釧路町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日
学校での教育環境の改善について
2024年3月5日、釧路町議会の一般質問で、中家治子議員が「学校での教育環境の改善について」質問し、教育長 辻川尚志、教育支援課長 貴志淳一、管理課長 清水彰が答弁しました。
- 質問者
- 中家治子 議員
- 答弁者
- 教育長 辻川尚志、教育支援課長 貴志淳一、管理課長 清水彰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 中家治子
それでは2件目に移ります。2件目は、学校での教育環境の改善についてということで、①として町内小・中学校のトイレに生理用品を常備する考えは。②として、学校図書室の現状と充実に向けての考え方と課題は。③として、今夏の冷房対策の考え方はで、答弁をお願いします。
答弁 教育長 辻川尚志
9番、中家議員の学校での教育環境の改善についての御質問の中の1つ目、町内小・中学校のトイレに生理用品を常備する考えはについてでございますが、町内小・中学校におきましてはいつでも保健室に来て相談でき、生理用品をもらうことができることを保健指導とともに伝えており、必要な児童生徒に渡しております。さらに、一部の学校ではトイレに生理用品を配置しているところもあります。今後もトイレに生理用品を常備する必要性について、学校と協議してまいります。次に、2つ目の学校図書室の現状と充実に向けての考え方と課題はについてでございますが、町内小・中学校の学校図書館の現状としましては、国の学校図書館図書標準が示す蔵書冊数を目指して整備を進めており、令和5年度末における充足率の見込みは小・中学校合計で88.2%であります。充実に向けての考え方と課題としましては、引き続き蔵書の拡充を計画的に進めるとともに、読書の楽しさを伝え、本を選んで読む経験、読書に親しむきっかけをつくる読書案内の機能を高めることと捉えております。次に、3つ目の今夏の冷房対策の考え方はについてでございますが、昨年の夏は全道的な猛暑となり、道内でも熱中症の疑いで児童が亡くなる事故が発生しております。また、釧路地域においても近年、気温は上昇傾向にあり、熱中症警戒アラートが発表されるなど、熱中症発生のリスクも高まっている状況にあります。このことから、体調不良の児童生徒の処置などを行う保健室などにルームエアコンを整備するとともに、1日の大半を過ごす普通教室や特別支援教室にスポットクーラーを配置し、児童生徒の命や健康を守るため、熱中症対策を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 9番 中家治子
それでは、①から順次質疑していきたいと思います。学校のトイレに生理用品を常備ということは、令和3年の第3回定例会でも質問をしております。そのときはまさにコロナ禍で、経済的な理由で生理用品が購入できない、いわゆる生理の貧困が社会問題化したというような時期でもありました。そのときの教育長答弁というのが、学校トイレの配備の要望に対しては、保健室に常備しているけれども今後については社会動向などを注視して対応していきたいというのがお答えだったというふうに思います。この間、例えば道教委が道立高校ですけれども、トイレに生理用品を配備するということ、令和5年度の事業として行っています。それを行う前年に、学校における生理用品の先行配置モデル事業というのがあって、これも道立高校ではありますけれども全道11校ぐらい選んで、女子トイレに生理用品をモデル的な取組として置いたということの調査結果というのがあるのですけれども、例えばアンケートの中で学校のトイレに生理用品があったら利用したいと思うかということだとか、どんなときに生理用品が手元になくて困った経験があるかなど、幾つかの項目があるのですけれども、生理用品が手元になく困った経験がある生徒というのは8割、そのアンケートでは8割になっています。その際の対処方法として、例えばトイレットペーパー、ティッシュペーパーで代用したというのが48.7%、生理用品を交換せず我慢したというのが27.9%、学校を遅刻したり、早退・欠席したりしたのが6.3%という回答でした。こういうのを見ると、トイレに配備をすれば、それは例えばトイレットペーパーやティッシュペーパーで代用する48.7%、こういうことも起こらないわけですし、そういう意味でいくと配備をする常備をするというのが、やっぱり教育的な視点からも必要かなというふうに考えますが、この点についてはいかがでしょうか。
答弁 教育支援課長 貴志淳一(教育支援課長は2025年3月まで)
今、中家議員からおっしゃっていただいた点、ごもっともだなというふうにして感じて聞いておりました。そういう点でのトイレの配備というところも、そういう視点もあろうかと思って聞いておりました。ただ、一方その児童生徒が持ってこれない原因というか、理由というところもやっぱり探っていかなければならないなというところに感じておりまして、例えば突然の初潮で困っているだとか、自分の健康管理について必要なものが準備できないですとか、貧困の問題ですとかというところがあったときに、学校では一人一人そういう問題を抱えている児童生徒に対して、どう寄り添っていくかというところの指導をしていただいているところでもございます。今後も、トイレの配置については学校と協議してまいりたいなというふうには思っております。
質問 9番 中家治子
ぜひお願いしたいなと思います。前回の質問よりも前進しているなと思って答弁を聞いていたのですけれども、一部の学校ではトイレに生理用品を配置しているところもあるということでありますが、例えば近隣自治体、厚岸町では令和5年度中学校1校で実証事業、モデル事業を行って令和6年度予算では全中学校にというふうになっていますし、根室市では令和5年2月ですから、令和4年度で全学校に配置をするというようなことが行われています。そういう意味でいうと、一番大変なのはやっぱり突然そういう生理の状況になったときの対応が一番困るのであって、例えばたくさんトイレに置くだとかということではなくて、そういうときに使ってくださいという限定も含めて、置き方だとか具体的な部分は学校と相談してやっていただければいいと思うし、もちろん養護教諭の方がいろいろな意味で指導されるから、そういうところにもきちんと置くということは必要だというふうに思いますけれども、とにかく今本当生理用品もすごい高いのですよね。男性の方はあまり分からないかも分からないですけれども、いろいろお店に行くと結構いい値段をするというような状況、今課長が持ってこれない背景が何かというところでいうと、相変わらず経済的な問題も含めてあるというふうに私も見ています。そういうことも含めて、ぜひ配備の方向で考えていただきたいなというふうに思います。②の学校図書室、私は通常学校図書室というふうに言っていたのですけれども、根拠となる法律は学校図書館法ということで、学校では学校図書館というふうに呼ぶそうです。したがって、学校図書館というふうに私もちょっとそういうことで呼びたいというふうに思うのですけれども、まず蔵書数でいうと、お答えでは小学校・中学校でも充足率はまだ100%にはなっていないということではありますけれども、充足率の向上を目指しての対策みたいのは何か考えられているのか、まず確認します。
答弁 教育支援課長 貴志淳一(教育支援課長は2025年3月まで)
毎年の必要な図書を買う予算のほかに、充足率が低い学校に対して特別の配当予算を計上して充足率の向上を図っているところでございます。
質問 9番 中家治子
私も予算決算のときに学校図書の関係とか、司書の関係について何度か質問させていただいたのですけれども、司書教諭と学校司書の資格ですとか、役割の違いというのがどういうものか、まず確認したいと思います。
答弁 教育支援課長 貴志淳一(教育支援課長は2025年3月まで)
まず、学校図書館法におきまして、図書教諭につきましては12学級以上がある学校には配置しなければならないという規定がございまして、こちらはそこに配置されている教諭の中から司書教諭を命じられるというものでございます。続きまして、学校司書につきましては事務職員として採用されたものが学校司書として勤務する場合に学校司書というような扱いとなってございます。
質問 9番 中家治子
学校司書についても学校図書館法が元になっている法律かというふうに思いますが、釧路町においての公立小学校・中学校での司書教諭全体でどのくらいなのか、学校司書が全体でどのくらいなのかという数字は把握されていますか。
答弁 教育支援課長 貴志淳一(教育支援課長は2025年3月まで)
司書教諭につきましては、二つの小学校と一つの中学校、別保小学校と富原小学校、それから富原中学校でメーカーしてございます。学校司書につきましては配置はございません。
質問 9番 中家治子
文部科学省が四、五年に1回、学校図書館に関わる調査をされているというのは教育長は御存じだと思うのですけれども、一番新しいのが令和2年調査になります。その中で、司書教諭の発令状況というのが、全国なのですけれども、全国の公立小学校でいうと69.9%、その前の調査が平成28年ですけれども、平成28年調査時は67.9%なので2%増えているという状況です。それと12学級以上、例えば富原と別保小と富中というのは多分12学級以上ということで、だと思うのですけれども、12学級以上の公立小学校でいうと平成2年の調査では99.4%で、平成28年も同じ数字ということであります。一方、学校司書については同じく全体でいうと69.1%、平成28年で58.8%ということで割合が高くなっていますし、中学校でいっても令和2年が65.9%、平成28年が57.1%ということで増えている状況にあります。したがって、12学級以上ということでいうと、多分満度に配置されているかなというふうに思うのですけれども、それ以下の、12学級以下のところについても基本的には学ぶ環境を考えれば同様に配置すべきというふうに思うのですけれども、そういう方向性だとか考え方についてはどういうふうになっているか教えてください。
答弁 教育支援課長 貴志淳一(教育支援課長は2025年3月まで)
11学級以下の学校の司書教諭の配置につきまして、お答えいたします。11学級以下の学級につきましては、図書担当の先生がいらっしゃいまして、司書教諭の発令を受けていなくても学校図書館の充実を図っていただいているところでございます。
質問 9番 中家治子
それで、司書教諭ということは、そういう資格があるということはもちろんですけれども、発令としては普通の一般教諭と同じように、そこの学校に行ってくださいというような発令だと思うのですよね。そうすると当然、学級担任を持ったりだとかということがあって、学校図書館を専門にお仕事をされるということではないというふうな状況があると思うのですよね。そうすると、さっき教育長から答弁があった、蔵書の拡充はいいのですけれども、読書の楽しさ、あるいはそういう本を読む体験だとか、そういうことをやっぱり子供たちに伝えていく、体験してもらうというところでは非常に不十分かなという思いがあります。そういうこともそうなのですけれども、今年度、道教委が図書館担当職員講習という新たな事業を始めたというのは御存じでしょうか。
答弁 教育支援課長 貴志淳一(教育支援課長は2025年3月まで)
そのような通知が来ていたというふうに記憶してございます。
質問 9番 中家治子
オンラインの授業なのですけれども、全道で130人が受講されたということです。釧路町の中でも受講された方がいるのかどうか、確認したいと思います。
答弁 教育支援課長 貴志淳一(教育支援課長は2025年3月まで)
お時間いただきまして申し訳ございません。オンラインでの申込みということで、直接教員が申し込むということで、教育委員会では把握できておりません。
質問 9番 中家治子
学校司書を養成して配置の促進だとか資質の向上を図るということで、道教委の独自事業として今年度始まったわけですけれども、案内としては教育委員会にあったはずですので、それをそれぞれの学校でこういうのがありますというお知らせはもちろんするのでしょうけれども、学校図書館を充実させるということで言うと、誰が受けて、その講習を受けたら学校司書ということで役割を果たしてもらうということであれば、把握されるということは大事なことだと思うのですけれども、ぜひ状況がどうだったかというのは把握していただきたいと思いますし、次年度以降、同じような状況で考えれば、それぞれの学校で司書教諭もいて、学校司書もいて、そういう中で、さっき教育長が答弁された読書の楽しさ、本を選んで読む経験、読書に親しむきっかけを作る、そういう読書案内の機能を高めていくということができるというふうに思いますので、ぜひ把握とそれから促進を含めてやっていただきたいと思うのですけれども、その点いかがでしょうか。
答弁 教育支援課長 貴志淳一(教育支援課長は2025年3月まで)
申し訳ございません。その把握に努めたいなというふうにして思ってございます。また司書教諭、それから学校司書について、またその必要性について研究してまいりたいなと思ってございます。また、先ほど教育長答弁しました読書の読書案内につきましては、この司書教諭の役割の一つでもありますけれども、担任の先生が国語の時間ですとか、特別活動などでも通じて読書、学校図書館の利用ですとか、読書の楽しさというところを指導していただいておりますので、こういった点も含めて深めてまいりたいなという印象を持ってございます。
質問 9番 中家治子
厚岸の教育委員会の方に話を聞く機会がありまして、その中で学校の図書室、図書館にお仕事をされている学校司書の方は、司書資格がある方がされているそうです。司書教諭と学校司書が情報共有をして読解力の向上、表現力の向上、豊かな創造力の育成、論理的思考の育成などを含めて、どうやったらそういうふうな状況が作れるかというようなことを日々研究されて、写真とかを見せていただいたのですけれども、毎月、そういう何か、その時期に合わせた本を陳列してというようなことのいろいろな工夫をされているという、そういう状況の中で、やはり子供たち、それは小学校ですけれども、子供たちもやはり学校図書館に行く、図書室に行くということと、やはり読書につながっていくということを含めてされております。何よりも厚岸は町の図書館がしっかりとしているということで、そことの連携の中でその充実が図られてきているという状況があります。我が町には図書館がないという状況の中で、図書館も作っていくということも大事な視点かなというふうに思います。それでは、③のほうに移っていきたいと思います。今年の夏の暑さがどうなるかというのは、ちょっと予想はできませんけれども、この数年の流れから言うと、やはり暑い状況が続くかなというふうに思います。普通教室だとか特別支援教室にもスポットクーラーが配置されるということについては、大変よかったなというふうに思うのですけれども、スポットクーラーの大きさが小型冷蔵庫ぐらいの大きさだということですので、例えば1クラスの児童生徒の人数によっては、教室内に置くことも難しいというようなことだとかというのが出てこないのかどうかという、新年度についてはそれはどういうふうになっていますでしょうか。
答弁 管理課長 清水彰
スポットクーラーの配置場所についてですが、議員おっしゃるとおり、児童生徒数が多い教室については、ちょっとスペース的に厳しいところもあるということは学校のほうからも聞いております。使い方についてなのですけれども、例えばスポットクーラーの冷風が出るダクトがございまして、本体は、例えば廊下に置いて、冷風のダクトを出入口のドアから教室の中に吹き込むとか、そういうようなちょっといろいろ工夫をして活用をしていくような形で今、考えているところでございます。
質問 9番 中家治子
今、実際に使用するというところでいうと、今、課長がおっしゃったような工夫というか、そういうことも必要かというふうに思うのですけれども、そもそも子供の1クラスの人数について少なければそういう心配もないということもありますので、少人数学級も含めて検討していただきたいなというふうに思います。