釧路町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日
地域での交通手段の拡充について
2024年3月5日、釧路町議会の一般質問で、中家治子議員が「地域での交通手段の拡充について」質問し、町長 小松茂、総合政策課長 大河原教行が答弁しました。
- 質問者
- 中家治子 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、総合政策課長 大河原教行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 中家治子
では3件目に移りたいというふうに思います。3件目は、地域での交通手段の拡充についてということで、①として、通院や買物などに利用できるデマンドタクシーの導入への考え方と課題は、②として、国が導入を目指しているライドシェアについて町としての考え方は、についてお答えをください。
答弁 町長 小松茂
地域での交通手段の拡充についてということで、通院や買い物などに利用できるデマンドタクシーの導入の考えについての御質問ですが、現在、洞爺地区においてデマンド交通実証実験運行の一環として、達古武公民館線、三映公民館線を釧路町地域公共交通活性化協議会の事業として運行しております。運行に当たってはタクシー会社への委託をしており、バス路線への接続による通勤や通学のほか、公民館、洞爺地域内での通院や買い物などに御利用いただいております。この実証実験運行として、タクシー車両を活用したバス路線への接続の地域内での活用といった運行に向け、検討を進めてまいります。2問目の、国が導入を目指しているライドシェアについて、町としての考えについての御質問ですが、ライドシェアに関する規制緩和の議論が進んでおり、今後、タクシーが不足する地域や時間帯に限りタクシー会社が運行管理する条件の下、解禁される方針であると認識しております。町としましては、現時点で具体的な考え方は持ち合わせておりませんが、地域の公共交通を守る視点の下、今後の公共交通の在り方の一つとして研究してまいりたいと考えております。以上であります。
質問 9番 中家治子
まず最初に、地域公共交通を考えるときの基本として、住民の足の確保は自治体の大きな役割であるというふうにまず考えていると思うのですけれども、その点についてはそのとおりでいいのでしょうか。
答弁 町長 小松茂
そのとおりであります。
質問 9番 中家治子
私もそのとおりだというふうに思うのですけれども、例えば地域公共交通バスですとか、バスが運行がしていないですとか、バス便が悪いというところについて、補完的にデマンドタクシー含めて導入するというような考え方だと思うのですけれども、そういうことだけではなく、例えば高齢者になると、バス停までの往復が大変であるということだとか、バス停まで行けたとしてもバスのステップを上がって乗降車が大変だと。特に買い物などをして帰ってきた場合には荷物があると。そういう状況の中で、なかなかバスを使えないという声をたくさん私は聞いているのですけれども、地域公共交通という視点だけではなくて、高齢者の福祉的な視点も含めて運行させるという考え方というのはどうなのかなと思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 総合政策課長 大河原教行
1つに地域公共交通という部分と、高齢者、バスが利用できないお体の高齢者の方への福祉的な対応というのは切り離して考えるべきであろうというふうに考えてございます。地域の皆さんの全体の足という部分では公共交通を当然御利用いただきまして、その維持確保というところで政策は進めているところでございます。高齢者の御利用につきましても、まず公共交通を核とした形で御利用いただくというのを現在考えておりますので、御理解いただければと思います。
質問 9番 中家治子
地域公共交通の考え方自体は理解できますし、大事な視点だというふうには思っているのですけれども、それでもなおかつ補完できないというか、そういう部分について自己努力ですよということではなく、やはり町民の安心安全を考えるのであれば、交通手段についても考えるべきかなというふうには思います。例えば、福祉的な視点でこの地域公共交通と離れた中で、福祉的な視点含めて新たな考え方ということはできないのかどうなのか、もう一度確認したいと思います。
答弁 総合政策課長 大河原教行
一番理想といたしましては、好きなときに御自宅の前から好きなところに、安く、または無料で移動できるというのが理想なのかなと思います。ただこの4つの条件を全て満たす運行というのを行政が行うことというのは非常に難しい部分ございます。あと収益性の関係から民間の参入というのも望めないのではないかと思います。ただ地域で運行している公共交通をひとつ守るというところございますし、公共交通を地域の皆様に最大限活用していただきながら、この4つの条件を一つずつクリアする方法というのを検討していく、それが高齢者の方にも当然、対応していく部分になるかと思いますので、そのあたりは今後の高齢化が進んでいくことは間違いないですので、検討すべき課題であるというふうには捉えているところでございます。
質問 9番 中家治子
課題だという答弁はあったのですけれども、課題から一歩進んで研究していく、そういう中身にしていただきたいなというふうに思います。実施の方法についてはいろいろあると思うのです、全国的な事例もいろいろありますし、釧路町のような運行スタイルもそうですし、全くそうではない、本当に乗り合いで、目的が明確、例えば役場から自宅だとか、自宅から病院だとかというような目的をはっきりさせて、乗り合いタクシーということもありますし、そういう目的だとか、運用を明確化した中で、私は実施できないことではないかなというふうに思っているので、ぜひ検討課題までいかなくても研究はしていっていただきたいと思うのですけれども、その点についていかがですか。
答弁 総合政策課長 大河原教行
課題として捉えている部分、当然ございますので、議員、今、おっしゃったように、どういった方法、いろいろな自治体の事例がございます。あと当然、様々な運行に当たっての課題というのもあるかと思いますので、そのあたりは研究してまいりたいと思います。
質問 9番 中家治子
ぜひお願いしたいと思います。②のライドシェアについてなのですけれども、タクシー業界ではもう反対だというようなことが言われているのですけれども、既存のそのタクシー会社、この地域でいくと何社かありますけれども、そこを使ってというよりは、外部からいろいろ、外部資本が入ってくるというようなことも言われているところが一番大きな問題なのかなというふうに思うのですけれども、例えば、今、これから議論がどういう方向になっていくか分かりませんけれども、アメリカで実際に運用している大手資本が日本でも参入するというような話もありますし、そうなると、地域のそういうタクシー会社の運営がどうなっていくかというようなこともあると思うのですけれども、推移を見るというだけではなくて、地域のそういう雇用だとか、そういう面も含めて、ゆくゆくは会社がどうなっていくかによって地域経済にも影響があるというようなことなので、そういう地域経済というような視点も含めてぜひ見ていってほしいなというふうに思うのですけれども、この点はちょっと町長にお聞きしたいと思います。
答弁 町長 小松茂
今のライドシェアに関する規制緩和というのがされまして、それぞれいろいろな地域でいろいろな動きがあります。これを導入するに当たっては地元のタクシー業界が相当反対の意見を述べているようでありますし、今、御指摘のようにアメリカの事業者が参入といううわさもあるようであります。そういったときに、地域経済とかこういうのを考えれば、御指摘のように、大変なことに影響を受けるのではないかという懸念もあるわけでありまして、そういう意味では、私としてはやっぱり慎重にこれを捉えながら、地元のタクシー会社がどう考え、そしてこれをどう活用していくのか。こういったことをしっかり見定めながら我々行政側としても研究をしてまいりたいというふうに考えております。