豊浦町議会 令和5年定例会9月会議 2023年9月21日
バイオガスプラント事業について
2023年9月21日、豊浦町議会の一般質問で、山田秀人議員が「バイオガスプラント事業について」質問し、町長 村井洋一、農林課長 井上政信、政策財政課長 本所淳が答えました。
- 聞いた人
- 山田秀人 議員
- 答えた人
- 町長 村井洋一、農林課長 井上政信、政策財政課長 本所淳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 山田秀人
それでは、4番目のバイオガスプラント事業について質問いたします。今後の見通しと展望を伺うものであります。検討委員会議論内容と消化液散布状況などを伺うものであります。ご答弁をよろしくお願いします。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
4番目のバイオガスプラント事業についてお答えいたします。1点目の今後の見通しと展望についてですが、事業を中止または継続した場合の町財政に係るシミュレーションを現在整理中でございまして、仮に事業を中止した場合は、直ちに町財政に多大な影響が及ぶことから、収支不足の圧縮を念頭に事業を継続して取り組むことの検討も必要ではないかと考えております。現在、収支不足の圧縮のため、関係農家との協議を含めた検討を継続しているところでございますので、具体的な明言は控えますが、最終的には新たな収支計画等につきまして明らかにする必要があると考えております。今後の方針につきましては、十分に精査させていただき、お示ししたいと考えております。2点目の検討委員会の議論内容についてですが、今年度の開催は行っておりませんけれども、令和4年度に計4回実施してございます。検討会では、バイオガスプラントの抱える様々な課題について、意見交換や議論を横断的に実施してまいりましたが、最終的には、収支改善を図るためには、家畜ふん尿処理手数料の値上げについての検討は避けられず、関係農家との協議が必要であると認識しているところでございます。3点目の消化液散布状況についてですが、令和5年度につきましては、4月から8月末までの5か月間で1万5,828トンを散布しまして、散布面積は443ヘクタールとなっております。内訳につきましては、牧草地9,288トン、デントコーン畑4,708トン、畑作地1,832トンでございます。令和5年度における現時点での散布業務は、特段問題がなく、順調に実施してございます。
議員の質問 1番 山田秀人
今、伺いましたけれども、中止するか継続するか、両論で見据えて考えているということです。これは十分精査してお示ししたいと言いますが、いつになるのですか、伺います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
先ほども言いましたように、現在、今後の方針をお示しするため、プラントの利用者、いろいろな関係者との協議を進めているところでございます。そのため、現在、具体的なスケジュールを明確にお示しはできませんけれども、当然のことながら、次年度の予算編成にも関わることでございますので、可及的速やかにと考えてございます。
議員の質問 1番 山田秀人
いつになるかをお示しできないで可及的速やかにというのは、矛盾があるのではないですか、いかがですか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
できるだけ早くお示しできればと思ってございます。先ほども言いましたように、プラントの利用者や関係者との協議ということで、日程等もお互いに調整しながらということでございますので、その中で、できるだけ早くお示しをしたいと考えてございます。
議員の質問 1番 山田秀人
これは、調査特別委員会でも議論して、調査事項としてやっていますけれども、中止するにしても、継続するにしても相手のいることだし、原料供給者もいるし、それから補助金を出している環境省もあることだし、大変だと思うのです。にっちもさっちもいかない状況だと思うのです。昨日の石澤議員の質問に対しても、町長の回答するトーンがだんだん小さくなって、マイクでも聞こえないぐらいの弱々しい声になったのです。そのぐらい、町長もこの件については懸念して、どうするかなという雰囲気です。それで、今稼働していますけれども、改良点はあるのですか。こうすれば、こういうものがあれば、まだうまくいくというところはあるのですか、伺います。
町の答え 農林課長 井上政信
今、プラントを運営していて、予算をかけずに今の状況の中で対応できることはないかと日頃から考えております。今、私が来てから、実験的にやっている部分がございます。例えば、消化液ができ過ぎてしまうということで、以前から発想はあったようなのですけれども、実行した部分としましては、家畜ふん尿の硬さを調整するため、水を入れて調整した部分に、消化液そのものを消化液貯留槽から持ってきて、原料と同時に硬さを調整しながら、出たものが前に入り直すという形で、そこで水の量を減らすと。そこで散布する量が減れば、散布に関わる経費も減るだろうということと、発電に注目してみれば、昼の売電の時間帯が深夜ということで、電気があまり使われないということで、売電の単価が現在9円ですけれども、日中は11円で買っていただけるので、これまでは24時間ならして売電していたので、それをなるべく昼間のうちに売ってしまおう という努力もしてございます。また、猛毒の硫化水素がどうしても発生してしまいます。あとは、発電するための種菌ですとか、そういうところに対応する経費を減らそうということで、委託事業者にも相談して、何かできることがないかということで、わらをそのまま原料槽に投入することによって、種菌のすみかをつくり発電が促されるということを、安価なわらの購入でできるので、実験をしております。次年度に向けては、予算にも関わることなので、例えば、最小の経費を投入して、見返りの収入が得られるならという検討もしており、全てお金を減らすことだけではなくて、投入によって得られるコスト圧縮という発想も必要ではないかと考えて、以後も検討してまいりたいと思っています。
議員の質問 1番 山田秀人
今、井上課長の言ったようなことも考えられます。要するに、発電量を増加することが収支改善になるわけです。ですから、今ある原料で、効率的にメタンガスを発生させることが重要で、その技術は現状の設備ではどうなのかということを考えなければいけない。消化液を再利用してというのもいいでしょう。ですから、いかにこの売電収入を得るかということなのです。そのためには、今の設備の技術的な問題を改良しなければならない、そういうことも考えなければならないということになるでしょう。そのためにはその技術を超える発想、知見を得ることが一番必要ですから、そこら辺の情報を得る取組はなされているのですか、伺います。
町の答え 農林課長 井上政信
この分野につきましては、専門的だと思っておりまして、事務屋だけでいろいろ考えても、発想には限度があると思っております。今回、収支不足であることや困っている状況を積極的に発信したところ、いろいろな方々からのアドバイスをいただける状況にあります。まず、私は過去に北海道庁に派遣されたことがあり、それも農政部だったので、当時、同じく机を並べて仕事をしていた人たちですね。その人たちを訪ねて行きましたら、その方は担当ではなかったのですが、バイオガスに詳しい担当の方たちを紹介していただき、そういう方々から、今、私が言ったようなアドバイスもいただいております。また、山田議員からも 、こういう方に相談したらどうかということで、相談をさせていただいた経緯もございます。ほかの議員の皆様からもいろいろな方を紹介していただいて、いろいろな技術について検証してまいりました。ですから、相談していないような状況ではございませんので、その旨、ご理解をお願いいたします。
議員の質問 1番 山田秀人
世間に発信というか、相談を申し上げて、主に北海道の職員などにも相談しているということですが、あまりに情報が多過ぎると、いわゆるガセネタもあるのです。言葉が悪いけれども、ただもうけだけというものもあるのです。ですから、そこはきちんと交通整理をして、これは使える、これはちょっとねというふうに、そこら辺は専門的な知見のある人に相談してやっていかなければならないことは私も重々分かっております 。そこで、売電収入をアップさせる策ですが、多少の資金を注入してでも収支を改善するための策はないのですか。町長、後ろを向かなくてもいいから、あなたが答えなければならないのです。やってくださいよ。ないのですか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
現在稼働しているプラントの能力は約70%ぐらいになっているということでございます。このプラントの稼働率を上げるために、できるだけ100%に近づけるということで、受入れ量も増え売電も増えていくことでございますけれども、いかんせん出口である消化液も増えてくるわけでございます。受入れ量や金額も増やして売電を増やすためには、その消化液の出口を何とかしなければ駄目だ、圃場の確保はできたにしても、現在のトラクターやトラックの能力、あとは人の問題もございます。そういうものを整備しながら、そういうことも考えて環境を整えていくと、限りなく 100%に近づけることができる。また、以前より議員から指摘されていましたラグーンの問題ですが、これももしできるのであれば非常に有効であると考えており、地域に整備することができれば、運送費、車両費、燃料費、人件費の全てを非常に削減することができます。私の考え方からいきますと、例えば、100を投入することで、100がはね返ってくるのでなくて、150、180、200というはね返りが出てくる可能性はあるということでございまして、その分で収支の改善が図られるものという考えを持っております。
議員の質問 1番 山田秀人
今の手法のみでやっていくことになると、なかなか改善できないです。ですから、他の手法、方法はないのか、やはり探求していかなければならないのです。ですから、そのためには、井上課長の立場は分かりますよ。一円もかけないでやりたいというのは分かるけれども、ちょっとこれは無理だ。ですから、少しぐらいの金は投入して、それ以上の収入を得るということが必要だと思うのです。江戸時代に、そういう武士がおりましたね。どこかの藩の再建を果たしたという話がありましたね。もう一つは、今、コーンズが保守をしているわけでしょう。そこに費用を6,000万円もかけているのです。収入に対して現実から離れている、こういう経費です。発電機のメンテナンスは4,000万円と聞きます。これは1年ではないかもしれませんが、こういうことも考えなければいけないのです。ですから、そういう中で多少の資金を注入して、収入をアップさせて稼働させる、そういうことを環境省も進めているのではないですか。一円も出せない町財政なのですか、本所課長、どうなのですか、もう町の財政はそこまでにっちもさっちもいかない状況に来ているのですか。そこはどうなのですか。
町の答え 政策財政課長 本所淳
単純にお金をかけないでということはよいと思いますけれども、投資をしてさらに収支が改善するということに、きちんとシミュレーションをして、そういうことにつながるのであれば、検討もできるのではないかと考えております。
議員の質問 1番 山田秀人
それは当たり前の話であって、そこにきちんとした情報を得て、これはやっていけるという、そういう案をいかに見つけてやるかということです。そういう意味では、役場の一般事務の井上課長だけでは駄目なのです。もうちょっと知見のある人を集めて、いろいろな意見を持っている人がいますので、そういう中でやらないとこれはなかなかできませんよ。もしか中止した場合は、途方もない返還金がやってくるということです。そうすると、やはり何かを考えなければならないということです。こういう状況をどういうふうに立ち上げるか、こういう症状ですから、専門家や住民が中心となった財政の再建、組織、研究することも必要になってくるのです。町長、起死回生の策はもう尽きたのですか。先ほど、両面で考えるということで、井上課長の話だと、一銭もかけないでやろうとしているのだけれども、なかなか光は見えてこないということです。策はあるのですか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
私が先ほど言ったことでございますけれども、議員がおっしゃったことと、イコールでございます。そういうことも一つの方法で、収支改善を図る一つの大きな柱になる可能性があると思ってございます。現在、担当部署といろいろお話をしています。また、いろいろな方のお話を聞きながら、今後、皆さん方にお示しできるような展望について協議をしているところでございます。そういう意味で、策はないわけではございませんが、できるだけ確実性のある策を講じていかなければ駄目だと考えております。仮に、継続する場合でございますけれども、そういうことも当然考えて昨日も答弁しておりますけれども、休止、廃止ではなくて、継続することも大きな考え方の一つであるということでございまして、それをやることによって収支改善が図られるのであればという思いでございます。
議員の質問 1番 山田秀人
これを言うか、言わないかと思っているのですけれども、これが万策尽きたら、これは政治責任を問われるのですよ。あなたが辞めなければならない状況になるのですよ。継続するのであれば、そこまできちんと真剣になってこの打開策を探して、求めて、議会にも町民にも示していかなければならない。そうでなかったら、お金を使ってさらにここに投資して、それ以上の収入を上げるということになれば、かなりの理解を得なければならないということです。そこまで覚悟を持っているのですか。持っていないのならあなたは辞めるべきです、いかがですか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
当然、そういう気持ちはございます。
議員の質問 1番 山田秀人
これ以上は言いませんが、ぜひ真剣にこれに取り組んで、最小のお金で最大の効果を上げる、これは地方財政法の目標ですから、ここは多くの知見を情報収集して真剣に取り組んでいくということを訴えておきます。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
私は、当然、この問題に関して真剣に取り組んでおります。当然のことながら、副町長をはじめ担当課が一体となって、この問題を解決しようという気持ちでおります。その辺は、中途半端な気持ちではなく、真剣に毎日取り組んでいるということでございますので、ご理解をお願いしたいと思ってございます。もしいろいろなアイデアやご意見があれば、各先生方のところにこちらから出向いてでも行きますので、もしそういう考え方がございましたら、ぜひともご意見をおっしゃっていただければ大変助かると思ってございますので、よろしくお願いします。
議員の質問 1番 山田秀人
そうであれば、情報収集に当たっては、世界的な見地から、どこが一番進んでいるか、どういうふうになっているか、アメリカ、ヨーロッパいろいろなところを一度見てきてください。そこまで真剣にやらないと、このことは解決できませんよ。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
それであれば、どこの国のどういうところに行ったらいいのか、ご教示いただけたらありがたいと思っております。
議員の質問 1番 山田秀人
そのことは自分で調査しながら、もし私にそういう情報があればいつでも提供いたします。