幕別町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月9日
特別養護老人ホーム建設などの介護サービス基盤整備について
2009年12月9日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「特別養護老人ホーム建設などの介護サービス基盤整備について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 増田武夫 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 増田武夫
それでは、お許しを得まして2点について伺いたいと思います。1点目であります。特別養護老人ホーム建設などの介護サービス基盤整備について伺いたいと思います。平均寿命が延びると同時に、尐子化が進みまして高齢化社会は確実に進んでいる状況にあります。幕別町でも平成21年10月現在の高齢化率は24.8%となりまして、本町地域では32.31%、忠類地域は30.00%となっているところであります。それに伴いまして、介護保険、要介護、要支援認定者も増えて、平成20年度は1,037人となり、第1号認定者65歳以上の認定者は999人、15.4%となっており年々増加している状況にあります。介護保険制度は、介護の苦労から家族を開放し公的に介護を支えるとしまして創設された訳でありますけれども、必要とする介護を必要に応じて選択できる制度と発足したところであります。発足にあたって私たちは、保険あって介護なしの制度となる恐れがあるとして、基盤整備等に万全を期すよう求めてまいりました。しかし現実は、施設整備などが不十分なため、必要とするサービスが受けられない事態となっているところであります。平成20年度決算審査でも明らかになったように、年々特別養護老人ホーム等の介護施設の待機者が増加いたしまして、札内寮では96人、忠類地域で14人、老健あかしや32人となって、計142人もの待機者がいる状況にあります。町は、保険者として被保険者が必要とするサービスの提供に努める責任がある訳であります。幕別町高齢者保健福祉ビジョン2009でも介護サービスの基盤整備の強化がうたわれているところであります。その具体化が急がれますけれども、どのような進捗状況にあるか伺いたいと思います。1点目は、地域密着型サービスの基盤整備であります。必要な整備量をどのように押さえ、それを充実させる計画を具体化しているかどうか伺いたいと思います。2番目は、施設サービスの基盤整備であります。待機者が増え続ける現状の解消が急がれる課題であります。ただいまの杉坂議員の質問にもありましたけれども、忠類地域には福祉施設が無く、予てから特別養護老人ホームの建設が悲願とも言える課題となっておりました。私も以前から忠類地域の施設の整備を要望してまいった訳でありますけれども、合併以前もまた合併後も一般質問などで取上げてまいりました。また忠類地域は、合併以来急激な人口減が続いておりまして、この3年間で100名以上の人口減となっているところであります。そうした雇用の場を確保して地域の過疎を食い止めるためにも望まれているところでありますけれども、ただいま具体的な計画をお聞きした訳であります。3番目は、療養病床削減対策であります。平成23年度で療養病床が廃止される計画となっておりますけれども、その対応について町の考え方を伺いたいと思います。続きまして、2番目の問題、負担能力をこえた公租公課に抜本的な対策を求めるものであります。格差社会の拡大と世界的な金融危機が重なりまして、国民にとって厳しい経済状態が続く中で、町民の生活も大きな困難を抱えております。今年度は、給与収入が200万円以下の方は、48.4%と約5割となりました。年金収入100万円以下の高齢者は、55.3%、200万円以下となりますと81.1%と8割を超えているところであります。その結果、町民税、国保税、水道料金などの税金や公共料金の滞納額の累積は膨大となっております。平成20年度末では、町税は総額2億2,000万円、国保税は2億7,000万円の滞納を抱える状態となっております。毎年同じ傾向にありますけれども、例えば個人町民税では、平成20年度現年課税分収入未済額いわゆる滞納は2,062万6,000円であって、同じ年の不納決算、徴収できないとして処理された額は787万7,000円、現年滞納に対して38.1%、国保税では現年分収入未済額2,841万円に対して、不納欠損額は1,850万1,000円であって、現年滞納額の65.1%が不納欠損とされているところであります。こうした現実を見ますと、町民の負担能力、担税能力を超えた課税徴収額であると考えざるを得ません。このような状態は、金額の多尐はあっても毎年繰り返されているところであります。払いたくても払えない町民の苦しみと、町の徴収担当者の労力や苦闘、それに要する経費などを考慮すれば、思いきった対策を取る必要があるのではないでしょうかと考えるものであります。そこで次の点について伺います。1番目は、町民税、国保税の徴収にあたっては、地方税法第15条7の規定にあるとおり、町長としての責任を果たし、滞納者の実情を調査、把握し必要な滞納処分の執行停止を積極的に行うよう努めること。また、滞納整理機構への引継ぎは行わないことを求めるものであります。2番目は、国保税、介護保険料、上下水道料にあっては、低所得者に対する減免を強化すること。そのことが不納欠損額や収入未済額の縮減に繋がると思いますがいかがでしょうか。以上であります。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
増田議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「特別養護老人ホーム建設等の介護サービス基盤整備について」であります。社会全体で高齢者を支えていく仕組みとして平成12年度から介護保険制度がスタートいたしましたが、当初から走りながら考えていく制度と言われ、節目、節目で大きな制度改正が行われてまいりました。特に、平成18年の制度改正では、予防重視型への転換を図るとともに、高齢者が要介護状態になっても、可能な限り住み慣れた地域で生活が継続できるようにするために、地域密着型サービスが新設されたところであります。ご質問の1点目、「地域密着型サービスの基盤整備について」でありますが、サービスの見込量及びその確保につきましては、平成21年度から23年度までの3カ年を計画期間といたします「第4期介護保険事業計画」におきまして、明らかにいたしているところであります。具体的には、認知症対応型共同生活介護いわゆるグループホームを幕別地区に1ユニット・9床でありますが、これらを整備する計画につきましては、既に事業者の公募・選定を終え、施設の建設工事が始められておりまして、来年3月にサービスの提供が開始される予定であります。「小規模多機能型居宅介護事業所」につきましては、通所・訪問・泊まりのサービスを組み合わせて提供する事業所であり、本町では初めてのものとなりますが、ただ今申し上げましたグループホームと併設する形で、同じく来年3月に事業が開始される予定であります。「認知症対応型通所介護事業所」につきましては、認知症の高齢者が食事、入浴などの介護や支援、機能訓練を日帰りで受ける事業所で、これも本町では初めてになりますが、幕別地区、札内地区それぞれに平成21年度に事業者の参入を計画しておりましたが、事業者側で人材の育成・確保が遅れていることから、平成22年度に整備を予定しているとお聞きいたしております。また特別養護老人ホーム札内寮の個室ユニット化の促進につきましては、既存の120床のうち、29床を地域密着型サービスの基盤整備により、地域密着型特別養護老人ホームとして平成23年度に整備する予定とお聞きいたしているところであります。忠類地域の基盤整備につきましては、前段、杉坂議員への答弁で申し上げましたように、計画を前倒しいたしまして、平成23年度に29床の地域密着型特別養護老人ホームを整備すべく、具体的な検討を進めているところであります。また、町内医療機関の療養病床の転換によりまして、平成23年度までにグループホーム3ユニット、27床が整備される予定となっております。これらを整備することにより、平成23年度末時点での、本町の施設・居住系サービスである特養、老健、グループホームの定員数の見込みは、平成21年度当初より65人増えて、443人となる見込みであります。ご質問の2点目、「施設サービスの基盤整備について」であります。先ほど、杉坂議員のご質問に対する答弁でも申し上げましたので、重複した答弁は避けたいと思いますが、平成23年度に忠類地域にサテライト型の地域密着型特別養護老人ホームを整備すべく、具体的に協議を進めているところであります。また、ご質問にありますように、忠類地域に当施設を建設することで、忠類地域の住民の皆さんの雇用の場の確保をはじめ、若年層の確保による人口減尐の歯止めなど、地域の活性化という観点からも大きな効果があるものと期待いたしているところであります。ご質問の3点目、「療養病床削減対策について」であります。療養型病床につきましては、平成18年に成立しました医療制度改革法におきまして、医療療養型病床25万床、介護療養型病床13万床の計38万床について、医療療養型病床を15万床に削減し、介護療養型病床は平成23年度で廃止しようとするものでありました。これを受けて、都道府県ごとに療養病床の再編成計画いわゆる「地域ケア体制整備構想」が策定され、北海道の構想によれば十勝圏地域版では、平成19年当時の医療療養型病床1,246床については、一般病床へ105床、介護療養型老人保健施設へ108床の計213床を転換することとし、7床を廃止するとなっております。一方、介護療養型病床の224床については、220床を医療療養型病床へ、4床を一般病床へ転換することとなっております、従いまして、医療療養型病床数については、再編成前と同じ1,246床が確保されるものとなっております。構想策定から2年余りが経過しようとしておりますが、将来の医療・介護の在り方が不透明なことを背景に、未だ転換の方向性を未決定の医療機関もあります。さらに、政権交代により、新しい大臣は介護療養型病床の廃止を凍結する考えを示されるなど不確定な要素が多く、実質先が見えない現状となっております。療養病床の廃止・転換によりまして退院を余儀なくされた、行き先がないといったような相談等はいまだありませんが、今後、療養病床の廃止や転換が加速的に進むことも予想されますので、介護・医療を必要とする方が確実にサービスを受けられるよう、対応に努めてまいりたいと考えております。次に2番目の「負担能力を越えた公租公課の抜本対策について」についてであります。ご質問の1点目、滞納者の実情把握、滞納処分の執行停止、滞納整理機構への引継ぎについてであります。現在、滞納世帯に対する町の対応といたしましては、督促状や催告書の送付、電話による催告、臨戸訪問、さらには夜間・休日納税相談窓口の開設、分割納付の指導などを行っております。こうした対応の中で、現在滞納している方は町民税で937人、国保税で964人となっております。滞納処分の停止の要件等については、地方税法第15条の7において規定されておりますが、現段階において執行停止をしている内容ごとに説明いたしますと、第1号の「財産がないとき」に該当するものは、町民税で26人、国保税で44人、第2の「生活を著しく窮迫させるおそれがあるとき」に該当するものは、町民税で38人、国保税で59人、第3号の「所在及び財産がともに不明であるとき」に該当するものは、町民税で22人、国保税で28人となっており、合計で町民税で86人、国保税131人で、滞納している方全体のうち執行停止を行った方の比率で申し上げますと、町民税で9.18%、国保税で13.59%という状況であります。これらの方々は、それぞれの生活状況などの実態を調査し執行停止に至ったところでありますが、今後につきましても、各世帯の所得や預貯金あるいは借入金の状況などを相談いただく中で、執行停止について検討してまいりたいと考えております。なお、給与収入が200万円以下で課税されている4,326人のうち、完納されている方は4,028人、93.1%とほとんどの方が納税されている状況でありますが、一部未納も含めた298人、6.9%の方につきましても、引き続き納税相談等により分割納付を奨励するなど、よりきめ細かな対応を心がけてまいりたいと考えております。また、「滞納整理機構への引継ぎを止めること」については、ご承知のとおり、十勝圏市町村税滞納整理機構は1市18町村により共同処理するために十勝圏複合事務組合に組織を設立したものであり、大口滞納者、納税相談にも応じてもらえない方、広域的な財産調査が必要な方など、市町村卖独では処理困難な事案の滞納整理を中心に対応しており、平成19年度・20年度の2年間であわせて34件を委託しているものであります。その後の経過については、完納者が2件、分納中が15件、分納中であるが不履行の方が9件、居所不明が4件、執行停止が4件という状況でありますので、滞納整理機構の立ち上げによる成果は非常に大きいもがあるものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。町民税・国保税などは、それぞれその目的に沿って納めていただくものでありますことから、今後とも町民の方々に対して税金に対する理解を求めることはもちろんのこと、適切な課税と納税事務に努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「低所得者に対する減免の強化について」であります。はじめに、国保税につきましては、納税義務者の負担軽減措置として、所得に応じて7割、5割、2割の法定軽減措置を行っており、介護保険料も同様に、低所得者については基準保険料を減額し、その減じた分を一定以上の所得ある方で負担するなど、現行の制度の中で、最大限に所得の低い方へ配慮をしながら設定しているところであります。また、国保税及び介護保険料の減免対応として、条例の中では、「災害等により生活が著しく困難となった者、若しくはこれに準ずると認められる者、または特別な事情がある者に対し、減免することができる。」などと規定していることに基づきまして、従前から個別に相談等を受け適切な対応を行ってきたところであります。このようなことから、低所得のみに着目した基準を定めて一律に減免を行うことにつきましては、結果的には他の被保険者の負担になるなど公平性を欠くことに繋がる可能性もありますことから、独自の減免制度を設けることは難しいものと考えております。なお、支払いが困難な方につきましては、個別対応の中で収入状況や生活実態等に十分配慮しながら、丁寧できめ細やかな対応を行い、納付を猶予することや月ごとに分納していただくことなど、完納に向けて誠意ある対応を行っていただくよう理解を求め、不納欠損及び収入未済額の縮減につなげてまいりたいと考えております。次に、上下水道料につきましては、どちらも地方公営企業法に基づく公営事業として、独立採算、受益者負担を原則として運営すべきものでありまして、独自の減免につきましては、受益者以外の方からの負担を求めることになり、国保税及び介護保険料と同様に負担の公平性の観点からも難しいものと考えております。ただ、昨年の水道料金改定に伴い、低所得者等への福祉施策として「幕別町水道料金助成金交付要綱」を定め、助成を行っているところでございます。なお、今定例会に提案させていただきました公共下水道、農業集落排水処理施設の使用料改定につきましても、水道料金と同様の福祉助成制度実施に向けて、検討を進めているところであります。以上で、増田議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 8番 増田武夫
それでは順次再質問をさせていただきたいと思いますけれども、介護保険が始まったときに、先ほどの質問でも言わせていただいたのですが、保険料は強制的に対象者から取るのだけれども、しかしいざサービスを受けようとしたときにサービスが受けられないと、保険あって介護無しの制度にしてはならないということを盛んに当時創設のときに言われたのですけれども、現実的には先ほどの質問でもお話したように、142人もの施設入所を待っておられる方がいる訳ですね。その方々は、それこそ高齢で、その施設に入りたいという方ですので、なかなか1年2年と待てない状況というのが続いている中での待機だということで非常に家族の方も本人も苦労が絶えないというふうに思う訳なのですが、そうした中で今回のご答弁で、平成21年度は当初よりも65人増える予定なのだと、そういうことでこれは一歩前進だというふうに思うわけですけれども、そこで確認しておきたいのですが、今の札内寮が既存の120床の内29床を地域密着型サービスの形で整備するのだと、23年度に整備する予定となっていると、その29床とそれから忠類地域にサテライト型として整備しようとしているその29床以下の、この定員との関係なのですが、純増で29人になるのかどうか、その辺についてまずお聞きしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほど申し上げました札内寮が個室ユニット化する、120定員の内29床で個室化をしようということですから札内の120の定員は変わらない。プラス、サテライトで忠類分の29床を増やしたいというのが計画であります。
再質問 8番 増田武夫
それで安心した訳ですけれども、それにしましても、やはり待機者がなかなか解消するというような状況にはなっていかないと。しかも、これから高齢化がどんどん進むという中で待機者がさらに増えていくという、そういうことが十分予想されるわけで、そうした点では、やはり保険ですので、民間の生命保険なんかで今時々問題になっていますけれども、約束した保険がちゃんと支払われないで、そしていくつかの大手の会社が問題にされていますけれども、しかし民間ではそうやってきつく約束したとおりのことをしてないのではないかというお叱りを受けるのですけれども、国が初めてそして市町村が保険者となってやっているこの介護保険制度が、やはり皆苦労して掛け金をというか保険料を払っている訳ですから、いざサービスを受けたいと言ったときには、やはり何年も待機で待たされるというような事態はやはりこれは国の責任としてもきちっと解消していくことが絶対に必要だと思うのです。これは民間でやっていたらとても許されないことで、詐欺的な行為のようなそういうようにも言えるような、そういうことだと思うのです。だからそういう点では、今回小規模な多機能型居宅介護事業所だとか、認知症型のグループホームだとかというような、こういうのも積極的に増やすという方向をとっておりますので、ぜひそういうことで必要なサービスを受けるようなことができないという事態をどのように解消されていこうとするのか、保険者としての考え方をもう一度お聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
おっしゃられましたように、介護保険制度ができて何回かの見直しがありました。例えば今、介護保険制度の施設入所関係で言いますと、国は施設ですとか居住系サービスの利用者というのは、要介護の2から5までのおよそ37%くらいの施設入所が必要であろうというようなことが言われている訳であります。そうすると、これは全体的な問題でありますけれども、本町の場合はそれからいきますと、先ほど言いましたように23年度末に443床ということになると、基準の212床の倍くらい、本町だけで言えばそれだけの施設は確保できたということは言えるのですけれども、今申し上げましたように、今までは十勝では十勝枞があって老健も特養もそれなりの範囲でなければ整備できなかったと。それが今回のような、いわゆる地域密着型というようなことになってくると、そうした十勝枞でなく、いわゆるもちろんその地域の人たちだけが入所はできませんけれども、そういった方向が今後どの程度、私の町で今忠類にそういう計画を持っている。それでは、ほかの地域もそのような計画を持っていくことによって、相当数解消される部分もあるのかなというふうには思っていますけれども、これもなかなか介護の制度自体が厳しいのと、私たちもう一つ辛いのは、そういう施設がどんどんできて、入所者が増えるとそれが介護保険料に跳ね返ってくるという、矛盾という言葉はどうかと思いますけれども、そういった面で、できればまた保険料に跳ね返ってくる、そういった面の辛さもあるわけでありますけれども、待機者がどんどん減っていくために、努力していくということは当然我々も必要であろうというふうには思っております。
再質問 8番 増田武夫
国のやり方も、そうやって対象者の何%がこの入所なのだというような、そういう先に数字を決めて、それで押していこうとするけれども、やはり現実を見てやってもらわないと困ると思うのです。それから今回、例えば介護保険の認定の基準というものも国が変えた訳なのですけれども、これも介護保険の国の予算がうんと増えていくので、介護保険で看る認定者の数を尐なくするというのが一つの目的で、介護認定基準も厳しくしてしまうと。だから今まで要介護3だった人が、要支援にまで落とされるというような、そういうことも起きてきている訳です。だからやはり現実をやっぱり見てもらって、そしてそれに対応した施設なり、サービスなりをきちっと整備していくということをこれからも町としても国や道にもきちんと要望していっていただきたいと。そのこと無しには、それこそ苦労して掛け金を払った人たちがサービスを受けられない。今、町長も申されたように、結局その介護保険の保険料を払いながらサービスが受けられないというような、こういう事態の解消は、やっぱり急務だというふうに思うのです。だからその点をぜひよろしくお願いしたいと思うのと、それから先ほど、療養病床の削減の問題にあっては、療養病床の廃止、転換によって退院を余儀なくされ、行き先がないという相談等は、まだいまだ無いとおっしゃられているのですが、我々のところに寄せられるいろんなあれでは、なかなかお年寄りなどは、病院に必要な日数だけ居られないと。すぐ退院の話になっていくと。退院されても、家庭では療養することができないので、非常に困っているというような話も聞く訳です。それから言えば、やはり療養病床削減対策というのは、現在のベッド数が維持されているので、これで良しとするような状況ではないということも認識の中に入れてほしいと思いますけれどもいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
今、町内の実態を見ますと、介護型の療養病床に入院されている方というのは、今町内で4人の方がいらっしゃる。それはいずれも、現状の段階では、そのまま入院されておりますけれども、今後その方たちをどのような形で移行されるのか、どこへ行かれるか。これは個別相談等もあるのかもしれませんけれども、先ほど申し上げましたように、北海道全体では、そういう療養型は大丈夫だろうというふうに言われていますし、本町の場合は、札内の柏木医院さんと、十勝の杜病院が療養型病床群の病床数を持っている訳ですけれども、これを何らかに変換をしていくということで、今協議を進めている訳でありますけれども、グループホームへという声もあるようでありますけれども、そういった中で、現に入院されている方々が、どういう方向へ進められるのが一番いいのかということについても、これも十分私どもも対応に当たっていきたいというふうに思います。
再質問 8番 増田武夫
先ほども言いましたように、一般の病院からやはり追い出されると言いますか、出ていかなければならない人たちが、こういう療養型の病床だとか、こうした介護が必要な病床に移って行かれるように、その病床の維持と拡大が必要でないかと思うのです。その点での努力をぜひ、していただきたいなと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。いずれにしましても、その現在の整備、基盤整備の状況というものは、まだこれで十分という状況でないのは、はっきりしておりますので、忠類の小規模のサテライト型の施設が確実に23年度に建設に向かうことができるように、ぜひとも努力いただきたいというふうに思います。それでは時間もありませんので、2番目の問題に移りたいと思います。負担能力を超えた税金でありますとか、公共料金、この問題についてでありますけれども、先ほども申し上げましたけれども、町民税でありますとか、いろいろな公共料金の滞納というものが非常に多くなってきているというのは、申し上げたとおりでありますけれども、例えば町税では、町民税だけを取ってみますと現年課税分の収入未済額、滞納が19年、20年とも2,000万円を超えている訳です。その滞納が、すぐ不能欠損になるわけでなくて、納めてもらう努力等をしたのちに、その往年度の不納欠損となるものが毎年のように出ている訳です。平成19年度は705万7,000円、平成20年度は787万7,000円と、そういう形で増えていると。それから国民健康保険税におきましては、現年課税分の未収が平成20年度は2,925万9,000円あったのですけれども、そういう状況の中で、その年に不能欠損された額が1,850万3,000円と。これ現年の未納の63.2%に当たる金額が不納欠損になっている訳であります。そうしたことを考えますと、納めてもらう努力をいろいろされる中で、それでも不能欠損にせざるを得ない額が、毎年のように国保税では2,000万近く、超えるときもありますけれども、なっている訳です。それで町長の答弁の中で、例えばそういう国保税などを制度的に減免した場合には、ほかの加入者の負担が増えるということが再三言われるのですけれども、しかしながらこうして課税したけれども、不納欠損に落とされてしまっていると。国保税の場合には、毎年2,000万くらいあるということになれば、これは最初からそうした払えないような、例えば年金者の方もおられますし、そうした本当に収入の無い方には、制度的にきちっと減免措置を講じて、そして例えば不能欠損に落ちる2,000万くらいの物を減免することにすれば、やはりそこで職員の納税努力の点でも、経費の点でも軽くなってくると思いますし、やはりそうした思いきった措置を講ずることが、町民の現状に応えていくことになるのではないかと思いますけれども、いかがでしょう。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
町民税にしろ、国民健康保険税にしろ、それぞれ目的によって課税がされている訳でありますから、減免制度、当然国保にも7割、5割、2割の減免制度がある。それを受けての課税でありますし、その根っこにあるので所得であったり、資産であったりする訳でありますから、問題は課税された後に収められる方が本当に今言うように、ここで言うように困窮世帯にあって納められないかどうか。これはやはり一人ひとりケースバイケースによって違うのだろうというふうに思います。ですから2,000万の不納欠損がなったと、それぞれ何人から何十人の人たちの事情があって、最終的な不能欠損になる訳ですから、私どもは、税務課の職員も、国保の職員も、水道課の職員もそれぞれが一生懸命なんとか滞納にならないように、あるいは不能欠損として処理されないように、納めてもらうような努力をしている訳でありますし、その為には減免制度、今の既存の減免制度の中で救えるものは救うべきでありましょうし、もう一つは一律でなくて、あくまでも個々の事情によって納めていただくということが、まずは担当者として担うべき仕事なのだろうというふうに思っていますので、私は決して滞納が増えることがいい訳でもないし、不納欠損が増えることがいい訳でもないのは当然でありますけれども、なんとか皆さんの理解をいただくなかで、尐しでも滞納は尐なくなるように職員もそうでありますけれども、頑張っていかなければならないなというふうには思っております。
再質問 8番 増田武夫
残念ながら、例えば介護保険にしても後期高齢者医療制度にしても収入が、それこそ極端に言ったら無年金者で本当に収入が無い人も一定の負担をしなければならないような制度になってしまっているのです。だからそれから言えば、やはり収入の無いあるいは生活ぎりぎりの人たちのそうした保険料でありますとか、税金でありますとか、下水道料金などは、やはりしっかりとした減免制度をつくらないとやはり滞納であるとか、そういうものは必ず出てこざるを得ないのだと思うのです。私合併して特に感じたのは、忠類の水道料金は確かに幕別よりも安かったのですけれども、しかしその安い水道料金の上で、本当にお年寄りにさらに減免の制度をわずかでありましたけれどもつくっていたのです。そのことによって、滞納は0でした。だから忠類の人たちが決して、豊かだったから滞納が0だったのではないと思うのです。やはり、なぜこっちで水道を止めてしまわれるような事態になるか。滞納がずっと続いて、水道そのものを止めてしまわなければならないような措置をしながら水道料金を集めるということになっているのですけれども、しかしやはりそれはなぜかと言ったら、やはり本当に払えないという状態の人にきちんとした手を差し伸べるという、そのことによって水道料金の滞納は0だったのだと思うのです。決して豊かだったから0だったということではないと思って、やはり払えない状態のままで国保税だとか上下水道料金をそのままにして、そして払えない、取れないというか不納欠損に落とさざるを得ないものが国保では2,000万近くあると。そういう状況というものは、やはり何とか変える努力をしていかなければならないと思うのです。そのためには、確かに7割軽減、5割軽減、2割軽減という法の制度はありますけれども、だけれどもそれだけでは足りない部分をやはり考える必要があるのではないか。これはいろいろな、やはりよくそうした滞納は払えるのに払えない人が多いからだというような議論もされますけれども、しかし皆がみんな払えるのに払わない訳ではないと思うのです。やはり払いたくても払えないという状況が広くあるということをやはり考えないといけないのではないか。そのためには独自の減免制度をつくって、そしてこの不納欠損を減らすこと、これはその分を減免に回す訳ですから、これは町の収入として減ってくるというものではないと、いうふうに考える訳なのです。やはりそういう立場に立てないのかどうかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
水道料のお話もありましたけれども、年に何件か給水栓を止めるというような、いわゆる停止処分をやらざるを得ない状況にもあります。ただ私どもは、今、増田議員さんが言われたように必ずしも本当に納められなくて、水道料を納められなくて生活に困っているのだという方がいらっしゃるとすれば、それは私どもとしても大変なことだと思います。しかし今現実に給水栓を停止しているというような状況の方は、必ずしもそうでない人が、我々からすると多いように見受けられる。いわゆる誠意がないというところに問題があるのかと、なぜ自分が困って本当に生活もできない厳しい中にあるということであれば、我々も決して相談をしないでもないし、なんとか相談していただいて、分かりました、それでは猶予もしましょう、分納でもいいですよ、いろんな手法は取れるというふうに私ども思うのですけれども、全くこちらからの話にも乗ってこないし連絡しても来ない、どうしてもやむにやまれず差し押さえという形をとると、飛んできてどうしてなのだということにもつながっていくようなこともあって、私どもは決して滞納ですとか、差し押さえが本来的な業務だということではありませんけれども、しかし職員としてもやはり法の許される限りは、最終的にそういう手段もやらざるを得ないという事情もある訳ですので、なんとか私どもはそういった方々に理解いただきたいのは、ぜひ相談に乗っていただきたいし、話し合いの場に出てきていただきたい。その上で、なおかつそういうことをした、不満だと、生活もできないのに差し押さえされた、そういうようなことがありましたら、それは我々も反省しなければならないし、あってはならないことだと思いますけれども。今の話を、担当なんかの話を聞きますと、ぜんぜんそこまでいかない段階でのケースが多いのかなということで、ちょっと我々も残念な結果だというふうに思います。これからもぜひそういうことがないように、できるだけそういうことがないように努力はしてまいりたいというふうに思います。
再質問 8番 増田武夫
多くの町民は、やはり何とか払いたいと思っていると思うのです。やはりそのことから言えば、ぜひ相談に来てほしいと町の方でも言っている訳なのですけれども、相談に来やすいシステムをつくってほしいというのが一つ提案なのですが、一つは労働の関係、雇用の関係ではワンストップサービスということで1カ所に行けばいろんな相談に乗ってもらえるという、そのサービスを始めてもらいましたので、この滞納に関するものも、やはりワンストップサービス的な窓口をぜひつくってもらいたい。滞納をせざるを得ない人は、町民税もそうでしょうし、下水道料金もそうだと、やはりそういう状況になったらいろんなものが滞納につながっていってしまうのです。国保税もそうでしょうし、ところがなかなか相談というものは、税は税金のところでいいのかもしれませんけれども、下水道料金はまた担当が別だというようなことで、なかなか相談にも行きにくいという。だから1カ所、やはりそういう滞納関係の相談をここで受け付けますということを謳う窓口をぜひつくってほしい。それともう一つは、なかなか滞納の相談というものが敶居が高いというのは、やはり全職員が働いている窓口に行って、なかなか滞納の相談を払えないのですというようなことをするのは、非常になかなか行きにくいというものがあると思うので、ぜひともそういう相談室、そういう相談室を設けた上でワンストップサービスをしてほしいと思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
いわゆるワンストップサービス窓口については、正直言って皆さん職員が大勢の前で相談しづらいという方については、これは今までも土日、夜間の相談窓口ですとか、あるいは増田議員言われるように、一人の人が水道料も住宅料もいろんな滞納をしている。そうすると税務課からも水道課からも、あっちからも同じ人間がいくのかと、そういうことは効率的でない。ですから内部で調整しながら、誰かが行ってお話をしてくる、そういう内部の調整もしているわけでありますけれども、なおかつ今言われたように個室なり何だかの相談の窓口ということは、どのような形でやれるかそれは十分検討させていただきたいと思いますけれども、今のところは来てくれと言っても来ないし、行っても会えないというような方が実質差し押さえとか、給水栓の執行停止につながっているのも現状でありますので、先ほど申し上げましたようにさらに努力をしていきたいというふうに思います。
再質問 8番 増田武夫
なかなか滞納、本来義務である税金ですとか、いろんなものを滞納しなければならないという、そういう本当に重い問題だと思うのです。その人にとってはね。やはりその人たちも、なかなかそういう人の話を聞くと役場の敶居が高くて、払う相談に行くのならいいのだけれども、払えない相談に行くというのは非常に大変だという話も聞きますので、なんとかそういうものが、なかなかこの額が多くなればなるほど解決が大変になりますので、だからやはり行って、そしてそういう窓口がきちんと用意されていて、しかも相談室のようなそういうところが日常的に用意されているということが、やはり一つの解決の道になっていくのではないかというふうに思うのです。だからぜひ、それは実現してほしいと思いますけど再度お願いします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
今、ご意見いただきましたことについて、十分検討させていただきたいというふうに思います。
再質問 8番 増田武夫
毎年この滞納者が増えて、そして町税でも2億を超えていると、国保税でも2億を超えていると、そういうことの中で、やはりこれが現在でも2,000万だとかそういうのが上積みされていくという状況の中では、やはりこれは正常な状況ではないと。やはりそれは中には不届きな人もいるかもしれないけれども、一番最初にも言ったように収入がうんと減ってきて、失業者も増えていくという状況の中では、やはり何らかの手を町として打つ必要があるというふうに思うのですよね。やはりこういう状況を放置するということは、それこそ路上生活者なのかも都会では増えているというような問題もあります。そういうこともありますけれども、本当にこの町が安心して住めるところにしていくためには、そうした抜本的な対策もぜひとっていただくことを求めまして、質問を終わりたいと思います。