みんなの議会

釧路町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月7日

公共交通の地域の状況について

2016年12月7日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「公共交通の地域の状況について」質問し、町長 佐藤広高、まちづくり推進課長 木元誠三、住民課長 高橋明、管理課長 佐々木弘二、副町長 青木冨士彦が答弁しました。

質問者
中田磨 議員
答弁者
町長 佐藤広高、まちづくり推進課長 木元誠三、住民課長 高橋明、管理課長 佐々木弘二、副町長 青木冨士彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 中田磨

次、2件目の質問に移りますけれども、公共交通の地域の状況についてということで、1つ目として公共交通機関のない地域の町内の人口について伺います。2点目に、公共交通の町内利用の状況について伺います。3点目として、JRと町とのこの間の連携、この間というのは、数年来といいます。どういう関係を築いてきて、連携してきたかという点での質問項目となっています。そうした中で4点目として、JR北海道と自治体、釧路町との関係というのは、どういう関係性だったのか。最後に、今後の町内での公共交通のあり方について質問したいと思いますので、答弁を求めます。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

中田議員の2件目の質問で、まず、公共交通の地域の状況についてのお尋ねでございます。こういった公共機関のない、まず、地域人口についてのお尋ねでございますが、JRや路線バスの公共交通機関の運行していない地域につきましては、住民基本台帳上の行政区分別で11地区、361世帯、739人というふうになってございまして、人口の割合で申し上げますと全体の3.7%と、こういうふうになってございます。内訳といたしましては、海岸地区では幌内・仙鳳趾地区などの8地区、451人、その他東遠野地区など3地区で288人と、こういった状況でございます。次に、公共交通の町内利用でございますが、町内を経由している、運行している路線バスは、先ほどの答弁にもございましたが10路線と、このようになってございます。町民に限定した利用人数ということは、掌握、把握できませんが、平成27年度の10路線における輸送人数は、約65万人との報告を受けているところであります。また、JRの乗車人員でございますが、JR北海道における調査結果では、過去5年間の1日当たりの平均乗車人数は、先ほども一部述べましたが、別保駅でまず13人、遠矢駅で26人、釧路湿原駅で4.6人、細岡駅で0.8人とこういった状況であります。次に、JRと町とのこの間の連携でございますが、JR北海道との連携につきましては、まず、別保駅におきまして、別保駅前の会の方々の御協力等を賜っておりますし、また、地元の婦人、老人会の人方にも御協力いただいておりまして、「花と緑の沿線づくり事業」によって、まず連携を図らせていただいているところでありますが、沿線自治体とともに、観光利用の推進のために「花咲線沿線観光振興協議会」、それから「釧網本線利活用推進協議会」などを通じ、それぞれの路線の利用促進に努めているところでございます。次に、JR北海道と自治体との関係についてのお尋ねでありますが、JR北海道は、国鉄からの分割民営化後も、民間企業として、町民の足の確保や観光産業の活性化などに大きく寄与しているところでありまして、町にとりましても重要な公共機関の一つであると、このように位置づけ認識をさしていただいているところであります。今後の町内での公共交通のあり方についてのお尋ねであります。今後、町内での公共交通のあり方といたしましては、公共交通における課題や住民ニーズを適切に把握をいたし、通院・通学、買い物など、日常生活の利便性向上を図ることを目的とした、公共交通網の充実を目指してまいりたいと、このように考えてございます。以上であります。

質問 1番 中田磨

それで、まず1つは、公共交通機関はなかなかない、なくなったところも含めてあると思うのですけれども、この地域、アンケートもとっていると思うのですけれども、その方々の足の確保というのは、どういうふうに捉えているのですか。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

町内全体で、この交通空白地帯も含めたアンケートの調査の中で、そういう実態等のものについては、ちょっと把握していないところではございます。

質問 1番 中田磨

車持ってる方であれば車で移動、または車ない方であれば家族や地域の人が「買い物行くから一緒に行くかい」などというようなことが多かったり、また民間の医療バスみたいのを使ってとか、そういった形でやられてはいるのですけれども、一方で車ある人たちというのは、なかなか車なくなったら、ここにいられるかなというのが率直な声としては出てきている、それぐらいは押さえていると思うのですけれど、私はそういうふうに聞いているのですけれども、町としてはどういうふうに捉えているのか、逆に言えば、かなり一部の方ですから、実態を捉えようと思えばいって捉えられるかなと思うのですけれども、その点についてはどういうふうになっていますか。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

町民の街角インタビュー等々で、状況を確認させていただいているときに、やはり高齢になるとともに、そういう足の確保の部分で非常に不安があるという声は確認をしているところでございます。しかしながら、この交通空白地帯においての全般的なアンケート調査を実施してなかったものですから、その部分についての正確な部分での把握については、ちょっとしていないところでございます。

質問 1番 中田磨

まあ、全員にとらなくても、例えば地区からいって見えてるのであれば、町内会長や地域の方に聞いてもらうなど、みんなでどういう話になってますかと言うだけでも、かなりの情報が得られるし、では、それに今、困っていることにどういうふうに公的な支援ができるのだろうかというのに、そこに新たな施策の考え方が生まれる土台があると思うのですよ。やらないから聞かないでは、もうどんどん町と町民との関係が遠のいていくようになりますから、まず聞いて、では、その中でどういうふうに解決できるのか、納得してもらえるのか、一緒に考えていけるのかという取り組みに入っていただきたいなというふうに感じるのですけれども、その点については、どういうふうに町として姿勢を持っているのか伺います。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

中田議員がおっしゃるとおり、そういう部分での現状把握という点では、非常に重要なことだと考えてございます。そのあたりにつきましては、今後、検討を進めていきたいなと思ってございます。

質問 1番 中田磨

公共交通の話からでしてしまうと、では、バス路線、そこまで引っ張りますか等、そういったとこには、なかなか厳しい面というのはあると思うのですけれども、やはり一緒に考えると。私自身でいえば、ずっと提案をしているデマンドバスであるとか、デマンドタクシーというのは、また今、免許を放すことで安全性を高める、その場合に足をどうするのだというのも一方で求められる中で、そういう話し合いになっている地域もあるようですから、ぜひ、そういう意味では公共交通の一部を、一翼を担うのもコミュニティバスというか、デマンドバスというのもありますので、ぜひ、いろいろ町の今後の将来像ということも含めて協議、町としてもやっていただきたいなと思っています。公共交通の町内利用ということで、バス、JRを使う人というのは、基本線ではやはり車ない人なのですよね。車ある人がわざわざ、札幌に行くなど遠距離に行くというときは別にして、地域での活動というのは、ほぼ自家用車使えるわけですから、使わない人は当然車のない人、特に、学生や先ほど出ている高齢者の方というのが、主体的な利用者になろうかなと思うのですけれども、そういった中で、JRも含めて、なかなかバス利用が伸びないという中でいうのは、一方で車社会がかなり発達してきているということが根本にあるというふうに思うのですけれども、その辺というのは、ああいったバス会社やJRも含めて町としていろいろな話出る中で、どういう到達になっているのか、その点の受けとめについて伺いたいと思います。

答弁 住民課長 高橋明(住民課長は2017年3月まで)

確かに、議員おっしゃるように、現状は車のない方が利用されるのがバスなりJRだと思います。確かに、車社会が進んできているということで、バス会社のほうとも前お話ししたときに、そういう傾向にはあっての減少だということは認識しているところであります。

質問 1番 中田磨

後で、最後まとめというか5点目で、その点についても確認したいと思うので、次の質問に入っていきたいのですけれども、3のJRと町のこの間の連携ということで、例えば、具体的な施設的なことでいえば、駅のそもそもの本体、駅だったり等、跨線橋だったり、JRに附属するというか、住民からすればほぼ全面的な窓口になると思うのですけれども、駅舎等も含めた自治体のかかわりというのは、どういうふうになっているのか伺いたいと思います。

答弁 住民課長 高橋明(住民課長は2017年3月まで)

駅舎等に対するかかわり的なものは、町としては今のところございません。

質問 1番 中田磨

あとは、さっきもちょっと触れたのですけれども、跨線橋、あれは町が設置して整備もして、JRを利用するに至る町民の利便性の確保という点では、なくてもいいというものではないという意味ではなくて、やっぱり別保でいえば、栄町のほうだったり日の出のほうから後ろ歩いてきて駅にすぐ行けるなど、遠矢の駅裏方面から来る人たちもあれがあるから、すぐJRに乗りやすいのだということで、やっぱりJRの利用に伴う町としてのそういった形での大きな支援策というか、環境整備というのも、やっぱりかかわってやってきていると思うのですよね。そういう面で連携とりながら一緒につくりましょう、使いましょうということは、私、この間もやってきたと、もしそういう答弁が出てくるかなと思ってたものだから、そこら辺どういうふうに捉えているのかというのを、再度、答弁として求めたいと思います。

答弁 住民課長 高橋明(住民課長は2017年3月まで)

大変申しわけございません。先ほど駅舎の話だけをしてしまいましたけれども、確かに跨線橋につきましては、遠矢、別保とも町で設置をしたものでございまして、その維持管理につきましても、町のほうで対応しているというところでございます。

質問 1番 中田磨

そういった中で、やはり特に大事なのは、子供たちが特に高校行く子などでいくと、今僕らの時代と違って定員というか──定員なくなったのですよね──高校行くのに基本的にはフリーで、どこの高校も受けられるということで変わって、そうなると、遠距離の高校である等、地元以外にも、例えば釧路町から行っても標茶に行く子もいますし、厚岸の商業高校行く子もいますし、場合によっては阿寒に行く等、技術的なものはありますけれど高専等、いろいろな広いところに行くという条件が広がっていて、逆に東高校に来る遠距離からの子も当然いるというのが実態になっていると思うのですけれども、そういった人たちにとっては、やっぱり自治体をまたいでいくという、行政区をまたいでいく場合は、JRというのが大きな足の確保につながるというふうに私は思っているのですけれど、そういう意味での位置づけというのは、どういうふうに捉えているのか、特に進学の関係ではこっちになるのか、利用はこっちなのかちょっとわからないですけれども、どちらでも答弁できるようにしてありますので、答弁を求めたいと思います。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

私のほうから進学、中学校卒業した場合のとき進学の関係について御答弁させていただきます。今、中田議員おっしゃったように、学校の進学につきましては、管内どちらの学校でも行けるような形にはなってございます。教育委員会としましては、進学された高校生の足の確保は大事なことであるという認識は持ってございます。

答弁 住民課長 高橋明(住民課長は2017年3月まで)

JRの利用ですけれども、あくまでもJRというのは広域間を結んでいるものでありますので、そういった利用も当然できるものというふうに理解をしております。

質問 1番 中田磨

それで、やはり公共交通としては、最低ラインのものというのは、しっかり確保していかなければ、もっともっと大変な状況になるというふうに思います。そうした中で、4点目に移りますけれども、11月17日にJRから事前説明が行われたということで、行政報告に書いてあったので間違ってないと思うのですけれども、その中ではどういう話だったのか伺いたいと思います。

答弁 副町長 青木冨士彦(副町長は2017年3月まで)

JR本社から説明に来ていただいたわけですけれども、実際には22日だったかな、正式には……。JR北海道の社長が記者発表するということで、事前に来ていただきまして、当日はこのようなことで発表しますということで、特にJRが単独では維持が困難な路線であります等、その辺のところを明らかにしていただいたわけであります。その説明は実際に社長が行いますので、あらかじめ御承知おきくださいという内容でございます。

質問 1番 中田磨

結構、新聞報道等でかなりさまざまな情報が飛び交っていて、僕らとしてもこの間すごく興味を持ってというか、関心の高い課題として見ているのですけれども、大きな問題として、やはりJRというのは、そもそも国鉄で民営化してもうけてくださいという方針だったかどうかわからないですけれども、JR北海道については、国がそもそも基金持たせて、要するにその利益運用で赤字補填しながらやってくださいというのがスタートなのですよ。しかも、この間の報道にもあるように、はっきり言ったら最初からわかっていたでしょうという話でいえば、札幌圏しか収入が見込めない、それで郡部のほうはかなり厳しくて、さらには本線的なところ以外は、ほとんどなくなっているという状態にもなってるわけです。その中で、さらに今回、釧網線、花咲線含めた本線と言われるようなところも、もうやめていこうかという協議で、やめてほしくなかったら金出せというように思うような新聞報道が飛び交っているわけです。しかも自治体としては、自分のまちのところは要らないよと、うちのまちは欲しいよというわけにはいかないのです。釧路町はなくてもいいよと、バスあるから市内行けるから、では釧路の線路なくして、では厚岸、浜中、釧路、根室だけで運営できるのかといったら違うのですよね。そういう意味では、単独の自治体が一つ一つの考え方で済む問題ではないということが、やはり一方では、この問題抱えているし、さらにいえば、さっき言ったように、国鉄時代から既に北海道は赤字が見込まれる中で、かなりの人員削減、また経費節減してきた中で、利益運用も見えなくなって赤字になったということで、わかり切ってる問題で、さらに自治体だけに持ってくるというのは、JRというのは直接来るというのは、ちょっと違うかなと私自身の感触としてはね。やっぱり国の責任を明確にして、その上で自治体間との協議で、それぞれの路線ごとの集団的な意見をどういうふうにまとめて、JRと話をするのかというのを、仕組みもつくらないで、ただ一方的にこうやられても、私はちょっと問題だなというふうに思っているのです。そういう意味では、JR北海道と自治体との関係というものが、この問題も含めてしっかりと構築をして、議論を整理して進めていってもらわなければいけないし、この点については、経過も含めて議会にも地域住民にも知らせるという責任を、町も負っていただきたいなというふうに考えるのですけれども、その点についての考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

今、議員の言われるように、当初の北海道におけるJRの性格というのは、赤字が出るということは当初から予想され、そして何といったらいいですか、支度金っていうのですか、そのための支度金をつけて、その支度金の利息をもってその部分を穴埋めしてくれということで分割されたと、これは経緯でございます。ただ、そのもくろみというか、現実の問題として、そう国が言うような方法ではなかったと。だから、その責任は今のJR北海道だけに求めるということは、またそれはちょっと酷な話ではないかなと、私自身もそう個人的にも思います。それで、町長として、今、議員が言われるように、一自治体の同じ沿線を抱えている自治体の長として、一自治体の問題ではないと。ただ、私は不満に思うのは、JRが個々の自治体を一つ一つ、こういう実態であるという説明、これは意図するところは何なのかと、私はその辺は、はっきり来る人には聞くのですけれども言わない。だから、そういう体質自身が、私はJRとしておかしいのではないかという個人的な思いがございます。もっと腹を割って言うべきことは言ってください。ただ、我々としてもそのことを正確に皆様方にお伝えをして、そして理解を得られるのであれば、そういった方向で対応したいと。こういう思いでございますので、決してJRを攻めるわけではございません。北海道を攻めるわけでもございませんけれども、そういったまずJR自身の体質というか、そういったことをまず改めてもらいたいというのが私の思いでございますし。もう一つは、では、北海道自身の交通体系、公共交通機関の一翼を担っているJRをどう考えているのか、本当に北海道として、この花咲線、そして釧網線が要らないのか、そうではないというふうに思いますし、広く考えれば、これは国の問題でも資金面だけではなくて、全体の交通体系ということを考えれば、国の問題でもあると。このことは、外国に対する発信でもあると、私は一つ思ってございます。このことを強く、ひとつ国としても考えてもらい、そのほうがもし廃線ということになれば、それはそれで、ほかの外国はそのことをどういうメッセージとして、日本のメッセージとして捉えるのか、私はそれを心配しております。

質問 1番 中田磨

5点目に移りますけれども、さっきも学生の足の確保、交通弱者と言っていいと思うのです、自分で何ともしがたい状況になるわけですから。そういう意味では、やはりJRというのは大きな役割を果たすのですよね。バス転換したとしても、例えば、網走や北見のほうにまで、釧路から一本でバスがずっと走れるかといったら、なかなかそうはならない、寸断される可能性もある。それで、私も住んでるところ車のほうが多いですけれども、バスに乗ると1時間半ぐらいかからないと釧路駅着かないのです。三映団地から出て、ぐるっと柏回って遠矢の中回って、ぐるっと回ってから、まちのほう向かってから、また違うとこ、くなくな回って駅に向かっていくと。ところが、JRに乗ると当然駅は少ないですけれども、10分もしないうちに駅にぽんと着くと、それで接続のJRに乗るというようなことも含めて質が違うのですよね、バスと路線、JRの。やっぱりそういう点でいえば、最低限の釧網線、花咲線含めたJRの路線というのは確保すべき性格のものだと思いますし、そういった面での公共交通のあり方ということを、町としてもしっかりと声を上げていただきたいということを求めて、答弁は要らないので、次の質問に移りたいと思います。

出典:釧路町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月7日 議事録 PDF(61ページ) 間違いを知らせる