みんなの議会

釧路町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月6日

当町における不妊治療支援について

2023年12月6日、釧路町議会の一般質問で、梅津加代子議員が「当町における不妊治療支援について」質問し、町長 小松茂、こども応援課長 栁沢忍が答弁しました。

質問者
梅津加代子 議員
答弁者
町長 小松茂、こども応援課長 栁沢忍

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 梅津加代子

1番、梅津加代子です。通告に従って、1件2項目について質問をさせていただきます。当町における不妊治療支援についてであります。厚労省による人口動態統計では、7年連続出生数が減少し、過去最小77万747人となり、初めて80万台を割りました。令和3年度の出生数が81万人、体外受精で生まれた子供が8.6%で、11人から12人に1人の割合となっております。体外受精件数は46万件、アメリカの30万件を抑え、日本は最大件数で、不妊治療大国となりました。しかし、出生数は、生殖補助医療実施60か国中最下位となっております。また、夫婦の5人の1組が不妊治療や不妊治療検査を受けたことがあると、国立社会保障人口問題研究所が報告しております。令和4年4月から不妊治療保険適用が拡大され、道による先進不妊治療助成事業、交通費助成事業がスタートされました。しかし、妊活をする町民にとってまだまだ心強いハード面の支援が必要と考えます。そこで、以下2項目について質問をさせていただきます。①不妊治療の現状と内容は。②不妊治療費支援の当町の考えは。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 小松茂

1番、梅津議員の一般質問にお答えさせていただきます。当町における不妊治療支援についてということで、まず1点目の不妊治療の現状と内容についての御質問ですが、不妊治療の現状につきましては、町で実施をしている釧路町不妊治療費等助成事業にて把握している部分のみとなりますけれども、令和5年11月から本助成制度を開始しており、これまでの問合せ件数は3件で、うち申請に至った件数は1件となっております。また、助成内容につきましては、保険適用外となる先進不妊治療費及び交通費の一部助成となっております。次に、不妊治療費支援の当町の考えについての御質問ですが、不妊治療につきましては、昨年度より先進医療以外の不妊治療が医療保険の適用となりましたが、現在、町が実施をしている助成は医療保険の適用とならない先進不妊治療を行う対象者に対する助成制度で、交通費の一部も含めて、北海道の事業を活用し行っているところであります。不妊治療への支援につきましては、今後におきましても、子供を産み、育てたい方のさらなる支援につながるように、研究をしてまいりたいと考えております。以上であります。

再質問 1番 梅津加代子

それでは、再質問に入っていきます。①の不妊治療の現状と内容に入る前に、令和2年度、3年度で町が行っていた特定不妊治療の詳細について伺います。申請者が何名おられて、妊娠された方が何名いたのかを確認いたします。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

特定不妊治療費助成事業のこれまでの背景、経過について御答弁させていただきます。令和2年から創設した特定不妊治療費助成事業なのですが、まず背景として、北海道で北海道特定不妊治療費助成事業というものがございました。こちらのほうに助成の申請を行った方が、当町の立ち上げた助成制度に申請をするという対象者にまずなってございました。今まで、令和2年度から令和4年度までのこの申請をされた方の実人数は15名です。ただ、1人に対して、年齢も関係するのですが6回ほどの申請回数がありますので、延べの申請回数でいくと33回申請を行っていただいたということになります。こちらの申請で出生された児童数は、9名というところで押さえてございます。申請された方の年代ですが、30代の方で23回、40代の方で10回というような形で申請をしていただいたところでございます。

再質問 1番 梅津加代子

理解いたしました。これ、委員会等でも質問をさせていただいたのですけれども、この申請者は全員女性ということでよろしいのか、確認いたします。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

はい、そのとおりでございます。

再質問 1番 梅津加代子

それでは、助成事業の現状と内容のほうに、もう少し詳しくお聞きしてまいりたいと思います。この助成事業の先進不妊治療の助成事業、これ、対象者となる年齢等をお伺いいたします。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

令和5年度11月1日から新しくリニューアルといいますか、釧路町不妊治療費助成事業というものを立ち上げてございます。こちらの対象となる方は、先進不妊治療を受けた治療の期間の初日における妻の年齢が43歳未満である夫婦、これがまず1つ目の条件です。それと、釧路町に住所がある方、それと婚姻をしている方、この婚姻は事実婚も含むという形での規定としております。

再質問 1番 梅津加代子

43歳未満ということですが、前回も特定不妊治療のときもそうだったのですけれども、40歳未満に対しての1子ごとの回数の限度と、43歳未満までの回数限度が定められていると思うのですが、その点についてお伺いします。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

40歳未満である妻、こちらのほうの申請の限度といいますか、こちらは通算6回と規定しております。40歳以上の方については3回、こちらを限度としております。

再質問 1番 梅津加代子

理解いたしました。男性の不妊治療に関しては、年齢制限があるのかどうか、確認いたします。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

