みんなの議会

幕別町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月8日

介護支援ボランティア制度の導入について

2010年12月8日、幕別町議会の一般質問で、芳滝仁議員が「介護支援ボランティア制度の導入について」質問し、町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘が答弁しました。

質問者
芳滝仁 議員
答弁者
町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 芳滝仁

通告に基づきまして、介護支援ボランティア制度の導入について質問させていただきます。介護支援ボランティア制度は、厚生労働省の認可を受けた有償ボランティア制度であり、2007 年5月導入が決定されまして、同年9月より運用が開始されました。同制度は、地方自治体が介護支援にかかわるボランティア活動を行った高齢者に対し、実績に忚じて換金可能なポイントを付与する制度でありまして、介護保険法の規定に基づき、地域支援事業交付金を財源として導入されました。制度の運営は、自治体が介護予防事業として行い、ボランティアの登録や手帳の交付、ポイントの管理、付与は社会福祉協議会や自治体が直接保健課等で行われています。この制度の導入により、介護保険料が軽減され、また、介護予防効果が期待されるだけでなく、住民参加による介護支援の認識が高まり、住民同士のつながりの強化を図り、高齢化社会に対忚する地域づくりにもつながります。幕別町において介護支援ボランティア制度を導入すべきだと考えますが、お伺いいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

芳滝議員のご質問にお答えいたします。介護支援ボランティア制度の導入についてであります。高齢化や核家族化の進展により、介護を必要とする方たちを社会全体で支えようと、介護保険制度が導入されて 11 年が過ぎようといたしております。この間、介護ニーズが多岐・多様化する中で、幾度かの制度改正が行われるとともに、介護支援の中心となる地域包括支援センターが創設されるなど、制度の充実が図られてきている状況であります。ご質問の「介護支援ボランティア制度」につきましては、平成 19 年に厚生労働省が地域支援事業の中の介護予防事業の一つに位置づけをしたことから、近年、全国において取り組む市町村が出てきており、同年に全国で初めて東京都稲城市が制度を導入し、その後、平成 20 年度には全国で 11 市区町村、平成 21 年度では 12 市区町村で取り組んでおり、現在は約 40 の市町村が運用しているとのことであります。ご質問の要旨にもありますように、この制度は、介護保険法の規定に基づき、自治体が介護支援にかかわるボランティア活動を行った高齢者、原則 65 歳以上の方でありますが、この高齢者に対し、その実績に忚じて換金可能なポイントを付与するといった制度であります。制度の運営は、自治体が介護予防事業として行い、ボランティアの登録やボランティア活動手帳の交付、ポイントの管理、付与は自治体や社会福祉協議会などが行う仕組みとなっております。また、事業の財源としたしましては、介護保険事業の中の地域支援事業交付金を活用することができるものであります。この制度を厚生労働省が認可した背景には、「介護予防効果への期待だけではなく、地域の活性化や住民同士のつながりの強化を図り、高齢社会を乗り切る地域づくりにつなげたい」とのねらいもあるものとされております。しかしながら、この制度は、創設が間もないことから、その効果等総合的な評価及び検証が十分になされてはおりませんが、市町村の裁量、地域の工夫次第で介護予防に役立つさまざまな取り組みに広げることが可能であり、結果として地域の活性化にも資するような活用方策も可能と考えられますことから、本町におきましても、この制度の検討に向け、11 月に管理機関を社会福祉協議会に置いた東京都稲城市と区自身がその管理をする東京都世田谷区に職員を研修に派遣したところであります。今後、研修での結果を分析するとともに、これら検討を進めてまいりたいと考えております。以上で、芳滝議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 13番 芳滝仁

再質問させていただきます。質問をさせていただきまして、その中で既に 11 月に稲城市と世田谷区に職員を派遣をされて、研修をされたということにつきまして、こういう大変いい制度でありまして、そういうことについて前向きに研修をされたということにつきましては評価をしたいと思うことであります。この制度の導入につきましては、先ほど大野議員の質問に町長がお答えになられましたが、介護はマンパワーであると、そしてこの地域づくり、まちづくりは住民とのパートナーシップであるというふうな、基本的な考え方を示されておりました。これは、いわゆる介護予防にかかわって、その地域の人々とパートナーシップも組み、その効果を上げていくという形では、いわゆる具体的な介護におけるパートナーシップの組み方というふうな新しい、そういう協働の形を目指した制度ではなかろうかと思うところであります。こういうふうなまちづくりの方向が、今後のいわゆる高齢化社会に向けて大変具体的な施策として必要になっていくのではないかと、こう思うところでありますが、その辺の町長のお考えを、まずお伺いしたいと思うところであります。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話ありましたように、あるいは、先ほどの答弁で申し上げましたように、やはり介護支援をこれからますます必要になってくるときに、いわゆる人と人とのつながり、特に高齢者の方が、みずからが介護に当たってパートナーシップをつないでいく、そういったことがやはりボランティア活動を進める上でも大事なことなのだろうというふうに思います。ただ、ちょっと気になったのは、先ほど言いましたように、全国で今 40 ほどの市町村が取り組んでいるのですけれども、大半がやはり大都市周辺の、東京近辺というのでしょうか、あるいいは都市化の進んだところ、これはやはりどうしても身近にそういう施設があったり、近距離に歩いて、自転車で行ってボランティア活動をしてこれるというような、そういったところがあって、例えば私どもの町でいくと、札内寮特養へ行くという場合も、なかなか歩いていったり、自転車で行ってボランティア活動をしてくるというような難しい面もあったり、これから先ほども言いましたように検討させていただきたいというような、そういう方向で進むに当たって、どんな問題点があるか、どんなところが課題と出てくるのかというようなことを含めながら、これから検討させていただきたいと、そんなふうには思っております。

再質問 13番 芳滝仁

いろんな課題があるのだろうと思います。まず、この地域支援事業交付金の活用ということでありますが、制度化された場合、率としてどのぐらいの町からの支出になるのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。

答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)

町の負担ということになりますと、総事業費の 12.5%、それが町の負担ということになります。

再質問 13番 芳滝仁

稲城市なんかの資料も読ませていただいておるのでありますが、年間で例えば1万円までだとか、年間で 5,000 円までだとかというふうな、そのポイント制で換金をしていくと。例えば、1万円上限でも、100 万円であっても 12 万 5,000 円だと、町の負担がですね、そういうふうな形になるわけでありまして、なかなか 100 人までいくまでは大変なのだろうと思うのであります。ある意味では、そういう尐しの予算で大きな成果を期待できるという事業でありますから、その辺のことにつきましては認識をされていらっしゃると思うのでありますが、ご検討いただければなと思うところであります。制度の仕組みにつきまして、研修をされてこられたということであります。今のところで、その研修をされてきた中で、その制度の仕組みにつきまして、その内容と、今、町長の答弁がありましたが、幕別町でそれを具体化していくについてのいわゆる問題点だとかいうことにつきまして、整理をされている部分がありましたら、お答えいただきたいと思います。

質問 11番 中野敏勝

岡田町長。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

ご案内のように、この制度は、65 歳以上の方で、いわゆる介護にかかわるボランティア活動をした人にポイントを付与して、換金するということでありますけれども、先ほど一つ申し上げたのは、まずはそういうボランティア活動をする施設として、特養あるいは老健施設、あるいはグループホームなんかも対象になるのでしょうけれども、そういったところとの連携がどう図られていくかということと、先ほど言いましたように、幕別の人が特養まで行くのにわざわざ自分の車で行ってボランティア活動をして、そして1日に1ポイントか2ポイントで、それを1年間で 5,000 円になるのか1万円になるのかというようなことで、その辺のボランティア活動にかける意欲といいますか、ボランティア活動に対する思いの深さみたいなものが、これまた必要になってくるのだろうと思いますし、お金のことは、今もお話がありましたようにそう大きなあれはないのだろうというふうに思いますけれども、やはりやっていただける方、ボランティア活動をやっていただける方をどう発掘し、そしてまた、やっていただける方にどうボランティアの仕事といいますか、ボランティア活動をやっていただく方の中身の問題、そういったことが恐らく課題になっていくのだろうというふうに思います。事務的にも、お話聞きますと、そう難しい問題はないのだろうというようなふうに思いがありますけれども、やはり何といっても、ボランティアをしていただける方、そしてそのボランティア活動の場を提供していただける施設、そういったところとの連携がこれから必要になってくるのかなと、そんなふうな思いがしております。

再質問 13番 芳滝仁

このボランティアの関係でありますけれども、基本的にはホームヘルプサービスで行う業務の代替でないことだとか、あとその事業所が本来行うべき業務の代替でないだとか、外回りの、いわゆる人と人とのつながりによって介護予防をしていくという意味合いが濃い制度ではなかろうかなと思っております。例えば、レクリエーション等の指導だとか、あと散歩・外出・館内の移動の補助だとか、あと模擬店だとか、そして話し相手であるだとか、そういういわゆるシーツだとか、まくらカバーの洗濯であるだとか、そういうある意味では介護に携わる職員のサポートをしていくというふうな形で、非常に人と人とのぬくもりと申しますかね、そういうことが大変評価をされる制度の内容になっておることであります。今までも町の中で、まくらカバーの洗濯だとか、シーツの洗濯だとかでボランティアでやっていらっしゃる方々が、女性の方々がいらっしゃいました。そういう方々が人に認知されていない、なかなかそして広がらないということが、その方々の思いとしてあったことであります。そして、先にも質問させていただきましたが、形ある形でそのボランティアを奨励をしていくということが、ある意味ではそのボランティアをされる方にとりましては本当に励みにもなり、そして誇りにもなる。そのことがまた、自分がその立場になったときに、そういう自分が残してきた足跡を引き継いでくださった方が協力してくださるというふうな形で、非常に循環をされていくつながりになっていく。そういう意味で介護という中で、そのボランティアということを本当に大切な要素として考えていく必要があろうかと思うところであります。今後、検討されて、そしてさまざまにいろんな関係機関とご相談をいただきながら、できるだけそういう話も出していただき、ご理解をいただきながら新しい、いわゆる介護の形と申しますか、そういうことを目指していっていただきたいと、こう申し添えまして質問を終わらせていただきます。

出典:幕別町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月8日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる