豊浦町議会 令和4年定例会3月会議 2022年3月9日
バイオガスプラント事業について
2022年3月9日、豊浦町議会の一般質問で、山田秀人議員が「バイオガスプラント事業について」質問し、町長 村井洋一、産業観光課長 藤原弘樹が答えました。
- 聞いた人
- 山田秀人 議員
- 答えた人
- 町長 村井洋一、産業観光課長 藤原弘樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 山田秀人
それでは、5番目のバイオガスプラント事業についてご質問いたします。一つ目はまず、当初の事業開始から今日までの経過と総括について伺うものであります。二つ目といたしましては、消化液、つまり液肥であります。この散布計画についてお伺いいたします。三つ目は、消化液散布による作物へのダメージ等々、その影響になります。これらについて添付資料をつけましたが、この3点についてのご答弁をお願いいたします。以上であります。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
5点目、バイオガスプラント事業についてお答えをいたします。1点目の今日までの経過と総括でございますが、平成31年4月より稼働開始した豊浦町バイオガスプラントの令和元年度の稼働実績は、総処理量2万8,972トン、総発電量183万5,276キロワットで、計画値60%稼働に対し、処理量で58.5%、発電量で56.5%、令和2年度の実績では、総処理量2万5,487トン、総発電量168万3,112キロワットで、計画値60%に対し、処理量で51.5%、発電量で51.8%の実績となっており、計画値であります60%をやや下回る稼働率となっているところでございまして、計画値に少しでも近づけるよう、関係者で連携し、進めてまいります。2点目の消化液の散布計画でございますが、これまでの散布実績で令和元年度が4,525トン、150.8ヘクタール、令和2年度が2万9,109トン、970.3ヘクタール、令和3年度が2万2,362トン、630.6ヘクタールの実績となってございまして、令和4年度においては、2万8,000トンの散布量を計画しているところでございます。今後につきましては、農業振興に資するバイオガスプラントの安定稼働と適切な運営のための取組が課題となっており、実施に向けて関係機関等と協議してまいりたいと考えております。3点目の消化液散布による作物やダメージの検証についてでございますが、 消化液は有効な有機肥料であるとは思っておりますが、化成肥料にも言えることかと思いますが、過剰に散布することにより、その土壌にダメージを与えるということは言われておりますし、農業改良普及センターからも、作物に適した散布量のご指導もいただいております。また、各農家さんにおかれましても、圃場の土壌診断や、施肥設計も行われていると聞いておりますので、ご意見、ご指導をいただき、適正な散布に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
議員の質問 1番 山田秀人
バイオガスプラントの事業について3点ほど伺いましたが、問題はこの散布計画、これがスムーズに行われるかどうかというところが一番懸念するところと、もうひとつは、いくらいいからといって、この消化液をどんどん散布し続けると、作物や土壌に影響が出てくるのではないかという、そういう説もあるのですね。それで今回、皆さんにお配りした添付資料といいますか、ふん尿バイオマス発電は環境循環できるかという、そういう新聞のコラムです。これらについても添付しました。要するに、炭素が少なくなるということで、牧草であるチモシーやオーチャード、このイネ科の牧草の根が通常の3分の1程度に短くなるという影響が出てきますという、そういうのがこのコラムにあるのですね。これを書いたのが、北海道大学の農学研究院の佐々木草晴と書いてありますが、これは草晴ではないです。佐々木章晴というのですね。そういうことで、草ではなくて章です。文章の章です。そういうことで、私も確かめましたけれども、この方の文献をあちこち拾ってみたり、それから、北海道大学のほかの教授の見解も聞いたりということで、1人の説にとどまらず、消化液がどのようにうまく利用されればいいのかということで、いろ いろな格好で文献をあさってみましたけれども、やはり今言うように、長く使うといろいろな問題が出てくるよというのが、具体的にいろいろな方面から言われているということです。ぜひこの点については、十分気をつけて消化液をやっていただきたいということです。それで、この貯留槽の容量、パンフレットを見ましたけれども、これはどのぐらいの容量でしたか。確か二つありましたよね。それと、副産物とした消化液、これは聞くところによると、残っていて緊急に散布したいという話もうわさで出ているけれども、そこら辺の真意はどうですか。そこら辺はどうですか。伺います。
町の答え 産業観光課長 藤原弘樹
まず、貯留槽の貯留容量ですけれども、2基ございます。2万6,852立米の貯留容量がございまして、この部分が、要は冬期間に貯留する量を計算した中で造ったものでございます。春に向けて散布が開始されますけれども、言うなれば、初年度、令和元年度の散布量が実際のところ4,500トン程度でしたので、実質、その年、先ほど言いました量で言いますと、令和元年度の総処理量が約2万9,000トン近いので、その部分の借金という言い方ではないですけれども、その分の残っている部分が、後々尾を引いている状況にございます。通常であれば、令和2年度で約2万5,500トン程度の処理で、2万9,000トンの散布ができていますので、その分で4,000トンの分ですので、令和2年度並みに散布できていれば、その年度内の処理能力に応じた散布ができますけれども、先ほど町長もその辺の話をしましたけれども、昨年度においては、雨の影響、天候の不順によりまして、思うような散布ができていないので、やはり2万2,000トン程度の散布しかできていない状況でございますので、やはりその部分で残量という部分が本年度に響いてきている状況にございまして、現状としましては、今年は本当に雪が多いのですけれども、なるべく早期から散布できるような形を考えていまして、今、融雪剤の散布等も、農家さんの理解をいただきながら、散布させていただきたいなということで、調整を図っているところでございます。以上です。
議員の質問 1番 山田秀人
要するに、一体幾ら残っているのですか。
町の答え 産業観光課長 藤原弘樹
そうですね。今現在、きちんとした数値ではないですけれども、要は2万6,000トンに近いぐらいの量が今ありますが、まだあふれるとか、そういった状況ではないですけれども、かなりそういった満杯ではないですけれども、そういった状況に近づいてきていますので、今は極力春に向けて散布を早急にできるような準備を進めてございます。
議員の質問 1番 山田秀人
この活用については、国のメタン発酵バイオ液肥等の利用促進として掲げてありますので、令和3年度予算概要決定18億9,000万円というのが、ここに載っかっております。散布機器や補助を用意して、メタン発酵バイオ液を実際に圃場に散布する事業などなどがここにありますから、こういうものも活用しながら、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいということであります。それともうひとつは、これも河川放流は考えているのですか。
町の答え 産業観光課長 藤原弘樹
すぐに河川放流とまでは、今、考えてございませんけれども、これもやはり先ほど言った放流基準というものがあるので、それをクリアしなければ、河川放流はできませんし、量が量だけに、そういった部分は考えてございません。あと一つ、実は今、消化液から尿素を取り出す、要は製品名で言うとアドブルーという、トラックですとか、そういう機械に使う尿素が今非常に不足しているというような状況で、今、ある機関のほうで、消化液から尿素を取り出すようなことができそうな兆しがありますので 、本来は、消化液は肥料として使っていただくのが本来の目的ですけれども、そういった部分でも、有償でそういった部分で引き取りたいというようなお話も来ていますので、そういった部分も、まだこの先すぐなるかどうか分からないですけれども、そういった部分の可能性も今は見極めながら、基本的には循環するのが一番いいのですけれども、山田議員がおっしゃるとおり、やはり過剰の散布というのは、非常に圃場にダメージを与えますので、作物が吸えるだけの量をまきなさいというのが、化成肥料もこういった有機肥料も同じことですので、要は作物が吸えない量をすると、やはりそれは余剰として残っていくというのが、ご飯に対して適量のおかずをあげなさいよというような、簡単に言えばそんなような、例えが正しいかどうかは分かりませんけれども、そういうようなものですので、そういった部分も、今現状進めているところでございます。以上です。
議員の質問 1番 山田秀人
それと、消化液ですけれども、これは多方面にいろいろなものに利用できるという方法はないのですか。例えば、コロナのワクチンに使えるとか、そういう突拍子もない発想からすばらしいビジネスが生まれるということもあるのですよ。検討してください。
町の答え 産業観光課長 藤原弘樹
いろいろな方策というか、いろいろな部分で、要はこの成分自体はある程度出てきていますので、そこから、要は今不足しているものですとか、今言われるように、ワクチンになるかどうかは、ちょっとなかなかあれを飲むのはいかがなものかなと思うので、そういったものも含め、先ほど言った尿素とか、そういった可能性があるもの、変な話、ビジネスですか、そういうベンチャー企業も結構今、出てきておりますので、そういった部分も検討していきたいなというふうに考えてございます。