釧路町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月7日
介護保険の課題は
2016年6月7日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「介護保険の課題は」について質問し、町長 佐藤広高、介護高齢課長 佐藤秀昭が答弁しました。
- 質問者
- 中田磨 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤広高、介護高齢課長 佐藤秀昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 中田磨
次、移ります。次、3件目の介護保険の課題について伺いますけれども、1点目として、介護認定の状況について伺います。2点目は介護認定の推移と変化について伺います。3点目として施設利用の状況、4点目、要支援者への対策について伺います。5として、今後、利用制限等の介護保険にかかわって起きないのか、その点について質問をしたいと思います。
答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)
中田議員の3点目の質問のまず介護保険の課題について、介護認定の状況についてのお尋ねでありますが、平成28年3月末の介護認定状況を、介護度別人数及び認定者に占める割合で申し上げさせていただきたいと思いますが、要支援1が141名、14.9%、要支援2が165名、17.5%、要介護1が170名、18.0%、要介護2が163名、17.2%、要介護3が108名、11.4%、要介護度4が100名、10.6%、要介護度5が98名、10.4%、合計でこの人方合わせますと945名と、このようになってございます。次に、介護認定の推移と変化でございますけれども、過去4年間における介護認定者数につきましては、平成24年度が807名、平成25年度が852名、平成26年度が864名、平成27年度が945名で、この間138名、率にいたしまして17.1ポイントの増となってございます。高齢化の進行とともに、介護認定者も増加傾向で推移している状況でございます。また、介護度別状況につきましては、いずれも増加傾向となっておりますが、中でも軽度の認定者の増加率、これが高まってきている状況にございます。次に、施設利用の状況であります。平成28年3月末における、当町が保険者となっている方の施設入所の状況につきましては、特別養護老人ホームが79名、介護老人保健施設が55名、グループホームが36名となっております。次に、要支援者への対策についてであります。この件につきましては、2番議員へお答えしたとおり、要支援者への介護予防サービスの一部が市町村による「介護予防・日常生活支援総合事業」へ移行することに伴い、事業実施に伴う体制整備や円滑なサービス移行が必要であると考えてございます。本事業への移行により、地域の実情に応じた住民等が主体になる柔軟なサービスの提供が可能となりますが、その実施主体となる「介護予防サロン」などの介護予防活動の推進や、利用者のニーズに即したサービスの質の確保・向上に努めてまいりたいと考えてございます。次に、今後、利用制限等の問題が起きないかという御質問であります。平成27年度の介護保険制度改正の主な内容として、先ほどお答えいたしました「介護予防・日常生活支援総合事業」への移行のほか、一定所得以上の方の利用者負担の2割へ引き上げ、特別養護老人ホームへの新規入所者を原則、要介護3以上に限定するなどとなっております。当町におきましても、高齢化の進行とともに施設入所が必要となる方も増加傾向にありますことから、特に特別養護老人ホームへの入所要件の限定は影響が大きいものと、このように考えておりますが、認知症等により居宅において日常生活を営むことが困難な場合は、介護度が要件に満たなくても、特例的な入所が可能となる制度の活用等により、利用者の実情を踏まえた柔軟かつ適切な対応を図ってまいりたいと、こう考えているところであります。以上であります。
質問 1番 中田磨
介護認定の状況としては、絶対数としてはもうふえてきているというのが、今、答弁で明らかになっていて、推移と変化との関係で、今答弁あった軽度がふえているということなのですけれども、これはあれですか、介護認定したいという全体的な人はふえているのか、ちょっとこの間、議会でも何回か取り上げているのですけれども、やはり介護度を落とすという言い方が正しいのかどうかわからないのですけれども。例えば、5年前にこの状態だったら介護度2だったのに、今見ると要支援2ぐらいになるという、本当に絶対的なその人の身体にかかわる条件の位置によって変わってくるということは、どうなのですか。介護認定の関係で言えば、認定の数値だったり、要件というのが変わっているのか。そういうような状況というのはあるか、伺いたいと思います。
答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)
介護認定の制度につきましては、大きな変わりはないという状況にございます。軽度の認定者がふえているという要因の部分につきましては、高齢者全体がふえてきているという状況の中で、制度自体も平成12年度に開設されて認知度も高まってきているということと、あとあわせまして、早目に準備をして、何かあったときにすぐ介護サービスを使えるようにということで、認定の申請する方がふえてきているという状況から、今すぐサービスが必要でないけれども認定を受ける方、結果的に軽度の方がふえてきている状況ということが、考えられるかというふうに思っております。
質問 1番 中田磨
それでは、その中で要支援にも満たないということでの判定が出ている事例というのも、それなりに出てくると思うのです、そういう場合は。そういうのも実例としては出ているのですか。
答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)
当然、非該当という方も中には出てきている状況にあります。ただ、非該当の方の推移というのは、現状で数値としては捉えていない状況でございます。
質問 1番 中田磨
それで、今ちょっと私も手帳にはあるのですけれども、要介護で言えば、平成24年は137だったのですね、要介護1。今、要介護1が170になっているということでは、かなり、1.5倍ぐらいになっているなどしているのですけれども。軽度の人がふえていると言いながら、要介護4、5でも要介護4でも平成24年93で、今回が100、要介護5で98、今回98ということで、重症度、重症度と言ったら、介護度が高いところでも特に減っているわけではないというのが、今の実態になっているのかなというふうには思うのです。そうした中で、よくこの点聞くのですけれども、介護認定のこれだけサービス受けられますよというのは介護認定になるわけですけれども、利用率というのは全体としては、今どういう傾向になっているのですか。
答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)
認定者の中でのサービス受給率につきましては、直近の数字では72.8%というふうになってございます。
質問 1番 中田磨
これは、どういう評価しているのですか。例えば、介護度高いところでは、かなりまんどだけれども、先ほどの話だと軽度のところではあんまり、とりあえず認定を受けたいということで、サービス利用、実践的にはまだ開始していない人がいると、そこでは利用率低いという、受給率というのですか、そういうふうにはなると思うのですけれども、その辺の上と下との関係では評価というのは一定出ているのでしょうか。
答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)
やはり、先ほど申し上げましたとおり、軽度の方については比較的受給率は低い、重度になるに従って受給率が高まっているという現状にあるかと思います。
質問 1番 中田磨
それと施設入所、特別養護老人ホームへの待機というか、希望者数というのは、先ほど制度改革の問題も出ているのですけれども、これの増減については、今どういうふうになっているのですか。
答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)
希望者ということでの捉えでは具体的には押さえてございませんけれども、待機者という状況で、同じような意味で捉えたときには、平成23年度調査の時点では当時148名、特別養護老人ホーム、待機者がいたという状況でございます。それに比して、28年3月末現在で134名の待機者という状況でございます。大きな差はないのかなというふうには思いますけれども、その時点での調査ですので、多少の差異はあろうかと思いますけれども、その間、施設の整備も進んだという状況もありますし、例えばサービス付き高齢者住宅等違う選択肢も、施設の新しい制度上、選択肢もふえてきたということから、若干ではありますけれども、減少傾向にあったなというふうには捉えてございます。
質問 1番 中田磨
数字的には変わらない、若干減ったということなのですけれども、いかんせんこの方々というのは、ほぼ3以上なのですよね。きっと介護度1とか2という人は、余り今の現状の制度上ではなかなか入ってこないと思うのです。数字の押さえとしては。その振り分けというか、分類については聞きませんけれども、先ほど言ったサ高住だったり、老人のディスクみたいなところもいろいろ、それでもそういう方々というのは、ほとんど介護が要らないというか、自活できるという人ではないと入れないという部分もあって、そういう意味での選択肢というよりは、介護認定度のグループ分けみたいになってると思うのです。サ高住でも厳しいなというのだったら、やっぱり今度は特養に申請しなくてはいけないかなというような段階的な部分だったり、特養もほかの施設も、老人保健施設等もそういう、ある意味で段階的な部分というふうになると思うのですけれども、ただ、この数字というのは、やっぱり私、まだ深刻だと思うのです。しかも今、かなり重度化というか、介護度が高くなった人たちでこれだけ待たされているというような状況だと認識するのです。全く施設利用しないで在宅だという人ばっかりではないと思うのですけれども、やはりそれでも本当に専門的な特別養護老人ホームに入れないということで悩んでる方、大変だっていう方がまだ慢性的にいるという点では、やはりここの解決も図っていかなきゃいけないと思うのですけれども、やはり特養自体の数の増床というのは、特に管内、釧路市を含めて、管内的にふやすというのはなかなか現状厳しい今状況になってるのか、その辺どういうふうに捉えているのですか。
答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)
特養につきましては、整備の考え方が北海道全域での圏域での考え方と、その中での3年間の経過期間の中での必要性というのを、給付含めて考えていくという状況にございます。確かに、高齢者がふえてきて、重度の要介護者もふえてきてということ、プラス待機者もふえている状況から、そういった特養の必要性というものは十分認識してはございますけれども、何度か議会の中で申し上げました給付と負担のバランスという部分で、給付施設をふやせば、当然、介護保険料という形で負担もふえるということもございますので、そこら辺はバランスを十分考えながら、いろいろな整備、考えていく必要があるのかなというふうには考えてございます。
質問 1番 中田磨
今後の中で、やはり社会保障費全般が頭打ちになっているということ、また、利用者数が増加するという自然増に対しては、なかなか国全体としての財源確保が今厳しいということにはなってるのですけれども、やはり一人一人の町民の暮らしを見ると、この介護保険、介護サービスによって本当に支えられているという人は多いのです。ですから、やっぱりそこを守っていかなくてはいけないなというふうに思うのですけれども、ちょっと実態を捉えていれば、担当課として押さえているのかということもあるのですけれども、先ほど町長が1回目の答弁で、5番に移りますけれども、利用料の負担増、2割負担が改定の中で行われたということで、利用制限ということにも心配だというような話だったかなというふうに思うのですけれども、これについては、実例的に担当としては押さえているのですか。そういう声があった等、ケアマネのところでそういった話し合いが持たれて、サービス3回を2回にした等というような調整というのはあったのでしょうか。
答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)
現状で、この2割負担の方、40名いらっしゃるという状況でございます。ただ、その中でサービスの調整です等、そういったケースについては聞いてございません。
質問 1番 中田磨
私、ちょっと市内の事業所に聞いたのですけれども、あると言うのです。やっぱりケアマネの方と次の介護のプランどうしますかと言ったときに、やっぱり自己負担で介護にかけられるお金はこれぐらいだから、それに見合うサービスに、少しでも緩和と言ったらあれですけれども、サービスを受けながらでも利用の考え方で言えば、お金のこともちょっと考えてケアプランつくってもらいたいという要望があって、実際にそういう対応せざるを得なかったという話も聞いているのです。やはりこれは深刻な問題なのです。本来、介護認定受けて、介護度が明確に、その人にはこれだけのサービス料、何万円分の利用できますよと言われながら、それが実際には介護として受給されないということが、本人は家族がいるからいい等、これだけ受けさせてもらえれば、あとは自分ができるからというようなことでの制限というか、受給の関係だったらまだいいのですけれども、今言うお金、本当は今まで必要でやってたものを削ってしまったという、本当に深刻な実例が出てきているというのは、私、今回の改定でも本当に大きな問題だというふうに思っているのです。やはり、この点で町がやっているところでは、今受けてないということなのですけれども、現実にあるということは、やっぱり押さえていただきたいなというふうに思うのですけれども、その点について見解を伺いたいなと思います。
答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)
2割負担への制度改正にかかわらず、一般の1割の方につきましても、利用料の関係からケアマネージャーのほうにサービスを減らすという実態にあると、そういった部分では把握はしてございます。ただ、2割への引き上げの部分が、1割から2割ということで、全てが2倍になるということではなく、高額介護サービス費という制度もございます。一定基準以上は利用料が変わらないということの制度もございますので、相談の窓口等でそういった制度の周知、また、生活全般が苦しいということがあれば、例えば介護保険料の減免制度の活用です等、そういったことで、できる限り御本人に見合ったサービスが提供できるように努めてまいりたいなというふうには考えております。