みんなの議会

幕別町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月14日

第5期総合計画について

2007年9月14日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「第5期総合計画について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
増田武夫 議員
答弁者
町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 増田武夫

それでは、通告に基づきまして、町長に一般質問を行いたいと思います。まず、質問の1番目、第5期総合計画についてでございます。現在第5期総合計画の策定作業が進められておりますけれども、次の計画がまちづくりの指針としての役割を果たすことができるようになるためには、第4期総合計画の総括をする必要があると思います。その上に立って、よりよい計画となるよう最善を尽くさなければなりません。反省点の要となるのは、人口増の計画を達成できなかったことに象徴されるまちづくりの在り方にあるのではないでしょうか。6月の定例会でも、幕別、音更、芽室三町で唯一人口減に転じたことを指摘され、定住対策、雇用対策などを計画に位置付けることが求められました。幕別、音更、芽室の三町は、帯広市に隣接する町として、同じような条件にありながら、本町の人口が減り始めたことを、我々は重く受け止めなければなりません。第5期総合計画策定するに当たって、次の点について伺いたいと思います。一つは、第4期総合計画では、平成 22 年に人口2万 8,500 人と大幅な人口増が想定されていました。平成 19 年に置き換えますと、2万 7,325 人となります。しかし、今年7月現在の人口は、忠類も含めて、同じように2万 7,335 人でありました。しかも、帯広市近郊三町でただ一つ人口が減り始めたことについて、その原因がどこにあると分析しておられるか、お伺いしたいと思います。2番目、町の基本となる人口を維持あるいは増加させるには、定住支援、雇用の拡大と同時に、魅力あるまちづくりが重要と考えます。魅力あるまちづくりのために、積極的に取り組むべき課題として、一つは、医療・保育・環境など、子育て支援の強化。二つ目には、高齢者・低所得者に対する生活支援の強化などに努力することが、住みやすい町にするための重要な要素だと考えます。これからのまちづくりに、また第5期総合計画にこれらをどのように具体化していくのか、伺いたいと思います。2番目の問題であります。障害者や高齢者にやさしいまちづくりをすることについてであります。幕別町の高齢化率も年々高くなりまして、高齢者が活発に社会参加できる条件の整備が必要であります。また、障害者も自由に外出できるまちづくりが求められています。忠類地域では、旧忠類村で助成したこともありまして、電動三輪車、電動四輪車の普及が著しく、外出の手助けになっておりまして、市街地でよく見かけるようになってまいりました。こうした社会状況に応えたやさしいまちにしていくためには、次のようなことに積極的に取り組むことが必要であると考えます。一つは、歩行によって、また、車椅子や電動三輪車・四輪車などで、高齢者や障害者が自由に外出できるように、街全体のバリアフリー化に努める必要があります。しかし、歩道の整備、段差の解消など当事者の立場に立った取組が遅れていると思いますが、いかがでしょうか。二つ目、障害者用のトイレの整備をもっと充実させると同時に、その存在を示す標識の設置がほとんどされておりません。設置すべきと思いますが、どうでしょうか。三つ目の問題でございます。道路の維持管理についてでございます。最近、国道や道道、町道を問わず、路肩の草刈りでありますとか、歩道と車道などの除草などが十分に行われているとは言えない状況にあります。交通安全の点からも、道路の傷みを防ぎ、将来のより大きな負担とならないようにするためにも、道路の維持管理にもっと力を入れる必要があると考えます。町道の管理の見直しを求めると同時に、国、道に対しても要請してほしいと思いますが、いかがでしょうか。以上でございます。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

増田議員のご質問にお答えいたします。はじめに、第5期総合計画についてであります。先の行政報告でも申し上げましたが、平成 20 年度から 29 年度を計画期間といたします第5期幕別町総合計画につきましては、現在、素案作成の最終段階を迎え、今後、先に設置いたしました審議会での審議、答申を経て成案といたしたいと考えているところであります。ご質問の1点目の人口が減り始めた原因の分析についてでありますが、第4期幕別町総合計画では、目標年次であります平成 22 年度の人口を、基準年度の平成 12 年度より約 4,000 人増の2万 8,500人と想定いたしておりましたが、計画の中間期であります平成 17 年の国勢調査では、約 500 人増の2万 5,083 人にとどまった状況であります。単純計算では、計画では中間期で 2,000 人の増を想定いたしておりますことから、達成度としては、25%ということになります。また、最近の本町の人口動態の状況を見ますと、住民基本台帳での旧忠類村の人口を合わせた数字になりますが、一貫して増加をしていた人口が、増減を繰り返しながら緩やかな右肩下がりで推移し、本年3月末では、2万 7,445 人となりました。前年同期からしますと 37 人下回る結果となっております。自然増減では、最近は尐子化の影響が顕著に見られ、平成 15 年度からは死亡数が出生者数を上回っている状況にありまして、また、転入や転出などの、いわゆる社会増減では、これまで社会増が続いていたものが、昨年度は社会減に転じております。帯広圏では、お話ありましたように音更町、芽室町が人口が伸び続けている中で、本町がわずかとはいえ減尐に転じた理由についてでありますけれども、大きくは、西帯広や稲田地区、木野地区において、広い駐車場を有する複数の郊外型商業施設の進出により、日常生活の利便性を求める人たちの需要に応える環境となったことを背景に、住宅地の供給の面で、2町が優位性を保っていることであろうというふうに考えております。土地の売買価格が本町と同程度の音更町には、商業施設や飲食施設など数多く進出し、日常生活の利便性が魅力となっております。また、芽室町では、商業施設などの出店が進んでいる西帯広地区に隣接していることに加え、低廉な価格で土地が販売されていることが大きな魅力となっているものと考えております。さらに、両町ともに、農業関連の大規模な工場を有するなど、雇用の場がある程度充足していることも一つの要因であろうと思っております。これらに対して、本町においても、民間事業者による区画整理などにより宅地の分譲が行われてはおりますが、利便性や価格、雇用の面などにおいて、音更町、芽室町の優位性に阻まれている状況もあるものと推察いたしております。ご承知のとおり、国全体としては、人口減尐の時代に入り、本町においても、かつてのような大幅な人口の増を図ることは難しい状況にあるのだろうというふうに思っておりますが、定住人口の拡大に向け、具体的な施策について検討をいたしてまいりたいと考えているところであります。次に、ご質問の2点目の総合計画における子育て支援や生活支援の強化等についてであります。ご質問にありますように、人口を維持、あるいは増加させるためには、住みやすい、魅力ある町を目指すことにつきましては、増田議員と意を同じくするところであり、これまでも、また今後もこのことが、まちづくりの究極の目的であろうと考えております。一つ目の、子育て支援の強化につきましては、今後のまちづくりを進めていく上で、最も重点をおかなければならない施策の一つであろうというふうに考えております。このことから、次期総合計画におきましては、これまでの保育を中心とした児童福祉という観点を、安心して子供を産み、育てることができる子育て支援に改めまして、その位置付けを明確なものといたしたいというふうに考えております。基本的な施策の方向といたしましては、家庭における子育てへの支援、保育施設・環境の整備、保育サービスの充実、児童擁護の充実、地域における子育て環境の充実などを柱にしてまいりたいというふうに考えております。具体的な施策につきましては、現在の施策は平成 17 年度からスタートいたしました幕別町次世代育成支援行動計画に基づいておりますので、平成 21 年度に予定いたしております見直しの中でも検討してまいりたいというふうに考えております。2つ目の、高齢者、低所得者に対する生活支援の強化についてでありますが、超高齢社会の到来、核家族化の進展、長引く景気の低迷などを要因に、社会的に弱い立場にある方が増えており、これらの人たちの中には、様々な問題に直面しながら、その対応に不安を抱えている人も尐なくはないものと考えております。