みんなの議会

標茶町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日

自然災害に対応した防災対策の充実度

2024年3月5日、標茶町議会の一般質問で、齊藤昇一議員が「自然災害に対応した防災対策の充実度」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、総務課長 齊藤正行が答弁しました。

質問者
齊藤昇一 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、総務課長 齊藤正行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 齊藤昇一

それでは、私も一般質問通告書に従って質問させていただきます。自然災害に対応した防災対策の充実度についてということでございます。まずは、新年早々1月1日に起きた震度6強の能登半島地震において被災された方々へ、心よりお見舞いとお悔やみを申し上げたいと思います。やはりこのような震災が起きると、町民の方々皆さん、いつ起きるかもしれない、自分の身にかぶるかもしれないという震災において、大変心配をされていると思っております。本町においても、平成5年1月 15 日 20 時6分、マグニチュード 7.8 の最大震度6の釧路沖を我々も経験しております。あれから 31 年ほどたっておりまして、あの当時も 30 年、40 年に1回の震災と言われておりました。それからそろそろ 30 年が過ぎ、大きな震災が起きないことを本当に切に願っているところでありますが、それに伴って本町においても、過去のそういった地震災害を踏まえて防災計画が見直されてきております。その計画の内容の重要項目については、避難計画、情報伝達、ハザードマップの作成などがあります。これらについては的確に計画されており、現在の計画内容については問題がないと思いますが、ただ、今回のああいった震災、建物の倒壊、それから道路のインフラ等の損壊などが発生して、車などの移動手段が断たれて避難施設にたどり着けないという、また、資材の搬送ができないといったことが生じることが考えられます。そういったことになりますと、各地域にある会館等、避難所となっているところが、まず一次避難所となると想定されます。そういった意味では、本当に各地域、会館の避難施設というか、会館が非常に重要な施設ということになってくると思われます。避難所に関する調査ではありますけれども、避難所で困ったことランキングとしては、5位が食品、4位が寒さ・熱さ対策、3位が飲料水、それから2位がプライバシーの確保で、1位はトイレでありました。避難所としてこれだけのものは確保、備蓄されていなければならないということでありますが、ただ、停電時になりますと、これに発電設備も必要になってきます。現在、資材等については1か所か2か所にまとめて備蓄倉庫で保管されているとは思われます。多少なりとも分散されているとは思いますけれども、各会館に81分散して備蓄する方法も、今後考えられてくるのではないかなと思っております。資材の数量的に防災対策の充実度はどのようになっているのか。また、そういった中で、町民の生命・財産を守るという観点から、本町においての各避難施設の設備、それから備蓄資材等の今後の充実化について、あわせて町長のご所見を伺います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

6番、齊藤議員の自然災害に対応した防災対策の充実度についてのお尋ねにお答えいたします。議員ご指摘のように、能登半島地震では、幹線道路の損壊により物資の搬送が影響を受けるなどが報道されているところです。このことからも、避難所の備蓄は改めて重要であることを認識しているところです。まず、本町の避難所でございますが、本町は行政面積が広大であることを考慮し、標茶町地域防災計画で各地域の学校やコミュニティハウスなど 31 か所、福祉避難所1か所を指定しております。また、避難所の設備の充実や整備を計画的に実行するため避難所設備整備計画を定め、本町を標茶市街地、磯分内、虹別、茶安別、阿歴内、塘路、御久沼の7つのエリアに分け、各エリアに備蓄拠点を設けて、そこから各避難所に配送することとし、補給路線がダメージを受けたときのリスク低減を図っているところであります。1点目の災害備蓄の数量的防災対策の充実度についてですが、備蓄する物資につきましは、発電機などの発電装置、プライバシーを確保するためのパーティション、暖房器具、毛布、食料などを備蓄しております。令和2年度には本町避難所の中心的役割を担うトレーニングセンター横に防災備蓄庫を整備し、備蓄力を強化するとともに、備蓄品につきましては、コロナ禍での避難の経験などをもとにパーティションや衛生資材の充実にも努めてきたところです。また、令和6年度では、避難所の熱中症予防対策として、暑さ指数計を整備することとしております。数量的に充実しているかのご質問だと思いますが、さまざまな備蓄資材品の必要数がどうなっているのかを含め、確認が必要と感じております。また、これらの情報を各町内会と共有することも必要と考えておりますので、避難所設備整備計画の改定も含めて進めていきたいと考えておりますので、ご理解を願います。2点目の各避難施設の設備及び備蓄資材の今後の充実化についてのご質問ですが、コロナを経験して、避難所に集約する避難から多様な場所への避難が推奨されているなど、避難の在り方も変わってきており、避難所でのニーズも変化していると認識しております。携帯電話の充電スポットなどがいい例だと思います。また、避難所ごとの設備も違うことから、それぞれの施設に見合う設備も必要であり、この議会での場でも簡易ベッドのご提案もいただいており、これらをはじめとして避難所での生活が衛生的で少しでも快適になるよう、国のガイドラインや標茶町防災会議委員の82ご意見をいただきながら、設備や備蓄資材の充実に努めたいと考えておりますので、ご理解を願います。

質問 6番 齊藤昇一

各エリアごとに分けて備蓄して、その辺の対応はある程度ということだと思いますけれども、私も最初言われたとおり、現在の避難計画については本当に完璧なものだと思ってはいるのです。ただ、やはりいざというときに初動がやはり大事で、1日目、2日目、3日目と、私もあの当時、平成5年のときは役場へ入って 10 年目だったと思いますけれども、10 日以上役場に寝泊まりして、役場の職員の人たちも大変な苦労をされて、避難、復旧に努力していたと思いますけれども、やはり初動なのですよね。大きなところはいいのですけれども、一時避難的にしたときに、では3日、5日、物資が届くまでどうするのだということなのですよ。結局届かない、道路も分断されているといったときに、ではどうするのだという、必要最小限のところですね。町長もおっしゃっていたのですけれども、各町内会、各地域と協議しながらということですけれども、その辺、ぜひとも早急にというか、対応していかないと、明日起きるかもわかりませんので。ただ、そういった備蓄品については、無駄にならないというか、いろいろ訓練で使われたりしています。あと、また近隣の市町村が被災を受けたときの支援策ともなりますので、ぜひともそういったことを早急にできないかというのと、発電機もそこにありますよといっても、発電機を持っていかれないということが絶対出てくると思います。その辺を、これは、ない物ねだりで全て用意しろということではないのですけれども、その辺の対策をもう少し細やかにやらないと、やはりああいった形になってしまうと、能登半島みたくなりますと、なかなか届かないということになりますので、ぜひその辺もうちょっと、どういった考え、計画をこれからどう進めていくのかというのをお伺いしたいと思います。

答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)

お答え申し上げたいと思います。備蓄品については、それぞれ毎年のように、今、食料とかは賞味期限、消費期限がありますので、その辺は議員ご指摘のように、さまざまな訓練ですとか、そういったことで廃棄をしないような形をさせていただいて、必要数をローリングストックといいますか、使った分だけ補充するというような形で一定数を有してきております。一定数、5年で更新できるように平準化して、毎年予算化をさせてもらって更新しているような状況でございます。それから、ご指摘の発電機等、やっぱり大型のものもあります。それも先ほど町長からの答弁もありました、必要数が本当に何ぼ必要なのか。現在、汎用性の高い発電機、要は持って歩ける発電機というのは町で4台保有していますが、それが果たして本当に4台で足りるのかというところも。では本当に、先ほど申しました防災計画で避難所 31 か所を83指定していますけれども、31 台要るのかということも踏まえて、これから先ほど町長からの答弁もありましたこの整備計画を見直ししていきたいなというふうに考えております。また、一番は、ではその備蓄している拠点から、誰がどうやって持っていくのかというのがやはり決まっていないとまずい。それから過去の経験でいきますと、では避難所の鍵は誰が持っているのだというところから、過去大騒ぎになって、その担当の方を夜中にたたき起こしたという経験も、私、持っていますので、その辺をあらかじめ平時のうちに決めておくことが必要なのかなということで、今その辺を進めているところです。また、これはもう既に行っておりますけれども、各避難所に開設キットといいますか、避難所をこういうふうに開設してくださいという最低限の物資、衛生資材をコンテナに入れて各避難所に置いておいてもらう。ただ、各避難所も面積、それから間取りというのですか、そういうのも違う。設備も違うものですから、それをあらかじめ、ここにこういうふうに受付を設置してくださいとかというのも決めておくことが、簡単に言いますと誰でも避難所が開設できるという仕組みづくりをしなければ、やはり特定の人しか避難所を開設できるノウハウを持っていないですとか、それが継承されていないですとか。私も平成5年のときには経験しておりますが、やはり若い方は、その平成5年、6年の地震の経験も今ありません。ですので、先日、そういう若い経験のない方に、過去の平成5年、6年の記録を町職員全員に再度周知させていただいたところでございますが、そういった過去の経験を継承するとともに、やはりあらかじめ平時のうちに、そういったことを決めておく。これは職員だけではなくて町内会含め町民の方と共有しておいて、何かあったときに、その方がいなくても別な方でも避難所を開設できる、最低限開設できるというような仕組みづくりをしなければ、いざというときには混乱が起きる。どこまでいったら万全なのかわかりませんけれども、最低限できることは平時のうちにやっておきたいなということで、今その辺の各避難所との、避難所開設に向けてのマニュアルというのですか、そういう手順書をやはり整備していきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 6番 齊藤昇一

ありがとうございます。そうですよ、私より 10 歳若い方々は大体、職員、経験、もうないです。ですから、46歳以下ぐらいは経験していないということになります。そういったことで言えば非常に大事なことだと思いますので、ぜひとも進めていってもらいたいと思います。能登半島の後に、1月 13 日以降だったと思いますけれども、弟子屈の地区だけ震度4の直下型と言われている地震も2回起きています。いつ何どき本当に何があるかわかりませんので、ぜひとも万全な対策、計画の見直しをよろしくお願いいたします。以上で、質問を終わります。

出典:標茶町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日 議事録 PDF(84ページ) 間違いを知らせる