないか。3、近隣町村と比べて特に法人税収入が尐なく、しかも減尐してきています。要因と向上に向けての取り組みについて伺います。4、適正価格、総合評価など、さらなる入札の改善を求めます。5、雇用の安定と町民所得の向上のため、公契約条例も含めて、官製ワーキングプアの解消に向けての取り組みを伺います。6、暮らしも営業もさらに困難にさせる「社会保障と税の一体改革」の名による消費税の増税などは行わないよう、関係機関とともに国に求めていくことを伺います。以上であります。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

中橋議員のご質問にお答えいたします。「幕別町の地域経済の現状と活性化対策について」であります。ご質問にもありますように、我が国経済は、平成3年のバブル崩壊後、長らく景気の低迷期が続き、さらに、これに輪をかけるように平成 19 年のサブプライムローン問題を引き金とする金融危機や、平成 20 年のリーマン・ショックの影響による株価の暴落、急速な円高など、世界的な経済危機の影響から脱却できない状況にあります。ご質問の1点目、「幕別の町民総生産額、所得額、雇用など、この間どのように推移してきたかについて」であります。まず、「町民総生産額」でありますが、町民総生産額とは、「市町村民経済計算」における「町内純生産」、すなわち、町内における産業別の生産額の総額を指しておられるものと思われますが、本町におきましては「市町村民経済計算」を实施いたしておりませんので、国の指定統計であります商業統計、工業統計と国直轄の生産農業所得統計による生産額の合計額をもってお答えをさせていただきますと、平成 11 年が 848 億 8,200 万円、平成 14 年が 752 億 9,700 万円、平成 16 年が 820 億 5,700 万円、平成 19 年が 823 億 5,500 万円と推移いたしております。以下、国の指定統計等をもとに、資料が現存している限りにおいて、お答えをさせていただきます。次に、「所得額」でありますが、これも「市町村民経済計算」における「町民個人所得」を指しておられると思いますが、国の指定統計であります課税状況調査における個人町民税の総所得金額を申し上げますと、平成 11 年度が 304 億 7,400 万円、平成 14 年度が 305 億 6,100 万円、平成 16 年度が 298億 1,500 万円、平成 19 年度が 300 億 8,900 万円と推移いたしております。次に、「雇用」でありますが、町内事業所の従業員数の推移では、国の事業所統計調査、平成 21 年からは経済センサスにおける民間事業所の従業員数は、平成 11 年が 7,871 人、平成 13 年が 7,708 人、平成 16 年が 7,598 人、平成 18 年が 7,952 人、平成 21 年が 8,111 人となっており、また、求人倍率では、ハローワーク帯広が公表しました有効求人倍率は、平成 11 年が 0.50 倍、平成 13 年が 0.52 倍、平成 16 年が 0.63 倍、平成 18 年が 0.54 倍、平成 21 年が 0.50 倍と推移いたしております。ご質問の2点目、「市町村民経済計算に基づく指標の提示をすべきではないか」ということでありますが、「市町村民経済計算」は、国における「国民経済計算体系」の考え方と仕組みを、市町村の区域に適用して、区域内の経済の循環と構造を「生産」「分配所得」「支出」の三面から総合的、体系的に計測し、把握することによって、経済の实態を包括的に明らかにしようとするものであります。市町村民経済計算は、平成5年に国際連合が定めた計算体系に基づいて、内閣府が示しております「県民経済計算標準方式推計方法」に準拠して、北海道が推計している「道民経済計算」の結果を基礎数値として、1年間の区域内の経済活動を推計するものでありますが、平成 23 年4月現在、道内179 市町村のうち札幌市を初めとする 11 市2町で、管内では帯広市と新得町において实施されております。市町村民経済計算は、市町村という行政区域における経済活動の实態をマクロ的な視点から総合的に把握し、市町村の経済規模や所得水準、経済成長率などを計測することによって、他市町村との比較などにより市町村経済の動向を把握することができるとされております。その一方で、市町村民経済計算は、膨大な統計資料をもとに作成されておりますことから、公表までに2年から3年程度の期間を要し、速報性が低いこと、作成に必要な基礎資料に制約があること、市町村間の経済交流が複雑であることから、推計の正確性の担保が困難なことなどの課題が指摘されております。加えて、その推計作業には相当の時間を要しますことから、費用対効果の観点からも、特に町村部においては取り組みが進んでいないのが实態であり、現在のところ、本町におきましては市町村民経済計算を实施する考えは持ち合わせてはおりません。しかしながら、町の経済状況を把握することは大変に重要な課題でありますことから、現在、本町におきましては、帯広財務事務所の「とかち経済情報」や日銀帯広事務所の「十勝の金融経済概況」、ハローワーク帯広の「求人情報」など、さまざまな公表資料に加え、町内の農協、商工会や金融機関から生の声をお聞きするなどして経済状況の把握に努めており、今後とも多方面から情報を収集し、的確な状況把握に努めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「近隣町村と比べて法人税収入が尐なく、しかも減尐してきている。要因と向上に向けての取り組みは」についてであります。本町におけます法人町民税は、平成 21 年度決算で、町税全体の 5.1%を占め、税額では法人均等割6,708 万 9,000 円、法人税割 6,017 万 9,000 円の合計1億 2,726 万 8,000 円となっております。帯広圏を構成する音更町と芽审町の状況を見ますと、音更町では、町税全体の 6.4%を占め、法人均等割 9,477 万 6,000 円、法人税割2億 552 万円の合計3億 29 万 6,000 円、芽审町では、町税全体の8.8%を占め、法人均等割 7,039 万 7,000 円、法人税割1億 6,935 万円の合計2億 3,974 万 7,000 円となっており、町税に占める構成比、税額ともに本町を大幅に上回っております。また、年度ごとの推移では、本町が平成 11 年度の1億 7,520 万 9,000 円から年々漸減傾向を示し、平成 21 年度には約 4,800 万円減の1億 2,726 万 8,000 円となっているのに対し、音更町、芽审町ともに 10 年間ほぼ同じ税額で推移いたしております。なお、法人町民税の課税対象となり得る民間事業所数につきましては、平成 21 年経済センサスによりますと、音更町 1,264 カ所、芽审町 761 カ所、幕別町 1,021 カ所と、ほぼ人口規模に比例した事業所数となっております。本町が他の2町に比べ、法人町民税の税収が尐ない要因についてでありますが、音更町との比較では、事業所数による法人均等割に加え、大規模な商業施設や製造業を営む事業所の法人税割の差によるものと考えられ、また、芽审町との比較では、大規模製造業を営む事業所の法人税割の差によるものと考えられるところであります。次に、増収に向けた取り組みについてでありますが、一番の特効薬は、資本力の大きな企業の誘致を図ることにありますので、企業開発促進条例に定める助成制度や、土地開発公社の事業用借地権賃貸制度、東日本大震災の被災企業向けの借地制度などの優遇策を訴えるとともに、幕別町出身者の人脈も活用し、企業誘致に努めてまいりたいと考えております。さらには、既存の事業所における事業規模の拡大や経営の向上につきましても、増収に結びつくものでありますので、商工会や金融機関など関係機関との連携を図りながら、商工振興に努めてまいりたいと考えております。ご質問の4点目、「さらなる入札の改善について」であります。初めに、適正価格についてでありますが、町が発注する工事及び業務委託につきましては、入札の際に最低制限価格を設けているところであります。最低制限価格は、過度な低価格入札による成果品の品質低下や、施設の管理業務などの業務委託における住民サービスの低下を防止し、適正価格での落札を誘導する観点から設定しているものでありますが、さらに雇用者の賃金水準の低下を防止する効果もあるものと考えております。また、総合評価制度につきましては、価格競争だけではなく、施工能力や实績などを評価対象に加え、総合的に判断して受注業者を決定する制度であり、今後、導入に向けて調査を進めなければならないものと認識いたしております。しかしながら、現行の指名競争入札に比べ、手続に手間がかかることや1カ月程度多く時間を要することから、発注時期がおくれてしまうことなど、課題もあるところであり、まずは、どのような業務の契約が本制度に適しているのか、あるいは具体的な評価基準の策定などについて研究を進めていかなければならないものと考えております。いずれにいたしましても、工事等の品質向上や住民サービスの向上が図れるよう、今後も入札制度の改善に取り組んでまいりたいと考えております。ご質問の5点目、「官製ワーキングプアの解消に向けての取り組みについて」であります。本町におけるワーキングプアに対する取り組みにつきましては、まず1点目といたしまして、毎年、町発注業務における留意事項についての文書を、町の格付業者に送付するとともに、2年ごとの「競争入札資格審査」、いわゆる「指名願」の一斉更新の時期に、申請のありましたすべての業者に配布し、周知いたしております。文書の内容といたしましては、「業務履行に際しては、各種調達で地元業者を活用し、地元資材の優先的使用に努めていただくこと」「二省協定単価に基づく労務単価等に留意して適正な賃金を支払うよう配慮すること」「地元労働者及び季節労働者を積極的に雇用するよう配慮すること」「業務車両を適正に運行管理し、交通事故の防止に努めるとともに、労働者に対する保安教育や現場内の保安設備等の点検等を行い、労働災害の防止に万全を期するよう配慮すること」及び「労働者の福祉向上のため、雇用保険、健康保険、厚生年金等に加入すること」の5項目の内容についてお願いをしているものであります。2点目といたしましては、平成 23 年度に契約を締結いたしましたコミュニティセンターなど9施設の管理業務におきまして、各施設に常勤者を2名ないし1名配置することと、毎月の勤務体制の实績報告書を提出することを義務づけ、雇用者の勤務条件の安定確保に努めているところであります。3点目といたしましては、最低制限価格の設定であります。先ほど申し上げましたとおり、最低制限価格につきましては、適正価格への誘導のみならず、低落札により業務に従事する労働者や下請業者にしわ寄せがなされ、賃金の低下を招くことを防止する効果もあると考えておりますが、特に業務委託については、昨年度から最低制限価格の見直しを行い、实質的な引き上げを図ったところであります。また、公契約条例につきましては、以前から導入自治体の事例などの調査・研究を進めてきたところでありますが、対象となる契約の種類や金額が限定的であるため、大多数の労働者には条例が適用されないことになるなど、实際の賃金の改善には効果が薄いものと考えております。そのことを解消するために、対象となる契約の種類や金額の範囲を拡大した場合、实効性の確保という観点から必要となる履行の確認業務などの業務量が増加することから、当該業務に係る人件費が増加してしまうなどの課題があるところであります。そうしたことから、引き続き公契約条例についての研究を進めるとともに、総合評価制度の導入なども含め、入札・契約制度の中で、さらにワーキングプア対策を研究してまいりたいと考えております。ご質問の6点目、「社会保障と税の一体改革」の名による消費税の増税などを行わないよう国に求めていくことについてであります。昨年6月、当時の菅首相の下、政府・与党は尐子高齢化や経済低迷などの影響で財源が不足し、持続することが難しくなっております社会保障制度の維持・強化と、財政の健全化を同時に達成するために、現在5%の消費税率を 2010 年代半ばまでに段階的に 10%まで引き上げる方針を盛り込んだ一体改革案をまとめたところであります。その後、9月に就任した野田首相も一体改革路線を踏襲し、一体改革案に基づき、消費増税の具体的時期や税率を明記した素案を年明けの本年1月にまとめた上で、2月には一体改革大綱を閣議決定し、3月末に「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案」を閣議決定し、国会に提出したところであります。その間、昨年法制化されました「国と地方の協議の場」においては、地方からの要請に基づき「社会保障・税一体改革分科会」を設置して、社会保障全体の費用推計や国と地方の財源配分等について協議が進められてきたところであります。その結果、社会保障費の推計につきましては、当初、国側からは基礎年金、高齢者医療、介護保険の高齢者3経費に加え、制度化された尐子化対策経費を含む社会保障4経費のみが示されておりましたが、地方側が主張する予防接種や各種検診などの地方単独事業分を加えて、我が国全体の社会保障費を試算することとされたところであります。また、国と地方の財源配分につきましても、消費税率の引き上げを仮に5%とする場合、国と地方の役割分担に応じた地方への配分を 1.54%相当分とすることが示されたところであり、地方への財源が一定程度確保されたことにより、地方側はこの案を受け入れることとなったところであります。尐子高齢社会において、社会保障制度の強化と安定的な持続につきましては、避けて通ることができない課題であると認識しているところであり、町といたしましては、北海道や町村会と歩調を合わせ、必要なものについては、さらに訴えていくことはもちろんのこと、国民の皆さんが納得できるよう慎重かつ十分な国会審議を期待しているものであります。以上で、中橋議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 15番 中橋友子

再質問をさせていただきます。今回の質問につきましては、これまでも経済不況のことは取り上げさせていただいてきたのですけれども、長引けば長引くほど、町民の皆さんに与える影響が大きくなってきている。それが一体どんな形でなってきているのかということと、そういう状況を押さえた上で、必要な政策、手だては何があるのかというような観点からお尋ねをいたしました。まず、1点目の幕別町の経済状況の現状で、総生産額、所得額、雇用の实態をお伺いいたしました。初めに、お答えいただいたどの指標を見ましても、平成 15 年前後をピークに下降の一途をたどっているということであります。給与所得は、一番多かったときは平成 18 年でありますが、個人別にこれを割り返してみますと、平成 18 年は 276 万円ということでありますが、その前の平成 10 年は 309 万円ということでありますから、この平成 10 年から今日の平成 23 年を比較いたしますと、ちょうど国全体で1人当たり 50 万円減ったというのと同じ金額が幕別町の町民の給与も下がっているというのが、お示しいただいた数字の中で明らかになっています。それで、全体として、一番最初に申し上げましたように、1990 年代から始まった国の緊縮財政といいますか、正規労働者を非正規にするとか、あるいは社会保障の負担を増やすとか、そういうのが色濃くこういった实態にあらわれてきているのだなということを再確認しています。そこで、きょうお示しいただきました数字は、实は幕別町は、私いつも統計的に数字を見ようとするときに、大体 10 年スパンで見なければいけない。ところが、途中で合併しているものですから、数字の統一性を図るために、平成 18 年以前の数字については、当時の旧忠類村との合算を用いて数字、指標を掌握しているのですけれども、今回お示しいただきましたのは、そのようになっているのでしょうか。

答弁 経済部長 飯田晴義(経済部長は2013年3月まで)

忠類との合算で計算をしております。

再質問 15番 中橋友子

わかりました。そういうことであれば、データ上、私たちの押さえているデータといいますか、町民の实態により即したものだというふうに思います。そこで、2点目ともかかわってくるのですが、その統計のとり方なのですけれども、今回、私初めて国民総生産に準じて町民総生産、GDP なのですけれども、それを何とか幕別でも使うことができないかということでお尋ねをいたしました。といいますのは、こういう指標を用いるときに、一定程度同じ基準に基づいて動かない元数字を使いながら、同じデータを出していくということが大事だと思いまして、そしてたどりついたのがここだったわけですね。十勝支庁や帯広市が、いつも十勝支庁であれば、管内の全部1人当たりの所得だとか管内の総生産、帯広市も同じように出してきています。そういうものが幕別でも出ると、全体を掌握することができるのになというふうに思いました。帯広市は「帯広市民経済計算年報」というのを出して、その数字を公開しています。それで、お答えにありましたように、これを幕別町に私きょう求めたのですけれども、多分幕別町だけの経済を押さえるという難しさがあるのだと思うのですよね。つまり経済活動は、特に新得町はやっておられるのですけれども、近隣3町、帯広市との関係が多い中で、総生産あるいは個人消費、個人消費はここで出ますけれども、そういう統計をとっていくと難しい面があるのだろうなということと、膨大な資料も必要だということであるのですけれども、北海道が昨年の3月ですか、計算のマニュアルを出して、このマニュアルも大変なのだとは思うのですけれども、そしてそれに基づいて、大きい市のところが多いのですけれども、スタートをしているということであれば、ちょっとずつ近づいていけるのかなというふうに考えたのです。その辺はどのように押さえておられますか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

实はここに「幕別町の町民所得」という冊子があるのです。これ昭和 59 年度版。ところが、発行したのが 62 年3月。昔は、昔という言葉はちょっとあれかもしれないけれども、この当時は十勝管内全部これを出していたのです。十勝圏複合事務組合が窓口になって、うちの職員もそこへ出向いて、管内の町村の職員がそこへ集まって、そしてこの資料、冊子を町村ごとにつくったわけです。社会保険事務所へ行ってそれぞれの年金額を調べてくる。北電へ行って電気料を調べてくる。農業事務所、統計事務所へ行って農業所得を調べてくる。それらを全部含めて、1年間以上かかって計算して、発行したときにはもう2年おくれ。ということは、非常に時間的なロスだとか人件費だとか、いわゆる費用対効果の面があって、これを限りに管内は皆やめてしまった。今言った帯広市と新得が残ったのですが、あとは全部やめてしまった。それが現实なわけであります。ということは、先ほど答弁でも言いましたように、余り有効に活用されていない。今になって2年前の数値が出てくる状況なものですから。それが中橋議員言われるように、今道あたりが新たなマニュアルをつくって、これからまた進めようとしている。今、11 市2町が全道でやっていらっしゃるようですけれども、これが今後どういうふうに進んでいくのかちょっとまだわかりませんけれども、過去はそういうことがあって、私どもも現实に企画にいるころは職員らと対応した経緯がありますので、そういった動向を見ながら、町としても対応に当たっていきたいというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

町長、認識が違ったら申しわけないとは思いますが、帯広市もそのまま継続してきたというよりは、町長言われるように、一たんみんな新得もやめたのだと思うのです。それで、その後に、財政問題といえば好景気が続いていましたから、どちらかというと過剰投資でうちもずっと問題になってきましたけれども、町の債務残高が大きいというようなことで、財政健全化計画だというようなところに、どちらかというと重きを置いて、町の仕事もそういう实態をきちっと押さえて計画を持ちながら、政策を打ってきたと思うのですよね。しかし、今それだけでは町民が、本当に貧困と格差の拡大と一口に言いますけれども、それはどんなふうにあらわれていっているのか、そこをきちっと押さえていかないと、町としての政策も的確に打っていくことができないというような、そういう状況に流れが変わってくる中で、帯広市も恐らく新たにやられたのではないかと思うのですよね。ホームページを見る中では相当ご苦労されて、ただし書きがついて、やってみた結果ですよというようなことが載っておりましたので、新たに始めたのだと思うのです。それはマニュアルが改訂される前だと思うのです。ですから、膨大な人件費だとか、もちろんそういうこともありますので、直ちにやってくださいということではありません。しかし、そういうことが進んでいて、より正確なデータを使えるということが大事だと思いますので、研究課題として取り組んでいただきたいと思います。つけ加えて言いますと、本当に情報というか、統計関係の資料が尐なくなってきているのですよね。池田の統計事務所もなくなったのではないですか。これもあれ、町長答弁で言っていただいた「とかち経済情報」なのですけれども、毎月出ていたのが3カ月に1度になってしまったのですよ。ですから、本当に急ぐ統計と、それからじっくりかかっても大丈夫なものとあると思うので、そういう使い分けも必要だと思います。2年ぐらいおくれて有効ではないとおっしゃいますけれども、しかし農業生産にしても工業生産にしても、幕別町で出しているホームページなどを見ますと、やっぱり2年ぐらいおくれているものが多いですよ。ですから、そういうことも考慮すれば、研究の値はあるのではないかなと思います。ぜひ求めたいと思います。そこで、次に、全体の景気をよくするためには、ずっと循環型の経済が大事だなというふうに思ってきていました。といいますのは、やっぱり税収が多いというのが一番大事なことですよね。自主財源をきちっと持っていくという点で、過去にも質問させていただいたことがあるのですが、幕別町の税収は、法人税に限らず、近隣3町の中ではやはり残念ながら低いのですね。お答えの中では、今、法人税をお尋ねしましたので、芽审町が高くて、次に音更町で、その次に幕別町なのですが、地方税全体の収入を見ますと、音更町が歳入の中に占める割合が 43.8%、芽审町は 37.7%、幕別町は 29.5と、やっぱり税収は低いのですよね。ここは特効薬として、町長は企業誘致ということを書かれておりました。答弁いただきました。私はもちろん企業が来ていただいて雇用もふえる、そういうことは否定はいたしません。ですけれども、この間、スーパーですとか、いろいろ進出はあったものの、ここまで差がついていくということになれば、もっともっとここで生み出されるものの付加価値ですとか、地元企業の支援だとか、そういうものがやっぱり必要なのではないかというふうに思うのです。それで、法人税の流れも、これは私自分で計算したのですけれども、平成9年に消費税が5%にされてしまったのですけれども、その前の年、平成8年は約2億 4,000 万円近くあったのですよね。これ忠類と合併した数字です。ところが、ぐんぐんぐんぐん減っていって、平成 21 年度はお答えいただいたように1億 2,726 万 8,000 円、半分なのですね。だから、ここにはやはり事業数は尐なくないですよね。そうすると、均等割の法人税はもちろんいただいていますが、法人税、法人事業税、所得税ですね、ここの納めていただけるその割合といいますか、そういうところが減ってきているのではないかというふうに思うのですよね。頑張って仕事をしているけれども、税金を納めるまでの利益が上がらないのだというような状況を、こういう中から推測するのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話ありましたように、法人の数でいきますと、音更、幕別、芽审の順番ですから、そう変わらないというか、人口に比例したあれですし、均等割の額だけでいきますと、これも音更が 9,700 万円で、芽审では 7,000 万円、幕別町が 6,000 万円というような順番と。しかし、一番差があるのはやはり法人の所得割。これは名を挙げると、芽审あたりですと日甜なんかで大きく差がついているのだろうというふうに思いますし、音更なんかも、今は撤退しましたけど、コーラですとか大きな企業が並んでいる。しかも、今あそこは工業団地が造成されておりますから、高速道路沿いにますます増えてきている。そういったことに比べますと、私どもの町は企業の数はそれなりに有していながらも、なかなか大きな資本の大きな工場といいますか、大きな企業の張りつきが尐ないといったところに、要因が一つはあるのかなというふうに思います。ですから、企業を誘致するのは手っ取り早いのかもしれませんけれども、中橋議員言われるように、既存企業が伸びていくことが、これまた法人税にはね返ってくることにも当然なるわけですから、そういったことにも意を用いながら、これからの行政の中では当たっていかなければならないのだろうというふうには思います。

再質問 15番 中橋友子

例えばスーパーは札内でも大手がありますが、本社は幕別に存在していないというようなことになれば、税の配分も本社所在地に多くが納められるということがありまして、そういうふうになってくると、日甜さんとか、ああいうふうに大きくなっていけば別なのですけれども、やっぱり地元で頑張っていただいて税金を納めていただけるような、そういう仕事をつくるですとか、それから政策的な支援をするとか、そういうことが大事になってくるのだろうと思うのですよね。もし違ったらお答えいただきたいと思いますが、そういう思いがあるものですから、そこで4番目の私は入札の改善などにも、これは部分的なことではありますけれども、町のお金がどれだけ 1,100社を超える地域企業に元気になっていただけるような、そういった仕事、事業につながっていっているのかというところを求めたいのですよね。大手の企業誘致だけに力を入れるのではなくて、既存の企業にも力を入れていただきたい。そうすると、当然既存の企業にうんと仕事が回るようになってもらいたい。先ほど谷口議員が質問いたしましたリフォーム助成制度なども、その一環で求めているものなのですけれども、私は入札の改善という観点からお尋ねしたいと思います。といいますのは、一番最初の質問で申し上げましたように、公共事業そのものが物すごい減ってきているという中で、入札そのものも最低価格を町が示されて、それにきちっと応じていただいて仕事をしていただいているわけですけれども、よくくじ引き入札ですとか、結局皆さん仕事が欲しいということで、ぎりぎり落とされると。今いろんな情報がきちっとしている中で、もう人件費は二省協定の中できちっと定められていますし、材料費も、それから経費など全部管理費も含めて、もうほとんど基準となるものは同じなわけですよね。そうすると、もう同金額になっていって、一つの仕事に殺到されて、くじ引きせざるを得ないと。ここには、私は何というのでしょうか、確かに最低金額ですから、町の求めるものではあるのだろうと思うのですけれども、どの農業でもどの事業でも、再生産、再事業が可能なような仕事が入ってこないと生きていけないわけですよね。価格そのものの設定は、そういった基準を使っておられると思うのですけれども、ここはもう一つ、今までのように最小の費用で最大の効果というのを求め続けていいのかというふうに疑問に思うわけですよ。ですから、必要な基準、業務管理のほうでも一定基準を上げていただくという努力をしていただきましたけれども、入札に当たっても、そういった考慮というのは必要ではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話ありましたように、今の入札のいわゆる予定価格を算出するのは、ほとんどもう明らかな資料が出ていますから、コンピュータに入れると大体決まった数字が出てくるということで、くじ引きが多くなってくるのだろうというふうに思います。ただ、入札ですから、やはり入札ということは、お互いが競争し合った中で落札者を決めていく。競争性ですとか、あるいは公平性ですとか、あるいは効率性だとか透明性だとか、いろんなことがあって入札制度があるわけですから、我々はそれを崩すということにはもちろんならないわけですし、そしてもう一つ言われた最小の経費で最大の効果を上げる。これはやっぱり行政としては当たり前のことなのだろうと思いますし、その最小の経費が何かというと、今言われたように安ければ安くていいということではないと思う。必要なものがそれは最小の経費だというのを押さえの中で予定価格も組まなければならないし、設計も進んでいかなければならないというふうに思っていますけれども、最小の経費で最大の効果を求める中で、今言う入札制度がどうあるべきなのか。本当にこれからくじ引きばかりの入札がいいのか。あるいは、先ほども言いました総合評価方式も今検討しておりますけれども、これもまたなかなか簡単には決まらない、課題もたくさんある。そういったことを踏まえた中で、それではもう全部一般競争入札でやってしまえばいいのではないかとなると、今度、町内の方から、地元業者はどうするのだという問題もまた出てくるのでしょうし、いろんな課題はあるのだろうというふうに思いますけれども、一番いいのはやはり住民の皆さんにサービスが低下しない中で、最小の経費、的確な経費で入札、落札することを我々は望むものでありますし、そういう方向はこれからも目指していかなければならないというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

やっぱり的確な経費、的確な価格なのだと思うのですよね。それがきちっと定められて、そして業者ももちろん潤うし、その業者に仕事をいただいている下請の方たちも仕事をもらえるという流れになっていくのが理想だと思うのです。お尋ねするこういうふうに挙げたのは、やはり昨年なのですけれども、わずかな公共事業が地域で出たと。うちも仕事をもらえるというように喜んでいた人たちが、とてもとても価格で合わなくて、もうもらえなかったと。行ったら帯広の業者の方が入っているのです。それはやっぱり本当に忍びないですよ、たくさん出ない事業なわけですから。でも、そこにはそこなりの事情があって、ですからその元請が悪いとか、そういうことでなくて、やはりきちっと末端まで地元に行き渡るような目の届かせ方、指導、そういうものがあって、入札も生きてくるのだと思うのですよね。そういう点では、残念なお話も聞いておりますので、ぜひ指導を強化していただきたい、このように思いますが、いかがですか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

うちの場合はほとんどが指名競争入札ですから、町内業者がほとんど指名をしているのが現状であります。ただ、一部委託業務なんかにあって、町外の業者が入る部分があるのかと思いますけれども、これも町内と町外の区分ということになってきますと、なかなか微妙なものがあって、先ほどの法人税ではないけれども、私は町内にもちゃんと事務所があって法人税も払っていますよ、これは町内なのか町外なのかというようなことの問題もありますけれども、尐なくともその一般競争入札のように、フリーにだれでもが入札に参加している状況ではありませんので、町外の方が落札するケースというのは余り私はないというふうには押さえておりますけれども、これからも十分その辺は配慮しながら対応していきたいというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

ぜひ指導を徹底していただきたいというふうに思います。それで、価格の入札から政策の入札、総合評価ということなのですけれども、全体として仕事を評価したときに、価格の面では多尐違いがあっても、町民のサービスの向上につながったというような、そういう結果になることも大事ではないかと思いますので、お答えの中で検討して研究を重ねられるということでありますので、この入札の件についても、引き続き改善に向けての努力を求めたいと思います。次に、官製ワーキングプアのことです。これはこの間ずっと、特に業務委託の中で、答弁にもありましたように随分改善が図られてきました。働いていらっしゃる方からも、労働条件がよくなったという声も实際に聞かされております。そういう点ではさらにこれを持続、継続させて、よい仕事がきちっと回っていくようにしていただきたいというふうに思うのですけれども、やはり公共事業で発注するのは同じだと思うのですよね。幕別町がお金を使って発注して、そしてそれが生かされるというようなことになれば、いろんな点でこの業務委託の部分と同じような改善が図られていく必要があるのだろうというふうに思います。私は、公契約条例のことについては、平成 20 年から一貫して取り上げさせていただいてきております。町が野田市まで行って研究されてきたことも承知の上で、ずっと自分なりにも考えてきました。今回さらにお尋ねしようと思ったのは、今、实施されているのは全国で四つの市ですね。ことし、实は札幌の幕別町出身の上田市長が随分頑張られて、まだ条例制定には至ってはいないのですけれども、この公契約条例の有効性、必要性を説かれて奮闘しておられました。その上田市長の基本的な公契約条例に対する考え方を知る機会があったのですけれども、本当に徹底しているのですね。結局、幕別町もそうなのですけれども、市、町が、うちも 200 億円とかお金を使いますよね、1年間に。それはそこの地域にとっては本当に大きなお金。事業所というふうに見るならば、働いている人の数からいっても大企業になっていくと、大事業所だと。そこで使うお金、つまり税金なのですけれども、尐なくとも税金を使って仕事をしていただいている中で、これ上田さん言っておられるのですけれども、そこで实際に働いておられる方たちが苦しめられているような状況であれば、それは税金の使われ方が理論的にはおかしいのではないかと思うと。結局生きた使い方にしていきたいのだということで、公契約条例を札幌でもやってみようということで取り組んだと言われるわけですね。税金というものが公共の仕事で働く人たちの生活の糧になって初めて生きてくると。地域の循環経済に役立って、地域の豊かさをつくって、税金がその原資になっているのだと、そういう評価、こういうふうにつなげたいということで出発したというのですね。全体を通して思うのですが、官製ワーキングプア、貧困の拡大、こういう中で町として何ができるかというときには、その 200 億円投資されるお金が、住民の中に、町民の中に還元するような、そういう思想性といいますか、姿勢を持たれて取り組んでいくことが非常に大事ではないかなというふうに思うのですね。それで、公契約条例のさまざまな労働条件の改善までいかないのだとかということもありました。これいかないのではなくて、生かせば、それなりのまた人手が必要だとか、ここでは監視する体制が必要だとかというふうに答えられていますけれども、どこをとるかということになっていくのだろうというふうに思うのです。行政改革もやられていて、ずっと職員は減らしてきていますから、限られた中でやらなければならないというふうになれば、やっぱり無理が生じてくるのだというふうに思うのですよね。ですから、こういうことも行革の中で、あるいは今総合計画の折り返しで見直されるということでありますけれども、この町の使うお金を町民に生かさせるという視点をぜひ入れていただきたいというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

おっしゃるとおり、町が使うお金が町民の皆さんに還元されて、そのことが町の発展や町財政によりよい方向に向かうことが、これ何よりだというふうに思います。ただ、公契約の場合の今の難しさは、札幌市なんかもそうですけれども、かなり大きな事業、大きな金額が言われております。ですから、私どもの町でいくと、多くの工事というのは、ほとんど年間出るような状況にはないのですけれども、精神ということについては、それは何ら変わるものではありませんけれども、そういったことなどや、まだまだ内部での十分な検討をしているわけではありませんけれども、ほかの町村なんかも意外と進まないなという思いはしておりますけれども、難しい課題もあるのかもしれませんけれども、趣旨といいますか、本旨は今おっしゃられるようなことで、そのことは我々も十分受けとめながら進んでいかなければならないと、そういうふうには思っております。

再質問 15番 中橋友子

どういう基準でどうするかというのは、やっぱりそこそこの町の考え方なのだと思うのですよね。札幌のように最低5億円以上の工事発注とかということになってくれば、これはもう幕別では全然当てはまらなくなってしまう。ですけれども、札幌でも業務委託は 1,000 万円ということですから、あそこの財政規模からいくと、もっと尐ない金額で設定することができないのかなどと、研究の余地はいろいろあると思いますので、ぜひそういう先進の事例に学んで研究を進めていただきたい、設置に向けて努力をしていただきたいと思います。最後ですが、社会保障と税の一体改革の名による消費税の増税などを行わないよう国に求めてくださいということでありますが、非常に苦しい妥結をしたと言ったらおかしいですね。高橋知事のこの1.54%の配分をめぐっての新聞報道などを読みますと、随分、国と地方とのやりとりがあって、ここでおさまったといいますか、何というか、そういうことだということなのですけれども、私、この間、消費税も町にとってどうだったのかということも計算してみたのですよね。それで、消費税が 1.54%になり、今1%ですね、消費税は還元されるのは。それが 1.5、約2倍になるということですね。幕別町の財政状況をずっと見ていますと、消費税が幕別町の収入として初めて入れられたのは、实は平成9年からなのですね。このときには 5,000 万円足らずの金額だったのですけれども、途中で税の見直しなどもあって、翌年から2億 3,000 万円程度の収入がずっと続いております。合併してもしなくても大体同じ額、2億 3,000 万円程度です。これは地方消費税が入って、それは収入がふえることはうれしいのですけれども、一方では、私は消費税の影響は大きかったと思うのですが、法人税収下がっていますよね。1億 2,000 万円、半分になってしまったのですよ。ですから、これ2億 4,000万円丸々入ったというふうには喜べない。もう一つ、交付税はそれに見合ってやはりそこは調整されてきているという、もうこの数字で明らかになっています。そうなると、1.54%の消費税が地方に入るから、その他の条件もあって仕方なしといいますか、私は仕方がなかったのではないかとは思うのですけれども、そういう点で認めてこられたのだと思うのですけれども、实に町にとっても町民にとってもメリットはない。それどころか消費税の一番の大変なところは転嫁できないという事業者。個人よりも事業者、商売をやっている人たち、事業をやっている人たち、これが統計的には資本金 1,000 万円以下のところで 50%から 70%転嫁できないというふうに出ているわけですね。こうなってくると、また町に入ってくる法人税収が下がってくるというような悪循環になっていくのだと思うのです。ですから、国の打つ政策というのは地方を元気にしてもらうものでないと困るのだということを、町長は関係機関と一緒にぜひ訴えてきてもらいたい。私は消費税増税はしないでほしいと言っていただきたいのですけれども、町長はそういうお答えではありませんので、地方の現状をきちっと届けて、そしてこの町が頑張って元気にするのだというのをここのリーダーとして示してきていただきたい、こう思いますがいかがですか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話ありましたように、今回の消費税のアップについて、地方六団体は何か先に消費税5%を上げることが容認されたようなことで、今言った地方と国との配分の取り合いみたいなことが表に出て、現实に来ている。ですから、私ども町村会の中でも、そうした消費税を反対するかどうかなんていう議論の前に、もう既にこうしたことが出てきたものですから、私どもは今は特に反対運動とか、そういうことはやっていないのが現状であります。ただ、もう一つ、今言われたように町に対する影響ということでいきますと、あるいは地方に対する影響ということになりますと、消費税を上げることによって、その財源は社会保障の上に充てるのだと。ですから、我々からすると、今までの国保の負担が、もっと町の持ち出しのように国保が減ったり、介護保険の町負担が減ったり、そっちのほうへ上がった分がどんどん使ってもらうことによって、町民に国民にいい意味での影響が出ることを期待はもちろんしているのですけれども、これは結果はもちろんあれですけれども、そういった中で、この社会保障と税の一体改革、社会保障費がいつまでもこのままでいいのかどうかといった問題なんかも含めながら、私どもは町村会の皆さん方と一緒に歩調を合わせていきたいなというふうに思っております。

再質問 15番 中橋友子

私も期待したいのですけれども、10 年前に導入するときから福祉のためと言われて、福祉がよくなってきましたか。もう本当に悲しいです。もう歩けば介護保険料が高い。今税金の納付書届きましたよね。もう皆さん大変ですよ、年金は下がったって。こういう中で、さらに後期高齢者医療制度を存続するという、あんなひどいものを存続するというわけでしょう。年金は引き下げですよ。どこが社会保障が豊かになるのか、その担保は何もないということを申し上げて、町長の指導力に期待して終わります。

出典:幕別町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月13日 議事録 PDF(105ページ) 間違いを知らせる