このような方たちには、行政といたしましては、経済的支援としては生活保護措置などをはじめ、各種税や料金の軽減・減免措置を講じているところでありますが、国や地方自治体の財政状況を考えますと、これらの措置の拡大や一律的な新たな支援の創設については、なかなか困難な状況にあるものというふうに考えております。したがいまして、次期の総合計画においては、これらの社会的に弱い立場にある人たちが、それぞれの地域の中で安心して、自立した生活ができるよう、町民の福祉意識を高めるとともに、地域、福祉団体、行政が連携し共に支え合う地域福祉の環境づくりに重点をおく必要があるものと考えております。また、就労、生活などの相談体制の充実を図り、個々の事情の把握に努め、必要な措置を講ずることにも意を用いていかなければならないものと思っております。次に、障害者・高齢者にやさしいまちづくりについてであります。1点目の歩道の整備・段差の解消についてでありますが、街のバリアフリー化に伴う歩道整備、あるいは段差の解消の取組につきましては、交通バリアフリー法が平成 12 年度に制定され、平成 13 年度にはこれに基づいて道路構造令も改正され、道路整備の際には高齢化社会を踏まえた子供たちや高齢者・障害者などのいわゆる交通弱者といわれる方々をはじめ、一般歩行者にも配慮した段差の解消や幅員の確保等の基準の制定がなされたところであります。この後の道路整備に当たりましては、道路改良整備時又は2次改修整備時に生活道路の縁石の変更、段差勾配の改善、札内駅施設においては、誘導点字ブロック、あるいはエレベーター、あるいは斜路階段などの基準に沿ったバリアフリー化に努めているところであります。今後におきましても道路整備のほか、公園や公共施設整備等に当たりましても、誰もが安全で利用しやすい環境の整備に努めてまいりたいと考えております。次に、障害者用のトイレの整備充実と、標識の設置についてであります。現在、町内の公共施設におきましては、公園や小・中学校を含む 57 施設に 75 カ所の障害者用トイレが設置されており、建設年度が比較的新しい施設では整備が進んでいるのに対し、建設年度の古い施設においては、やや整備が遅れている状況にあります。昨年度、幕別町障害福祉計画を策定する際に実施いたしました障害者の皆さんに対するアンケート調査の中にも、障害者用トイレの整備促進に関する要望がございましたが、障害者自立支援法の施行により、今後、施設入所されている障害者の地域移行が進むものと想定され、地域で生活する障害者の方が増加することが見込まれております。障害者の方が、住み慣れた家庭や地域社会において、安心し自立した生活が営めるようにするためには、住民の皆さん方のご協力やボランティア活動の実施など、地域ぐるみで支え合い、障害者にやさしいまちづくりを進めることが必要であります。このようなことから、厳しい財政状況下ではありますが、施設の利用状況や利用者の生活スタイルなども考慮した上で、整備が必要な施設につきましては、障害者用トイレや、高齢者や妊産婦などにも配慮した多目的トイレの整備を進めてまいりたいと考えているところであります。また、障害者用トイレの標識の設置状況についてでありますが、現状では、玄関入り口の館内図への表示やトイレの入り口付近、あるいは、ドアへの表示など、施設ごとにその表示方法は異なっておりますが、利用者に対して必要な表示をいたしております。今後の取組といたしましては、利用者にとって、より分かりやすい表示方法の工夫に努めるとともに、公共施設における障害者用トイレの設置状況を広報に掲載するなど、周知活動にも努めてまいりたいと考えております。次に、道路の維持管理についてであります。本町の町道の路肩の草刈りにつきましては、専用機械3台により、主要町道を中心に 27 路線、約126 キロメートルを年3回、その他の町道 232 路線、519 キロメートルを年2回など、計画的に実施いたしているほか、道路パトロールの際に、交通安全上危険と思われる交差点やカーブ等につきましては、その都度、草刈りを行っているところであります。また、市街地内の除草につきましては、社会福祉協議会に委託し、高齢者就労センターにより、主として植樹桝内の除草作業に合わせ、歩道縁石の除草・清掃等も行っているところであります。ご指摘いただきましたように、舗装の割れ目からの草の繁茂により、道路の傷みが進むのは確かであります。これらの除草には、刈り払い機あるいは手作業による作業となりますことから、限られた予算の中ではありますが、今後とも草刈・除草など維持管理に意を用いて参りたいと考えております。なお、国や道に対しましても、道路維持・管理のほか、観光及び景観美化の観点からも、草刈り、除草等について、さらに要望をいたしてまいりたいというふうに考えております。以上で、増田議員に対する答弁とさせていただきます。

再質問 8番 増田武夫

それでは、質問の1番目から再質問させていただきたいと思います。第5期総合計画の策定の関係についてでありますけれども、まず、総括をする必要があるのではないかということで、お尋ねしたわけでありますけれども、人口の減、これはやはり非常に大きな問題でないかというふうに思います。ただいま、町長が、今年の3月末で 37 人の減だというお話でありましたけれども、7月末の時点での、昨年の7月末との比較では、161 人の減になって、その速度がさらに加速されているというような印象も受けるわけであります。答弁の中で、死亡数が出生数を上回った点、社会減に転じてしまったという点。これは魅力的なまちづくりの問題だというふうに思います。さらに、農業関連の大規模な工場の進出などの雇用の場の問題でありますけれども、これは前回、6月の定例会でも指摘された点だというふうに思います。こうした魅力的なまちづくりでありますとか、雇用の場の確保などに積極的にやはり取り組んでいく必要があるのではないか。そうした点では、積極的な姿勢が欠けているのではないかというふうに思うわけです。合併協議の中でも、法定協議会の中で、人口は年に 250 人以上ずつ増えていくと。そういう想定がなされまして、そして、様々な財政シミュレーションなども行われたわけでありますけれども、その際にも、法定協議会に入って、人口増が 2,100 人ほど減らされて、その想定がしなおされたという経緯があります。その際の財政シミュレーションでは、2,100 人人口を減らすシミュレーションもした。人口の変化だけで最終年度の基金算高は約 36 億円減らさざるを得ない想定になっているわけであります。それほどに人口というものが、地方交付税に与える影響が大きいわけです。地方交付税の算定の仕方が変えられてきております。そして、人口と面積にシフトされようとしているわけでありますけれども、そうしたことを考えましても、やはり、この合併を進めた一つの要因である財政的に維持していかれるのだというその根幹にもかかわってくるような問題として、人口減の問題があるのではないかというふうに思うわけですけれども、総合計画の策定に当たって、そうした魅力的なまちづくりや雇用の場の確保をどのように具体化しようとして臨んでおられるのか。もう1回お聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

ご指摘ありましたように、ずっと今までの幕別町の人口の経緯を見ますと、第4期の総合計画を立てた平成 12 年から 15 年ぐらいまで、400 人、400 人、あとは 140 というぐらいの割合で人口の増が進んできました。一旦平成 16 年にマイナス 11 人ということがありましたが、その後、また、17、18 と人口増が続いている。そういったことで、昨年 37 の人口減が始めて出てきた。それに加えて、今、増田議員おっしゃるとおりに、本年に入っても、どちらかというと右肩下がりで減尐している。要因は、先ほどの答弁でも申し上げましたように、いろいろあるのだろうというふうに思いますし、なかなか日本の国全体が人口減る中にあっては、増というよりも、これ以上減らさないような方策、施策というのが大事なのだろうというふうに思っております。ただ、民間の宅地造成なんかも進んでいるわけでありますけれども、実はこれも他町村でも同様なことが進んでいる。しかし、なかなか札内の地区での、かってのように分譲しても飛ぶような勢いで売れていくという時代ではなくなってきているのも現実であります。そういった面では、やはり大きなものとしては、雇用の場を確保するということが大きな問題であろうかというふうに言われていますし、もう一つ盛んに最近言われるのは、住宅地分譲しても、学校が近くにあることによって、宅地の分譲度合いが違うというようなことを言われます。百何戸でしたでしょうか。文京町に分譲したのはすぐ完売した。しかし、北栄町の方はなかなかそれが余りいかないというようなこともあって、そういうことも一つの要因なのかなというふうに思っておりますけども、やはり、何と言っても人口減尐時代に入って、幕別町が住みよい町だということが、これからの幕別町に住んでいただける。あるいは、人口を減らさない、人口を増やしていくための施策であることだけは、これは間違いないのだろうというふうに思っております。引き続き、厳しい財政状況の中ではありますけども、先ほど来申し上げましたように、当然のことながら、安心で安全のまちづくり、さらには雇用と働く場の確保。それはいろんな手法、いろんなことがあるのだろうと思いますけども、皆さんとのお力を頂く中で、とり進めてまいりたいというふうに思っております。

