みんなの議会

釧路町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月6日

まちづくりに臨む町長の基本姿勢について

2018年3月6日、釧路町議会の一般質問で、川村真一議員が「まちづくりに臨む町長の基本姿勢について」質問し、町長 佐藤広高、教育長 佐々木喜代孝が答弁しました。

質問者
川村真一 議員
答弁者
町長 佐藤広高、教育長 佐々木喜代孝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 川村真一

平成30年度第1回定例会における町政執行方針並びに教育行政執行方針に対して、会派自民党を代表し質問させていただきます。町長の所信にもありますとおり、人口減社会と言われる中、地方自治体においては特に持続可能な自治体づくりの課題の根幹がそこにあります。自然減による課題と社会減による課題、どちらも喫緊の課題であり、その問題解決に向けた秘策はもちろんのこと、遠い未来を見据えた希望ある町政運営を今から行動に移していかなければなりません。初めに、まちづくりに臨む町長の基本姿勢について質問をさせていただきます。まちづくりの指針として上げられ、町政の道しるべとなる釧路町総合計画。まちづくりの全てはこの計画に忠実に実行されるべきであり、またその結果が次の計画の指標となります。そこで29年度から指導している後期計画も含め、第5次釧路町総合計画の評価と実行率をお答えください。そして御就任以来、熱き思いで町民のリーダーとして町政の指揮をとられてきた町長の3期目、最終年度に向けての意気込みをお聞かせください。続きまして、予算編成についてでございます。町政執行方針にも記述のとおり、町税の高水準な収納率、そして財源の確保に努められているところではございますが、町全体の人口減等による算定方法の見直しによる地方交付税の自主的歳入減少、そこで歳入の地方交付税減少による補填方法はどのようにお考えかをお伺いします。そして、歳入減少による歳出の見直しが必要となっていきますが、事業の優先順位等は誰が判断し、実行に結びつけるのかをお伺いいたします。また、予算書によるところ、ふるさと納税等による寄附金の増大が見込めますが、寄附金収入の主な使い道をお聞かせください。続きまして、保健・医療・福祉についてお聞きいたします。子育て支援の推進として少子化、核家族化に対する子育てへの不安や負担を解消するのが町政としての責任であると考えますが、保育園、幼稚園を利用する町民へ対しての一助となる保育料の軽減として予算づけされている新制度、私立幼稚園利用児童への実質的軽減はどのようになるのかをお伺いいたします。また、釧路管内でも注目され、釧路町独自の出産子育て支援策である釧路町版ネウボラ事業は評価に値するものであり、今後も利用者拡大のために努めていかなければならない中で、30年度事業である釧路町版ネウボラ事業、産後ケア初回無料クーポン発行の対象者と発行による効果と狙いをお聞かせください。年金医療保険低所得者支援体制の充実として、国民健康保険税被保険者負担の軽減に町政としても努めていかなければならない中で、新たな保険者北海道との連携が必要でありますが、国民健康保険都道府県化によるメリット、デメリットとその対応方法はどのように予測し、対応するのかをお聞かせください。続きまして、産業・商工業・観光業の振興と自然環境についてお伺いいたします。一次産品のブランド化に必要不可欠な支援方法についてお伺いいたします。釧路町には、恵まれた自然環境と海と山に育まれた豊富な食材があります。これらを広く多くの人に知っていただくことで、一次産業から三次産業までの活性化が得られると考えております。ブランド化とは特別価値をつけることでありますが、今後の支援方法をお聞かせください。地場産業の活性化と連動してくるのが新たな雇用の創出や安定した雇用であります。仕掛ける施策等が必要不可欠となりますが、そこで東陽土地区画整理事業第2工区への企業誘致の実態をお聞かせください。また、継続して行われる漁業の振興において、執行方針にも書かれておりますとおり、今までの結果から導き出され、新たな事業の期待される効果も踏まえた本年度の昆布森産ブランドのPRの推進に関する具体策をお聞かせください。観光振興として、観光立国ショーケースに選定された釧路市に隣接する当町は、観光地として選ばれるチャンスであります。そこで町長の考える広域的な誘客に結びつく具体的な観光振興とはどのようなものなのかをお聞かせください。また、観光振興のためのプロモーションの必要性と利用法をどのように捉えているかもお聞かせください。釧路町の産業の発信にもかかわる地産地消の推進として、数年にわたり多くの予算がつけられ維持管理されている釧路町地産地消センターの住民評価と行政評価をどのように把握されているのかを伺います。また、エネルギー産業地として注目される北海道、特に道東においては1年を通しての冷涼な気候や日照率等の優位性を兼ね備えており、長期ビジョンと仕掛ける行動力で、さらに注目される地域としての素質を持っておりますが、釧路町独自の自然再生可能エネルギーへの取り組みはどのようになっているのかをお聞かせください。続きまして、生活環境整備についてお伺いいたします。自然と調和した快適で安全な町と題した中で、一番に対策し、安心な生活に欠かせないのが防災であると考えます。特に自然災害に対しての日ごろの防災対策、そして災害発生時の的確な初期行動により、災害を最小限に抑えることも可能となります。そこで災害時の被災状況初見に対する各機関との対応方法はどのようになっているかをお伺いいたします。特に広報紙にも書かれておりますドローンの導入に関してお聞かせください。全国的にも消防署、消防団でのドローン導入が進む中で、当町でもドローンを導入し、管理することが可能と判断した理由をお聞かせ願いたいと思います。次に、町のにぎわい創出として町民も期待している釧路町セチリ太地区都市再生整備事業に関してお聞きいたします。30年度で終了する全ての事業計画終了に伴い完成となる事業において、セチリ太地区都市再生整備事業の完了までの諸課題と見通しをどのように捉え、さらなる発展をどのように考えているのかをお聞かせ願いたいと思います。快適な生活を求める中で、交通網整備は欠かせません。当町においても道路交通網の整備が急速に行われている中、町民や事業者にとっても利便性もよく、多くの方が利用している釧路外環状道路において、開通後の交通危険箇所の把握状況とその対応をお聞かせ願いたいと思います。利便性の高評価だけを意識するのではなく、その陰に隠れた危険性についても町政としてしっかりと把握していることをお示しいただきたいと思います。続いて、協働のまちづくりについてお伺いいたします。協働のまちづくりにおいて、協力、連携に必要不可欠なのが情報の共有です。その情報共有の中でも攻めの情報提供、情報発信がより多くの賛同者をつくり、大きな協働が生まれるものと考えます。そこで、今までも町で行ってきた情報発信の課題と新たな取り組みをどのようにお考えなのかをお聞かせ願いたいと思います。生活の中の最小コミュニティーは家族であり、その次の地域コミュニティーを請求するのは町内会であります。生活していく上で、常日ごろ触れるコミュニティーの大切さを感じられなくなってきている現代社会において、町内会の重要性、必要性を知っていただくことが大事であり、そのためにも町内会の役割を知っていただくことが持続可能な町内会を築き上げていくものと考えます。そこで各コミュニティー施設の備品補充希望の把握と対応方法をお尋ねいたします。しっかりとした町内会活動の運営状況の把握、施設の管理状況の把握が町内会への支援となります。それらの支援が行き届かず町内会の存在意義を失ったとき、最悪の場合は町内会の解散となるかと思います。そこで町内会の持続が不可能となった場合、町の対応をお聞かせください。教育行政についてお聞きいたします。教育行政執行方針でも示されたように、当町の教育は新学習指導要領を基本に地域の宝である子供たちが、心身ともにたくましく、みずからの夢や希望に向かって、みずからの力で人生を切り開ける生きる力と、釧路町に誇りと愛着を持ち、互いに助け合い、たくましく生きていく力、これらを育ませるよう地域住民と教育機関が協力し、教育環境の充実と効果的な施策が重要であります。そこで学びの基礎となる読み書き環境について、学校図書整備の目標数をお答えください。また、教育機関と地域が同じ目標を持ち町の希望である子供たちのために、地域全体で学び合い、支え合う具体的な仕組みづくりとはどのようなものなのかをお聞かせください。運動に親しむ機会が減少している現代社会において、各種トップ選手に憧れ、みずからが目標を設定し、精神力とともに体力の向上が図れるのがスポーツと考えております。2020年東京オリンピックは、トップアスリートに触れることのできる日本国民に与えられたチャンスであります。子供たちに夢と希望を与えたい。私たちにはそれをかなえるため最大限の努力をする必要があります。そこで東京オリンピックに向けた合宿等の誘致活動の成果はどのようになっているのかをお伺いいたしたいと思います。また、再三にはなりますが、地域全体での教育といった部分で取り組んでいる放課後・長期休業中における学習会の実績と今後の見通し。また、ノーゲームデー、我が家の約束づくりの実行率と生活リズムチェックシートの効果はどのようになっているのかをお聞かせ願いたいと思います。IT社会において、教育に関しても有効な技術はどんどん取り入れ、世界に対抗できる力を青年期から養うことが日本の未来へのさらなる投資となります。ICT教育先進国、先進地の事例も踏まえ、ICT教育の効果と今後の展開はどのようにお考えなのかをお聞かせ願いたいと思います。そして、日本が古くから重んじ、幼少期からの経験が重要とされている道徳心、成長過程において、この道徳心、道徳性が欠如していれば豊かな心を育むこともできません。そこで、道徳教育の必要性をどのように捉えているかをお聞かせください。また、子供の人間関係力を育む生徒指導の充実において期待される釧路町いじめ防止基本方針施行による効果予想はどのようにお考えかをお尋ねいたします。食に関する知識と愛郷心を育む事業、ふるさと給食は、全国各地で取り組まれていますが、当町におけるふるさと給食への町民理解度と期待される効果はどのようになっているのかをお聞かせ願いたいと思います。最後になりますが、地域全体で子供たちを守り育てる取り組み、子ども110番事業所の認知度と今後の展開はどのようにお考えかをお聞かせ願いたいと思います。以上、会派自民党を代表しての質問とさせていただきます。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

会派自民党にお答えいたしたいと思います。まず、まちづくりに臨む町長の基本姿勢として、第5次釧路町総合計画の評価とその実行率についてお尋ねでございます。第5次釧路町総合計画につきましては、毎年度ローリングする実施計画を策定し、総合計画の各施策展開に関する事業評価を実施いたしているところであります。また、その実行率につきましては、実施計画に登載する事業は全て着手いたしているところであります。次に、3期目最終年度に向けての町長の意気込みについてのお尋ねでございますが、さきに会派未来に御答弁申し上げたとおりでございますので御理解をお願い申し上げます。次に、予算編成についてのお尋ねの中で、まず地方交付税減少による補填方法についてのお尋ねでございます。平成30年度の地方交付税につきましては、国の地方財政計画に基づき、町税の増収分、制度改正や過去の実績などを総合的に勘案し推計した結果、減少となったものであります。その補填方法につきましては、歳入では、特に高水準の収納率を維持しながら、町税の確保に努めること。また、歳出では、シーリング方式による経常的経費の縮減など、さまざまな観点から徹底した事務事業の見直しに取り組んだところであります。次に、事業の優先順位等は誰が判断し実行に結びつけるのかという御質問でございますが、予算編成における事業の優先順位及び事業実行につきましては、各部のヒアリングを経て、町長でございます私が判断をいたしているところであります。次に、寄附金収入の主な使い道についてのお尋ねでございますが、ふるさと納税寄附金につきましては、平成29年度におきましても多くの方々から応援いただくことができました。寄附金の使途につきましては、町が定める「こどもの笑顔を未来に」、「まちの宝を末来に」、「美しい自然を未来に」、「大切な命を未来に」、「産業資源や技術を未来に」、この5つのテーマとなってございまして、平成30年度は、小中学校グランド整備事業や学校図書整備事業など「こどもの笑顔を未来に」のテーマに多く充当させていただいているところであります。次に、保健・医療・福祉についてでありますが、その中で、まず私立幼稚園利用児童への実質的軽減についてのお尋ねでございます。私立幼稚園を利用する児童に対しましては、各世帯の収入に応じて、入園料及び保育料への助成を行ってございます。平成30年度の助成額といたしましては、利用見込児童70人に対し、1人当たり平均14万3,000円の助成を行う予定となってございます。「釧路町版ネウボラ事業」産後ケア初回無料クーポン発行の対象者と、発行による効果とねらいについてのお尋ねでありますが、産後初回無料クーポン券の発行対象者につきましては、町の住民基本台帳に登載されている方で、産後4カ月未満の産婦となっております。なお、事業実施による効果といたしましては、町として出産をお祝いする気持ちを表現する機会となり、町への郷土愛につながるものと期待をするところであります。また、産後間もなく産婦の体調回復は、環境等によりさまざまであり、疲労による不安増加に伴う産後うつや児童虐待の早期発見・予防ができるとともに、産後ケア事業の周知・利用促進にもつながるものと期待するところであります。次に、国民健康保険都道府県化によるメリット、デメリットとその対応についてのお尋ねであります。国民健康保険都道府県化のメリットにつきましては、医療費を北海道全体の加入者で負担することとなりますことから、その財源であります保険料・保険税の平準化が図られることと、高額医療費の発生などの多様なリスクを都道府県全体で負担することにより、急激な保険料の上昇が発生しにくい仕組みになること。また、標準システムの活用や統一的な運営方針により、市町村事務の効率化やコスト削減が考えられます。都道府県化になった場合においても、現在行っております保健事業や納税相談などの国民健康保険事業に関する事務はこれまでどおり市町村が担いますことから、国民健康保険者に対するデメリットは今のところはないものと、このように認識をさせていただいているとこであります。次に、産業・商工業・観光業の振興と自然環境についての中で、まず一次産品のブランド化に必要不可欠な支援方法についてのお尋ねであります。当町には恵まれた自然環境や生産者の努力で築き上げた高い技術力と、安心で安全な一次産品が数多くあります。これらを地場ブランドとして定着し、確立していくことが町の役割であり、消費者のニーズに対応した高品質化や高付加価値化に努めつつ、生産性の向上を図ることにより、ブランド化が推進されるものと考えております。支援方法につきましては、特産品開発による釧路町工業等振興条例や釧路町特産品開発事業費補助金制度の活用による支援を展開するとともに、町内の産業団体や事業者、そして関係機関と連携しながら、さまざまな支援対策に努めてまいりたいと考えております。次に、東陽土地区画整理事業第2工区への企業誘致の実態についてのお尋ねであります。東陽土地区画整理事業第2工区につきましては、現在、造成工事が進行中であり、具体的な企業誘致の取り組み等は行われていない状況であります。町といたしましては、東陽土地区画整理組合と連携を図りながら、企業誘致も含めた保留地の販売促進を支援してまいりたいと考えております。次に、昆布森産ブランドのPRの推進に関する具体策についてのお尋ねであります。昆布森産ブランドのPRといたしましては、町内及び町外の各種イベント等において、昆布森産昆布の無料配布や、こんボインを活用したPRを積極的に実施してございます。平成29年度は、町内8件、町外5件、合計13件のイベントに参加し、昆布森産ブランドの普及啓発等を実施してきたところであります。さらに、昆布森中学校や別保小学校の修学旅行におきましても、昆布森産昆布のPRを実施しており、さらなる普及啓発に努めております。今後におきましても、昆布森漁業協同組合や関係機関、町内の教育機関等と連携を図りながら、さおまえ昆布・すりむ昆布・出汁昆布の無料配布を実施し、こんボインとともに各種イベント等に積極的に参加することにより、昆布森産ブランドの磨き上げと確立を図ってまいりたいと考えております。次に、広域的な誘客に結びつく具体的な観光振興についてのお尋ねであります。釧路管内での広域的な観光振興といたしましては、釧路観光連盟、くしろ圏観光キャンペーン推進協議会などで展開しているほか、厚岸道立自然公園を有する釧路町・厚岸町・浜中町で構成する広域観光推進協議会において、さまざまな事業を展開しております。具体的には、モニターツアーの実施や食を楽しむスタンプラリーといった直接観光地に足を運んでもらう取り組みのほか、道央圏での大きなイベントにあわせて物産展を行い、釧路管内一丸となってPRを行う取り組みを実施してございます。広域で実施するイベントは、規模が大きいことから、集客効果や宣伝効果も向上し、誘客効果も期待できるものであります。今後におきましても、広域的な誘客に結びつくような観光振興に取り組んでまいります。次に、観光振興のためのプロモーションの必要性と利用方法をどのように捉えているか。これまでの観光プロモーション活動におきましては、旅行代理店などに対し、体験メニューのPRや各種観光情報の提供などのプロモーション活動を実施してきたところであります。その効果といたしましては、首都圏などの旅行代理店に対し、当町の魅力を直接伝えることによって課題や問題点、その解決方法を見出すきっかけになるとともに、ツアー造成の専門家から最近の観光情勢を掌握する絶好の機会となっております。今後におきましては、当町のよさを伝え、旅行客の訪問意欲をかき立てるため、旅行代理店へのアプローチのほか、メディアヘのアプローチを加えることにより、役割に合わせたプロモーションの利活用を図ってまいりたいと考えてございます。次に、釧路町地産地消センターの住民評価と行政評価についてのお尋ねであります。地産地消センターの住民評価につきましては、施設を利用するお客様に対し、指定管理者が独自アンケートを実施しており、物産の品ぞろえや接客の改善、メニュー開発などにつなげているとの報告を受けてございます。また、行政評価につきましては、平成29年10月に開催した指定管理選定委員会において、平成25年度から平成28年度までの運営に関する評価を行い、食と観光の振興など特産品開発や旬に合わせたイベントの実施について、地産地消センターとしての目的を達成しているものと評価いたしたところであります。次に、釧路町独自の自然再生可能エネルギーヘの取り組みについてのお尋ねであります。釧路町におきましては、平成25年度より釧路町住宅用太陽光発電システム導入補助事業を実施しており、平成30年度におきましても継続してまいります。また、自然再生可能エネルギーは、エネルギー源として限りがある石油・石炭などの化石燃料に対し、資源が枯渇しないエネルギーでありますことから、各種情報を町民に対して提供し、自然再生可能エネルギーに対する意識の向上を図ってまいります。次に、生活環境整備についてでありますが、災害時の被災状況初見に対する各機関との対応方法についてのお尋ねであります。災害時には、被災状況等の情報を迅速かつ詳細に収集し、被害が最小限となるよう災害対策を講じる必要があるものと考えております。そのようなことから、早期に被災状況を把握するため、無人航空機ドローンを整備するとともに、職員向け操作講習会を開催し、各部署との連携による効果的な活用が図られるよう努めてまいりたいと考えております。次に、セチリ太地区都市再生整備事業の完了までの諸課題とその見通しについてのお尋ねであります。セチリ太地区都市再生整備事業につきましては、平成30年度内に予定していた全ての事業が完成となります。今後は当該事業により整備した拠点施設を核として、子育て支援ゾーンとにぎわい交流ゾーンを有機的に結びつけ、さらなるにぎわいを展開していくことが課題となっております。このことから地域や事業者の方々、関係機関と連携しながら、官民が一体となった取り組みを推進してまいりたいと考えております。次に、釧路外環状道路開通後の交通危険箇所の把握と対応についてのお尋ねであります。釧路外環状道路の開通後、通行する車両増加やアクセス道路の混雑により、通行に留意する箇所が変化しているものと認識しております。町といたしましては、地域からの情報や警察署からの事故情報を収集し、道路管理者や警察等とも協議しながら、通行する運転者・歩行者への注意喚起や交通安全対策を行ってまいりたいと考えてございます。次に、協働のまちづくりについての中で、情報発信の課題と新たな取り組みについてのお尋ねでありますが、町の情報発信に当たりましては、より多くの方々に情報を知ってもらう必要があることから、広報「釧路町」のほかホームページ等を中心に進めております。情報を届けるべき人に、いかにわかりやすく届けるかが課題であり、そのため、新たにラインやインスタグラムといったSNSを活用した情報発信に取り組んでまいりたいと考えております。各コミュニティー施設の備品補充希望の把握と対応方法についてのお尋ねになりますが、コミュニティー施設における備品等の調査につきましては、昨年8月に施設近隣町内会及び施設管理人に調査表を送付し、回答をいただいてございます。その後、調査表の内容に基づき現地確認を行い、平成30年度におきましては、優先度を判断し整備してまいります。なお、回答のありました町内会などに対しましては、今後対応結果を文書にてお知らせする予定でございます。次に、町内会の持続が不可能となった場合の町の対応についてのお尋ねであります。平成29年度におきまして、2つの町内会から「総会において解散することが決定した」との報告を受け、大変残念に感じてございます。町といたしましては、持続できない町内会が発生した場合には、まず御相談をいただいた上で、近隣町内会への加入を初め地域住民生活への対応などを協議しながら進めてまいりたいと考えております。以上であります。

答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)

教育行政についての中で、学校図書整備の目標数はとのお尋ねでございますが、会派未来に御答弁申し上げているとおりであります。次に、地域全体で学び合い支え合う具体的な仕組みづくりとはとのお尋ねでございますが、教育は、学校だけが役割と責任を負うものではなく、これまで以上に学校・家庭・地域の連携のもと、ともに教育責任を分かち合う社会の醸成を目指す必要があります。このため教育委員会では、社会全体で子供たちを育む仕組みや環境の構築に努めてまいります。町内で行われている具体的な仕組みとして、学校支援地域本部事業では、地域ボランティアによる学校図書館の運営や、昆布森漁協女性部によるふるさと調理実習、町内の柔道有段者による体育授業、町内陶芸サークルによる陶芸教室、放課後学習の見守り、絵本の読み聞かせ、地域の方による花壇づくりや登下校の見守りなど、別保、遠矢、昆布森、富原の町内4地区それぞれで地域ボランティアと協働し学校を支える特色ある教育活動が行われています。また、「まち全体を学びやに、大人みんなが先生に」を合言葉に行われた職業体験事業まちじゅう先生オープンキャンパスでは、町内セチリ地区企業の協力により町内すべての6年生を就業体験として職場に受け入れていただきました。子供にとっては地域を知る、地域が好きになるよい機会となり、また受け入れた企業にとりましても、次代を担う地域の担い手育成の観点から、持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして評価をいただいているところです。今後も理念の実現に向けこれらの取り組みを推進してまいります。次に、東京オリンピックに向けた合宿等の誘致活動の成果はとのお尋ねでございますが、平成28年度から官民の協働組織により「スポーツでまちを元気に」をコンセプトに合宿等の誘致活動を推進してまいりました。平成29年度は当町出身のオリンピック選手が所属するバスケットボールチームの合宿、日韓のバスケットボールチームによる国際交流親善試合の開催、地元選手所属企業の協力によるメイクレッスン、女性起業家セミナー、トップアスリートによるスポーツ教室などを開催し多くの方に参加いただきました。特に釧路町総合体育館を会場に行われました国際交流親善試合では約1,300人の来場があり、改めて総合体育館の可能性に気づかせていただきました。また、町出身のオリンピック選手が縁で、各方面とのつながりを持つことができ、職員の研修先として受け入れてもらうなど、スポーツのみならず他の分野での波及効果も見られたところです。スポーツは社会を明るくし、希望を与えるものです。今後も合宿や大会を通じて町の魅力を知ってもらい、多くの人たちがスポーツを楽しみ、子供たちに夢と希望を持ってスポーツに取り組んでもらえるよう、本事業を推進してまいります。次に、放課後・長期休暇中における学習会の実績と今後の見通しはとのお尋ねでございますが、放課後学習については、町内全中学校で実施しております。また、長期休暇中の学習サポートは、知方学小学校を除く全校で実施しており、平成29年度の実施回数は、別保小学校で5回、遠矢小学校で6回、昆布森小学校で2回、富原小学校で2回、別保中学校で8回、遠矢中学校で8回、昆布森中学校では20回、富原中学校では7回となっております。放課後学習と学習サポートにより、一人一人の苦手科目が克服され、わかることで自信につながるものと認識しております。今後も継続して実施してまいります。次に、ノーゲームデー、我が家の約束づくりの実行率と生活リズムチェックシートの効果はとのお尋ねでございますが、平成29年度は、全学校においてノーゲームデーやメディアにかかわる時間の工夫について取り組んでおります。我が家の約束づくりについても、各校より家庭への啓発を行っているところでありますが、家庭での実行率については取りまとめておりません。また、子どもや保護者に対する情報モラル教室の開催や学校便り、資料提供などを通した取り組みも実施しております。生活リズムチェックシートに関しても、全学校で取り組んでおり、基本的生活習慣の定着、家庭学習の時間の確保、メディアに触れる時間などの傾向をつかみ、各校で対策を講じることにより効果が上がってきております。次に、ICT教育の効果と今後の展開はとのお尋ねでございますが、ICT教育の効果につきましては、ICT機器の利活用により児童生徒にとっては、授業がわかりやすくなる、学習意欲の向上が見込まれる、時間の短縮や早期から、必要な能力を身につけられるなどのほか、教員にとっては時間の短縮や個別指導の効果が図られることが上げられます。平成30年度のICT機器につきましては、昆布森小学校と知方学小学校の複式学級において、授業を円滑に進めるため実物投影機・デジタルテレビ3セットを追加整備する予定でございます。今後は、ICT機器を計画的に整備し、ICTを活用した授業づくりや教育の情報の推進に努めてまいります。次に、道徳教育の必要性をどのように捉えているかとのお尋ねでございますが、道徳教育においては、人が互いに尊重し協働して社会を形づくる上で、共通して求められるルールやマナーを学び、規範意識を育むとともに、人としてよりよく生きる上で大切なものは何か、自分はどのように生きるべきかなどについて葛藤し、考えを深めながら自分の生き方を育んでいくことが求められております。さらに今後、グローバル化が進展する中で、さまざまな文化や価値観を背景とする人々と相互に尊重し合いながら生きることなども課題になり、こうした課題に対応していくためにも、一人一人がみずから感じ、考え、他者と対話し協働しながら、よりよい方向を目指す資質、能力を備えることが重要であり、こうした資質・能力の育成に向け、道徳教育は大きな役割を持っていると捉えております。次に、釧路町いじめ防止基本方針施行による効果予想はとのお尋ねでございますが、釧路町いじめ防止基本方針の施行効果は、いじめの未然防止、早期発見、早期対応がより徹底することができ、これまで以上に、町・学校・家庭・地域が連携し、町全体で、いじめは絶対許されないことであるとの認識が深まっていくものと考えております。次に、ふるさと給食への町民理解度と期待される効果はとのお尋ねでございますが、ふるさと給食の実施については、給食だよりにより保護者へ配布しているほか、毎年町報に記事を掲載し、広く町民に周知しております。また、児童・生徒へのアンケート調査を実施し、理解されているものと考えております。この取り組みは、子供たちが町内の産物や産業を知り、郷土愛を高める機会として有効であると認識しており、食育や地産地消を推進して子供たちが町の産業や地場産品について関心や愛着が持てるように進めてまいります。次に、子ども110番事業所の認知度と今後の展開はとのお尋ねでございますが、町内146事業所の協力をいただき、子ども110番事業所して登録をいただいておりますが、その活用など認知度は低いと認識しております。今後は、学校だよりや公式ホームページなどを活用し、事業の周知と協力事業所の拡大を図ってまいりたいと考えております。以上であります。

出典:釧路町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月6日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる