みんなの議会

幕別町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月9日

バリアフリーについて

2003年9月9日、幕別町議会の一般質問で、芳滝仁議員が「バリアフリーについて」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
芳滝仁 議員
答弁者
町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 芳滝仁

通告に従い質問をさせていただきます。バリアフリーについて質問をさせていただきます。幕別町の市街地において、古い歩道は車道との段差が大きく、凹凸も多く、高齢者や障害者の通行について不自由であり、危険であるとの声があります。また、誘導ブロック等の視覚障害者や聴覚障害者のための施設の設置についての要望があります。これからの町づくりにおいては、高齢者や様々な障害を持つ人々の声を聞き、ノーマライゼーションの理念を根底におくことが必要不可欠であると思いますが、考えを伺いたいと思います。また、駅や公共施設や商店等のバリアフリー化についての指導や、人々の心の中のバリアフリー化の普及について力を入れるべきだと思いますが、考えを伺いたいと思います。また、駅や公共施設や病院、商店街等をつなぐ車いすの通行に支障にならないよう誘導ブロックを設置したり、溝付きブロック縁石等を使用したバリアフリー通行網を整備していく必要があると思いますが、考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

芳滝議員のご質問にお答えいたします。バリアフリーについてでありますが、私もこれまで障害者や高齢者など、社会的にハンデを負う方々が当然として包含するのが通常の社会である。その中で、ほかの人々と同等の権利を享受できるようにする社会の実現、いわゆるノーマライゼーションの理念の実現に向けて取り組んできているところであります。具体的には、平成 13 年度から平成 17 年度までの5年間を計画期間として策定した幕別町障害者福祉計画におきましても、町内の身体障害者団体連絡協議会をはじめ、幕別町社会福祉協議会や町内の医師、あるいは公募による委員の有識者の方々など、多くのみなさんに委員として参画いただいたところであります。本計画は、障害のある方が地域社会の一員として生活しやすいよう条件整備や基盤整備を進めるものでありまして、理解と交流の拡大という観点では住民への啓発、広報事業をさらに積極的に行い、ボランティアの育成支援やイベントの参加など、社会参加しやすい体制の整備促進に取り組むこととしており、生活環境の整備という観点におきましては公共施設や道路、公園などの段差解消や点字誘導ブロックの設置など、バリアフリー化に努めることといたしております。また、このたび策定をいたしました幕別町都市計画マスタープランにおいても多くの方々にご意見をいただくことを基本に考え、広く町民アンケートを実施するとともに、プラン検討会等のワークショップを設置し、皆さんから高齢者や障害者の方へ配慮した都市づくりを進めることが必要であるとのご意見をいただいたところであります。このことから、本マスタープランの構想においては交通体系のほか、公園や公共施設の整備に際して、高齢者及び障害者の交通弱者といわれる方々にとって、活動しやすい交通手段の確保とユニバーサルデザインに基づいた道路等施設の整備を進めること。また、住宅地や商業地においても、地域福祉サービスやユニバーサルデザインによる市街地形成の推進を図ることといたしております。このうち、既に公共施設整備についてはスロープの設置や車いす対応のトイレの整備を実施しているほか、道路整備においても、ゆとりある歩行者空間の確保とユニバーサルデザインに基づいた施設整備を進めてきているところであります。これからの町づくりにつきましても、ノーマライゼーションの理念を基本としながら、ソフト、ハードの両面から取り組んでいくべきものというふうに考えております。以上で芳滝議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 15番 芳滝仁

ただいまのご答弁の中に、都市計画マスタープラン案の中にもユニバーサルデザインのことにつきまして、多くお示しされていると伺いをいたしまして、いいべや探検隊であるとか、各地域の人々のワークショップがたくさん行われてご苦労いただいておりますけれども、その中にどれほどの障害を持つ人々が参画をしておられたのか、そしてその意見が都市計画マスタープランの策定に反映されているのかどうかお伺いをしたいと思います。また、札内周辺道路基本調査設計が載せていますが、2000 年7月より施行されました交通バリアフリー法に準じた設計がなされているのか伺いたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

都市計画マスタープランの作成に当たりまして、先ほども申し上げましたように町民アンケートのほかに、いいべや探検隊、いわゆる検討会を設けたわけでありますけれども、この委員の中にも障害者の方2名が参加をいただいておりまして、それらの意見も十分この中で賜っておりますし、それらを反映した計画書の策定になっているのだろうというふうに思っております。また、当然のことながら平成 12 年度に制定されました交通バリア法にかかわるものにつきましては、それらの趣旨を十分生かした中で今道路整備を進めているところであります。

質問 15番 芳滝仁

ノーマライゼーションの理念は障害者の自立を支援し、おっしゃられましたようにすべての人々が共に社会参画ができる環境づくりをしていくことでありまして、その中には人権の確立ということがその基本として押さえられていると思います。その実現の大前提は、その人々の声を聞き続けていくということにあろうかと私は思っております。それを抜きにして、ユニバーサルデザインということは言えないのではないかと思います。今後、都市計画マスタープラン案の中にあります幕別まちづくりネットワークやその核となる協議体制の構築について、いろいろな障害を持つ人々に参画をしていただくべきだと思いますが、考えを伺いたいと思います。もう1点。これは9月の広報に身体障害者を対象とした幕別町職員採用資格試験の案内がありまして、その条件として、自力により通勤ができ介護者なしに一般事務職として職務の遂行が可能である方とあります。この文中には介助という言葉がありませんし、また障害者にとって自力通勤と介護なしという二つのバリアがあるのではないかと私は思いまして、少しの介助があれば通勤ができ、少しの介助があれば職務を遂行できる人は駄目なのでありますのでしょうか。また、仕事をしたいと思っている障害者はたくさんいらっしゃると思いますが、その採用についてその人がどういう仕事ができるのか、そのためにどのように環境を整えていったら良いのかを考えて実現をしていくのがユニバーサルデザインの考え方であり、人に優しいまちづくりだと思いますが、考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

1点目のノーマライゼーション。多くの人々の声を聞くことが大事だ。私もそのとおりだと思います。今、お話がありましたような各種の委員会等に当然障害者の方々の意見を聞く場というものを、これからも設けていかなければならないというふうに思っております。二つ目の職員採用のことは、ちょっとどうなのでしょうか。よろしいですか。バリアフリーとはちょっとまた別な問題かと思いますけれども、今までも職員の採用試験の中で障害者の方を対象にした試験をやっております。その介護の問題があったわけでありますけれども、その介護といってもいろいろな程度があるのだろうというふうに思っております。単なる通勤のための介護が必要なだけなのか、あるいは町職員と採用されていろいろな仕事をやっていただく中で、どの程度の介護が必要となるのか。全く介護がなければ仕事ができないということになりますと、これまたちょっと採用試験の対象としては難しいのかなということもありますけれども、いずれにしましても、これから採用試験にどの程度の申込みがあって、どのような形になっていくかわかりませんけれども、障害者の方にも少しでもそういう雇用の場の機会を与えていきたいというふうに思っております。

出典:幕別町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月9日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる