みんなの議会

釧路町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月7日

釧路川の防災減災について

2014年3月7日、釧路町議会の一般質問で、坂本裕人議員が「釧路川の防災減災について」質問し、町長 佐藤広高、総務課長 及川晃仁、総務部長 鈴木光彦、まちづくり推進課長 木元誠三が答弁しました。

質問者
坂本裕人 議員
答弁者
町長 佐藤広高、総務課長 及川晃仁、総務部長 鈴木光彦、まちづくり推進課長 木元誠三

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 坂本裕人

10番坂本でございます。通告どおり3問の質問をさせていただきます。来週の11日で、3月11日、3年前に東北地震が起きまして、大変なる被害が日本で起きました。そして、多くの方が亡くなって、多くの方が被災されまして、大変苦労されている現状、また、まだ解決されてない問題がたくさんあります。そういう点で、そういう地震の発生したときに当たりまして、そういう状況を踏まえて、釧路町に対する防災、減災についての質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。まず、1問目は、東北地震の津波発生時にて、津波が河川を遡上することによって多くの被害を出したことは皆さん御存じと思いますが、その点を踏まえ、釧路町のセチリ地域の住宅密集地の防災、減災を見通し、河川の堤防を早期に整備することが必要であるということで、次の質問をいたします。ア、災害に備えた河川防災堤防の整備の国と道との協議についてどのようになっているか。イにつきましては、町民の生命と財産を守るための堤防整備の考えを町としてはどのように取り組んでいくか、お聞きいたします。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

坂本議員の釧路川の防災、減災についてのお尋ねの中で、まず、今回の東日本大震災の津波の発生時において、その津波が川を遡上したと。そして、被害を大きくしたと。それを踏まえ、当町のセチリ太地区の住宅密集地の防災、減災、そして、河川堤防の整備、この見通しについてでございますけれども、このことにつきましては、さきに1番議員にお答えしたとおりでございますので、大変恐縮ではございますけれども、御理解をいただきたいと、このように存じます。次に、町民の生命と財産を守る堤防整備の考えと、町の取り組みについてでございます。津波や豪雨時における河川の氾濫から釧路川流域の町民の生命と財産を守るための対策につきましては、大変重要であると考えてございます。町の取り組みについてのお尋ねでございますが、北海道において、治水対策として開始を進められておりますことから、町域における釧路川の改修工事及びアセツリ川の堤防改修につきましては、安全・安心につながる改修に向け、今後も粘り強く、本件について要望を重ねるつもりでございます。

質問 10番 坂本裕人

それで、きのう佐々木議員のほうに一応水防計画の件で答弁されてると思いますが、今回の東北地震に当たりまして、津波等が発生したときのいろいろなデータなどが提示されていると思いますけれども、そういう点で釧路町の現状を見て、ハザードマップなど、そういうもので国、道でもつくって提示はしておりますが、当町自体で当地域の形態を踏まえて、その被害状況のシミュレーションといいますか、そういうものを研究されて、津波が来た場合は、川をどのように津波が来て、被害がどのように出ていくかということを想定されているとは思いますけれども、そういう点ちょっと教えていただけますか。

答弁 総務課長 及川晃仁(総務課長は2014年3月まで)

昨年、釧路町の津波ハザードマップを作成させていただいて、各戸にお配りしておりますけれども、シミュレーションにつきましては、最大の津波に対する対策ということでお出ししておりますので、川の遡上などにつきましては、ちょっと想定しておりませんけれども、セチリ太地区全体が浸水するという予定になっております。

質問 10番 坂本裕人

それで、今答弁いただきましたが、被害状況が出るということで確認させていただいてるという答弁いただきました。それで、やはり町長いわく、所信にも書いているとおり、町民の生命と財産を守るのが、やはり釧路町の首長としての一番の任務だということで言われてると思いますけれども、やはりそういう被害が出るということが想定されているのであれば、それを防御するための政策もとらなきゃならないということで、それを今、いろいろ私もちょっと調べましたら、津波が発生して、河川を伝わって遡上したときに、到達する早さ、伝播速度というのですけれども、その捉えというのは抑えているのか、教えていただけますか。

答弁 総務課長 及川晃仁(総務課長は2014年3月まで)

釧路町に到達する時間の資料は、ちょっとシミュレーションあるのですけれども、ちょっとお持ちしてませんけれども、釧路港で32分、その後、ちょっと正確な数字、申し上げられませんけれども、40分程度で到達するという見込みでシミュレーションしております。

質問 10番 坂本裕人

河川政策対策研究所というものがありまして、津波に対してのちょっと発表されたデータがあるのですが、今回、東北地震においてのいろんな場所の立地条件を踏まえて、その津波来て、河川に伝わって、津波が上流まで行くまでの速度を計算されているとあるのですが、秒速8メーターという計算になっております。それはあくまでもその地域の形状など場所によっては多少違いますけれども、大体平均して1秒間に8メートル上ってくるということで計算されます。そうなると、釧路港から釧路町のセチリ太の地域までの距離というのは、約4キロくらいだと想定されますけれども、もしそれで割ると時間的にどのぐらいになりますか。(発言の声あり)ちょっと計算機。単純に計算しますと、10秒で800メートルですから、その6倍(発言の声あり)そうですね。6倍になれば、500倍になれば約400秒、4,000秒ですか。ということで、そんなに時間が猶予できない状況にあるというのがわかるのですよ。それで、やはり堤防をやはりそこでつくることに、整備することによって、もとの津波が来る前に、河川に上ってきてあふれた津波が住宅地に到達する早さを考えると川のほうがずっと早いので、やはりその場合は、住民の方が避難する時間が短くなってしまうということも考えられると。やはりそういうことを踏まえて、堤防整備を急いで私はやるべきではないかと思っておりますので、きょう質問させていただいているのですが、その程度の認識は、先ほど町長も堤防の必要性は認めますということは言ってるのですけれども、やはり町としては、住民の生命を守るためには、もっと大きな働きをしていただいて、インフラ整備、堤防整備をもっと強力に進めていただくことが住民を守ることではないかと思うのですが、いかがですか。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

まさしくおっしゃるとおりでございます。ただ、このことが一自治体でできるかという問題がございます。私は現実の問題として、では北海道の責任はどうなるのですかと。そして、日本の責任はどうなるのですかと。一自治体だけの地方公共団体でそれを負わせるということは私はいかがなものかという思いが常日ごろ思ってございます。ただ、私は釧路町の町長として、最小の防災、減災という形で、私は防災よりも減災という形で住民の生命、財産、これを守っていきたい、私はできる限りの減災対策を尽くしてまいりたい、このように思ってございます。

質問 10番 坂本裕人

町長が言うとおりだと思います。減災をすることが、町民を守る。堤防整備が唯一の減災になるのではないかと私思うのですよ。やはり町民を守るためには、津波被害を受けないように、防備をすることがやはり町政の役目だということで私は思って言ってるのですよ。今、あの河川の釧路川と北見団地地域、そして、若葉地域のその高さですか。その高さというのはどのぐらい今ありますか。(「海抜ですか」の声あり)海抜、海抜は2メーターでしたか。たしかそのぐらいでした、1.4だったかな。ちょっと海抜、あと川とのその岸との高さですね。それもちょっとわかれば教えてください。

答弁 総務部長 鈴木光彦(総務部長は2014年3月まで)

今ここで海抜が幾らというのは、ちょっと私即答できませんけれども、以前にも議員の皆様に御説明申し上げましたとおり、当然、波が来て、一定の高さというふうになりますけれども、誉会館あたりで約6メーターの浸水ということが言われてます。議員御指摘の点については、私も十分理解できるのですが、今、北海道なり国のほうで、例えば海岸の築堤なり、離岸堤のかさ上げをしようとしているのは、あくまでもL1の津波等に想定しているということになっています。これは、これまでも御説明申し上げてますけれども、過去に500年間隔地震に対する対策を練ってきたことがありますけれども、それに対応したハードの整備ということになってます。それでは、今議員御指摘のL2対応ですね。私が申し上げた浸水域に対してはどうするかということになると、いち早くやっぱり避難行動をとってもらうと。そのための避難広場なり、避難ビル、これらを整備していくという考え方に立ってございます。ですから、どうしてもハードについては、限界がございますので、その点については御理解いただきたいなというふうに思います。

質問 10番 坂本裕人

23年度の東北地震において、釧路町も津波が何回か河川を伝わって来ましたですよね。そのときに、実際に貯木場の木材が流出しまして、各上流のほうに流れて被害を起こす寸前までいったというのが現実だと思うのですよ。あのときにもう津波は来ないかなというふうにして私たちは安心して寝てたのですけれども、夜中に、そういうことが実際に起きたということは、やはりそれだけの水が下流から遡上して流れてきて、ああいう事故が発生したということは、これはかろうじて水位が低かったゆえに大きな災害にならなかっただけの話であって、あれがもう1メーターでも高く遡上してたら、多くの被害はもっともっと出たということで考えるべきだと私は思います。それで、今財源など、大きないろんな問題がはばかるものだからすぐはできないという話ですけれども、それはわかります。町長言うのもわかります。やはりだけれども、住民の生命を守るためには、やはり公共施設のインフラ整備ということで、堤防の整備は不可欠なものだと私は思いますので、それで、この震災の防災対策に対するハード的な面の国から出される交付金とか補助金とか、そういう制度というのは活用できることはないのか、ちょっとお聞きします。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

議員、御存じのとおり、今、一番心配されるのは、釧路川と別保川でございます。その管理をしているのは北海道であります。その敷地を管理しているのも北海道であります。その地区において、役場、釧路町が何ができるのでしょう。(「要請できるではないですか」の声あり)だから、要請はしますというお話はしてるわけでしょう。だから、それで、議員はそこに構築物を建てて守るというお話をされてるわけではありませんか。だから、それはできないのですよ。だから、北海道として、管理してる北海道としてやってくださいという要請は私はやりますというお話してるわけです。それを抜きにして釧路町がやれという話は、私はちょっと論外だというふうに思います。

質問 10番 坂本裕人

町長、ちょっと勘違いされてるかなと思いますが、私言ってるのは、釧路町がつくるって言ってるわけではないのですよ。やはりそういう町民を守るためには、そういう施設整備をしなくてはだめではないの。だから、それであれば、国、道いろんな方面で要望して起こして実現できる方策をやはり首長の町長がしっかり考えていただいて、とるべきと私は思います。できない、不可能ですなど言っては、これは間違いではないですか。

質問 10番 坂本裕人

だから、私ちょっと町長の答弁いただきましてちょっと熱くなりましたけれども、そうではなく、いろんな手段を尽くすことによって、できないものをできるようにするのが、やはり働きというものではないですか。そんなことをしたらできないから、多分それはできませんとあきらめちゃったら何も進まないのではないですか。そうではなく、私は、町民の生命と財産を守るためには、どんな困難があっても乗り越えて、それを実現できるようにしっかりと政策もとっていただいて、それに向かって皆さんと知恵を出し合って、そういうことを実現していただきたいということを言いたいと思います。

質問 10番 坂本裕人

今ちょっと捉え方の違いがあって、町長ができる、できないというような話をしたということは訂正させていただきます。ただ、国と道の管理下にある土地に対して、そういうものをつくるということは、町としてはできないというような答弁をいただきましたけれども、そこをやはり道、国を動かして、やはり住民を守るために手を尽くしていただきたいということで努力していただきたいということを言いたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

それぞれ管理者であります北海道、そして、その財源を生み出すべき国に対しまして、私はさきに1番議員に答弁したように要請をしてまいります。わかりますか。ですから、こういう姿勢を一貫して、きのうの答弁とは何ら変わってございませんので、御理解をお願い申し上げます。

質問 10番 坂本裕人

しっかりと受けとめさせていただきました。それで、きのう道の計画で、平成6年の高潮対策によって1メートルかさ上げして堤防をつくるというような答弁をされてたかなということで思いますけれども、それをもうちょっと詳しく、どのようにどの場所にどういう堤防を策定してつくるのかということを教えていただきたいと思います。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

さきの質問でも御答弁させていただいておりますが、1メートルほどの堤防の整備の考え方でございますが、現在、昨年度までJR橋付近のところまで整備が進められているようでございます。26年度におかれましては、右岸側のほうが、ちょうど別保川合流地点のあたりまでを、その地点によって高さは違うかと思われますが、おおむね1メートル高の堤防、築堤を整備していくと。それとあわせまして護岸工事を整備されていくということでお聞きしてございます。左岸側のほうにつきましては、アセツリ川手前側までの護岸工事等を整備されていくということで、北海道のほうに確認をとっているところでございます。

質問 10番 坂本裕人

今の位置を確認しますと、あくまでも釧路市地域ということで限定されてるように見えております。それで、釧路町に対する、その釧路川に対する防岸工事という計画というのは、今後どのような状況で推進されていくのかということが、もしわかれば教えていただけますか。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

町域の部分に係る内容でございますが、それに当たりましては、町域に入る際に北海道のほうから町のほうに対しまして情報の提供をいただけるとなってございますので、その点で十分な協議を重ねてまいりたいと考えてございます。

質問 10番 坂本裕人

それで、国と道との協議されてるとは思うのですけれども、今のちょっと話では、釧路町にかかわる河川の護岸工事が見えてこない。やる場合は釧路町に相談いたします、連絡しますというような、お知らせをするというような感じの答弁なのですが、それであれば、長期的な計画を見通して、釧路町に本当に安全な河川防岸工事というのが、堤防工事というのが実現できるのか。それも何か今の話していくと、見通しがないような感じなのですけれども、実際はそういう工事の計画というのは、何年先かわかりませんけれども、実現できるような状況で国、道は計画されているのか、ちょっとお聞きします。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

現時点での説明をさせていただきたいと思いますが、先ほど申しましたように、26年度におきましては、長期には整備の予定はございません。27年度以降におきまして、町域の整備をするというお話をお伺いしてございます。あと、雪裡橋のたもとあたりまでについて、あと二、三年くらいで整備を進めていきたいという北海道の考え方があるようでございます。ただし、これにつきましては、具体的にどういうような整備の内容なのかというところまでの情報については、まだ私のほうにお聞きしてございません。

質問 10番 坂本裕人

それで、二、三年ということの整備計画が示されるという話なのですけれども、実際に、こういう計画、防災計画及びその河川改修工事にかかわる計画の審議に当たって、町のほうからの要望というのは、たくさん今までたくさん出されてるとは思うのですけれども、そういうことの取り計らいのできる会議等というのは、どのぐらい回数行っているのでしょうか、今まで。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

この釧路川の改修におかれましては、釧路川広域改修整備事業という形の中で北海道のほうで取り組んでございます。この整備に向け、釧路開発期成会の開発要望あるいは建設管理部との要望という形で毎年進めているところでございます。

質問 10番 坂本裕人

それで、やはりこの大きな災害、500年に一度という、想定されるような大きな震災がいつ来るかわからないです、現状はですね。今から10年後、100年後に起きるかわからないです。もしかすれば、あした起きるかもわからない。その中で、今回の東北地震を踏まえて、国全体が、やはり災害について防御しなくてはだめだということでいろいろな対策をとって各地域で動いております。釧路町も内陸部のほうにありますけれども、そういう津波の被害が受けるということはハザードマップで実証されておりますので、やはりそういうことを踏まえて、やはり釧路町に大切なものを早く早期に実現しなくてはならないのであれば、それを防ぐためにも、こういうことが先ほど町長も理解しているという答弁いただいておりますので、今後、国等に対して強く早期に実現できるように要望、皆さんと御提案していただきまして、取り計らっていただきたいということで、この問題に対して終わりたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

このことにつきましては、私も改めて北海道、それから、国に対し、国の所管に対して要望をさせていただきたいと。また、させていただきたいというよりも、要望してございますので、なお、続けてまいりたいと、このように思います。

質問 10番 坂本裕人

ぜひともよろしくお願いいたします。

出典:釧路町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月7日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる