幕別町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月8日
今後の住民と行政とのパートナーシップによる協働の仕組みづくりについて
2011年3月8日、幕別町議会の一般質問で、芳滝仁議員が「今後の住民と行政とのパートナーシップによる協働の仕組みづくりについて」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 芳滝仁 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 芳滝仁
通告に基づきまして、質問をいたします。今後の住民と行政とのパートナーシップによる協働の仕組みづくりについて質問をいたします。第5期幕別町総合計画第1章「ともに考えともに創る活力あるまちづくり」の第2節に「住民参加のまちづくりの推進」において、尐子高齢化が進行する中で、子育て、介護、防犯、環境保全など、地域にはさまざまな解決すべき問題が存在しています。このような問題に対して、これをすべて行政で対応していくことには限界があり、住民、公区、企業、NPOなど、地域社会の多様な主体と行政とのパートナーシップによる協働の仕組みづくりを構築していくことが求められますとあります。幕別町においては、「協働のまちづくり支援事業」や「アダプトプログラム」の事業等の推進に努めていますが、住民と行政とのパートナーシップによる協働の仕組みづくりについては、さらに多様な事業を行う必要があると考えております。そこで、1、人材登録制度(まちづくりパートナー制度)。2、幕別町行政チェック町民会議。3、幕別町の本町地域と札内地域の地域住民会議などの施策によって、協働のまちづくりをより推進する必要があると考えるところでありますが、お伺いいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
芳滝議員のご質問にお答えいたします。「住民と行政とのパートナーシップによる協働の仕組みづくりについて」であります。近年、尐子高齢化や変貌する社会・経済状況の中にあって、地方分権の進展、住民ニーズの多様化、住民自治の充実への要請、自助・共助・公助の必要性などを背景に、よりよい地域社会を実現するために、住民と行政とが互いに知恵と力を出し合いながら、地域課題をみずからの力で解決するという、「協働によるまちづくり」が全国の自治体においても大変重要視されております。本町でも、芳滝議員のご質問にありますように、第5期幕別町総合計画において、「町民参加・町民との協働」を基本姿勢の一つに掲げるとともに、「ともに考えともに創る活力あるまちづくり」を基本目標に、その方策として基本計画に「住民参加のまちづくりの推進」を位置づけており、総合計画を着実に推進していくためには、町民の皆さんと町との協働によるまちづくりを実効性のあるものにしていくことが肝要であると認識いたしております。協働のまちづくりを進めていくため、地域における自治活動については、お互いの信頼関係のもと、基本的には地域の発想と責任により行うことが、住民ニーズに的確かつ柔軟に対応していくことが可能となりますことから、住民活動と行政との役割を分担した上で、公区活動の運営費交付金を初め、公区行事での活動中の事故に対する見舞金の支給、近隣センター運営交付金により自主的な住民活動への支援を行うとともに、協働のまちづくり支援事業を通じて、地域コミュニティーの醸成に努めてまいりました。協働のまちづくり支援事業のあり方に関しましては、公区長 12 名による検討委員会で協議・検討をいただき、事業内容を適宜見直していることに加えて、平成 14 年度からはまちづくり出前講座を、平成 19 年度からは公園里親制度を実施し、公区を初め、老人クラブやボランティア団体など地域を支える多様な力がまちづくりへ参加されるようになり、住民参加に広がりが見られるようになってまいりました。一方で、住民の方々の行政への参画の手段といたしまして、平成 12 年に「幕別町まちづくり住民参加条例」を制定し、審議会等の附属機関の委員に町民公募による委員の参加をいただき、町民の方々の豊かな社会経験を町の意思形成過程に反映いただいてきたところであります。また、平成 18 年の合併を機に忠類地域の住民の意向を行政に反映させ、行政と地域住民が協働して地域づくりを推進していくため、町長の附属機関として忠類地域住民会議を設置し、これまで2度にわたり忠類地域の振興に関する提言をいただき、町政の執行に反映させていただいてきたところであります。芳滝議員からご紹介・ご提案のありました人材登録制度などにつきましては、さらなる住民参加の推進をしていくために重要な手だての一つであると認識いたしておりますので、今後、検討すべき事項として考えております。その点、ご理解をいただきたいと思います。以上で、芳滝議員のご質問への答弁とさせていただきます。
質問 13番 芳滝仁
ご答弁にありましたように、地域における自治活動、自主的な住民活動の支援を行うということにつきましては、評価をしておるところでありまして、また春になりましたら、公区の方々による花壇の植えつけなどが始まるのだろうと、こう楽しみにしておるところであります。事業等の見直しにつきましても、またアダプトプログラムのように広がっていくようなそういうことも考えていただきたいし、また推進をしていただきたいと思うのでありますが、今回の私の質問につきましては、後半のご答弁にありましたように、一方で住民の方々の行政への参加の手段というふうなところに視点を置いて、質問をさせていただいたところであります。平成 12 年に幕別町まちづくり町民参加条例を制定されまして、審議会等のところで町民公募をして委員会に参加をしていただき、さまざまなご意見、ご提言を賜ると。それを生かしていくというふうなことを申されていらっしゃるところでありますが、今回、三つの質問をさせていただいているのでありますけれども、もう尐し中に踏み込んだような形、例えば先進事例でありますけれども、奈良の鹿島市というところで、このパートナー制度というのを実施されてありまして、そのところで、その施策の開始前に想定した事業効果というところが書かれてあります。今までは行政主導でさまざまなまちづくり施策を推進してきたが、審議会や委員会など、メンバーも固定化され、停滞感があったが、この施策を実施することにより、市民の中から新たな人材の発掘が期待でき、今後はそういう意味で行政と住民が協働でまちづくりを進めていくことができる。新たな人材を発掘することができる。ある意味ではそういうことも言えるのだろうし、もう尐し住民として町民の視点に立った行政の課題への取り組みということも、そういうことを目指してされていらっしゃると伺っていたところであります。2番目の質問にかかわるのでありますが、鏡に映さないと自分の姿がわからない。そういう意味で、その住民のいろんな知識として知恵というものを引き出していただき、私たちのその進めておる課題についてアドバイザーをしていただいたり、ご提言をしていただいたり、それこそ指摘をしていただいたりというふうな形のそういう意味で、いろんな知恵や知識を持った方々に登録していただいて、より広い形でその深くその協働のまちづくりを進めていく、それについてもこういう制度が今後幕別町に必要になってくるのではなかろうかなとこう思うところであります。先進事例でありますけれども、専門的な知識や経験、技術、能力などをお持ちの方々を人材登録させていただいて、行政各分野において人の連携、協力により、活躍していただいているのだと、こうあります。法律分野、福祉分野、防災、防犯分野、教育分野、さまざまな分野で登録をされてくださいました。その行政協力の方法としましては、具体的なのですけれども、例えば審査会、いわゆる審議会、そういうメンバーとして構成要員として登用するだとか、そういうものもありますけれども、各分野の諸問題について、行政問題の助言等を行う行政アドバイザーというふうな形で登用していく。そして、その他町が必要と認めた事業への連携協力を求めていくというふうな形で、行政協力の幅を広げていくという意味で、大切な、また魅力ある制度ではないのかなと思うところでありますが、そういうことにつきまして、尐しお考えがあればお伺いしたいなと思うところであります。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
1点目の人材登録制度にかかわっての事例などもお話をいただきました。今、町ではちょっと意味合いが違うかと思いますけれども、それぞれの特技や技能を生かした人たちが人材登録、社会福祉協議会の事業の中ですとか、教育委員会のほうでも、そういった特技がある人については登録をしていただいて、いろいろ活躍をしていただく。あるいはこれからすぐですけれども、福祉分野では、人生学博士制度なんかをもって、そういう人たちの経験や知識をいろんな分野で生かしていただこうと、いろんな分野でそういう制度は設けておりますけれども、今の芳滝議員のお話は、さらに踏み込んだより専門的な知識を持った方を登録してというようなことで、これは例を挙げれば、弁護士さんのような方が登録していただいて、町のいろんな分野に参画してもらうと。大変我々にとってもありがたいことだし、まちづくりを進める上で多くの方々に参加してもらうということは、当然、意義あることだというふうに思っておりますけれども、これは町の規模にもよりますでしょうし、いろんな町の形態なんかもありますので、十分その辺は内部のみならずいろんな方のご意見を聞く、あるいは今お話いただいた先進地の事例なんかも、これから十分研究をしながら、今後のまちづくりの中に町として、幕別としてどのような形で生かしていけるかについては、検討させていただきたいというふうには思っております。
質問 13番 芳滝仁
町民との触れ合いの中で、本当に、例えば防犯の問題だとか環境の問題とかで専門的な仕事をされてきた方がたくさん幕別町にいらっしゃることでありまして、会わせていただいて驚くようなことでありました。こういう方が参画していただければというふうな思いで質問させていただいたところであります。2点目の幕別町行政チェック町民会議のことでありますが、これは一方的に批判をしていったり、揚げ足をとったりということではなくて、また仕分けをしていくようなことでなくて、行政が行います事業について、行政評価をしていきます。その評価を見て、それを町民がその評価について再度評価をしていくと。そして、提言をしていくというふうな形が、今考えられてありますチェック町民会議の形であります。これは例えば広島のある町で行われているのでありますが、平成 21 年度、261 事業のうち 18 件の事務事業について任意に選択して評価などを行ったというふうなことで、その一つ一つについて提言がされてあります。先ほどありました学校支援員配置事業なども、非常に評価をされて、最も従事してもらいたいというふうな意見も出てきておりますし、例えば協働のまちづくりのところでもありますけれども、住民のニーズを把握して、いわゆる協働のまちづくりが推進するようなコーディネーター的な役割も、またその企画のほうでしていく必要でないのかというふうな指摘をされておったりしております。あと、行政改革においても、民間委託がされた場合には、その公共サービスにおいて住民の声が反映されていくということが問われておるのだというふうな形で、非常に真摯な形で報告がされてあります。町民の声を鏡として、自分たちの評価をまた再度問い直してみて、施策に生かしていくというふうな、そういう意味で設立されたのだなと思っております。今後のいわゆる協働まちづくりの推進につきましても、必要なことでないかなと思うことであります。検討されるということでありますので、またご検討いただきたいなと思います。最後の幕別町と本町、幕別町本町地域と札内地域の地域住民会議ということで、これは大変難しいことなのだろうなと思いながら質問させていただきましたが、質問させていただきました意味は、いろんな町民等の会話、私、札内におりまして、札内の町民との対話をさせていただいておって、忠類地域にその住民会議があると。先ほど杉坂議員がおっしゃいました非常に活気があって、危機感を持っていろんな形で取り組んでいらっしゃるというふうなことが、ある意味ではここで町長の附属機関としてという重たい形の住民会議が設置されてあるということで、非常にそういう意味では核になって進めていらっしゃるところなのだろうと。そういうところが大きな波及効果として、本当にこの間も女性まつりに行ってきたのでありますけれども、本当に大勢の方が集まって手づくりで事業をしていらっしゃるということがありました。そういう意味で、うらやましいなというか、札内地域、本町地域にもさまざまな課題が山積しておるので、ちょっと停滞感もあれば、その地域の特色もあると。そういう意味で、住民が集まって、その課題を出し合って、そして対応していく中で、活性化に成し遂げできるようなそういう議論をしてもらって、そういう中でも人が育ってもらうというふうなことも必要でないのかというふうな意見がありまして、私もそのとおりだなというふうな思いを持って質問させていただいたことでありますが、どうでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
忠類の地域住民会議はちょっとお話とは違って、あれは合併時にいろんな法的な手段の中で、町長の諮問機関というような形で住民会議を置いたという経緯がありまして、法的なものがついているものですから、そういうような名前になって、制度になっているわけですけれども、幕別、札内については、今おっしゃいますように、特にそういった制度はないわけですけれども、そんな中では、一つには南幕別あるいは幕別、さらには中央、そして忠類も去年できましたけれども、それぞれの行政区長の連絡会議がそれぞれででき上がっておりました。そういったところでいろんな意見交換がなされて、あるいはそういった単位で町に対する要請事項が上がってきたり、私どもとの懇談をさせていただいたりというようなことはあります。その中では、もちろん取り上げる問題はそれぞれいろいろあるわけですから、一概に忠類地域のように、忠類地域の活性のためにどうすべきかというような具体的なところまでは踏み込んではいないわけでありますけれども、このような制度、ほかの町村でどのようなものがあるのかちょっとわかりませんけれども、余り多くの制度というか、簡易的なものをあちこちに設けることも、これまたどうかという思いもありますので、区長さん方の集まりのほかに、そういったものが必要なのかどうかというようなことも、また含めながら、内部では検討させていただきたいというふうには思っております。
質問 13番 芳滝仁
おっしゃるとおりだと思います。でも、その地域の人が地域を活性化させていきたいというふうな思いを、そういう思いになっていただく。そして課題をみんなで共有をしていくというふうな、そういう一つの方策というものを住民会議にかかわらず、考えていく必要があろうかと思うところであります。今後とも協働のまちづくりにつきまして、一つの幕別町の大きな柱として進めていただきたいということをご期待申し上げまして、質問を終わらせていただきます。