みんなの議会

釧路町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月18日

介護保険制度の改定による影響について

2014年6月18日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「介護保険制度の改定による影響について」質問し、町長 佐藤広高、介護高齢課長 佐藤秀昭、健康福祉部長 大滝渉が答弁しました。

質問者
中田磨 議員
答弁者
町長 佐藤広高、介護高齢課長 佐藤秀昭、健康福祉部長 大滝渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 中田磨

12番中田です。今定例会には3件の一般質問を提出しておりますので、順次質問を行っていきます。1点目は、介護保険制度の改定による影響についてです。来年4月からまた新たな介護保険制度に一定変わってくると。国会のほうも昨日参議院のほうでの審議が終了したという状況の中で、これまで15年目を迎える介護保険の改定がかなり大きな影響を与えるというふうに情報等も出ているわけですけれども、町としてこれらの点について、踏まえて、どういう状況になるのか、そういったことを中心に伺っていきたいというふうに考えております。1点目としては、来年の介護保険制度の改定内容の見込みについて伺います。2点目として、町内の介護サービスの状況について伺います。3点目として、要支援のサービスの状況と今後について伺います。4点目として、来年以降の利用料の負担についてどのようなふうに変わっていくのか、この点について求めます。5点目として、今度第6期になるのかなというふうに思いますけれども、保険料の見込みについて伺います。6点目として、今後の課題ということで、順次答弁を求めます。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

12番中田議員の介護保険制度の改定についての御質問でございますが、まず1つ目として、来年の介護保険制度の改定内容、その見込みはということでございます。介護保険制度改正案につきましては、大きく2つの事項が柱となってございます。まず1つ目は、地域包括ケアシステムの構築に向けて、地域支援事業の充実、予防給付のうち訪問介護、通所介護を市町村が取り組む地域支援事業へ移行。そして、特別養護老人ホームの新規入所者を原則要介護3以上に限定することなどでございます。2つ目は、費用負担の公平化といたしまして、低所得者の保険料の軽減割合の拡大、一定以上の所得のある利用者負担割合の2割への引き上げ、低所得の施設利用者の食費、居住費を補填する補足給付の要件に資産などを勘案することなどが主な改正内容かと思います。次に、町内の介護サービスの状況についてでございますが、当町におきましても全国的な傾向と同様に、高齢化の進行とともに、要支援、要介護認定者の増加や施設整備の推進などにより、介護給付費の伸び、これが顕著となってきてございます。サービス種類別では、特に、訪問介護、通所介護、介護老人福祉施設、認知症対応型共同生活介護の利用がふえているという状況にございます。次に、要支援のサービスの状況と今後でございますが、要支援サービスにつきましても、要支援認定者の増加による介護予防給付の増加、特に、介護予防訪問介護、介護予防通所介護の利用がふえている状況にあり、今後もこうした傾向は続くものと考えてございます。来年以降の利用料負担についてのお尋ねでございます。介護保険制度改正により所得や資産のある方の利用者負担の見直しが図られるとともに、予防給付の一部が地域支援事業へ移行することに伴い、事業費の単価及び利用料について市町村が設定する仕組みとなる予定でございます。また、国においては、介護報酬の改定についても検討を進めているところでございますが、介護報酬は利用者負担の基準となるものでありますことから、この動向を注視いたしているところであります。次に、保険料の見込みでございます。介護保険料につきましては、介護保険制度改正や介護報酬改定に基づき、必要な費用の算定等を行い、高齢者保健福祉計画策定委員会における審議を経て設定することとなってございます。高齢化の進行に伴い、介護給付費も増加しておりますことから、一定程度の保険料の上昇、これが見込まれるところでございますが、それぞれの被保険者の方の負担能力に応じた適正な保険料設定、これを図ってまいりたいと考えてございます。次、今後の課題でございます。地域包括ケアシステムの構築に向けて、介護予防事業の一部が市町村に移管することにかかわり、受け皿となります人材等の確保やサービスの水準維持を図り、多様な主体による重層的な生活支援サービスの提供体制を構築することが重要であると考えてございます。また、当町におきましても、増加傾向にございます認知症高齢者への対応といたしまして、認知症になっても本人の意思が尊重され、住みなれたこの地域で暮らし続けることができるよう計画的に認知症施策を推進する必要があるものと、こう考えている次第であります。以上です。

質問 12番 中田磨

まず、1点目について、2つ、細かく言って4つに分かれるのかなというふうに思いますけれども、地域包括ケア、また訪問の関係や施設利用の関係、または、保険料、利用料の関係ということで、最後に、最後というか、補足給付の関係ということで、制度として大きく変わるということになるのかなというふうに思います。この点については、それぞれ下の以下の項目に個別の項目で起こしてありますので、そこの中で伺っていきたいなというふうに思っているのですけれども、まずそもそも町内の介護サービスの状況の中で、例えば、施設介護の関係、もう先ほど1つ目の答弁で出ているのですけれども、3以上の、介護度3以上の入所に特定していくということで、一部緩和的な文書が織り込まれたようですけれども、実態としては、現状でも3以上の方の在宅の状況が続いていると。これは以前の議会でも話をしていると思うのですけれども、直近の数字で伺いますけれども、現在の施設介護、特養等の待機者の数、また、そうした認定の度合い、申請者の割合というのですかね。それぞれの1から5の状況というのは、どういうふうになっているのでしょうか。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

まず、お尋ねの何点かございましたけれども、介護度別の認定者の状況でございます。まず、要支援1の方が111名、要支援2が121名、養護の分では合計で232名となってございます。また、要介護の部分では、要介護1が172名、要介護2が124名、要介護3が102名、要介護4が122名、要介護5では92名、要介護全体では612名。要支援、要介護合わせまして844名という認定の状況となってございます。それと、待機者の、特養の待機者の状況でございます。これにつきましては、昨年10月に全国的な調査が行われたという状況でございますけれども、その中では当町の部分では今ちょっと数字が詳しい部分が……、少々お待ちください。失礼いたしました。合計で、重複部分を除きまして、当町には1カ所特養ございます。その部分では148名という状況となってございます。

質問 12番 中田磨

それで、この148の内訳で、介護度別というのがわかれば求めたいと思うのですけど。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

失礼いたしました。今の148名の内訳でございます。要介護1が17名、要介護2が19名、要介護3で41名、要介護4が38名、要介護5で33名、合計148名でございます。

質問 12番 中田磨

それで、現状でもなかなか介護度が高いと言われるところでもなかなか施設介護が受け入れられないというような形になっているわけですけれども、こうした中で介護度が1、2であったとしても、施設利用がやっぱり適切な場合というのもあると思うのですよ。そもそもの絶対数が足りないというのが現状だというふうには思っているのですけれども、そうした状況というのは、施設等、また保険者としてどういうふうにとらえているのか、伺いたいと思います。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

まず、施設整備、特養の部分の整備全体につきましては、これは国のほうでも言われておりますけれども、やはり当然ながら、議員おっしゃるとおり、絶対数が足りない、待機者が非常に多いという状況は否めないのかなということは町としても認識はしているところでございます。しかしながら、それを全て賄えるだけの特養の整備ということは現実的には困難であるのかなと。その大きな理由の一つは、やはり施設整備をすることによって、その給付費がふえるということによって必然的に高齢者の皆さんから賄わさせていただいている介護保険料が負担が多くなるということがあるのかなと、そのように考えております。また、要介護1、2の方の入所の必要性というか、その部分につきましても、これも国が示しているとおり、やはり介護の状態のみならず、知的障害ですなど、また、精神障害、そのことによって在宅で暮らすことが困難である方々、このような方も少なからずいらっしゃるということから、そういった必要性というものは、十分認識がしてございますし、そのことに対応するということで、今回の制度改正の中でも、やはり例外規定として、それらの方については要介護2以下であっても入所を特例的に認めるというような対応が図られるということで、今法改正が進められる予定だというふうに考えております。

質問 12番 中田磨

その中で、2つの困難があると思うのです、今の答弁を聞いていても。まず、そもそもの施設が少ないということがまず1点と、あとは今その1、2の方であっても特例的ということであれば、逆に今度は特例として認められない場合については、待機者から除外をされていくということもあり得るわけですよ。数字だけを見ると、そういう人が減ると待機者数が減ったかのような数字が統計的には出てくる可能性があるのですけれども、そうなってしまうと、今後、そこから漏れて、また申請したけど、いや、あなたはそういう対象ではありませんということで、その待機リストにも載らないということになってしまった場合は、そういった困っている方、本当は入って介護を受けたいという方が数字としては見えなくなってしまうということも私はちょっと危惧をするわけですけれども、実態として、今でも困難を抱えている前提はあるのですけれども、この改定によって今後そういった解消が見られるのか。待機者、またはそういう希望者の対応として介護を受けるという、サービスを受けれるということに対する改善というのが、今回のことで解消されるというふうになるのか。または、逆に私は埋没していく部分ていうのが出てくるのではないかなというふうに感じるのですけれども、それについては、制度上との設計との関係でどういうふうに捉えられているのかちょっと伺いたいと思います。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

当然、決まった制度に従って町としても、それに従って制度設計をしていかなければならないということにはなりますけれども、当然、今、先ほど申し上げました、数字申し上げましたとおり、要介護2以下の方の待機者、当然、今現在入所されている方もいらっしゃいます。特例として認められる場合は入所は引き続きできますけれども、おっしゃられるとおり、必要がないということになれば、そこから除外されると。そうなったときの住まいの場の考え方、これを町といたしましては考えていかなければならないのかなと。その中で、考えられる一つの方策といたしましては、やはり施設整備の中で町内にもございますけれども、有料老人ホーム、あるいはサービスつき、昨今新しい形で全国的にもふえてございますサービスつき高齢者住宅、このような部分の補完する施設整備、そういったものの考えていうものが進めていく必要があるのではないかなというふうには考えております。

質問 12番 中田磨

こういった中で、いろんな課題の中で施設自体がふえない、特養ですけどね。がなかなかふえない。では、それを補完するということで、民間のところでの事業所の拡大というのは、現状としてあるわけですけれども、それはちょっとその後にちょっとしようかなと、話しようと思うのですけれども、率直に言うと、特養には入れないと。現状では在宅ですよと。そうであれば、そういう人たちに対する在宅の支援というのも、やはりきちっと整備をしていたり、対応していかなければ、現実的には無理な話ですけども、やっぱり施設入所に近いような介護サービスを受けないと、なかなか厳しいというのが、本来だと思うのですよ。特に、4、5の方々について言えば。家族に影響することによって、家族の心労、また、負担を考えると、ではそれが継続的に将来的にということに対する不安も含めて出てくる中で、そういう意味では、この在宅の拡充というのも当然求められいくと思うのですけれども、その点について、今の現状の在宅介護に係る状況ていうのは、どういうふうになっているのですか。サービス料など、希望に応えていけるだけのサービスが提供されているのかという点で伺いたいと思います。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

今の議員の御指摘の部分で先般、日常生活圏域のニーズ調査というものもやらさせていただいた中では、そのような部分への不安ということも意見として示されたという部分は認識はいたしております。軽度の方であれば、在宅での生活の維持というものは、現状のサービスの中で何とか充足できているのかなというふうには思いますけれども、先ほど申し上げました新しい住まいの形態、有料、サービスつき高齢者住宅のほかにも、やはりグループホームですなど、そういったものの活用によって認知の方もふえておりますので、そういった方を受け入れる体制も進めていかなければならないのかなというふうには思っております。また、話が戻りますけれども、在宅の部分につきましては、いろいろなサービスの形態をケアマネジャー、事業者等との連携により、より効率的なサービスの提供により在宅生活を維持できるような方策を御家族、御本人のほうにも相談を深めていく中で進めさせていただく、支援していただきたいなということで、これからも考えていきたいなというふうに思っております。

質問 12番 中田磨

特に、ちょっと先ほど質問では、ちょっと直接触れなかったのですけれども、やはり在宅のメインになるのというのは、通所など、訪問介護が主になりながら、状態によってはショートステイというものを活用して、どうやって介護者の生活も維持しながら、その対象者の体力、または健康をどう維持するかていうとこが大事になってくると思うのですよ。済みません。私聞きたかったの、例えば、通所の枠に対する利用状況など、例えばショートステイを希望するけれども、満足にショートステイ受け入れて、受け切れるような環境が整っているのかという点をちょっと聞きたかったのですけれども。特に、ショートなんかは、いろんな意味でなかなか枠が決まってると思ったように使えないとか、ちょっと緊急になったら、もう全然入れないとかいうようなことで、どちらかと言うと、介護者よりは、介護者というか、要介護認定受けてる方よりは、その介護をしている方の生活にどう応援していくかという制度でもあると思うのですけれども、そういった活用の実態ていうのは、現状ではどうなっているのですか。前、1回かなり以前から課長変わってはいるのですけれども、その点の改善はやっぱり必要ではないかということは求めていたかなというふうに私は思っているのですけれども、その点について伺いたいと思います。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

まず、通所介護の部分につきましては、原則、事業者との契約ということで、当然、介護度によりましても、その使える量、決まってございます。ただ現状、日常の業務の中で相談等を受けてる中で、どうしても回数をふやしたいのだけれども使えないですなど、そういったような相談は特に聞いていないような状況でございます。また、ショートステイの部分につきましても、事業者が絡む先方の状況、空き部屋の状況等々もあるわけでこざいますけれども、また、計画的な事業の受け入れということで、大体1カ月ほど前からその前でなければ、そのショートの受け入れといいますか。申し込みが予約ができないという状況は、現状でもあります。ただ、そういった中で、議員おっしゃったとおり、急な事情等があって、短期間、家を家族があける、介護者がいなくなるという場合には、町独自の施策といたしまして、緊急短期の入所というものも実施してございますので、その部分は、その事業制度の中で対応しているという状況であります。

質問 12番 中田磨

なかなか改善し切るということにはならないという現状、施設との関係もありますから、町が全面的に解決できるというふうにはならないと思うのですけれども、ぜひ利用者の声を、やはりケアマネ通じたり、町でもプランつくってますから、そういったところで捉えながら、課題だけは整理をずっとしていっていただきたいというふうに思います。新たな、新たなと言っても結構何年かたってると思うのですけれども、有料老人ホームやサービスつき高齢者住宅なんかも、新たに進出をしてくると。現状の介護保険で、なかなか手が届かない方の利用というのも当然あって、ニーズとしてもあるのは承知しているのですけれども、例えば、有料老人ホームであれば、やはり所得による壁というのがあります、現実的に。現状の特養もそれなりにお金がかかりますから、そこでもハードルは当然ありますけども、それ以上のものになりますし、サービスつき高齢者住宅についても、介護を受けるということを前提ではないのですよね、どちらかというと。要するに、自活できる人たちが、何かあったら困るから集団生活をしたりすることで安心して住めるアパートというか、共同住宅ですよという位置づけなものだから、例えば、介護度が高くなってきて、自分で食事がつくれない、自分で食事が食べられない、歩行も困難だっていう人は、なかなかこのサービスは受けられないのですよ。そうなってくると、本当に介護の話をしてますからね。介護をどういうふうに将来的な基盤をつくっていくかという点で言えば、ちょっとサービスつきではなかなか賄い切れない部分というのはあるということを私は感じているのですけれども、そういった中で、町が全面的に負担すれという話にはならないのですけれども、やっぱりこういう実態の中で、特養ホームのやっぱり地域的な増加というのですかね。増設であったり、それに伴うやっぱり国の財政支援というものがしっかりなければ、やっぱりここを支えきれないのではないかなというふうに、私は感じているのですけれども、その点について現状等、先ほど保険料の話も出てましたけども、ちょっと道筋というのが見える状況にはないのかなというふうに思うのですけど、町の現状の考え方を伺いたいなと思うのですけど。

答弁 健康福祉部長 大滝渉(健康福祉部長は2015年3月まで)

介護保険制度改定時ということで、相当国のほうで議論されております。特養の要介護3以上の入所に配慮するというのも、在宅で重症化した方の待機者がいるということを解消しようとするための一方策と。ただ、それに伴ってこの介護1、2の方が在宅に軽度の方については戻らなければいけない。ただ、その中にも先ほど議員おっしゃるように、一定の配慮を持って入所していただくというのが、保険者としては、当面の措置として捉えておりますけれども、今後町においても高齢者ふえますし、当然高齢者がふえるということは、介護にかかわらなければならない人間がふえるということですので、今すぐ施設を増設して対応するということにはならないかもしれませんけれども、一定の措置として今回の改正があるのかなと認識しております。

質問 12番 中田磨

それで、この点については次に移りますけれども、要支援のサービスの関係で、養護給付の増、また、今後の対応については変わってくるということなのですけれども、そもそも要支援の考え方というのは、介護を受けなくても生活できるように歯どめをかけると。そこで、健康に生活してもらうように事前に管理という言葉が正しいかどうかわからないですけれども、そういった方を掌握して一定のサービスや活動をしてもらうことによって介護度を上げないと。介護を受けなくてもいいように予防していくというような観点だったと思うのですけれども、今回の改定の中身を見ますと、何かそこの堰をとめて、もう崩してしまうと、何かそういうように感じるのですよね。市町村に任せると言っても大枠で予算の配分やいろんな事業のメニューについて、ではそういう人たちがどんどんどんどんふえてきたときに、それに対応できるような状況になるのか。介護予防というものに対する、この間のそういった要支援者に対する改善や効果っていうものをどういうふうに評価しているのか、ここらがちょっと見えないのですよね。そういった意味で、この間、釧路町としても、この部分取り組んで、地域包括支援センターも含めて取り組んできていると思うのですけれども、こうした要支援者への改善、効果というものが町内ではどういうふうにあらわれているのか。その点について伺いたいと思います。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

高齢化の進行とともに、要介護認定者もふえてきている状況もございまして、当然ながら要支援の認定を受けてる方も制度開設以来ふえてきている状況にあるということで、数字だけを見ると、果たしてその予防の効果がどうだったのかという部分は、なかなか分析といいますか、評価は難しいところではございますけれども、その国の制度、平成18年度にその介護予防という部分が大きな改正ということで、議員がおっしゃられましたとおり、予防給付、これの重要性という中で制度改正が行われたということではありますけれども、その間、町といたしましても、独自にそういった予防するための施策といたしまして、例えば、介護予防教室の実施ですなど、地域における介護予防サロンの立ち上げの支援、現実的にもその地域のサロンが十数カ所、町内で今稼働して実際介護予防に役立っているのかなというふうには捉えてはおります。今回の制度改正の案の中では、その当初国が示した予防給付の部分を切り離すということで、この部分につきましては、町長の答弁にもございましたとおり、この介護保険制度自体を維持するために、この費用を圧縮するという一つの方策としてやむを得ないのかなというふうには思っておりますけれども、今後もこの制度が示された以上は、その町の独自の地域性等を生かして、当然ながら今まで以上の効果を発揮できるような施策の展開をしていく必要があるのかなというふうに考えております。

質問 12番 中田磨

それで、特に、移管される部分については、通所介護と訪問介護ですか。こちらになっていくと思うのですけれども、先ほど課長が今まで以上にということを答弁あったわけですけれども、その規模というのは、例えば、僕が思うそういう規模というのは、同じ状況にある人に同じようなサービスをちゃんと提供できるというのは維持なのですよ。今、強制的に言うとわからないですけど、100やってたら100、例えば、100の要望があって100去年までやってましたよと。来年120になりましたと。でも100やったら現状維持なのか。私は120の要望があったら同じように120やるのが現状維持なのですよね。要望の話です。120件の方が出たら120件やる。20件の人も余さないというふうに考えるのですけれども、どうも国の指針等々見ていくと、何かこう枠が決められて、100やってたら100に維持してくださいなど、今後移管した中で整理をしたときに80に抑えといてくださいと。この部分の予算もそんなに使わないでくださいということが見え隠れするのですけれども、そこら辺の兼ね合いというのは、町としては現状でどう捉えているのか、ちょっと伺いたいと思います。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

先ほど今まで以上という表現をさせていただきましたけれども、若干自信過剰なのかなという答弁もあったのかもしれません。言い方を変えれば、当然ながら、少なくとも後退はさせないということから言うと、その数字でいう100のものを100、それが維持なのかということでは、数字上はイコールということでありますけれども、例えば、市町村事業になったときに、今までは事業者の方と契約して、事業者の方が事業として、そのホームヘルプ、訪問介護やってきたということが、これが例えば、町内のボランティア団体の方が同じようなサービスをその方の家に行って実施したときに、お互いその顔の見える、心の通じ合うサービスの提供という意味では、やはり事業者とそのボランティアの方の違いといいますか。そういった精神的な部分で同じ事業、掃除や調理をしたとしても、会話が、いろいろな地域同士の中で弾んだり、そういった部分で気持ちの部分で充足できるようなサービスができれば、それは今まで以上というふうな考え方ができるのではないかなというふうには思います。

質問 12番 中田磨

それで、新しい総合事業の関係で、今の緩和策みたいな形も出ているのですけれども、率直に今の話でいくと、介護の専門職がやることと、そのボランティアで、例えばヘルパーの3級などを持ってる方かもしれないし、持ってない方かもしれないですけども、そのボランティアでやるということに対する、介護に対する専門性が私は損なわれるのではないかなと思うのですよね。別にそのボランティアの人たちがだめだということを言いたくて言ってるわけではないのですけども、やっぱり今介護予防で国の事業を町の事業としてやる中で、やはり高齢者の介護をこれからどうするんだと。今この方に必要なサービスは何なのかと。食事さえつくって帰ってくれば介護の専門職の人がやったのと、ボランティアがやった人が同じサービスなのかと。話をするしないというのは、ちょっとまた付加価値的な部分になってくるのかなと思うのですけれども、何かそういう点の問題がちょっと私は違和感を感じるのと、あと事業所にやる場合も報酬の設定も市町村に移管されるわけですから、この額によって利用者に対して専門職の配置が薄くなっていくということも懸念されるわけですよ。そうなったときに、本当に今介護予防、要支援つくったときに、それはそれで介護1から私は下げたのではないかというのはありながらも、国としては、介護予防に力を入れたいということで町もそういった施策をやってきたことに対する後退につながりかねないではないかなというふうに感じるわけですけれども、そういったものについて、本当に受け皿としての機能が持ち切れるのかという点で私は不安なのですけど、その点についてはどういうふうに捉えていますか。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

要支援者に対する訪問介護のサービスの状況を調べさせていただいたところ、掃除、洗濯、調理、買い物という部分が大部分を占めているという状況でございます。そういった中では、現状では訪問介護ということでヘルパーがこの部分を担っているということでございますけれども、専門性ということを考えますと、掃除、洗濯、調理、買い物等については、十分、ボランティアでも賄える部分ではあるのかなというふうには考えております。そのほかに少数ではありますけれども、身体介助というものも当然要支援の方でも中にはいらっしゃいます。そこの部分は委員おっしゃいますとおり、専門性、介護の技術というものは当然必要となってまいりますので、ボランティアに賄っていただく部分、それと、例えば事業所に従前どおり──従前どおりといいますか、委託して従前どおりのサービスを身体介助等提供していただくというような部分のすみ分けを考えていく必要があるのかなというふうには思っております。

質問 12番 中田磨

その点については、まだ、具体的に法案も今参議院通ったばっかりで、ちょっと実態としてはどういうふうになっていくのかという点については、今後もちょっとお話をしていきたいと思いますので、次に移りたいと思います。利用料負担の関係なのですけども、その所得によって2割負担になってくるということで大きな波紋も広がっているわけですけれども、所得の実態について、どこを線引きするというふうに今なっているのか伺いたいと思います。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

一定所得者の利用者負担の見直しの中の基準ということで、現在の案としては、年金収入の場合の合計所得金額について160万円というふうに案として示されてございます。

質問 12番 中田磨

2割負担の基準が160万円という基準になると、そんなに高い所得ではないというふうに感じるのですよね。当然160万円が全て生活費なり税金を納めるというところに使うということでもないわけですから、そういった意味では、それを含めて160万円ちょっと超えるところで、もうちょっと200万円でも結構私は厳しいと思ってるのですけど、2割負担になって、介護を受けて、さまざまな費用もかかりながら利用料も払っていくということになれば、本当に厳しい線引きではないかなと率直に感じるわけですけれども、その点については、この所得階層というのがどういう実態になっている方々なのか。本当に介護を受けながら生活をできるような実態になるのか、その点についてはどのように捉えられているか伺いたいと思います。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

先ほどの160万円の部分補足をさせていただきますと、一応今の時点での案ということで、法案が成立後、詳細な部分は再度国のほうで検討するということになっておりますが、その160万円を基準にして考えたときには、釧路町の介護保険料9段階で設定してございます。その区分で言いますと、7、8、9段階の方がこの160万円以上という境界線にひっかかってくるのかなということで試算しましたところ、65歳以上の被保険者の13.7%がこの160万円以上ということとなります。また、その中でも介護認定を受けられてる方に再度絞って推計をしたところ7.4%という数字が出てまいりました。この数字の部分が果たしてどうなのかということでは、なかなか判断に苦しむところではありますけれども、少なからず、やはりこれだけの方が影響をこうむるということでは、なかなか厳しい部分が出てくるのかなというふうには考えております。

質問 12番 中田磨

段階論の話をすると、例えば、これから今国が示した、ちょっと保険料の関係の話になりますけれども、3段階に軽減制度を分けるということで、その3段階目の人たちというのは、120万円ラインなのですよね。そこを軽減しなくてはいけないよって言ってる人と40万円しか違わない部分の階層の方々に対して、そこから段階を追ってったら7、8、9に、7以上ということで上がっていくという説明は今わかりますけれども、そういう実態の中で本当に厳しい生活に本当に打撃を与える。生活を守るためには介護を受けられないということに本当にならざるを得ないということが感じるのですよね。そうであれば、本当にお金ない人は介護保険使わないでと言ってるようなふうに感じるほど、本当にひどい内容ではないかなというふうに感じます。そうした中で、これが今町の条例で全部決められる部分ではないですから、これをどうせという話にはなりませんけれども、やっぱりこういう実態が新年度迎えるということかなというふうに思います。そうした中で、当然介護の利用、保険料についても先ほどの町長の1回目の答弁では──5点目に移ってますけれども、増加の見込みと。今私話をして感じるのが、さまざまなサービスがどんどんこう削られていくというか、ハードルが上がって受けられる人たちが、今まで受けてた水準のところがどんどんその水準が下がっていくというように感じる中で、保険料だけは上がっていくということに、何かこう本当に逆な現象が起こってるのではないかなというふうに感じるのですけれども、そういった意味で、保険料がふえるというのは、相対としての介護がふえるということが直結してるというのは理解してて聞きますけれども、本当に今の介護を求める住民の認定を受けている、また、これから受けるだろうという人たちの期待に応えるサービスが本当に確保されるのかということについて、こうした内容を含めて、どういうふうに捉えているのか、伺いたいなというふうに思います。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

議員おっしゃられますとおり、この第1期から今現在第5期の介護保険事業計画期間ということで十数年がたっており、それ以来、毎年給付が上がってきていると。当然ながらそれに伴って介護保険料の基準も上昇しているということではございます。ただ、その給付と負担のバランスといいますのは、非常に難しいものがございます。先ほど申し上げました特養を例にとっても、施設整備すれば、一定の待機者は軽減されることとなりますけれども、それに伴って保険料負担はふえるということで一定の方については、サービスが自粛されたので一定の負担はいたし方ないのかなというふうに捉えていただけるかもしれませんけれども、これは全体で支える制度ということで、皆さんが満足していただけれる介護保険事業の展開というものを町としては今後も考えていかなければならないのかなというふうに思っております。

質問 12番 中田磨

国の厚生労働省が言うような答弁かなとは思うのですけれども、やはりバランスが私悪いと思ってるのです、そもそもが。まず、住民、町民の負担の割合が高いのですよ。施設やサービスをふやしますと言ったら、あなた方の負担もっとふえますけどやりますかっていう問いかけなのですよ。そしたら、いやお金が、保険料が高くなるならやめようかな、そこまでしなくていいよと抑えるのですよ。受けてる人たちだけではなくて、保険料はずっと40歳から払い始めて、今回、今度今14年目ですか。来年15年過ぎて16年目、だから16年目に入るわけですけれども、来年。そのときに15年間ずっと保険料を払ってきて、いや受けようかと思ったときには、いや、あなたはサービス受けられませんと、そういう感覚なのです、今の住民の実態というか、捉えが。サービスのバランスとか、給付のバランスとか言うのですけど、実際にはいろんな方がいろんな形で保険料を払ってきて、それで、ではサービスを受けようかといったとき受けられない、そういうイメージ、印象のほうが強いのですよ。やはりこの一番の根幹は、やっぱり国の財政が弱いと。介護保険が始まって、結局そういった問題が、私が議員になって次の年からこれ始まったのです、介護保険が。そのときにも、私そういうふうに言ったのですよ。住民の負担が大きいと。これからサービス、高齢化が進んでサービスがふえて、では負担がふえるけど、サービス本当に確保できるのかと。そのときは、頑張りますとか、何とかなりますみたいな答弁だったと思うのですけれども、結果的にこういうことなのですよ。やっぱりこういう意味では、やっぱりこの介護保険制度そのものの根幹のバランスが悪いと。住民の負担が大きいと。やっぱりここにさらに今ちょっと主題から外れるかもしれませんけども、消費税が増税されて、社会保障が云々て言いながらも、ここの分野でまた来年引き下げられると。やっぱり本当にこういう意味でのバランス自体が国の財政のバランスが悪いというのがやっぱり市町村の介護運営に大きく影響してるのではないかなというふうに思いますし、そのことが住民の介護の本当に受けたいというものに要望に応えきれないということにやはりつながっているのではないかなというふうに感じます。そういった意味では、今後の策定委員会等を通じて、次期、第6期の介護保険計画、これから策定するというのが町の計画というか、プランのタイムスケジュールつくっていくと思いますけれども、やはりこういった今のサービスから外されないように、今受けているサービスを維持する。これから高齢化がふえて新たな対象者が生まれる中で、しっかりとそういう介護サービスが受けられるような体制づくりや工夫をしっかりとするような議論、または町内での議論や策定委員会での協議というものを深めていただきたいというふうに切に思うわけですけれども、その点についての答弁を求めたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

今、種々、議員からのこの制度に対する矛盾など、いろいろお話がございました。私も共感する部分がございますけれども、今こうした制度を行っているどうこの制度を維持し、そして住民になるべく負担をかけない方向でやっていかなければならないかと、こういうのは私どもの大きな使命であるというふうに思います。ただ、問題は、全てを100%住民の要望に満たすことが果たしてできるのか。もしそれをすることによって、どういった町財政の影響があるのかと、こういったもろもろのことも考えなければならないし、また、御理解もいただかなければならないと、このように思います。議員の言われるこの制度に対する今までの経過、そして、これから起こり得るであろう心配、これらについては十分検討をさせていただき、どう対応するか、この策定委員会等において十分な検討をさせていただきたいと、このように思いますので、御理解をお願い申し上げます。

出典:釧路町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月18日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる