みんなの議会

釧路町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月6日

釧路町における観光振興ビジョンについて

2016年9月6日、釧路町議会の一般質問で、川村真一議員が「釧路町における観光振興ビジョンについて」質問し、町長 佐藤広高、産業経済課長 南條秀人、まちづくり推進課長 木元誠三が答弁しました。

質問者
川村真一 議員
答弁者
町長 佐藤広高、産業経済課長 南條秀人、まちづくり推進課長 木元誠三

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 川村真一

9番川村真一でございます。本日は2件、8項目について一般質問をさせていただきます。まず1件目、釧路町における観光振興ビジョンについてということで、今、この釧路町においても、今後財産となり得るであろう観光業、この観光業に関しましては、農業、漁業などにはない急成長の可能性を持っているわけでございまして、この観光業の可能性は未知数であり、今後も、この釧路町においても、観光業に対してのチャンスはあると考えております。そこで、1点目として、当町においての観光資源と客層ターゲットをどのように考えているか。そして2点目、道東自動車道の延伸、釧路外環状道路の開通による観光客入り込み数の現況と見込みをお聞かせ願いたいと思います。そして3点目、釧路市の観光立国ショーケースが知床の世界自然遺産、そして阿寒国立公園、こういった広域の観光周遊ルートというものにこの釧路町も入っておりまして、今寄り道観光というものも、非常に注目されております。そこで、この釧路町における広域観光を各市町村とどのように連携して推進していくのか、お聞かせください。4点目、昨日の新聞にも出ていました。この釧路空港において新着陸方式というものが導入されることが決定しました。これはGPSを活用した航空機の滑走路進入システムというものでございます。今、もう霧の中でもおりられるようになりましたし、どんどんそういったインフラの整備というものは進んでいる中で、当町における観光施設の整備、商業地域開発、そしてホテル誘致等を含めました観光客増員を見込んだインフラ整備、これがどこまで進んでいるのかお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

川村議員の当町における観光振興ビジョンについての中で、まず、観光資源と客層ターゲット、これについてのお尋ねでございます。釧路湿原国立公園及び北太平洋シーサイドラインを含む厚岸道立自然公園などの恵まれた自然環境や、安全で良質な水産物などの特産品らを観光資源として捉えているところであります。また、これまで国内の家族やグループなど、少人数で訪れる観光客でございましたが、これに加えて近年は、外国人観光客、これが増加傾向にありますことから、こうした層に対しても、一つのターゲットであると、このように捉えております。次に、道東自動車道の延伸並びに外環の開通に対する観光客の入り込み数に対する現況と見込みについてでありますが、北海道開発局による調査では、道東自動車道の浦幌ICから白糠ICまでの区間交通量が、平成27年5月で1日当たり平均約2,800台から阿寒ICの開通後の平成28年5月には、1日当たり約4,500台と、こういった利用交通量が増加しておりますことから、観光客入り込み数も増加しているものと考えられるわけでございます。今後の見込みといたしましても、釧路地域を訪れる車両台数が増加いたしておりますことから、これに比例して観光客という方に対しても、増加していくものと、このように考えております。次に、広域観光を各市町村とどのように連携し、推進していくのかということでございます。これまで、当町独自の観光の推進は、なかなか進展し得ないことから、現在、他の市町村と連携した広域的な観光振興に取り組んでいるところでございます。広域的な観光としましては、釧網本線や花咲線の利活用を目的とした協議会、それから北太平洋シーサイドライン、それから釧路川流域を観光推進のエリアとした協議会など、その目的に応じた組織を構成いたし、それぞれ関連する市町村との連携を図っているところであります。その取り組みにつきましては、複数の町をめぐる旅行プランの考察、そしてイベントの開催、参画による市町村のPR、このほか旅行エージェントに対するプロモーション活動など、これら各関連市町村と連携を組みながら行っているところであります。次に、観光施設整備、それから商業地域開発、ホテル誘致等観光客増員を見込んだインフラ整備についてのお尋ねであります。御質問の件につきましては、観光客に快適に施設を利用してもらうため、これら施設等の充実及び良好な状態を維持することを最優先として整備に現在も努めているところでございます。また、商業地域開発、ホテル誘致などによる観光客誘致は、民間主導の開発事業が進出しやすいよう、これら立地環境の整備を行政として進めていく考えでございます。以上であります。

質問 9番 川村真一

今お答えをいただきました。まず1点目の当町においての観光資源と客層ターゲットについてということで、やはり今、北海道は特に観光のターゲット、外国人に注目されている地域になっております。これは、もともと東京や大阪のような都市型観光から、やはり外国人はもっと自然を見たいということで、特にアジア系の方々が、日本の自然を見にくるようになってきております。そこで、今町長からも御答弁がありましたとおり、釧路にも既に恵まれた観光資源というのがありまして、これをどのように発信していくか、これが今後課題になってくるかと思います。北海道調べになりますけれども、北海道の外国人来道者数、これが25年には115万人だったのが、27年には190万人、そして32年の予想の数字は300万人となっております。27年から32年までに約110万人、1.57倍の外国人が観光に来るであろうと、こういった数字を出しております。この釧路町の総合戦略の進捗状況というものの資料におきますと、観光客入り込み数、27年度は11万6,800人、31年度の目標ですけれども、14万人と、2万4,000人の増にしかなっておりません。率でいくと1.2倍の数字しか見込んでいないわけでございます。この数字を出されたときの、何年前に出した数字かわからないですけれども、世界状況なども変わってくるので、数字の先読みというのはなかなか難しいところはあると思いますけれども、今時点で、北海道自体もこういうふうになるであろうという数字が出た段階で、町としても、もう少し入り込み数を見込めるのではないかというふうになっているかどうかだけ、町もそういう考えになってきているかどうかというのをお聞かせ願いたいと思います。

答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)

この計画内、総合計画におきましても、現時点では将来的に増員ということでは見込んでいない状況であります。川村議員言われますように、当町においても外国人、これについてキャンプ場の利用等ふえている傾向にありますので、予想としては今後さらに伸びるであろうという予想はしているところでございます。

質問 9番 川村真一

やはりこの情報というのも非常に大事になってくると思います。総合計画には、観光客ニーズへの対応という部分、団体の大人数の観光から、個人、グループへ移るであろうという言葉が載っています。先ほど町長からもいただいたように、個人、グループからまた団体の観光へ移ってきていると。総合計画がつくられたのも、5年など、そのぐらい前だと思いますので、その情報がどんどんどんどん年数で変わってきますので、そういった情報をしっかりとつかんでいただいて、どこにどのように力を入れていくのかという選択をしていってほしいなと思います。そして、振興公社の経営状況説明書というのが今回資料でいただいておりますけれども、その中で26年と27年度の比較のところで、達古武オートキャンプ場が20%増、別保公園が14%増、地産地消センターが6%増と、これは利用者の数ですけれども、細岡ビジターズラウンジにおいては5%減、3,607人減少の5%減となっておりますけれども、この理由というか、その原因というのはつかめておりますでしょうか。

答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)

具体的な理由については、押さえはございませんけれども、ここ数年横ばいで、11万人から12万人の間を増減している状況でありますので、昨年に比べると落ちている状況でございますけれども、25年と比較すると同等の人数ということになっております。

質問 9番 川村真一

やはり、ほかの施設がふえている中で、一つだけ減っているというのは、何か原因があると思いますし、大型観光に対して対応できない部分というのもいろいろお聞きしましたけれども、では、そこの部分をどうしようもないところに力と時間とお金をかけるのか、それをあきらめてほかの部分にお金と時間を使っていくのか、そういった選択も非常に大事になってくると思いますので、そこをしっかりと協議していただいて、今後の観光につなげていただきたいなというふうに思います。続きまして、2番目に入りますけれども、白糠、そして阿寒と開通した中で、劇的に台数はふえてきているかと思います。この台数の中には、当然ほかの地域から入ってきた観光バスというものもあると思います。この高速、外環状道路ができたことによって、先ほど言いましたけれども、広域観光の周遊コースに釧路が入ってくることになるわけでございます。そういった中で、後のやつにもリンクしてくるのですけれども、このチャンスを、やはり釧路町として、釧路町にも外環状のインターが2つあるわけでございますから、その出口あたりにいろいろ看板をつけるなど、そういった努力も今後していかないといけないと思いますけれども、そういった部分で今段階で何か予定等あったらお聞かせ願いたいと思います。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

釧路外環状道路、それぞれのICあるわけでございますが、当然そちらのほうのところの看板の設置という形になりますと、その所管しております北海道開発局、そちらのほうとの協議が必要になってくるものかなというふうに考えているところでございます。

質問 9番 川村真一

おり口の町有地等、町の土地につくる分には、全く問題と思いますので、おりてから、また新たな、釧路町にはこんなものがあるのだ。そういったものもどんどん、ほかの地域に行ったら、そういうのがたくさんありますから、そういったものも調べて、どんどんつくっていってほしいなと思います。続いて、3つ目に入ります。先ほど御答弁いただきました。他の地域との連携も少しずつ進んできているということでございますけれども、特に釧路市の観光立国ショーケース、これは2020年までの政策で、環境整備や外国向けの情報発信などを集中的に国が支援してくれるというものでございます。もう一度、ここの釧路市との観光立国ショーケースに関しての連携といった部分で、今どこまで進んでいるかというのをお聞かせ願いたいと思います。

答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)

この観光立国ショーケースにつきましては、釧路市のほうから、広域的に取り組むのか、釧路市単独でというのは、まだ確定されていない中で、広域的に取り組む場合に、協力いただけないかという打診程度の段階でございます。

質問 9番 川村真一

ぜひ釧路町からぜひ一緒にやらせてくれという姿勢を見せるのも大事ではないかなというふうに思います。それによって、これだけ隣接している市と町ですから、ほかの町村とは釧路町の立場は違うと思います。施設を共有することもあるでしょうし、釧路町を通らないとほかのところに行けないなど、隣接している特殊な釧路町ですから、そういった部分でも釧路町からもっとこういうことで協力させてもらうことはできますよ等、そういったものもどんどん釧路市に対して行っていただきたいなというふうに思っております。また、この広域といった部分では、受け入れ態勢の充実など、ホスピタリティーの向上、観光ガイドの育成拡充というものも、これも大事になってきます。これが釧路町にあれば、釧路町に寄っていく。寄り道観光というものにつながっていくかと思います。広域的なPRも必要になってきます。一次産業と連携した体験メニュー型の観光といった確立も必要になってくると思いますけれども、今この釧路町で特にホスピタリティーの向上、そして観光ガイドの育成拡充といった部分で、どのような取り組みをしているか、お聞かせ願いたいと思います。

答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)

4番目の施設整備のほうにもかかってきますけれども、これまで観光施設に対して、先ほど町長も答弁したとおりとなりますけれども、施設の充実、修繕に心がけて、努めてきたところです。近年、昨年では外国語表示の看板の設置ですとか、Wi─Fiの設置等も行ってきたところです。それと、ガイドの育成に関しましては、今、厚岸、浜中町と協議会を組んだ中で、ガイドの育成講習ですとか、アウトドア、北海道の資格になりますけれども、北海道アウトドア資格に関する助成等、こういったことをやってきたところです。

質問 9番 川村真一

第5次総合戦略にもこの内容が書かれていましたので、質問させていただきましたけれども、これは早い段階からこういうのが必要だというふうに読まれていたというのは、つくられた時期に、これを読めたというのは、すばらしいことだと思いますし、今もお聞きしたとおり、取り組んでいるということで、ただ物すごいスピード感が必要になってくるかと思います。もう今段階でも、どんどんふえてきていますので、外国人観光客がふえてきておりますので、そのスピード感というのも大事にしていただきたいなというふうに思います。次、4つ目に行かせていただきます。町長の御答弁で、商業地域の開発など、ホテル誘致といった部分では、民間主導のものであって、その立地に関しては、釧路町で示すところまで来ているということで理解させていただいております。一つお聞かせ願いたいのですけれども、総合計画の第4次実施計画書の22ページに、釧路湿原観光施設運営管理事業、28年度として国費を活用した改修事業の実施、細岡ビジターズラウンジの改修事業だと思うのですけれども、これはどういった内容の事業か、お聞かせ願えますか。

答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)

これにつきましては、ビジターズラウンジの一部屋根の改修ですとか、床暖房等の暖房設備が老朽化して、言葉は悪いですけれども、修繕、修繕しながら使ってきたところでありますので、こういった修繕を行うということになります。

質問 9番 川村真一

ぜひこの細岡ビジターズラウンジ、先ほども言いましたとおり、利用者数が減ってきている中で、どのようにここに利用者を呼び込むかというのは、今後大事になってきます。そういった施設の管理というのも、非常に大事になってくると思いますので、今後お金を使うべきところには使っていただいて、そういった環境の整備を行っていっていただきたいなと思います。あとは、Wi─Fiの環境整備ですとか、多言語に対応する看板なり、そういった案内の人がいると、そういった外国人観光客の受け入れ、これが非常に釧路には大事になってくるのかなというふうに思っております。そんな中でも、スピード感というのも必要なのですけれども、選択と集中という言葉があるとおり、全てにちょっとずつ力を与えていくよりも、今必要なものをしっかりと選択していただいて、そこに集中して一つの目玉にするというのも、大事になってくるかと思います。そういった中で、別保公園という部分も非常に注目されてきているかと思います。ただ、今、あそこの公園で、大型バスをとめられる台数は今何台になっているか、お聞かせ願いたいと思います。

答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)

今現在4台となっております。

質問 9番 川村真一

あそこは、やはり釧路町のほうでもわかっていると思うのですけれども、トイレに寄っていただける場所でもあって、あそこでロ・バザールという施設もできたわけですから、そこで食事もとっていただきたい。その中で、バスが4台というのが少な過ぎるかと思います。土地の関係もあると思いますけれども、高速に乗って、小さなパーキングでも、やはりバスは7台ぐらいとめられるようになっているかと思います。あそこに並べて大型をとめられる場所はあれ以上広げられないと思いますので、駐車場の端っこのほうに大型がとめられるような、本当白線を引くだけでも、使い方は全然変わってくるかと思います。そういった部分のちょっとした努力で、呼び込む方法、そういった部分も今後取り組んでいっていただきたいなと思います。最後に、町長に、今後よりスピード感が必要になってくるこのインフラ整備、釧路町の観光の呼び込みにつながるインフラ整備といった部分で、町長の意気込みを最後に聞かせていただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

これらの整備に当たっての私の意気込みというお尋ねでございます。どういう形でその意気込みを示せばいいのか、お話を聞いていて戸惑っているわけでございますが、我々、今議員が言われるように、選択と集中という、この二、三年ずっとそういう形で整備を進めてきてございます。そのことが、議会の理解をいただきながら、今まで来たわけでございますので、今後もそういった選択と集中という形でインフラ整備を進めていきたいと思いますし、また、できる限り、補助事業になじむものについては、補助事業採択に向けて努力をさせていただきたい、このように思います。

出典:釧路町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月6日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる