みんなの議会

幕別町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月9日

見通しと手立てについて

2006年3月9日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「見通しと手立てについて」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
中橋友子 議員
答弁者
町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 中橋友子

通告に従いまして、3点について質問をさせていただきます。まず、1点目は、合併による国の財政優遇措置確保に総力を挙げることを求めて質問いたします。平成 18 年度の国の地方財政計画は、前年比マイナス 0.7%となり、5年連続の減額となっています。平成 18 年度は、わが町のとりましては、合併後初めての本格予算となりますが、合併の効果についてはこれまでも国が財政措置として合併特例債、合併補助金、特別交付税などの優遇財政支援を生かすことと、併せまして、効率化による経費削減で平成 33 年までに総額 114 億円と示されてきました。しかし、国はここに至って、特例債の事業分と補助金について適用範囲を見直す考えを示したと伝えられています。幕別町では、既に地域イントラネット事業に着手し、合併特例債についても大半を独自事業の振替に当てると計画していました。これらがもし適用外となれば、予定していた効果にも影響を生じ、今後の事業にもまた影響を来しかねません。新たな住民負担も心配されるところであり、新町としてスタートした以上は、均衡あるより安心して住むことのできるまちづくりが求められます。町長は、行政執行方針の中で、基本姿勢の四つの念頭に置くべき項目を挙げられ、その中に特に均衡ある発展の確保が述べられておりました。それらを保障するとしても財源確保はやはり要となります。見通しと手立てについてお伺いいたします。一つは、今回の見直しにかかわる内容について。また、二つ目は、その影響について。そして三つ目は、合併歳入効果として 40 億円を挙げていましたが、その見通しについて。また、確保するための国に対する手立てについて、お伺いいたします。2点目は、品目横断的経営安定対策など農業対策についてであります。政府が昨年 10 月に打ち出しました経営所得安定対対策大綱に基づき、これまで全農家を対象にした品目ごとの価格・経営安定化対策を全廃し、2007 年から諸外国との生産条件格差是正と収入変動による影響緩和を組み合わせた、品目横断的経営安定対策が実施されることになりました。今後の農業にとって多大な影響を与えることは、昨年の 12 月の定例議会でも同僚議員が取り上げられましたが、制度の対象となる条件を満たしていない小規模農家や畜産の兹業している農家などは、大変な困難にたたされることが想定されます。将来において対象となる農家は全国の数字では全国1割以下、また、農地も、これも全国ですが6割とされ、国民の食糧の問題にも直結すると考えます。また、担い手政策をどこでもとってきておりますが、これらにも逆行する政策でないかと思います。幕別町ではこれまでこの問題で関係機関と一緒に説明会や認定農家を増やす手立てなどに取り組まれてきましたが、計画実施内容の詳細も出され、また期限も迫ってきているだけに早急な対応が求められます。今後も希望する人が全員農業を営むことができるよう現状と対策についてお伺いいたします。また、畜産農家における乳量の出荷調整が 13 年ぶりに昨年の 12 月から急きょ開始されましたことは、生産者にとって大変な痛手となり、経営に対する影響が特に心配されています。出荷量の増加と供給の減尐が要因と言われていますが、加工の多くは輸入で賄っている現状をよそに、3年間も生産調整されることは、生産者にとっても、もちろん消費者にとっても願いに反することであります。これらについても現状と対策についてお伺いするものです。項目は、一つは、現在の農業者認定数。また、基準所得の水準について。さらには、品目横断的経営安定対策の対象外となる農家に対する対策について。最後には、乳量制限施策による影響と対策について、お伺いいたします。3番目、公営住宅の整備についてであります。幕別町では、住宅マスタープランに基づきまして公営住宅の整備も進められてきています。しかし、札内方面では、古くは、先住地域は昭和 43 年建設から始まり、あかしや団地など耐用年数2分の1に近づくもの、あるいは越える住宅がどんどん増えてきています。老朽化が進み修繕にも多額の費用を要すると考えられることから、これらの住宅の整備について、中長期の計画の中で適切に対応すべきであると思い、考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

中橋議員のご質問にお答えいたします。はじめに、合併による国の財政優遇措置確保についてであります。2月6日に忠類村との合併を無事終えることができました。行政執行方針の中でも申し上げましたように、忠類地域の皆さんとともに手を携え、住みよい豊かな郷土を築くことが私たちに課せられた使命であり、先ほども申し上げましたとおり、合併がゴールでなくスタートであるとの認識は変わるものではありません。ご質問の要旨にありますように、合併の効果は、行政組織のスリム化だけではなく国からの優遇された財政支援にあることは言うまでもありません。ご質問の1点目の「国の見直しについて」でありますが、国においては合併補助金の対象期間の延長といった見直しが行われたことはご承知のとおりであります。これは、「平成 17 年3月末までに合併申請をし、平成 18 年3月末までに合併する市町村」、まさに私どもの町が対象になるわけですけれども、いわゆる経過措置団体に係る合併補助金の取扱いにつきましては、平成 18 年度予算の編成時まで先送りされていたところでありましたが、昨年末の総務・財務両省の協議により、「対象期間を 10年に延長し、経過措置団体も対象とする。」ということで決着をみたところであります。これによりまして、当初は合併後3年間で2億 1,000 万円の補助金枠が、合併後 10 年間に変更になったものでありますが、事業採択の期間が伸びたことは、補助金充当の範囲が広がったとも考えられ、従来、無理をしてでも3年間で対象事業を起こさなければならなかった点から考えますと、むしろ改善されたというふうなことも考えられるかなと思っております。また、合併特例債につきましては、当初から合併関連事業や合併によって生じる事業に充当するとの採択基準に変更はなく、合併したからといって全ての事業に充当されるものではありません。ご質問の2点目の「見直しの影響」についてでありますが、合併特例債や合併補助金の申請は平成18 年度が初めてになりますので、現段階では影響がないものというふうに考えておりますし、先ほど申し上げましたように、合併補助金に関しましては、計画的な補助金の充当が図れるものと考えているところであります。ご質問の3点目の「合併歳入効果 40 億円の見通し」についてでありますが、合併協議会等でお示しした合併による効果は、平成 17 年度から平成 33 年度までのものでありますが、その後において、先ほど申し上げましたように大きな制度変更がありませんので、現段階では見通しについても変わらないものというふうに思っております。ご質問の4点目の「国に対して財政確保の手立てを」についてでありますが、国からの財政支援につきましては、先ほど来申しておりますように、一つは合併補助金、一つは地方交付税、一つは合併特例債の三つがあるわけでありますが、このうち、合併補助金の取扱いについては、前段申し上げたとおりであります。二つ目の地方交付税については総務省令、三つ目の合併特例債については法律において、それぞれ規定されておりますことから、今後当然として措置されるものというふうに考えているところであります。なお、合併補助金の決定に際しましては、合併特例法経過措置団体北海道連絡協議会というのが設立されまして、当協議会といたしまして、昨年 11 月 14 日に道内選出の国会議員や財務省、総務省などに財政支援について要請活動をいたしております。私も当時、忠類村長でありました遠藤村長と一緒に、昨年 11 月 30 日に上京の際、十勝管内選出国会議員、あるいは関係機関に対し「合併補助金の確保」について要請活動を行ったところでもあります。いずれにいたしましても、新幕別町のまちづくりは歩みを始めたばかりであり、財政運営に当たりましては国に頼るという視点よりむしろ「当然として措置される財政支援については、しっかりと求めていく」あるいは「有利な制度については積極的に活用していく」といった姿勢で臨んでまいりたいというふうに思っております。次に、「品目横断的経営安定対策」など農業対策についてであります。国は、平成 12 年3月の基本計画策定以後、めまぐるしく変化した農業情勢を踏まえ、今後 10 年程度を見通した農政全般にわたる改革を実施すべく、平成 17 年 10 月に「経営所得安定対策等大綱」を策定し、食糧の安定供給の確保や農業の持続的な発展を目指した施策に取り組み始めたところであります。町といたしましては、この国の方針を受けまして、ご質問の要旨にもありますように、品目横断的経営安定対策説明会の開催や認定農業者制度の周知、認定業務の迅速化を図り、さらには町の基本構想の策定作業など逐一進めているところであります。ご質問の1点目「現在の認定農業者数」でありますが、幕別地域と忠類地域を合計した農業者数は、平成 17 年の農林業センサスによりますと、幕別地域が 561 戸、忠類地域 98 戸で合計 659 戸となっており、そのうち認定農業者数は、本年2月末で幕別地域 430 戸、認定率では 76.6%、忠類地域では 57戸で認定率 58.2%、町全体では 487 戸、認定率 73.9%となっております。なお、現段階で 170 戸ほどの農家が認定を受けていない状況にありますけれども、認定申請をすることにより ほとんどの農家が認定される可能性があるものというふうに押さえております。次に2点目の「基準所得水準」でありますが、現在策定作業中であります町の「農業経営基盤強化の促進に関する基本構想」におきましては、年間農業所得の目標金額「700 万円程度」を「400 万円程度」とする方向で見直しを予定しているところであります。次に3点目の「品目横断的経営安定対策の対象外になる農家対策」についてでありますが、現段階におきましては、国の大綱の詳細が未だ不透明な部分があり、最終的に何戸の農家が対象外になるかは把握できていない状況にあります。しかしながら、対象外の農家が発生することも推測されますことから、農業委員会や農業振興公社さらには各農協と連携を図りながら、まずは、認定農業者になるための申請を行っていただけるよう指導・助言をさせていただいている段階であります。次に4点目の「乳量制限政策による影響と対策」についてであります。先ごろ、新聞などで北海道内での生乳生産が過剰になっていることから、十勝全体で約 5,200 トンの減産が余儀なくされたとの報道がなされているところであります。町内各農協に内容を確認いたしましたところ、削減数量 5,200 トンのうち幕別町全体では約 400 トンの減産になり、生乳価格が1キロ 72 円平均で試算しますと、およそ 2,880 万円ほど減になるのだろうというふうな推測が出されております。さらに、その生乳を廃棄する費用や低能力牛の淘汰など実施すると相当な影響があるものと考えられ、私も大変懸念をしているところでもあります。今後の対応としましては、町といたしましては、会議や会合での牛乳の利用など、いわゆる消費拡大に向けた側面的な支援が必要であるものと考えておりますし、また、ホクレンや農協など農業関係団体と十分協議をし、町として最大限努力をしてまいりたいというふうに考えております。次に公営住宅の整備についてであります。公営住宅の老朽化に伴う整備につきましては長期計画をもって対応をとのご質問でありますが、ご承知のとおり、老朽化に伴う計画的な公営住宅の整備につきましては、平成 11 年度に策定いたしました「幕別町公共賃貸住宅再生マスタープラン」に基づき、老朽となる住宅の再生、住民ニーズに対応した公的住宅の建設及び既存団地の建て替えを実施いたしてきたところであります。また、忠類地域では平成9年度に策定いたしました「忠類村公共賃貸住宅再生マスタープラン」に基づき、平成 14 年度まで建て替えを実施いたしてきたところでありますが、計画策定から相当年数も経過し、その間、社会状況や町村を取り巻く環境が大きく変化したことにより、計画どおり推進することは非常に難しい状況となってきているところであります。今後は、それぞれの地域の状況調査・現状把握等を行い、新町における「再生マスタープラン」に替わる新たな「公営住宅ストック総合活用計画」を策定する予定であり、その中で、計画見直しを含めた老朽化が進む公営住宅の長期的計画を策定し、整備を進めてまいりたいというふうに考えているところであります。以上で、中橋議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 9番 中橋友子

それでは、まず1点目から再質問をさせていただきます。全項目にわたりましてのご答弁を頂き、さらに今の時点での影響というのは生じていないということでありますので、これが確保されていく、そのまま進んでいくことを望むところなのですが、私が懸念した中身の一つには、この 40 億円の中で、幕別町では合併特例債などの発行に当たっては、新たに借金を増やすという考えは極力負担にならないように考えていくという立場から、これまで予定している事業を振り替えていくと。その総額は 28 億円ほど考えているということが確か示されてきたと思います。これは今までですと別な予算を充てて、そして事業をやるべきところが、合併特例債の9割まで充当されて、そのうちの 75%でしたか、そういう有利な条件を生かすのだということであったと思うのですが、ここがその事業は今までうちが計画しているものでありますが、確か当初合併特例債を活用にするに当たっての内容については条件があったというふうに認識しております。それで、その適用範囲が狭められるということは、こちらで用意している計画の事業が、その特例債にちょっと当てはまらないぞというようなことが生じかねないのではないかというふうに思ったわけです。そういう心配がないのかということと、そこがきちっと確保されていくことが大事だと思うのですが、どうでしょうかというふうに再度お尋ねしたいと思います。また、先の補正予算のときにも感じたことなのですが、地域イントラネットサービスなどを開始しておりますね。それで、そのときにも2億円の事業が減額されまして、ここでも国の補助金が1億円充当されないのだというようなことでありました。これも私たち住民サイドから見ると、地域サービス事業、この電算システムの更新についてはそもそも合併に当たっての国の財政措置の中で、わざわざそういうことはきちっと保障しますよということをうたって始められた事業ですよね。合併前に要する電算システム統一等の経費については、特別交付税措置をするというようなことがしっかりとうたわれているものですから、当然減額になるということがあるというふうには思っていなかったのです。ところが、現実にはそういうことが生じだしているということになると、これも影響を生じてくることなのかなということを心配したのです。その点についてもどうなのでしょうか、大丈夫なのでしょうか。次に、2点目の品目横断のところでありますが、全体で認定が 76.6%ということで、170 戸が残っているということですね。この対象になる、町長も言われましたけれども、絶対条件がここをまずクリアするということで、この 170 戸は見通しがあるということなのですけれども、さりとてここをまずクリアすることと同時に、クリアした上で今回の品目横断経営安定対策の諸条件に乗る。この認定が第一ですが、その次にもうさらにたくさん、10 町歩ですとか、所得基準だとか、条件ありますよね。そうなってくると、この3番目にあるようなことがやっぱり心配されるのですよね。特に幕別町でもだんだん大規模化は進んできているのですけれども、もともと水田地帯であった地域であるとか、野菜はここにはもともと入ってこないのですが、小規模の農家も現存しておりますよね。もちろん忠類地域は畜産の方が多いと思うので、その辺の状況はわからないのですけれども、そうした場合に、何とか乗せたいというだけではいかない現実にぶつかるのではないかというふうに思いまして、この辺は具体的な指導といいますか、支援といいますか、そういうものが生じてくるのでないかなというふうに思うのです。農家も随分、12 月のときの農家戸数は幕別だけでも 630 という中でしたが、今回はもう既に 561 ということですから、これはいろんな統計上の問題あると思うのですが、こういうことがなくてもどんどん減っていっている状況があるのですよね。ですから、それをやはりきちっと支える、下支えになるためにはやはり町としての独自の手立ても必要ではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。それと、乳量制限についても本当に深刻なものがあるのでないかというふうに推測するのですよね。突然だったというのは、私たち消費者から見て突然、農業者にとっては関係機関とのかかわりがありますので、いろんな情報もあったのかもしれませんが、突然の中で農業関係者の方にもお伺いすると、本当に生き物なだけに、工場で物つくるわけではないから調整なんていうことが簡単にできないのだということも含めて、困難な声がたくさん寄せられました。それで、一番は、私はこういった品目横断もそれから乳量制限も、背景には国の全体の農業政策に基づく自給率の問題ですとか、日本でどのぐらい生産できるのか、本来は需要と供給の関係をみればもっともっと生産可能なものではないかというふうに思うのですよね。例えば、牛乳についても余っている、余っているというから本当に国内の消費を見て余っているのかというふうに思いましたら、国内総生産は毎年大体年間 1,200 万トン、これは総供給量として 1,200万トンだそうですが、そのうち 400 万トンが輸入されている。ですから、実際は 800 万トン、裏返せば自給率というふうに考えれば、今回のような生産調整は、本来はしなくても、もっともっとやれるというような中身なわけですよね。しかし、国の政策ですから、そういうふうに出されてしまったら、それを受けて各生産者は従って経営をしなければならないという、本当にいたたまれない状況なのだと思うのです。一番は、ですから、こういうことをきちっと地方からも国に対して自給率向上のために政策を打ってほしいということを挙げていくことだと思うのですが、しかし、進んでいる以上は、具体的には困難な農家に対する支援がどんな形でできていくかということだと思います。いろんな形で指導を関係機関とされていくということでありますが、実際には対策として行われることを様々な情報をキャッチする中で示されたことは、これは一つには搾乳の期間を短くして、搾る量を減らすということで、こんなこともできるのかなと思うのですが、するということと、あと、低能力牛の、廃牛ですよね、整理をしてしまうのだというようなことと、あとは哺育のために使っていうとか、こういうことが挙げられているのですけれども、こういった搾乳の1頭の期間を縮めることとか、あるいは実際に牛を廃牛にするということに対する経済的な措置はかなり大きいと思うのですが、この辺で何とか町としても手立てをとる方向がつくられればいいなというふうにも思うわけですが、そんな問題も含めてどのようにお考えになるのか、お伺いたいと思います。公営住宅につきましては、計画をさらに新しくもって推進されるということでありますから、それを期待していきたいと思います。特に集合住宅などについては、かなり修理されてきているのだと思うのですよね。年数が経ってきているだけに。アカシヤの4階のような住宅は。小さな住宅ももちろん維持管理もかかるし建築費もかかるのですが、ああいう大きい住宅の建て替えとかというふうになると、今の財政事情の中でかなりの困難が生じてくるのでないかと思うのです。ただ、老朽化はどんどん進んでいって、一番多いところでは 24 戸ですか、1棟で。そのぐらいの住宅が建っていてどんどん古くなっていっているわけですから、そういうところで当然入居者からはいろいろ老朽化に伴う問題が語られるようになってきています。それに一つひとつ応えて修理をしていくというのは本当に大変なことだと思うのですよね。特に設備の面なんかでは、かなり水まわりですとか結露ですとか、いろんなことが出てきていますから。そういうところにこそ、やはり細かく、長期の計画を持ちながらも一つひとつの住宅に対応する細かい整備計画というのも併せ持ってやっていく必要があるのでないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

まず1点目の合併にかかわる財源の関係でありますけれども、お話ありましたように、合併特例債が対象になる事業、これはある程度限られているわけですから、町がやる事業すべてに合併債が対象になるということではもちろんないわけでありまして、先ほどお話ありましたイントラネット整備事業ですか、おかげさまで今、先般議決を頂きましたさかえ保育所の建て替え事業についても合併債を適用していただけるというようなことでありました。お話ありましたように、合併債があるから事業をやるのではなくて、やる事業に尐しでも有利な合併債を対象にしてもらう。起債事業に選択してもらうというようなことでこれからも進めていかなければならないのだろうというふうに思っております。地域イントラネット事業の補助金は、これは合併補助金とは全く関係のない補助金でありますから、逆を言えば合併があるからいち早く私どもの町に、イントラネット整備にかかる補助金を付けていただいたと。ただ、その裏負担は合併推進債、そして今度は合併特例債を付けていただくということで、そのまま計画通りいくのだろうというふうに思っております。それから、合併特例債、お話ありましたように 95%の充当で 70%の交付税措置ですから、できる限り多くの事業がこれの対象になれば一番いいのですけれども、先ほど言いましたように、限られた事業でありますし、特にこの合併特例債で大きいのは、事業の充当でなくて将来に向けた基金の積み立てのために 11 億余りの合併特例債の発行があります。これが当初1年でしたが3年になるというようなことですから、例えば4億、4億、3億ですか、そういったことで借入れをして将来に向けての基金に積み立てていくと。そういったものは恐らく順調に当初の計画通り実行されていくのだろうというふうに思っております。それから、品目横断の対象外、これは先ほどもまだまだ不透明だと言いましたけれども、20 戸か 30戸かわかりませんけども、そういった戸数はきっと出るのだろうというふうにも思いますけれども、ただ、これらについても農業者の皆さんが本当に認定農業として、あるいは対象の農家になりたい。そういうことをいろいろな面で相談を受けることによって解消できる部分も多分にあるのでないかと。言っているのは、もう後継者もいないから、あえて認定農業のあれをしなくてもいい。あるいは品目で該当しない野菜なんかをつくっているところについては、あえて申請をしないと。そうなってくると個人の問題ですから、なかなか町の行政指導、あるいは当然のことながら農協が間にも入って指導があるわけでしょうけども、そういったことも踏まえて、私どもとしては行政がやる役割、行政の担う役割を果たしていく。当然のことながら、農協なんかとの連携も密にしていかなければならないのだろうというふうに思っております。それから、生乳の関係でありますけども、私も本当に残念なことだと思います。ただ、いろいろお話ありました3割ぐらいが輸入に頼っているというようなことでありますし、我々がやることは、先ほど言いましたように消費の拡大ぐらいだというふうに思っているのですけども、先ほど申し上げましたように、関係機関や団体がどんなような今度は施策を打っていくのか。それに行政がどう対応していくのかといったことは、まさにこれからいろいろ相談していかなければならないのだろうというふうに思っておりますけれども、消費拡大もなかなか、言葉ではいいのですけども厳しいものがあるのだろうと思っております。この間も冗談で今飲んでいる人がもう倍飲めば追いつくのでないかと。私も朝飲んでいますけど夜は違うもの飲んでいますからちょっと対象にならないのでないかと言われたのですけれども。そんなことで、我々としても行政の役割として十分協議をさせていただく。関係機関との協議の中で対応してまいりたいというふうに思っております。それから、公営住宅は今言われたように、まさにそうした建て替えがだんだん今の財政の中では厳しくなってきていますから、リフォームを含めながら1棟1棟の今後の在り方、長期的な計画を立てていくということになっていくのだろうというふうに思っております。ご案内のように、今、道営住宅がシルバーハウジングをやっておりますから、これらが終わった後にはまずは道営住宅の4階建ての改築なんかもお願いしていくようなことになっていくのだろうと思いますけれども、何せお互い厳しい財政状況の中にあることだけは間違いないわけでありますので、それらも含めた中で中長期の計画を立てていきたいというふうに思っております。

再質問 9番 中橋友子

合併の方はわかりました。2点目の農業対策の中で、町長は関係機関とこれからでき得る限りのことを、行政として対応できることを協議しながら検討されていくというお答えだったと思うのですけれども、言われるように、消費拡大には本当に限界があるというふうに思います。全体にその清涼飲料水も含めまして、今停滞している。全体的に下がっている。それから、いろいろ北海道は特に雪印乳業などの過去の様々な事件の影響などもあって下がっているというようなことをみれば、本当に難しいことだと思うのですよね。それと、3年間というのが、また3年経ったら元に戻すということが可能になるのかということなんかも本当に心配されるところなのですよ。そうすると、でも3年間と言っている以上は、そこで持ちこたえてもらわなければならない。全体の自給率からいったらまだまだ頑張っていただかなければならないわけですから、そうするとそこの手立てについては特段やはり力を入れていただきたいと思うのですよね。具体的には先ほど言ったような老廃牛の問題、あるいは搾乳期間を短くする、そういったところの具体的な影響に対する手立てなんかも是非関係機関と協議をしていただいて、でき得る手立てをとっていただきたいと思いますが、この点ではどうでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今言った消費拡大をはじめとして、行政がやらなければならない担う役割もありますし、生産者の方からみると一番先にやっぱり所得といいますか、補てんといいますか、マイナスの補てん、これになってきますとなかなか、今度は逆に行政だけでそれを補てんしていくというのもまた難しい問題だろうというふうに思っております。それで、先ほども申し上げましたように、ホクレンもそうですし中央会もそうですけれども、そういった系統機関、そして地元、十勝の各農協、そして行政、これらがいろいろな立場で協議をし合った中でよりよい方向を見つけていくということしか、今の段階ではなかなか言えないのかなというふうに思っておりますし、もちろん先ほど言いましたように自給率といいますか、外国から入ってきている部分もあるわけですけども、これらは特に国に向けて我々が言うことであって、あるいは関係団体がそういうような要請はきっとなさっているのだろうというふうに思いますけれども、いずれにしても繰り返しになりますけども、今の段階ではもう尐し状況を見た中で、我々も対応をしていかなければならないものというふうに思っておりますので、ご理解をいただければと思います。

出典:幕別町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月9日 議事録 PDF(64ページ) 間違いを知らせる