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釧路町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月7日

防災減災対策について

2022年6月7日、釧路町議会の一般質問で、梅津加代子議員が「防災減災対策について」質問し、町長 小松茂、防災安全課長 藤井正樹が答弁しました。

質問者
梅津加代子 議員
答弁者
町長 小松茂、防災安全課長 藤井正樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 梅津加代子

9番、梅津です。通告に従って、1件5項目について質問をいたします。防災減災対策についてであります。北海道から岩手にかけての沖合にある千島海溝と日本海溝で巨大地震と大津波の防災対策を進めるため、避難施設と整備費用の補助引上げ率などを盛り込んだ特別措置法の改正案が先月13日、参議院本会議で可決成立されました。今回の法改正で、津波による甚大な被害のおそれのある地域は特別強化地域に指定され、施設や避難に使われる道路整備費用が、国の補助率2分の1から3分の2に引き上げられました。また、特別強化地域では、寒冷地特有の課題である積雪や津波から逃れても低体温症となって死亡する危険性があることから、特に配慮しなければならないと新たに明記されました。命を守る課題として、1、避難所までの移動時間30分、2、避難所生活での二次被害とされております。おのおのの避難意識を向上させ、防災知識を深めることで人的被害が減少すると考えます。そこで、以下5項目について質問いたします。1、これまでの被害の実態は。2、各地域における被害の想定は。3、現時点における対策状況は。4、避難所での課題は。5、今後の取組と課題は。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 小松茂

9番、梅津議員の一般質問にお答えをさせていただきます。防災減災対策ということで、これまでの被害の実態についての御質問でございますが、最近の災害による町の被害といたしましては、主に低気圧や台風による大雨被害が多い状況となっております。過去10年間の状況について申し上げますと、災害対策本部を36回設置をし、避難所は別保地域で9回、昆布森地域で5回、遠矢地域で3回、セチリ太地域で3回開設しております。避難に係る発令については、令和3年5月20日に施行されました災害対策基本法の改正前の避難情報で、避難準備、高齢者等避難開始が1回、避難勧告が3回、避難指示が2回、法改正後においては、高齢者等避難が1回となっております。被害状況としましては、家屋への浸水やのり面などの崩壊、道路の冠水、上下水道施設等の被害などが多岐にわたっております。次に、各地域における被害の想定についての御質問ですが、各地域の被害想定につきましては、沿岸部である昆布森地域では地震、津波、大雨による浸水被害や土砂被害、内陸部である別保地域では地震、大雨による浸水被害や土砂被害、遠矢地域では地震、津波、大雨による浸水被害や土砂被害、セチリ太地域では地震、津波、大雨による浸水被害を想定しているところであります。次に、現時点における対策状況についての御質問ですが、町の主な対策といたしましては、避難所、避難場所の確保、災害備蓄品の整備、防災訓練、防災研修、ハザードマップなどによる危険箇所の周知のほか、災害時における食料や生活物資の提供などに係る民間事業者との協定などを行っております。次に、避難所での課題についての御質問ですが、町では現在、48か所の施設を避難所として指定をしておりますが、施設規模・構造によっては様々な課題があるものと考えております。特に長期にわたる避難生活の場合には、暑さ・寒さ対策や感染症対策、トイレやお風呂の使用、プライバシーの確保、各種ペットの対応、さらにはそれらが引き起こす避難住民のストレスや健康被害、防犯対策など様々な課題が生じることが予想されております。最後に、今後の取組と課題についてですが、昨年国が公表しました日本海溝、千島海溝沿いの巨大地震による被害想定に基づく災害対策を中心に、避難施設整備、防災訓練、防災研修など住民の防災意識のさらなる向上に取り組んでまいります。今後の課題といたしましては、災害対策に必要な財源の確保や冬期間あるいは夜間における避難対策、避難行動要支援者への支援などが当面の課題であると捉えているとこであります。以上であります。

再質問 9番 梅津加代子

再質問に入っていくのですが、1、2、3について関連性があるのでまとめて質問したいのですが、議長よろしいでしょうか。

再質問 9番 梅津加代子

では、1、これまでの被害の実態は、2、各地域における被害の想定は、3、現時点における対策状況はについて質問します。昨年、大雨で避難勧告がありましたけれども、避難所へ避難された方の実態についてお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

昨年の大雨被害における避難の状況ということでございますけれども、昨年の9月の大雨で申し上げますと、避難所開設は7か所ということになっております。なお、避難者数につきましては、別保小学校において、計2名の避難状況となっております。

再質問 9番 梅津加代子

今後、大雨の後に地震が発生することも想定されると思います。過去に冠水によって通行止めとなった道路について、規制状況はあったのかどうかを確認いたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

最近10年間の状況で答弁させていただきたいのですけれども、平成25年度につきましては、2回の通行止め、8路線通行止めしております。26年度につきましては、1回の災害で12路線、27年度は、1回の災害で2路線、28年度は、5回の災害において10路線、29年度は、2回の災害で2路線、令和3年度は、1回の災害で1路線の通行止めを行っております。

再質問 9番 梅津加代子

現在、雨水排水の対策はできているのかどうかを確認いたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

雨水ですけれども、今申し上げた通行止めにおいて、冠水が原因で通行止めとなった路線につきましては、過去10年において10路線となっております。路線によっては一部排水対策といいますか、雨水管の整備を終えているところもございますし、災害時におきましては、状況に応じて、排水ポンプを設置して通行止めを解除できるような措置を講じております。

再質問 9番 梅津加代子

理解いたしました。備蓄品についてに質問していきたいと思います。現在、段ボールパーティション、段ボールベッド、仮設袋型トイレについて、個数がある。この間災害マニュアル頂いたのですけれども、今後この3つ増やしていく考えがあるのかお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

防災備蓄品につきましては、基本的に食料・飲料につきましては、昨年アンケートを取りまして、その結果に応じて一定の目標を定めて配置を進めているわけですけれども、当然今御指摘頂いた備蓄品につきましても、今で十分足りていると思っていませんので、今後、ある程度目標値を定めた上で配置を進めていきたいというふうに思っております。

再質問 9番 梅津加代子

遠矢地区においてピンポイントで聞きたいのですけれども、今遠矢地区においては、公民館と遠矢小のみ備蓄品が置かれております。遠矢中学校には今後備蓄品を置くことが可能なのか、お伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

遠矢中学校のほうにも、当然学校にも確認した上で、置けるスペースがあるのかどうかということも確認しながら、置ける状況であれば、そういったところの分散した配置というものも進めていきたいなというふうに考えております。

再質問 9番 梅津加代子

3月の予算委員会でも質問させていただいたのですが、粉ミルクについてです。現在、つくし保育所のみの備蓄となっておりますが、今後各支所に置くといった考えはあるのかお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

現在、議員御指摘のとおり、粉ミルクにつきましてはつくし保育所のみということになっております。当然、災害発生時には、あらゆる避難所に乳児が来られるということは当然想定しなければなりませんので、これらの配置についてもある程度分散した、避難施設、避難所のほうに配置できるように検討させていただきたいなというふうに考えます。

再質問 9番 梅津加代子

ぜひお願いいたします。では、次4番の避難所での課題はに入っていきます。現在コロナ禍の中で、コロナ対策はどのように対応を考えているのかをお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

コロナ対策に限らず、あらゆるそういった感染症対策というものが当然懸念されます。各避難所においては、受付の段階でそういったところの感染症対応の体温の検査だったり、受付の段階でそういった調査をさせていただきたいなと。そういった症状があれば、当然同じスペースではなく別なスペースで、そういった施設で避難していただくということを考えていきたいというふうに思っております。

再質問 9番 梅津加代子

基礎疾病を持っていらっしゃる方もコロナに限らずあると思うのですけれども、糖尿病ですとか高血圧症の方、血糖値、減塩とか、そういった問題が出てくるかと思います。薬を3日分常時持っていただくということが重要になってくるかと思いますので、そういった周知もぜひしていっていただきたいと思います。次なのですが、ペット問題について。ペットの受け入れる避難所施設と現在のケージ数の個数をお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

ペットの同行避難というところを、特に表立って禁止しているという施設は特に今のところございません。町でケージを用意してあるのですけれども、現在、大小合わせて50台を用意しております。

