幕別町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月14日
介護保険について
2005年12月14日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「介護保険について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 中橋友子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 中橋友子
3点について質問を行います。はじめに、介護保険についてです。2000 年にスタートした介護保険制度が、今年の6月に「改正介護保険法」というのが成立し、大幅に改定されました。改定の内容は大きく3点ありまして、1点目は既に今年 10 月から施設入居者の食費と居住費が保健の対象外とされたこと。全額自己負担とされました。2点目は、来年4月からは、新予防給付事業が開始され、要介護状態が軽度の高齢者は状態の改善可能性を高める。そのためのサービス利用が中心となる制約を受けることになりました。3点目は、高齢者の保健福祉事業を地域支援事業として介護保険に取り込まれることになりました。このことにより、これまで公費で行っていた保健福祉事業を介護保険財政に移し、国庫負担割合が削減する仕組みとなっています。いずれも給付が削減されるか、あるいは負担が増やされるかという内容で、みんなで支える老後の安心あるいは介護の社会化と制度の目的がうたわれておりましたが、5年を経過してその目的からどんどん離れていく現状のものと思います。また、制度替えに伴い、各自治体では新たに地域包括センターの設置や地域支援事業の計画、また保険料の見直し時期でもあり、さらに第3期計画の策定も進められています。利用者からは、制度が次々に変更することによる不安、一体給付や負担はどんなふうになっていくのか。このような声がたくさん寄せられます。介護を必要とする人が安心して利用でき、文字通り社会で支えられる制度にしていくために、次の7点について伺います。はじめに、現在取り組まれている第3期介護保険計画の策定状況について伺います。2点目は、新事業となります包括支援センター。これは幕別町が主体で実施されるとしていますが、その事業の内容、また人員も含める体制、設置の時期などについて伺います。3点目は、新たに取り込まれる地域支援センターの利用について、公費負担から介護保険制度に移行することによっての利用負担が生じないか。これらについて伺います。四つ目は、新予防給付実施について、既に既設利用者についてはこの制度の利用制限を受けますが、それらの予測される状況について伺います。5点目は、保育料の改定、厚生労働省は第3期計画では全体で 30%の引上げということも打ち出されています。わが町の改定計画はどのように進められているか。どのように考えてられるか伺います。6点目、負担が増えることにより、利用料、保険料の住民負担はなお一層大きくなります。これらについての軽減も含める対策等についてのお考えがあれば伺います。また、最後ですが、認定者の状況を掌握するための様々な地域調査に取り組んでこられていると思いますが、それらの状況についてもお伺いいたします。2点目は、職員定数の適正化と臨時職員の待遇改善についてお尋ねをいたします。政府は、今後5年間に公務員の給与と定員を集中的に減らす集中改革プランづくりをすべての自治体に求めています。公務員労働者のみならず、民間労働者や暮らし、地域経済にとっても重大な影響を与える問題でありますが、幕別町はこれまでこの計画とは別に行政改革大綱に基づいて役場内組織機構の見直しと職員数の削減を行ってきました。計画当初の平成 12 年の組織と体制は、8部制、24 課 239 人の職員でありましたが、今年 10 月には、8部、部制は同じですが、21 課、職員総数 227 人となっています。行政機構を住民の立場に立って効率的に改革することは必要なことと思いますが、保育所などの配置状況をみますと、半数が臨時職員で担っている現状があります。これらは適正な職員の配置として問題があると考えます。また、臨時職員の待遇についても、これまでの条件より一時金のカットをはじめ、後退をしています。この現状の上に、さらに前段申し上げた国の集中的削減が、計画が進むことになれば、不安定な雇用はさらに拡大され、住民全体の奉仕者の職務を果たす公務員としての状況はますます困難になってきます。適正な職員定数の配置と臨時職員の待遇改善を求めて伺います。最後でありますが、少子化対策につきまして、この項目につきましては午前の部で堀川議員が質問されました。全体の町の考え方は理解をしたところでありますが、経済的な支援の面で若干お尋ねしたいと思いますので、この通告に従って朗読させていただきます。少子化問題は深刻化しています。一人の女性が一生の間に生む子どもの平均数は合計特殊出生率として、2004 年で 1.29、北海道では1.19 と全国平均以下となっています。それ以前からの少子化傾向は進んでいましたが、1970 年代から2%台を切り、ますます深刻化となっています。この原因は、午前もありましたけれども、多種多様な社会的要素が含まれていると考えます。また、今年9月に政府の専門調査会の発表した少子化問題と男女共同参画に関する社会環境の国際比較、この資料によりますと、日本が労働時間あるいは雇用機会の均等の度合い、さらに地域の子育て環境や家庭内の役割分担、子育てにかかる費用、若者の自立可能性などの子育て環境の指標は、諸外国に比べて遅れた国であるということが示されました。環境改善のためには少子化対策基本法が制定され、その法の整備に基づいて進められてきてはおりますが、歯止めはかかっていません。幕別町においては、これまでエンゼルプランや次世代育成支援計画、これらを立てまして、子育て支援センターの開設などに取り組んでこられたところでありますが、出生率は全道平均よりは高い1.52 と聞いております。少子化対策の基本方向としては、特に仕事と子育ての両立、また、子育てにかかる重い経済負担の軽減の対策が必要であると考えますので所見を伺います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
中橋議員のご質問にお答えいたします。最初に、介護保険についてであります。ご質問の1点目の第3期介護保険計画についてでありますが、介護保険制度は平成 12 年4月の導入から2期6年が経過しようとしており、予防重視型システムへの転換、制度の持続可能性の維持などを目的とした大幅な制度改正が行われ、平成 18 年度から実施されることとなっております。町では、国及び道から示された基本的な指針に基づき、「介護保険運営等協議会」に諮問し、現在、協議をしていただいているところであります。今後、協議会の答申を頂き、来年の3月までに第3期介護保険計画を策定してまいりたいと考えております。次に、2点目の地域包括支援センターについてでありますが、事業内容は、一つに、介護予防事業及び新予防給付に関する介護予防ケアマネジメント業務。二つには、地域の高齢者の実態把握や虐待への対応などを含む総合的な相談支援業務及び権利擁護業務。三つ目に、高齢者の状態の変化に対応した長期継続的なケアマネジメントの後方支援を行う包括的・継続的ケアマネジメント支援業務などを行うこととなっております。次に体制についてでありますが、包括的支援事業を適切に実施するため、社会福祉士、仮称ではありますが主任介護支援専門員及び保健師の3職種を配置することとなっておりますが、地域における人材確保の実情や養成状況を勘案し、当分の間の経過措置として各々それに準ずる専門資格を有する者で可能となっておりますことから、本町においては、社会福祉士は、介護支援専門員で業務経験が3年以上あり、かつ、高齢者の相談業務に3年以上従事した経験を有する者。主任介護支援専門員は、リーダー研修を終了した介護支援専門員を配置することとし、保健師と併せた3名体制により、平成 18 年4月1日設置に向け事務を進めているところであります。次に、3点目の地域支援事業の利用者負担についてでありますが、現在の「介護予防・地域支え合い事業」で実施している「転倒予防教室」や「いきいきエンジョイ教室」等は、一部材料費等の実費を除き、原則無料で実施いたしており、これらの事業から地域支援事業に移行するものが多くあることが予想されますことから、現在と同様、無料で実施する方向で検討しているところであります。次に、4点目の新予防給付実施による施設等利用制限者についてでありますが、新予防給付の施行日前に要介護1で介護保険3施設に入所している方が、施行日以降、要支援1、又は要支援2となり、新予防給付の対象となった場合でも、経過措置として平成 20 年度末までの3年間は引き続き施設入所ができることとされております。次に、5点目の保険料の改定についてでありますが、地域支援事業の内容など詳細が示されていない部分もあって、サービス量などの数値が確定しておりませんが、国が示した基準をもとに試算をいたしますと、基準保険料は、概算で 3,300 円~3,400 円になるものと見込んでおります。現在の 2,950 円の保険料からいたしますと、350 円から 450 円程度の増になるものと考えております。しかしながら、国の介護報酬の改定が1月以降に予定されておりますことや、基金の取崩し額などにより、今後、変動することが考えられますので、ご理解を頂きたいと思います。次に、6点目の利用料、保険料の負担軽減についてでありますが、利用料については、現在、訪問介護利用者の軽減や社会福祉法人の減免について実施しております。来年度以降も国の基準に合わせ見直しをした中で、継続して実施してまいりたいと考えております。また、保険料については、低所得者層に配慮し、現在の5段階のうち第2段階を細分化し、収入 80万以下の方については、現第1段階の方と同じ「基準額の 0.5 倍」とするなど、国が示した基準に基づきながら6段階に移行してまいりたいと考えております。次に、7点目の認定者のアンケート調査についてでありますが、第3期介護保険計画の策定に当たり、今回の改正で、特に影響を受ける新予防給付の対象となる「要支援・要介護1」の方と、地域支援事業の対象者となる介護認定を受けていない一般高齢者の方に対し、現在のサービスの利用状況や新たな介護サービスに対する利用意向について、さらには、高齢者の生活状況や介護保険外のサービスについてなど、アンケート調査を実施いたしました。この結果を基礎資料とし、計画策定の参考としてまいりたいと考えているところであります。次に、2番目の職員定数の適正化と臨時職員の待遇改善についてであります。1点目の職員定数の適正化についてでありますが、職員の定数につきましては、条例で各部局ごとにその人数が定められており、その範囲内において、職員の配置を行っているところであります。その人員配置におきましては、総人員を必要最小限度に抑えた中で部門ごとに効率的な配置に努めており、多様化する行政需要に的確に対応すべく留意しているところであります。平成 17 年4月現在での本町における職員数は、総務省の示す第8次定員モデルにおける定員試算値を下回っていることや他の類似団体と比較いたしまして大きな乖離がないことなどからも現時点において、適正な配置であると考えております。今後におきましては、忠類村との合併に伴う行政改革の効果として、定年退職者数に対し、新規採用者数を抑制することにより順次職員数の削減を見込みながら、引き続き新町において定員管理の適正化に努めていく考えでおります。また、保育所の職員配置についてでありますが、特に、常設保育所における保育士の配置につきましては、平成 17 年度では、厚生労働省令で定められている最低基準の人数が 43 名であるのに対し、現在 52 名を配置いたしております。勤務形態が4交代制と特殊なことや延長保育、障害児の受入れなどにも取り組んでおりますことから、最低基準を上回る人員配置になっております。保育士の人員につきましては、配置人数を決定するに当たり乳幼児の数や障害児の対応などの要素が大きく影響し年度により必要保育士の数にバラツキがでることや将来的に保育所の民営化等も検討していかなければならない時期にきていることなどにより、正職員を増員することは難しい状況にあるものと思っております。ご理解いただきたいと思います。なお、保育所の管理運営に当たりましては、保育所長を中心に正職員がリーダーシップをとりつつ、臨時職員とともに児童の保育に責任を持って対応をしているところであります。また、臨時職員の待遇についてでありますが、臨時職員の待遇につきましては、任用、服務、勤務時間、賃金等に関して要綱等に定められており、要綱等の規定に沿って適切に対応しているものと思っておりますが、今後とも十分意を用いながら対応してまいりたいと考えております。次に、3点目の少子化対策についてでありますが、堀川議員のご質問にお答えいたしたとおり、少子化の進行による人口減少は、社会経済への影響が懸念されているところであります。現在のところ、少子化対策計画を策定する考えはありませんけれども、これから子どもを産み育てようとする方や子育て家庭の支援のために、新年度予算編成におきまして「子どもを安心して産み、育てられる環境の充実を図る」という方針で少子化対策に取り組んでまいりたいと考えているところであります。以上で、中橋議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 2番 中橋友子
第3期総合計画が来年の3月まで策定されるということでありますが、運営協議会にかけられて進められていると思います。この運営協議会の中では、住民の状況判断あるいは利用者、それから事業者、この3者の意向がきちっと反映されて、それらが網羅されて新計画になっていくことが望まれると思うのですが、その辺はどのように進められているでしょうか。次、2点目の包括支援センターは、町長は今新しい体制、スタッフの方も充実されてということで、社会福祉員あるいは保健師、主任専門員の3名体制で実施されるということでありました。非常に仕事の量が、今町長がお答えいただいた中を聞くだけでも大変膨大な仕事ではないかというふうに思います。また、対象となる介護認定者、これは新予防給付の事業を受けようとする人は、要支援の1とそれからこれまでの要介護度1の中の6割ないし8割が要支援2になるということで、その両方がこの新予防給付の中で新たに介護プラン、計画を立てられて、そして介護保険を利用するということになっていこうかと思います。先日、民生常任委員会の所管調査をさせていただきましたときに、その人数等について資料を頂いたのですが、包括センターで携わる地域支援事業で利用が予測される人員が 294 人、それから、新予防給付で利用が予測される人が 462 人、これを合わせますと 700 人を超える対象者があり、必要とならばそれらのプランを全部立てて事業を進めていくということになると思います。そうなってくると、ベテランの方たちが取り組まれるということでそのことは大変安心したところなのですが、仕事の量からいって果たして3人体制で大丈夫なのかという思いもいたします。その辺はいかがでしょうか。それから、同じく新予防給付でもう1点、この包括支援センターが行うと思うのですが、新たな事業は入りますね。筋肉トレーニングですとか口腔ケアだとか。そういう事業の判断、介護のみならず医学的な分野にも通ずることが多くて、それでその専門の方たちが判断されて事業を、それらを取り組んで進められるわけですが、なかなか健康状態も含めて難しいということもありまして、資料を見ますとこの事業を実施するに当たっては、歯医者さんであるとか筋肉ということになればそういう整形関係の医者であるとか、そういう人たちの意見書等を頂きながら実施していく、そういう事業に転ずるところが多いやに聞いております。そこで、幕別町ではその点ではどのように取り組まれる考えでいますでしょうか。地域支援事業につきましては、心配しておりました国の事業が公費でやっていたものが、新たに今まで老人保健事業であるとか介護予防事業であるとか在宅介護支援もそうですが、これらを全部介護保険の中に組み込んで、総事業費なんか3%と決められているというふうにも聞きましたので、そういうだんだん町としては窮屈になってくると思うのですよね。そうすると、利用者にはね返る面があるのかなというふうに思っておりましたが、これは大変人気の高い、いきいきエンジョイにしても事業でありますので、今後とも無料での実施は引き続き継続をされるということで安心したところです。それから、保険料の改定でありますが、まだ1月に正式な報酬の中身が決まっていくことや基金の運用があるということでありますので、流動的な面もあるのかなと思うのですが、3,300 円から 3,400円ということは、第2期の幕別町の介護保険料が、国の平均あるいは全体から見ると低く抑えて努力をされてきたのですよね。そのときの第2段階の厚生労働省やなんかの平均が 3,200~3,300 円と言われておりましたから、今回の第3段階でその金額に近いものに示されたのかなというふうには思うのですが、いかんせんこれは前々から言っていたように、今、年金なんかが引き下がる中での負担ということでありますので、例え 350 円から 450 円の増額であっても高齢者にとっては非常に大きな負担だということは事実であります。この辺についての配慮を1月時点での基金などの絡みも含めて、十分くみ取っていただいて反映していただきたいということであります。それと、利用料・保険料についての軽減でありますが、国の制度が新しく軽減対策をとられたことも町長が今示していただいたとおりであります。一つ私思うことは、介護保険料についてなのでありますが、9月の定例議会のときに、保険料が税の引上げによって介護保険料が引き上げられる人が生まれるのだけれども、どのぐらいの影響になるかということをお尋ねしましたところ、65 歳以上の 500 人の方で約 560 万円の影響が出るということをお答えいただきました。これは結局収入が上がらなくても税制度が変わるわけですから、介護保険料は税をもとにして決めているので、自然的に上がる、自然的というか制度替えによって引き上げられてしまうのですけれども、この 560 万円というのは、町にとっては収入が増えることになるのではないかなと思うのですよね。こういったその 560 万円の活用などが、個々の保険料などの軽減措置などに生かされるそういうことにはならないのかなというふうに思いまして、再度伺います。例えば、帯広市の、ご承知だと思うのですが、この 10 月に食事代や居住費の利用の軽減を行いましたよね。これは利用料の軽減ということになるのですけれども、総額が国の負担額の2分の1の助成ということで、対象人数も帯広ですから幕別とは違うと思いますけれども、総予算として 500 万円程度で軽減策を講じて事業が開始されています。同じ十勝圏でありますから、隣の帯広でそういう制度が実施されると、当然幕別町にも聞こえてきますので、そういった利用を求める人も出てこられると思いますので、そういうところにこういった新たに収入として、切ないことですけれども、しかし実際に入ってくるわけですから、そういう逆にその負担分はきちっとその利用の軽減などで返していくということで軽減策をとることが大事ではないかと思いますが、どうでしょうか。あと、アンケート調査のことについてはわかりました。次に、職員の適正配置と臨時職員の問題であります。ここではあえて保育所職員のことを取り上げさせていただきました。現在、54 人の中で正職員が 27 名、臨時職員が 27 名、そして代替えの先生方、この方たちももちろん臨時でありますが、そういう形の運営になっています。国の基準からいって逸脱しているというふうには思っておりません。ただ、一つの職場として見た場合に、子どもさんを預かる職場で半数の先生方が片や正職員で片や臨時職員ということについては、やはり職場の円滑化、責任の度合い、そしてもちろん賃金の格差、これは当然のことなのですが、そういう点でギスギスした面が生じていることは確かであります。午前中にもメンタルヘルスの質問ありましたけれども、そういった点でもいろんな点で職場環境としてはいい環境とは言えないというふうに思うのですね。新町の移行のこともありますし、これが忠類は忠類の保育所も保育士さんもいらっしゃると思うので、その辺がどんなふうに緩和されていくのかなというふうにも思うのですけれども、やはり一定の責任ある仕事については正職員が、そして補完的な仕事が臨時職員というのが常ではないかと思うのですね。でも、こういう配置になると現実はそうなっていない。臨時職員の人も同じように時間差勤務をこなして、そしてやっているというこれが現状なのですね。その辺も是非考えていただいて適切に対応していただきたい。それから、待遇の点については、やはり同じような仕事をしていただいて、2年前に常設保育所の一時金がなくなって、既設の方も 1.8 カ月の支給が 1.5 カ月に削減されています。それから、既設の保育所の、ここは全員臨時職員ではありますが、今月 12 月のような閉所の時期を迎えると、以前ですときちっと 12 月一杯保険などの適用もきちっと措置をしてくださって、待遇が保たれていたというのですが、2年前からそういうことも外されて、そして日割りでの支給、それが1月2月と休職で3月にまた復帰というような形で、全体の賃金に与える影響も大きくなってきているというようなことも、また負担も大きくなってきているというふうに聞いております。それらについても、正職員の方たちが賃金の引下げが行われているときですから、そういうこともあって同列に待遇が引き下がっていったのかなというふうに思うのですが、もともと条件が厳しい中で働いていらっしゃる方たちでありますから、そういう点はやはり配慮をしていただいて、なるべく改悪につながっていかないような手当を求めたいと思います。それから、少子化対策の方は、今、新年度に向けて様々な検討をされているということを午前中に伺いました。その様々な検討の中で示していただいた不妊治療であるとか妊婦検診であるとか、あるいは様々なボランティア団体に対する支援であるとか出されましたけれども、幕別町が実施されました次世代育成プランの中でのアンケート調査の中に、一番こういったことで要望の高い項目というふうになると、やはり経済的な支援ということが多かったわけです。例えば、経済負担について自由にご記入くださいという欄に、95 名の方が答えていらっしゃるのですが、そのうち一番多いのが医療費の拡大や負担を軽減してほしい。それから2番目は保育料について負担を軽減してほしい。そして先ほども出ましたが予防接種の軽減、この3点合わせますと、全体で 58 件、約6割になるのですね。こういうこともやはり考慮していただきたいと思うのです。今、幕別町が取り組んでいる子育て支援というのは、どちらかというと育児支援、これも非常に大事なことでありまして、拡充を求められているのですが、育児支援と併せまして、通告にも出しましたけれども、経済的な支援、これも両方きちっと制度としてかみ合って生きた力になっていくのではないかというふうに思うのですね。本当にそういう点では、負担がいろんな点で増えてきている現状がありますので、そういうことも是非新年度予算の中では検討していただきたい。このように思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
いっぱいありますので忘れないように上から順番にいきたいと思いますけども。まず、介護保険の関係でありますけれども、包括支援センター、3人体制でいいのかというご質問がありました。これは先ほどいろいろな名前を言いまして、資格を持っている人と言いましたけど、結果的には保健師が対応をするということで、保健師の中で、保健師の資格を持っている者だとか、いわゆるほかの資格を持っている者。これだけではなかなか対応できないので、そのほかの保健師あるいは事務担当、最終的には3人プラス3人で、6名ぐらいで対応していかなければ追いつかないのではないかというふうに思いますし、さらに、ご質問ありましたように、専門的な分野が求められる、知識が求められるということになると、医師ですかあるいは専門の方を委託なり何なりというようなことで対応していかないと対応できない部分も出てくるのかと。これらは当面スタートした中で、あるいはその後に向けてこれから対応していきたいというふうに思っております。それから、保険計画でありますけども、これも3者の意向が反映されるようにということなのですけども、今の運営委員会の中では大体そういった方、いわゆる専門的な方、利用される方あるいは施設の方、大体委員になっていただいて、それぞれ意見を頂く中で協議が進められているものというふうに思っております。もちろん直接の利用者という人はなかなか難しい部分もあるのでしょうけども、介護に携わっている方たちも現実に委員の中に入っていただいて意見を頂いているというような状況でありますので、十分それらも反映できるように進めていきたいというふうに思います。それから、地域支援については無料で何とか継続をしていきたいというふうに思っております。それから、保険料の改定でありますけども、これも 2,950 円というのは比較的今まで管内的には低かったわけであります。これも基金を崩すことによって 1,000 万円で 50 円ぐらいの減額になるというようなこともあって、それらを含めながら1月に国の基準が出てから再度検討したいということであります。ただ、新聞報道を見ますと、うちが 300 円から 400 円ですけども、帯広市なんかではもっと高くて4,200 円とか、音更では 3,600 円ぐらいになるのでないかというようなことですから、そこそこかなというふうには思っているのですけれども。これは安い方に超したことはないのは、それは当然だと思いますけども、いろんな中でさらに検討をしてまいりたいというふうに思っております。それから、税の関係、減税の関係がなくなって負担が増えてくるから、560 万円が増えるのだろうと。その分が減免にまわせないかということですけども、あれは国と都道府県、市町村、そして両者で負担割が決まっていますから、利用者の負担が増えれば国なりほかの方が下がってくるということで、国からの負担金が減ってくるだけで、町が特別その分が浮いてくるというような形にはならないのだろうというふうに思っています。うちは4分の1でしたか、負担は。そういった中ですから、必ずしもその 560 万円増えた分がうちの余剰になるかということではないというふうに思っております。それから、帯広市の例も出ておりましたけれども、これも先ほど言いましたように、増えたからその分を軽減にまわしたということではないのだろうというふうに思っております。次の職員の配置でありますけれども、保育所の保育士、今、正職より臨時が多いというような状態にあって、これは本来でないと言われればその通りなのだと思いますけれども、ただ、先ほども申し上げましたように、少子化の中で、なぜそれでは保育士の数が減らないのか。確かに障害児保育だとか、最近は未満児の保育が多く求められてきていると。当然のことながら3歳に一人先生がついたり、30 人で一人先生がつくのとはえらい違うわけでありますから、その年によって保育士の配置も変わってくるわけでありますし、もう一つは、これから 19 年のさかえ保育所の新設、新しい保育所での開設、子育て支援センター、一時保育なども含めた中で、これからの職員配置も考えていかなければならないわけでありますので、何とか臨時の保育士の力も借りながら、18 年度は対応していければなというふうに思っておりますし、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、民間の委託あるいは指定管理者制度の導入、あるいは愛育園の今後の在り方、いろんなことがあってこれから保育所の保育士の配置ということも考えていかなければならない、検討していかなければならないときがあるのだろうと思いますので、確かに臨職が多いということは本来ではないというご指摘はありますけれども、何とかそういった方向でさらに住民の皆さんに迷惑をかけない中で進めていければというふうに思っているところであります。現状うまくいっていないというご指摘がありましたけども、これらについてはまた担当を通じながら正職の保育士にも十分意向を伝えていきたいというふうに思っております。それから、賃金なんかの減額は、これは中橋議員も言われたとおり、要綱の中で、国が出される人事院勧告を受けて、町職員が減額になっていく。それに併せて臨時職員も当然減額になっていく。それから、一時金についても、前は1年間で 150 日以上の勤務された方に一律 12 月に 10%のいわばボーナス的なものを出していたのですけども、そういうのは本来ではないだろうということで、当然別に保育所、へき地の保育士さんだけを対象にしたということではなくて、すべての臨時職員、管理人からはじまって嘱託職員から常雇職員まですべてがそうした賃金改定によって、それなりの改正をさせていただいたということでありますので、これはご理解を頂きたいというふうに思っております。それから、少子化につきましては、お話のとおりアンケート結果なんかではやっぱり経済支援が求められるのが非常に多いのだと思いますけども、ただ、これは経済支援、特に乳幼児医療の枠の拡大だとかということになってきますと、これはなかなか、私は町村独自で広げていくことだけでは進まないのでないかと。私はそれよりもやはり子育て支援というのは、さっきも言いましたように、国なり地方自治体なり、そして事業所なりあるいは地域なり、そういった中で子育て支援なり少子化対策を講じていくことが私は大切だろうというふうに思っておりまして、先ほども申し上げましたように、新たな子育て支援対策、少子化対策の中で、経済支援はもちろん必要なことかもしれませんけれども、ただ、そういった医療費の対象の拡大をするとか減免するとかといったことだけではなく、もっといろんな面で実際に知恵を絞る中での対策がないかというようなことを私も申し上げているところであります。ただ、保育料の減免ということもちょっとあるのですけども、今、三位一体の改革で保育料、恐らく措置費というのはなくなってくるのだろうと思います。そうなると保育料、今までは国の基準の1年遅れだか2年遅れを使うとかというようなことできていたのですけども、今度は、それはどういうふうになるのか、今の段階ではわかりませんけども、今度は全部それらも町村に保育料が委ねられるようなことになってくるのかどうか。そういったことも含めながら、保育料の対応などはこれからしていきたいというふうに思っております。
質問 2番 中橋友子
介護保険の全体の概要についてはおおよそのところで理解をいたしました。それで、ただ1点だけ、先ほどの税の改正に伴う新たな高齢者の負担分、560 万円が全く町に残らないのでしょうか。税制度で配分の比率があると思うのですよね。そういう観点からいったら、大きな金額ではないと思うのですけれども、ちょっと私町長の見解と違うのですが、再度お尋ねしたいと思います。それと、臨職の問題についても、臨職だけを取り上げて改善というのは、これはなかなかやっぱり難しいと思うのです。先ほども言いましたけれども、国全体が定数と賃金の面で削減計画がきていますから。ですけれども、やはり私は全体の職場の責任を持つ、あるいは人間関係も含めてきちっと責任を持つ業務執行のためには、きちっとそういう問題意識をもって改善に向けての努力はやっぱり必要なのだと思うのですよね。正職員がそうだから仕方がないということではなしに、是非対策を講じていただきたいと思います。もう一つ、保育の問題で、私、民営化のことはお尋ねしなかったのですが、町長の方で民営化ということで検討されているやにお答えがありましたので、私はいろんな分野で今指定管理者制度やアウトソーシングというのですか、いろんな点で公共の仕事の在り方が見直されてきていますよね。これも根っこはやはり人員削減や賃金削減と同じで、行政の効率化、三位一体が絡んでくるのでしょうか。行財政の縮小ということも含めて計画がどんどん出てきているのだと思うのですよね。その点ではやはり公の機関としてきちっとやっていかなければならない分野というのがあると思うのですが、特にこういう人を、保育だとか教育だとか、そういった幼保一貫の問題もありますが、そういう点では私は公だからこそいろんな所得の人でもきちっと迎え入れることができるし、公だからこそやっていける面というのが非常に大きいのだと思うのです。そういう考え方も私は必要だと思いまして、その点で一つ伺います。最後に、少子化のことですが、経済支援については国や道の全体での支援というのが一番だと思います。町は町としてできることということになると思うのですが、やはり全体にかかわる保育料、それから先ほど言いました医療費、これは要望が高いということは事実であります。もう一つ、本当に子育てや不妊治療などに本当にお金がかかるのだなということも、私は今回自分で調査してみて初めて認識したところなのですが、不妊治療などについても経済支援ですので申し上げておきますが、実施についての検討もされているということなのですけれども、幕別でもこの不妊の治療を受けいらっしゃる町民の方にお尋ねしたのですが、大体1回の治療費が 20 万円から 30 万円かかっているという、こういう実態がありました。これも東京などから比べたら安いのだそうです。それでも、体外受精なのですけれども、体外受精で 20 万円から 25 万円、その方は実際に9回の実施で相当な金額を費やしているのですよね。それだけではなくて、人工授精なども2万円から3万円ですとか、あるいは受精卵凍結するのに5万円だとか、そういうのを皆さんクリアして、何とか子どもをもうけたいというような努力もされておりまして、総額にすると莫大な金額になっていくのですよね。こういうふうになってくると、やはりこの経済的負担ができる人しか治療ができないということになっていきますので、あるいは子育て支援の中では、少子化支援の中ではこの経済問題というのも脇には絶対置いていただきたくないというふうに思いますがどうですか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
最初に、先ほど私の答弁が違っていたかもしれませんけど、560 万円、老年者控除だとかいろんな控除がなくなって、高齢者の方からその分の税金が増えてくると。その分は確かに町に入ってくるということになるのでしょう。ただ、もっとシビアに言えば、560 万円が入ってくれば交付税に 25%は引かれることになるのでしょうけど。そういうことで、先ほどの私の言ったのとはちょっと解釈が違いました。それと、定数ですけれども、これは今どこの町村も定数を増やしていこうなんていう考えは、私はないのだろうと。できる限り減らせるものは減らしていこうと。何とか住民サービスを低下させない中で減らせるものは減らしていこうと。その一つに、民間活力を導入するということも当然考えていかなければならないのだろうというふうに思っています。したがいまして、保育所は民間では駄目だということには私は当然ならないのだろうというふうに思いますし、そんなことを言ったら、幼稚園だって公立と民間があったって、どっちかといったら皆さん民間に行く方が多いぐらいのところもあるわけですから。私は要するに保育所が民間であろうとやはり公設であろうと、住民の皆さん、お母さん方が理解していただける、喜んでいただける保育所の運営ができれば、私は民営であってもおかしくはないのだろうというふうに思っております。そういった意味では、必ずしも公立でずっと一人の保育士さんがいなければ、ずっとはじめから終わりまで、いわゆる 20 歳かそこそこで入って 60 歳までずっといなければならないというようなことが、本当の保育所としての活動の中で十分なのかどうかということも、ある意味では指摘されるのであろうというふうに思っています。悪いという意味ではありませんよ。悪いという意味ではありませんけれども、現実的には当然のことながら効率的な財政を運用していく中では民間委託ということも考えていく必要があるのだろうというふうに思っております。少子化の不妊治療、これも端的に言えばやっぱり経済支援ということにはなるのだろうというふうに思いますけども、ほかの町村なんかを見ますと、30 万円かかると、道が今補助制度を持っていますので、これが 10 万円ですから、あと、町が5万なりを助成することによって半額ぐらいで不妊治療が受けられるというようなことであります。ただ、少子化対策、いろんなことがあります。子育て支援もいろんなことがありますけれども、先ほど言いましたように、ただ一律にお金で決着をつけてしまうといいますか、お金で済ませてしまうということよりは、もっといろんなことで自らも協力しなければならない、地域も協力しなければならない、そういうことが私は大事でなかろうかというふうに思います。アンケート、資料をもらったのですけども、少子化対策は誰が主体的に考えるべきかと。一番はやっぱり自分のことは自分だと。個人で考えるべきだというのが 70%で、国が考えるべきが 68.4%、地方公共団体は大きく落ちて 35.6%という。やはりそれぞれが一緒になって考えてよりよい社会を、少子化対策をということになっていくのだろうというふうに思います。