幕別町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月16日
じめに、入札について
2005年6月16日、幕別町議会の一般質問で、前川雅志議員が「じめに、入札について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 前川雅志 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 前川雅志
通告に従い、2点についてお伺いいたします。はじめに、入札についてお伺いいたします。入札に参加する事業者は適正な評価のもと選定されなくてはならない。また入札は、公正なものでなくてはならない。という大前提のもと、幕別町発注の事業は、一般競争入札、指名競争入札により、これまで適正に業務を遂行されてきたことと思いますが、改めて以下についてお伺いをしたいと思います。①指名選考は誰がどのように行っているのか。②最低制限価格設定があるものがありますが、なぜでしょうか。③特に設備等に不具合が生じた場合、事業者・メーカーに責任を持たせているのか。④価格競争ではなく、提案により選考する入札方式として行われているプロポーザルについてお伺いしますが、これまでにもポロポーザルによる選考があったと思いますが、どのような物件があったのでしょうか。一般競争入札とどのように区別しているのか。ということと併せて、提案の評価は十分な知識と見識をもった方々が行われていると思いますが、どのような方が選考を行っているのか、お伺いしたいと思います。また、単純な価格競争より、主観が入る部分が多く不明瞭ではないかと思いますが、いかがでしょうか。次に、アダプトプログラムの取組みについてお伺いいたします。協働のまちづくりの形として、アダプトプログラムによる取組みをしている市町村があります。帯広市は平成13年より、新しいまち美化事業として 、エコフレンズとクリーンキャンバス21を初めました。この事業は、地域の方々が自分の住んでいるエリアの里親となり、環境美化活動をボランティアで行っているものであります。その後、上士幌町なども同じような内容のアダプトプログラムによる事業を開始しました。また、札幌土木現業所では平成15年より、清掃美化中心だった活動から、新たに道路・河川などの植樹や維持管理を含めた取組みが始まりました。本町においても協働のまちづくり支援事業を開始し、それぞれの公区において積極的に取組みが始まっています。公区の皆様のご尽力に心から敬意を表するところであります。この協働のまちづくり支援事業をより充実させるために、併せて個人・企業・団体が気軽に参加できる仕組みとしてアダプトプログラムを導入し、国も道も含めた官民一体の取組みを行ってはいかがと思いますが、ご見解をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
前川雅志議員のご質問にお答えいたします。初めに、「入札について」のご質問でありますが、公共調達、すなわち町の発注行為についてはより安くより良い調達が行われることを基本に、その執行の手法の一つに入札制度があるわけであります。入札の執行にあたっては、これまでも公正性・透明性を基本に行ってきたところであります。ご質問の1点目の「指名選考は、だれがどのようにするのか」とのことでありますが、庁舎内に助役を委員長に、総務部長、経済部長、水道部長を兼ねる建設部長、さらに総務課長、そして発注工事関係の部長、課長を委員とする指名競争入札参加者指名選考委員会が設置されております。この委員会において、入札に付そうとする予定価格に応じ、工種、設計金額、内容等を照らし合わせ、当該工事並びに業務の施工、履行にふさわしい業者の指名選考を行っております。次に、ご質問の2点目「最低制限価格設定があるものがあるがなぜか」とのご質問であります。地方自治法施行令第167条の10において、「一般競争入札において最低価格の入札者以外の者を落札者とすることができる場合」が定められております。これに基づき、幕別町財務規則第84条に「最低制限価格の設定」を定め、実施いたしているところであります。これまでに最低制限価格を付して入札を実施したものといたしましては、平成14年12月に資源収集委託業務を、平成15年2月には公共施設清掃管理業務、公園管理業務、スクールバス業務、平成15年12月には幕別北コミセン清掃管理業務など合計59の業務があります。これは、人件費が大半を占める労働集約的な業務で債務負担行為を要し、契約が複数年にまたがるものであり、落札状況によって契約の内容に適合した履行がなされないおそれがある場合に、最低制限価格を付して入札を実施いたしております。次に、ご質問の3点目「特に設備等に不具合が生じた場合、事業者・メーカーに責任を持たせているか」とのことでありますが、契約を交わす際に契約書に「かし担保」を定めており、「工事目的物にかしがある場合、引渡しを受けた日から2年以内」また、「そのかしが故意または重大な過失による場合は10年問」と定めて、かし担保責任を負わせております。次に、ご質問の4点目「プロポーザルについて」でありますが、過去には、札内スポーツセンター設計業務、百年記念ホール、あるいは保健福祉センターの設計業務、最近では、電算基幹システム導入に関してプロポーザル方式を取り入れております。これは、単に価格面だけで決められないもの、すなわち、建築物のようにデザイン性や機能性といった点、また、電算基幹システムの場合では、求めている機能が十分対応できるか、導入時の総経費面と導入後の維持管理経費面での比較、さらには導入後のサポート体制面など、多方面からの比較検討が必要とするものに取り入れております。提案の評価につきましては、庁舎内に評価委員会を設置し検討を重ね決定を行うようにいたしております。中には、大学教授などの専門家を委員長にお願いして選考した経緯もあります。「価格競争より不明瞭ではないか」とのご質問でありますけども、提案事項の中には当然「総事業費」も含まれており、総合的な観点からの評価が行われますので、決定にあたりましての透明性は確保されているものと考えております。次に、アダプトプログラムについてでありますが、本制度につきましては、ご質問の要旨にもありましたように、住民や企業、団体が道路や公園、河川などの公共施設を管理する、いわゆる里親となり、これらの清掃や植栽などの美化運動を担っていただき、管理者である行政は、個人・団体名を記した表示板を設置するものでありまして、1985年にアメリカで始まり、近年、我が国でも導入されているものであります。具体例、先ほどもお話がありましたけれども、北海道開発局においては、住民団体などによります国道の美化のボランティア活動を支援する「ボランティア・サポート・プログラム」が、また北海道では、一部の土木現業所で、「アダプトプログラム」と称し、事業が実施されているところであります。本町におきましても、本年度から「協働のまちづくり支援事業」の1メニューといたしまして、道路や公園への花の植栽などの環境美化活動に取り組んでいただいており、これまで15件の申請があったところであります。今の事業は、公区を中心にした取組みにおいて支援対象としているところでありますが、お話にありましたように、事業所や各種固体、さらには各個人が気軽に参加できるようにすること、これらは大切なことであろうと考えております。また、このようなことから、今後、開発局や土木現業所とも連携をしながら、多くの方々が気軽に参加できる仕組みづくりの検討をいたしてまいりたいと考えております。以上で、前川雅志議員のご質問に対する答弁とさせていただきます
質問 10番 前川雅志
数点について、再度ご質問をさせていただきたいと思います。選考についてでありますが、ある事業者から安いからだめだと言われたという事業者のお話を聞いたことがございまして、町の方からそれ以上の説明がなかったとその方はおっしゃっておられました。ただいま、町長の方からご説明がありましたように、そういった決まりがわからないというものを指名入札に入れているということもいかがなものでしょうかということもあるのですが、そういった事業者に対する町からの説明というものは、事前に行われていなかったのかということを1点ご質問させていただきたいと思います。また、3番の設備について質問させていただきますが、近年、特に堆肥処理施設とか尿処理施設などの新しいシステムにおいて、新しくパイロット事業として取り入れたはいいが、すぐに動かなくなって、今使えない状況になっているというものが非常に道内で多くみられているようであります。先ほど、かし担保が2年あるというお話でありましたが、これから幕別町として考えられます電算システムをはじめとしたイントラネット事業等新しい事業にも予想されるというか、万が一のことが心配されますので、また、そういったところも改めて考えていただきたいなというふうに思います。それと、4番のプロポーザルについてなのですが、これからどのような物件がこのプロポーザルにおいて入札として出てくる予定になっているかということをお聞かせいただきたいと思います。アダプトプログラムについてなのでありますが、道と国と連携をとって考えていきたいということでありますので、1点だけそういった意味で再度お聞かせしたいと思うのは、このたび、協働のまちづくり支援事業におきまして、道道の整備を数カ所やられたと思うのですが、従来、道道の整備には土木現業所が予算をもって年数回整備を行っていたものだと思います。そういったところに、協働の支援事業の中で、町単費の事業費を入れて整備をこのたびされたと思います。そういったところに、道の支援等をいただけなかったのかというところをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
指名選考にかかって、最低価格のことでありますけれども、実は最低価格を設けるという地方自治法施行令は、製造と請負の物件に限っていたのですけど、何年か前からいわゆる施行令が改正になりました。いわゆる物品なんか、あるいは清掃業務等を請け負うときに、よく言葉で言われる1円入札とかということで、全国的にいろいろ話題になった経緯があります。そうすると、1円で入札する。それでペイするわけではないのですけども、その後ずっと5年、10年と続いて、随意契約で受けていくというようなことがこの根っこにあって、1円契約というようなことがあって、それでは本来の目的でないのではないかということから、この最低制限価格が、いわゆる委託業務にまで広がってきたというような経緯があります。そういったことで、当然、最低制限価格を設けて今回は入札をやりますよというのは、案内の中にもしている、相手には当然通じているわけでありますから、そういったことも含めながら、この制度の趣旨というものは、機会があれば、また説明をさせていただきたいというふうに思います。それから、保証については、先ほども申し上げましたように、それぞれのかし責任はついているわけであります。ただ、難しいのは、いわゆる過失があったのか、故意によっての損害なのか。この辺の判断が非常に難しいものがあります。ちょっとお話がありましたのは、昨年、くりりんセンターなんかでの機械の故障があったのですけども、これは最終的にもなかなか原因がどうだということがわからない。当然、故意あるいは過失によって責任がある場合は、10年の間はそれぞれのメーカーなり事業者が負担するというふうになっているわけですから、それらは法的に何ら問題ないのですけども、それを立証することがなかなか難しいというのが現実対応だったというふうに聞いております。そういった意味でも私たちもこれからもそういったことがもちろんないに超したことはないわけですけれども、今、お話にありましたようなことも、十分踏まえながら対応してまいりたいというふうに思います。それからプロポーザルにつきましては、今のところ、今後の物件ですけども、これといったものはちょっとないのでなかろうかというふうに思っております。先ほど申し上げましたように、建物の上物を建てるときに、百年ホールですとか、福祉センターとか、非常に大きい建物を建てる、大きな事業費のものについて、ポロポーザルをやったという経緯がありますけれども、今後、そうした建築物の計画も今のところありませんから、何が出るかわかりませんけども、今の段階では思いつくものはないというふうに思っております。それから「アダプト」で道道整備の話ですが、これは道道ですから町がお金を出して整備するということはもちろんならないわけですけども、今回の道道整備というのは、道道にあります花壇の一部に公区の方々が花植えをされたと。その花の苗の代金を協働のまちづくり事業の中で対象にしたということだというふうに伺っております。これは本当に厳しい財政状況の中から、言われれば、何で道道の花壇に町がお金を出してということにもなるのでしょうけども、一面では地域の方々がその近くを通っている道道の、いつも自分たちが身近な生活範囲の中にある花壇を、町の施設あるいは町道と一緒になって実施をしたという中で、そういうことが行われたのだろうというふうに思っておりまして、私どもも、今後十分注意をしていきますけれども、そういうような経緯があったということで、ひとつお許しをいただければというふうに思います。