幕別町議会 平成16年第1回定例会 2004年3月4日
町が負担金を拠出している諸団体の統廃合の問題について
2004年3月4日、幕別町議会の一般質問で、杉山晴夫議員が「町が負担金を拠出している諸団体の統廃合の問題について」質問し、町長 岡田和夫、教育長 沢田治夫が答弁しました。
- 質問者
- 杉山晴夫 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、教育長 沢田治夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 杉山晴夫
議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、1点目、町が負担金を拠出している諸団体の統廃合の問題について質問をいたします。本町が負担金を計上している団体は、かなりの数に達し、また、負担金の額も決して少ない額ではありません。都市計画総務費だけをみましても、全国都市計画協会、北海道都市計画協会、帯広圏広域都市計画協会、公園緑地協議会、北海道横断自動車道早期建設促進期成会、高規格自動車道建設促進期成会、北海道用地対策協議会、北海道都市再開発促進期成会と8団体もあるわけでございます。これらの団体に加入していることが、本町の行政推進にとって必要不可欠なことであるかについて、若干疑義を感じているところであります。世は挙げて行政改革に取り組んでおり、特殊法人の見直しと統廃合も進められている時代であります。私は、こうした各種団体を見直し、性格の似た団体の統合、使命を終えた団体の廃止など、統廃合も進めるべきであると考えます。こうした面での歳出削減を図り、町民のニーズに対し、一つでも多く応えてやるべきではないかと思います。しかし、これは町長が一人主張しても実現できるとは考えられませんので、町村会に提言し、大きな組織の力で取り組むべきかと思います。こうしたことはこれまでも町村会で論議された経緯があろうかと思いますが、さらに町長は、町村会にこうした提言をすることについて、いかがお考えか、所信をお伺いいたします。2点目でございますが、リサイクル図書コーナー設置についてでございます。本町でも環境を守るために施策を数多く実施しており、一定の効果が出ているものと思われます。環境保全に関して取り組みの切り口はさまざまですが、製品を再利用することで、限りある資源を節減することがその一つです。家庭で不要になった図書をごみにするのではなく、必要とする方に譲ることができるスペースを行政として提供してはどうかというのが、今回の質問の趣旨でございます。具体的には、図書館にリサイクル図書コーナーを設け、住民から不要になった図書をそこに集めます。また、必要とする住民はそこに行き、図書をもらうことができるというシステムです。もちろん持ち込んでいただく図書には制限も必要になると思いますが、実施することにより、その効果として、図書館利用率の更なる向上、住民・子供たちにリ・ユースを体験することで、環境教育ができるなど考えられます。町としてはどのようにお考えか、お伺いをいたします。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
杉山議員のご質問にお答えいたします。1点目の負担金拠出団体の統廃合についてでありますが、本町が負担金を拠出しております団体は、128 団体、負担金の総額でいきますと約2億 1,894 万円となっております。この中には、十勝圏複合事務組合負担金のように、共通の課題を共同で処理することを目的に設立し、一定の負担割合に基づいて負担金を支出しているものから、北海道都市計画協会負担金のように、その団体に加入、または構成することにより、年会費的に支出しているものがあります。その内訳は、共通の課題を共同で処理することを目的に設立し、一定の負担割合に基づいて負担金を支出しているものが 21 団体、負担金総額で2億 1,397 万円。その団体に加入、または構成することにより年会費的に支出しているものが、107 団体、負担金総額497 万円というふうになっております。これらの負担金につきましては、十勝町村会の「義務外負担金審査委員会」におきまして、団体の活動内容を審査し負担額を決めているものや、その団体の構成員として総会や議会に参画し、負担金を決めているものなどがほとんどでありますけれども、ご質問の要旨にもありますように、その団体の使命を終えたものや、性格の似た団体の統合などに対する考えは、意を同じくするものでありますので、今後も町村会での提言や論議を踏まえながら、各種団体への加入、または、構成することの意義や役割を見直すなど、負担割合の軽減に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上で、杉山議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 沢田治夫(教育長は2005年9月まで)
杉山議員のご質問、リサイクル図書コーナー設置についてお答えをさせていただきます。本のリサイクル、いわゆる循環は、紙という資源の有効活用と同時に、本という文化資産の流通という点から考えても大変大事なことだと考えております。これまでも、幕別町図書館では、家庭で読み終えた図書の寄贈をいただいていますが、本年度の実績は2月末現在で、一般の方々から寄贈を受けた図書は 2,232 冊、北の本箱事業として作家や評論家などの著名人からの寄贈本は 1,242 冊、合わせて寄贈本は 3,473 冊となっております。これら寄贈をいただいた図書類は、現在、大きく次の4点に分類し再利用をさせていただいております。その一つは、図書館にない本や新書、あるいは貴重な資料となる図書は、図書館の蔵書として登録し、貸し出し等を行っていますし、二つ目には、幼児、児童生徒にふさわしい本は、子育て支援センターや保育所、幼稚園、学校などに配本し活用していただいております。また、3点目には、図書館の除籍本と一緒に複数ある本などはスポーツセンターをはじめ、町内7カ所の公共施設に、返却・貸し出し自由の「図書コーナー」を開設し、再利用を図っているところであります。そして4点目には、今、申し上げました以外の本は、再利用策として年に一度「リサイクル市」を行い、町民の方々に無料で差し上げるなど、寄贈本等の有効活用に努めているところであります。このように、図書館に寄贈していただいた図書類はこれまでも有効に活用しておりますが、ご提言にありますように、本は読み捨てられるのではなく、感動とともに次の人に渡っていくのが理想でありますので、引き続き再利用、いわゆるリ・ユースの考え方を、大人が子どもとともに環境教育を学ぶ有効な手立ての一つとして捉え、図書館のみならず、学校や公共施設等への寄贈等も含めて積極的に働きかけていきたいというふうに考えております。また、幕別町子ども読書活動推進計画策定とともに「読書のまち構想」実現に向けて、特色ある図書館、親しみのある図書館活動を目指して、新たに4月から、ボランティアスタッフによる「図書館事業委員会」の方々や、学校関係者、地域の声を聞きながら、ご提言の「リサイクル図書コーナー」も含め検討してまいりたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。以上で、杉山議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 11番 杉山晴夫
1点目につきまして、再質問をさせていただきます。町長のご答弁は、私の質問に対し意を同じくするため、今後、提言なり論議を進めていくということでございますので、あえて質問はないわけでございますが、1点だけ再質問をさせていただきます。ご答弁ありました、共通課題を共同で処理する目的の負担金ということにつきましては、これは当然のことであろうかと思って、私も理解をするところでございます。ただ、そのほかの団体に加入する、または構成することにより、年会費的に支出するものについては、私は若干の疑義を感じるわけでございます。ご答弁では、その団体の構成員として、総会や組合議会に参画して負担金を決めてということでございます。当然、実績報告なども総会であると思います。これは、管内的にはそうであろうかと思いますが、私が疑義とするところは、これが全道的・全国的な構成員となっているものもあるわけでございますが、そういった会議にはあまり参画されないのではないかというふうに、私は考えるわけでございます。したがって、全道・全国的なレベルに加入している団体の、その実績を把握しておられるのかどうかということが一つの疑問でございます。当然、負担金を納入しているものとして、額は少額であっても貴重な住民の血税を納めるわけでございますので、その実績、町村に対する効果がどうなっているかという点を十分承知しておられるのかどうか。これがただ、全国的な団体の人件費等に支出されているのであれば、これはとんでもないことであろうというふうに私も思うわけでございます。この負担金につきましては、何かマンネリ化的傾向にあるのではないかというふうに考えておりますので、そこら辺、町長の再答弁をお願いしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
お話しありましたように、年会費的な、いろんな何々協会といったものに対する負担金の支出でありますけれども、これは今、お話しありましたようにマンネリ化しているというようなご批判もあるのだろうと思いますけども、ただ、その会に加入することによって、例えば研修の機会が与えられる、あるいは情報交換の場になると、あるいはそれぞれの活動要請を行う、いろんなメリットがあり、町としても必要であるという考えの中で、そういう協会、あるいは団体に加入をして、負担金を払っているというのが実情であります。ただ、それぞれの団体、例えば、道へ負担金を納め、道はそれを一括してその国の協会に納める。いわゆる全国組織・道組織、そして十勝の組織。非常に縦割り的になっているものもたくさんあるわけであります。例えば、幕別町が何々協会に入って、十勝支部へ納めると、十勝支部が管内の負担金の一部を道組織へ納める。道はそれをまたさらに全国組織の中へ納めていくというようなことがありまして、町村会の中でも、もう必要ないものはどんどん統合していくことが必要だということは、何回も話をしております。ただ、これは、私が言ったわけではないので誤解されたら困るのですけども、なかなか上部団体へいきますと、役人の方の次の就職、言い方を変えると天下りという言い方もあるのだそうですけども、そういったことも、組織がなかなか統一されない要因の一つでないかなんていうことも言われておりますけども、そうは、私どもはもちろん、それを認めているわけではありませんので、必要のないものは逆に組織の統合とは別に、町村独自で判断して、脱退すると、辞めていくということが、これから求められてくるのだろうと思っておりますので、十分そういった中身を精査するとともに、いわゆる負担金を納めることの意義が本当にあるのかどうかというようなことも判断しながら対応してまいりたいというふうに思っております。