みんなの議会

釧路町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月7日

給食に関わるアレルギー対策について

2017年6月7日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「給食に関わるアレルギー対策について」質問し、町長 佐藤広高、教育長 佐々木喜代孝、こども健康課長 須藤一紀、管理課長 森祐一、健康福祉部長 宍戸牧子、学校給食センター所長 西村哲弘が答弁しました。

質問者
中田磨 議員
答弁者
町長 佐藤広高、教育長 佐々木喜代孝、こども健康課長 須藤一紀、管理課長 森祐一、健康福祉部長 宍戸牧子、学校給食センター所長 西村哲弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 中田磨

では、次の2件目に移ります。2件目は、給食にかかわるアレルギーについてということで、町長、教育長ともに出しておりますので、それぞれ答弁を求めたいと思います。1点目としては、町のアレルギー対策の基本姿勢について伺います。2つ目に、町施設でのアレルギー対応はということで、基本的には、保育所、公的に出しているところと、給食といえば保育所と学校給食ということが対象になろうかと思いますけれども、それぞれ答弁を求めます。3点目に、行政報告等でもありましたけれども、保育所でのアレルギー問題の経過と検証について求めます。最後に、今後の課題と対策について、答弁を求めます。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

中田議員の2問目で、給食にかかわるアレルギー対策についてのお尋ねの中で、まず、町と教育委員会のほうにそれぞれ求められてございますので、私のほうから、まず最初、お答えを申し上げたいと存じます。町のアレルギー対策の基本姿勢についてでありますけれども、保育所におけるアレルギー対策につきましては、厚生労働省で策定しております保育所におけるアレルギー対応ガイドラインに基づき、対応しておりますが、アレルギー疾患はさまざまであり、個別性が高いため、アレルギーを持つ子供や保護者が安心し、そして保育所が安全に保育ができるよう、組織的に共通認識を持って対応することが重要であると、このように考えてございます。次に、町施設でのアレルギー対応についてでありますけれども、保育所におけるアレルギー対応につきましては、入所前の保護者面談及び児童の健康調査票をもとに、アレルギー源となる食品の情報を職員間で共通理解しております。担当から栄養士と調理師へ情報の伝達を行い、食物アレルギーを持つ児童の給食を配膳するまでの間、調理師の3回のチェック、担任へ引き渡すときの申し送り、児童への配膳が完了するまでに食器に児童の名前と除去食カードを張り、食物アレルギー除去食の徹底を図っているところでございます。次に、保育所でのアレルギー問題の経過とその検証についてのお尋ねであります。平成29年第1回臨時会において行政報告させていただいております保育所における食物アレルギー事故につきましては、本年度の3歳児新入児童が乳製品及び生卵のアレルギーがあることを保護者面談及び児童の健康調査票にて聴取されておりましたが、保育所における職員間の引き継ぎ及び書類の確認が不十分でありましたことから、アレルギーを認識せずに、入所当初から通常食を提供してございました。去る4月10日のおやつの時間に牛乳を飲ませたことにより、目、口、呼吸器系がはれるアレルギー症状が出現いたし、保護者が児童を医療機関へ連れて治療しております。その後、児童の症状は落ち着き、4月13日から保育を再開してございまして、現在は、元気に過ごしてございます。今回の事故につきましては、職員間の業務引き継ぎ及び書類等の確認の不備により、児童の情報共有が図られなかったために発生したことが大きな要因と、このように捉えております。次に、今後の課題と対策についてでありますが、現在、厚生労働省で策定しております保育所におけるアレルギー対応ガイドラインに基づき対応してございますが、アレルギー疾患はさまざまであり、個別性が高いため、町独自の対応マニュアルが必要であると、このように認識をしてございます。今後は、信頼される保育体制の回復のため、町独自の食物アレルギー対応マニュアルの早期作成を行い、児童が安全に過ごし、保護者の皆様が安心して就労できる保育所運営に努めてまいりたいと思います。改めて、こうしたことを招いたことに対しまして、御家族、そして御父兄の方に対しまして、改めておわびを申し上げる次第であります。

答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)

給食にかかわるアレルギー対策について、教育長答弁をさせていただきます。まず1問目の町のアレルギー対策の基本姿勢はとのお尋ねでございますが、学校給食のアレルギー対策については、北海道教育委員会作成の学校におけるアレルギーの進め方及び町教育委員会作成の学校におけるアレルギー疾患への対応指針のガイドラインに基づき、町内小中学校と連携し、保護者、学校、給食センターが共通認識を持った取り組みをしております。次に、2問目の町施設でのアレルギー対策対応はとのお尋ねでございますが、給食センターで実施しておりますアレルギー調査に基づき、牛乳代替提供や学校給食メニューのアレルギー物質を詳細に記載したアレルギーチェック表を該当家庭及び学校に毎月配布しているところであります。続きまして、4問目の今後の課題と対策はとのお尋ねでございますが、学校給食におけるアレルギー対策は、保護者、学校、給食センターでの情報共有が必要であるため、今後もアレルギー対応のガイドラインに基づき、連携して、実態に応じた対応を継続してまいりたいと考えております。以上であります。

質問 1番 中田磨

まず、基本姿勢ということで、ちょっと町と教育委員会の対応の違いというところでいくと、これからつくるというふうにも言っていたのですけれども、町は町の、教育委員会は町独自のガイドラインがあるということで、それに基づいてやっているけれども、保育所はなかったというふうに答弁、整理の話なのですけれども、ということがまず認識として明らかになったのですけれど、それはどっちにも聞きますけれども、どうしてなかったのですか。ということと、どうしてつくる必要性を感じてつくっていたのかっていうのを、ちょっとそれぞれの見解、なぜそういう経過になっているかという点で伺います。

答弁 こども健康課長 須藤一紀(こども健康課長は2019年3月まで)

先ほど町長からの御答弁にもさせていただいてございますけれども、保育所においては独自のアレルギー対策マニュアルというのはございませんでした。厚生労働省で策定しておりますガイドラインに基づき、それで対応していたというのが実態でございます。

答弁 管理課長 森祐一(管理課長は2018年3月まで)

学校のアレルギー対策の件でございますが、平成26年11月に北海道教育委員会が策定した学校における食物アレルギー対応の進め方に基づき、平成27年2月に町教育委員会が作成いたしました。以上です。

質問 1番 中田磨

ちょっと1つずつ確認しますのでちょっと前後するかもしれません。道教委からは、それぞれの自治体で給食を提供している場合はつくること、つくるべきというようなことがまず、来ていたということが前提だということでいいのか。

答弁 管理課長 森祐一(管理課長は2018年3月まで)

そのとおりでございます。

質問 1番 中田磨

それで、保育所というのは、例えばそういうような厚労省さえ守っていればいいですよという言い方が正しいかどうか、わからないですけれども、独自なマニュアルなど、独自のルールづくりや、厚労省が出したもの踏まえて、整理して、きちっとやってください。それぞれに合わせたものをつくってくださいというような指導など、ものはなかったからそういう状態だったのか、伺います。

答弁 こども健康課長 須藤一紀(こども健康課長は2019年3月まで)

基本的な部分は、この厚生労働省で示されておりますガイドラインに基づいて行うということになってございます。ただ、先ほど申し上げましたとおり、それぞれ自治体で個々に実情に合ったマニュアルの作成についてもそのガイドラインの中にはこういう形で策定したらよろしいですよというようなものも中には出てございます。今回、それを参考にしながら、町独自のマニュアルの作成に、今現在検討しているところでございます。

質問 1番 中田磨

やはり子供のときに、アレルギー反応が多い、成長するとなくなったり、また新たなものが出るような体質的なものもありますけれども、特に子供の場合は、こっちもそうですけれど、場合によっては重大な副作用というか、アレルギー反応が出る、特に食物ですから体内で吸収してしまって、例えば気管がやられてしまうということもありますし、先ほど言ったように、病院で手当てをしなければならないような重篤な状態にもなり得るわけですから、やはり、食物アレルギーについては、今、社会的にも行政的にも、私も調理師ですけれど、つくる人間からすると当たり前の課題なのですよ。おいしいものさえ提供すればいいというのではなくて、その人に合っておいしいものをどうやって提供するかというのがそうだし、特に子供を預かって、やるということは、成長をどういうふうに促すか、もっといったらアレルギーがあるのだったら、それを補うためにどういう工夫が必要なのかというところを、どう構築するかというのがなければ、大きな問題が起こったからではなくて、アレルギーに対して、アレルギーあるんだったらそれを除去すればいいだけでもなくて、それに伴う、さらに今回もせっかく食育で、そこまで読み直したのですけれど、食育のことには、アレルギーのことは書いていないのですけれども、でも、そこにアレルギーがあっても一人一人の子供が成長に健全に成長できるものを提供していくんだということを、自覚を持ってやっていくという基本姿勢がなければいけないと私は思うのですけれども、その辺について、どういう見解を持っているのか、再度答弁を求めたいと、それぞれ答弁を求めたいと思います。

答弁 健康福祉部長 宍戸牧子(健康福祉部長は2021年3月まで)

食育計画も昨年度完成をさせている状況にあります。成長期にある子供が楽しんで食事をすると、命の源になる食を楽しむということについては、非常に重要な部分だというふうに考えております。これは、アレルギーがある子供、ない子供も共通して重要な部分だというふうに考えておりますので、今回起きたこの事故につきましては、非常に信頼性を損ねてしまったということでは、関係者として保育担当の職員も入って作成をしておりますので、このことについては、十分に徹底をしていかなければならないことだというふうには感じております。

答弁 学校給食センター所長 西村哲弘(学校給食センター所長は2017年12月まで)

学校給食センターでは、先ほど教育長が答弁したとおり、ガイドラインに基づき、毎年度、年度当初に学校給食アレルギー調査を実施し、児童生徒の食物アレルギーを把握し、学校と連携して、希望する保護者に対しては、詳細なアレルギー原因食物を明記した献立表を配布するなど、実態に応じた対応を行っております。

質問 1番 中田磨

今回のこととちょっと抜いて、ちょっと議論、それは3点目でやりますので、抜いて考えていただきたいのですけれども、例えば、アレルギーありますよといった場合に、例えば給食では対応がし切れないと、であれば、各家庭で持ってきますなど、あと、さっき今出ているように、献立表が出ていて、アレルゲンが全部書いてあって、きょうはこれが入っているから、この部分は食べられないから、その補完するのを家から持ってきてなど、アレルギー対応ということはそういうことだと思うのです。まず一義的に言うと。そこら辺の対応というのはそもそもまずやって、どういう形でやっているのかというのを伺いたいのですけれども。

答弁 学校給食センター所長 西村哲弘(学校給食センター所長は2017年12月まで)

学校給食においては、保護者と学校の個別プラン等に基づき、児童生徒が給食から取り除いて食べる、また取り除くことができない献立のときは、保護者がつくった弁当をときどき持参する生徒がおります。

答弁 こども健康課長 須藤一紀(こども健康課長は2019年3月まで)

アレルギーを持つお子さんにつきましては、保護者の方と相談させていただきまして、持参するということも可能となってございます。また保育所のほうでも、代替食品で対応する場合もあるということでございます。

質問 1番 中田磨

基本的にはそういう対応をきちっとベースラインでしていて、そこに保護者とそれぞれの施設が共有して、じゃあいつどういうふうになっていますからきょうはこうしましょう、来週はこうですよということができていれば、まず、子供が新たなアレルゲンが出ない限りは、問題ないと思うのです。ただ、場合によっては家庭で気づかないものが各施設や学校で、あれ、おかしいなということがあった場合には、担当する方や場合によっては保健室で見て、何かどうもあれ食べたときに変だったのではないかということがあれば親に連絡するなど、そういう共有も大事だと思うのですよ。それぞれ施設できちんと子供たちを見て、場合によっては親に連絡をして、きちんと調べてもらったらどうですかなど、場合によってはアレルギー検査していない子供もいる場合もありますから、そういうことも手だてとしては、食物提供する場合には、そういう基本的な姿勢を持って臨むべきかなと私はちょっと感じているのですけれども、それについてはこれまでもやられていたのか、ちょっと考えていなかったのか、その辺の答弁をいただきたいと思います。

答弁 こども健康課長 須藤一紀(こども健康課長は2019年3月まで)

保育所におきましては、家庭で食べさせていないものについては、保育所でも食べさせてはいないということで対応してございます。また、議員おっしゃるように、食べさせてみて何か様子が変だなというときには、必ず当然保護者のほうにも御連絡させていただいた中で、そういうふうな対応をしているということでございます。

答弁 管理課長 森祐一(管理課長は2018年3月まで)

学校から毎年度学校生活管理指導票、これは医療機関で受診したものを提出していただくのですが、そういった個別プランを作成しまして、学校や給食センター、そのほか消防や医療機関などと情報を共有しまして、何かあった場合には、素早い対応できるような形で対応をとっております。以上です。

質問 1番 中田磨

ぜひ、そういったことをきちっとお互いにやることで信頼関係も生まれますし、共有できるというふうに思いますので、ぜひ、それぞれお願いをしたいなと思います。ちょっと3点目に移りますが、3点目とかかわるのですけれど、2回目の答弁にちょっとかかわってくるのですけれど、本来であれば、健康調査票は、当該の児童については出ていたのですよね。

答弁 こども健康課長 須藤一紀(こども健康課長は2019年3月まで)

保護者の方から提出を受けております。

質問 1番 中田磨

それで、これは担当が面談して受け取ったというのは、担当者が基本的にはいつも受け取るというシステムになっているのですか。

答弁 こども健康課長 須藤一紀(こども健康課長は2019年3月まで)

入所前に保護者の方と面談をするのですが、それは所長が行っております。その際に、児童の健康調査票というのを所長が受け取ってございます。

質問 1番 中田磨

受け取ったら、私のイメージだと、全部大体コピーしたりして、給食室というのですか、調理室のほうに栄養士や調理師が全て見られる状態で渡すというふうになるべきものだと思うのですけれども、これはどこでどう間違ったのですか。

答弁 こども健康課長 須藤一紀(こども健康課長は2019年3月まで)

所長が受け取った児童の健康調査票につきましては、クラスごとにそれぞれファイルされてございます。それを、担任のほうに引き継いだ際に、当然担任は自分のクラス、どういったお子さんがいるのかということで、書類を当然確認する必要がございます。ただ、今回については、担任のほうでその書類を確認していなかったということでございます。

質問 1番 中田磨

誰がどうこうということではないですけれど、やはり、これからマニュアルつくるということですけれども、やはり栄養士のところが、そこに、まず一つは、ことしはないのですか、今回はそういうの見ていないですよ等、やっぱり現物を見るという行為も、共有の一つの課題だと思うのですよ。連絡来なかったから知らないとか、誰々が聞いていないとかではなくて、それがあるということを前提に、みんなが見て、みんなが共有しているということで、集団的なものにしていくことが大事かなというふうに思うのですよ。そこが行っていれば、調理師ところで3回チェックしている、現場は頑張っているという、そこで3回チェック見落としたらそれで終わりなのですけれど、個別給食をつくったということに対する責任を果たしているという対応しているわけですから、そこを整理してやっていく必要性があるのではないかなというふうに思うのです。私は、思うのは、みんなのものになっていなかったというところが最大の要因だったのではないかなと思うし、特に幼児期で、今回3歳児ですから、自分がアレルギーでこれ飲めないとか、でも先生に言われたら飲まなきゃとか、どこまで理解していたかわかんないわけですよ。要するにそういう子を預かっているということですから、この問題を重大な問題として捉えて、基本的な問題として、どこが悪かったのか、じゃあどこをどうすれば二重三重にチェックできるのか、普通にやっていたら3回チェックするわけですから、もう1回、2回ふやしたって、それぐらいやる必要性があるというふうに思いますので、そこを今回の教訓にして、さらにそれだけではなくて、どうやったら防げるか、どうやったら子供たちに、総合計画拾ってみてもそうなのですよね。これ、書いていますけれど、全ての子供が心身ともに健康で過ごせる環境づくりに取り組みますなのです。それが整わなかったということが、どれだけ町の責任が問われるかということにもなりますので、ぜひ、そこら辺については、経過検証、そして対策については、しっかりしたもので、二度と間違いがない、特にこういう問題は、絶対起こすべきではないと私は思いますので、そこは強く求めて、最後の答弁を求めたいと思います。

答弁 こども健康課長 須藤一紀(こども健康課長は2019年3月まで)

今回の保育所で起こしてしまった事故、大変申しわけなく思ってございます。失った信頼を回復するのは、大変難しいとは思いますが、議員おっしゃるとおり、二度と起こしてはならない重大な事故でございます。繰り返しになりますが、職員間の児童情報の共有及び伝達の徹底、それと食物アレルギー対応マニュアルの作成を早急に行い、信頼の回復に努めてまいりたいと考えております。

出典:釧路町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月7日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる