幕別町議会 平成16年第2回定例会 2004年6月17日
環境の整備について
2004年6月17日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「環境の整備について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 野原惠子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 野原恵子
通告に従いまして、次の質問を行います。保育サービスの充実、環境の整備について。幕別町第4期総合計画の児童福祉施策では、保育サービスの充実、環境整備の充実、その実施を謳っています。女性の社会進出や各家族化などが進む中、安心して子供を育てるための環境の充実が求められています。激しさの増す経済状況の中で、再就職の希望や体調を崩し、通院したくても、元気な子供を病院に連れて行く不安、家族の介護などで保育ができないとき、一時保育をしてほしいという要望が、お母さんたちから多く出されています。エンゼルプランのアンケートでも、一番の要望は一時保育となっており、早期の実施が望まれています。少子化が進む中で、社会全体で子育て支援を進めていくためにも、現状の中で可能なところから実施する対策を講ずるべきと考えます。また、子供は十分に体を動かし、遊ぶことで知恵も体力もつきます。テレビやゲームの普及などで、幼児期から室内で遊ぶことが多くなり、屋外で遊ぶ働きかけをすることで、室内とは違う楽しさを体験することができます。市街地では空き地もなく、主に街区公園で遊んでいますが、整備不十分な公園もあります。遊具についても子供の発達段階に応じた設置の要望も出されております。従いまして、次の2点について伺います。一つ、一時保育の実施について。一つ、街区公園の整備、遊具の保守・整備について。次に、交通安全指導員の今後について伺います。交通手段として自動車を利用する社会となった現在、幕別でも車の交通量が多くなり、交通事故が増えています。就学児童の交通安全を守る指導員は、交通安全の啓発・指導のみでなく、学校の登下校の一声や児童の学校や家庭での悩みごとを聞いたり、日常会話で児童を支えています。また、子供にかかわる犯罪の抑止でも大切な役割を担っています。帯広市では、来年度から指導員を廃止すると聞いています。幕別でも同様に廃止されると、通学時の安全確保が心配と、保護者や教育関係者、地域から不安の声が挙がっています。交通安全はもちろんですが、犯罪の抑止や不安を抱える子供たちの心のよりどころとしても、指導員の必要性から現状維持すべきと考え、今後の方向性について伺います。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
野原議員のご質問にお答えいたします。保育サービスの充実についてであります。最初に、一時保育の実施についてありますが、本町の児童福祉政策につきましては、安心して子どもを生み育てることができるよう保育事業や保育サービスの充実、子育て支援センターの設置など子育て環境の充実を図ってきたところであります。また、第4期幕別町総合計画や国・道との整合性を図り、行政、家庭、地域など社会全体で協力しながら保育対策事業などの子育て支援に関する各種政策の実現に向けて、平成 14 年 12 月に「幕別町エンゼルプラン」を策定したところであります。この幕別町エンゼルプランでは、「特別保育事業の充実」として、一時保育、延長保育、乳児保育、障害児保育、休日保育等を推進するとしたところであります。野原議員ご質問の一時保育の実施については、私もお母さんたちから直接お話しを伺っておりますし、この一時保育についての必要性については十分認識いたしているところであります。ただ、現在開設いたしております子育て支援センター「あおば」は札内青葉保育所に併設する形で運営しているところであり、同センターはご承知のとおり一事保育を実施するスペースの確保が困難な状況にあります。利用を希望される方には大変ご不便をおかけしておりますけれども、今、札内共栄町にあります「さかえ保育所」の移転改築時に合わせて子育て支援センターも移設し、一時保育等も実施すべく計画をしているところであります。なお、この移転改築事業につきましては、早急に十勝支庁とも協議を進めてまいりますので、もうしばらく、お時間をいただきたいというふうに思っております。次に、街区公園の整備、遊具の保守と整備についてでありますが、現在町内には 58 カ所の街区公園があり、公園内の草刈、清掃等については公区にお願いし、良好な管理がなされているところであります。公園内にある遊具につきましては、年に一度、春に業者によります一斉点検を実施するとともに、職員によるパトロールを随時行う中で安全確保に努めているところであります。さらに砂場のある公園では、清掃やネコ等を寄せ付けないため薬剤散布を月1回実施するほか、砂の汚染検査等も実施いたしているところであります。遊具の充実につきましては老朽化や利用状況等を確認し、必要に応じ毎年1カ所あるいは2カ所程度の公園に遊具を設置させていただいているところであります。なお、今後におきましても、地域の皆様の身近な公園として楽しく安全に利用していただけるよう維持管理に努めてまいりたいと思っております。次に交通安全指導員の今後についてでありますが、この制度は道路交通の安全を保持することを目的に、昭和 44 年「幕別町交通安全指導員設置条例」が制定され、町としての体制がつくられたところであります。本条例制定以前においては、子供たちを交通事故から守ろうと町民の方々が自主的な活動、いわゆるボランティアの位置付けの中で、特に小学校低学年の学童に登下校時における安全指導を目的に行われておりました。当時の本町における道路事情につきましては、交通信号機設置状況をみても、幕別地区に1カ所、札内地区に1カ所というような状況でありまして、歩道の整備も非常に悪い状況にあり、その後、車社会が進展し、車が多く往来する時代になった時期でありまして、本町においても、先ほど申し上げましたように、条例による指導員の設置が明文化され、学童の登下校時の交通安全対策を図りながら今日にいたっているところであります。ご質問にあります交通安全指導員の制度を継続すべきとのことでありますが、前段、お話しさせていただきましたように、本町における道路交通安全対策に関しましては、当時と比べ対策も充実され、特に学童の通学路も安全性を最大限配慮し、かつ整備もされてきているところであります。これからの交通安全対策としましては、現行の指導員による登下校だけの交通安全対策ではなく、日常において児童が交通安全に対する理解を高める必要もありますことから、学校、家庭、行政が一体となって今までの教育と新たな視点から見た交通安全教育の必要性を痛感いたしているところであります。最近の新聞、今、お話もありましたように、帯広市が指導員制度のあり方について見直しをするという報道がありましたが、本町においても昭和 40 年代の道路事情と比べても非常に整備が進み、安全に配慮された状況は隔世の感があります。こうした状況を踏まえ、また、管内市町村の動向なども参考としながら、学校など関係団体の皆さんのご意見を聞かせていただき、今後の幕別町の交通指導員のあり方について検討を進めてまいりたいというふうに考えるところであります。以上で、野原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 3番 野原恵子
一時保育のことなのですが、前回、12月でしたか、そのときにもさかえ保育所が新規に建設されてから実施したいという答弁いただいています。その後も、お母さんたちから非常にこの要望が強いのですよね。それで、このエンゼルプランのアンケートを見ましても、その一時預かりのアンケート、要望が一番強くなっています。そこでは、前段、お話しましたように、病気ですとか介護ですとか、そういう要望もあります。そして、職を探したいとか。そのほかにもやはり今のお母さんたち、第一子が若いお母さんから30代から、世代層もいっぱいあるのですけれども、そういう中で要望も多様になりまして、育児の疲れからリフレッシュをする、そういう時間もほしいという要望も、このエンゼルプランから見ますと約40%以上のお母さんたちから、そういう要望が出されております。今のこの子供を取り巻く環境から見ましても、お母さんと子供との関係が本当に良好になっていく中で初めて良い子育てもできるという、そういう社会の状況もあると思います。そういう中での一時保育の要望というのは非常に強いというのがまず1点と、それからさかえ保育所が新しくならなくても、この子育て支援センターの「あおば」なのですが、この日程表を見ましても、子供の年齢に合わせて、時間を決めて子育て支援センターを開設しているのですね。ここのところを工夫して、毎日ではなくても、週1回ですとか週2回ですとか、1日3時間とか4時間とか、そういう形でできるところから、一時保育をしていく。そういう対策も必要ではないかというふうに思います。これは、もちろん母親の要望だけではできませんから、保育士さんとの検討というか、話し合いも十分進めていかなければならないと思いますが、やはり行政の方でやっていくという姿勢があれば、それに現場の保育士さんたちも応えてくれるのではないかと思いますので、その点、一つお聞きしたいということと、それから、公園の整備なのですが、年に1回一斉パトロールをしているということと、それから公区にその公園の整備、草刈りですとかトイレ掃除とか、委託というかお願いをしているということなのですが、その年1回のパトロールでは、遊具の壊れているところですとか、それからトイレの清掃ですとか草刈りだとか十分ではないと思います。それで、この間、婦人の人たちが公園ウォッチングということで、ずっと幕別の公園見ました。そういう中では、草が30センチ、40センチ伸びていて、子供の背丈からすれば、腰ぐらい草が伸びているけどそのままという公園と、きれいに刈ってあって走り回れる公園、その差が随分とあります。それから、トイレの清掃もきれいにしているところと、紙が詰まっていて使えないような状況。その違いがあまりにもあるので、公区に委託というかお願いしているからそのままでいいというふうにはならないと思うのです。そういうところをしっかりと町の方からも指導していくということが必要ではないかというふうには、ひとつ思います。それともう一つ、遊具は年1回ぐらい買い換えているというお答えだったのですけれども、子供の年齢に合わせまして、やはり遊具も違ってくると思うのですが、街区公園は意外と古い公園もあるのですが、そこはブランコですとかシーソーですとか、同じような遊具しかなくて、子供の年齢に合わせて違う遊具を街区公園に買い換えのときに設置してもらえれば、子供たちが移動して楽しめることもできるので、そういう買い換えのときに、違う遊具も買い換えていただけないだろうかという要望が出ております。その点、ひとつお聞きしたいと思います。それから、交通指導員ですが、いろいろなところと相談もしながら検討していきたいというお答えだったのですけれども、これはこのまま続けていくというふうに受け取ってもいいのか。それともこの制度そのものをこれからどういうふうにしていくか考えていきたいということなのか。その点、もう一度お聞きしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
1点目の一時保育のことでありますけども、先ほどもお話しましたように、お母さん方からも強い要望があることは私も十分承知をしております。ただ、さかえ保育所の建て替えというようなことも、実はできる限り早い機会に実施したい。ご承知のとおり北栄町の区画整理事業が始まっておりますので、これらと併せる中で何とか整備をしていきたいということで、それが一番いいのだろうというふうには実は思っているのですけども、その前段で、今、お話ありましたように、あおば保育所の利用、あるいは一時どこかの近隣センターを活用することで一時保育もできないかというようなことも、内部での検討もしたのですけども、これはこれでまた近隣センターの担う役割、地域の皆さんが利用されるというようなこともあって、なかなかそれも難しいな。あるいは、札内南保育所の一部を増築してというようなことも考えたのですけども、やがて保育所ができて、支援センターが移り、一時保育をやれば、今、増築してもそれも無駄になってしまうのではないか。いろんなことを内部でも検討しながら、最終的にはもうしばらく我慢していただいて、さかえ保育所の建て替えのときに一気に整備していくことがどうかというようなことで、今日を迎えているというようなことで、これは何とかご理解をいただきたい。もちろん、今、ご提言ありましたあおば保育所の利用についても、あるいは内部担当の方でも協議をさせていただきますけれども、今の考えとしては、もう少し時間をいただければというふうに思っているのが実情でありまして、決して必要性云々はないというようなことでは思っておりませんので、ご理解をいただきたい。それともう一つは、昔のことを言うと笑われるのでしょうけども、やっぱりお母さんがどこかちょっと出かけるときには、子供をおじいちゃん、おばあちゃんに預かっているのだとか、隣の方にちょっと預けって行ってくるというような、いわゆる家族、大家族、あるいはコミュニティ、町内会というのがあるのですけども、今はもうそういう意識がないものだから、自分がどこか行くときは、もう町に預けていかなければなかなかどこも活動ができないという、その辺の何て言いますか、できれば家族の絆と言いますか、地域のつながりというものを大事にしていただくことも必要でなかろうかなというふうにも思っていますけども。これはちょっと答弁にならないかもしれませんけれども。それと、公園の整備ですけれども、これは今言いましたように、公区に一定の整備の、委託金とはいいませんけども、管理交付金というような形でお金を出して地域にお願いしているわけで、確かにそれは公区ですから、伸びているところときれいにしているところの差はあるし、トイレの掃除もどういう当番制でどういうふうにやっているのかはわかりませんけども、町としましては、どこまで指導といいますか、お願いするとしても、絶えず目を配ってまわって、そこをもっとやれとか、早く草刈れというようなことまでは、これはなかなかできないのが実情であります。ただ、先ほど言いましたように、遊具の点検というのは、春先に1回やるのは、これは業者に委託して、危険でないかどうかを全部点検してもらうということで、それ以外に町の担当は、その都度随時、公園の整備管理についての巡回をしておりますから、その中で危険箇所等があれば、当然、注意しながら整備をしていく。それと、もう一つ、その遊具を子供の成長に合わせて整備していくというのは、これは公園は不特定多数の方々が使われる。小さい子供も、あるいは小学生も使うかもしれないのに、そのたびに遊具をそれに合わせたものに整備していくというのは、なかなか難しいのでないかなというふうにも思うのですけれども。逆に子供に合わせて小学生用を基準につくれば、今度はそれでは下の子はどうなるのだということにもなるのだろうと思いますので、これは更新するときに、地域の意見を聞くというようなことは必要なのかもしれませんけれども、なかなか子供の成長に合わせて、公園の遊具を揃えていくということは、ちょっと難しいことなのかなというふうにも思っております。それから、2番目の交通指導員の設置。これは私は決して見直しをする。やめるとか、来年すぐ人を減らすとか、そういうつもりで言っているわけでなくて、先ほど来申し上げましたように、昭和44年にできて以来、ずっと同じような方向できている。先ほど言いましたように、信号機も増えた、歩道も整備されてきた。そういった中で、今までのままでいいのかどうかというようなことを、関係機関の皆さん、いろんな方のご意見をいただく中で、検討をしていきたいということで、すぐやめるとかという考えは持っておりません。ただ、今後のことについては、今言ったいろいろなご意見をいただく中でどうなっていくかということは、また、別の話でありますけども、今の段階ですぐ来年やめるとかそういう考えは持っておりません。
質問 3番 野原恵子
一時保育の件なのですが、今、町長お答えしたこともわかります。けれども、やはりお母さんたちの要望が強いということと、それからちょっと自分がリフレッシュするのに、親族に預けてという時代も、私たちの時代はそうだったのです。ですけど、今、核家族っていいまして、預けるところがないという、そういうお母さんたちも多いというのも事実なのです。ですから、行政で子育て支援というのをやっているのはそこだと思うのですよね。ですから、そういうお母さんたちからの要望が強いということが一つあるものですから、何とか工夫して、新しくできたところで常時一時保育できるというのはもちろんベターなのですけれども、それ以外にも、できるところから、週1回4時間とか、そういうふうな形で一時預かりをすることができないかという、そこを検討というか、実施の方向でちょっと考えていただきたいということです。それから、遊具の件なのですが、どこの公園にも子供の年齢に合わせた遊具を変えるときに設置してほしいということではなくて、この公園には幼児の遊び用具、もっとこっちの公園には、ちょっと低学年が使える用具。そういうように設置するときに、取り替えていくことによって、今、お母さんたちが子供を連れて、今日はじゃあ子供に合わせてここの公園で遊ぼう。じゃあもうちょっと大きくなってからこっちの公園でその遊具で遊ぼう。そういう意味での取り替えのときに違う遊具を設置できないかということで、どこもブランコとシーソーというのが街区公園の遊具なものですから、そこの切り替えをしていけないでしょうかということです。その点、お伺いいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
一時保育については、答弁繰り返しになりますけど、先ほどから言いましたように、十分私どもその必要性は認識し、そして内部でもいろいろ何か良い方法はないかということの検討は続けているということでありますので、先ほどのご提言も含めてさらに検討させていただきますが、何とかもう一つは、先ほど言いましたように、さかえ保育所の建て替え事業を1年でも早く実施することによって、これらの問題も解決していくのではなかとうかというふうに思っていますので、その点もひとつご理解をいただければというふうに思います。それと、その街区公園の遊具は、一つの街区公園には、なんぼかの町内会というか公区が使うわけですから、そこには1歳の子供もいれば、小学生もいるわけで、今度小学生になったからここの公園でなくて向こうの公園に行ってというようなことは、これはなかなか親の方々にも理解していただくというのは難しいのかなと私は思うのですけれども、これは街区公園があり、近隣公園があり、地区公園があり、そしてもっと大きいのであれば、総合公園という公園があるわけですから、それはそれなりの施設が揃っているわけですから、小学校の高学年であれば総合公園に行くとか、中学校になればそちらへ行って遊具を使って遊んでもうらう、楽しんでもらうというのはいいのですけども、街区公園は一番基礎となるというか、小さい範囲の中での公園ですから、そこに一つは幼児向け、一つは中学生向け、小学生向けということは、これは現実的には私は難しいし、果たしてそうやることの必要性があるのかということになると、私はかえって逆に理解得られられないのではないかという気もするのですけども。これは内部でも話してみますけども、私自身としては難しい問題でなかろうかなというふうには思っております。