幕別町議会 平成19年第1回定例会 2007年3月8日
当面する忠類地域の活性化対策について
2007年3月8日、幕別町議会の一般質問で、杉坂達男議員が「当面する忠類地域の活性化対策について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 杉坂達男 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 27番 杉坂達男
それでは、私からは当面する忠類地域の活性化対策についてお伺いをしたいと思います。本町が旧忠類村と合併をいたしましてから、1年が経過いたしました。新幕別町として2年目をスタートしましたことから、これまでを振り返り、地域住民の一人として地域要望を含め当面する事業について町長にお伺いしたいと思います。はじめに、両町村の合併協議期間中、さらには合併後の1年間を通じまして、理事者をはじめ議会、町民の皆さんに様々な御配慮を頂き、合併後の忠類地域について御心配をいたただいてまいりましたことに厚くお礼を申し上げます。私は、一住民として時間の経過とともに次第に合併の実感を持つ中で、本町が実に農業を最重要視し、諸施策が絶えず前向きに進められておりますことに対し、合併しました忠類地域が純農村部という立地条件からして、将来の地域振興とその発展に極めて強い確信をもつものであります。さて、町長は先の議会の行政報告の中で、合併後の1年間を検証されました。1点目には、財政効果について。2点目には、行政能力とサービスの向上維持についてありました。いずれもそれは顕著であり、その効果は後年度に如実に表れるものと思われます。3点目には合併による一体感の醸成と効果的な街づくりの推進であります。これらにつきましては、合併協議の中でも特に慎重に取り扱われた経過もあり、合併後はその協議に基づき様々な機関や団体などの合併や統合が進み、次第に両地域の「一体感の醸成」や「均衡ある発展」が進みつつあります。しかし、このような具体的な地域の変化の一方で、忠類地域の住民の心の中には絶えず合併前の地域の姿を将来維持できるかという懸念があることもまた当然であります。私は、当時の忠類村が幕別町との合併により一つの地域として新町の中で、持続的に発展可能な地域づくりができると、まちがいなくその方向に進めると、そういう確信のもとで合併を決断いたしました。今、忠類地域は、町長からの諮問を始め、各種検討事頄や住民の意思決定等を取り扱う「地域住民会議」や協働のまちづくり理念のもとで、行政依存から脱却し住民自ら物心両面にわたっての地域づくりに取り組む積極的な気運が次第に高まりつつあります。町長は、このような合併1年後の忠類地域に対して、行政報告でも、また新聞などでも、忠類地域が衰退しないよう配慮される旨の考えを述べられており、当面実現可能な新規就農者の優先的な紹介、行政が行う会議や行事の開催、さらには地域懇談会の開催等をあげられ、その積極的な取組みに深く感謝と敬意を表するところであります。併せて、私は合併による「一体感の醸成」のために、今後本町と忠類地域の住民の交流が一層盛んになるためにもスポーツや芸術文化の振興にも意を配していただき、とりわけ最近愛好者も多くなり地域要望も極めて高くなってまいりました室内ゲートボール場の設置、幕別、忠類の交通の動脈ともいえる道々の整備についてもその考えと対応をお伺いし、改めて当面する忠類地域の活性化対策について具体的にお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
杉坂議員の御質問にお答えいたします。「当面する忠類地域の活性化対策について」であります。先の町議会臨時会におきまして、合併後の1年間を振り返り、財政効果など合併効果について御報告をさせていただきましたが、その中で「一体感の醸成と均衡ある発展は、合併後のまちづくりを進める上で、最も意を用いていかなければならないもの」と述べさせていただきました。この考えは、合併協議の段階から変わるものではなく、「合併の方式は編入合併」という重い決断と提案がありました時から一層この考えを強くいたしたところでもあります。杉坂議員の御質問の要旨にもありますように、編入となった忠類地域の皆さんにとりましては、日々の生活の中で合併による環境の変化を実感されており、忠類地域の衰退を心配されるのも当然であり、また自然なことであると考えております。こうした不安や懸念を真摯に受け止め、解消していくことが、私ども町政を担う者の責務であり常にこのことを念頭におき、まちづくりを進めていかなければならないものと考えているところであります。こうした考えのもと、御質問の「当面する忠類地域の活性化対策」について述べさせていただきます。まず、総合計画の3カ年実施計画におきましては、基本的には合併前の旧忠類村において計画されておりました事業を引き継ぐとともに、合併後に新たな事業も位置付けいたしたところであります。具体的には、道路改良につきましては平成 18 年度は、継続・単年度事業合わせまして7路線の整備に取り組み、19 年度以降につきましては継続事業を含めまして9路線の整備を計画いたしているところであります。安全・安心なまちづくりの面では、本年度、高規格基準の救急車と所要な救急救命士の配置をいたしました。観光振興につきましては、新・道の駅の整備に続き、平成 19 年度において旧物産センターの改修、忠類ナウマン公園のパークゴルフ場への夜間照明の整備を予定いたしております。教育・文化関係では、19 年度においてナウマン太鼓の和太鼓を更新し、郷土の文化の振興を図ってまいります。また、ただ今申し上げました旧物産センターの改修、パークゴルフ場への夜間照明の整備につきましては、忠類住民会議での地域振興策の審議を踏まえた提言を尊重させていただき、幕別町の南玄関として、また忠類地域振興策の大きな柱であります観光の振興を図るものであります。忠類住民会議につきましては、御承知のように、忠類地域の住民の方々の意向を行政に反映させることを目的に設置され、現在 15 人の委員さんにより忠類地域の振興計画について御論議を頂いているところであります。本年秋ごろまではと言っておりましたけども、昨日の住民会議では来年1月ごろというふうになったようでありますが、最終的な提言がなされる予定となっておりますので、その提言・要望を十分尊重させていただき、事業の内容によっては3カ年実施計画に位置付けをし、住民の皆さんとともに地域づくりを進めてまいりたいと考えているところであります。3カ年実施計画以外では、ソフト事業になりますが、これまでも申し上げておりますように、酪農を希望する新規就農者の優先的な紹介、各種会議の忠類地域での開催、地域懇談会の開催などに意を用いてまいりたいと考えております。また、文化・スポーツ面では、本年度教育委員会主催によります文化講演会、さらには町民芸術劇場の主催によるコンサートを忠類地域で開催いたしましたが、今後も行政サイドだけでなく、各種団体による催しの忠類地域での開催も促進してまいりたいというふうに考えております。次に、お話ありました室内ゲートボール場の設置についてでありますが、御質問にもありましたように、忠類地域において特に 60 歳代の愛好者が増加し、ゲートボールが活発であるということをお聞きいたしておりますし、私も昨年何回かゲートボールの大会に参加をさせていただきました。そうした中で、冬期間忠類地域に施設がないことから、現在は週に一度幕別の老人健康増進センターを利用されているとのことであります。忠類地域における室内ゲートボール場の設置は、全段申し上げました「均衡ある発展、あるいは一体感の醸成」の促進、あるいは健康増進や定住促進など地域振興の観点からも、有効な手立てと考えているところであります。今後、広く御意見をお聞きし、その設置について3カ年実施計画を策定する中で、検討いたしてまいりたいというふうに考えているところであります。次に、「本町地域と忠類地域を結ぶ道々幕別大樹線の整備について」でありますが、この路線は町内の重要な路線であり、これまでも北海道に拡幅の整備促進を要望してきたところでありますが、合併によってさらに重要度が増したものと受け止めているところであります。現在糠内地区から中里地区までの約 2.6 キロの区間につきましては、現状が路肩を含め 6.5 メートルの幅員と狭隘であります。路肩の低下や損耗の著しい箇所も見受けられますことから、平成 18 年度から用地測量・設計などに着手していただいており、平成 19 年度には橋梁設計、用地買収などを進め、その後整備に入る予定と伺っているところであります。今後も重要路線として早期の整備・促進を要望してまいりたいと考えております。以上で、杉坂議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 27番 杉坂達男
3点ほどに分けてお伺いした形になりましたが、それぞれが町長はじめ理事者の皆さん、そして町全体がいろんなことで忠類地域の住民の心を真摯に受け止めていただいて、心がけていただいていること、よく承知をいたしました。ここで、何点かについて、多尐補足的にお伺いをしたいと思います。今、町長からもお話がありましたように、総合計画の前段といいますか、3カ年計画の中で今当面する事業等に向けては、具体的に取り進めをしたいということでございました。これはこの中には、これまでといいますか、合併前に計画を立てておりまして、それがちょっとで終わっているもの、その他いろいろあるわけでありますが、もう一つは新規の事業についての取り上げ方、これなんかについても多尐考え方を申し上げて、町長からのお話も伺いたいと思うのでありますが、いわゆる今までの旧忠類村の財政ベースとは大きく変わってまいりましたわけでありますから、それらを中心に考えた、いわゆるそれぞれの配置等についても行政では応分の考え方を持っておられることかと思いますけれども、小さな財政基盤事業をとり行うことと、大きな財政基盤でとり行うことは当然違うのは私はよく承知をしております。その中での地域要望、あるいは地域の総合的な計画をそういうところに網羅的におり込んでいただくということになるのではないかなと、そういう思いをいたしております。したがって、今 10 カ年計画をこれから立てていくわけでありますが、いわゆるどんなふうにして地域要望や地域の将来の振興についてその意見をくみ上げていくか、非常に大きな問題であります。これがおろそかになりますというと、地域からのいわゆるその不満であるとか、あるいは合併による弊害だとか、そういうものも出てくる可能性だってあるわけでありますから、いわゆる前の一般質問でも私はお願いをしましたけれども、どうか一ついろんな局面を通して 10 カ年計画を策定する努力をなお一層お願いをしたいと、このように申し上げました。それから、もう一つは、地域ごとの活性化については、これも一般質問で提案の形で申し上げました。いわゆる忠類地域のみならず、本町には4地域ございますけれども、それぞれの地域が地域の計画活性化を考えていく、いわゆる計画づくり。これがすなわち総合計画にもつながるわけですし、総合計画のサブ計画とも言われるような、そういう地域の意見の取りまとめもまた必要であろうと、 そういうことを指して、忠類地域についても 10 カ年計画が立てられる中で、大いにそれらをくみ上げていただきたい。たまたま町長のお話の中に、地域懇談会というものがございました。忠類地域には地域住民会議という既に御案内のような形、町長の諮問も含めていろんなことを取り扱ってもらっておりますが、一方で行政が実際に進めていくものとの遊離、それぞれがそれぞれでやってはならないわけで、地域の要望がその住民会議の中にきちんと取り上げられるかどうか、非常に不安定なところもあります。住民会議の皆さんは一生懸命それらをくみ上げていこうとする努力をされておりますが、一方で今町長がお考えのように、それぞれの地域懇談会など設けてもらって、これと並行した形で計画づくりができるという、そういうことの取り進めというのは、非常に、何と言いますか、住民会議の皆さんにも大きく負担をかけないで、いろんな意見が取りまとめられる、私はそのように思っております。是非とも早い機会に忠類地域の中でこの懇談会をしていただくようにお願いをしたいと思います。それから、ゲートボール場については、今、町長からお話を伺いました。総合計画、前段3年の中で取り上げるような検討を進めていただけるというふうなお話でございました。また、道道については、これは 19 年が橋梁設計というお話でありましたから、実は私どももいつどうなるのだろうかと、非常に忠類地域のみならず幕別町の本町の皆さんからも心配をしていただいておるところであります。いつどのようになるのだろうかということを常々思っておりましたのですが、今日のお話では、19 年に橋梁設計ということは、20 年には具体的な実施計画が進められるのか、実施に移るのかというような素人の思いでありますが、この辺もひとつ、わかる範囲でお知らせをお願いしたいと思います。いずれにしましても、今合併後の忠類地域というのは、行政の力にすべて依存することのないような、いわゆる物心両面にわたって地域の皆さんが立ち上がる、そういう気運が次第にできつつあります。これは合併前には、その気運というのはそれほど高いものではありませんでしたが、合併をしたときにこそ、そういう気運が高まってきたというふうな一つの地域の方向が尐しずつ定まってまいりました。どうかこれから後、いろんな地域活動があると思いますが、その部分その部分で、ひとつお力添えをお願いしたいというふうにも思っております。いずれにしましても、合併する時点に当たっては、忠類地域は幕別町の南玄関である、自他ともに認められるような、認めあえるような、そして現実的に本当に幕別町の入り口、南玄関としての役目を果たすような、そういう地域貢献もしなければならない、そういう思いでありますから、それらについても今後適切な御支援をお願いをいたしたいと思います。今、2点ほどについて再質問をいたした形になりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
1点目のその意見を吸い上げていく、これらにかかわって地域の懇談会の開催、これらについて早急にその方法について取りまとめをしながら対応してまいりたいというふうに思います。昨年は合併後の後、秋に地域別の公区長会議がございまして、忠類地域の公区長さん十数名にお集まりいただき、いろいろな御意見をお聞きしました。さらに今言う住民会議、そして今度は広く住民の皆さんから直接声を聞かせていただければ有り難いものだというふうに思っているところでありますので、計画をさせていただきたい、実施させていただきたいというふうに思っております。さらに、10 カ年の総合計画、今、始まったばかりでありますけども、十分頂きました御意見に応えられるように、忠類地域の皆さんとの意見が反映されるように頑張らせていただきたいという風に思います。それから、ゲートボール場については、先ほど申し上げましたように、十分検討をさせていただきたいというふうに思います。それから、道道整備については、懸案になりました用地問題が大体解決したというようなことで、先ほど言いましたように、19 年に橋梁の設計等が入るわけでありますけども、道道、いわゆる土木現業所としては、道道整備の予算つきしだいという言い方をするのですけれども、できたら 19 年度から工事に着手できればということを言っておりますので、私どもとしては是非着手していただければというようなことで、これからも要請活動を努めてまいりたいというふうに思っております。さらに、大変有り難いお言葉でありますけども、地域の皆さんが、そしていずれ気運が高まって、自ら地域を活性化していこうと、そういった住民の皆さんの期待の応えられるように引き続きまた頑張らせていただきたいというふうに思っております。
質問 27番 杉坂達男
数点にわたってお伺いし、また、地域要望も含めて申し上げました。とりわけ、これから行政が進められる会議、あるいは行事なども忠類で持っていただけるというようなご配慮も頂いております。どうか一つ、今後ともよろしくお願いいたしたいと思います。以上で、私の一般質問を終わります。