みんなの議会

栗山町議会 令和4年9月会議 2022年9月7日

図書館利用の促進を図るため、高齢者、障害者等に対する支援の充実を

2022年9月7日、栗山町議会の一般質問で、土井道子議員が「図書館利用の促進を図るため、高齢者、障害者等に対する支援の充実を」について質問し、教育長 吉田政和が答弁しました。

質問者
土井道子 議員
答弁者
教育長 吉田政和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 土井道子

通告に従い、1件質問いたします。図書館利用の促進を図るため、高齢者、障害者等に対する支援の充実を。栗山町図書館は、1988年6月にオープンしてから34年が経過しました。令和3年度の図書館年報による60代以上の利用者は、ほかの年代と比べ上回っている数字が表示されています。ところが、図書館に来られない高齢者や障害者に対しては、宅配ができますとPRしても現在のところ利用がないということでした。教育委員会として高齢者や障害者などに対する支援の充実のために図書館でどんな活動を展開していくのか、教育長に伺います。

答弁 教育長 吉田政和

土井議員の質問の高齢者や障害者等に対する支援の充実のために図書館でどんな活動を展開していくのかについてでありますが、図書館に来られない高齢者や障害者に対しては、これまで栗山赤十字病院をはじめ高齢者福祉施設などに設置している設置文庫、それから移動図書館の巡回、角田、継立の図書館の分室設置などに取り組んでまいっています。また、高齢者や障害者はもちろん、けがや入院などで一時的に図書館へ来ることが困難となった利用者が読書活動を継続するためのツールとして、昨年8月から電子図書館のサービスも展開しているところであります。議員ご指摘の図書の宅配サービスにつきましては、登録者がいない状況が続いていたことから、これまで障害者等を対象にPRしていたものをより多くの方に利用していただくため図書館に来ることが困難な利用者に変更し、利用拡大に努めているところであります。今後におきましては、高齢者団体や高齢者施設などへの周知を行うなど、さらに利用促進を図ってまいりたいと考えているところです。

質問 5番 土井道子

教育長に伺います。教育長は、昨年教育長になられて活躍していらっしゃいますが、去年の9月にも私は同様の一般質問をしております。それで、かなり時間をかけていろいろなことを前の教育長が説明してくださいました。このとおりにいけばもっと利用者が広がるものと私も期待しておりました、前の教育長が発言したことに対して。それで、今年になってからどのようにして宣伝して、どのぐらいの利用者がありましたかということを聞いたときに、ほとんどないということでちょっとびっくりしたわけです。それでなのですが、教育長から見て、今指定管理の図書館がこれだけ一生懸命やっているということを前の教育長も言っていたのに、どうしてこのように利用がないのかということについて教育長なりのお考えをお聞かせください。

答弁 教育長 吉田政和

今土井議員のご質問に対してお答えさせていただきたいというふうに思います。まず、1つは、これまで昨年度の9月議会で前教育長が答弁した中身につきましては、うちの社会教育含めて図書館も土井議員に説明した流れで取り組んでまいっているところだというふうに認識しているところです。ただし、その中で、先ほど答弁でも申しましたけれども、PRの仕方、PRの出し方がまだ足りない部分があるのかなというふうに考えました。そこで、介護施設等々に対してのPRの仕方がまだ足りないというふうに私は認識しているところです。また、そのPRの仕方の内容につきましても検討の余地があるというふうに考えているところです。そこで、最後のほうでも答弁しましたけれども、そこのより拡大を図っていきたいなというふうに今反省しているところです。以上です。

質問 5番 土井道子

PRの仕方が足りないということですが、PRはどのようにされましたか。

答弁 教育長 吉田政和

障害者等という言葉で限定したと先ほど言いました。それを図書館に来ることが困難な利用者という形で拡大しているところです。その拡大した中で高齢者団体、それから高齢者施設などに対してのPRの仕方、ここの拡大方法を広げていきたいなというふうに考えているということです。以上です。

質問 5番 土井道子

拡大していくということですが、内容的にはどういうような、来れない人に対してどのような手段でPRを、来れないから、どういう人がいらっしゃるかも分かりませんよね、実際には。それで、そういう分からない人に対してのサービスの方法は具体的にはどのようなことをお考えでしょうか。

答弁 教育長 吉田政和

まず、1つは高齢者に対する配慮した図書の選定の仕方を考えているところです。選書の規定やリクエストに応じて高齢者の配慮した選書は継続して行っていますが、具体的には大きな文字であるとか、大活字体、それから視聴覚教材などの整理等々、館内には拡大読書器やリーディングトラッカーですか、それからブックカートなども整備しながら進めていくというのも一つの方法なのかなというふうに考えていますが、具体的には今後内部的にもしっかりと議論した中でまた拡大を図っていきたいというふうに考えているところです。

質問 5番 土井道子

今教育長がおっしゃった内容は、大体障害者サービスの中でいろいろ図書等にも、それから図書館のいろんな協議会でも紹介されている内容なのです。それで、もう一つ聞いていいでしょうか。教育長が今ここにこういう施設にもサービスをしていますよと言った中で、回って多分見たかなとは思うのですが、その回った中でこれではちょっと障害者には無理だなと思ったり、これは利用しないなと思った箇所はありますか。

答弁 教育長 吉田政和

例えば私栗山赤十字病院は一回確認させていただきました。ただ、あそこはたしか新書が入っていなかったかと思いますが、古い図書が多かったように私は感じているところです。また、先ほど言った高齢者ということでは病院が目的で行かれている方がいますので、あそこに置いている書物を読んだときに見える、見えないというのもあったのかなという印象は受けています。ただ、私も受診する身で行っていましたので、そういう形でないと入れなかったものですから、その中でそういったことを気にしながら見させていただいたという行動は行っておるところです。今後介護施設等も私自身も回って歩いて、そういったところについて自分の目でも確認してまいりたいなというふうに考えているところです。以上です。

質問 5番 土井道子

それはぜひよろしくお願いします。それで、高齢者や障害者など図書館に来られない人にこういうサービスを展開するということは、私が考えてみると、私もこれはすごく必要なことだと思って実際に取り組んだこともあったのですが、一番大事なことは職員ではないかと思うのです。職員との対応、要するに職員が高齢者や、障害者や、もしくは何らかの理由があって図書館に来れない人が、その人たちが利用するという対応にどのようにしているかということを教育長、お考えになったことありますか。

答弁 教育長 吉田政和

職員の問題につきましては、これまでも館長を通じてこの10月から約1年間ですが、様々な町民からの意見を聞かせてもらう中で議論してきている中身です。図書館の職員のご指摘されている部分につきましては、何がということが今具体的に分かりませんけれども、町民からご指摘いただいた部分については必ず協議を行って、何ができる、何ができない、できないのであればどのように対応する、どのように説明するという議論を行ってきているところです。以上です。

質問 5番 土井道子

いろいろ議論をしているということですが、実はやっているところも電話をしたりして私も確認してみました。すると、非常に時間がかかっているのです。それも半年とか1年とかではなくて、何年もかかってその職員を養成しているというか、障害者や、高齢者や、それから図書館に来られない人のためには図書館の職員としてどういうことを身につけなければならないかということをかなりの時間をかけて勉強されていました。それと、私今年ですか去年、ケアラー条例のことで傾聴の研修に行ったときも、相手に対する対応が一歩間違えば全然意思の疎通が取れないと。傾聴というのは相手がどういうふうに思っているか、どういうふうに感じているかということを言葉少なくしても相手の気持ちが分かる、相手の立場が分かるというようなことをどうしたら身につけられるかということをかなりの時間をかけてやっているということが分かりました。今回私は冬も、それからこの間のときも介護のほうの学習をさせてもらう機会があって行ったのですけれども、全く素人の私が思っているようなあれではなかったのです。言葉遣い、それから相手の出方に対して、こうしなければ相手の人は気を許してあなたには気持ちを出すことはできないですよということを学んできて、初めてああ、そういうことなのだ。これは、私たちがただお世話をしたいとか、こういうふうにしてあげたいというだけではうまくいかないことがあるのだということが介護のほんの2日か3日の研修だったのですけれども、非常に学ぶことができました。これを図書館のほうにも考えてみると、実際に図書館に来れない、本は読みたい、何か人と接したいとかとなったときには、そういうことが分かっていて対応する人、物の本にはかなり熟練した職員が対応するということが大事だと書いてありました。そういうことがあるのですけれども、私が今言ったことに対して教育長はどうお考えになりますか。

答弁 教育長 吉田政和

今土井議員がおっしゃった中身について、一般論としては私としても同様の考えを持っているところです。職員である以上、役場職員ではありませんけれども、また学校職員もそうですが、対人関係を主に行っている業務につきましては、傾聴、それから共感といったことをしっかりと胸のうちに押さえながら相手の立場になってコミュニケーションを取るということについては私も同感であります。以上です。

質問 5番 土井道子

ちょっと表面的なことではあるのですけれども、そういうことがだんだん分かっていくということで、実は私もう一つ、先ほどいろんな施設を訪ねてみましたかということで病院がということは出たのですけれども、教育長、例えば今の栗山町の図書館、それから角田、それから継立の図書館の中でこれはちょっとなと考えるような場面というのは経験していますか。

答弁 教育長 吉田政和

個人的に現時点私自身として今何を指しているかちょっとご質問の意図が分からなかったのですが、対人関係に限ってでしょうか。

質問 5番 土井道子

それも少しはあるのですが、実は施設の問題なのです。例えば角田、継立の図書室に行くまでには平らではないのです。階段がすごく高いのです、図書室は。まだ行かれたことないかな。というからにはそこに申込みに行くとか、それから本を借りに行くということは、目の不自由な人とか、体の不自由な人とか、高齢者というのは正直無理なのです。来ていらっしゃる方もいます。非常にアクティブな人もいらっしゃったりして、それは行っているので、私もお話ししたことはありますけれども、普通はあの施設で利用するということは無理なのです、本を借りに行くとか。そして、本というのは重いですから、それで階段を上がって、そして手続したその重い本を持って帰るということは、高齢者や障害のある人にとってはちょっとハードな部分だと思うということをあれして、私からの提案なのですけれども、よろしいでしょうか。もっと時間をかけて高齢者、障害者、すぐできそうなのですけれども、もっと職員の、職員ってそれに携わる人、町の人かもしれないし、図書館の職員かもしれないし、ボランティアさんかもしれないし、そういう人たちともいろいろ協議をして、すごく時間をかけてこの部分はこうだ、この部分はこうしなければならないということをきちんと話して、それが私は、栗山町は指定管理者ではありますけれども、これから非公募でいくという考えを伺いましたので、多分職員としては同じ人が結構その気持ちがあれば長く勤められるのではないかということも含めて、ある年度で、年度というか、例えば5年スパンだとか10年スパンでここまでやりません、こういうことができるのではないかということをまずきちんと設計を考えてやって、それから施設だったらどういうふうにしなければいけないのかということも考えて、本当に言いたかったのは、実は栗山町図書館、ここの図書館には本はすごくたくさんあるのですけれども、座席が少ないのです。座席見たことありますよね。中は入ったことありますか。非常に座席が少ない。そういう座席を取って、障害者、高齢者のためにはどうするかということまで考えるとすればものすごく時間がかかること、もしかしたら金銭的にもかかるかもしれない。そういうことをもっと議論して、何年後にはこういう図書館が出来上がらそうよというようなことまで考えていくことは無理でしょうか。

答弁 教育長 吉田政和

問題提起として今2つの話題があったのかなというふうに認識いたしました。1つは人的な部分と、もう一つについては施設の部分ということでよろしいでしょうか。まず、施設の部分については、教育委員会が所管している建物の部分については、今後第7次計画の中で考えていくということについては以前の議会の中でもお示ししたとおりです。まだ具体的な中身の案については現時点では持ち合わせていないということも説明させていただいたかなというふうに思っているところです。もう一つ、人的部分につきましては、先ほども言いましたように、今のところ土井議員がご指摘の部分については先ほど答弁したとおりで、そのとき、そのときでその職員と、それから問題提起をいただいた、意見をいただいた方のその内容と照合しながら協議を進めてきているところですし、また研修も積んできているところです。いずれにしましても、今現時点で図書館で抱えている職員の部分につきましては一つ一つ研修を積む中で努力していることだけは事実ですので、研修の場も行っているし、それから予算もいただいていますので、その中で発展させていきたいというふうに考えているところです。以上です。

質問 5番 土井道子

よろしくお願いしたいと思います。それで、ある程度のめどというのが、常にやっているということは、図書館の年報にもここに視察に行きましたとか、これはこういうことを見てきているのかなとかと私なりに想像はしていたのです。それで、そういうことに対していついつこういうことを目指していますよとか、それから実際に今ある例えば栗山町の図書館にはさっき言った大活字本だとか、点字本だとか、拡大鏡だとかいろいろあるのですけれども、館長の言うことから察すると、ほとんど利用がないと。だけれども、利用がないから、またきれいなのですよね、書棚に並んでいるのは。そして、場所もとても取っています。さっき教育長に、本当は図書館に入って何を感じましたかというところの一つに座席が少ない。今本当に座れる場所というのはテーブルが5つぐらい、窓側に。それで、今はコロナ禍のあれで半分に仕切っていますから、ほとんど、何人か、ほんの数人しか座れない。それには仕分、別に何時間までいいですよというものもないから、先に座った人はずっと見られる。要するに障害のある人でも高齢者でも本を探したわといって本を手に取っても、持っていったら机がなかった。それに、実際に図書館の壁側にあるものの美術書などは普通の力では持てないのです。そのぐらい重いのです、がっちりしまっていて。そういうものが、せっかくゴッホの画集を見たいわと思っても、持っていくの大変、机に行ったら机も満杯。そういうことを改善していくのが教育委員会の役目かなというふうに思うのですが、どうでしょう。私行ってみて、この間地図を見たくて、地図を出してもらって、地図は出してもらったのですけれども、地図はこの机ぐらいありますから。そしたら、あの大きな地図を端にかけて、そしてちょっと開いて見るようなぐらいしかできない。要するに資料に合ったテーブルが足りないのです。資料を見るという、閲覧するという、そういうことのテーブルが足りない。そういうのは別に障害者とか何かとかではなくて、実際に利用者に合ったテーブル、資料に適したテーブルが足りない。それがまず1つ。もう一つ、教育長はまだ図書館登録というのをしていないかもしれないのですが、図書館の登録をするときに立って書くのです。そして、それは障害者も、それから健常者も皆同じテーブルで、テーブルというか、カウンターで対応します。そして、2つ席がカウンターの受付になっていますから、カウンターの受付で何かちょっとこういう話をしようと思っても、2つ並んでいるから話し声がすごく聞こえてしまう。そうすると、障害のある人、例えばよく耳が遠いなとか、言葉がちょっと詰まってしまう、もしくは違う理由がある、そういうことに対してどうぞこちらのほうで対応しますという場所がないのです。そういうふうな一見気つかないようですけれども、私ほかの図書館を見てもいました。全部仕切りがあって、それぞれ個人的に対応できるようにしてある。そういうものがあるものですから、栗山の図書館をもうちょっと変えていけないかなという思いが今の意見なのですけれども、もう一度考えてみてください。

答弁 教育長 吉田政和

今土井議員のおっしゃった中身については大変大事なことかなと。いざというときに対応できる図書館という意味では大切なことと認識させていただいているところです。ただ、今図書館一つ取ってもそうですけれども、建物一つ取ってもそうですが、中長期計画の中でいかに今ある建物を継続しながら工夫をできるかというところがありますので、今一つ一つ、ほかにもたくさん意見があると思うのです。一つ一つ今の図書館の中でできること、できないこと、それと今後の課題として残さなければならないことを一度整理する中で、また勉強させていただければ大変ありがたい話かなというふうにして今聞かせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

質問 5番 土井道子

ぜひ期待しております。では、もう一つだけ聞かせてください。指定管理者制度が全国的に広がって、特に図書館は指定管理になっているところが多いのですが、去年就任されて教育長から見て普通の役場の直接的な業務よりも指定管理はすごくいいなと思った点を教えてください。

答弁 教育長 吉田政和

今指定管理者の特にいいところというふうに聞きましたけれども、私自身まだまだ勉強不足で特定今できるところについては答える答弁を持ち合わせていないところです。しかしながら、指定管理者で今働いていただいている職員の皆さんについては先ほども言った中で課題に対して研修を一緒にしてみたり、それから先進的な部分で勉強を学んでいただいたり、それから土井議員が先ほどから言っている傾聴と共感という部分も含めて町民一人一人からの意見を吸い上げながら今取り組んでまいっているところです。そういったところで個人差は大きいかもしれませんが、そういう中では個人個人の中で積み上げているものが今現在あるのかなというところはいい点かなというふうに思っているところです。以上です。

質問 5番 土井道子

言ったらいろいろなことがありますけれども、これから指定管理の人は頑張っているよと。それは、指定管理のよさというのでしょうか。直営ではないよさというのがほかの図書館で結構事例が出ているものですから、それを即まねるとかということではなくて、ぜひそういうものを取り入れて町民に親しまれる、そして年を取っても、もう34年たっているのですから、10歳の人が40代、50代になってもこの図書館があってよかったと思えるような図書館をぜひ経営していけるように手腕をお願いいたします。これで終わります。

出典:栗山町議会 令和4年9月会議 2022年9月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる