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釧路町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月6日

学校の安全対策について

2023年6月6日、釧路町議会の一般質問で、佐藤昭平議員が「学校の安全対策について」質問し、教育長 辻川尚志、管理課長 清水彰、教育支援課長 貴志淳一が答弁しました。

質問者
佐藤昭平 議員
答弁者
教育長 辻川尚志、管理課長 清水彰、教育支援課長 貴志淳一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 佐藤昭平

5番、佐藤です。マスクをとらさせていただきます。本定例会には、3件通告をさせていただいておりますので、順次質問してまいります。まず1件目ですが、学校の安全対策についてお聞きします。1点目、事故発生状況について質問いたします。2点目は、その事故への対応策について現状をお聞きします。3点目は、その事故の予防策についての教育委員会の考え方を聞きたいというふうに思います。以上、3点です。よろしくお願いします。

答弁 教育長 辻川尚志

5番、佐藤議員の学校安全対策についての中の1つ目、事故発生状況はについてでございますが、学校内での事故発生状況といたしましては、町内小中学校に事故報告を求めている全治3週間以上の負傷について申し上げますと、令和2年度7件、令和3年度2件、令和4年度3件となっております。次に、事故への対応策はについてでございますが、町内小中学校におきましては、事故が発生した際に教職員が的確に判断し、円滑に対応できるよう危機管理マニュアルに基づき教職員の役割等を明確にし、児童生徒等の安全を確保する体制を整えております。教育委員会としましては、事故が発生した場合に迅速な状況把握に努めるとともに、原因を調査し、事故の再発防止に努めております。次に、3つ目の予防策はについてでございますが、児童生徒の事故はあらゆる場面で発生する可能性があることから、町内小中学校において児童生徒の安全確保を図るため、学校施設の安全点検、児童生徒に対する学校生活における安全指導、教職員に対する研修を実施し、事故の未然防止に努めております。以上でございます。

質問 5番 佐藤昭平

まず、現在の事故の発生状況ということで答弁をしていただきましたが、これは自分の問題意識としては、最近、富小の体育館の事故がありまして、全国的にも5月5日の子供の日にNHKなどでも特集を取り上げられ、あと学校の安全対策ということもありましたので、この際、お聞きしたいなと思いました。それで、ちなみに富小の事故というのは、全治3週間以上ということで集計されていますけれども、この事案にはこの基準には該当するような、そういうようなものなのかどうなのか、まずお聞きしたいと思います。

答弁 管理課長 清水彰

富原小学校の事故については、全治3週間以上の事故ではございませんでしたので、こちらの件数のほうには含めておりません。

質問 5番 佐藤昭平

それで、テレビの報道で、研究者、専門家の方もおっしゃっていましたけれども、2005年から2022年度まで約18年間ぐらいですかね。この中で、全国で学校管理下で起きた事故による子供の死亡は1,614人、障がいが残った重症の方が7,115人ということであります。全国的に集計すると、相当な事故が発生している、深刻な事故が発生しているというような大変残念なことだというふうにして思うのですけれども、そういう点で見ますと、1校は、1町当たりで見ていくと、そんなに人数的には今回の答弁の中でも年度単位で見れば、そんな大きくないと言ったら、当事者の方に対しては申し訳ないですけれども、こういうような状況であります。この令和2年から令和4年度のところの発生状況を示していただきましたけれども、この中で、いわゆる重大事故というような基準をどういうふうに設けられていて、それぞれ発生した件数の中から、そういうような事案があったのかどうなのか、その点ちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 管理課長 清水彰

今回報告させていただいていた件数の中については、重大な事故というような捉えはしているものはございません。

質問 5番 佐藤昭平

当町の学校管理下のところでは、死亡事故やこういう障がいが残るといいますかね、そういうような事故はなかったというのは大変幸いなことだというふうにして、不幸中の幸いというべきか、そういうようなことだというふうにして思います。事故の発生状況というのは、発生の中身というのは、当町の場合は、この3年間、答弁いただいた3年間の中では12件ぐらいでありますけれども、冒頭に私が申し上げた全国的な集計といえば、こういうような状況になっているのですけれども、そういうようなところでの事故の発生の、当町での12件ぐらいですけれども、当町で発生した事故の中身と全国的にどういうようなものが事故発生しているかですとか、そういうようなものの研究や、そういうような分析といいますか、そういうようなものというのはされているのかどうなのか、お聞きしたいと思います。

答弁 管理課長 清水彰

特に、分析等は行ってはおりませんが、全国的な重大な事故の状況については、例えば、窓からの落下だったり、ゴールポストが転倒してとかということで死亡だったり、重大な障がいが残るというようなことで認識しております。

質問 5番 佐藤昭平

それで今、管理課長が答弁したように、校舎のところからの落下ですとか、それから、サッカーなどのゴールポストの転倒とか、そういうようなことなのですけれども、一般には学校事故というのは、ちょっとしゃべりづらいのですけれども、コピペ事故と言われているらしいのですね。つまり、同じことが繰り返されるというのが非常に特徴としてあると。いろいろなことが、雑多に起きるということではなくて、ここでも起きてた、あそこでも起きていたことが、残念ながら私たちのところでも起きてしまったという、そういうような事故が多いんだと。コピペと言われています。まるでコピーしたような事故の内容のものが起きるのが特徴だというふうにして言われています。そういう点で、そういう認識があるのかどうなのか。あるとすれば、どういうふうに考えていくか、分析していくか。この12件からは見えてこないものでも、全国のそういうような傾向を見れば見えてきますから、少し答弁しましたけれども、そういうようなことについての問題意識、学校事故をどう捉えるのか。そこのところをこの点について、ちょっと最後になるかと思いますけれども、聞きたいと思います。

答弁 管理課長 清水彰

議員おっしゃられるとおり、同じような事故が繰り返されているというのは承知しているところです。事故の予防については、その事故が発生しないように事前に対策をとるというのが重要なことだと考えております。例えば、窓からの落下であれば、子供が上れないように物を置かないだとか、手すりを設置するだとか、そういったことで対応して、これからも対策のほうを講じてまいりたいと思っております。

質問 5番 佐藤昭平

ちょっと聞く順番が逆だったかもしれませんが、全国のそういうような傾向って、あのテレビ報道ではなかなか、先ほど言った件数と死亡件数、障がい件数と同じかどうか分かりませんけれども、国のほうから全国の発生状況というのが必ずしも示されていない、公開されていないというふうにも報道も研究者の方は発言されていたのですけれども、そういう点では学校現場のほうでは、きちんと国からの情報も全体の要するに傾向が分かるような形の資料として示されているのかどうなのか、このことが前提になると思うのですけれども、そういう点ではどうでしょうか。

答弁 教育長 辻川尚志

全国各地で起きている重大事故等の発生予防につきましては、文科あるいは道教委のほうから、こういう事故が発生したということで、こういう点について注意しろと、こういうところを点検しろというような通知が大体事故が発生した直後に分析されたものと、資料として送られてくることがありますので、教育委員会としましては、そういう資料に基づいて、各学校のほうに点検を確認したりだとか、そういう取組をしているところでございます。

質問 5番 佐藤昭平

それで、たまたま軽微のようではありましたけれども、いずれにしても、学校は当然言うまでもなく子供たちにとって何よりも安全なところでならなければなりませんので、そういう点では事故の発生を本当に未然に防いでいくということが大事かなというふうに思います。それで、対応策なのですけれども、答弁を頂きました。危機管理マニュアルに基づいてということですが、これは学校の設備中心にとは言っても、なかなか広い範囲かな、どこをとっても思うのですが、昨今の学校の教職員の体制ですとか、そういうような形で見ると、事前にいろいろ点検をしてというようなところも体制的に時間を確保する物理的な問題とかも含めて、そこら辺のところは、ある条件として管理に当たっている先生方のところで、きちんとそういう点検が、きちんとできているのかどうなのか。そういう点での不十分さというのが、これ事故につながるという面がありますから、そういう点ではマニュアルは当然必要だというふうに思うのですけれども、それをしっかり行っていく上での人的体制というのは、どんなふうな形になっているのか、大丈夫なのか、そこら辺ちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 管理課長 清水彰

学校におきましては、日常的な点検だとかは教頭先生だったり校務補の方に実施していただいているところで、人的な部分についても十分対応できているものと認識しております。

質問 5番 佐藤昭平

遊具ですとか、そういう点もありますよね。それで、対応策のところで、ちょっとどうされるのかなと思う点が1つあります。設備のいろいろな不備の点があって、事故につながってしまったというのはいろいろ聞く例ではあるのですけれども、例えば、教科指導中の事故ですよね。これは発生状況のところでも聞いたのですけれども、この対応どうなるのかなというところで聞きたいのは、今は武道も選択で行われていますよね。一番多いのは、柔道のところでの事故が全国的には、それこそ多いというふうにも言われております。設備の面でちょっと、設備のところでの発生とはまた違った中身があって、対応というのは一応いろいろ違う面もあるのかなと思うのですけれども、そういう点では、これ武道が、種目を選択するということだと思うのですけれども、そういう点では発生とか、それから、それに対する対応というのはどういうふうにされているのか、聞きたいと思います。

答弁 教育支援課長 貴志淳一(教育支援課長は2025年3月まで)

学校の授業中におけるけがの状況につきましては、日本スポーツ振興センターの災害共済給付の利用状況をちょっと調べまして、体育の事故におきましては、マット運動ですとか、跳び箱ですとか、走り高跳びですとか、そういった不慮の事故というところで発生はしておりますが、武道での発生は過去5年間では発生していない状況でございます。

質問 5番 佐藤昭平

それで、発生しなかったという今までの経過は大変よかったかなと思うのですけれども、端的にこの点で聞いてしまうと、例えば、やっぱりこれ要望のほうにも入っていくかもしれませんが、教科中の指導ですよね、そういう点で言うと、例えば、柔道ですと、大変事故につながる技というのがあるわけですよね。そこら辺については、具体的に言うとその教科の中では使わないことだとか、もう中学生程度の受け身の技術では防げないという、そういうような判断もされていますから、細かく言うと、そういうところまで具体的に言えば、大外刈りとかがほとんどの事故の発生になっているのですよね。そういうようなことも含めて、きちんと指導、事故が起きてしまったら、これ重大事故になっていますから、そういう点ではちょっと細かい話なのですけれども、その点最後にお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 辻川尚志

柔道における授業中の事故でございますけれども、大体の授業の中では、今議員おっしゃられたように、使っちゃいけない技だとか、技を限定した中で行っている授業が多いという状況ではございます。ただ、時々指導をちょっと逸して、そういう技を使ってしまうというような状況もある中で、そういう事故が発生しているというようなお話もお聞きしていますので、その辺のところの授業を始める上での約束だとか、そういうことも徹底した上で授業をするということは、体育指導者として最初のやることだということを認識しておりますし、授業を始める前にはそういうことを確認してやっていただいている状況でございます。

質問 5番 佐藤昭平

ぜひ、そういう点での格闘的なスポーツというのはどうしても大きな事故に結びつきやすいですから、ぜひしっかりやっていただきたいなというふうに思います。それで予防策についてなのですが、これ答弁いただきましたが、やっぱり一番の予防策のまず根底になるのは、いろいろ今後の未然防止に努めるというのは、あれなのですけれども、やっぱり総括的な質問になりますけれども、やっぱり原因調査だと思うのですよね。なぜ、その事故に至ったのかという、そういうようなあれが大事だというふうにして思います。それで、そういう点で見ますと、「学校事故対応に関する指針」というのが文科省から2016年に出されていて、学校が起きた事故について基本調査をすることが必要だというふうにも、その指針の中では書かれているように私認識したのですけれども、ここら辺について事故の原因調査等については、どういう場合にやって、どういうような形で保護者の方との信頼関係を基にした解決といいますか、そういう方向になっていくのかという点についてお聞きをしたいというふうに思います。

答弁 管理課長 清水彰

事故が発生した際に、結構、重いけがなどをされた場合については、例えば、学校の場合ですと、職員会議等で事故の状況などを全教職員に説明して、今後の事故の発生防止に努めたり、あと児童生徒に対しましても、事故の状況等をお話しして、十分気をつけるように指導するなどの対策を、対応をとっております。

質問 5番 佐藤昭平

それで、冒頭申し上げましたように、全国的には大変十七、八年ぐらいの間に起きた総数ではありますけれども、これ死亡や障がいの事故だけの件数ですから、そこまでに至らなかったというか、そういうふうな重症にはならなかったというところも含めると、相当な件数に全国的には上りますから、そういうふうになったときに、保護者の方のそういう心情や、いろいろなことを考えれば、なかなか子供を預けているといったらあれですけれども、そういうような関係の学校と、なかなか対等にいろいろ話をするということは、なかなか厳しいというのがこれ実態としてあると思うのですよね。そういう点でいうと、やっぱりこれは大きく言えば国の問題だと思うのです。運用安全委員会のようなところが、学校事故に対してもあれば、第三者的に、専門的に調査ができるということなのですが、これは重大事故の場合には、今一般的な対応は答弁いただきましたけれども、これやっぱり大変なのは重大事故なのですよね。重大事故で、結局、学校にせよ、どこにせよ、都道府県にせよ、調査しないということで事故に遭われた保護者の方自身が、仲間でもって調査をするというようなことを本当にやられているところが全国に幾つもあるのですよね。そんなことになると、学校と地域との信頼関係、保護者との信頼関係、その上に成り立っている教育の現場が大変残念な状況になってしまいますので、そういう点では軽い事故で済んでいるうちは、まだ何とか修復はできると思うのですけれども、重大事故に対しての、そういう心構えや、当町教育委員会としての構えといいますか、対応の仕方をまず最後にどのように対応していくのか、その点について最後に答弁を求めたいと思います。

答弁 教育長 辻川尚志

重大事故発生への対応ということでございますけれども、幸いにして今のところ、町内ではそういう重大事故は発生しておりませんが、議員おっしゃったように、全国的なそういう事故を参考にしながら、こういう事故が起こり得るということにつきましては、校長会議の中でも、そういう事案に触れながら注意を促したということもあります。それと、そういう重大事故が起きた際には、肝心なのは、けがした子供への対応ですけれども、もう一つは同じ事故を繰り返さないと。先ほどコピペ事故というふうに言われましたが、同じ事故を繰り返さないということで、そういう原因究明等につきましても全力でしながら、保護者への対応も当たりながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございますので、御理解いただければと思います。

質問 5番 佐藤昭平

重大事故起きないように、当然。いきなり重大事故って起きないのですよ、これどんな業界の事故にしても。ヒヤリハットというのが300例ぐらい、つまり見過ごされて重大事故につながっているというのが、国の安全委員会とか、そういうところでも同じ事故発生のメカニズムという中で分析されていますので、ぜひ、今後ともしっかりそういう小さな事故もしっかり捉えて取り組んでいただきたいなというふうにして思います。では、2点目いきたいと思います。

出典:釧路町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月6日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる