幕別町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月7日
町内の木材の利用を促進することについて
2011年12月7日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「町内の木材の利用を促進することについて」質問し、町長 岡田和夫、経済部長 飯田晴義が答弁しました。
- 質問者
- 増田武夫 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、経済部長 飯田晴義
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 増田武夫
通告に従いまして、質問をさせていただきます。法律に基づく町の方針を策定し、町内の木材の利用を促進することについてであります。我が国の森林と林業、木材産業は大変厳しい状況におかれております。関税の撤廃以来、木材の自給率が急減いたしまして、現在 20%前後にまで落ち込み、国土の保全、林業の持続的かつ健全な発展のための取り組みが急務となっております。本町の森林面積は、町有林約 2,232 ヘクタール、民有林 8,732 ヘクタール、道有林が 3,890 ヘクタールで合計1万 4,853 ヘクタールと、町全体の約 31%となっております。カラマツを中心とする人工林は、伐期を迎えているものが多い現状にあります。町有林の大切に育ててきたカラマツ、トドマツなどの財産を有効に活用することが求められております。政府は昨年、「公共建築物等における木材の利用促進に関する法律」を制定し、施行しました。この法律によって、国は木材の利用の促進に関する施策を総合的に策定し、みずから率先してその整備する公共建築物における木材の利用に努めなければならないとされています。同時に、地方公共団体は、国の施策に準じて木材の利用の促進に関する方針を策定し、地方公共団体の整備する公共建築物における木材の利用に努めなければならないとしているところであります。また、市町村の木材の利用の促進に関する方針の策定は、国などからの補助金・交付金を受ける条件ともなっていると伺っているところであります。本町においても、次の事項の実現のため努力すべきではないかと考えます。一つは、国の施策に準じて木材の利用の促進に関する施策方針を策定し、公共建築物における木材の利用に努めること。二つ目、庁舎建設に当たっては、町有林などのカラマツを中心に活用することを選択肢に入れること。三つ目、法律は、「公共施設に係る工作物における木材の利用及び木質バイオマスの利用の促進のために必要な措置を講ずるよう努める」ことを求めております。庁舎を始めとする公共施設のエネルギー源として、木質バイオマスの利用に努め、町内の経済循環をも図るべきと思うが、いかがでしょうか。以上であります。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
増田議員のご質問にお答えいたします。「町の方針策定と町内の木材の利用促進について」であります。森林は国土の保全、水源の涵養、地球温暖化の防止などの多面的機能の発揮を通じて、国民が安全で安心して暮らせる社会の実現や、木材等の林産物の供給源として地域の経済活動と深く結びつくなど、我が国が有する貴重な再生可能資源であると考えております。しかしながら、ご質問の要旨にもありますとおり、木材の自給率は数度にわたる関税率の引き下げや関税撤廃により下降の一途をたどり、平成 16 年には 19%と大きく落ち込み、その後は若干持ち直しはしているものの、森林の多面的機能の維持や持続的な林業経営の確立のための取り組みが求められている状況にあります。そうしたことから、国は木材の適切な供給及び利用の確保を通じた林業の持続的かつ健全な発展を図り、もって森林の適正な整備及び木材の自給率の向上に寄与することを目的として、平成 22 年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」、いわゆる「公共建築物木材利用促進法」を制定したところであります。ご質問の1点目、「木材の利用の促進に関する施策を策定し、公共建築物における木材の利用に努めること」についてであります。公共建築物木材利用促進法においては、国の責務として「木材の利用の促進に関する施策を総合的に策定し、実施するとともに、自ら率先してその整備する公共建築物における木材の利用に努めなければならない。」としており、その具体的な方策として、「公共建築物における木材の利用の促進に関する基本方針」を定めております。また、同様に、地方公共団体の責務として、「国の施策に準じて木材の利用の促進に関する施策を策定し、及び実施するよう努めるとともに、その整備する公共建築物における木材の利用に努めなければならない。」とされているところであり、北海道においては、本年3月に国の方針に則して「北海道地域材利用推進方針」を定めたところであります。本町におきましては、平成5年度の「クマゲラハウス」建設事業、平成 11 年度の「本町近隣センター」建設事業、平成 18 年度の「道の駅忠類」建設事業、平成 22 年度の「つくし学童保育所増築」事業、さらには本年度の「青葉町近隣センター」建設事業などにおいて、既に地域材を活用した木造公共施設の整備に取り組んでおり、また、北海道においても、札内青葉町に建設予定の道営住宅4棟 20戸を道産材による木造で建築していただくこととなっているところであります。町といたしましては、今後なお一層こういった取り組みの強化を図るべく、現在、国や北海道の方針に則した町の方針の策定作業に着手しているところであり、年度内には策定できるものと考えております。ご質問の2点目、「庁舎建設時のカラマツ等の活用について」であります。公共建築物木材利用促進法の規定に基づき、国が定めました「公共建築物における木材の利用の促進に関する基本方針」におきましては、非木造化を指向してきたこれまでの考え方を抜本的に転換し、国が整備する公共建築物においては、一つには建築基準法の基準で耐火建築物とすること等が求められない低層の公共建築物については、原則としてすべて木造化を図ること、また二つ目として、高層・低層にかかわらず、内装等の木質化、備品や消耗品としての木材の利用を促進するほか、暖房機器等への木質バイオマス燃料の導入に努めることが木材利用の目標として定められたところであります。しかしながら、木造建築物をめぐっては、平成 12 年の建築基準法の改正に伴い、一定の性能を満たせば建築が可能となりましたが、3階建て以上の中高層の建築物や面積 3,000 平方メートルを超える大規模建築物においては、求められる強度、耐火性等の性能を満たすために極めて断面積の大きな木材を使用する必要があるなど、現状では構造計画やコストの面で木造化が困難な場合もあるという側面があることも、認識しなくてはならないものと考えております。現在、本町におきましては、「新庁舎建設基本方針(案)」に基づき、議会におきましてもご論議をいただくとともに、広報や住民説明会におきまして、新庁舎建設に向けた基本的事項等の考え方をお示ししているところであります。基本方針(案)におきましては、新庁舎の基本的な考え方の一つとして、「触れ合いの場として親しまれる庁舎」「環境に配慮した庁舎」を掲げております。木材は断熱性、調湿性等にすぐれ、紫外線を吸収する効果や衝撃を緩和する効果が高いなどの性質を有する資材であることに加えて、内装に木材を利用することで健康的でぬくもりのある快適な空間が形成され、来庁される方にやすらぎや安心感を与える効果があるとも言われております。その一方で、庁舎は地域の防災緊急対応拠点として求められる耐震性、耐久性、耐火性の確保を図らなければならないことに加え、建設コストと建設後の維持・管理コストの低減化も重要な観点であるととらえております。今後、町民の皆さんのご理解を得て新庁舎建設基本構想を策定し、基本設計を実施していく段階に際しましては、こうした点を十分に考慮し、総合的に判断をしていかなくてはならないものと考えているところであります。また、ご質問の3点目とも関連いたしますが、エネルギー源としてカラマツ等の木材利用についてでありますが、地球環境への負荷低減に配慮する考えのもと、熱源機器の選定、空調方式の決定に当たりましては、汎用性、耐久性、維持管理コストなどの要素を勘案し、設計段階においてその詳細を検討してまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「公共施設のエネルギー源について」であります。バイオマスとは、一般に「再生可能な生物由来の有機性資源」と定義されており、このうち木材に由来する生物資源が木質バイオマスとなりますが、その種類につきましては、発生源によって製材工場等残材、建設発生木材、林地残材等に分類されているところであります。木質バイオマスの利用につきましては、熱利用が最も利用しやすい方法であり、チップボイラー、木質ペレットによるペレットストーブ、まきストーブなどさまざまな形態があり、適する形態での導入が重要であると言われているところであります。しかしながら、日本では、バイオマスの熱利用があまり普及していないというのが現実であり、その理由としては原油が安価であったこと、高性能チップボイラー等が入手しにくかったこと、初期投資が高く大きなスペースが必要なことが挙げられているところであります。このような背景のもと、本町の公共施設におきましては、現在、熱供給能力、操作の容易性、安全性、利用者の快適性、燃料の調達及び保管場所、初期コスト及びランニングコストなどの要素も考慮した上で、重油または灯油をエネルギー源とした暖房機器を設置しているところであります。さて、経済産業省の資料によりますと、主なバイオマスの賦存量のうち、現時点で未利用の分については、製材工場等の残材は約5%分、建設発生木材では約 10%分しかなく、一方、林地残材ではほとんどの分が未利用ということになっております。本町にて、木材・木製品の製造業を営む事業所の中から幾つかの事業所にお聞きしましたところでは、現時点において燃料としての木質バイオマスに取り組んでいる事業所はなく、当面は計画もないという状況でありました。このことは、製材工場等残材などの未利用分が尐ないことや採算ベースでの課題などがあるからではないかと考えるところであります。町が先導的に木質バイオマスをエネルギー源として暖房機器の導入に取り組み、町内事業所で製造した木質バイオマスを使うこととなれば、地産地消ということになり、町内の経済循環につながるということは理解できるところでありますが、現時点における本町の実績にかんがみますと、なかなか実現は難しいものと考えるところであります。しかしながら、本町では、幕別地域新エネルギービジョンにおきまして、木質バイオマスを新エネルギーの一つとして位置づけており、ペレットストーブの導入に対する補助制度を設けることなどにより、木質バイオマスエネルギーの利活用促進に努めておりますことや、再生可能エネルギー電力全量固定価格買取制度が平成 24 年7月から施行されることにより、バイオマス発電が注目されてきたということもありますので、今後の木質バイオマスに関する動向には注視していく必要性があるものと考えております。したがいまして、今後における公共施設への木質バイオマスをエネルギー源とする暖房機器の導入につきましては、町内における木質バイオマスの製造に係る動向を見定めながら、選択肢の一つとして研究してまいりたいと考えるところであります。以上で、増田議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 17番 増田武夫
それでは、再質問をさせていただきます。この木材の貿易自由化、いろんなことを教えていると思いますけれども、こうしてどんどん関税が撤廃されていきますと、7割も8割もあった自給率が今日では 20%まで下がってしまう、そういうことを考えますと、今、問題になっております TPP などで農産物などの自由化が進められると、やはりどういう結果になるということを、やはりここから学ばなければならないのではないかというふうに思うわけです。やはり町長の答弁にもありますように、日本の森林の果たす役割というのは非常に大きいわけで、そのこともあって政府も力を入れてまいった結果、昨年の法律の制定になったというふうに思うわけであります。そうした点で、過去にもここにも挙げられていますけれども、幾つかの公共施設が地元の木材を活用してつくられたということで、私もつくし学童保育所が昨年できまして、ことしから活用されているわけですけれども、そこにも行ってちょっと見せてもらってまいりましたけれども、非常に喜ばれた施設として活用されております。このつくし学童保育所、森林整備加速化・林業再生事業の道の補助金が充てられたということで、保育所そのものの工事費が 8,076 万円ほどでありますけれども、大体2分の1の 4,275 万円が補助されてできているわけです。ここでも参考のために教えていただきたいわけでありますけれども、このつくし学童保育所の建設に当たって、町内の主にカラマツだと思うのですが、木材がどの程度利用されて、何%といいますか、どういう形で活用されたか、お答え願いたいと思います。
答弁 経済部長 飯田晴義(経済部長は2013年3月まで)
つくし学童保育所におきましては、全体木材使用量の中で 86%ほどが道内産であるということでありまして、そのうちの町内ということになるとちょっと詳細については不明でありますけれども、いずれにしても地域材という点では、道産材というくくりの中で 86%ほど使用されているというのが実態でございます。
再質問 17番 増田武夫
道内のものであれ、地産地消ということで非常に大きなことだというふうに思うわけです。やっぱりこれは町内にしても、道内にしても、地元の木材を使うということが地元の経済にも非常に大きな影響を与えるということで、今回の質問の趣旨もそこに大きな主題があるわけであります。国のほうでも今までいろいろな支援策をとりまして、道の支援策もとられてきたわけでありますけれども、こうした国や道の支援策をうまく活用しながら、本町の木材の活用も図っていかなければならないというふうに思うわけです。ことしも青葉の近隣センター、ちょっとこれはまだ見せてもらっていないのですが、まだ完成していないですか。青葉の近隣センターにも活用されるということで、この点でもなるべく町内産の木材の活用をしっかりと図っていただきたいと、そのように思うところでございます。国の施策に準じて木材の利用促進に関する方針を決めるということで、先日、十勝総合振興局に行って聞いてまいりましたけれども、こうした青葉の近隣センターにいたしましても、つくし保育所にいたしましても、この方針をつくることが前提となっているのだというようなお話も伺ってまいりました。そうであるとすれば、この方針をつくることを急いで、そして、これを公表してみんなにもその方針に、民間にしましても、沿った方向で努力していくことが求められていくと思いますので、ことしじゅうにはこの方針ができるということですので、それに期待したいと思います。この方針は国や道の方針に準じてつくられると、そういうことが求められておりますので、国や道のその方針が、例えば公共施設にそういうものを活用していくだとか、木質バイオマスの活用を図っていくだとか、そういうことが当然入ってくるのではないかと思いますので、そういうことを前提に質問をさせていただきたいというふうに思います。2番目の質問になるわけでありますけれども、今、町の方針としても出されました。新しい庁舎の建設が大きな課題となっております。この庁舎の建設には多額の経費がかかるということで、この経費が町内の経済にもしっかりと生かされていかなければならないということで、やはり相当な決意でやっていかなければならないというふうに思います。今までも国の支援が毎年のように組まれまして、例えば、森林・林業・木材産業づくり交付金というような形で、毎年のように予算化されておりまして、木造の公共建築物等の整備には2分の1の補助をということが主な内容のようであります。毎年多額の予算がつけられておりますので、こうしたものの利用、それから道の支援としても木造公共施設の整備に、今3年間で 15 億円ぐらい予算がつけられているというふうに思いますけれども、これも2分の1、今度の青葉の関係ではどうなるかちょっとわかりませんけれども、学童保育の関係では2分の1近い補助がつけられていると思います。そうしたことを勘案いたしますと、庁舎の建設に当たっても、木材を中心とした考え方で貫いていっていただきたいというふうに思いますので、その点は今の答弁の中でもそのことに触れておられますけれども、もう一度町長の考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
青葉の近隣センターのほうは、今ちょっと担当のほうからお話ししますけれども、実はその2分の1公共施設の補助、これ庁舎には恐らく該当しないであろうというふうに言われております。これが該当すれば本当に助かるのですけれども、庁舎については一般的な公共施設というような概念ではないものですから、これは恐らく対象外だということなものですから、ちょっとそれにかわる、いわゆる内部的なその木材を活用することで、どの程度か救ってもらえるような部分があるのかどうか、これはこれからの課題でありますけれども、庁舎建築そのものには該当にはならないというふうには私どもでは、今押さえています。
答弁 経済部長 飯田晴義(経済部長は2013年3月まで)
青葉の近隣センターの補助の関係でありますけれども、これは通常の補助と違いまして、通常の補助であれば、建築単価幾らという標準的なその補助単価が決まっていまして、それの2分の1とかと、そういう積算になるのでありますけれども、この森林整備加速化事業につきましては、そういった価格もありながら、使う木材の使用量によって補助金が増減するという仕組みになっております。したがいまして、先ほどのつくしについては、おおむね2分の1程度ということでありましたけれども、青葉の近隣センターにつきましては、工事費約 4,000 万円のうち、2,800 万円ほどの補助金が見込めるという状況であります。
再質問 17番 増田武夫
今、町長のほうから庁舎には難しいのではないかというお話がありましたけれども、十勝支庁振興局の係の者といろいろ話したのですが、それでは難しいという話はされていなかったのですよね。そうした点では、例えば面積が、今の町の想定では 6,000 平米というようなことで、そういう点では建物は 3,000 平米までという縛りがあるでありますとか、3階までというような縛りがあるとかという、そういうものもあります。足寄に視察に行きましたけれども、足寄の庁舎も 3,000 平米を超えているものですから、二つに分離して真ん中にその鉄筋なりなんなりの、別な木造でないものをつけて、それを挟んで 3,000 平米を超える施設をつくっているようであります。道との話を総合振興局でしたときにも、今、道でしているものは、15 億円の予算がついたというのは、3年の期間の限定した施策なので、これにはなかなか難しいのではないかという話をされていましたし、今、いろんなところからそういう要望があったり、計画があるものですから、今のところ予算以上に申し込みがあるということで、なかなかこれに乗るのは難しいというようなお話をされておりましたので、決して庁舎に対してはバツだというような受けとめはしてきませんでしたので、その辺はよく検討していただきたいと思います。やはり、もし可能であれば、そういう構造物全体を木造でやるという方向もぜひ追求してほしいと思うのですけれども、この答弁でも述べられていますけれども、やはり相当大きな構造材にしなければならない。足寄のときも話しておりましたけれども、以前はそういう大きな集成材にする技術というのはまだ北海道にはなくて、足寄のときは本州の東北のほうまで行ってその大きなものをつくったのだと。ところが、今では、北見ではもうそういう技術もできているので、道内でできるというような話もされておりましたので、ぜひその点なども考慮して、そういう方向でやってほしい。もちろん、この推進の方策にもあるように、もしそれが不可能であっても、内装なりなんなりに大きな地元の木材の使用をやはり必ず実現してほしいと思いますけれども、庁舎建設に当たって、そのことを基本の方針とされていくということでよろしいですね。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
いわゆる補助の話ですけれども、大体が今まで過去のあれからいっても、庁舎に関しては補助に係るというのは全くこうないわけであります。ただ、今言われているのは、あくまでも庁舎の補助というよりも、木材を使うことに対する補助が認められるかどうかということだというふうに思いますので、この辺はちょっと調査させていただきたいというふうに思いますし、私どももできる限り木造を使うことについては、何も問題はないと思っていますけれども。ただ、もう一つのネックは、やっぱり単価がどうしても高くなる。今おっしゃられるように、ちっちゃいものを集めて大きいものにつくっていくというようなことから、一般の住宅が木造と鉄筋であれば、当然木造のほうが安いのですけれども、なかなかこういう大きなものになってくると、木造の単価が上がるという面があって、この辺も今後の基本設計なんかに当たって十分考慮した中で、検討はさせていかなければならないものだというふうには思っております。
再質問 17番 増田武夫
もちろんいろんな要素がありますので、総合的に取り組んでいただきたいというふうに思いますけれども、一般的に言えば、庁舎建設には自前の資金でやれというのが本来の国の方針でありまして、足寄などでも長年にわたって基金を積み上げて、そして建設したと、こういう関係にあるわけであります。そうした点では、今、話題になっておりますけれども、なるべく住民の負担を尐なくするためにも、合併特例債の使えるうちにしっかりと建設するということは、これは当然とらなければならない方法だというふうに思います。そうでなければ、全部自分たちの借金でやるというようなことにもなります。最近では、国のほうでも 11 月1日だかの閣議決定で、合併特例債を5年延長するというような法案を閣議決定したというような報道もありますので、こういうことも考慮に入れながら、5年延びるという可能性もありますので、そうした点では十分に町民の意見を聞きながら建設していただきたいというふうに思います。そうした点で、3番目の質問に移りますけれども、この方針の中には木質バイオマスの活用も努力目標の中に入っているわけであります。この答弁の中では、なかなか町内でその木質のペレットだとかそういうことも製造するところもなくて、今、ない状態だということであります。調べてみますと、十勝管内では帯広、それから足寄、それから浦幌と、そうした3か所で本格的な製造をしているようであります。やはり、この町長の答弁にもありますけれども、現地の残材ですね、現地に間伐なり、皆伐におきましても、枝だとかいろいろ柱などに利用できないところはすべて山に残されてきているわけでありますけれども、これをいかに資源化して活用していくか、これに今後は力を入れていかなければならない。しかも、これは重要な資源でありますので、これをみすみす投げていくということにもならないというふうに思います。そうした利用の促進も、国を挙げてやっているということでありますので、ぜひこれも積極的に取り組んでいってほしいと思いますけれども、例えば庁舎の暖房の費用として、年間どのぐらい使っているかというのをちょっと調べてみたのですが、重油関係だけで言えば、この庁舎の、それから保健福祉センター、それからスポーツセンターでありますとか、町民会館、学校給食センターなども含めて、今年度の予算で年間大体 2,120 万円ほど、2,000 万円以上を使っております。やはりこういうものが、重油だとか石油だというものは、その経費のせいぜい1割が地元に残ればいいのであって、これはその大部分は外に出ていってしまう、経済的なことになるというふうに思うのですよね。そのことを考えるとやはり、地元のその木質のバイオマスをしっかりとそういうところに利用していくことが、地域経済にも非常に大きな影響を与えていくのだというふうに思うのですよね。そうした点からいいますと、町が、今度の庁舎の建設に当たりましても、またこれからいろいろな公共施設をつくっていくに当たっても、ぜひともこの木質バイオマスをエネルギー源として活用する道を探ってほしいというふうに思います。やはり確かに山に残された木材なり枝なりを集めてくることには、非常に大きな経費もかかるわけですけれども、しかし、そうしたことを積極的に行うことによって、一つの産業が生み出されるようなものだというふうに思うのですよね。そこで働く人もたくさん必要になりますし、また、それを製造する企業もしっかりと機能していかなければならないという、そういうことでありまして、今そういうものをつくるところがないからといって消極的になるのではなくて、しっかりとそういうことを取り入れることによって、そういう企業なりなんなりを育てていくという、そういう姿勢に立つことがどうしても必要だというふうに思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
いわゆる林地残材と言われているこれらを有効活用することが、これからの新たなエネルギーとして活用していくと、これは大変重要なことだと私どもも押さえております。そして、先般聞きますと、ことしからだというふうに聞きましたけれども、国も伐採だけではなくて、残っている林地残材を出すこと、排出することについての補助も新たに認められるようになってきたというようなことも言われています。したがまして、これからは多くの町村で、そういった活用が図られていくのではないかなというふうに思っています。そういった意味では、今おっしゃられるように、私どもも町のいろんな関係する団体あるいはいろんな方々と相談しながら、そういったことが具体的にどういうふうに可能なのかということ、あるいはペレットストーブなんかも、先ほどちょっと申し上げましたけれども、1年に今2台か何台か助成をしているのですけれども、そういったもの、ことしも2件でしたか、増えてきたというようなこと。それと何といっても、来年から全量電力会社が買い入れをすることによって、チップなんかも相当火力等の発電に使われるのではないかというようなことが言われていますので、そういった状況を踏まえながら、今後、我々も対応していく必要があるのだろうというふうに思っております。
再質問 17番 増田武夫
一番何といってもその大きな利点というものは、今、国も進めております、やはり自然エネルギー、太陽光を始めとする地熱発電もそうですし、風力発電などもそうでありますけれども、また我が町などでいえば牛のふんでありますとか、そういうものを発電に使っていくだとか、小さな完結するエネルギーとして、そこで活用するようなことは既にいろんなところで行われておりますけれども、そういうものもありますし、またこうした林地の残材を使うもの、こういうものはそこの地域の経済に物すごい大きな影響を与えるのだと思うのですよね。やはりそこの地域で使われたお金というものは、1年間に4回回転して、例えば1億のお金がそこで投じられれば、4億の経済効果が生まれるというようなことは広く経済の専門家などが申していることであります。そういうことを考えますと、やはり例えば、町が積極的にこのペレットストーブの普及でありますとか、公共施設にそういうものをエネルギー源として活用していくということが、地域を元気にしていく大きな力になっていくのだというふうに思うのですよね。だからそういうことを、今度の庁舎建設に当たってもしっかりと頭に入れて、建物、それから内装、そしてこうしたエネルギーだとか、当然、太陽光発電だとか、そういうような考え方も庁舎の建設に当たっても出てくるのだと思うのですけれども、そういったことも含めて総合的にしっかりと対策をとっていっていただきたいと、そのように思いますけれども、再度お願いします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
当然のことながら、自然エネルギーがこれからいろんな面で中心になってくるのだろうと思います。ペレットストーブなんかも、最初はストーブそのものの代金が非常に高いというようなことで、なかなか皆さん手が出せなかったというようなこともありましたけれども、今はもうそういった面でも大分変わってきているのだと思います。ただ、ボイラーなんかは、まだやっぱりチップなんかのボイラーは、普通の原油というか、油をたくボイラーから見ると倍近い価格がするというようなことが言われていて、なかなかちょっと初期投資がしづらいというようなこともあります。だんだん解消はされていくのだろうというふうに思いますけれども、いろんなことを総合的に判断した中で、私どもも庁舎の問題を始め、町のエネルギー対策についてこれからも対応してきたいというふうに思います。
再質問 17番 増田武夫
町のほうでも、例えば企業誘致の問題なんかでも、長年にわたって苦労されておりますけれども、なかなか成果としては上がりにくいわけではありますけれども、しかし、こうして地元の産業を育成するというような観点からも、こうした木材の利用、木質バイオマスの活用、こうしたことが地元の元気にも相当大きく貢献していくことは間違いないというふうに思いますので、ぜひとも真剣にこの庁舎建設、これからいろいろ紆余曲折があると思いますけれども、しかし、そうした住民にもしっかりと喜ばれるような庁舎建設にもなりますように、町としてもしっかりとやっていただきたいと、そのことを申し上げまして、質問を終わります。