こちらの釧路町の事業は、背景、こちらも北海道の事業を活用している部分でございまして、前提として、治療の開始の年齢が妻の年齢が43歳未満というのが前提なのですけれども、男性は1回ということで規定しております。

再質問 1番 梅津加代子

理解いたしました。この不妊治療、先進不妊治療のほうは年齢等分かったのですけれども、令和4年度4月から拡大された保険適用になった不妊治療のほうは、こちらのほうの年齢制限はあるのか、確認いたします。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

大変申し訳ございません。令和4年度から保険適用になった部分の治療なのですが、いわゆる一般不妊治療、それと前段までやっていた特定不妊治療、体外受精、こちらのほうの治療が保険適用になって、今回保険適用になっていないのは先進医療ということになりますが、そちらの年齢の規定については存じ上げておりませんので、御容赦願います。申し訳ございません。

再質問 1番 梅津加代子

私のほうもちょっと調べてみたのですけれども、全く同じ年齢で、回数も同じだったと記憶しております。では、先進不妊治療のほうにまた戻りますけれども、この先進不妊治療、どういった治療があるのか、ちょっと簡潔にでいいのですけれども、説明を願います。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

この先進不妊治療は、厚生労働省で許可された治療というのが対象になりまして、現在13種類の先進治療がございます。このうち、道内で受けられる治療は10種類になっていますが、全てをお話しするとあれですけれども、代表的な治療方法をちょっと御紹介させていただきます。タイムラプスという治療法がございまして、こちらは、培養器に内蔵されたカメラによって、胚といいますか卵子といいますか、胚を一定間隔で自動撮影し、その培養器から取り出すことなく正確な胚の評価をして治療していくというような治療がございます。あと、男性の治療方法になりますけれども、顕微鏡、拡大顕微鏡といいますか、最新鋭の顕微鏡を使って、元気な精子を判別し、受精につなげるというような治療法もございます。一部の御紹介でした。

再質問 1番 梅津加代子

私も調べたのですけれども、なかなか範囲が広くて、横文字が多くて、ちょっと分かりづらかったかなと思いました。まだまだ勉強が必要なのかなと私自身も思っております。道内で10種類の先進医療が受けられるということなのですけれども、道内での医療機関、何機関あるのか、確認いたします。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

道内では、9か所の医療機関がこの先進医療の治療を行うことができます。近場で隣接する釧路市では、1か所の医療機関がこういった先進治療をやっております。あとは、帯広に1か所、旭川に2か所、札幌市で5か所というところで、この先進医療を手がけていると聞いております。

再質問 1番 梅津加代子

理解いたしました。9か所で受けられるということで、この周知方法なのですけれども、対象者となる周知方法なのですが、11月、12月号で、町報誌で私も拝見しましたが、そのほかに周知方法があるのであれば教えてください。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

今、さらに効果的な周知方法を探ってはおりますが、母子保健事業で配っています健康のしおり、こちらのほうにも今後掲載して、さらに広く周知を広めていきたいと考えているところでございます。

再質問 1番 梅津加代子

理解いたしました。それでは、この周知方法の町報のところで、11月、12月に掲載されたところでちょっと確認したいのですけれども、交通費のところなのですが、交通費の助成事業のところで、先ほど答弁もありました帯広、旭川、札幌になりますね。近場だと釧路に1か所あるということなのですけれども、この周知されている中で、往復25キロを超えた場合に交通費を助成するということなのですけれども、例えば、帯広だったら往復240キロ、旭川であれば往復520キロ、札幌であれば600キロぐらいあるのですけれども、このキロ数に値する交通費がどのぐらいかかるのか、教えてください。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

それでは、帯広のまず例で御答弁させていただきます。帯広、片道131キロほどと思います。往復で262キロ。交通費には、補助の上限単価というのを設定しています。帯広の例だと9,550円が上限単価にいたしまして、この3分の2を申請者に助成をさせていただくと。そうなると、帯広だと6,360円という形になります。続いて、札幌の例です。札幌は、片道300キロぐらいということで、往復距離610キロ、議員おっしゃるとおりだと思います。こちらの上限単価が、1万180円と規定しております。これの3分の2を助成させていただくということで、申請者には6,780円、こちらのほうの助成額ということでなってございます。大変申し訳ございません。旭川の往復キロ数をちょっと今押さえていませんので、ちょっと御答弁することができないのですけれども、申し訳ございません。

再質問 1番 梅津加代子

理解いたしました。この交通費に関しての上限額が分わかりました。上限回数というのはどのようになっているのか、確認いたします。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

交通費の助成上限回数は、5回となってございます。

再質問 1番 梅津加代子

理解いたしました。次に、町報で載せている1の医療費助成のところでお聞きします。この町報に載っている中で、医療費を一部助成、最大7割助成、そして補助上限額が3万5,000円となっているのですけれども、この先進医療のほうの、もう少し分かりやすく説明していただいてもよろしいでしょうか。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

医療費の助成にも補助基準を設けてございます。これは、申請1回当たり5万というのを補助基準にしております。それの7割、こちらのほうを申請者の方に助成することになります。ですから、5万円かかった治療ですと3万5,000円を助成するということになりますが、幾らかかったか、例えば2万円とかだったらもっと下がってくるだとか、1万円とかだったら、7割ですから7,000円ですか、そういった形でなりますけれども。この医療費の補助の基準単価は5万円ということで設定してございます。最大でも、ですから3万5,000円の助成額という形になります。

再質問 1番 梅津加代子

分かりました。最大が3万5,000円ということの内容ですね。理解いたしました。先進医療のほうで私も調べたのですけれども、タイムラプス、体外受精のほうも適用に、先進医療のほうにも入っているのですが、例えば保険適用になったこの体外受精を42歳の方が3回まで受けたとして、その後に、私が調べた範囲では、その3回以上受けられないという限度があると思うのですけれども、そこからこの先進医療のほうでまた受けることが可能なのかどうか、確認いたします。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

タイムラプスということでの御質問なのですけれども、こちらは北海道のほうで規定されている部分では3回までということで規定されておりまして、そちらのほうに合わせた規定ぶりということで町も設定をしているところでございます。ただ、何回まで果たしてこれが治療を受けられるかというのは、私、申し訳ないのですが、今存じ上げてございませんけれども、母体の関係もあって、頻繁に頻繁に治療はできないということは耳にしているところでございます。

再質問 1番 梅津加代子

私のほうでも、体外受精が1回体外受精すると、一、二か月お休みさせなければいけないと、子宮を休ませて、年間だとやはり4回から5回が限度ではないかということで調べたのですけれども、その状態によって変わるということで理解いたしました。これ、全てにおいてこの事業は償還払いということになるのか、確認いたします。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

議員おっしゃるとおり償還払いですが、病院のほうからもこういったような治療をしましたという証明書を添付しての申請になります。ゆえに、償還払いということで対応させていただいております。

再質問 1番 梅津加代子

理解いたしました。それでは、②の一般不妊治療費支援の当町の考えはに入ります。先ほども、交通費のところで、札幌、旭川のほうに行く場合、交通費等もかかってくると思います。そして、体外受精が保険適用となりましたけれども、40代の方では7回から8回治療されて妊娠されたケースもあったそうです。年間、先ほども言いました4回から5回が治療の目安とされてはおりますが、1回の治療費、薬代等を含めて1万5,000円の負担となります。妹背牛町では、不妊治療をされる方に、金額問わず1年間10万円、3年間まで助成しているそうです。なかなか、全道もそうですけれども、国全体でもこういった支援をされているところは少ないのですけれども、当町においても独自の支援をしていただきたいという声も上がっております。その辺について、担当課長のお考えをお聞かせください。

答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)

子供を産み育てたいと、町長の御答弁にもありましたけれども、そういったお考えの方、複数、たくさんいらっしゃると思います。当町も、今までの事業の経過を踏まえ、北海道としてもそういったような町に対する助成制度を立ち上げたということで、それを捉まえて、今回、令和5年度からこの釧路町不妊治療費助成事業を立ち上げましたけれども、まだ始まったばかりでございますが、問合せも3件ほどありまして、また1件は申請につながったということでございますので、この事業の状況をまず捉まえていくこと。それと、例えば医療機関ですとか、それと来庁されるそういった方たちの御相談の声も聞きながら、担当課としては、これからも町民のためになるようなものに施策として何かないかどうかを研究してまいりたいと考えてございます。

再質問 1番 梅津加代子

ぜひ、前向きに研究を進めていただきたいと思います。最後に、様々なリスクを抱え、副反応もこの不妊治療というのはついております。私も、5年ほど不妊治療の経験がございます。そして、5年前、保育所のほうに視察に行ったときに、当時42歳の方でした。旭川まで1人目の子供を御両親に預けて治療に行っているのです。何とか釧路町も不妊治療のほうをもう少し進めていただきたいという声を伺っております。痛みに耐えながら不妊治療される方たちのハード面の支援について、小松町長の見解をお伺いいたします。

答弁 町長 小松茂

ただいま梅津議員のほうから、この不妊治療支援ということで様々な今実情も質問していただいて、状況も我々も把握しているところであります。先ほども答弁いたしましたけれども、保険の適用になった部分、それから適用外の部分で、当町ができることを今進めさせていただいておりますけれども、ハード面でのそういった支援という、いわゆる御希望でございますが、この辺は、やっぱり当町の支援をする考え方として、子供を産み育てたい方が、さらなる支援をつながって、その結果として、子供が一人でも多く授かる、そういったことにつながれば大変いいことだというふうには思っております。そういう意味では、まだまだ研究をしてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を頂きたいというふうに思います。

出典:釧路町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月6日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる