釧路町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月17日
自然災害を最小限に食い止めるための事前対策
2014年6月17日、釧路町議会の一般質問で、高橋幸弘議員が「自然災害を最小限に食い止めるための事前対策」について質問し、町長 佐藤広高、総務課長 佐藤智昭、総務部長 及川晃仁、副町長 青木冨士彦が答弁しました。
- 質問者
- 高橋幸弘 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤広高、総務課長 佐藤智昭、総務部長 及川晃仁、副町長 青木冨士彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 高橋幸弘
次に、自然災害を最小限に食いとめるための事前対策について、3点お伺いをいたします。この点については、後の一般質問の中で同僚議員のほうからもそれぞれ質問があろうかというふうに思いますので、私のほうからは、基本的な考え方についてそれぞれお聞かせをいただきたいというふうに思っております。1点目には、これまでの災害に基づく危険箇所の特定はされているのか。2点目については、危険の種類や程度は、場所や地域によって異なりますけれども、あらかじめ、地域と地区の災害危険箇所の事前把握が必要となると思っております。その点について、もし分析結果があるのであればお聞かせいただきたい。3点目には、こういったことを踏まえながら、被害を最小限にとどめるための対応策について、今後の考え方をお聞かせをいただきたいというふうに思います。
答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)
高橋議員の2つ目の質問で、自然災害、このことについての対策の中で、これまでの災害に基づき危険箇所、これが特定されているのかという、まず御質問にお答え申し上げたいと存じます。土砂災害や山地崩落、洪水や津波被害の危険性が高い箇所につきましては、防災関連法に基づき、町地域防災計画に位置づけてございまして、危険箇所につきましては、この計画において特定をいたしているところでございます。次に、危険の種類、それから、程度、それから、場所、そして、これらは地域によって異なると。あらかじめ地域、地区の災害危険箇所の事前把握、この把握と、それから、その分析結果についてのお尋ねでございますけれども、危険箇所の事前把握につきましては、土砂災害においては、別保地区が法に基づく土砂災害警戒区域に指定されてございます。また、北海道が実施する災害危険区域現況調査における当町の危険区域などは、急傾斜地崩壊危険区域が92カ所、地すべり防止区域、砂防指定地が各5カ所、それから、山地災害危険地区が71カ所、これが確認されている状況でございます。また、津波災害におきましても、津波浸水区域の中でも、特に昆布森につきましては、津波浸水高が突出いたしてございますから、重要危険箇所であると、このように認識をいたしております。また、これらに加え、大雨等の気象災害等につきましては、家屋の浸水が必ず発生する低地や低いエリアにわたり冠水する地域、恒常的に地すべりが発生する箇所などを重要危険地区及び箇所として認識をいたし対応をしているところでございます。次に、被害を最小限にとどめるための対策等の考えについてでありますが、対応策といたしましては、人命尊重の観点から、各種警戒情報により、災害発生の危険性が高まったと判断される場合におきましては、住民に対します避難準備情報の周知や適切な避難勧告等の発令、これに努めてまいります。また、平常時におきましては、関係機関と連携し、ハード・ソフトの両面について、災害発生の未然防止につながる対策を計画的に実施いたし、災害発生原因の除去及び改善に努めてまいります。以上です。
質問 5番 高橋幸弘
私の質問の1点目、2点目については、関連をするのでまとめてお聞きをしたいというふうに思いますが、議長よろしいでしょうか。それで、この1点目、2点目の問題でありますけれども、防災・減災に関しては、今関連法の話もされておりましたけれども、国はやっぱり大綱の決定、あるいはその法整備といった対策が主な施策であるというふうに考えておりますけれども、地方自治体においては、それを受けて、地域に密着したきめ細やかな対策が必要不可欠というふうに思っております。したがって、どの地域にあっても、いついかなる場所に発生するのか、完全に予測することはできないまでも、これまでの災害事例に照らして一定の想定はできるはずだというふうに思っております。そうした箇所を洗い出しをして、住民とも協議を行いながら、早急な対策をするということが、私はそれぞれの地方の自治体の最優先課題ではないかなというふうに考えております。この点について、どうお考えなのかお聞かせをください。
答弁 総務課長 佐藤智昭(総務課長は2015年12月まで)
お時間をいただきまして申しわけございません。土砂災害等に対する危険箇所に対する警戒体制といたしましては、気象台から発表される土砂災害警戒情報をもとにしたパトロールはもとより、道と気象台において運用している北海道土砂災害警戒情報システム等の活用をしまして、危険区域を察知した場合は、早期避難態勢を整えるように、特に人命尊重に重視した被害の未然防止策を講じてまいりたいと考えております。
質問 5番 高橋幸弘
ちょっと私の質問の趣旨と違ったのですけれども、そういうふうな対応をしていくっていうことは先ほどの答弁の中にもあったので、私は十分その辺については理解をしたつもりでおります。ただ、言いたいのは、要するに発生する箇所、これまでの災害事例も含めて、危険箇所というのは一定程度把握ができているのだろうと思います。そこのところで、次また災害が起きるかどうかというのは別にしても、やはり一定の降雨量を超えたりしたら、そこのところは危険地域になるなということは当然想定されるわけですから、そういったことの把握がきちんとされているのかというふうなことと、そのことによって住民とも協議を行うような、今後、そういうふうな箇所の対応策というのもやっぱり早期に進めていかなければ、災害が起きるたびに何かをしたということでは後手後手に回るわけですから。事前対策ですから。その辺について、きちっとやっぱり住民との協議も含めて、あるいは役場、庁舎内での協議検討も含めてやっているのかどうなのかというふうなことでお聞きをしたわけで、今後の対応策云々という話とはまた別な観点から、今、お聞きをしたつもりでおります。
答弁 総務部長 及川晃仁(総務部長は2015年3月まで)
御質問の件ですけども、まず危険箇所の住民周知ということでございますけれども、防災計画に登載する場合、当然のことながら、私ども単独ではできませんので、道と協議しながらそこの地域を指定しているところでございます。そのときに、地域住民の方とは協議して、危険箇所になりますという話はさせていただいております。それと、こちらのほう、道の方で事前対策ということですけども、ある程度、私どもでできるものとできないものがありますので、ほとんどが道の事業になりますので、危険箇所については防止対策というか、そういう工事については要望してるところでございます。
質問 5番 高橋幸弘
ということは、これまでの災害事例に基づいて、そういった危険箇所の洗い出しもきちっと済ませていると。したがって、それに基づいて対応策については住民とも協議をしながら、どういった方法で進めていくのかということについて作業を進めてるっていうことでよろしいですか。
答弁 総務部長 及川晃仁(総務部長は2015年3月まで)
防災計画にのっとる危険箇所については、そのような解釈でよろしいと思います。
質問 5番 高橋幸弘
防災計画にのっとる危険箇所の想定っていうのは、地震の津波とか、そういったことで浸水区域が予想されると。これは、ハザードマップでも町民に配布してますから、当然、一定の理解はされてるのだろうと思います。私が言いたいのは、近年、昨年もそうですけれども、大雨による洪水被害、そういったものが続いております。したがって、地震等による津波での浸水区域の予測等については十分承知をしておりますけれども、今後、やはり津波。大震災以降、津波云々という話で非常にその辺については神経過敏になっておりますけれども、当町においては、やっぱり別保地区も含めてそうですけれども、遠矢もそうだったのですけども、土砂災害だとか、あるいは浸水被害だとかいうふうなことが昨年も続いておりますし、今回もそういうふうな意味で、一定の雨量を超えてそういうふうな被害が想定されるというふうな危険もあったわけですから、そういうふうなことを踏まえて、その辺についての対応策をどうとっていくのかということでございますので、防災計画に基づいたハザードマップの周知の問題とは別に、今いまの問題としてその辺どう対処していくのかということでお伺いをしております。
答弁 総務課長 佐藤智昭(総務課長は2015年12月まで)
申しわけございません。地域住民との意見交換ですとか、例えば、昨年、ことし、大雨の災害の後でございますけれども、地域住民との意見交換を数度やってございます。また、合同視察についても実施しているところでございますし、今後も災害のたびにというのはおかしいですけれども、順次対応してまいりたいと考えております。
質問 5番 高橋幸弘
わかりました。結局、そういうふうなことが、やっぱりこれからも想定されるわけですよね。その点、だからしっかりやっぱり対応策も含めてやっていただきたいなというふうに思います。というのは、やはり町としても、その辺を真剣に捉えて、いろんな対応策の検討を進めてるっていうふうなのは私も十分理解しているのですけれども、被害に遭った町民からすれば、やはり雨が降るたびにそういう不安が募るということですから、その辺の精神的なフォローといったらおかしいのですけども、そういうことも含めて、やはり町として対応すべきだというふうに思っております。ですから、物理的な問題も含めてそうなのですけども、それだってやっぱり費用がかかる問題ですから、きょう言ってあすすぐできるというふうな代物ではないというのは、私も十分承知しておりますけれども、一つでも二つでも手のつけれるところがあれば手をつけて、それを住民に伝える、そのことによって一定の不安解消に私はつながるというふうに思っておりますので、そういうふうな観点から進めていただきたいというふうに思いますので、もう一度、その辺についての答弁を求めます。
答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)
今の高橋議員の御発言でございますが、まさしく私もそう思います。地域住民にしてみれば、被害に遭われた住民にしてみれば、そういった不安というのは、同じような気象状況になったとき、また発生してくるということは十分私も理解できます。ただ、根本的に大々的にできないのが当町の現状でございますけれども、私としても、できる限りこういったことをやります、町としてやります、やらせてくださいというお話は、やはり地域住民にお話をさせて、少しでも安心感を持って住んでいただけるような地域づくりを進めてまいりたいと思いますので、御理解をお願い申し上げます。
質問 5番 高橋幸弘
国、あるいは道に要望してやってもらうもの、それと町が独自にそれらを踏まえながら、補助金の活用ということも含めてそうなのですけども、実際に手をかけてやるもの、この辺の任務分担をきちっと明確にしながら進めていただければというふうに思いますし、そのことが町民に伝われば、一定の理解は得られるだろうというふうに思っております。でないと、町民をその災害に対していろんな対応する中で、それは国に要望しなければならないもの、あるいは道に要望しなければならないもの、あるいは地方自治体が単独でやらなければならない、そういう地域、そういうふうな区割りがやっぱり町民にとってはよくわからないことですから、その辺をきちっと伝えて、理解を得ながら対応を進めていくっていうことが大変重要なことだと思っておりますし、そのことによって、住民のほうからは、それでなくても町は全然何もやってくれない、言ってるのだけども全然進んでないというふうな捉え方になってしまうので、その辺は、やはり双方誤解のないようにきちっと行っていただければというふうに思いますので。その辺についての答弁は要りませんけれども、そういうふうなことでお願いをしたいなというふうに思います。最後の3点目なのですけれども、今ほどの議論を踏まえて、やはりあらゆる事象を想定しながら分析を行うというふうなことは、当然、町としても必要ですし、地域の住民はもちろんですけれども、地域を代表する自治会だとか、あるいは町内会、それからその危険箇所等に想定されている地域の住民、そういった方々との情報連絡網等の整備を、今後、やっぱりきちっと確立していく必要があるだろうと。防災無線で流した、あるいはその中で避難勧告だとかというふうなことでやるというふうなことも当然それは必要ですけれども、できるだけ個別にそういったほうの対応を図っていくっていうふうなことも、当然私は必要だというふうに思っております。でないと、やはり報道機関とかテレビとかでやってても、結局、災害の状況を繰り返し報道しているだけで、では、今どういうふうになって、どういう対応策をとってるのかってのはよくわからないということになるわけですから、そこのとこはやっぱり町がきちっと役割を果たして、地域住民にそういうふうな情報提供をする。その上で、地域からこういうふうなことが、ああいうふうなことがあるということであれば、それを見聞きしながら次の対応策を打っていくことが、当然やはり必要だというふうに思っておりますので、そういうふうな情報連絡網を整備する必要があるというふうに私は考えておりますが、この辺についてお聞かせをいただきたいと思います。
答弁 総務課長 佐藤智昭(総務課長は2015年12月まで)
必要であれば、公用車等でその地区を広報することができれば、そういうことも考えてまいりたいと思いますけれども、今後検討させていただきたいと考えております。
答弁 副町長 青木冨士彦(副町長は2017年3月まで)
大変申しわけございません。議員の御指摘のとおり、住民周知というのは大変大事なところでございますけれども、なかなか個々のところに情報を送るということが非常に難しい状況にあります。エリアメールでありますとかやることについては、インターネットの中でも情報等を流している状況でございますけども、まだまだ不足していると思っております。今後、対応についてまだ研究してまいりたいというふうに思います。
質問 5番 高橋幸弘
そういう意味でいけば、個人個人にそれぞれ町が連絡するのは非常に困難な話ですから、私はそこのとこまで無理なことを求めるつもりはございません。したがって、やはり町内会単位で、例えば町内会の会長なら会長のとこにそういうふうな連絡を置いて、当然やっぱり最小限の町内会全体の中での連絡網みたいなものは町内会として持ってるというふうに思うので、そこのところから役員間で連絡をして、隣近所も含めてそういった情報伝達をするというふうなことも可能なわけですから、そのことをやはり町としても、町内会、自治会に呼びかける必要が私はあると思うわけです。その辺から、やはり事前の災害の防止対策、防災、減災というふうなものがどんどん築き上げられてくるのだろうというふうに私は思うので、その辺について、もう一回だけ聞かせてください。
答弁 副町長 青木冨士彦(副町長は2017年3月まで)
ぜひ実現できるように取り扱ってまいりたいというふうに考えます。
質問 5番 高橋幸弘
それと同時に、やはり被害を最小限にするためには、現状、いわゆる実際に起きた事象というふうなものを明らかにする必要があるだろうし、それらの問題点を洗い出しながら原因を特定した上で、できるだけ早く対策を講じていくというのが、一連の流れの中で、町としてもやはり相当真剣に問題意識を持ちながらやっていかなければなかなか解決できない問題だというふうに思っておりますので、今の町内会との連絡網の整備等についても、やはり早急に各町内会に呼びかけて、可能な限りそういうふうな体制を築いていくというふうなことを、ぜひ行っていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。それで、今行っている対策がおくれてるというふうに私は言いませんけれども、ただやっぱり早期にできるもの、それから費用負担などの問題から早期に着手することが困難であるというふうになるもの、こういうふうな区分けは当然してるだろうというふうに思っとりますし、そういうふうな意味で国や道などと協議をしていかなければならないものに区分をして、きちっとやってるというふうに私は認識をいたしております。先ほど申し上げた地域や自治会、町内会、場合によっては住民集会といったものも招集しながら、不安の解消に努めるべきというふうに考えているわけです。これからやっぱり町政懇談会とかいろいろなことがあると思うので、そのときに地域からの要望を聞くというふうなことと同時に、いわゆる町の防災計画に基づいての話だとか、あるいは昨年も水害あったわけですから、別保地域もそうですし、遠矢地区も土砂災害とかあったりしてるわけですから、緑の下のほうなんてのは浸水被害もあったわけですよね。だから、そういうふうなところの地域の地域懇談会の中でも、そういった防災の、減災の考え方について、やっぱり町の考え方を一定程度示していく、そういうふうな必要に応じては住民集会等も含めて必要だというふうに私は思っておりますけれども、そういうふうなことにまで踏み込んでやることが必要だというふうに考えてるかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。
答弁 副町長 青木冨士彦(副町長は2017年3月まで)
先ほど、総務課長のほうから若干説明をさせていただいておりますけれども、やはり住んでいる方々がどのような状況にあったのか、あるいは環境がどのようになってるのか、それからどういった状態で起きてるのかというところを、町民の皆さんと一緒になって話をしたり、現地を見たりして対応を検討している段階であります。極力、地域の意見をいただいて、どのようなことが一番適切なのか、暫定的に箇所を修正するというのはあるのですが、将来的に完全な形で修復するか、復旧するとか、そういった形ができればいいのですけど、それまでの当面暫定的な整備っていうこともありますので、地域の方々と十分協議をしながら整備をしているという状況でありますので、御理解いただきたいと思います。
質問 5番 高橋幸弘
ぜひ、そうふうなきめ細かな対応も含めて、今後進めていただきたいということを要請して終わりたいと思います。