栗山町議会 令和4年12月会議 2022年12月13日
(1)原油価格高騰対策として特別冬期生活支援金について/(2)コロナ禍、物価高騰の影響による介護事業所の存続について
2022年12月13日、栗山町議会の一般質問で、佐藤功議員が「原油価格高騰対策として特別冬期生活支援金について」「コロナ禍、物価高騰の影響による介護事業所の存続について」について質問し、町長 佐々木学が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤功 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木学
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 6番 佐藤功
通告に従い、一般質問いたします。1つ、原油価格高騰対策として特別冬期生活支援金について。特別冬期生活支援金は、令和3年度に限り所得基準額の上限を撤廃して対象世帯を拡大し、支援金額を1世帯当たり1万円から1万2,000円となりました。今年も灯油価格の高騰をはじめ様々な物価の高騰により町民の生活に影響が及んでおります。その対策として特別冬期生活支援金のさらなる拡充をする考えがあるか伺います。2つ目、コロナ禍、物価高騰の影響による介護事業所の存続について。新型コロナウイルス感染症がいまだに終息が見えない中、デイサービスセンターや訪問介護事業所などの介護事業所が新型コロナの影響により、利用者の減少やサービス提供ができないなど厳しい状況に置かれています。町では様々な支援策を行っていますが、依然として厳しい状況は続いています。今後介護事業所が撤退、廃業とならないよう事業所の実態把握と維持、存続に向けた対策についてどのようにお考えか伺います。以上です。
答弁 町長 佐々木学
1点目の原油価格高騰対策としての特別冬期生活支援金についてでありますが、本町では冬期間の暖房費等の負担軽減を図るため、令和2年度までにおいては70歳以上の高齢者、障害者、18歳未満の子供がいる独り親家庭の低所得者世帯を対象に、所得基準額の上限を設定した上で1世帯当たり1万円の支援金を支給してまいりました。また、昨年度におきましては原油価格の高騰及びコロナウイルス感染症の長期化による低所得者の生活状況を鑑み、単年度の拡充措置として所得基準額の上限を撤廃し、対象世帯を拡大するとともに、支給額につきましても1世帯当たり1万2,000円へと増額して支給したところであります。本年度におきましても、昨今の原油価格や物価高騰の影響を鑑み、同様に支給対象世帯及び支給額を拡充した支援を予定しているところであります。その内容につきましては、本年度に限り高齢者世帯の対象要件を70歳以上から65歳以上の世帯へと拡大するとともに、障害者手帳を有する世帯については等級に関係なく対象とし、その支給額につきましても昨年度と同様1万2,000円とする考えであります。なお、本支援金に係る予算につきましては、本定例会議の補正予算においてご審議をお願いしているところでありますので、ご理解いただきたいと思います。2点目のコロナ禍、物価高騰の影響による介護事業所の存続についてでありますが、新型コロナウイルス感染症の長期化や原油価格、電気、ガス料金を含む物価高騰などの影響を受け、介護事業所等においては厳しい運営状況に置かれているものと考えております。一昨年の令和2年10月に町内介護事業所等を対象とした新型コロナウイルス感染症の影響に関するアンケートを行ったところ86.7%の事業所が企業活動への影響が継続していると回答され、またそのうちの43.5%の事業所が売上げが減少したとの回答でありました。また、本年8月には今般の物価高騰による影響についてのアンケートを行った結果、92.5%の事業所が影響を受けていると回答されております。その一方で、現在各事業所においては新型コロナ対策に留意した業務継続の工夫がなされており、通所介護や訪問介護においても各事業所のご努力により可能な限り継続したサービス提供を行っていただいております。町ではこの間、町内の介護事業所や医療機関などに対し、コロナ禍における事業継続支援に加え、原油価格や物価高騰の影響緩和も含めた計4回の支援金支給を行ってまいりましたが、今後におきましてもコロナ禍の厳しい状況が続いていることを踏まえ、引き続き事業所の実態把握に努め、必要な支援に取り組んでまいりたいと考えております。
質問 6番 佐藤功
まず最初に、昨年度の支援金ということで大変町民から助かったという声が結構私のほうにも聞こえてきました。それで、町のほうもいろいろとやっていただいたなということであります。今町長の答弁にありますけれども、今年度は70歳以上から65歳以上の世帯に拡大するということになっておりますけれども、この世帯数はどのぐらいあるのでしょうか。
答弁 町長 佐々木学
今年の福祉灯油事業、特別冬期生活支援金の対象世帯ということでお答えをしたいと思いますが、まず70歳以上のところを65歳以上に拡大をしたということでございまして、70歳以上でありますと昨年度で820人程度でありましたが、今年65歳以上の世帯を対象にしますと、約2倍の1,500件程度というふうに見込んでおります。
質問 6番 佐藤功
昨年度の当初では前年度に対して80世帯から1,500世帯という形で拡大されました。それで、実績としては968世帯ですか、という形になりました。今町長から答弁ありましたのには今年も65歳以上で1,500世帯という形で答弁ありましたけれども、去年の実績からして今年も大体1,500世帯という形で今答弁ありましたけれども、実績から見て計算されたのかどうか、その辺り答弁をお願いします。
答弁 町長 佐々木学
今対象世帯の関係での再質問でありましたけれども、対象となるのが今年65歳以上の世帯を対象にしておりますし、またそのほか独り親世帯、そして障害者世帯ということで3つの対象区分になっているわけでありますが、それを総体的に全部合計いたしますと、今年の場合は1,700件ほどを予定しているところでございます。ちなみに、昨年度は70歳以上、また独り親、障害者ということで実績として968件ということでありましたので、件数的にも昨年の2倍程度になるだろうと。年齢の拡大、そして障害者手帳の交付を1、2級に限定せず、そこも北海道の支援内容と合わせて障害者手帳を持っている方というふうに拡大しておりますので、それに伴って件数が増えるということでございます。
質問 6番 佐藤功
昨年度は所得基準額の上限を撤廃したという形でありますけれども、先ほどの町長の答弁にはそこがなかったのですけれども、その辺りは今年も同じでしょうか。
答弁 町長 佐々木学
今年の対象の関係につきましても所得上限の撤廃ということを、同じような取扱いにするという予定でございます。
質問 6番 佐藤功
去年のチラシ持ってきたのですけれども、この中に今町長から答弁ありましたように所得基準額の上限を撤廃したという形で答弁いただきましたけれども、毎年ですけれども、生活保護の受給世帯を除くといつも出ているのですけれども、なぜ生活保護世帯は除くのか、その辺りをお聞きしたいのですけれども。
答弁 町長 佐々木学
この支援の対象から生活保護世帯を除外をしているということでありますけれども、ご承知のとおり生活保護基準の算定の中に冬季加算ということで1人世帯で1万2,780円の加算がございまして、世帯員に応じて基準額が増えていくような仕組みになって生活保護費が支給をされているということでございますので、そこの関係から生活保護世帯はそちらのほうで対象となっているということで、この対象にしていないという理由でございます。なお、今回低所得者対策というとで燃料等の高騰対策として国、北海道、ここでは5万円と1万2,000円の支援をしているわけでありますけれども、そこの中には生活保護者に対する部分も対象に含まれておりますけれども、町としてはそこの隙間の部分といいましょうか、生活保護のほうでしっかり見ていただける方はそちらで対象としていると、それ以外の方に国、道の支援に追加して町からの支援をしっかりと講じていくと、そのような考え方で生活保護世帯を対象としていないということでございます。
質問 6番 佐藤功
生活保護の方の実態も私聞いたのですけれども、実際には1万2,000円ちょっと増えますけれども、冬季加算という形で。家賃は別として、冬季以外の月では大体手元に残るのは6万6,000円ぐらいと、それで冬季加算が入って7万9,000円ぐらいになるという形でありますけれども、実際に生活していく中では今食料品だとか、ガスだとか、燃料費とか、いろいろと上がっておりますので、本当にこれで生活できないという厳しい中で、食事も1日3回するところを1回にするとか2回にするという形でいろんな形で努力しています。そういう形で本当に厳しい状況になっておりますので、その辺りも含めてちょっと……。北海道では旭川市で2万円で生活保護世帯も一緒に入っているという形になっておりますけれども、その辺りも含めて再度何とかならないかなという形で思っていますけれども、どうでしょうか。
答弁 町長 佐々木学
生活保護者を対象とするかどうかというのは各自治体がそれぞれ判断をされているということでございます。空知管内でも24市町のうちの7町が生活保護者への支給対象にしているというような実態もございます。しかしながら、そのほかの部分での内容を見ますと、栗山町ほどしっかりと冬期支援金対策を実施している町はないと、内容を見ましても充実している内容というふうに思っているところでございます。それで、生活保護世帯への拡充についての再度の考え方でありますけれども、ここについては生活保護算定基準の仕組みの中にそういったものがございますので、町としてはそこまでのところを対象にするということは考えていないということでございます。もし今の議員おっしゃられるような実情があるのであれば、そこの生活保護の基準を国がしっかりと見直して上積みすべきでないかというふうに私は考えております。
質問 6番 佐藤功
実態としては2013年から生活保護費が削減されているという形で相当物価高騰というか、生活がいろいろと厳しくなってきたという形です。本当であれば国で生活保護費を削るのでなくて、増やしていかなければいけないということなのです。それを今町長が述べられたように、国に対していろんな形で要望していっていただきたいなと思っております。憲法25条では健康で文化的な最低限の生活を営む権利があるということでありますので、現状としては程遠い内容になっておりますので、今後ともそういう形で国に対して要望していただきたいということでお願いします。続きまして、2番目のほうに行きたいと思います。2番目として、私も各事業所だとか、介護施設だとか、いろいろと情報を集めたのですけれども、去年はいろんな形で燃油が上がった中で支援いただいたということで、栗山町としてはいろいろとやっていただいたということで大変喜んでおりました。今年もさらに厳しい状況になってきたということで、一番困るのが先ほどの答弁の中にも去年以上に、アンケートですか、今年8月に行ったアンケートの中には92.5%の事業所がいろいろと影響を受けているという実態があります。そういうことで、町としても実態を調査していただいているということはすごくいいことだと思っています。定期的にアンケートとか、事業所とのお話合いとかはやられているのかどうか、お願いします。
答弁 町長 佐々木学
介護事業所さんとの連携というところで、ここについては非常に厳しいコロナ禍、さらには原料等の高騰等の中で、私どもの町の福祉の一翼を担っていただいている事業所でありますので、この厳しい状況ではありますけれども、何とか事業継続をしていっていただきたいという中で、今の現状だとかはしっかり押さえなければならないということもございまして、冒頭の答弁でも申し上げましたとおり、このアンケートを通じて今の実態、現状を把握させていただいているというところもそうでありますし、また電話、またあるいは懇談の中でしっかりとご意見を聞きながら、その現状を把握させていただいているというのが実態でございますので、今後も議員のご質問にありますとおり撤退だとか廃業にならないように、そこに町民の方がいろんなサービスを受けたりしているわけでありますので、そこの部分についてはしっかりと我々行政としても守っていきたいと考えております。
質問 6番 佐藤功
今一番困るのは、介護制度も変わりまして、今後3年ごとに見直す介護制度も国のほうでは改定の方向に今進んでおりますけれども、そういう中でも利用者さんが減っていくということは、介護事業所だとか、施設とか、いろいろと影響出ています。今でもある施設では稼働率が90%ぐらいないと経営的に成り立たないという声もあります。その中で介護人材ですか、もいないといけないし、その辺りも含めて、以前にも私聞きましたけれども、介護人材も含めて、それは定期的に会議やられているということでありますけれども、介護人材、あとまた介護報酬、これは国のほうの問題になりますけれども、私のほうに要望いただいているのは介護報酬を上げてほしいという形が結構多いのです。それがないと経営的に厳しいと。介護報酬については町として各自治体と一緒に国に対して求めていっていただきたいなと思っております。先ほど言った介護人材についての定期的な会議行われておりますけれども、内容について分かる範囲でお願いします。
答弁 町長 佐々木学
まず、稼働率の現状ということで先にお話があったと思いますけれども、今実態を担当課のほうで調査していただいておりますが、利用実人数、そしてそれに伴う給付、介護報酬に関わってくる部分でありますが、そこについては今年の9月時点の調査ではそれぞれコロナ前の状況まで戻っているということでございます。これは通所介護、そして訪問介護ともにでございます。ですので、これはあくまでも事業所さんのご努力というところが一番の要因ではないかなというふうに思っておりますが、私どもとしても冒頭申し上げましたとおり、これまで4回にわたって支援をさせていただいたということもございますので、行政と事業所が連携を取りながら経営安定のためにこれまでやってまいりましたので、今後も引き続きそこをしっかり推進していきたいと考えております。それと、介護人材の確保のことでのご質問でありますけれども、これにつきましては栗山町でもこれから将来にわたって推計をしていきますと、80人から90名ぐらいの介護人材が不足するであろうということが見込まれているわけであります。このような中で、介護事業所とのいろんな意見交換の場を持ちながら、いかに介護人材を確保するために必要な施策というところも意見をお伺いしたりしているところがありますので、そこは研修制度であったり、いろんなものが出されてきておりますので、そういったところにはしっかりと町も支援をするなり対応していきたいというふうに考えております。また一方で、今教育委員会、介護学校が中心となって進めていただいております高専一貫の教育モデルをつくっていく、それが将来には介護人材の確保に資する取り組みになるということでありますので、町と介護事業所との間の中で進めていく施策もありますし、また行政が主導的に町外から介護人材を確保していけるような、そういう仕組みをつくっていくと、両輪というか、両方の形でしっかりと将来的な栗山に必要な介護人材の確保に努力をしていきたいと考えております。
質問 6番 佐藤功
今言った介護人材ですけれども、施設であれば部屋が空いていても人がいないので、なかなか入れたくても入れられないというような状況ありますので、今町長が申したように、介護人材を増やしていく方向で考えていかなければいけないと思います。それと、利用者さんがいろんな事情で少なくなっていきますと、先ほど言った介護の改正とか行われて、アンケートを見ますと今までどおりに利用を続けるという人もいるのです。また、サービスの利用回数を時間を減らすとか、今まで2回行ったところを1回にするとか、そういう形になって、だんだん厳しくなっていくと中止をせざるを得ないということも起こっております。これがアンケートの中でも結果出ているのですけれども、そうなってくると栗山が進める介護の方向としては健康で生きがいを持った暮らしができるような形の方向ではなっていかないかと思いますので、体を動かすことによって自分の体を管理したり、そういうことでなっていく、介護の重度にならない形で、防止という形で進めていっていると思いますので、今後先ほど言ったいろんな不安を取り除くためにも、先ほど町長の答弁の中にも今後いろんな支援をしていって、事業所も廃業、撤退という形にならないような形で、あと利用者さんも影響出ない形の方向で進めていっていただきたいなということで思っていますけれども、町長もそういうお考えでしょうか。
答弁 町長 佐々木学
改めてのご質問ということであります。今佐藤議員のほうから将来に向けた介護福祉を取り巻くいろんな問題点、ご指摘いただいているところでございます。この関係につきましては私ども栗山町だけの問題ではありませんけれども、全道、全国的な問題として国のほうでしっかりと取り組んでいただかなければならない介護報酬等々の問題もありますし、ここについてはご指摘のとおりこれからもしっかりと空知管内、そして全道町村会等々とも連携しながら国のほうに対して要請をしていきたいなというふうに考えておりますし、また栗山町の部分でいきますと、先ほども申し上げましたとおり、今の人口減少というところはしっかりと見据えなければならないかなというふうには思っておりますけれども、今の介護サービスがしっかりと維持できるように、町民の福祉が向上するように、介護事業所さんと我々行政とが連携を取りながら、これからも各支援、また事業を進めていきたいというふうに考えておりますので、そのような形でご理解いただければと思います。
質問 6番 佐藤功
町長から今後に向けて答弁いただきましたので、今後とも介護サービスが維持できるような形でぜひ進めていっていただきたいなと思っています。以上で質問を終わります。