再質問 8番 増田武夫

魅力ある町にしていくための施策として、次の質問にありますように、医療・保育環境などの子育て支援。これに力を入れること。それから、高齢者・低所得者に対する生活支援の強化をしていくこと。この2点は欠かせない問題だというふうに思います。現に住民の方と話しておりましても、更別村も今議会で、中学生まで医療費を無料にしたという報道がされております。中札内もそうであります。そういうものを耳にしますと、そっちに移ろうかという若いお母さん方の声も実際に聞こえてくるわけです。やはり、そういうことを考えますと、そうした点にもきちっと力を入れていかないと、先ほどのように、死亡数よりも出生数が減らざるを得ないような状況が生まれてくるというふうに思うのです。私、先日、击館の近くに生まれました北斗市というところの議員と話す機会があったのですけれども、北斗市では、やはり击館という大きな町の隣にある関係もありまして、是非、人口を呼び込みたいと。そういうことで、市長とも相談されて、やはり子供の医療費を中学まで無料にする施策を思い切ってやったそうであります。なぜそういうことに踏み切ったといえば、やはりそのことによって、人口が増えることによって、地方交付税の上乗せに大きな力になると。だから、必ずしもそこのところにお金をつぎ込んだものが、すべて自分の負担になるというか、全部財政的に被ってくるわけではないのだと。地方交付税もそれなりの増をみせるということで、そういう合意のもとに踏み切ったということであります。その結果、500 人ずつ人口が増えてきているという、そういう報告もありました。特徴は、お年寄りがというよりも、若い人たちがそれによって、若い世代の人口が増えているという、そういう特徴があるというお話をされておりました。まさにそれは、やはり医療や保育や先ほども申されておりましたように、近くに学校があるとか病院があるとか保育所があるとか、そういうような環境もすべて含めて選択されるわけですけれども、そのことによる魅力ある町にしていく努力をしておられると。そういう話を聞いたわけであります。また、町長の答弁の中にありますけれども、今の経済状況の中で、非常に苦労されて生活しておられる高齢者、低所得者が増えてきているのは現実の問題であります。そうした弱い人たちの立場に立った、そう多額の予算をつけなくてもできるような、やはり本当に困っている人たちに対する財政。水道料でありますとか、そういうものの財政的な助成というものは、やはり魅力あるまちづくりの大きな要素になるのではないか。安心して、やはり地方自治体の最終的な、一番大きな役割は、安心して住める。そのことを実現することが最大の役割であることを考えますと、やはりそうした点をしっかりと、この後の町政に生かしていくべきではないかと思いますけれども、どうでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話ありましたように、特に子育て支援にかかわりましては、いろんな角度から、今までも施策を進めてきたところであります。おかげさまで新しい保育所ができて、一時保育も始まりましたし、子育て支援センターもそれなりに充実してきたのだろうというふうに思っております。あとは、毎回ご指摘を受けます乳幼児医療費の範囲の拡大だろうというふうに思っております。前回でも確かご答弁させていただきましたが、来年度からの道の意向が、もうそんなに長くは待たないで結論が出てくるのだろうというふうに思いますけど、それらに伴って、町の負担、そして、あるいは町がどのようなことができていくのか。それらも踏まえながら、今、来年度に向けて、さらに協議を進めていきたいというふうに思っております。また、高齢者にかかわる問題。これも確かに町村が競って医療費を安くする。あるいは、助成をする。これは当然いいことなのでしょうけども、ある意味では国の大きな制度の中で解決していただきたいというような部分を、私としての思いも強くあるわけでありまして、いわゆる国の社会保障の中で、年金も医療も介護も含めた中での高齢者施策。それを充実していただくことが、我々にとっては何よりも望むところですけれども、なかなか現実にいかないものですから、それぞれ町村が頑張らざるを得ないという部分もあるのでしょうけども。お話ありましたようなことについては、十分、意を用いながら、これから進めてまいりたいというふうに思います。

再質問 8番 増田武夫

そこで、行政に対するこの姿勢といいますか、それが問われてくるのでないかというふうに思うのです。確かにこの子育て、我々も国の方に、例えば、子供の医療費なんかはもっと上げてくれということを常に求めていますけれども、しかしなかなか、そういうものもあって、今度、就学前まで2割負担にしたわけなのですけれども。しかし、こういうものも、地方の自治体がどんどん全国で、そういう助成などを進めた結果、国の施策にも反映していくという、そういう関係にあるということをやはりよく見なければならないというふうに思うのです。例えば、眼内レンズの保険適用すべきだという運動もあったときに、全国の自治体が、これは本当にそうだということで、独自に眼内レンズの助成を始めたのです。忠類も始めました。始めましたけれども、そうしたことが全国でやられたことも反映して、国の方では保険適用に踏み切ったわけなのですよね。やはり、こうした子供の医療費なども、住民の要望が強いからこそ、様々なところで上乗せしていっているわけですよね。そのことをやはり積極的に取り組むこと。これが住民の要望に応えて、やはり子育て支援などの要になる問題ですのでやっているわけですよね。だから、そういう点で、道の負担がどうなるかということを待つという姿勢ではなくて、これは中札内でも更別でも、その道の負担、国の負担がどうなろうとやるということでやっているわけですからね。やっぱりそういう積極的な姿勢を是非持ってほしいと。そのことが、先ほども言いましたように、人口の減らさないこと、人口増にもつながっていくと。そうした町の姿勢を見て、住む場所をやはり選んでいるのが、今、経済的に厳しくなってきた住民の感情ではないかというふうに思うのです。だから、積極的なそうした対応を、町の姿勢として盛り込んで、次の施策、次の総合計画に生かしていってほしいと思いますけれども、再度。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

おっしゃれる意味は十分わかりますし、前にもご答弁申し上げましたように、次世代支援計画を立てる中でも、お母さん方のアンケートの中では、医療費のかかわる要望が一番強い。それらも踏まえた中で、私どももこれからの計画を進めていかなければならないのだろうというふうに思っております。ただ、厳しい財政状況の中にあるものですから、できることなら国の制度の中でやっていただくことが一番我々としては望んでいるということでありますし、また、住民の皆さんにとっても同じ十勝、同じ地域に住んでいて、片一方は安くて片一方が高いというのも、これまた大変不合理なことなのだろうというふうに思いますし、全部が足並みを揃えてやれるような体制ができるのが、一番我々も望ましいのだろうというふうに思いますけれども、それぞれの町の特性もあるわけですから、私どももそういう意見を十分踏まえながら、これから計画に向けて対応してまいりたいというふうに思います。

再質問 8番 増田武夫

先ほども申し上げましたけれども、そうしたやさしいまちづくりに努力して、人口の減を食い止め、また、増に転ずるということが、地方交付税その他にも跳ね返ってきて、そして、掛けたお金がすべて自治体の負担にというか、食っていくというようなことではないのだということで、是非、努力を願いたいというふうに思います。質問の2番目であります。障害者・高齢者にやさしいまちづくりということで、歩道の整備の問題、段差の解消の問題、お願いしました。新しくつくられる道路、歩道などにつきましては、新しい基準でスムーズにそういうものが、車椅子その他で通行できるような形になってきて、大分よくなってきたとは思うわけでありますけれども、ただ一つ、以前につくられた場所のが、そのまま放置されているというか、非常に通行するのに不具合が生じているのに、長年の間、そのまま放置されているという道路があります。例えば、忠類の地域でいいますと、小学校の前の国道から入っていく道路でありますけれども、そこには両側に1メートル 20 ぐらいの幅の歩道がつくられておりまして、こういうブロックのようなものが張り付けられた歩道であります。そこは、真ん中にマンホールだとかがあったものが、凍結によって 14、5 センチの高さに浮き出ていると。それから、橋の歩道の、通過する歩道の前後が、やはり 12、3 センチの高さになってしまって、これでは、車椅子も、忠類であります電気の四輪車でも通ることができないのですよね。そういう車椅子でありますとか電動四輪車などは、歩道を通ることを指導されているということであります。そうなりますと、歩道に通っていっても、そこまでいったら行けないものですから、そこからこっちに降りることもできないので、またバックして、上がったところに戻らなければならないというような自体も生まれてくるわけですよね。そうしたことを考えますと、やはり新しいところも、努めて増やしてもらうと同時に、そうした改善といいますか、状況もよく見られて、改善していく必要があるのではないかというふうに思います。それから、本町の方なんか見てみましても、歩道の真ん中に電柱が立っていたりするところも見受けられますし、やはりそうした点では、やはり全体の状況をよくその都度点検されていく必要があるのではないかというふうに思います。もう一つ、障害者用のトイレの問題でありますけれども、私も十何箇所見せてもらいました。最近つくられたコミセンでありますとか、そういうものは非常に整備されて、多目的のトイレのようなものがされております。しかしながら、一番問題なのは、町長の答弁でも、トイレのところだとか、施設の内部には表示はあるわけですけれども、しかし、施設の外に、この建物には障害者用のトイレがありますという、そういう表示は一切ないのですよね。一切ないといいますか、忠類の方は3カ所にあります。これは以前私も要望して付けてもらったのですが、この施設をいつも利用している人は、それはそういうものがなくても十分なわけでありますけれども、しかしながら、ここに訪れる障害者やお年寄りなどが、車椅子を利用する人、それから、そういうトイレが必要な人にとっては、どこにそういうトイレがあるかということが、外からわからないとどうしようもないものなのですよね。今回、道の駅と、それから、農業者トレーニングセンターですか。そこにオストメイト仕様のトイレができました。これについても、道の駅もそうなのですが、そういうトイレがここにありますという表示が外にはないのですよね。やっぱり、これは外から来た人が、町の中に来て、緊急にトイレが必要なときに、わざわざ降りていって、そこにありますかということで、間に合わない場合も出てくるのだと思うのですよね。そういう点では、建物の外に、そういう標識をきちっと出すような親切心が、やさしいまちづくりのやはり基本になるのではないかというふうに思うのですよね。だから、やはりせっかくオストメイトのものができても、そのことを知っている人でないとそれを利用できないでは、これは役割を果たせないと思うのですよね。それから、例えば、忠類のコミセンなどは、障害者トイレということで整備したような形になっているのですが、しかし、女性のトイレの方はちょっと調べましたが、何とか使えるかなと思うのですが、男性用の方は、ただ掴まるバーを取り付けただけというような状況で、しかも、トイレのドアはこっち側に引かなければ入れない。トイレそのものもそうなのですが、これではなかなか障害者は利用できないし、中では狭くて使えないという、そういうようなこともあります。ですので、財政的にもなかなか大変な状況ではありますけれども、そうした点も改善をしていっていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

最初に道路の関係で、小学校前の歩道等に凹凸があって、なかなか電動の車が通れない。これらについては、当然のことながら、せっかく利用される方が通れないようでは意味がないわけでありますので、十分現地を見させていただきながら、対応していきたいというふうに思います。電柱なんかについては、これはうちの北電柱だとか NTT 柱ということで、相手がありますことから、それはお願いしていかなければならないし、これらも恐らく、相当の負担金もかかるのだろうというふうに思いますけども。これは実態をまず把握させていただきたいというふうに思います。それから、障害者のトイレでありますけれども、これはかなりの部分、障害者のトイレ、整備はしてきたつもりですけども、お話ありましたように、標識の関係でわからないようでは意味がないということでありますので、これも十分現地を確認しながら、外にも標識を付けるような方法、これから内部で協議させていきたいというふうに思います。オストメイトは、これは前にも直接お話したのですけども、幕別では、トレセンと忠類にあるのですけども、これは特にどこの町村も余り表に表示しないのですね。そして、お知らせですとか、あの人たちは全部個人がそれを持っている。幕別町へ行ったらどことどこにそういうトイレがあるということを持っているものですから。それをオストメイトを利用される方が持っていて、一般の方には、表に余りあっても意味がなさないというようなことで。町の広報なんかにもたまに載りますし、そして、十勝のオストメイト協会の方に連絡して、そこが十勝の一覧をつくって、持たせているというような状況もあるようでありますから。なお、必要な部分がありましたら、改善していきたいというふうに思います。

再質問 8番 増田武夫

オストメイトの人たちは数が限られて、特定の人たちということで、そういう方法でも可能かと思うのですけれども。例えば、新しい施設なんかでも、駅前のパークプラザ。あそこに行ったら障害者トイレはないのですよね。だから、障害者の人たち、新しい建物に行けばあると思って行っても、ないという場合もあり得ますので、そうした点では、是非、建物の外に、障害者トイレありますという、そういう表示を是非お願いしたいなというふうに思います。よろしくお願いしたいと思います。それから、質問の3番目でありますけれども、道路の維持管理の問題。これはなかなかお金もかかるし大変な問題ではありますけれども、しかし、その町に入っての印象としては、花がきれいに咲いているだとかということもありますけれども、しかし、やはり道路などの除草がきちっとされているということも非常に大きな印象になりますし、住民の心に映る印象としても、やはりきちっとしていくことがどうしても必要だなというふうに思います。これが直接そういうことに関連していくのかどうかは、ちょっと定かではありませんけれども、町道の管理委託料を調べてみますと、平成 17 年度の決算では、管理を委託が 7,505 万 9,000 円、それが平成 18 年になりますと、6,016 万 5,000 円と、約 1,500 万ほど予算が減っているのですよね。ここの、町長の答弁の中には、そういうところでない、除草などは別なところにお話してやってもらっているのだというようなこともありましたので、それが連動するかどうかはわかりませんけれども、しかしながら、合併して、私の印象もそうですし、住民からも言われるのですが、例えば、道路の脇にある、植樹する緑地帯のようなところの除草などが、どうも以前よりあれしていないなという印象も受けるわけなのですよね。そういう景観上の問題もありますし、また、道路の傷みの問題でも非常に心配しているところなのです。町道ばかりでなくて、例えば、幕大線、道道を通ってみますと、非常にこれ、いつ除草したのかと。首を傾げたくなるような。私の親指よりもずっと太いような雑木。柳だとかそういうものが、私の背丈よりも高く生えているのですよね。歩道と車道の間の隙間などに。これは、1年でここまで大きくなるかと思うような状況です。これを見ますと、そして、歩道などの亀裂だとかそういうところにもびっちりよもぎなどが生えていまして、これは草の抜き取るのにも、小さいときに抜きとるよりもずっと労力が必要だと。これはどうするのかなと思うほどの状況であります。やはり、早め早めにそういうものを除草していくことが、道も傷めないし、後にかかる改良の経費なども考えますと、これはやはり尐しずつお金をかけてでもやっていくことの方が、経済的にも有利でないかなというふうに思うのですよね。最近の国道なんかでも、結構路肩の草が、相当伸びるまで放置されているという状況があります。そうした点も含めて、是非とも、国や道にも要望していってもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

前段で、先ほど、増田議員さんが、パークプラザには障害者用トイレが設置されていないというお話ありましたけども、うちの担当の方からは、設置されているということでありますので、私どもも確認いたしますけれども、ちょっとあれしていただきたいと思います。それで、道路関係でありまうけども、尐なくとも、私ども町の予算としては、道路の維持費を減らしているということはありませんで、回数も先ほど申し上げましたように、従前どおり実施をさせていただいております。そしてまた、かっては地域の方たちが、道路愛護組合というようなものをつくって、いろいろ管理をしていただいた経緯もあるわけでありますけども、そういったことも含めながら、町道の維持管理には、意を用いてまいりたいというふうに思います。ただ、道と国は、間違いなく草刈の回数も減っているということでありました。恐らく1年に1回程度でないかというふうに思っておりまして、いわゆる幕大線なんかは、昨年の公区長会議なんかでも、子供が歩道を通っていても、横の草が子供の背ぐらいあって怪我したというようなこともあって、強く要望をされてまして、私どもも土木現業所にお話をさせていただいた経緯もあるのですけども、ご案内のように、今、道が厳しい予算というようなことがあって、なかなか、かっては恐らく2回ぐらいはやっていたのでしょうけども、今、1年に1回程度だということでありまして、大変残念なことだというふうに思いますけども、何とか、特に交通安全上支障を来すようなことは全く許されることではないのだろうというふうに思いますので、引き続き要請は続けてまいりたいというふうに思います。

再質問 8番 増田武夫

本当にこの道路のこの雑草というのは、その町でありますとか、地域の印象をすごく悪くする最大のものでないかなというふうに思うのですよね。本当に年に1回やっているのか。この幕大線でしたらね。本当に太い雑木が、びっくりするのですけども。生えている状況なのですよね。だから、これは後々に、道路の傷みをものすごく早めるものだと思うので。後の負担というのが相当ひどいものになるのではないかというふうに思うのですよね。だから、そういう点からいっても、きちっとやってほしい。そういう要望を、是非、していただきたいなと思います。以上で終わります。

出典:幕別町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月14日 議事録 PDF(72ページ) 間違いを知らせる