再質問 9番 梅津加代子

大小合わせて50台ということなのですが、避難所施設に置いているのはどこなのかお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

現在、役場庁舎に40台と町のコミセンのほうに10台配置しております。

再質問 9番 梅津加代子

理解いたしました。ペットも結局は飼い主さんの責任になってくるかと思うのですが、実際避難所に行くまでに、ケージがあるないが、皆さん把握されていないと思うのですね、町民の方。だから、こういったことも飼い主さんに、ふだん車の中にケージだったりとか、フードだったりとか、シートというものを常備することも必要になってくるかと思いますので、こういったことも周知していっていただきたいと思います。次にですが、学校が避難所となった場合についてお伺いいたします。基本的に体育館が使われるのかと思いますが、現時点での取決めなどがあるのかどうか確認いたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

学校施設の利用につきましては、基本的に浸水のないフロアを避難所として使うことになると思います。遠矢、別保につきましては、ほぼ日本海溝・千島海溝の巨大地震の際には浸水区域に入っていませんので、そういったところは体育館の使用というのは最初から可能になってくると思うのですが、セチリ太のほうになりますと、恐らく1階部分というのが浸水になる地区が出てきますので、そういったところについては、2階なり3階なりといったところで避難所を開設するということになるかと思います。

再質問 9番 梅津加代子

理解いたしました。次に、簡易トイレ設置についてなのですが、屋外に簡易トイレが設置されるまで何日ぐらいかかるのかお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

現在、トイレの設置につきましては、町におきまして1社、仮設トイレを優先的に設置頂くという協定を結んでございます。ただ、災害が大きくなればなるほど、そこの業者で所有しているトイレ数というのですかね、そういったものも限りが出てくるのかなと思いますので、何日で配置されるかということは、明確な答弁はちょっとできないのですけれども、極力早く、協定を締結している先のほうに優先的な配置を求めていきたいなというふうに考えております。

再質問 9番 梅津加代子

理解いたしました。次に、炊き出し施設についてなのですが、現時点ではどのような対策をしていく考えなのかお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

炊き出しに対する考え方ということなのですが、町の地域防災計画の中で社会福祉協議会ですとか、日本赤十字社北海道支部ですとか、各種ボランティア団体ですね、そういったところの団体、災害ボランティアにおける連携を行うということで地域防災計画の中で定めております。その活動内容の一つに炊き出しというのも当然想定しておりますので、そういったところの連携をしていくことで、避難時において迅速かつ円滑にそういった炊き出しが行われるように取り組んでいきたいなというふうに考えております。

再質問 9番 梅津加代子

冬期に災害が起こった場合などは、本当に温かいものを食することが重要になってくるかと思います。ぜひそういったことで早急に炊き出しできるようなシステムができることをお願いしたいと思います。次に、エコノミークラス症候群対策についての考えをお伺いするのですが、熊本の震災で避難所生活で多くの女性が命を落としたと伺っております。これは水分の取り方だったり、トイレがあまりにも汚れていてトイレを我慢して水分を取らないといった、そういった方が命を落とされているといったことを聞いております。また、口腔ケアもすごく重要性があると言われております。そういった点で、エコノミークラス症候群対策の考えについてお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

当然、そういったことも含めて今後考えていかなければならないというふうに思います。特に今御指摘頂いたトイレなどは、当然過去の災害を見ても、やはりトイレを我慢して水を飲まない、あるいはトイレの状況がさんざんで、場合によっては人としての尊厳が傷つけられるような状況というのも過去の災害でございますので、今御指摘のエコノミーの症候群に対する取組につきましては、現時点でははっきり明確な答弁はできないところが申し訳なのですけれども、今後研究してそこの対策を強化してまいりたいというふうに考えております。

再質問 9番 梅津加代子

ぜひお願いいたします。では、5番の今後の取組と課題についてお伺いいたします。答弁では、避難設備、避難所施設設備、防災訓練、防災研修など町民の防災意識をさらなる向上に取り組んでいくと答弁されております。具体的に町民に対してのソフト面ですね、こういったことを向上していくための周知方法ですとか啓発方法などを考えているのであればお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

ソフト面でということで申し上げます。まだ形にはなっておりませんけれども、今防災安全課の課の中で専門員含めて、どんな形が今後いいのかというところで協議をしております。その中では、当然、防災研修の頻度を今後高めていきたいということもありますし、そういった取組に対しての普及啓発といったところでは、役場側からプッシュ型でいろいろな町内会の会合であったり、そういったところに投げかけていきたいなと。防災の研修も今、時間ごとのメニューというのですかね、例えば30分でこういったメニュー、1時間でという、そういった時間ごとのメニューを組んで、そういった町内会、自主防災組織等に研修をプッシュ型で投げかけていきたいなということを考えています。また、これもまだ形にはなっていませんけれども、今後住民のやはり一番大事なのは平時からの避難訓練というのですかね、どんなハード設備をしても、住民がいざ避難するといったときに、右なのか左なのか分からないといったような誤った避難行動を取らないように、平時から適正な避難行動を取れるように、住民の例えばウオーキングと併せて避難所ウオーキングというような、仮称ですけれどもそういったものを考えて、自分の避難所までの避難経路というものを平時から体に見につけるような取組というものを今考えている段階でございます。

再質問 9番 梅津加代子

分かりました。この間の日曜日、防災フェアを緑町内会で行って、役場の担当の方が説明をしていただいて30名ぐらい集まったのですが、かなり反響がありまして、遠矢小学校にそういう防災キットがあるということも分からなかったという、かなりいろいろなことを吸収されて帰っていって、すごく勉強になったという声を頂いております。ぜひ地域との密着、自主防災組織と連携していって、こういったことを周知啓発していっていただければと思います。ハード面については、先ほど冒頭で私申し上げた社会資本整備交付金事業、これがどこまで使えるかというのがまだ明確にはなっていないと思うのですが、川田議員のほうからもそういう学校の建物だったりということもあると思いますので、そういったこともかなり事前に防げるようなハード面のサポートもしていっていただきたいと思います。次なのですが、被災後の事前復興計画策定についてお伺いいたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

復興計画というものを特化した計画は現在持ち合わせてはおりません。ただ、地域防災計画の中で、復興というところの章でそういった取組については明記させていただいております。

再質問 9番 梅津加代子

まだまだ全国的にこういった事前復興計画というのは進んでいないと聞いております。ぜひ転ばぬ先のつえとしてこういった計画を進めていっていただきたいと思います。今後の取組の課題の中で要支援者について、今後、個別避難計画策定などが進捗しているのかどうか確認いたします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

避難行動要支援者ということで、これまでも、避難行動要支援者の把握につきましては、町でも把握してきたわけですけれども、昨年の5月に災害対策基本法の改正によって、今議員おっしゃられた個別避難計画というものの策定が努力義務化されたという背景がございます。改めて今年度になってから、関係課いわゆる福祉課と介護支援課のほうと今協議を2度、3度ほどしているのですけれども、この避難行動要支援者の避難行動に対する取組といいますか、そういったものをより実効性を高めるための方法というのを今現在考えているところであります。

再質問 9番 梅津加代子

開示していない方もいらっしゃると思いますので、今後も努力が必要になってくると思いますので、努力していただきたいと思います。最後に、いつ起こるか分からない災害対策について、町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 小松茂

いつ起こるか分からない大規模自然災害、いろいろな災害パターンがありますけれども、常々すべからず想定をして、そして予想外というふうにならないような対策を講じることがベストだというふうに考えております。そのためにも、それぞれ町民の皆さん方と行政がいろいろな情報を共有したり、それから、それに備えるための訓練であるとか研修会であるとか、様々なこともやりながら、町民と一緒に取り組んでいくことが必要だというふうに思います。いずれにしても、大きな災害が起こらなければいいわけでありますが、そういったことを想定したしっかりとした対策というものは、常々対策をしっかり講じていく、そういった考え方を強く持っていかなければならないというふうに思っている次第であります。

再質問 9番 梅津加代子

特別強化地域となった釧路町ですので、町長がおっしゃるとおり、どのような災害状況でも迅速に対応できる対策準備を進めていっていただきたいと思います。終わります。

出典:釧路町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月7日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる