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釧路町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月2日

ふるさと納税について

2025年12月2日、釧路町議会の一般質問で、木村隆明議員が「ふるさと納税について」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志、副町長 佐々木喜代孝が答弁しました。

質問者
木村隆明 議員
答弁者
町長 小松茂、教育長 辻川尚志、副町長 佐々木喜代孝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 木村隆明

おはようございます。3番、木村です。本定例会の1期目任期の節目、起承転結の転に当たる3年目に入っております。早速、一般質問のほうに入っていきたいと思います。通告は全部で3件ですが、まず1件目ということで、ふるさと納税についてということで物価高騰、特にイクラとか海産物の価格上昇、ほかのものも上昇しています。ふるさと納税というのは基本的に交付税に左右されない自主財源として町税と並ぶ大きな柱になっていると認識しております。そこで制度の趣旨、釧路町の特色を改めて整理しつつ、現状と課題、さらなる伸長に向けた方向性を問うための質問です。通告内容は、主に4つの観点で。ごめんなさい。5つですね。5つの観点で行っています。①として、直近3年で年総額10億円超で推移するが、その要因をいかに認識するか。また、維持、伸長させるための方策と課題は。②これまでの制度変更は町にとっていかなる影響があったのか、また、今後の懸念の有無は。③返礼品で道産海産物の高いニーズが言及されている。今年の秋サケ水揚げ不振は寄附金額設定にいかなる影響を及ぼしているか。また、全般的に近年の物価高騰の余波やそれに対する検討課題は。④自主財源確保の観点からふるさと納税についての現状認識と課題はということで、イからハの3つで、(イ)として、町が活用するポータルサイトの数と必要経費の実態は。(ロ)昨年来始まっている町村会構成自治体とのコラボは。(ハ)返礼品のない寄附、クラウドファンド型企業版はということで、資料請求をここでさせていただいております。⑤として、町政での重点施策、特に子育て支援の延長線上で、教育分野全般での課題はということで括弧書きさせていただきました。部活動の支援や社会体育、そのような領域のメニューの充実の考えはということの5点です。以上、町長、教育長に御答弁のほどひとつよろしくお願いいたします。

答弁 町長 小松茂

3番、木村議員の一般質問にお答えさせていただきます。ふるさと納税ということで、まず①の直近3年間で年間増額10億円を超えて推移をするが、その要因をいかに認識するか。また、維持、伸長させるための方策と課題についてのお尋ねですが、総額10億円以上で推移している要因といたしましては、町の主要な返礼品である魚介類をはじめ、肉類などの魅力が寄附者に伝わり、一定の人気を得ていることができたことと捉えております。また、維持、伸長させる方策としましては、魅力ある返礼品を事業者等と開発及び提供し続けるとともに釧路超の超えるという字のロゴなどを用いた町の認知度拡大と町を継続的に応援するファンの獲得であると捉えております。課題としましては、国が定める基準により人気ジャンルであっても取扱いができない場合があること、昨今の物価高騰化において競争力のある寄附枠の設定が困難であること、資源の減少などに伴い、安定供給に不安があることなどが挙げられております。次に、②これまでの制度変更は町にとっていかなる影響があったのか、また、今後の懸念の有無についてのお尋ねですが、主な制度変更とその影響としましては、令和5年10月の制度変更では、ふるさと納税の募集に要する対象経費の一部見直しが行われたことから、町では一部経費の見直しを行い、寄附金額の改定を行ったところであります。また、本年10月の制度変更では、ふるさと納税に伴うポイントなどの付与を行うポータルサイトを通じたふるさと納税の募集が禁止されましたが、その影響は限定的であり、間接的な影響にとどまるものと捉えております。今後の懸案としましては、国による毎年度の制度変更によりその変更によって一定の影響が生じるものと認識をしております。次に、③の返礼品で道産の海産物の高いニーズが言及されている。今年の秋サケ水揚げ不振は寄附金額設定にいかなる影響を及ぼしているのか、また、全般的に近年の物価高騰の余波やそれに対する検討課題についてのお尋ねですが、既に報道等でも取り沙汰されておりますけれども、今年の秋サケの漁獲不振は深刻であり、イクラの原材料等の価格が高騰したことから本年10月から寄附額の増額改定を行ったところです。例えば、人気返礼品であるイクラ醤油漬250グラムは寄附金額を1万2,000円から2万9,000円に改定を行ったところであります。近年の物価高騰の余波については、調達費用の上昇に直結をし、寄附金額の増額改定を余儀なくされていることから、他自治体等の競争力の維持という面で影響が生じているものと認識をしております。検討課題としましては、人気の返礼品の在庫確保、さらなる魅力発信手法の工夫、付加価値の高い返礼品を組み合わせたセット便の開発などが挙げられています。次に、④の(イ)ということで、自主財源確保の観点からのふるさと納税についての現状認識と課題で、(イ)の町が活用するポータルサイトの数と必要経費の実態についてのお尋ねですが、町が活用しているポータルサイトの数は昨年度末時点で18ポータルサイトとなっており、その必要経費は総額で1億7,476万8,000円となっております。次に、(ロ)昨年来始まっている町村会構成自治体とのコラボのお尋ねですが、現在対象となる返礼品の組合せセットなどの準備を進めておりますが、連携する自治体間において返礼品の出荷依頼方法などの違いによる運用上の懸念が解消されないため、受付開始に向け、調整を進めているところであります。次に、④の(ハ)返礼品のない寄附やクラウドファンド型企業版はということでありますが、返礼品のない寄附は本年10月末時点で70件519万5,000円となっております。クラウドファンディング型ふるさと納税については、本年は実施しておりません。企業版ふるさと納税は第2期釧路町まち・ひと・仕事創生推進計画に基づく事業に対する町外に本社を置く企業からの寄附であり、本年10月末時点で8件430万円となっております。次に、⑤の町政での重点施策、子育て支援の延長線上で教育分野全般での領域メニュー充実の考えについてのお尋ねですが、町ではふるさと納税の寄附金の使途として、「子どもの未来のために」を掲げ、集まった寄附金を未来応援基金に積み立てております。翌年度以降に当該基金を取り崩し、重点施策をはじめ、子育て支援、教育分野の事業にも一部充当しているところであります。部活動支援や社会体育といった個別具体的な事業への活用については寄附金の使途として必要に応じて検討してまいります。私からは以上であります。

答弁 教育長 辻川尚志

3番、木村議員のふるさと納税についての御質問の中の、5点目、町政での重点施策、子育て支援の延長線上で教育分野全般での部活動支援、社会体育領域メニュー充実の考えはについてお答えいたします。中学校部活動の地域移行や社会体育に加え、子どもたちに充実した学びを保障するための教育環境の整備につきましては、着実な推進を求められているものと認識しております。今後におきましても、町長と連携して必要な財源の確保を行い、教育課題の解決に努めてまいります。以上でございます。

質問 3番 木村隆明

議長、申し訳ございません。答弁を今頂いた中で今回の通告要旨の中で行き来する可能性が出てきますので一括してさせていただきたいのですけれども、よろしいでしょうか。

質問 3番 木村隆明

それでは、全体を通した中で順次質問させていただきます。まず、御答弁、町長、教育長、ありがとうございます。思っているよりもかなり考えておられるなという答弁を頂けたと思います。ただ、満足しているわけではございません。それでは、早速いきたいのですけれども、1のところで、例えば、国の定める基準等々で人気ジャンルでも取扱いができない場合があるとかというのはありますよね。この考え方というのは国の基準というのは要するに返礼品の3割ルールに引っかかるかどうかという壁という考え方でよろしいのでしょうか。

答弁 副町長 佐々木喜代孝

3割負担ということではなくて、簡単に言うと生産地を持って工場を持って製品としてふるさと納税として返礼(聴取不能)をしている会社、例えば、お米、あと、お酒とかトイレットペーパー、そういう主要なのが人気のジャンルになっているところでございます。

質問 3番 木村隆明

今の副町長の御答弁は当たり前の真ん中の話なのですよね。そのとおりなのです。釧路町にそういう工場とかないからできないということでよろしいのですよね。そこではなくて、例えば、いろいろな、実はこれはいろいろ調べさせてもらいました。総務省のホームページも見て。釧路町、結構頑張っているなと思えるのが例の3割ルールがありますよね。それの比率で考えたときに実は25%程度で抑えていて、まだ5%ぐらい余力があるというのが分かったのですよ。過去にこのルールがないときは釧路町も6割7割返礼品にどんとかけていたみたいなということも分かった上で頑張っているなというのが認識しています。それでなのですけれども、例えばイクラ、この後出てきますけれども、伺った話も出ていました。その基準の3割というものを超えないようにすると考えたときに物の価格って上代・下代という考え方があるのですけれども、その観点で例えばイクラが2万9,000円に1万2,000円から跳ね上がっているというときの価格設定、この2万9,000円にするとそれは大体3割ルールでいくと何%ぐらいで収まっているという考え方でよろしいでしょうか。

答弁 副町長 佐々木喜代孝

大変申し訳ありません。そこまでは把握しておりません。

質問 3番 木村隆明

それはすごい大事なことなのですよね。要するに上代というのはいわゆるメーカー希望小売価格というもので、大抵みんながネットとかでイクラをお歳暮に使いたいなといって買うときの額とかでと考えるのですね。下代というのはいわゆるオープン価格的な感覚でそれぞれに設定できる点です。それで、3割の見方が変わってくるのでということなのです。実際にこの商品、今、扱っているものってまともに私たちが買おうとしたときに大体1万前後の額に上がっているからその額に合わせているということでよろしいのでしょうか。

答弁 副町長 佐々木喜代孝

そのような考え方も少しあるかと思いますけれども、基本的にやはり返礼品を売っている業者さんと十分そこの値上げも含めまして議論しながら価格を設定しているところでございます。

質問 3番 木村隆明

なんかそれだとうちの町は受け身のような感じに取られなくもないと思うのです。やっぱり釧路町の自主財源を確保するためにあるふるさと納税と考えたときには地元にある業者さん、ポータルサイトも含めた三位一体な形でどうあるべきだということのきちんとした理論武装がなければ、値段に合わせてぽんぽんぽんぽん上がっていくとなると、今年、この額でイクラを釧路町のを選ぶのを諦めようかという人が出てくる可能性あると思うのです。その辺の認識ってございますか。

答弁 町長 小松茂

地元事業者といろいろな返礼品の協議をしていく中においてやはり状況によって価格の変動というのが当然あります。その価格の変動が返礼品に直結します。それと、それが地元で販売する価格とも整合性も取られて当然いるわけでありますけれども、その価格が高騰することと、それから納税者の意識としてはやはり、いわゆる一方では減税対策ということを前提にこの制度を活用している方々もおられますから、そういう意味では返礼品はなしでも減税対策、それから返礼品ありでもありますよね。ですから、価格そのものが当然上がる状況においては納税者の方々がそれをどう認識するかというのは納税者側の意識としてあります。我々はそのいわゆる返礼品3割というのを徹底して厳格に守らなければなりませんので、その範囲の中で行くとすれば当然やはりその価格の変動に十分に対応しなければならんと。その上で納税者の方々の意識ですね。反応を見ながら我々は対応しているということで御理解いただきたいと思います。

質問 3番 木村隆明

承知いたしました。当然の対応になりますよね。ちょっと発想を転換しまして、今、こういう状況で物価上昇に伴う、追いつかない形でも賃上げをしていると当然税収が上がってきます。ふるさと納税は町外の人が節税対策的な一般の人の価値観でいくとなると考えたときに、これはそれぞれケース・バイ・ケースだから一概に言えないと言うのですけれども、例えば、これは独身者とか共働きで扶養とかはつけないでという人で考えたベースですが、それでいったときに釧路町のイクラ返礼品の2万9,000円、これが欲しいなと選んだときに実際にどれぐらいのサラリーマン、給与所得の方ですとどれぐらいの納税額をしている人であるとこれを余裕で取れると考えた場合、大体幾らぐらいの収入の人でなければこれを申し込めませんよと。これは税務課長のほうが詳しいかと思うのですけれどもお願いできますか。

答弁 町長 小松茂

値段設定とそれをどこにターゲットするかではなくて、納税者のあくまでも選択であります。ですから、イクラを扱っているそれぞれの自治体はたくさんあります。それはやっぱり地元の漁業者といろいろ協議しながら、値段がそれぞれ違いますけれども、2万9,000円にしたからどのターゲットを見てるかというのは全くそういう意識ではなくて、あくまでもこれは返礼品の一つとして選択をしていただくということでありますので御理解いただきたいと思います。

質問 3番 木村隆明

分かりました。町がそういう認識なのですね。分かりました。

出典:釧路町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月2日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる