洞爺湖町議会 令和5年6月会議 2023年6月15日
高齢者の交通手段の充実について
2023年6月15日、洞爺湖町議会の一般質問で、大久保富士子議員が「高齢者の交通手段の充実について」質問し、企画防災課長 佐々木勉、町長 下道英明が答えました。
- 聞いた人
- 大久保富士子 議員
- 答えた人
- 企画防災課長 佐々木勉、町長 下道英明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 大久保富士子
そこで、高齢者の交通手段の充実についてお伺いいたします。都市部に比べ、地方は高齢社会が進み、かつ交通網が発達してない自治体において、地域公共交通はライフラインとも位置づけられておりますが、利用者が少なく採算が取れない場合、運行本数が減少する、あるいは運行が廃止になるなどの課題もあり、これを解決するための手法として、デマンド型交通を自治体で導入をされているところでございます。私は、今回の選挙期間中において、高齢者の多くの声は、移動手段である地域公共交通に対しての課題でありました。町において、人口減少、少子高齢化が進み、交通手段の課題として高齢者などの移動手段の確保に向けた取組の公共交通は、重要な施策と考えられます。そこで地域の公共交通に対する見解についてお聞きいたします。
町の答え 企画防災課長 佐々木勉
高齢者にとっての公共交通施策の重要性についての町の見解ということでのご質問と承りました。公共交通につきましては、高校生の通学、観光客、移住定住なども含めまして、重要な施策でございますけれども、高齢者にとっての重要性という点でお答えさせていただきますと、当町の地理的な特徴といたしまして、住宅と市街地が離れているということなどから、自家用車での移動が一般的かと思いますけれども、高齢になりますと、どうしても加齢に伴う身体能力の低下によりまして、自動車運転の危険性が高くなるということから、運転免許証を返納することを考える方が増えてきているというのが実情になってきていると思ってございます。それによりまして、通院や買い物などの外出も難しくなりまして、日常の生活ができるのだろうかということを不安視しているという声も聞いているところでございます。また、家族の車に乗せてもらう場合も気が引けるといったようなお話も伺っているところでございます。また、高齢者の外出機会が減少することによりまして、地域での買い物や入浴といった利用の減少にもつながることも懸念されるところでございます。しかし、このような課題につきまして、全てにおいて公共の公共施策でカバーすることが大変難しい状況でございまして、その旨、皆様にご理解いただきたく存じますけども、地域の公共交通におきましては、高齢者が健康で地域で暮らす上で重要な施策であるとともに、安心・安全なまちづくりにとっても重要な施策であるということは認識しているところでございます。以上です。
議員の質問 8番 大久保富士子
公共交通は、重要な施策であるとの答弁をお聞きいたしました。私の知っている高齢者の方々は、公共交通は、全てをカバーすることはできるものではないと十分に理解しております。ただ、室蘭の病院に月に一度通院するのに、駅前まで朝タクシーに乗って行くために、前の日予約をしてもタクシーがなく、汽車時間が朝早いので、家から歩いて行くのが大変でどうにかならないかしらとか、健康推進などの移動手段などのご要望であります。今年度3月に策定の地域公共交通計画でございますが、先日、私も読ませていただきました。課題とかニーズについての内容は、高齢者にお聞きした相談と同様な内容でありました。虻田地区に在住の方より、虻田地区コミュニティバスに、利用者が誰も乗っていないのに、バスが巡回をしているのを頻繁に見受けられる、ルール変更など交通サービスの見直しを行い、充実すべきとのご意見もお聞きいたしました。そして、乗り合いタクシーなどのご要望もありました。高齢者などの日常生活に欠かせないコミュニティー交通、移動習慣などの見直しを行い充実すべきとのご要望が、多くの方よりお聞きいたします。そこで、町としてどのような対応を考えているかお聞きいたします。
町の答え 企画防災課長 佐々木勉
公共交通に対する要望につきましては、意見交換会などを開催しご意見を伺いましたり、常時電話やメール、さらには窓口などでご意見を伺ったりしております。また、バスなどの利用者に直接話を伺ったり、アンケートによって要望等の把握に努めているところでございます。いただいたご意見につきましては、交通担当の私たち企画防災課のほか、交通事業者と情報を共有して検討しているところでございます。その上で、それらご意見を踏まえまして、ニーズの把握や課題の整理、そして実施による影響の調査、交通事業者との調整を行いまして、可能となれば運行計画に反映してまいります。しかしながら、公共交通の運行に当たりまして交通事業者の経営上の考え、さらには車両保有数や車両管理、運転手の確保や運行範囲、さらには路線の競合、さらには限られた交通資源の制約もありますので、それら様々な課題をクリアしていかなければならず、公共交通の充実につきましては決して簡単なことではございませんが、引き続き住民のニーズや要望の把握に努めながら、交通事業者と協議させていただき、進めてまいりたいと考えているところでございます。しかしながら、先ほどちょっと答弁の中で、公共交通のほうで全てカバーするのは難しいというお答えをさせていただいたところでございますけれども、その部分は高齢者に関する福祉サービスと連携を図りながら、少しでも要望に応えられるよう協議、検討を進めてまいりたいというふうに考えているところでざいます。以上です。
議員の質問 8番 大久保富士子
答弁でお話がありましたように、担当課は迅速な対応を行われていることは、私も評価しております。そして、丁寧な対応も認識しているところでございます。これからの公共交通は、様々な課題があるようでございますが、関係機関と情報共有して、地域住民の皆様が安心して公共交通を利用できるように努めていただきたいと思うところでございます。担当課はお分かりと思いますが、虻田地区の高齢者の方から一番聞いた声は、洞爺湖温泉へ温泉に入りに行く移動手段が不便であるとの声でありました。コミュニティバスに乗り、洞爺駅で降りて、洞爺駅から路線バスに乗り換え、洞爺湖温泉に行くのが大変でありますとの声です。ご要望としては、週に2回ほど予約で乗り合いタクシーの送迎か、または虻田地区のコミュニティバスが利用者が誰も乗っていない時間帯に温泉行に変更をして、週に2回ほどの運行をとのご提案でありました。洞爺湖温泉は、北海道でも有数の温泉地であります。私は、長年、洞爺湖温泉に尽力をしていただいた高齢者の方々に温泉に入っていただき、健康のために、心も体も癒して、元気に長生きをしていただきたいとの思いでございます。また、町内の高齢者の方々より、温泉のホテルの入浴施設に行く交通手段が不便との意見があります。そこで、温泉に行く交通手段の確保に向けた取組とのご要望でございます。町の考えをお聞きいたします。
町の答え 企画防災課長 佐々木勉
温泉街の入浴施設の利用の際には、路線バスなども利用されているという方もいると認識はしてございまして、ただ、その中で時間が合わないといったご意見については、意見交換会などでも直接伺っているところでございます。路線バスの運行時刻につきましては、最終的には運行事業者の判断、協議となってきますけれども、皆さんからいただいたご意見につきましては、町としても交通事業者と情報を共有し、協議はさせていただいているところでございます。具体的には、現在、湖畔を走行しているバス路線、また洞爺駅と洞爺湖温泉を結ぶバスの路線の運行見直しを予定してございまして、その中で運行時間やルートの変更などで不便しているところの解消に努めてまいりたいと、そのように考えているところでございます。また、運行時間の変更につきましては、案ができた段階で町民の皆さんにお示ししながら、ご意見を伺う予定で考えているところでございます。以上です。
議員の質問 8番 大久保富士子
前向きな検討、協議をしていただきたいと思うところでございます。町全体の交通形態にも関わる大きな課題となりますとの答弁でありましたが、削減するところは削減をし、事業を実施するところは地域に即した取組で、メリハリのある事業運営に努力をしていただきたいと思うところでございます。今後も、人口減少などにより利用者数の減少が想定されると思います。そして、人口の減少に伴い、働き手人材の減少が考えられる中で、今後における町としての地域公共交通に関わる課題と取組についてお聞いたします。
町の答え 企画防災課長 佐々木勉
人口減少に伴い、働き手人材の減少が考えられる中、今後の課題と取組というご質問でございました。洞爺湖町におきましては、本年度より本年3月に策定いたしました洞爺湖町地域公共交通計画に基づきまして、交通体系の見直しや交通手段の確保に向けた取組を進めてございますけれども、その中でも働き手、そして人材の減少は大きな課題であるというふうに捉えておりまして、今後の公共交通を持続していくためには、利用する側の視点とともに、運行する側の視点も重要であるというふうに考えてございます。洞爺湖町の公共交通の運行につきましては、交通事業者の運行と町からの委託、そして補助金により運行しておりまして、交通事業者に支えられているという形になってございます。現在、町内の交通事業者においては、運転手の高齢化、そして人員不足、そして収入の減少、さらには燃料価格の高騰により非常に厳しい状況であり、現状の便数を維持していくことが非常に困難な状況になっていると認識している。さらに、全国的に見ると、事業者の撤退などの事例も出てきているということでございます。一方、町におきましては、経費の増加と収入の減少に加え、業務の見直しと人員の確保が課題となってございます。このような状況を踏まえまして、今後、各交通事業者がどこまでの業務を担い続けていけるのかを踏まえ、そして協議しながら、まずは運行の効率化を図る必要があるというふうに考えているところでございます。
町の答え 町長 下道英明
今、大久保議員のほうからございましたこの高齢者の交通手段、本当に大切といいますか、重要だなと思っているところでございます。今求められる、いわゆる公共交通の在り方についてのご質問でございましたが、ご案内のとおり、私も町長就任前は議員として、また一方で交通事業会社の運行管理者をさせていただいておりました。その中で、今お話あったような現実、洞爺湖町のいわゆる公共交通の最前線で身を置いて、本当に大久保議員が直接地域住民の皆さんから声を聞いたところは、私も感じたところでございます。日々感じていたところでございます。特にこういう執行者になりましていろいろ考えた中で、やはりバスの乗り継ぎ時間、接続時間の改善に向けたダイヤの改正、そしてまた今課長からありましたけれども、湖畔線のダイヤの変更あるいは乗り合いタクシーへの転換促進、そしてまた運行の効率化、特にこれは例えばコミュニティバス今ございましたけれども、接続がJRとの接続等もいろいろありますし、そういった点での時間をずらしているところが地域としての壁が出てきたと。それはシームレスな形で動いていかなければいけない。そういった点で、一つは例えばトンネルを利用して、清水ですとか三豊トンネル、今までは例えば洞爺湖温泉からこの虻田に来るときには、必ず協会病院あるいは別なルートを通ってくるということはございましたけれども、やはりこれから外国人もたくさん来るようになりますと、やはりシャトルバス的なものも今後は必要になってきて、あと生活路線の場所も必要になってくるのかなと、そういうふうに思っているところでございます。そういった点で、重複しますが、トンネルを利用し、虻田地区、温泉地区、洞爺地区を乗車時間の短縮化、そしてまた交通事業者と町全体との交通体系の効率化を図っていって、今、ご質問の趣旨でありましたやはり高齢者が健康で地域で暮らす上、重要な施策であると思っているところでございます。さらには、災害なども含め、安心・安全なまちづくりの基盤整備に向けた大事な町民生活のインフラだと認識しているところでございます。先ほどご指摘ございました洞爺湖町地域公共交通計画の中で、今後、路線の短縮や廃止、そしてまた運行車両の変更、また予約制の導入などのほか、利用者が増加に向けた取組を行うなど、このような観点から、視点から利用者の利便性を高める中で、今先ほどございました温泉入浴、これは高齢者の外出頻度を高めるという大きな大きな意味合いがあろうかと思います。そういった高齢者の外出頻度を高めるような交通手段の充実など、いわゆる持続可能な運行体系の転換に向けて協議、検討していきたいと思っているところでございます。以上です。
議員の質問 8番 大久保富士子
担当課長、町長の答弁、しっかり受け止めさせていただきました。これからの地域公共交通は、まちづくりの要であり、ライフラインであると思います。そして、地域全体で地域公共交通を支える取組が必要と思うところでございます。洞爺湖町の皆様の安全・安心な公共交通の整備を大いに期待をいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。